JPH04228626A - リング精紡機 - Google Patents
リング精紡機Info
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- JPH04228626A JPH04228626A JP3120782A JP12078291A JPH04228626A JP H04228626 A JPH04228626 A JP H04228626A JP 3120782 A JP3120782 A JP 3120782A JP 12078291 A JP12078291 A JP 12078291A JP H04228626 A JPH04228626 A JP H04228626A
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- D—TEXTILES; PAPER
- D01—NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
- D01H—SPINNING OR TWISTING
- D01H7/00—Spinning or twisting arrangements
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- D01H7/52—Ring-and-traveller arrangements
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- Mechanical Engineering (AREA)
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- Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)
Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
記載のリング精紡機に関する。
第3159963号明細書によって久しい以前から公開
されている。
グとリングトラベラとの間の接触平面を拡大し、かつ比
表面圧力の低減によって摩耗を減少せしめ、同時にスピ
ンニングリング上でリングトラベラの運動の安全性を高
めるために使用されている。
ニングリングにあっては、傾斜フランジの傾斜、つまり
スピンニングリングの内方走行面が、垂線に対し38°
又はそれより大きい角度を成している。しかし走行面の
この強い傾斜によって、スピンニングリングの最小内径
の位置におけるリング及びトラベラによる負荷は、後で
詳しく説明するように比較的大きくなる。この局部的に
強力なリングトラベラの負荷は、特に精紡速度が高い場
合その寿命を著しく短縮せしめる。
形の内面上でスピンニングリングの走行面に僅かの湾曲
部だけしか与えられていないような場合には、リングト
ラベラが不安定になる可能性がある。それは、リングト
ラベラがスピンニングリングの走行面上で直線接触を受
け乍らその安定位置に強制的にいるのが余りにも少ない
からである。このことは同じように、リングトラベラに
ひいてはスピンニングリングに、高い摩耗を齎らす可能
性がある。スピンニングリングの曲率半径が最小内径の
位置で余りにも小さく選択されると、この位置における
スピンニングリングとリングトラベラ間の面圧が、トラ
ベラのその他の領域における面圧よりも著しく高くなる
。このことが同じように当該個所に強力な摩耗を発生せ
しめ、このことによってリング精紡機のトラベラの寿命
が更に減少せしめられる。従来技術に基くこの公知の構
成にあっては、このことが問題である。更に従来技術に
基くスピンニングリングは、スピンニングリングの走行
部分内の隆起部の高さが不必要に大きく選択されている
という欠点を有している。この高さは、フランジの傾斜
方向で測定して隆起部の2倍の肉厚よりもより大きくな
っており、これによりトラベラの寸法ひいてはその質量
が増加する。このことは、トラベラの所定のワイヤ直径
にあってはトラベラの遠心力に基く面圧が相対的に大き
くなることを意味している。所定の走行質量を保持する
必要がある場合には、トラベラのワイヤ直径をそれに応
じて小さく選択する必要があり、その結果、リングトラ
ベラとスピンニングリングとの間の面圧は、当接面がよ
り小さいことから再び高くなり、そのために許容できな
いような摩耗が発生するようになる。
グ精紡機のためのスピンニングリングを改良して、これ
が特に長い寿命を有して大きな精紡速度を実現し、その
際従来技術に基く公知の構成の欠点を除去することにあ
る。更にワイヤ直径が小さい場合には、摩耗代がより小
さくても所定の最小横断面積を保持することができるよ
うにすることを狙っている。
術的な特徴によって解決することができた。
にあっては、より高い精紡速度を達成することができ、
同時にトラベラ及びリングの摩耗をより小さくすること
ができる。リングの上を回転する際トラベラが良好な関
係にあるため、紡績糸の品質が向上しかつ紡績糸破断の
傾向を減少せしめることができる。
る。
リング1は、リング精紡機のリングフレーム15に支承
されている。リングフレーム15に結合されたスピンニ
ングリング1の基体部分14は、上方に向って所謂傾斜
フランジに移行し、更にスピンニングリングの走行部分
12に移行している。傾斜フランジ11は、図2に基く
角度αを成して垂線に対し傾斜する母線を備えた円錐台
に類似している。リングの上方のスピンニングリングの
走行部分12には隆起部12′が位置しており、該隆起
部12′は、スピンニングリング1上に差し込まれたリ
ングトラベラ2を、走行面13に対し付加的に案内して
いる。走行面13は点A及びBの間に曲率部を有してお
り、該曲率部は一定の曲率半径R2を有している。点A
の上方のリングの走行部分12に、曲率半径R1を備え
た部分走行面13′が接続されている。点A及びBの間
の結合線は垂線と角度αを成しており、該角度αは有利
には33°±2°である。図1及び図2においてリング
トラベラ2は、スピンニングリング1による断面の頂上
平面内でスピンニングリングに当接していないように図
示されている。リングトラベラ2は主として、隆起部1
2′を取り囲んでいる外方の走行脚部21と、内方の走
行脚部22とから成っている。上述のように曲率半径R
1及びR2を備えた円形トロイダル面の部分によって形
成されているスピンニングリングの走行面13は、理想
的には頂上断面内で常に変化する曲率半径を備えた双曲
面の部分であろう。しかし実用上は、一定の曲率半径を
備えた湾曲面による双曲面部分の近似で充分である。リ
ングトラベラ2の内方走行脚部22は、点A及びB間を
直線状に延びていて宜い。回転中のスピンニングリング
1上のリングトラベラ2の傾斜位置にあっては、図3に
示唆されているように、スピンニングリングに向い合う
走行脚部22の側部が、点A及びBの間の領域内のスピ
ンニングリングに一様に当接し、また走行脚部22の内
方輪郭が点Aの近傍で対応するように成形されている場
合には、点Aの上方でもスピンニングリングに当接する
。スピンニングリング上の曲率半径R1が1.0mmで
ある場合には、対応するリングトラベラの内方半径R3
を例えば1.2mmに選択する。隆起部12′の周面に
おける外方の走行脚部21の形態は、リングトラベラの
機能に対しては余り重要でない。隆起部12′と走行脚
部21の内方輪郭との間は、回転中、リングトラベラ2
がスピンニングリング1上で隆起部12′の外側面に接
触しないような距離になっていなければならない。頂上
断面におけるスピンニングリングの有利な寸法は、以下
の通りである: R1= 1.0・・・・1
.5mm,R2=20・・・・・25・・・・・30m
m,α =0 ・・・・・33・・・・・36°,H
=2.0・・・・2.3・・・・2.7mm。
5・・・30テックスの間にあるリング精紡機のための
ものである。その際図1に基く内径Dは、例えば36m
mと40mmとの間にある。
ている時のリングトラベラ2を備えたスピンニングリン
グ1の部分正面図である。
てスピンドル3の周りを走行している紡績糸Gは、上方
のリングトラベラ2内で偏向し、ここから矢印G′の方
向でスピンドル3の外周上に接線状に乗り上げている。 リングトラベラ2は、回転中図3に図示されているよう
に、スピンニングリング1の上に傾斜して位置している
。この傾斜位置は精紡速度、糸番手、スピンドル直径、
糸繊度、スピンニングリング1及びリングトラベラ2間
の摩擦関係等の種々の要素に依存する。理想的な関係の
元ではリングトラベラ2は、スピンニングリング1に対
しその内方の走行脚部22が内面上で双曲面の母線と重
なる。このことは前述のように、部分的には点A及びB
間の領域内の走行面13によって、又頂上断面内の曲率
半径R2を備えた湾曲面によって、夫々近似せしめられ
る。
通する切断線IV−IVに沿った断面図である。図4に
はリングトラベラに作用する力が記入されている。つま
りそれらは、リングトラベラの質量に基く遠心力F、切
断面内に位置する糸の合成力の分力R、点Aの下方にお
けるリングトラベラ2とスピンニングリング1との間の
面圧に起因するスピンニングリング1からリングトラベ
ラへの鉛直力N、スピンニングリング1の部分走行面1
3′においてトラベラの対応する部分に伝達される支持
力Sである。スピンニングリング1とリングトラベラ2
との間の接触ゾーンは、破線の矢印線Zによって図示さ
れている。
ている力の力線図が、抜き書きされた線で記入されてい
る。そして抜き書きされた実線は、本発明に基くリング
精紡機における関係を示し、破線は、例えば冒頭で言及
した米国特許第3159963号明細書によって代表さ
れるような、従来技術に基く精紡機における関係を示し
ている。遠心力F′は、本発明に基く構成の場合の遠心
力Fより著しく大きい。それは従来技術に基く外方の走
行脚部21が本発明に基くそれよりも著しく長いからで
ある。切断平面における糸の合成力の分力R及びR′は
、等しい大きさであると想定される。有利な構成にあっ
ては、鉛直力Nは遠心力と角度α=33°を形成してお
り、1方破線の力の線図にみられる対応する角度は、著
しく大きくなっており、例えば冒頭で言及した米国特許
明細書のスピンニングリングの内方走行面の傾斜によれ
ば、この角度は38°である。鉛直力N乃至N′の大き
さは、当該の両場合のための支持力S乃至S′が所定の
同一の角度で延び、かつ遠心力F乃至F′が原点に対し
て力の線図を閉じるという仮定の元に生ずる大きさであ
る。図5の両方の力の線図を比較すると、特に従来技術
に基く支持力S′が本発明に基く実施例における支持力
Sよりも著しく大きくなっていることが判る。このこと
から、特に本発明に基く支持力Sによって惹き起こされ
る摩耗が、本発明に基く配列の場合、リングトラベラ2
及びスピンニングリング1の部分走行面13′の近傍で
、従来のリングとトラベラの組合せの場合よりも著しく
小さいと結論づけることができる。このことは、本発明
に基く構成の場合、より良好な糸の品質を伴った著しく
高い精紡速度と、スピンニングリングとリングトラベラ
との摩耗の減少とが達成できるという事実からも明らか
である。
頂上部分の断面図である。
である。
リングトラベラを備えたスピンニングリングの部分図で
ある。
ている図3の線IV−IVに沿った部分断面図である。
で、従来技術に基くスピンニングリングの場合は破線で
、夫々表わされているリングトラベラに作用する力の力
線図である。
スピンドル、11 傾斜フランジ、12 走行
部分、12′ 走行部分上の隆起部、13 走行面
、13′部分走行面、14 リングの基体部分、15
リングフレーム、21外方走行部分、22 内方
走行部分、G 紡績糸、G′ 糸の走行方向乃至は
巻付け方向、L トラベラの走行方向、R 切断面
における合成された糸の力の分力、F トラベラの遠
心力、N 走行面におけるリングからトラベラへの鉛
直力、S 支持力、F′R′N′S′ 従来技術に
基く構成の場合の力線図、FRNS 本発明に基く構
成の場合の力線図、D スピンニングリングの内径
Claims (6)
- 【請求項1】 所謂傾斜フランジリングの形状をした
スピンニングリングを備えているリング精紡機であって
、その際スピンニングリングの傾斜フランジが、リング
フレームの上に載置されたスピンニングリングの基体部
分と、その上でリングトラベラが回転しているスピンニ
ングリングの走行部との間に位置し、また走行部分上に
はリングトラベラの位置を保護している隆起部が備えら
れており、その際基体部分及び走行部分の寸法は、スピ
ンニングリングが基体部分から走行部分に向って円錐状
に先細りになるように選択されており、その結果、傾斜
フランジが円錐台形に類似するようになっている形式の
ものにおいて、隆起部の高さが、スピンニングリングの
頂上断面において最高でも隆起部の肉厚の半分だけ上廻
っており、その際隆起部の高さは円錐の母線に対し平行
に測定されたものであり、肉厚は母線に対し横方に測定
されたものであることを特徴とするリング精紡機。 - 【請求項2】 隆起部の肉厚は2.0mmと2.6m
mとの間にあり、高さは2.2mmと2.8mmとの間
にあることを特徴とする、請求項1記載のリング精紡機
。 - 【請求項3】 スピンニングリング(1)の走行部分
(12)の内面上における走行面(13)の曲率半径(
R2)は、頂上断面で測定して最高でも30mmである
ことを特徴とする、請求項1記載のリング精紡機。 - 【請求項4】 所謂傾斜フランジリングの形状をした
スピンニングリングを備えているリング精紡機であって
、その際スピンニングリングの傾斜フランジが、リング
フレームの上に載置されたスピンニングリングの基体部
分と、その上でリングトラベラが回転しているスピンニ
ングリングの走行部との間に位置し、また走行部分上に
はリングトラベラの位置を保護している隆起部が備えら
れており、その際基体部分及び走行部分の寸法は、スピ
ンニングリングが基体部分から走行部分に向って円錐状
に先細りになるように選択されており、その結果、傾斜
フランジが円錐台形に類似するようになっている形式の
ものにおいて、スピンニングリングの最小直径の近傍に
おける部分走行面の曲率半径(R1)が、その内面上で
少くとも1mmであることを特徴とする、請求項1記載
のリング精紡機。 - 【請求項5】 所謂傾斜フランジリングの形状をした
スピンニングリングを備えているリング精紡機であって
、その際スピンニングリングの傾斜フランジが、リング
フレームの上に載置されたスピンニングリングの基体部
分と、その上でリングトラベラが回転しているスピンニ
ングリングの走行部との間に位置し、また走行部分上に
はリングトラベラの位置を保護している隆起部が備えら
れており、その際基体部分及び走行部分の寸法は、スピ
ンニングリングが基体部分から走行部分に向って円錐状
に先細りになるように選択されており、その結果、傾斜
フランジが円錐台形に類似するようになっている形式の
ものにおいて、走行面(13)が、スピンニングリング
の内面上の曲率半径(R2)の領域内で垂線に対し最高
で35°の平均傾斜を有していることを特徴とする、請
求項1記載のリング精紡機。 - 【請求項6】 曲率半径(R1)に配設されたリング
トラベラ(2)上の内方曲率半径(R3)は、R1の値
の1.2倍であることを特徴とする、請求項4記載のリ
ング精紡機。
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