JPH04230833A - 原子吸収分光計によるサンプル分析方法および装置 - Google Patents
原子吸収分光計によるサンプル分析方法および装置Info
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Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
より原子吸収分光計によつてサンプルを分析する方法に
おいて、(a)液体サンプルを炉内に導入し、(b)前
記サンプルを乾燥するために前記炉を乾燥温度にまで加
熱し、(c)続いて前記サンプルを原子雲が前記炉内に
発生する霧化温度にまで加熱し、その原子雲中に前記サ
ンプルの成分が原子状態で存在し、そして(d)前記サ
ンプル中に期待される元素の共鳴スペクトル線により原
子雲を通して向けられた測定光ビームの原子吸収を測定
する工程を有することを特徴とする原子吸収分光計によ
るサンプル分析方法に関する。
ためのげ原子吸収分光計によるサンプル分析装置に関す
る。
の定量分析ようの非常に感度の良い方法である。光源、
例えば、中空カソードランプ(HCL)は期待元素の線
スペクトルを有する光を含む光ビームを放出する。サン
プルは霧化され、すなわち、原子蒸気が形成され、該原
子蒸気中にはサンプルの元素が原子状態で存在する。測
定光ビームはこの原子蒸気を通って振り向けられる。測
定光ビームが原子蒸気中でそれに従わされる吸収が測定
される。サンプル中に期待される元素の濃度は適宜な較
正後この吸収から決定されることができる。
生することができる。そこで、液体サンプルが炉内に導
入される。まず、該炉は乾燥温度にまで加熱される。溶
媒はこの乾燥温度において蒸発する。続いてより高い炭
化温度にまでの炉の加熱が生じる。それにより、サンプ
ル中の化合物が分裂指せられる。また、煙が発生する。 最後に、炉は「原子雲」が炉内に発生する霧化温度にま
で加熱され、原子雲中でサンプルの元素は原子状態で存
在する。測定光ビームはこの原子雲を通って振り向けら
れる。
長手方向に環状電極を介してまたは円周方向に半径方向
接触片を介してこのグラフアイト管を通って流される。 空気入口に対してグラフアイトから作られかつ高温で燃
焼する炉を保護するために、炉の内外に不活性ガス流が
流される。この不活性ガス流はまた、サンプルの乾燥処
理の間中、蒸発された溶媒を、かつ炭化処理の間中、固
体分解生成物を流し去る。
ガス流によつて流し去られるまでにはある時間を取る。 それゆえ、乾燥および炭化段階が望ましくない長い時間
を取る。分析に必要な時間を短くすることが望まれる。 それにより、時間当たりより多い分析が1つの装置によ
り作られることができる。加えて、グラフアイト炉の耐
久性は、グラフアイト炉が各分析に関して短時間のみ加
熱されるならば増大する。
ら、サンプル液体が「熱噴霧」蒸発器によつて蒸発され
かつ蒸気噴流としてグラフアイト炉内に案内される、サ
ンプルの電熱霧化に関する方法および装置が知られてい
る。グラフアイト炉は乾燥温度に保持される。サンプル
はグラフアイト炉の壁またはそれに設けられたプラツト
フオームに凝縮する一方蒸発された溶媒は真空により吸
い出される。かくして、分析時間は短縮されることかで
きかつ1回の分析により霧化されるサンプル物質の量か
つしたがつて感度は増加される。
ラフアイト炉はその端部において環状接点間に保持され
る長手方向に加熱されたグラフアイト管である。溶媒の
吸い出しはこれらの接点に形成されかつ吸い上げポンプ
に接続される吸い込み通路を介して生じる。そこで熱噴
霧蒸発器を有する特別な装置が要求される。
短縮し、炉の有用な寿命を延長しそして冒頭に定義され
た型の方法における不都合な汚染の危険を減少すること
にある。
的は、炉が乾燥温度にまで加熱されながら、炉内に発生
される蒸気が真空によつて吸い出されることにより達成
される。
