JP3139382B2 - コネクタカバー - Google Patents
コネクタカバーInfo
- Publication number
- JP3139382B2 JP3139382B2 JP08211661A JP21166196A JP3139382B2 JP 3139382 B2 JP3139382 B2 JP 3139382B2 JP 08211661 A JP08211661 A JP 08211661A JP 21166196 A JP21166196 A JP 21166196A JP 3139382 B2 JP3139382 B2 JP 3139382B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wire
- connector
- flexible
- connector cover
- electric wire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
Description
グに取り付けられるコネクタカバーに関する。
図6に示すものが知られている。コネクタカバー1は、
コネクタ2に対する直接の被水を回避したり、ここから
引き出される電線に引っ張り力が作用した場合に、内部
の端子金具に直接その力を及ぼさせないようにする、等
の目的で取り付けられる。また、コネクタ2から引き出
される電線Wにはこれらを束ねるようにして電線保護用
の被覆チューブTが被せられるのであるが、コネクタカ
バー1にはコネクタから引き出された電線Wを一旦、コ
ネクタカバー1上へ導いたうえでコネクタの後方へ配索
できるよう、コネクタカバー1上には被覆チューブTを
保持する電線保持部3が設けられている。電線保持部3
は、一対の弧状可撓片3aを対称に向かい合わせて形成
され、その可撓片3aを一度拡開させてその内部に電線
Wを押し込み、その弾性力によって電線Wを保持してい
る。
は、作業者が電線Wを把持して取り扱った際に、図6の
矢印に示すように、電線導出部1aを中心に電線Wがコ
ネクタ2に対して回動し、電線保持部3から電線Wが軸
方向と直交する方向へ引っ張られる場合がある。かかる
場合に、上述した従来のコネクタカバー1においては、
弧状可撓片3a間は上方へ開放するようになっており、
かつ弾性力を利用して保持する形式であるため、上記の
ような方向からの引っ張り力が作用した場合には、被覆
チューブTの外れといった事態が懸念される。
増強が考えられるが、可撓片3aの肉厚を増す等して可
撓片3aの弾性力を大きくすると、可撓片3aを拡開す
るときに要する力も大きくなり、取り付け性が悪くな
る。したがって、このような対策は得策とは言えない。
れたもので、電線に外力がかかっても電線を所定の方向
に案内する状態を安定して維持することができるコネク
タカバーの提供を目的とする。
クタの電線引き出し側に取り付けられ、引き出された電
線を所定方向に案内するコネクタカバーであって、コネ
クタカバーの外面から一対の片持ち梁状の可撓片を垂直
に延ばして、これら両可撓片の間を、電線を所定方向に
案内するための電線収容溝とし、電線収容溝の上方開口
を塞ぐように可撓片に装着される押さえ蓋を設けて、そ
の押さえ蓋を可撓片に装着したときに、可撓片を電線に
押しつけるように撓ませるカム機構を備えたところに特
徴を有する。
いて、可撓片は、押さえ蓋と係合して押さえ蓋の装着を
可能とする係合部と、押さえ蓋と共にカム機構を構成す
るカム部とが、それぞれ独立して撓むことができるよう
に分離して形成されているところに特徴を有する。<請求項3の発明> 請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載のコネ
クタカバーにおいて、両可撓片の上縁部に、電線収容溝
の上方開口を狭めるように突条を形成することで、電線
を上方開口に通したときに、突条の高さに応じて、両可
撓片が拡開するように構成したところに特徴を有する。
蓋が装着されることにより、電線収容溝の開口が塞が
れ、これによって電線は電線収容溝に対しその全周が取
り囲まれた状態で収容される。また、押さえ蓋が装着さ
れた状態では、カム機構のカム作用によって両可撓片が
電線の外周に沿って押し付けられるよう撓み変形してい
るため、電線に抜け方向の力が作用してもこの力を可撓
片が受承して直接押さえ蓋に作用させない。したがっ
て、電線の抜け止めに有効なものとなる。加えて、請求
項1では押さえ蓋の装着によって、両可撓片の閉じ動作
を行わせるものであるため、電線収容溝への電線差し込
み時には電線を遊挿させるような設定とすることもで
き、この場合には電線の差し込みを容易に行わせること
も可能となる。
々に撓む構成となっているので、押さえ蓋と可撓片との
係合と、押さえ蓋と可撓片のカム機構による摺接動作と
が互いに影響されることなく行われ、可撓片による電線
の保持と、係合部による押さえ蓋の係合をそれぞれ確実
に行うことができる。<請求項3の発明> 請求項3の構成によれば、電線を電線収容溝に差し込む
