JPH04230777A - コロナ帯電器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、画像形成装置において
感光層を有する記録媒体を帯電又は除電、更に普通紙上
に記録媒体に形成された画像を転写するため、コロナ放
電を発生させるコロナ帯電器に関する。

【０００２】

【従来の技術】記録媒体をコロナ放電により帯電や除電
するためのコロナ帯電器としては、図４乃至図６に示す
ようなものがある。即ち、図４はコロナ帯電器の平面図
、図４は上面図、図６は図４の中央で切断した断面図で
ある。これら図において、１１は断面Ｕ字状になった細
長いチャージャーボックス（シールド板）、１２及び１
３は前記チャージャーボックス１１内の両端部に夫々配
設されたチャージャー線ホルダー、１４は前記チャージ
ャー線ホルダー１２，１３に両端が夫々取付けられ、チ
ャージャーボックス１１内の長手方向に張設されたチャ
ージャー線である。

【０００３】前記チャージャー線ホルダー１２及び１３
は上面が開口された絶縁材でなる箱型ホルダー１２Ａ，
１３Ａと該ホルダー１２Ａ，１３Ａの上面開口を閉成す
る絶縁性の蓋１２Ｂ，１３Ｂから構成され、この箱型の
ホルダー１２Ａ，１３Ａ内でチャージャー線１４の端部
が固設され、該ホルダー１２Ａ，１３Ａにチャージャー
線１４が導出される開孔１２Ｃ，１３Ｃが形成されてい
る。また、一方のホルダー１２と一体にチャージャーボ
ックス１１を着脱する際の把手１５が形成されまた他方
のホルダー１３側にはチャージャー線１４に高電圧を供
給するための供給端子１６が設けられている。

【０００４】１７は前記チャージャーボックス１１の外
底壁に、その長手方向に沿う所定長の大きさに設けられ
た金属性のガイド片、１８は複写機本体側の所定位置に
取付けられた前記ガイド片１７が挿入されるところの金
属性でなるガイド片受け枠、１９は前記ガイド片受け枠
１８側に設けられた板バネ部材であってガイド片１７を
上方に付勢し、該ガイド片１７とガイド片受け枠１８の
係合を安定させるものである。

【０００５】従って、このような構成のコロナ帯電器に
あっては、前記把手１８を持ってチャージャーボックス
１１を引出すことによって、ガイド片１７がガイド片受
け枠１８に案内されてこのボックス１１が前方へ摺動し
、該ボックス１１を取外すことができると共にボックス
１１のガイド部片１７を受け枠１８に差し込んでスライ
ドさせることで該ボックス１１を画像形成装置の所定位
置へ装備できるものである。

【０００６】また、実願昭５１−５７８４８号（実開昭
５２−１４８９３９号公報のマイクロフィルム）にも、
ガイド部片をチャージャーボックスの両端に一体形成し
、該ガイド部片上部に絶縁性のチャージャー線のホルダ
ーを固定することが明記されいる。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た着脱自在となるコロナ帯電器の構成において特に下記
の点に問題を有していた。

【０００８】■　　ガイド部片１７とガイド受け枠１８
がともに金属性であることから、チャージャーボックス
の着脱時にその摺動によって大きな金属音の騒音が発生
し、著しい不快感を与えることや、該摺動操作時に引っ
掛かったりする等して円滑なボックス移動が期待できな
かった。

【０００９】■　　チャージャーボックスの摺動機構の
構成部品点数が多く、ガイド部片を別途取る付けるか、
またガイド部片を金属性のチャージャーボックスと一体
形成するため、折り曲げ加工の手間がかかり、且つチャ
ージャーボックスの定位置に絶縁ホルダーを固定する作
業も上記ガイド部片とは別に行う必要があり、組み立が
非常に面倒になり、これらを合わせてコスト的にも高価
になるものとなっていた。