において、乾燥温度にまでの炉の加熱とサンプル霧化と
の間で発生することができ、その炭化温度においてサン
プル中で化合物の分解が発生し、そして真空による煙お
よび分解生成物の吸い出しがまた炭化温度にまでの炉の
加熱の間中発生することができる。
管が開口を通って前記炉内に導入されかつ真空に曝され
るような方法において好都合に実現されることができる
。そこで、サンプルはサンプル導入開口を通して炉内に
導入されそして開口としてのサンプル導入開口に導入さ
れる。吸い込み管は前記開口から撤退させる一方前記炉
が霧化温度にまで加熱され、そして原子吸収が続いて測
定される。不都合な汚染を回避するために吸い込み管は
、測定に続いて、再び、加熱のために加熱された炉によ
り開口に導入される。さらに、吸い込み管が加熱処理の
間中真空に曝されるならば、好都合である。
、(a)長手方向孔および中央横方向開口を備えたサン
プルの電熱霧化用管状炉、(b)前記炉を通して段状電
流を通すための手段、(c)測定光ビームを長手方向孔
を通して向けるための手段および前記測定光ビームに曝
される検出器、(d)前記横方向開口を介して前記炉内
に導入されるように配置された吸い込み管、(e)前記
吸い込み管内に真空を発生するための手段、(f)前記
吸い込み管を前記炉の開口内に導入しかつ前記吸い込み
管を前記炉から撤退させるための機構、および(g)前
記機構の運動、前記グラフアイト炉の加熱および前記真
空を発生する手段を調和させるための手段からなる。
口から撤退した後、該開口が、前記吸い込み管(40)
が撤退されるとき、サンプル導入のために開放されるよ
うに、機構により吸い込み管に付与されることができる
。
により詳細に説明される。
るグラフアイト炉を示す。該グラフアイト炉は、例えば
、ヨーロツパ特許出願第0326642号または同第0
350722号からなることができる。グラフアイト炉
は管状炉本体12および一体の半円筒状プラツトフオー
ム14を有している。好適な実施例において、該プラツ
トフオーム14はウエブ16を介して一端で保持される
。開口18は炉本体12の壁にプラツトフオーム14に
対向して設けられる。グラフアイト炉10は2つの接点
間に半径方向接触片(図示せず)そにより保持される。 1つの接点20が図1において見ることができる複数の
接点は、広い範囲で閉止されたキヤビテイ22を形成し
、該キヤビテイ内にグラフアイト炉が収容される。 不活性ガスが接点に形成される通路を介してキヤビテイ
内に導入される。グラフアイト管10は長手方向孔24
を有している。この長手方向孔24と一直線に整列され
た2つの窓26および28が接点20に設けられる。測
定光ビーム30の光線路は窓26および28および長手
方向孔24を通って延在する。漏斗状開口32が長手方
向孔24に対して直角にかつ炉本体12の中間に形成さ
れた開口18と一直線に整列された接点20が設けられ
る。漏斗状開口32の壁はキヤビテイ22に隣接しかつ
グラフアイト炉10の開口18に同軸の筒状部分34お
よびそれに隣接する円錐状に巻かれた部分36を有する
。サンプル38の小滴が開口32および開口18を介し
てプラツトフオーム14に印加される。
口32および18に導入される。吸い込み管40の先端
は筒状部分42および漏斗状または円錐部分44からな
る。筒状部分42は開口32の部分34を通ってかつ開
口18を通ってグラフアイト炉の内部に同軸的に突出す
る。筒状部分42はサンプルの小滴38に直接対向して
終端する。
がグラフアイト炉10の開口18に導入されかつこの開
口18から撤退される機構が示される。該機構はシリン
ダハウジング46からなる。該シリンダハウジング46
は炉装置の平面上で台座48と螺合される。ピストン5
0はシリンダハウジング46内に案内される。該シリン
ダハウジング46はヘツドピース52によつて閉止され
る。ピストン50のピストンロツド54はヘツドピース
