JPH0422976Y2 - - Google Patents

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JPH0422976Y2
JPH0422976Y2 JP1987142771U JP14277187U JPH0422976Y2 JP H0422976 Y2 JPH0422976 Y2 JP H0422976Y2 JP 1987142771 U JP1987142771 U JP 1987142771U JP 14277187 U JP14277187 U JP 14277187U JP H0422976 Y2 JPH0422976 Y2 JP H0422976Y2
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、半導体素子を樹脂材料によつて封
止成形するためのトランスフア樹脂封止装置の改
良に係り、特に、可動型の上下往復摺動機構の改
善に関するものである。
(従来の技術) 半導体素子を樹脂材料によつて封止成形するた
めの装置として、従来より、トランスフア樹脂封
止装置が用いられている。
この従来装置は、通常、固定上型と、該上型に
対向配設した可動下型と、該下型を固定上型に対
して上下往復摺動させる下型の上下往復摺動機構
(型締・型開機構)と、上下両型のいずれかに配
置した樹脂材料供給用のポツトと、該ポツトに嵌
装させる樹脂材料加圧用のプランジヤーと、該プ
ランジヤーを上下往復摺動させるプランジヤーの
上下往復摺動機構と、上記両型のP.L(パーテイ
ングライン)面に対設した多数のキヤビテイ、及
び、該キヤビテイとポツトとを連通させた溶融樹
脂材料の移送用通路等から構成されている。
この装置による半導体素子のトランスフア樹脂
封止成形は、上記ポツト内に供給された樹脂材料
を所定温度に加熱して溶融化すると共に、該溶融
樹脂材料を移送用通路を通して両型のキヤビテイ
内に加圧注入することにより、該キヤビテイ内に
嵌装セツトしたリードフレーム上の半導体素子を
樹脂封止させるものである。
また、上記可動下型は、該下型を下動させる型
開時、及び、該下型を上動させる型締時において
上下方向へ往復摺動されるが、この上下往復摺動
機構としては油圧を利用した油圧機構が一般に採
用されている。
また、上記した可動型の上下往復摺動機構とし
て、電動機により回転されるスクリユーシヤフト
とこれに係合させた非回転ナツト部材との組み合
わせから成る構造のものが提案されている(例え
ば、特開昭61−242795号公報)。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、半導体素子のトランスフア樹脂封止
装置には、成形された樹脂封止成形品の高品質性
若しくは高信頼性とその高能率生産性が強く要請
されているが、この装置における両型の型締・型
開機構に油圧機構を用いた場合には、実際の樹脂
封止成形作業において、次のような問題がある。
即ち、該油圧機構を利用した下型の上下往復摺
動機構においては、該機構の作動時にその油温が
変化することに起因して該油の粘性が変動するた
め、型締時等において常に所定の若しくは安定し
た型締圧力を得ることが極めて困難となる。
従つて、樹脂封止成形条件が常に一定しないた
め、この種成形品の高品質性若しくは高信頼性と
その高能率生産性という所期の目的を充分に達成
することができないといつた重大な樹脂成形上の
問題がある。
特に、両型の型締めが適正に行われていないと
きには、例えば、両型のP.L面やリードフレーム
の表面に多量の樹脂バリが付着形成され、また、
樹脂封止成形体に欠損部やボイドが形成され、更
に、リードフレームにおける外部リード端子の表
面に樹脂バリが付着すると、該端子の表面処理が
不充分若しくは不能となる等の問題がある。
本考案は、電動スクリユージヤツキ機構からな
る可動型の上下往復摺動機構(固定及び可動両型
の型締・型開機構)を採用することにより、油圧
機構における上述したような従来の問題点を確実
に解消することを目的とするものである。
また、本考案は、電動スクリユージヤツキ機構
から成る可動型の上下往復摺動機構を採用すると
共に、該可動型とその上下往復摺動機構における
スクリユーシヤフトとの間に固定及び可動両型の
型締圧力検出用の荷重計を装着して、該荷重計に
よる検出信号に基づき上記スクリユーシヤフトの
上下往復摺動機構を自動制御することにより、該
両型の型締めを所定の圧力及び速度にて行い、こ
れによつて、半導体樹脂封止成形品の品質性若し
くは信頼性及びその生産性の向上を図り、更に、
使用性、操作性に優れた半導体素子の樹脂封止装
置を提供することを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案に係る半導体素子の樹脂封止装置は、固
定型と、該固定型に対向配置させた可動型と、該
可動型の上下往復摺動機構とを備えた半導体素子
の樹脂封止装置であつて、上記可動型の上下往復
摺動機構をサーボモータを駆動源とする電動スク
リユージヤツキ機構から構成すると共に、該電動
スクリユージヤツキ機構におけるスクリユーシヤ
フトと上記可動型との間に上下両型の型締圧力検
出用の荷重計を装着して該荷重計による検出信号
に基づき上記サーボモータのトルク制御及び正逆
回転切換操作を自動的に行うように構成したこと
を特徴とするものである。
(作用) 本考案によれば、電動スクリユージヤツキ機構
によつて可動型の上下往復摺動(固定及び可動両
型の型締・型開)を行うことができる。
また、固定及び可動両型の型締時において、可
動型とその上下往復摺動機構におけるスクリユー
シヤフトとの間に装着した荷重計によつて、その
型締圧力を検出し、この圧力検出信号に基づき上
記スクリユーシヤフトの上下往復摺動を自動制御
することにより、該両型の型締めを所定の圧力及
び速度にて行うことができる。
(実施例) 次に、本考案を実施例図に基づいて説明する。
図には、本考案に係る半導体素子のトランスフ
ア樹脂封止装置の要部が示されている。
この装置は、上型(固定型)1と、該上型1に
対向配置した下型(可動型)2と、該上型1側に
配置したポツト3と、該ポツト3に嵌装させる樹
脂材料加圧用のプランジヤー4と、該上下両型
1,2のP.L面に対設した成形用キヤビテイ5
と、該キヤビテイ5及び上記ポツト3とを型締時
において連通させる溶融樹脂材料の移送用通路6
と、上記下型2を上型1に対して上下往復摺動さ
せる下型2の上下往復摺動機構7(型締・型開機
構)と、上記樹脂材料加圧用プランジヤー4を上
下往復摺動させるプランジヤー4の上下往復摺動
機構8とから構成されている。
また、上記した上型1は、装置の基盤9に立設
した複数本のタイバー10の上部に設けた固定盤
11の下方位置に、適宜なスペーサーブロツク1
2及び上型プレート13等を介して固着されてい
る。
また、上記した下型2は、上記各タイバー10
に対して上下摺動自在に嵌装された可動盤14上
に、適宜なスペーサーブロツク15及び下型プレ
ート16等を介して固着されている。
また、上記下型2の上下往復摺動機構7及び上
記プランジヤー4の上下往復摺動機構8は、後述
するサーボモータを駆動源とする電動スクリユー
ジヤツキ機構から夫々構成されている。
即ち、該下型2の上下往復摺動機構7は、上記
基盤9上に適宜な固定フレーム17等を介して固
設されている。該機構7は、サーボモータ18
と、該サーボモータ18により正逆両方向へ駆動
回転される水平回転軸19と、この水平回転軸1
9側と直交状に係合され且つ該水平回転軸19の
正逆両回転に伴つて同じく正逆両回転するように
軸装された上下方向の回転ナツト部材20と、該
回転ナツト部材20に螺装されたスクリユーシヤ
フト21と、該スクリユーシヤフト21と上記ナ
ツト部材20との係合螺子溝内に嵌装された多数
の回転ボール及び上記スクリユーシヤフト21に
対する回止手段(図示なし)等から構成されてい
る。従つて、上記スクリユーシヤフト21は、サ
ーボモータ18を正逆両方向へ回転させることに
より、上下方向へ移動するように設けられてい
る。
また、上記スクリユーシヤフト21の上部と可
動盤14の底部とは適宜な係合連結部材22を介
して着脱自在に係合連結されている。
また、上記した実施例においては、両型の型開
工程・リードフレームのセツト工程・両型の型締
工程・半導体素子の樹脂封止成形工程・両型の型
開工程・製品の取出工程といつた通常の樹脂成形
サイクルの自動且つ連続化に適応させる目的で、
上記サーボモータ18の自動制御機構を備えたも
のを示している。
即ち、この自動制御機構は、サーボモータ18
を正回転させることにより上記スクリユーシヤフ
ト21を上動させて、上下両型1,2をそのP.L
面にて接合させる型締作用を行うと共に、次の樹
脂成形工程のために、上記サーボモータ18の回
転方向を逆回転させることにより該スクリユーシ
ヤフト21を下動させて、該上下両型の型開作用
を行うといつた該サーボモータ18の正逆両回転
方向の切換操作を自動的に行うものである。
また、該上下両型1,2の型締圧力を検出する
ために、上記スクリユーシヤフト21の上端面と
上記係合連結部材22の下端面との間に所要の荷
重計23を装着し、更に、該荷重計23により検
出された圧力検出信号231を自動制御回路24
に入力し、該自動制御回路24から出力された制
御信号241によつてサーボモータ18のトルク
制御及び正逆両回転方向の切換操作を自動的に行
うように構成したものである。
なお、上記したプランジヤー4の上下往復摺動
機構8は、上部の固定盤11側に配設されている
ことに基づく構成及び作用上の差異はあるが、上
述した下型2の上下往復摺動機構7の構成と実質
的に同じ構成を有している。また、該機構8にお
ける自動制御機構は、プランジヤー4の作用に対
応させる目的で、次のように設定されている。
即ち、この場合の自動制御機構は、サーボモー
タ18の正回転させることによりスクリユーシヤ
フト21を下動させて、ポツト3内の樹脂材料に
対する加圧作用(溶融樹脂材料をキヤビテイ5側
に移送する作用)と通路6内において残溜固化形
成される樹脂成形体の突出作用を行つた後に、次
の樹脂成形工程のために、上記サーボモータ18
の回転方向を逆回転させて該スクリユーシヤフト
21を上動させるといつた該サーボモータ18の
正逆両回転方向の切換操作を自動的に行うもので
ある。
また、上記ポツト3内の樹脂材料に対するプラ
ンジヤー4の加圧力を検出するために、上記スク
リユーシヤフト21の下端面とプランジヤー4と
の間に所要の荷重計23を装着し、更に、該荷重
計により検出された圧力検出信号231を自動制
御回路24に入力し、該自動制御回路から出力さ
れた制御信号241によつてサーボモータ18の
トルク制御及び正逆両回転方向の切換操作を自動
的に行うように構成したものである。
また、上記した両上下往復摺動機構7,8にお
けるサーボモータ18,18には、例えば、ロー
タリーエンコーダー等の検出センサーが付設され
ており、この検出センサーによる検出信号に基づ
いて、該サーボモータ18,18の回転速度を自
動的に制御するように構成(図示なし)されてい
る。
また、図中の符号25,26は、キヤビテイ5
内で成形される半導体素子の樹脂封止成形体(製
品)を上下両型1,2間に取り出すためのエジエ
クター機構を示しており、該両型の型締時には各
機構25,26におけるエジエクターピン251
261の各先端面を両型キヤビテイ5の外部に後
退させると共に、下型2を下動させる型開時にお
いては逆にそれらのエジエクターピン251,2
1の各先端面を両型キヤビテイ5内に前進させ
て樹脂封止成形体を該両型間に突き出すことがで
きるように設けられている。
上記実施例のトランスフア樹脂封止装置におけ
る半導体素子の樹脂封止成形は、次のようにして
行われる。
予め、図に示すように、下型2を下動させて上
下両型1,2の型開きを行うと共に、プランジヤ
ー4を上動させておく。
次に、下型2の上面における所定位置に半導体
素子を装着したリードフレーム(図示なし)をセ
ツトすると共に、下型2の上下往復摺動機構7に
よつて該両型1,2の型締めを行う。即ち、該機
構7におけるサーボモータ18を正回転させてス
クリユーシヤフト21を上動させると、該シヤフ
ト21の上部側に装着された下型2が上動し、且
つ、該下型2は両型のP.L面において型締めされ
ることになる。なお、この型締時においては、上
記したリードフレーム上の半導体素子は両型キヤ
ビテイ5内に嵌合されている。
次に、上型1のポツト3内に樹脂材料を供給す
ると共に、プランジヤー4の上下往復摺動機構8
によつて該樹脂材料の加圧を行う。即ち、該機構
8におけるサーボモータ18を正回転させてスク
リユーシヤフト21を下動させると、該シヤフト
21の下部側に装着されたプランジヤー4が下動
して樹脂材料を加圧することになる。なお、この
とき、上記サーボモータ18は、荷重計23から
の圧力検出信号231に基づいたトルク制御を受
けているから、結局、上記樹脂材料に対して、予
め設定されたプランジヤー4による所定の加圧力
を加えることができるものである。また、該樹脂
材料はポツト3内においてヒータ27により所定
温度に加熱されて溶融化されると共に、該溶融樹
脂材料は上記プランジヤー4の加圧力により移送
用通路6を通して両型キヤビテイ5内に注入充填
される。従つて、両型キヤビテイ5内に嵌合され
た半導体素子は注入充填された上記樹脂材料によ
つて樹脂封止成形されることになる。
上記した樹脂封止成形後において、下型2を再
び元位置まで下動させて上下両型1,2の型開き
を行うと共に、プランジヤー4の上下往復摺動機
構8におけるスクリユーシヤフト21を更に所定
位置まで下動させると、樹脂封止成形体(製品)
及びリードフレームは、上下のエジエクター機構
におけるエジエクターピン251,261の突出作
用によつて両型キヤビテイ5の外部に突き出さ
れ、且つ、移送用通路6内の樹脂成形体はプラン
ジヤー4による突出作用によつて該通路6に外部
に突き出されることになる。
なお、下型2を再び元位置にまで下動させる型
開作用や、次の樹脂封止成形に先立つて上記プラ
ンジヤー4を元位置にまで上動させる作用は、上
記した両上下往復摺動機構7,8におけるサーボ
モータ18,18の回転を逆方向に夫々回転させ
ればよい。しかしながら、プランジヤー4の上下
往復摺動機構8におけるサーボモータ18の逆回
転操作は、上記したスクリユーシヤフト21の下
動に基づくポツト3内の樹脂材料に対する加圧作
用と樹脂成形に必要な通常の保圧作用及び移送用
通路6内の樹脂成形体に対する突出作用が終了し
た後に行えばよく、このような両上下往復摺動機
構7,8の各自動制御は、上記した各作用に関連
して自動的に且つ連続的に行われるものである。
即ち、上記した両上下往復摺動機構7,8の各
自動制御は、下型2の上動による上下両型1,2
の型締作用時、及び、プランジヤー4による樹脂
材料の加圧作用時において、荷重計23,23に
より検出した所定圧力検出信号231,231を自
動制御回路24,24に入力し且つ該自動制御回
路から制御信号241,241を出力することによ
り、サーボモータ18,18の回転トルクを制御
し或はその回転を一時停止してその過度の型締圧
力、及び、樹脂材料に対する加圧及び保圧作用を
防止することができる。
また、プランジヤー4による通路6内の樹脂成
形体に対する突出作用は、前述したエジエクター
ピン251による樹脂封止成形体の突出作用と略
同時に行えばよい。
このような下型2の上下往復摺動機構7におけ
るサーボモータ18の逆回転操作は、該両型1,
2の型締作用及び樹脂材料の加圧及び保圧作用に
要する所要時間の経過後に行えばよく、また、プ
ランジヤー4の上下往復摺動機構8におけるサー
ボモータ18の逆回転操作は、樹脂材料の加圧及
び保圧作用及び樹脂成形体の突出作用に要する所
要時間の経過後に行えばよい。従つて、このよう
な各作用を自動的に且つ連続的に行うことによ
り、両型の型開工程・リードフレームのセツト工
程・両型の型締工程・半導体素子の樹脂封止成形
工程・両型の型開工程・製品の取出工程といつた
樹脂成形サイクルの自動且つ連続化に適応させる
ことができるものである。
また、上記した上下往復摺動機構7の自動制御
による上下両型1,2の型締めは、所定の圧力に
より若しくは安定した速度にて行われると共に、
この型締圧力は比較的容易に且つ確実に調整する
ことができる。
更に、上記した上下往復摺動機構8の自動制御
による両キヤビテイ5内への樹脂注入圧力及び注
入速度は、所定の圧力により若しくは安定した速
度にて行われると共に、この樹脂注入圧力及び注
入速度は比較的容易に且つ確実に調整することが
できる。
即ち、半導体素子の樹脂封止成形においては、
通常の場合、エポキシレジン等の熱硬化性樹脂材
料が用いられるから、加熱溶融化された樹脂材料
は、その性質上、所要時間の経過に伴つて硬化作
用が始まる。このため、該溶融樹脂材料のキヤビ
テイ内への注入時間は、そのゲル化タイムと略同
じ約20〜30secの範囲以内に設定されるのが通例
である。また、上記したゲル化タイムは、高能率
生産性を目的として可及的に短縮化される傾向に
あること、また、上記樹脂材料のゲル化及び硬化
タイムは、樹脂材料の加熱温度(金型設定温度)
により大きく左右されるものであること等から、
実際の樹脂成形作業においては、諸種の樹脂成形
条件に対して適正に即応できることが好ましいと
云える。
上記実施例の構成によれば、溶融樹脂材料の注
入圧力及び注入速度を上記した諸種の樹脂成形条
件に適応したものに任意に設定することができ、
更に、上記樹脂材料の注入速度を上記した樹脂注
入時間の範囲以内で所要の態様に設定することが
可能となるから、例えば、該注入速度を5段階等
の多段階の速度範囲に分けて設定することができ
るため、上記した諸種の樹脂成形条件に対して適
正に即応できるものである。
なお、上述したようなプランジヤー4による移
送用通路6内の樹脂成形体に対する突出作用を必
要としないタイプの樹脂封止装置においては、樹
脂材料に対する加圧時間及び樹脂成形に必要な通
常の保圧時間に要する所要時間の経過後に、直ち
に、サーボモータの正回転を停止すると共に、こ
れを逆回転させてスクリユーシヤフトを所定位置
にまで上動させればよい。
また、下型2の上下往復摺動機構7において、
その荷重計23が上下両型1,2の所定型締圧力
を検出し、且つ、その検出信号231を自動制御
回路24に入力したときに、そのスクリユーシヤ
フト21を、例えば、機械的な或は電気的なロツ
ク機構を介してロツクする(該スクリユーシヤフ
トの摺動を阻止する)構成を併用することによ
り、該上下両型1,2の所定型締圧力を検出と同
時的に、そのサーボモータ18の正回転を直ちに
停止させることができる。
また、同様に、プランジヤー4の上下往復摺動
機構8において、その荷重計23がプランジヤー
4による樹脂材料の所定加圧力を検出し、且つ、
その検出信号231を自動制御回路24に入力し
たときに、そのスクリユーシヤフト21を、上記
ロツク機構を介してロツクする構成を併用するこ
とにより、樹脂材料に対する所定加圧力の検出と
同時的に、そのサーボモータ18の正回転を直ち
に停止させることができる。
(考案の効果) 本考案の構成によれば、可動型の上下往復摺動
機構に油圧機構を用いた従来の装置と較べて、固
定及び可動両型の型締めを圧力及び安定した速度
にて行うことができる効果がある。
また、上記型締圧力及び速度を容易に且つ確実
に調整できることから、樹脂封止成形品の高品質
性若しくは高信頼性及びひの高能率生産性と云つ
た目的を充分に達成することができると共に、使
用性・操作性に優れた半導体素子の樹脂封止装置
を提供することができると云つたきわめて実質的
な効果を奏するものである。
更に、油圧機構を用いた従来装置のものは、油
圧タンクや全油圧パイプその他の付属部品の取り
付け等によつてその全体的重量及び形状が大型化
されていたが、本考案の構成によるときは、装置
の全体的重量の軽減化と全体的形状の小型化を図
ることができる等の効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
図は、本考案に係る半導体素子の樹脂封止装置
の要部を示す一部切欠縦断正面図であり、上下両
型の型開時の状態を示している。 符号の説明、1……固定上型、2……可動下
型、3……ポツト、4……プランジヤー、5……
キヤビテイ、6……樹脂材料移送用通路、7……
上下往復摺動機構、8……上下往復摺動機構、1
8……サーボモータ、19……水平回転軸、20
……回転ナツト部材、21……スクリユーシヤフ
ト、23……荷重計、231……圧力検出信号、
24……自動制御回路、241……制御信号。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 固定型と、該固定型に対向配置させた可動型
    と、該可動型の上下往復摺動機構とを備えた半導
    体素子の樹脂封止装置であつて、上記可動型の上
    下往復摺動機構をサーボモータを駆動源とする電
    動スクリユージヤツキ機構から構成すると共に、
    該電動スクリユージヤツキ機構におけるスクリユ
    ーシヤフトと上記可動型との間に上下両型の型締
    圧力検出用の荷重計を装着して該荷重計による検
    出信号に基づき上記サーボモータのトルク制御及
    び正逆回転切換操作を自動的に行うように構成し
    たことを特徴とする半導体素子の樹脂封止装置。
JP1987142771U 1987-09-17 1987-09-17 Expired JPH0422976Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61242795A (ja) * 1985-04-22 1986-10-29 Mitsubishi Electric Corp 加圧プレス制御装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61242795A (ja) * 1985-04-22 1986-10-29 Mitsubishi Electric Corp 加圧プレス制御装置

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