【００１０】本発明は上述の問題点を解決し、更に製造
面においてその組み立てをより簡単にし、コスト低減を
行うことのできるコスト帯電器を提供するものである。

【００１１】

【課題を解決するための手段】本発明のコロナ帯電器は
、画像形成装置本体に摺動可能に設けられ、チャージャ
ーボックスの両端部にチャージャー線を固定するための
絶縁性ホルダーを固設したコロナ帯電器において、前記
画像形成装置本体側に設けられた案内手段に案内される
帯電器側のガイド部片を、絶縁性の樹脂で形成されたホ
ルダーと一体に形成しすると共に、該ホルダーに更に前
記チャージャーボックスに形成された位置決め部に係合
する部材をも一体形成したことを特徴とする。

【００１２】

【作用】本発明のコロナ帯電器によれば、チャージャー
線を支持してなるホルダーに一体的に形成されたガイド
部片を設けることで、画像形成装置の本体側の案内手段
に一致さて、装着方向又は引き出し方向へと摺動させれ
ば着脱を行える。この時にガイド部片が樹脂からなる絶
縁材であるため、金属音等の騒音がなくなり、円滑なあ
る着脱を行うことができる。

【００１３】また、コロナ帯電器は、ホルダーを単にチ
ャージャーボックスの両端に固定するだけで、別途ガイ
ド部片を取り付ける必要がなく一方、そのホルダーにお
いてはチャージャーボックスの位置決め部分に係合する
ように取り付けることで、ホルダー及びガイド部片の固
定作業が一度ですむ。そのため、コロナ帯電器の組み立
てが非常に簡単になると共に、別途ガイド部片の取り付
け、ガイド部片の加工等の手間が不要になり、大幅なコ
スト低減が期待できる。

【００１４】

【実施例】以下に本発明の実施例を説明する。

【００１５】図１は本発明にかかるコロナ放電器の正面
図、図２は図１の中央で切断した断面の構成図、図３は
要部構成部分を具体的に示した斜視図である。

【００１６】そして、１は断面Ｕ字形状のステンレス等
で形成されるチャージャーボックス、２及び３はチャー
ジャーボックス１内の両端部に夫々配設されたチャージ
ャー線ホルダー、４は前記チャージャー線ホルダー２，
３に両端部が夫々取付けられ、チャージャーボックス１
内の長手方向に張設されたチャージャー線である。

【００１７】特に図３で明瞭なように、チャージャー線
ホルダー２，３は、上面が開口された絶縁性の樹脂でな
る箱型のホルダー２Ａ，３Ａと該ホルダー２Ａ，３Ａの
上面開口を閉成する絶縁性の樹脂でなる蓋２Ｂ，３Ｂか
ら構成されている。

【００１８】この一方のチャージャー線ホルダー２はチ
ャージャー線４を挿通する開孔２Ｃを有し、該ホルダー
２Ａ内に設けた軸２Ｄにテンション用スプリング４Ａを
介して前記チャージャー線４が取付けられている。

【００１９】また前記ホルダー２Ａと一体にチャージャ
ーボックス１を着脱操作する際の把手５を有すると共に
ホルダー２Ａと一体となって形成された１対のガイド部
片２Ｅが突出形成されている。このガイド部片２Ｅは複
写機本体側の所定位置に取付けられたガイド片受け枠８
に挿入されるものである。

【００２０】従って、ホルダー２Ａがチャージャーボッ
クス１内の所定位置に取付けられた時に、このガイド部
片２Ｅがボックス１の下方へ突出するようにボックス１
のカイド部片２Ｅに対応位置する部分は開口１Ａされて
いる。

【００２１】他方のチャージャー線ホルダー３もチャー
ジャー線４を挿通する開口３Ｃを有し、該ホルダー３Ａ
内の所定箇所に取付けられると共に該チャージャー線４
が電気的に接続された端子（バナナプラグ）６が設けら
れている。しかも、上記ホルダー２Ａと同様に、図に示
している通りホルダー３Ａの底壁にこれと一体と成って
１対のガイド部片３Ｅが突出形成されると共にボックス
１のガイド部片３Ｅに対応位置する部分は開口１Ｂされ
ている。

【００２２】さらに、図３に図示されている通り、チャ
ージャー線ホルダー２には突部２Ｆがガイド部片２Ｅ同
様に一体形成されており、該突部２Ｆに対応してチャー
ジャーボックス１にはそれと係合する位置決め部１Ｂが
切り欠かれている。即ち、ホルダー２をチャージャーボ
ックス１に保持させる場合、ガイド部片２Ｅをチャージ
ャーボックス１の開口１Ａに沿わせて嵌め込み、このガ
イド部片２Ｅにて位置一応の位置決めが行われるが、突
部２Ｆがチャージャーボックス１に切り欠かれた位置決
め部１Ｂに嵌まり係合するまで、ガイド部片２Ｅを開口
１Ａに挿入させる。これによりホルダー２をチャージャ
ーボックス１の規定の位置に保持させることができる。 その後は周知の固定部材を用いてその位置に固定するこ
とになる。このように、ホルダー２のチャージャーボッ
クスへの位置決めを行うことで、ガイド部片２Ｅも合わ
せて位置決め固定でき、コロナ帯電器の組み立てが非常
に簡単になる。

【００２３】また、図１及び図２で明瞭なように、チャ
ージャーボックス１の底壁には板バネ部材９，９が取付
けられ、ガイド部片２Ｅ，３Ｅとガイド片受け枠９の係
合を安定になしている。

【００２４】このような構成の本発明コロナ帯電器にあ
っては、把手５を持ってチャージャーボックス１を引出
したり、又は所定位置へ装備させる場合に、ホルダー２
Ａ，３Ａと一体となった樹脂製のガイド部片２Ｅ，３Ｅ
がガイド片受け枠８に案内されてスライドする。この着
脱時に、樹脂の軟弱性も作用して摺動時の引っ掛かり等
がなくなり、金属音等の騒音がなくなり、円滑な着脱が
期待できる。特に、板バネ部材９にて複写機本体側のガ
イド片受け枠８にガイド部片２Ｅ，３Ｅの上面が図２の
通り押し当てられて装着されるが、ガイド部片が樹脂で
あることから円滑な装着が行えると共の、感光体とチャ
ージャーボックス１特にチャージャー線４との位置関係
を正確にすることができる。

【００２５】

【発明の効果】以上のように本発明によれば、コロナ帯
電器の組み立て時において、チャージャーボックスの両
端に絶縁性の樹脂にてガイド部片及び位置決めのための
部材をも一体形成したホルダーを、チャージャーボック
スの位置決め部に係合させればよく、同時にガイド部片
の固定をも行え、組み立て等を含む製造コストを含む大
幅なコスト削減を行える。

【００２６】また、コスト帯電器の着脱時には騒音等を
生じることなく円滑なる着脱を行える。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のコロナ帯電器を示す正面図

【図２】本
発明のコロナ帯電器の中央部を切断した断面図

【図３】本発明のコロナ帯電器の要部の構成を示す斜視
図

【図４】従来のコロナ帯電器を示す上面図

【図５】従来
のコロナ帯電器を示す正面図

【図６】従来のコロナ帯電
器の中央部を切断した断面図

【符号の説明】

１　　チャージャーボックス １Ａ　　開口 １Ｂ　　位置決め部 ２，３　　チャージャー線ホルダー ４　　チャージャー線 ２Ｅ，３Ｅ　　ガイド部片 ２Ｆ　　突部 ８　　ガイド片受け枠

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】画像形成装置本体に摺動可能に設けられ、
   チャージャーボックスの両端部にチャージャー線を固定
   するための絶縁性ホルダーを固設したコロナ帯電器にお
   いて、前記画像形成装置本体側に設けられた案内手段に
   案内される帯電器側のガイド部片を、絶縁性の樹脂で形
   成されたホルダーと一体に形成すると共に、該ホルダー
   に更に前記チャージャーボックスに形成された位置決め
   部に係合する部材をも一体形成してなるコロナ帯電器。