ときに、電線が可撓片の上縁部に形成した突条に当接し
て、その突条の高さ分だけ両可撓片が拡開するように撓
む。そして、電線が電線収容溝に収容された時点で可撓
片が元の状態に戻り、これによって電線が電線収容溝内
に仮保持される。
いし図4に基づいて説明する。図1において、符号10
はコネクタカバーであって、電線Wを圧着された複数の
端子金具をコネクタハウジング31内に収容して備えた
コネクタ30の後端部に取り付けられている。コネクタ
カバー10は、箱状に形成された本体部11の両側壁に
可撓性係合アーム12,12を備えている。この本体部
11をコネクタハウジング31の後端部に被せると、そ
の後端部の両側壁に備えた係合突部32,32に可撓性
係合アーム12,12が係合し、これによってコネクタ
カバー10の取り付けがなされる。
線Wは、本体部11の内部においてU字状に折り返さ
れ、本体部11の図1における上方面に形成された電線
導出口13(より具体的には、コネクタカバー10を装
着したときにコネクタ30との間に形成される開口であ
り、前方へ向けて開放する)より外部に引き出されるよ
うにしている。また、電線導出口13から導出された複
数本の電線Wは、保護用の被覆チューブTにて一つにま
とめられている。
には、被覆チューブTを被せた部分を電線Wを後方に誘
導して保持するための電線保持部20が配されている。
この電線保持部20は一対の可撓片21,21を有して
いる。可撓片21,21は、本体部11の上面に垂直に
延びる片持梁状をなし、かつ、被覆チューブTの外径と
ほぼ等しい間隔をおいて対向している。これらの間は電
線Wの被覆チューブTを前後方向に沿って保持するため
の電線収容溝21aとなっており、この電線収容溝21
aの軸線方向は電線導出口13の開放方向と同一として
ある。また、図2に示すように、両可撓片21の対向す
る上縁部には突条22が形成され、電線収容溝21aの
上方開口21bが僅かに狭められている。これにより、
電線Wの被覆チューブTを開口21bに通すと、突条2
2の高さ分、可撓片21の先端が拡開されて電線収容溝
21a内に電線Wが仮保持状態となって収容される。
面と反対側の外面には、その上縁部に係合突条23が形
成されている。係合突条23は、図3に拡大して示すよ
うに、可撓片21の先端面24から外側下がりの傾斜面
23aと、その傾斜面23a下端から僅かな垂直面23
bを介してその下端から内側上がりに僅かに傾斜する下
端面23cとを備えている。
の押さえ蓋26のカム孔26a,26aと係合するカム
突部25,25が形成されている。カム突部25は、図
3に示すように、互いに対向する内側面は内側下がりの
傾斜面をなし、その反対側の外側面は先端から外側に下
がる傾斜面25aと、その下端からカム突部25の根元
に亘って延びる垂直面25bとを備えている。
の)の固定端側には、ヒンジ27を介して押さえ蓋26
が設けられている。押さえ蓋26のうち平板状の主体部
28の両端部には、可撓片21と対面する側に突出する
フック片29が備えられ、押さえ蓋26全体が略コ字状
をなしている。フック片29は、押さえ蓋26を可撓片
21に対面させた際に係合突条23の傾斜面23aと対
面して摺接する傾斜面29aと、両者の摺接を乗り越え
た後に下端面23cと当接して係合する上端面29cと
を備えている。このフック片29と係合突条23とが係
合すると、主体部28が電線収容溝21aの開口21b
を塞ぎ、その主体部28のカム孔26a内にカム突部2
5が収まった状態となる。
面するように対をなしてカム孔26a,26aが貫通形
成されている。ヒンジ27を中心にして押さえ蓋26を
回動させると、図3に示すように、まず、同図左側のカ
ム孔26aの縁部に左側のカム突部25の傾斜面25a
が摺接して左側の可撓片21が内側に撓む。続いて、右
側のカム孔26aが右側のカム突部25に対面し、以下
同様にして右側の可撓片21も内側に撓む。両可撓片2
1が内側に撓んだ状態で、押さえ蓋26を押し下げる
と、図4に示すように、フック片29,29と係合突条
23,23とが係合して押さえ蓋26が係合状態となる
とともに、カム孔26a内にカム突部25が収まり、同
図に示すように、垂直面25bとカム孔26a内周面と
が当接した状態となる。そして、上記の如く、両可撓片
21が互いに内側に撓められると、被覆チューブTを被
せた電線Wが、電線収容溝21a内で締め付けられ、安
定して保持される。
る。コネクタカバー10をコネクタ30の後端部に取り
付け、図1に示すように、電線Wを電線導出口13から
外部に延ばす。そして、図1の矢印方向に電線Wを導
き、被覆チューブTを被せた部分を電線収容溝21aの
開口21bに沿って適合させた後、内部へ押し込む。す
ると、両可撓片21が突条22の高さ分拡開され、電線
収容溝21aの底面に密着するようにして収容された時
点で可撓片21が閉じ、これによって被覆チューブTと
ともに電線Wは電線収容溝21a内に仮保持された状態
となる。この作業は、可撓片21を突条22の僅かな高