52を通って突出する。2つの案内スロツト58および
60を有する案内スリーブ56がヘツドピース内に配置
される。案内スロツト58および60は直径的に対向し
て配置されかつ同一方向に大きなピツチで螺旋状に屈曲
される。吸い込み管支持体62は案内スロツト58およ
び60内に案内される。吸い込み管支持体62はピスト
ンロツド54により案内スリーブ5内に同軸的に移動さ
れることができる。同時に吸い込み管支持体62が案内
スロツト58および60の屈曲により案内スリーブ56
の軸線のまわりに枢動される。吸い込み管支持体62は
吸い込み管部分64を支持し、その下方端には吸い込み
管40が配置される。
気式に上下動されることができる。ピストンロツドはそ
れに設けられた吸い込み管部分64および吸い込み管4
0を支持する吸い込み管支持体62を動かす。上向運動
の間中、吸い込み管部分64および吸い込み管40を有
する吸い込み管支持体62は、開口32および18がサ
ンプルの導入のために自由に接近できるように、案内ス
ロツト58および60により後方に回転される。
5からなる。台座48は平面上にシリンダハウジング4
6を固着するためのネジ付き孔68を有する。該孔68
はシリンダハウジング46内に非対称的に僅かに配置さ
れる。2つのネジ付き孔70および72はシリンダハウ
ジング46の「上方」端面に設けられる。これらの孔7
0,72はヘツドピース52の固着を許容する。
れかつシリンダハウジング46の孔66に対して同軸で
ある。孔74の直径は孔66の直径より僅かに小さい。 より小さい直径の孔76が孔74に付加される。かくし
て、環状肩部78が孔74と76との間に形成される。
れる。シリンダスリーブ80の端面は環状肩部に係合す
る。シリンダスリーブ80の反対端面は部分80を有す
る。この方法において、シリンダスリーブ80は孔74
に突出しかつ孔74を有する環82を形成する。ピスト
ン50はシリンダスリーブ内に案内される。
ネジ付き孔70または72と一直線に整列された孔83
および84はそれぞれ孔74の傍に設けられる。それぞ
れネジ付き孔70または72に螺入されるネジ付きボル
トがこれらの孔83および84を通って貫通する。それ
により、ヘツドピース52はシリンダハウジング46に
接続される。
の孔と同軸である段付き孔85を有し、その段付き孔は
肩部86を形成する。案内スリーブ56はこの段付き孔
に挿入される。案内スリーブ56は管状スリーブ部分8
7を有し、この部分に段状の螺旋案内スロツト58およ
び60が設けられる。スリーブ部分87は縁部88およ
びそれに隣接しかつ図3において下方に突出するポツト
形状部分90によつて図3においてその下方端で閉止さ
れる。ポツト形状部分90の「底部」は中央開口92を
有している。ピストンロツド54はこの開口92内に案
内される。半径方向のネジ付き孔91が孔85の区域に
おいてヘツドピース52に設けられる。締め付けネジは
このネジ付き孔91に螺入され、締め付けネジは案内ス
リーブ56をヘツドピース52に締め付ける。
および60内に案内される。吸い込み管支持体62は環
状部分94およびそれに隣接するハンドル96を有する
。環状部分94は内側にカラー98を有している。ハン
ドル96は溝100および減じられた直径の端部102
を備えている。長手方向通路104はハンドル96に形
成され、その通路は環状部分94の内壁から出発してか
つハンドル96の端面において終端する。ハンドルの溝
および端部は案内スリーブ56の案内スロツト58およ
び60内に案内される。吸い込み管支持体62はピスト
ンロツド54を介してピストン50により案内スロツト
58,60内に移動されることができる。吸い込み管支
持体62が図3において上方に移動されるならば、案内
スロツトの急勾配の螺旋形状により、同時に、案内スリ
ーブ62の軸線のまわりに後方に枢動される。
2内に配置される。吸い込み管部分64は略筒状であり
かつより大きな直径のヘツド106を有する。カラー1
08はヘツド106に付加される。吸い込み管支持体6
2はカラー108を備えた吸い込み管支持体62の環状
部分に載置する。フランジ112を有するネジ付きスリ
ーブ110は吸い込み管部分64のネジ山114に螺合
されかつ図2の底部において、反対側で環状部分94に
係合する。長手方向通路116は吸い込み管部分64に
延在する。長手方向通路116は横方向孔118を介し
て管状部分94の内部でカラー108とフランジ112
との間に形成された環120に接続される。環120は
大気から密封される。環は吸い込み管支持体62の長手
方向通路104に接続される。
6はその端部で段付きネジ付き孔122に広がる。ネジ
山を備えた吸い込み管40の上方端124はネジ付き孔
122に螺入される。吸い込み管40はグラフアイトか
ら作られる。吸い込み管40は吸い込み管支持体64の
端面に係合するカラー126を有する。さらに、吸い込
み管40はウエブを備えた部分128を有している。円
錐部分44および筒状部分42を備えた先端(図1)は
部分128に付加される。
けられ、その半径方向孔130は制御圧力ポートを形成
する。孔130はシリンダスリーブ80の内部に接続さ
れかつ図2において頂部から底部への運動のためピスト
ン50に作用する。図4から見ることができるように、
さらに他の半径方向孔132がネジ付き孔70および7
2間のシリンダハウジング46の上方端に配置され、そ
の半径方向孔は第2の制御圧力ポートを形成する。この
孔132はシリンダスリーブ80と孔66の壁との間で
環82に接続される。この制御圧力入口に供給される圧
縮空気は、環82を通って下方にかつ次いで部分81を
通ってシリンダスリーブ80の下方部分に流れる。かく
して、この圧縮空気は底部でピストンに作用する。
4に接続される。孔132はポート138を有する4/
2方向制御弁136に接続される。4/2方向制御弁の
さらに他のポートは圧縮空気源140に接続される。4
/2方向制御弁の第4のポートは導管142を介して大
気に接続される。4/2方向制御弁はソレノイド弁とし
て形成されかつ磁石巻線144によつて作動されること
がてきる。
部102に配置され、そのホースが吸い上げポンプ14
8に案内される。吸い上げポンプ148は排気フードに
供給する。
148およびグラフアイト炉10用の電源152を制御
する。
て制御されて、以下のように作動する。
置から他の弁位置に切り換えられる。圧縮空気はピスト
ン50の下側に供給される。ピストン炉54は吸い込み
管支持体64を上方に押圧する。それにより、吸い込み
管支持体62はグラフアイト炉10から吸い込み管部分
64を持ち上げる。同時に、吸い込み管40は案内スロ
ツトの急勾配の螺旋形状により開口18から後方に枢動
される。それゆえ、開口18が開放される。サンプルは
開口18を介してグラフアイト炉10に投与されること
ができる。グラフアイト炉10のポンプ148および電
源152はオフされる。
位置に切り換えられる。それにより、圧縮空気はピスト
ン50の頂部に供給される。吸い込み管支持体62は下
降される。まず、吸い込み管40はそれが開口18と一
直線に整列されるように、前方に戻される。次いで、吸
い込み管は図1に示された方法においてグラフアイト炉
10に沈む。それにより、吸い込み管40の端部は導入
されたサンプル38に直接対向して配置される。いまや
電源152は、グラフアイト炉10は乾燥温度にまで加
熱されるようにオンされる。同時に、ポンプ148は制
御装置150によつてオンされる。サンプル38中の溶
媒が蒸発される。溶媒蒸気は吸い込み管40によつて一
度に吸い出される。続いてグラフアイト炉10は作動し
続けているポンプ148により炭化温度にまで加熱され
る。それにより、分解生成物は煙として現れる。また、
これらの分解生成物は吸い込み管40を介して吸い出さ
れる。
果として生じる。それは分析に要求される合計時間を短
縮する。溶媒蒸気または煙等はサンプル38から直接吸
い出される。それらはグラフアイト炉10の接点または
冷却器壁部分を越えて流れる必要はない。それは、乾燥
および炭化工程からの材料がかかる部分で凝縮しかつ次
の測定の偽造となる危険を減少する。グラフアイト炉が
各分析によりより短い時間の間中加熱されるため、グラ
フアイト炉の有用な寿命、結果としてグラフアイト炉に
より実施されることができる分析の数が増加される。
36は圧縮空気がピストン50の下に案内される他の弁
位置に切り換えられる。吸い込み管40は、説明された
ように、グラフアイト炉から撤退されかつ開口18から
離れて枢動される。電源152は霧化温度にまでグラフ
アイト炉10を加熱するように制御される。いまや、原
子雲がグラフアイト炉10内に発生する。分光計(図示
せず)の測定光ビームは中空カソードランプ156から
出て、この原子雲を通ってかつ検出器(DET)158
に衝突する。分光計は、再び制御装置150により制御
されて、測定光ビーム154が原子雲内に受容される吸
収を決定する。それから、期待される元素の濃度が決定
されることができる。それは従来技術でありかつそれゆ
え詳細には説明されない。
は加熱された状態のままである。必要ならば、さらに、
加熱温度にまで加熱される。吸い込み管40はその先端
42によりグラフアイト炉10に降下される。ポンプ1
48はオンにされたままである。この方法において、ま
た吸い込み管の先端が加熱される。ポンプ148によつ
て発生された真空は、加熱過程の間中発生する蒸気が吸
い出されるのを保証する。
プルにより再び始まる。
プルの電熱霧化により原子吸収分光計によつてサンプル
を分析する方法において、(a)液体サンプルを炉内に
導入し、(b)前記サンプルを乾燥するために前記炉を
乾燥温度にまで加熱し、(c)続いて前記サンプルを原
子雲が前記炉内に発生する霧化温度にまで加熱し、その
原子雲中に前記サンプルの成分が原子状態で存在し、(
d)前記サンプル中に期待される元素の共鳴スペクトル
線により原子雲を通して向けられた測定光ビームの原子
吸収を測定し、そして(e)炉が乾燥温度にまで加熱さ
れながら、炉内に発生される蒸気が真空によつて吸い出
されるようにしたので、乾燥および炭化時間が結果とし
て短縮され、それにより分析に要求される時間全体を短
縮することができるという効果を奏する原子吸収分光計
によるサンプル分析方法および装置を提供することがで
きる。
アイト炉を示す長手方向断面図である。
炉に導入しかつ吸い込み管をグラフアイト炉から撤退す
るための機構および略示された制御装置を示す側面図で
ある。
に示す分解図である。
概略図である。
れかつこのシリンダハウジングと螺合されるヘツドピー
スを示す平面図である。
体を示す平面図である。
された案内スリーブを示す側面図である。
Claims (20)
- 【請求項1】 サンプルの電熱霧化により原子吸収分
光計によつてサンプルを分析する原子吸収分光計による
サンプル分析方法において、(a)液体サンプルを炉内
に導入し、(b)前記サンプルを乾燥するために前記炉
を乾燥温度にまで加熱し、(c)続いて前記サンプルを
原子雲が前記炉内に発生する霧化温度にまで加熱し、そ
の原子雲中に前記サンプルの成分が原子状態で存在し、
(d)前記サンプル中に期待される元素の共鳴スペクト
ル線により原子雲を通して向けられた測定光ビームの原
子吸収を測定し、(e)前記炉を乾燥温度にまで加熱し
ながら、前記炉内に発生された蒸気を真空により吸い出
す工程を有することを特徴とする原子吸収分光計による
サンプル分析方法。 - 【請求項2】 さらに、(a)前記炉が乾燥温度にま
で加熱された後、炭化温度にまでの前記炉の加熱が発生
し、その炭化温度で前記サンプル中の化合物の分解が発
生し、そして(b)また前記炉が炭化温度にまで加熱さ
れながら低圧により煙および分解生成物の吸い出しが発
生する工程からなることを特徴とする請求項1に記載の
原子吸収分光計によるサンプル分析方法。 - 【請求項3】 さらに、開口(18)を通って前記炉
(10)内に導入されかつ真空に曝される吸い込み管(
40)により真空を発生することからなることを特徴と
する請求項2に記載の原子吸収分光計によるサンプル分
析方法。 - 【請求項4】 さらに、(a)サンプル導入開口を通
して前記炉(10)内にサンプルを導入し、そして(2
)前記吸い込み管(40)を前記開口(18)としての
サンプル導入開口に導入することからなることを特徴と
する請求項3に記載の原子吸収分光計によるサンプル分
析方法。 - 【請求項5】 さらに、前記吸い込み管(40)を前
記開口から撤退させる一方前記炉(10)が霧化温度に
まで加熱され、そして原子吸収が続いて測定されること
を特徴とする請求項4に記載の原子吸収分光計によるサ
ンプル分析方法。 - 【請求項6】 さらに、前記吸い込み管(40)を、
加熱された炉による測定に続いて、再び加熱のために前
記開口(18)に導入することからなることを特徴とす
る請求項5に記載の原子吸収分光計によるサンプル分析
方法。 - 【請求項7】 加熱の間中前記吸い込み管(40)へ
真空を供給することを特徴とする請求項6に記載の原子
吸収分光計によるサンプル分析方法。 - 【請求項8】 原子吸収分光計によつてサンプルを分
析するための原子吸収分光計によるサンプル分析装置に
おいて、(a)長手方向孔(24)および中央横方向開
口(18)を備えたサンプルの電熱霧化用管状炉(10
)、(b)前記炉(10)を通して段状電流を通すため
の手段(125)、(c)測定光ビームを長手方向孔(
24)を通して向けるための手段および前記測定光ビー
ムに曝される検出器、(d)前記横方向開口(18)を
介して前記炉内に導入されるように配置された吸い込み
管(40)、(e)前記吸い込み管(40)内に真空を
発生するための手段(148)、(f)前記吸い込み管
(40)を前記炉(10)の開口(18)内に導入しか
つ前記吸い込み管(40)を前記炉(10)から撤退さ
せるための機構、(g)前記機構の運動、前記グラフア
イト炉(10)の加熱および前記真空を発生する手段(
148)を調和させるための手段(150)からなるこ
とを特徴とする原子吸収分光計によるサンプル分析装置
。 - 【請求項9】 前記吸い込み管(40)を前記炉(1
0)の前記開口(18)から撤退した後、該開口(18
)が、前記吸い込み管(40)が撤退されるとき、サン
プル導入のために開放されるように、前記機構により回
転運動を付与するための手段からなることを特徴とする
請求項8に記載の原子吸収分光計によるサンプル分析装
置。 - 【請求項10】 前記吸い込み管(40)を動かすた
めの機構が、(a)2つの直径的に対向する、急勾配の
螺旋案内スロツト(58,60)を有する案内スリーブ
(56)、(b)前記案内スロツト(58,60)内に
案内されかつ前記吸い込み管(40)を支持する吸い込
み管師支持体(62)、(c)前記吸い込み管支持体(
62)を前記案内スリーブ(56)に沿って動かし、長
手方向運動が前記案内スロツト(58,60)の曲率に
より前記案内スリーブの軸線のまわりの回転運動と結合
される手段(50,136,140)からなることを特
徴とする請求項9に記載の原子吸収分光計によるサンプ
ル分析装置。 - 【請求項11】 (a)前記吸い込み管支持体(62
)が環状部分(94)および一体のハンドル(96)を
有し、(b)前記ハンドル(96)は前記案内スロツト
(58,60)内に案内され、そして(c)前記吸い込
み管840)が前記環状部分(94)に保持されること
を特徴とする請求項10に記載の原子吸収分光計による
サンプル分析装置。 - 【請求項12】 筒状吸い込み管部分(64)は前記
環状部分(94)内に保持されかつその端部に、前記炉
内に導入されるような吸い込み管(40)を支持するこ
とを特徴とする請求項11に記載の原子吸収分光計によ
るサンプル分析装置。 - 【請求項13】 前記吸い込み管(40)はグラフア
イトから作られることを特徴とする請求項12に記載の
原子吸収分光計によるサンプル分析装置。 - 【請求項14】 前記吸い込み管(40)は円錐状に
テーパを付けた端部(44)を有し、該端部に筒状の管
状先端(42)が炉側において付加されることを特徴と
する請求項12または13に記載の原子吸収分光計によ
るサンプル分析装置。 - 【請求項15】 前記吸い込み管(40)はウエブを
備えた部分(128)を有することを特徴とする請求項
14に記載の原子吸収分光計によるサンプル分析装置。 - 【請求項16】 (a)連通長手方向通路(124,
116)が前記吸い込み管(40)および前記吸い込み
管部分(64)を貫通し、(b)長手方向通路(104
)が前記吸い込み管支持体(62)のハンドル(96)
を貫通しかつ前記環状部分(94)の内壁において終端
し、(c)前記吸い込み管部分(64)の長手方向通路
が前記ハンドル(96)の前記長手方向通路(104)
に接続され、そして(d)前記ハンドル(96)の前記
長手方向通路(104)が接続ホース(164)を介し
て吸い込みポンプ(148)に接続されることを特徴と
する請求項15に記載の原子吸収分光計によるサンプル
分析装置。 - 【請求項17】 (a)前記吸い込み管支持体(64
)が1側のカラーにより前記環状部分(94)に係合し
かつこの環状部分(94)の開口を貫通し、(b)ネジ
付きスリーブ(110)が前記吸い込み管部分(64)
に螺合されかつ、閉止環が前記環状部分(94)の内部
にかつ前記吸い込み管部分(64)のまわりに形成され
るように、フランジ(112)により、反対側で前記環
状部分(94)に係合し、(c)前記吸い込み管部分(
64)の前記長手方向通路(116)が横方向孔を介し
て前記環に接続され、そして(d)前記ハンドル(96
)の前記長手方向通路(104)が前記環において終端
することを特徴とする請求項16に記載の原子吸収分光
計によるサンプル分析装置。 - 【請求項18】 前記吸い込み管支持体(62)を調
整するための前記手段が前記案内スリーブ(56)に沿
う空気作動ピストン(50)を有することを特徴とする
請求項17に記載の原子吸収分光計によるサンプル分析
装置。 - 【請求項19】 吸い込み管支持体(62)を動かす
ための前記手段が、(a)孔(66)を有するシリンダ
ハウジング(46)および(b)一端で前記シリンダハ
ウジング(46)の孔(66)に同軸的に保持されたシ
リンダスリーブ(80)からなり、該シリンダスリーブ
内で前記ピストンが摺動し、前記シリンダスリーブ(8
0)の前記保持装置(52)が前記孔(66)の壁と前
記シリンダスリーブ(80)との間に形成された環を前
記ピストン(50)の1側に配置された前記シリンダス
リーブ(80)の内部空間から分離し、かつさらに、前
記環が前記シリンダスリーブ(80)の部分(81)を
介して前記ピストンの他側に配置された前記シリンダス
リーブ(80)の内部空間に接続されており、(c)制
御流体が前記環にまたはポート(130,132)およ
び弁(136)を介して前記ピストン(50)の前記1
側に配置された内部空間に任意に印加されることができ
ることを特徴とする請求項18に記載の原子吸収分光計
によるサンプル分析装置。 - 【請求項20】 前記シリンダスリーブ(80)と同
軸の前記案内スリーブ(56)が前記シリンダハウジン
グ(46)に接続されることを特徴とする請求項19に
記載の原子吸収分光計によるサンプル分析装置。
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