JPH04230343A - カルボン酸類の製法 - Google Patents

カルボン酸類の製法

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JPH04230343A
JPH04230343A JP2415089A JP41508990A JPH04230343A JP H04230343 A JPH04230343 A JP H04230343A JP 2415089 A JP2415089 A JP 2415089A JP 41508990 A JP41508990 A JP 41508990A JP H04230343 A JPH04230343 A JP H04230343A
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JP
Japan
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group
mmol
general formula
ethyl
result
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JP2415089A
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English (en)
Inventor
Takamasa Fuchigami
渕上 高正
Hisao Urata
尚男 浦田
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Sagami Chemical Research Institute
Original Assignee
Sagami Chemical Research Institute
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Publication date
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    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアルキルスルホネート、
一酸化炭素、および水またはアルコールとを反応させる
こからなるカルボン酸またはカルボン酸エステルを製造
する方法に関する。
【0002】カルボン酸エステルは、溶剤、可塑剤とし
ての利用をはじめ、種々の工業基幹物質として重要であ
る。カルボン酸およびそのエステルは、医農薬品の重要
な合成原料である。
【0003】
【従来の技術】従来、アルキルスルホネートを出発原料
とするカルボン酸類を製造する方法は知られていない。
【0004】一酸化炭素を用いるカルボン酸類の製造方
法としては、オレフィン類あるいは有機ハロゲン化物を
原料として用いることが工業的に行われている。オレフ
ィン類は工業的に入手可能な原料であるが、有機ハロゲ
ン化物は対応する工業原材料から多段階を経て合成して
いる。一方、本発明の原料であるアルキルスルホネート
は、工業的に容易に入手できるアルコールから、一段で
高収率に合成できる化合物である。スルホネートのほか
にもアセテート、カーボネートの様にアルコールから一
段で高収率に誘導できる化合物もあるが、比較例で示す
ようにスルホネート以外の化合物ではカルボニル化反応
は進行しない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、アルキ
ルスルホネートのカルボニル化反応による、対応するカ
ルボン酸およびそのエステルの製造方法を見いだし、本
発明を完成した。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、(1)第VI
II族遷移金属錯体触媒および一般式R1−OSO2R
2              (I)(式中、R1は
アルキル基であり、R2はアルキル基、アラルキル基、
またはアリール基である。)で示されるアルキルスルホ
ネートと一酸化炭素および一般式R3−OH     
                    (II)(
式中、R3は水素原子、アルキル基、アラルキル基、ま
たはアルケニル基である。)で示される水またはアルコ
ールとを反応させることからなる一般式R1−COOR
3                   (III)
(式中、R1およびR3は上記と同じである。)で示さ
れるカルボン酸類の製法、
【0007】(2)  第VIII族遷移金属錯体触媒
および一般式 R2O2SO−R4−OSO2R2     (IV)
(式中、R2はアルキル基、アラルキル基、またはアリ
ール基であり、R4はアルキレン基である。)で示され
るアルキルスルホネートと一酸化炭素および一般式R3
−OH                  (II)
(式中、R3は水素原子、アルキル基、またはアルケニ
ル基で示される水またはアルコールとを反応させること
からなる一般式 R3OCO−R4−COOR3       (V)(
式中、R3およびR4は上記と同じである。)で示され
るカルボン酸類の製法。
【0008】(3)ヨウ化物イオン源存在下に行う(1
)または(2)に記載のカルボン酸類の製法、
【000
9】(4)塩基存在下に行う(3)に記載のカルボン酸
類の製法、
【0010】(5)非プロトン性極性溶媒中で行う(1
)、(2)、(3)または(4)に記載のカルボン酸類
の製法、に関する。
【0011】本発明の前記一般式(I)で示されるアル
キルスルホネートは、先に述べたように工業的に容易に
入手できるアルコールを、塩基存在下、ハロゲン化スル
ホニルあるいはスルホン酸無水物と反応させることによ
り、一段で高収率で得ることができる。式中のR1とし
ては、アセチル基、メトキシ基、エトキシ基、プロポキ
シ基、イソプロポキシ基、フェノキシ基、メトキシカル
ボニル基、エトキシカルボニル基、ニトロ基、アルケニ
ル基、フェニル基、ペンタフルオロフェニル基、p−メ
チルフェニル基、p−ニトロフェニル基、m−ニトロフ
ェニル基、o−ニトロフェニル基、ナフチル基、フルフ
リル基等の置換基を有してもよく、また枝分かれがあっ
てもよいメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、
ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノ
ニル基、デシル基、ドデシル基、ペンタデシル基、シク
ロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロオクチル基、
シクロデシル基、シクロドデシル基等が例示される。R
2のアルキル基としては、枝分かれがあってもよい炭素
数1〜5個のアルキル基が好ましく、メチル基、エチル
基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、トリフルオロ
メチル基、トリフルオロエチル基等が例示される。アラ
ルキル基としては、ベンジル基、ペンタフルオロベンジ
ル基、βーフェネチル基、3ーフェニルプロピル基等が
例示される。アリール基としては、メトキシ基、エトキ
シ基、ニトロ基、アセチル基、炭素数1〜5個のアルキ
ル基等の置換基を有してもよいフェニル基、ペンタフル
オロフェニル基、ナフチル基等が例示される。
【0012】本発明における前記一般式(II)で示さ
れる水またはアルコールは、工業的に入手可能であり、
式中のアルキル基としては、枝分かれがあってもよい炭
素数1〜5個のアルキル基が好ましく、メチル基、エチ
ル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基等が例示され
る。アラルキル基としては、ベンジル基、ペンタフルオ
ロベンジル基、αーフェネチル基、βーフェネチル基、
3ーフェニルプロピル基等が例示される。アルケニル基
としては、枝分かれがあってもよい炭素数3〜5個のア
ルケニル基が好ましく、アリル基、2ーブテニル基、3
ーブテニル基、3ーペンテニル基、4ーペンテニル基等
が例示される。水またはアルコールの使用量は、前記一
般式(I)または(IV)で示される1つのスルホネー
ト基に対して等量もしくは過剰量であるが、5ないし2
0等量用いることが好ましい。
【0013】本発明の前記一般式(IV)で示されるア
ルキルスルホネートは、先に述べたように工業的に容易
に入手できるアルコールを、塩基存在下、ハロゲン化ス
ルホニルあるいはスルホン酸無水物と反応させることに
より、一段で高収率で得ることができる。式中のR4と
しては、アセチル基、メトキシ基、エトキシ基、プロポ
キシ基、イソプロポキシ基、フェノキシ基、メトキシカ
ルボニル基、エトキシカルボニル基、ニトロ基、アルケ
ニル基、フェニル基、ペンタフルオロフェニル基、p−
メチルフェニル基、p−ニトロフェニル基、m−ニトロ
フェニル基、o−ニトロフェニル基、ナフチル基、フル
フリル基等の置換基を有してもよく、また枝分かれがあ
ってもよいメチレン基、エチレン基、プロピレン基、ブ
チレン基、ペンチレン基、ヘキシレン基、ヘプチレン基
、オクチレン基、ノニレン基、デシレン基、ドデシレン
基、ペンタデシレン基、等が例示される。
【0014】本発明に用いるヨウ化物イオン源としては
、アルカリ金属ヨウ化物、アルカリ土類金属ヨウ化物、
遷移金属ヨウ化物等が好ましく、ヨウ化ナトリウム、ヨ
ウ化カリウム、ヨウ化リチウム、ヨウ化マグネシウム、
ヨウ化カルシウム、ヨウ化銅、ヨウ化亜鉛等が例示され
る。ヨウ化物イオンの添加量は、前記一般式(I)また
は(IV)で示される1つのスルホネート基に対して1
/20ないし1等量の範囲を適宜選択できるが、1/1
0ないし1等量の範囲が好ましい。
【0015】本発明に用いる塩基としては、アルカリ金
属または、アルカリ土類金属の水酸化物、炭酸塩、フッ
化物、酸化物等の無機塩、トリエチルアミン、ピリジン
等の有機塩基を例示することができる。用いる塩基の量
は、前記一般式(I)または(IV)で示される1つの
スルホネート基に対して1等量以上用いることが好まし
い。
【0016】本発明に用いる非プロトン性極性溶媒とし
ては、1、1、3、3ーテトラメチル尿素(TMU)、
1、3ージメチルー2ーイミダゾリジノン(DMI)、
1、3ージメチルー3、4、5、6ーテトラヒドロー2
(1H)ーピリミジノン(DMPU)、リン酸ヘキサメ
チルトリアミド(HMPA)、Nーメチルピロリドン(
NMP)、ジメチルホルムアミド(DMF)等が例示さ
れる。非プロトン性極性溶媒の使用量は、前記一般式(
I)または(IV)で示される1つのスルホネート基と
等量もしくは過剰量であることが好ましく、希釈剤を兼
ねることができる。
【0017】本発明は、一酸化炭素雰囲気下に行うもの
であり、反応に関与しない不活性ガスで希釈しても良い
。50気圧以下の一酸化炭素分圧で反応は効率よく進行
するが、所望ならば高い圧力を用いても差し支えない。
【0018】本発明は、第VIII族遷移金属触媒の存
在下に行うことを必須の条件とする。用いることのでき
る第VIII族遷移金属触媒としては、鉄、コバルト、
ルテニウム、オスミウム、ロジウム、イリジウム、ニッ
ケル、パラジウム、白金の金属、金属塩、金属錯化合物
、一酸化炭素を配位子とする有機金属錯体、ハロゲン原
子を配位子とする有機金属錯体、3級ホスフィンを配位
子とする有機金属錯体、オレフィン類あるいはアセチレ
ン類を配位子とする有機金属錯体、及びこれらの第VI
II族遷移金属化合物をシリカゲルあるいはアルミナの
担体に担持したものを使用することができる。適当な触
媒としては、鉄カルボニル、ルテニウムカルボニル、オ
スミウムカルボニル、コバルトカルボニル、ロジウムカ
ルボニル、ニッケルカルボニル、塩化鉄、塩化コバルト
、臭化コバルト、ヨウ化コバルト、アセチルアセトナー
トコバルト(II)、アセチルアセトナートコバルト(
III)、塩化ルテニウム、塩化ロジウム、塩化ニッケ
ル、塩化パラジウム、塩化白金、ジクロロビス(トリフ
ェニルホスフィン)ニッケル、ジクロロビス(トリフェ
ニルホスフィン)パラジウム、ジクロロ[1、2ービス
(ジフェニルホスフィノ)エタン]パラジウム、ジクロ
ロ[1、3ービス(ジフェニルホスフィノ)プロパン]
パラジウム、ジクロロ[1、4ービス(ジフェニルホス
フィノ)ブタン]パラジウム、ジクロロ[1、1’ービ
ス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム、
ジクロロビス(ジフェニルメチルホスフィン)パラジウ
ム、ジクロロビス(トリメチルホスフィン)パラジウム
、ジクロロビス(トリエチルホスフィン)パラジウム、
ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)白金、ビス(
シクロオクタジエン)ニッケル、ジクロロ(シクロオク
タジエン)パラジウム、テトラキス(トリフェニルホス
フィン)ニッケル、クロロトリス(トリフェニルホスフ
ィン)ロジウム、クロロトリス(トリフェニルホスフィ
ン)イリジウム、クロロカルボニルビス(トリフェニル
ホスフィン)ロジウム、クロロカルボニルビス(トリフ
ェニルホスフィン)イリジウム、テトラキス(トリフェ
ニルホスフィン)パラジウム、テトラキス(トリフェニ
ルホスフィン)白金、ジクロロトリス(トリフェニルホ
スフィン)ルテニウム等を例示することができる。 第VIII族遷移金属触媒の使用量は、前記一般式(I
)または(IV)で示される1つのスルホネート基に対
して1/10000ないし1/2当量の範囲を適宜選択
できるが、1/500ないし1/3の範囲が好ましい。
【0019】反応温度は20ないし200℃の温度範囲
を適宜選択することができるが、50ないし150℃の
範囲が好ましい。
【0020】以下、実施例および比較例によりさらに詳
細に説明するが、本発明はこれらの例によってなんら限
定されるものではない。
【0021】
【実施例】実施例1   20mlのオートクレーブにメタンスルホン酸オク
チル(0.094 ml, 0.5 mmol), E
tOH(0.3 ml, 5 mmol), Co2(
CO)8(17.4 mg, 0.05 mmol),
 NaI(38.2 mg, 0.25 mmol)、
およびTMU(0.7 ml)を入れ、CO(50 a
tm)を封入した後、100℃で24時間反応させた。 反応混合液をエーテル‐3N−HCl水溶液から抽出し
、水洗後、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒
を減圧下に留去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(展開溶媒;ヘキサン:クロロホルム= 
1 : 1)により単離精製した結果、ノナン酸エチル
とエチルオクチルエーテルの混合物を68.4 mg得
た。1H−NMRの測定の結果、ノナン酸エチルが72
%の収率で生成していた。 1H−NMR (CDCl3, TMS) δ 0.8
9 (3H, bt), 1.27 (3H, t, 
J=7Hz),1.1 〜1.8 (12H, br)
, 2.32 (2H, t, J=7Hz),4.1
6 (2H, q, J=7Hz).IR (neat
) ν(C=O) 1744cm−1.Mass  m
/e (rel. int.)  186 (M +,
 1), 141 (12), 101 (34), 
88 (100),73 (25), 71 (13)
, 70 (18), 69 (12), 61 (3
0),60 (34), 57 (30), 55 (
30), 45 (20), 43 (37),41 
(65), 39 (19), 29 (93).
【0
022】実施例2−4 実施例1のヨウ化ナトリウムの添加量を変えた他は、実
施例1と同様に行った。ヨウ化ナトリウムの添加量とノ
ナン酸エチルの収率を表1に示す。
【0023】
【0024】実施例5   20mlのオートクレーブにメタンスルホン酸オク
チル(0.094 ml, 0.5 mmol), E
tOH(0.3 ml, 5 mmol), Co2(
CO)8(17.4 mg, 0.05 mmol),
 NaI(75.6 mg, 0.5 mmol)、お
よびTMU(0.7 ml)を入れ、CO(50 at
m)を封入した後、100℃で24時間反応させた。反
応混合液をエーテル‐3N−HCl水溶液から抽出し、
水洗後、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を
減圧下に留去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(展開溶媒;ヘキサン:クロロホルム= 1
 : 1)により単離精製した結果、ノナン酸エチルと
エチルオクチルエーテルの混合物を69.8 mg得た
。1H−NMRの測定の結果、ノナン酸エチルが72%
の収率で生成していた。
【0025】実施例6 実施例5のヨウ化ナトリウムをヨウ化カリウムに変えた
他は、実施例5と同様に反応を行った。その結果、ノナ
ン酸エチルが58%の収率で得られた。
【0026】実施例7 実施例1の一酸化炭素圧を50気圧から30気圧に変え
た他は、実施例1と同様に反応を行った。その結果、ノ
ナン酸エチルが64%の収率で得られた。
【0027】実施例8−2 実施例5のテトラメチル尿素(TMU)を別の溶媒に変
えた他は、実施例5と同様に反応を行った。用いた反応
溶媒およびノナン酸エチルの収率を表2に示す。
【0028】
【0029】実施例13−16 実施例1の触媒のコバルトカルボニルを他のコバルト塩
に変えた他は、実施例1と同様に反応を行った。用いた
触媒の種類およびノナン酸エチルの収率を表3に示す。
【0030】
【0031】実施例17   20mlのオートクレーブにメタンスルホン酸オク
チル(0.188 ml, 1.0 mmol), E
tOH(0.6 ml, 10 mmol), Co2
(CO)8(34.1 mg, 0.1 mmol)、
およびTMU(1.4 ml)を入れ、CO(50 a
tm)を封入した後、100℃で24時間反応させた。 反応混合液をエーテル‐3N−HCl水溶液から抽出し
、水洗後、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒
を減圧下に留去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(展開溶媒;ヘキサン:クロロホルム= 
1 : 1)により単離精製した結果、ノナン酸エチル
とエチルオクチルエーテルの混合物を89.2 mg得
た。1H−NMRの測定の結果、ノナン酸エチルが35
%の収率で生成していた。
【0032】実施例18 実施例17の触媒をCoI2に変えた他は、実施例17
と同様に反応を行った。その結果、ノナン酸エチルが5
7%の収率で得られた。
【0033】実施例19   20mlのオートクレーブにメタンスルホン酸オク
チル(0.094 ml, 0.5 mmol), M
eOH(0.2 ml, 5 mmol), Co2(
CO)8(17.1 mg, 0.05 mmol)、
およびTMU(0.7 ml)を入れ、CO(50 a
tm)を封入した後、100℃で24時間反応させた。 反応混合液をエーテル‐3N−HCl水溶液から抽出し
、水洗後、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒
を減圧下に留去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(展開溶媒;ヘキサン:クロロホルム= 
1 : 1)により単離精製した結果、ノナン酸メチル
とメチルオクチルエーテルの混合物を39.2 mg得
た。1H−NMRの測定の結果、ノナン酸メチルが36
%の収率で生成していた。
【0034】実施例20   20mlのオートクレーブにベンジルスルホン酸オ
クチル(0.122 ml, 0.5 mmol), 
EtOH(0.3 ml, 5 mmol), Co2
(CO)8(17.4 mg, 0.05 mmol)
, NaI(78.0 mg, 0.5 mmol)、
およびTMU(0.7 ml)を入れ、CO(50 a
tm)を封入した後、100℃で24時間反応させた。 反応混合液をエーテル‐3N−HCl水溶液から抽出し
、水洗後、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒
を減圧下に留去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(展開溶媒;ヘキサン:クロロホルム= 
1 : 1)により単離精製した結果、ノナン酸エチル
を74.9 mg(80%)得た。
【0035】実施例21   20mlのオートクレーブにベンジルスルホン酸オ
クチル(0.122 ml, 0.5 mmol), 
EtOH(0.3 ml, 5 mmol), Co2
(CO)8(17.6 mg, 0.05 mmol)
、TMU(0.7 ml)を入れ、CO(50 atm
)を封入した後、100℃で24時間反応させた。反応
混合液をエーテル‐3N−HCl水溶液から抽出し、水
洗後、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減
圧下に留去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(展開溶媒;ヘキサン:クロロホルム=1:1
)により単離精製した結果、ノナン酸エチルとエチルオ
クチルエーテルの混合物を45.2 mg得た。1H−
NMRの測定の結果、ノナン酸エチルが29%の収率で
生成していた。
【0036】実施例22   20mlのオートクレーブにp−トルエンスルホン
酸オクチル(0.105ml, 0.5 mmol),
 EtOH(0.3 ml, 5 mmol), Co
2(CO)8(18.5 mg, 0.05 mmol
), NaI(78.3 mg, 0.5 mmol)
、およびTMU(0.7 ml)を入れ、CO(50 
atm)を封入した後、100℃で24時間反応させた
。反応混合液をエーテル‐3N−HCl水溶液から抽出
し、水洗後、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した。溶
媒を減圧下に留去した後、残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(展開溶媒;ヘキサン:クロロホルム=
 1 : 1)により単離精製した結果、ノナン酸エチ
ルとエチルオクチルエーテルの混合物を71.0 mg
得た。1H−NMR測定の結果、ノナン酸エチルが74
%の収率で生成していた。
【0037】実施例23   20mlのオートクレーブにp−トルエンスルホン
酸オクチル(0.105ml, 0.5 mmol),
 EtOH(0.3 ml, 5 mmol), Co
2(CO)8(17.2 mg, 0.05 mmol
)、およびTMU(0.7 ml)を入れ、CO(50
 atm)を封入した後、100℃で24時間反応させ
た。反応混合液をエーテル‐3N−HCl水溶液から抽
出し、水洗後、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した。 溶媒を減圧下に留去した後、残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(展開溶媒;ヘキサン:クロロホルム
=1:1)により単離精製した結果、ノナン酸エチルと
エチルオクチルエーテルの混合物を38.0 mg得た
。1H−NMRの測定の結果、ノナン酸エチルが29%
の収率で生成していた。
【0038】比較例1 20mlのオートクレーブにエチルオクチルカーボネー
ト(0.104 ml, 0.5 mmol), Et
OH(0.3 ml, 5 mmol), Co2(C
O)8(16.9 mg, 0.05 mmol)、お
よびTMU(0.7 ml)を入れ、CO(50 at
m)を封入した後、100℃で24時間反応させた。反
応混合物のGLC分析の結果、原料回収を確認した。
【0039】比較例2 20mlのオートクレーブに酢酸オクチル(0.099
 ml, 0.5 mmol), EtOH(0.3 
ml, 5 mmol), Co2(CO)8(16.
9 mg, 0.05 mmol)、およびTMU(0
.7 ml)を入れ、CO(50 atm)を封入した
後、100℃で24時間反応させた。反応混合物をエー
テル‐3N−HCl水溶液から抽出し、水洗後、有機層
を硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下に留去し
た結果、原料(72%, 61.6 mg)を回収した
【0040】比較例3 20mlのオートクレーブにトリフルオロ酢酸オクチル
(0.103 ml,0.5 mmol), EtOH
(0.3 ml, 5 mmol), Co2(CO)
8(16.7 mg, 0.05 mmol)、および
TMU(0.7 ml)を入れ、CO(50 atm)
を封入した後、100℃で24時間反応させた。反応混
合物をエーテル‐3N−HCl水溶液から抽出し、水洗
後、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧
下に留した結果、1‐オクタノールが61%(44.4
 mg)得られた。
【0041】比較例4 20mlのオートクレーブにエチルオクチルカーボネー
ト(0.104 ml, 0.5 mmol), Et
OH(0.3 ml, 5 mmol), Co2(C
O)8(17.0 mg, 0.05 mmol), 
NaI(75.7 mg, 0.5 mmol)、およ
びTMU(0.7 ml)を入れ、CO(50 atm
)を封入した後、100℃で24時間反応させた。反応
混合液をエーテル‐3N−HCl水溶液から抽出し、水
洗後、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減
圧下に留去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(展開溶媒;ヘキサン:クロロホルム=1:1
)により単離精製した結果、原料(72%, 73.0
 mg)を回収した。
【0042】比較例5 20mlのオートクレーブに酢酸オクチル(0.099
 ml, 0.5 mmol), EtOH(0.3m
l, 5 mmol), Co2(CO)8(16.8
 mg, 0.05 mmol), NaI(76.0
 mg, 0.5mmol)、およびTMU(0.7 
ml)を入れ、CO(50 atm)を封入した後、1
00℃で24時間反応させた。反応混合液をエーテル‐
3N−HCl水溶液から抽出し、水洗後、有機層を硫酸
マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下に留去した結果
、原料(75%, 64.2 mg)を回収した。
【0043】比較例6 20mlのオートクレーブにトリフルオロ酢酸オクチル
(0.103 ml,0.5 mmol), EtOH
(0.3 ml, 5 mmol), Co2(CO)
8(17.2 mg, 0.05 mmol), Na
I(76.2 mg, 0.5 mmol)、およびT
MU(0.7 ml)を入れ、CO(50 atm)を
封入した後、100℃で24時間反応させた。反応混合
液をエーテル‐3N−HCl水溶液から抽出し、水洗後
、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下
に留去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(展開溶媒;ヘキサン:クロロホルム=1:1)に
より単離精製した結果、ノナン酸エチルが14%(12
.8 mg)の収率で生成しており、1‐オクタノール
を45%(32.9 mg)得た。
【0044】実施例24   20mlのオートクレーブにメタンスルホン酸オク
チル(0.188 ml, 1 mmol),Et3N
(0.14 ml, 1 mmol), Co2(CO
)8(35.1 mg, 0.1 mmol), Na
I(75.8mg, 0.5 mmol)、およびEt
OH(2.0 ml)を入れ、CO(50 atm)を
封入した後、100℃で24時間反応させた。 反応混合液をエーテル‐3N−HCl水溶液から抽出し
、有機層を水洗後、硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒
を減圧下に留去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(展開溶媒;ヘキサン:クロロホルム= 
1 : 2)により単離精製した結果、ノナン酸エチル
とエチルオクチルエーテルの混合物を100.4 mg
得た。1H−NMRの測定の結果、ノナン酸エチルが5
2%の収率で生成していた。
【0045】実施例25   20mlのオートクレーブに1−エトキシ−3−メ
タンスルホニルオキシプロパン(0.150 ml, 
1 mmol), EtOH(0.6 ml, 10 
mmol), Co2(CO)8(33.5 mg,0
.1 mmol), NaI(75.0 mg, 0.
5 mmol)、およびTMU(1.4 ml)を入れ
、CO(50 atm)を封入した後、100℃で24
時間反応させた。反応混合液をエーテル‐3N−HCl
水溶液から抽出し、有機層を水洗後、硫酸マグネシウム
で乾燥した。溶媒を減圧下に留去した後、残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒;クロロホル
ム)により単離精製した結果、4−エトキシブタン酸エ
チルと1,3−ジエトキシプロパンの混合物を90.9
 mg得た。1H−NMRの測定の結果、4−エトキシ
ブタン酸エチルが56%の収率で生成していた。 1H−NMR (CDCl3, TMS) δ 1.1
8 (3H, t, J=7Hz), 1.25 (3
H, t, J=7Hz),2.42 (2H, t,
 J=7Hz), 2.95 (2H, q, J=7
Hz),3.47 (2H, t, J=7Hz), 
3.50 (2H, q, J=7Hz),4.16 
(2H, q, J=7Hz). IR (neat) ν(C=O) 1740cm−1
.Mass  m/e (rel. int.)  1
31 (4), 115 (5), 87 (15),
 73 (10), 59 (19),45 (34)
, 43 (29), 41 (29), 31 (9
2), 29 (100),27 (70), 15 
(16).
【0046】実施例26   20mlのオートクレーブにメタンスルホン酸β−
フェネチル(0.158ml, 1mmol), Et
OH(0.6 ml, 10 mmol), Co2(
CO)8(32.5 mg, 0.1 mmol), 
NaI(76.8 mg, 0.5 mmol)、およ
びTMU(1.4 ml)を入れ、CO(50 atm
)を封入した後、100℃で24時間反応させた。反応
混合液をエーテル‐3N−HCl水溶液から抽出し、有
機層を水洗後、硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減
圧下に留去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(展開溶媒;ヘキサン:クロロホルム= 1 
: 1)により単離精製した結果、3 − フェニルプ
ロピオン酸エチルとβ−フェネチルエチルエーテルの混
合物を113.3 mg得た。1H−NMRの測定の結
果、3−フェニルプロピオン酸エチルが61%の収率で
生成していた。 1H−NMR (CDCl3, TMS) δ 1.2
2 (3H, t, J=7Hz), 2.62 (2
H, m),2.97 (2H, m), 4.14 
(2H, q, J=7Hz), 7.24 (5H,
bs). IR (neat) ν(C=O) 1738cm−1
.Mass  m/e (rel. int.)  1
78 (6), 107 (20), 105 (31
), 104 (68), 91 (51),79 (
21), 78 (22), 77 (30), 65
 (17), 51(37),43 (19), 42
 (15), 39 (31), 29 (16), 
28 (16),27 (100), 15 (21)
【0047】実施例27   20mlのオートクレーブにメタンスルホン酸シト
ロネリル(0.210 ml, 1 mmol), E
tOH(0.6 ml, 10 mmol) , Co
2(CO)8(32.3 mg, 0.1 mmol)
, NaI(76.3 mg, 0.5 mmol)、
およびTMU(1.4 ml)を入れ、CO(50 a
tm)を封入した後、100℃で24時間反応させた。 反応混合液をエーテル‐3N−HCl水溶液から抽出し
、有機層を水洗後、硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒
を減圧下に留去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(展開溶媒;ヘキサン:クロロホルム= 
1 : 1)により単離精製した結果、4,8−ジメチ
ル−7−ノネン酸エチルとシトロネリルエチルエーテル
の混合物を166.9 mg得た。1H−NMRの測定
の結果、4,8−ジメチル−7−ノネン酸エチルが76
%の収率で生成していた。 1H−NMR (CDCl3, TMS) δ 0.9
2 (3H, d, J=5Hz), 1.06〜2.
15 (7H, m),1.25 (3H, t, J
=7Hz), 1.61 (3H, s), 1.69
 (3H, s),2.32 (2H, t, J=8
Hz), 4.14(2H, q, J=7Hz). IR (neat) ν(C=O) 1740cm−1
.Mass  m/e (rel. int.)  1
01 (5), 83 (5), 82 (5), 6
9 (55), 68 (5),67 (10),56
 (11), 55 (35), 45 (6), 4
3 (8),42 (12), 41 (100), 
39 (25), 29 (93), 28(17),
27 (48).
【0048】実施例28   20mlのオートクレーブにp−トルエンスルホン
酸−5−ヘキセニル(0.206 ml, 1 mmo
l), EtOH(0.6 ml, 10 mmol)
, Co2(CO)8(33.9 mg, 0.1mm
ol), NaI(76.3 mg, 0.5 mmo
l)、およびTMU(1.4 ml)を入れ、CO(5
0atm)を封入した後、100℃で24時間反応させ
た。反応混合液をエーテル‐3N−HCl水溶液から抽
出し、有機層を水洗後、硫酸マグネシウムで乾燥した。 溶媒を減圧下に留去した後、残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(展開溶媒;ヘキサン:クロロホルム
=1:1)により単離精製した結果、6−ヘプテン酸エ
チルが73% (114.3 mg) の収率で生成し
ていた。 1H−NMR (CDCl3, TMS) δ 1.2
4 (3H, t, J=7Hz), 1.30〜2.
17 (6H, m),2.32 (2H, t, J
=7Hz), 4.13 (2H, q, J=7Hz
),5.04 (2H, m), 5.84 (1H,
 m).IR (neat) ν(C=O) 1739
cm−1          ν(C=C) 1642
cm−1.
【0049】実施例29   20mlのオートクレーブにメタンスルホン酸ドデ
シル(0.256 ml, 1 mmol),EtOH
(0.6 ml, 10 mmol), Co2(CO
)8(35.1 mg, 0.1 mmol), Na
I(77.0mg, 0.5 mmol)、およびTM
U(1.4 ml)を入れ、CO(50 atm)を封
入した後、100℃で24時間反応させた。反応混合液
をエーテル‐3N−HCl水溶液から抽出し、有機層を
水洗後、硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下に
留去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(展開溶媒;クロロホルム)により単離精製した結果
、トリデカン酸エチルが79% (191 mg) の
収率で生成していた。 1H−NMR (CDCl3, TMS) δ 0.8
9 (3H, t, J=7Hz), 1.07〜1.
79 (20H, m),1.24 (3H, t, 
J=7Hz), 2.31 (2H, t, J=7H
z),4.15 (2H, q, J=7Hz).IR
 (neat) ν(C=O) 1741cm−1.M
ass  m/e (rel. int.)  157
 (6), 101 (43), 89 (13), 
88 (100), 83 (5),73 (17),
 71 (6), 70 (15), 69 (12)
, 61 (18),60 (16), 57 (21
), 56 (7), 55 (30), 45 (1
1),43 (53), 42 (11), 41 (
50),39 (8), 29 (63),28 (7
), 27 (21), 18 (10).
【0050
】実施例30   20mlのオートクレーブにメタンスルホン酸ドデ
シル(0.256 ml, 1 mmol),EtOH
(0.6 ml, 10 mmol), Co2(CO
)8(34.7 mg, 0.1 mmol), Na
I(76.6mg, 0.5 mmol)、およびNM
P(1.4 ml)を入れ、CO(50 atm)を封
入した後、100℃で24時間反応させた。GLC分析
によりわずかに原料が残っていた。反応混合液をエーテ
ル‐3N−HCl水溶液から抽出し、有機層を水洗後、
硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下に留去した
後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開
溶媒;クロロホルム)により単離精製した結果、トリデ
カン酸エチルが75%の収率で生成していた。
【0051】実施例31   20mlのオートクレーブにメタンスルホン酸ドデ
シル(0.256 ml, 1 mmol),EtOH
(0.6 ml, 5 mmol), Co2(CO)
8(32.6 mg, 0.1 mmol),NaI(
76.3mg, 0.5 mmol)、およびDMPU
(1.4 ml)を入れ、CO(50 atm)を封入
した後、100℃で24時間反応させた。GLC分析に
よりわずかに原料が残っていた。反応混合液をエーテル
‐3N−HCl水溶液から抽出し、有機層を水洗後、硫
酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下に留去した後
、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶
媒;クロロホルム)により単離精製した結果、トリデカ
ン酸エチルが66%の収率で生成していた。
【0052】実施例32     20mlのオートクレーブにメタンスルホン酸
シクロヘキシル(0.140 ml, 1mmol),
 EtOH(0.6 ml, 10 mmol), (
Ph3P)2PdCl2(36.0 mg, 0.05
 mmol),NaI(75.6 mg, 0.5 m
mol)、およびTMU(1.4 ml)を入れ、CO
(50 atm)を封入した後、100℃で24時間反
応させた。反応混合液をエーテル‐3N−HCl水溶液
から抽出し、有機層を水洗後、硫酸マグネシウムで乾燥
した。溶媒を減圧下に留去した後、残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(展開溶媒;ヘキサン:クロロ
ホルム= 1 : 1)により単離精製した結果、シク
ロヘキサンカルボン酸エチルとシクロヘキサンエチルエ
ーテルの混合物を52.4mg得た。1H−NMRの測
定の結果、シクロヘキサンカルボン酸エチルが34%の
収率で生成していた。 1H−NMR (CDCl3, TMS) δ 1.2
3 (3H, t, J=7Hz),1.30〜 2.
54 (11H, m),4.12 (2H, q, 
J=7Hz).IR (neat) ν(C=O) 1
738cm−1.Mass  m/e (rel. i
nt.)  131 (4), 87 (15), 7
3 (10), 59 (19), 45 (34),
43 (29), 41 (29), 31 (92)
, 29 (100), 27 (70),15 (1
6).
【0053】実施例33     20mlのオートクレーブに3−メタンスルホ
ニルオキシブタン酸エチル(0.170 ml, 1 
mmol), EtOH(0.6 ml, 10 mm
ol), (Ph3P)2PdCl2(69.8 mg
, 0.1mmol), NaI(152.9 mg,
 1.0 mmol)、およびTMU(1.4 ml)
を入れ、CO(50 atm)を封入した後、100℃
で24時間反応させた。反応混合液をエーテル‐3N−
HCl水溶液から抽出し、有機層を水洗後、硫酸マグネ
シウムで乾燥した。溶媒を減圧下に留去した後、残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒;ヘキ
サン:クロロホルム= 1 : 2)により単離精製し
た結果、2−メチルコハク酸ジエチルが42%の収率で
生成していた。 1H−NMR (CDCl3, TMS) δ 1.2
2 (3H, d, J=7Hz), 1.25 (3
H, t, J=7Hz),1.26 (3H, t,
 J=7Hz), 2.39 (1H, dd, J=
16.4and 6.1Hz), 2.72 (1H,
 dd, J=16.4and 8.1Hz),2.9
0 (1H, ddq, J=8.1 and 6.1
 and 7.2Hz),4.13 (2H, q, 
J=7Hz), 4.15 (2H, q, J=7H
z).IR (neat) ν(C=O) 1737c
m−1.
【0054】実施例34   20mlのオートクレーブにメタンスルホン酸オク
チル(0.188 ml, 1 mmol),H2O(
0.18 ml, 10 mmol), Co2(CO
)8(33.9 mg, 0.1 mmol), Na
I(76.6mg, 0.5 mmol)、およびTM
U(1.4 ml)を入れ、CO(50 atm)を封
入した後、100℃で24時間反応させた。反応混合液
をエーテル‐3N−HCl水溶液から抽出し、有機層を
水洗後、硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下に
留去した結果、ノナン酸を77%(122.4 mg)
得た。 1H−NMR (CDCl3, TMS) δ 0.9
 (3H, bt), 1.30 (12H, br)
,2.36 (2H, t, J=7Hz), 9.5
 (1H, br).
【00055】実施例35   20mlのオートクレーブにメタンスルホン酸ドデ
シル(0.256 ml, 1 mmol),H2O(
0.18 ml, 10 mmol), Co2(CO
)8(34.8 mg, 0.1 mmol), Na
I  (76.0mg, 0.5 mmol)、および
TMU(1.4 ml)を入れ、CO(50 atm)
を封入した後、100℃で24時間反応させた。反応混
合液をエーテル‐3N−HCl水溶液から抽出し、有機
層を水洗後、硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧
下に留去した結果、トリデカン酸を88%(189.0
 mg)得た。 1H−NMR (CDCl3, TMS) δ 0.9
 (3H, bt), 1.27 (20H, br)
,2.40 (2H, t, J=7Hz), 4.9
 (1H, br).
【00056】実施例36   20mlのオートクレーブに1、4ージメタンスル
ホニルオキシブタン(248.1 mg, 1 mmo
l), EtOH(1.2 ml, 20 mmol)
, Co2(CO)8(34.1 mg, 0.1 m
mol),NaI(75.4 mg, 0.5 mmo
l)、およびTMU(1.4 ml)を入れ、CO(5
0 atm)を封入した後、100℃で24時間反応さ
せた。反応混合液をエーテル‐3N−HCl水溶液から
抽出し、有機層を水洗後、硫酸マグネシウムで乾燥した
。溶媒を減圧下に留去した後、残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(展開溶媒;ヘキサン:クロロホル
ム=1:3)により単離精製した結果、アジピン酸ジエ
チルを78%(157.2 mg)得た。 1H−NMR (CDCl3, TMS) δ  1.
25  (6H,  t,  J=7Hz),  1.
67  (4H,  m),2.33  (4H,  
m),  4.15  (4H,  q,  J=7H
z).

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  第VIII族遷移金属錯体触媒および
    一般式 R1−OSO2R2 (式中、R1はアルキル基であり、R2はアルキル基、
    アラルキル基、またはアリール基である。)で示される
    アルキルスルホネートと一酸化炭素および一般式R3−
    OH (式中、R3は水素原子、アルキル基、アラルキル基、
    またはアルケニル基である。)で示される水またはアル
    コールとを反応させることからなる一般式R1−COO
    R3 (式中、R1およびR3は上記と同じである。)で示さ
    れるカルボン酸類の製法。
  2. 【請求項2】  第VIII族遷移金属錯体触媒および
    一般式 R2O2SO−R4−OSO2R2 (式中、R2はアルキル基、アラルキル基、またはアリ
    ール基であり、R4はアルキレン基である。)で示され
    るアルキルスルホネートと一酸化炭素および一般式R3
    −OH (式中、R3は水素原子、アルキル基、またはアルケニ
    ル基で示される水またはアルコールとを反応させること
    からなる一般式 R3OCO−R4−COOR3 (式中、R3およびR4は上記と同じである。)で示さ
    れるカルボン酸類の製法。
  3. 【請求項3】  ヨウ化物イオン源存在下に行う請求項
    1または2に記載のカルボン酸類の製法。
  4. 【請求項4】  塩基存在下に行う請求項3に記載のカ
    ルボン酸類の製法。
  5. 【請求項5】  非プロトン性極性溶媒中で行う請求項
    1、2、3または4に記載のカルボン酸類の製法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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