さ分を拡開させるだけなので、容易に行うことができ
る。
26を回動して可撓片21に対面させる。すると、この
回動の途中でカム突部25,25がカム孔26a,26
aの縁部に摺接して可撓片21,21が互いに内側に撓
められられる。そして、押さえ蓋26を可撓片21側に
押し下げると、図4に示すように、フック片29,29
と係合突条23,23とが係合するとともに、カム孔2
6a,26a内にカム突部25,25が収まり、両可撓
片21,21の間隔が被覆チューブTの外径よりも狭く
なる。これにより、被覆チューブTを被せた電線Wは、
電線収容溝21a内で周方向から締め付けられて安定し
て保持される。
に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するよ
うな実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、
下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実
施することができる。
撓んだ際にカム突部25と係合突条23とが共に変位す
る構成となっているが、例えば、図5に示すように、本
体部11の上面に片持梁状の可撓片を前後方向に2つ分
けて2対形成し、前方の可撓片41,41の先端にカム
突部25,25を備え、後方に可撓片42,42に係合
突条23,23を備えた構成としてもよい。このような
構成とすれば、カム突部25と係合突条23とが別々に
変位することとなり、両者の動作が互いに影響されるこ
となく行われ、電線Wの保持を確実に行うことができ
る。
る。
正断面図である。
す拡大正断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 コネクタの電線引き出し側に取り付けら
れ、引き出された電線を所定方向に案内するコネクタカ
バーであって、前記コネクタカバーの外面から一対の片持ち梁状の可撓
片を垂直に延ばして、これら両可撓片の間を、前記電線
を前記所定方向に案内するための電線収容溝とし、 前記電線収容溝の上方開口を塞ぐように前記可撓片に装
着される押さえ蓋を設けて、その押さえ蓋を前記可撓片
に装着したときに、前記可撓片を前記電線に押しつける
ように撓ませるカム機構を備えたことを特徴とするコネ
クタカバー。 - 【請求項2】 前記可撓片は、前記押さえ蓋と係合して
押さえ蓋の装着を可能とする係合部と、前記押さえ蓋と
共にカム機構を構成するカム部とが、それぞれ独立して
撓むことができるように分離して形成されていることを
特徴とする請求項1記載のコネクタカバー。 - 【請求項3】 前記両可撓片の上縁部に、前記電線収容
溝の上方開口を狭めるように突条を形成することで、前
記電線を前記上方開口に通したときに、前記突条の高さ
に応じて、前記両可撓片が拡開するように構成したこと
を特徴とする請求項1又は請求項2に記載のコネクタカ
バー。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08211661A JP3139382B2 (ja) | 1996-08-09 | 1996-08-09 | コネクタカバー |
EP97303639A EP0828319A1 (en) | 1996-08-09 | 1997-05-29 | Connector cover |
US08/893,021 US5921805A (en) | 1996-08-09 | 1997-07-15 | Connector cover |
CN97115016.8A CN1173752A (zh) | 1996-08-09 | 1997-07-16 | 接线盒盖 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08211661A JP3139382B2 (ja) | 1996-08-09 | 1996-08-09 | コネクタカバー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1055849A JPH1055849A (ja) | 1998-02-24 |
JP3139382B2 true JP3139382B2 (ja) | 2001-02-26 |
Family
ID=16609506
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08211661A Expired - Fee Related JP3139382B2 (ja) | 1996-08-09 | 1996-08-09 | コネクタカバー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3139382B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5012350B2 (ja) * | 2007-09-18 | 2012-08-29 | 住友電装株式会社 | コネクタ用のカバーおよびカバー付きコネクタ |
JP5140504B2 (ja) * | 2008-06-30 | 2013-02-06 | 矢崎総業株式会社 | カバー付コネクタ |
JP5682997B2 (ja) * | 2010-04-05 | 2015-03-11 | 日本圧着端子製造株式会社 | 電気コネクタ |
US10290970B1 (en) * | 2018-02-08 | 2019-05-14 | Delphi Technologies, Llc | Connector with strain relief device |
KR102664642B1 (ko) * | 2022-08-08 | 2024-05-10 | 주식회사 경신 | 커넥터 하우징용 전선 고정장치 |
-
1996
- 1996-08-09 JP JP08211661A patent/JP3139382B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1055849A (ja) | 1998-02-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6206727B1 (en) | Terminal and crimping method | |
US7390979B1 (en) | Conduit connector assembly | |
US5725395A (en) | Universal serial bus connector | |
US5413500A (en) | Terminal cap and cap attachment structure | |
US20090050350A1 (en) | Wire harness lead-out structure of protector | |
US6824420B2 (en) | Electric connector with cable holding mechanism | |
JPH1027646A (ja) | コネクタ | |
JP3188384B2 (ja) | コネクタ装置 | |
US20080083557A1 (en) | Wire holder | |
JP3139382B2 (ja) | コネクタカバー | |
JP3606365B2 (ja) | バッテリ端子の保護カバー | |
US7044786B2 (en) | Connector and method of assembling a connector | |
JP3998203B2 (ja) | コネクタ | |
JPH1092506A (ja) | 多導体ケーブル用コネクタ | |
US6065982A (en) | Lever-engaged connector | |
JP3278017B2 (ja) | リセプタクルコンタクト | |
JP3356476B2 (ja) | Tv同軸プラグ | |
US6183303B1 (en) | Shielded cable end-processing construction | |
JP3146991B2 (ja) | コネクタカバー | |
GB2057792A (en) | Non-rewirable electric plug | |
US5557828A (en) | Load center door hinge element | |
JP3146992B2 (ja) | コネクタカバー | |
JP3388170B2 (ja) | 雌側端子金具 | |
JP3314578B2 (ja) | ワイヤハーネス用成形プロテクタ | |
JP3204887B2 (ja) | 電気接続用コネクタの雌端子 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081215 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081215 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091215 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091215 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101215 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111215 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121215 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131215 Year of fee payment: 13 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |