JPH04227930A - 溶融粘度の増大したラクタム混合物 - Google Patents

溶融粘度の増大したラクタム混合物

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JPH04227930A
JPH04227930A JP3145166A JP14516691A JPH04227930A JP H04227930 A JPH04227930 A JP H04227930A JP 3145166 A JP3145166 A JP 3145166A JP 14516691 A JP14516691 A JP 14516691A JP H04227930 A JPH04227930 A JP H04227930A
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styrene
block copolymers
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lactam
butadiene
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JP3145166A
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Hans-Detlef Heinz
ハンス−デトレフ・ハインツ
Friedrich Fahnler
フリードリツヒ・フアーンラー
Bernd Stollfuss
ベルント・シユトルフス
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Bayer AG
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L77/00Compositions of polyamides obtained by reactions forming a carboxylic amide link in the main chain; Compositions of derivatives of such polymers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L77/00Compositions of polyamides obtained by reactions forming a carboxylic amide link in the main chain; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L77/02Polyamides derived from omega-amino carboxylic acids or from lactams thereof

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、粘度の増大したラクタム溶融物
を与えるラクタム混合物、その製造法、及び好ましくは
ラクタムの活性化アニオン重合における(キャストされ
るポリアミドへの)その使用法に関する。本発明によれ
ば、ラクタム溶融物に溶解するある種の不飽和芳香族ビ
ニル化合物/ジエンブロック共重合体(B)を、ラクタ
ム(溶融物)(A)に1〜15重量%の量で添加し、更
にジエンブロック共重合体(B)と適合し且つラクタム
溶融物に完全に又は部分的に溶解する成分(C)を更な
る成分として添加してもよい。使用されるブロック共重
合体(B)は芳香族ビニル単位10〜85重量%及びジ
エン単位15〜90重量%を含有する。ブロック共重合
体(B)は部分的に水素化され、エポキシ化され、又は
グラフトされていてもよい。
【0002】好適なラクタムはε−カプロラクタムであ
る。
【0003】粘度の増大したラクタム溶融物は、強化材
及び充填剤(D)を捕捉するのに及び充填したキャスト
されたポリアミドの製造に特に適している。
【0004】本発明は、このように増粘されたラクタム
溶融物、更に特に充填剤/強化材を含有するラクタム溶
融物の、ポリアミドの製造過程における使用法、及び更
に特にアニオン的に活性化されたキャスト法による対応
するポリアミド成形物にも関する。
【0005】例えばカプロラクタムから製造されるキャ
ストされたポリアミド成形物は、高程度の機械的性質を
示すことが知られている。その標準的な射出成形部品と
比較しての増大した結晶化度のために、殆んど多くの機
械的性質は重縮合によって製造されるポリアミドと比べ
て改善される。この理由のために、キャストされたポリ
アミドは魅力的な物質である。しかしながら、重縮合に
よって製造されるポリアミドに関してキャストされたポ
リアミドの欠点は、キャストされたポリアミドが一般に
熱可塑性物のように加工できないということである。従
って成形物中に存在させるべきすべての添加剤は一般に
重合前のラクタム溶融物に導入しなければならない。
【0006】低粘度ラクタム溶融物及び触媒及び更に活
性化剤からのキャストされたポリアミド成形物の製造(
活性化アニオン重合)は公知である[参照、例えばビー
ウェグ(Vieweg)、ミュラー(Mueller)
:合成材料ハンドブック、第VI巻、カール−ハンザー
出版社(Karl−Hanser・Verlag,Mu
enchen)、1966]。ポリウレタンRIM系と
比べて、ラクタム溶融物は例えばその非常に低粘度が故
に、簡単なポンプを用いて圧力をかけずに或いは(加圧
下の)反応射出成形により輸送できるから、加工がより
簡単である。今や多くの用途に対して、キャストされた
ポリアミド成形物の好ましい機械的性質例えば硬度、靭
性及び強度並びに中でもクリープモジュラスが、射出成
形材料から公知のように強化材及び充填剤の添加によっ
て改善されることは更に望ましいであろう。しかしなが
らこの点に関し、確かにラクタム溶融物の低粘度は、例
えばガラス繊維が密度の差のために非常に迅速に沈降す
るから、かなりの欠点となる。これは通常の方法によっ
てガラス繊維で強化されたキャストされたポリアミドを
製造することを非常に困難にしている。従ってラクタム
溶融物の粘度が簡単な方法で明確に増大せしめうること
が望ましい。
【0007】しかしながら、この点に関する問題は、ラ
クタムの活性化アニオン重合が多くの添加剤によって影
響される化学的に非常に敏感な系を呈するということで
ある。一般に、典型的な増粘剤例えばポリアクリルアミ
ドは、重合反応を妨害するか、或いはラクタム溶融物中
への不適当な溶解性を示す。
【0008】今回驚くことに、ラクタム溶融物の粘度は
特別な不飽和の芳香族ビニル化合物/ジエンブロック共
重合体(B)並びに随時ジエンブロックと混和しうる更
なる成分(C)の添加によって明白に増大させうること
、そして活性化アニオン重合がこの手段によって、あっ
たとしても無視できる程度でしか一般に影響されないこ
とが発見された。更にこれらのラクタム混合物は、充填
剤/強化材(D)が溶融物中で全然沈降しない或いは非
常にゆっくり沈降するだけであってそれらが成形物中に
均一に分布しているから、強化された及び充填されたキ
ャストされたポリアミド成形物を製造するのに非常に適
当であることが発見された。
【0009】従って本発明は、 A)ω−ラクタム、更に特にε−カプロラクタム、B)
1〜15重量%、好ましくは3〜12重量%及び更に好
ましくは4〜10重量%の、芳香族ビニル単位10〜8
5重量%、好ましくは20〜80重量%、更に好ましく
は30〜55重量%及びジエン単位15〜90重量%、
好ましくは20〜80重量%、更に好ましくは45〜7
0重量%、を含有する不飽和芳香族ビニル化合物/ジエ
ンブロック共重合体(B)、但しブロック共重合体(B
)は随時好ましくはソフトセグメントの、水素化度60
%までの部分的水素化により及び/又はエポキシ化によ
り及び/又は反応性単量体でのグラフトにより及び/又
は他の改変剤により続いて改変されていてよく及び随時
溶解形で存在していてよい、及び随時C)(A+B)に
基づいて0〜20重量%の、ブロック共重合体(B)と
適合しうる物質及び D)(A+B+C)に基づいて0〜50重量%の充填剤
及び強化剤及び他の典型的な添加剤、を含有する溶融粘
度の増大したラクタム混合物に関する。
【0010】これらの増粘されたラクタム溶融物は、好
ましくは充填剤及び/又は強化剤を普通の量で、例えば
5〜50重量%、好ましくは40重量%まで含有する。
【0011】本発明は、更に特に活性化アニオン重合に
よるポリアミドの製造のための、及び更に強化された及
び/又は充填されたキャストされたポリアミド成形物の
製造のための増粘されたラクタム溶融物の使用にも関す
る。更に本発明はこれらのポリアミドの製造法及び本発
明のラクタム溶融物を用いることによって製造されるポ
リアミド又はむしろポリアミド成形物の使用法に関する
【0012】本発明によれば、適当な芳香族ビニル化合
物/ジエンブロック共重合体(B)は、改変されてない
ブロックを含有するもの及び、続いて改変されたブロッ
クを含有するもの、例えばジエンブロックのいくらか(
高々60%まで、好ましくは<50%まで)が水素化さ
れた又はグラフトで改変されているものを含む。
【0013】芳香族ビニルブロックに対して好適な単量
体はスチレン、α−メチルスチレン、m−及びp−メチ
ルスチレン(又は「ビニルトルエン」として公知の混合
物、並びに2−及び4−ビニルピリジンである。ジエン
ブロックの合成に好適な単量体はブタジエン、イソプレ
ン及び2,3−ジメチルブタジエンである。スチレン、
α−メチルスチレン、m−及びp−メチルスチレン、ブ
タジエン及びイソプレンは特に好適である。スチレン及
びブタジエンは最も特に好適である。
【0014】芳香族ビニルブロック及びジエンブロック
(又は例えば部分的に水素化されたジエンブロック)は
異なる具合に一緒になってブロック共重合体を形成して
もよい。本発明によれば、適当なブロック共重合体は例
えばA′B′形2−ブロック共重合体、A′B′A′又
はB′A′B′形3ブロック共重合体、(A′B′)n
形マルチブロック共重合体などである。ここにA′及び
B′はブロック共重合体(B)中のブロックを表わす。 本発明に従って用いるのに適当なブロック共重合体(B
)は、例えばアニオン重合後に例えばSiCl4と結合
させることにより昇形構造を有していてもよい。ブロッ
ク共重合体は個々の芳香族ビニルブロック及びジエンブ
ロックの間に混合ブロック(「濃度勾配のある」又は「
重複した」構造)を有していてもよい。個々のブロック
は枝分れしてもよい。ジエンブロックは続いて例えば部
分的水素化により(60%まで)及び/又は反応性単量
体例えば不飽和カルボン酸、無水マレイン酸、マレイン
酸セミエステル、又はマレイミドでのグラフトにより、
或いはエポキシ化により、技術的に公知のように化学的
に改変されていてもよい。
【0015】適当なブロック共重合体は例えばスチレン
/ブタジエンの2ブロック共重合体、スチレン/イソプ
レンの2−ブロック共重合体、スチレン/ブタジエン/
スチレンの3ブロック共重合体、スチレン/イソプレン
/スチレンの3ブロック共重合体、スチレン/ブタジエ
ンのマルチブロック共重合体、スチレン/イソプレンの
マルチブロック共重合体、無水マレイン酸をグラフトし
た(又はカルボキシル化した)、部分的に水素化した又
は水素化してないスチレン/ブタジエン/スチレンの3
ブロック共重合体、エポキシド化されたスチレン/ブタ
ジエン/スチレンの3ブロック共重合体などである。言
及したブロック共重合体は本発明に従って好適に使用さ
れるブロック共重合体に属する。特に好適なブロック共
重合体は2ブロック共重合体例えばスチレン/ブタジエ
ンの2ブロック共重合体である。適当なブロック共重合
体は例えばソルプレン(SolpreneR)、クラト
ン(KratonR)D、カリフレックス(Calif
lexR)、タフプレン(TufpreneR)TR及
びブナ(BunaR)BLとして販売されている。
【0016】ブロック共重合体(B)は、芳香族ビニル
(VA)単位10〜85重量%及びジエン単位(DJ)
90〜15重量%、好ましくはVA20〜80重量%及
びDJ80〜20重量%、更に好ましくはVA30〜5
5重量%及びDJ70〜45重量%を含有すべきである
。ブロック共重合体は典型的な添加剤例えば安定剤も含
有しうる。
【0017】ブロック共重合体は、本発明によるラクタ
ム混合物(溶融物)の製造に際して1〜15重量%の量
で使用すべきである。
【0018】本質的に、ポリジエンと均質に混和する或
いは均一な混合物又は溶液を形成するいずれか低分子量
の及び高分子量の物質は、ジエンブロックと適当しうる
又は混和しうる成分(C)として使用することができる
。そのような成分の例は脂肪族及び芳香族炭化水素例え
ばポリブタジエン(油)、ヒドロキシル及びフェニル末
端のポリブタジエン(油)、ポリエチレンワックス、ポ
リ−α−オレフィン(油)、ポリイソプレン(油)、ポ
リオクチレン(油)、脂肪族、芳香族及び脂環族炭化水
素に基づく鉱油又は潤滑剤、鉱油に溶解するポリエーテ
ル、アルキル改変ポリエーテル、シリコーン(油)、リ
グロイン、天然又は合成ワックスなどである。
【0019】上述した成分(C)はカプロラクタムに可
溶性でも不溶性でもよい。この種の好適な成分は少くと
も200g/モル、好ましくは300g/モル、更に好
ましくは少くとも500g/モルの(平均)分子量及び
それが揮発性ならば少くとも200℃、好ましくは少く
とも250℃、更に好ましくは少くとも300℃の沸点
を有する。更に好適な更なる成分(C)の融/軟化点は
150℃より高くなく、更に特に100℃より高くない
。最も特に好適な成分(C)は高々60℃の軟化点を有
し、更に特に20〜60℃の温度で液体である。
【0020】言及した成分(C)は最終ラクタム混合物
に基づいて、所望により20重量%までの量、好ましく
は0.5〜12重量%の量で、及び更に好ましくは1〜
10重量%の量で添加される。
【0021】記述した成分(C)は、ブロック共重合体
(B)と組合さって、高粘度値をもたらし、また可溶化
条件に依存して粘度の温度依存性を低くすることができ
る。本発明による好適なラクタム溶融物/混合物は、即
ちある温度範囲(典型的には本発明の場合約110〜1
80℃)において粘度/温度異常性を示し、その粘度は
温度の上昇と共に、普通のように減少するよりもむしろ
増加する。この点に関し、それは著るしい擬可塑性を示
す。
【0022】増粘剤(B)又は増粘剤組合せ物(B+C
)は、最終混合物の粘度(150℃/約20秒−1にお
ける)が充填剤/強化材(D)なしに10〜2000、
好ましくは50〜1500、更に好ましくは100〜1
000mPa・sの範囲にあるような量で添加される。 少くとも約50mPa・sの粘度は、種類及び量に依存
して、充填剤及び強化材例えばガラス繊維の十分に安定
な分散液を得るために一般に十分である。一方ラクタム
溶融物(充填剤/強化材を含まない)の粘度は、さもな
ければ加工性が悪影響を受けるから、好ましくは約15
00mPa・s、更に好ましくは1000mPa・sよ
り高くあるべきでない。
【0023】増粘剤組合せ物(B+C)は好ましくはラ
クタム溶融物中に溶解した形で存在する。本発明との関
連において、これは溶融物が見かけ上透明又は僅かに不
透明であるということを意味する。存在するいずれか不
溶な成分は好ましくは高々5%よりも少くすべきである
【0024】適当なω−ラクタム(A)は少くとも炭素
数4(環内の炭素数4、6〜12)のラクタムである。 好適なラクタムはε−カプロラクタム及びω−ラウリン
ラクタムであり、ε−カプロラクタムは特に好適である
。ラクタムは混合物の形で使用してもよい。
【0025】本発明によるラクタム混合物/溶融物は例
えばラクタム(A)を純粋な成分(B)、(C)と混合
する及び溶融することにより或いは純粋な成分(B)及
び(C)又はその揮発性溶媒中溶液を溶融ラクタムと混
合(随時続いて溶媒を除去)することにより製造しうる
。成分(B)及び(C)の濃厚物(マスターバッチ)を
カプロラクタム中で、或いは油で増量したブロック共重
合体を用いることも可能である。
【0026】本発明に従って使用すべき増粘剤(B)又
は増粘剤組合せ物及び随時存在する充填剤及び強化材(
D)の他に、溶融物は他の典型的な添加剤例えば(随時
官能基化された)ゴム或いはポリアミドに混入しうる官
能基化されたソフトセグメント、例えばポリアミドに関
する技術に記述されている種類のポリエーテル、ポリジ
エンなども含有しうる。官能基化されたソフトセグメン
ト(例えばNH2基含有)はPA中に例えばブロックと
して化学的に導入しうる。対応するソフトセグメント及
びこれの例えば活性化剤への結合によるPAへの導入法
は多数知られている。例えばアミン含有ソフトセグメン
ト例えばポリエーテルはポリイソシアネートと反応して
イソシアネート末端のソフトセグメントを形成し、そし
て重合体活性剤を提供し、或いはOH末端ポリエーテル
はジカルボン酸ジクロライド例えばテレフタル酸ジクロ
ライドと反応して酸クロライド末端ポリエーテルを形成
し、次いでラクタムと反応して重合体活性剤を形成しう
る。
【0027】弾性体セグメント又は末端基の性質及び活
性化剤への結合方法に依存して、例えば触媒が弾性体セ
グメントを劣化させる場合、触媒の選択は制限される。 対応する最適な組合せ物は好ましくは本発明に従って使
用される。
【0028】本質的に、特別なラクタムに約140℃で
容易に溶解するいずれの重合体もラクタム溶融物に対す
る適当な増粘剤である。しかしながらその選択は、ラク
タムの活性化アニオン重合が化学的に非常に敏感な系で
あり、これが多くの構造、特にH−酸性化合物と反応し
て、重合の不安定化に至るから、厳密に制限される。驚
くべき観察は、本発明に従って使用しうる増粘剤(B)
又は増粘剤組合せ物(B)+(C)が一般にあったとし
ても比較的少しの重合の妨害しか引き起こさず(この重
合の妨害の程度は用いる触媒/活性剤系に依存しうる)
且つ良好な粘度形成力と非常に良好な溶解性を示す。従
って本発明に従って使用しうる増粘剤組合せ物は特に適
当な増粘剤系を表わす。到達される粘度値は可溶化条件
に依存する。好適な溶解手順は、a)140℃で1時間
、次いでb)150℃で数分ないし1時間からなる。
【0029】本質的に、適当な充填剤及び強化材(D)
(60重量%まで、好ましくは5〜40重量%)は典型
的に使用される種類のいずれかであるが、それはサイズ
の組成に依存してすべてに同様に適当であるとは必らな
い。強化された/充填されたキャストされたポリアミド
成形物の製造において使用するのに適当である充填剤/
強化材の例は、技術的に広く用いられているガラス繊維
、ガラスビーズ、鉱物充填剤、炭素繊維、アラミド繊維
などである。多くの場合、それらはある種のサイズ(例
えばPU分散液)で被覆されており、或いは対応して前
処理、例えばシラン処理されている。
【0030】更に過去の技術において典型的に使用され
ている、例えば離型剤、UV安定剤、抗酸化剤、潤滑剤
(例えばMoS2)、他の重合体(随時化学的に結合し
た)混合成分を含む添加剤のいずれかも安定剤Eとして
存在しうる。
【0031】本発明による(随時強化され及び/又は充
填された)キャストされたポリアミド成形物は本質的に
標準的な方法によって製造されるが、好ましくはラクタ
ムの活性化アニオン重合によって製造される。
【0032】本質的に、ラクタムの活性化アニオン重合
に対して公知のいずれかの触媒が使用でき、これは例え
ばカプロラクタム及びピロリドンのナトリウム塩、水素
化ナトリウム、ナトリウムメタノレート、カプロラクタ
ムマグネシウムブロマイド及びヨーダイドを含む。
【0033】本質的に、例えばイソシアネート、酸クロ
ライド、無水物、カルボジイミド、技術的に一般に公知
であるようなこれらの化合物のラクタムとの反応生成物
などを含むいずれか公知の活性化剤が使用しうる。
【0034】好適な触媒はカプロラクタム及びピロリド
ンのナトリウム塩、及び更にカプロラクタムマグネシウ
ムブロマイド及びヨーダイドである。
【0035】好適な活性化剤はイソシアネート及び酸ク
ロライド及びラクタムとの各反応生成物である。
【0036】本発明によるラクタム溶融物は好ましくは
キャストされたポリアミド成形物(最終生成物、半最終
生成物など)の製造に使用され、強化された/充填され
た形のものに対して特に適当である。加圧しない方法又
は加圧下に行われる方法(例えば反応射出成形)が使用
しうる。これは典型的な、公知の成形温度、加熱時間、
キャスト時間、及び離型剤、流動助剤及び発泡防止剤を
用いることにより開放の又は密閉の型内で行うことがで
きる。本発明によるラクタム溶融物の1つの特別な利点
は、懸濁された充填剤又は強化材がかなり良好な懸濁安
定性を示すということである。
【0037】本発明によるラクタム溶融物は加水分解重
合によるポリアミドの製造にも使用しうるが、その特別
な効果は活性化アニオン重合にある。
【0038】キャストされたポリアミドの製造に用いる
場合、本発明によるラクタム溶融物は150℃/20秒
−1において(回転粘度計で測定した時)好ましくは少
くとも50mPa・s、更に好ましくは少くとも100
mPa・s及び最も好ましくは少くとも150mPa・
sの粘度を有する。
【0039】次の、典型的な出発物質を典型的な量で用
いる実施例は限定することなしに本発明を例示すること
が意図される。
【0040】断らない限り、粘度の測定にはハーケ(H
aake)粘度計(剪断速度約20〜30秒−1:迅速
回転段階)を使用した。
【0041】「成分(C)」はブロック共重合体の他に
随時存在しうるジエンブロックと適合しうる物質である
【0042】
【実施例】
【0043】
【実施例1〜4】ε−カプロラクタムを種々の量のスチ
レン/ブタジエンの2ブロック共重合体(スチレン40
重量%、ブロック中に32%;ブタジエン60重量%;
Mn約210,000g/モル−1)と混合して窒素下
で140〜150℃に加熱し、そしてブロック共重合体
が溶解するまで撹拌した。次いで粘度計(ハーケ粘度計
)を用いて、種々の温度で粘度値を測定した。溶解時間
及び粘度値を表1に示す。
【0044】
【表1】
【0045】 1)  混合物基準 2)  溶解時間 3)  約20〜30秒−1
【0046】
【実施例5】実施例1〜4で用いたブロック共重合体7
gを、140〜150℃で30分間にわたり撹拌しなが
らカプロラクタム90.2gに溶解した。次いで非常に
粘稠な溶液を180℃まで加熱し、カプロラクタムナト
リウム溶液(カプロラクタム中20%)2g及び脂肪族
ポリイソシアネート溶液[KU2−8107、バイエル
社(Bayer  AG)の製品]0.8gを添加した
。 重合は、ブロック共重合体が添加されてない場合と同様
に、普通の約30秒後に始まった。キャストされたポリ
アミドは架橋され、抽出物含量(H2O、24時間)は
3.5%であつた。
【0047】
【実施例6〜9】カプロラクタム、上記実施例で用いた
ブロック共重合体及びガラス繊維(15重量%)を窒素
下で140〜150℃に加熱し且つ30分間撹拌しなが
ら均質にし、ガラス繊維を含む粘稠なラクタム溶融物を
生成させた。粘度値を表2に示す。
【0048】
【表2】
【0049】1)  混合物基準;すべての試料は切断
糸を15重量%含有した。
【0050】
【実施例10】粘度を110℃で測定した後、実施例8
のラクタム混合物を加熱し、次いで冷却後に粘度を測定
した。ラクタム溶融物は顕著な粘度/温度異常性を示し
た。
【0051】
【実施例11〜14】2つのカプロラクタム溶液a及び
bを調製した。
【0052】a:同一のブロック共重合体11gを15
0℃でカプロラクタム183.3gに溶解し、そして実
施例5の活性化剤溶液3.2gを添加した。
【0053】b:ブロック共重合体13gを150℃で
カプロラクタム179.0gに溶解し、130℃まで冷
却し、そして実施例5の触媒溶液8gを添加した。
【0054】次いでa及びbを130℃で貯蔵している
間にa及びbの試料50gを種々の時間で採取し、そし
て混合して180℃下に普通の方法で重合させた。調整
時間、重合時間、抽出物含量及び粘度を表3に示す。
【0055】
【表3】
【0056】 1)  重合開始までの時間 2)  H2O、24時間 3)  相対粘度、m→クレゾール中1%、25℃重合
性の低下は普通の限界内であった。
【0057】
【実施例15及び16】切断糸(chopped  s
trands)を用いずに、またそれを15重量%用い
て2つの溶融物を製造した。
【0058】c.同一のブロック共重合体24.5gを
150℃で(30分間)撹拌しながらカプロラクタム3
11.5gに溶解し、この溶液を125℃まで冷却し、
そして同一の触媒14g及び1つの場合にはガラス繊維
62gを添加した。
【0059】d.ブロック共重合体24.5gのカプロ
ラクタム319.9g中溶液、活性化剤溶液5.6g及
び1つの場合には切断糸62gを同一の方法で添加した
。溶液を2リットルのガラスビーカー中で混合し、18
0℃で重合させた。
【0060】均質で光沢のある塊りが得られた。ガラス
繊維を含む混合物はガラス繊維の良好で均一な分散物を
生成した。
【0061】
【実施例17〜20】フラスコ中において、ε−カプロ
ラクタム234.3gを溶融し、そして窒素下に140
〜150℃で種々の量のポリブタジエン油(ビニル45
%、シス−、トランス−1,4−55%;Mn約450
0g/モル)と均一にした。次いでスチレン/ブタジエ
ンの2ブロック共重合体(スチレン40重量%、ブロッ
ク中32%;ブタジエン60重量%;Mw約21000
0g/モル)15.75g量を添加し、撹拌によって溶
解した。
【0062】粘度値を表4に示す。
【0063】
【実施例21〜23】種々の量のポリブタジエンジオー
ル(ビニル20%、シス−1,4−20%及びトランス
−1,4−60%;アルドリッチ(Aldrich)1
9,079−9)を成分2)として及び上記実施例の2
ブロック共重合体6.3重量%を含有するラクタム溶融
物を、実施例17〜20に対して記述したものと同一の
方法で製造した。
【0064】粘度データを再び表4に示す。
【0065】
【実施例24及び25】フェニル末端ポリブタジエン(
ビニル45%、トランス−1,4−10%及びシス−1
,4−5%;全二重結合含量60%;Mn約1800g
/モル;アルドリッチ20,043−3)を成分2)と
して及び2ブロック共重合体1)6.3重量%を含有す
るラクタム溶融物を同一の方法で製造した。
【0066】粘度値を表4に示す。
【0067】
【実施例26】ポリブタジエン(シス−1.4−20%
、トランス−1,4−60%、ビニル20%;Tg=−
95℃;アルドリッチ18,138−2)を成分2)と
して同一の方法で使用した。ポリブタジエンは完全には
溶解しなかった。
【0068】粘度値を表5に示す。
【0069】
【実施例27〜29】主にシス−1,4−ポリブタジエ
ン(アルドリッチ18,137−4;Mn約200〜3
00000g/モル)を成分2)として同一の方法で用
いた。これは完全には溶解しなかった。
【0070】粘度値を表5に示す。
【0071】
【実施例30及び31】油を充填したキャストされたポ
リアミドの製造に対して典型的に使用される種類の2つ
の異なる油を成分2)として同一の方法で使用した。
【0072】粘度値を表5に示す。
【0073】油はマーロサーム(MarothermR
)S[ヒュルス社(Huels  A9G)の製品]及
びカロラン(CaloranR)32[フィナ(Fin
a)の製品]であった。
【0074】
【表4】
【0075】1)  カプロラクタム+(B)に基づく
【0076】
【表5】
【0077】 1)  カプロラクタム+(B)に基づく%2)  低
回転温度;剪断速度約5〜10秒−1
【0078】
【実施例32及び33】同一のブロック共重合体(B)
及び更にシリコーン油(C)[シリコノール(Sili
konol)P300、バイエル社の製品]のカプロラ
クタム中溶液を、上記実施例に記述したものと同一の方
法で製造した。溶解時間は1時間/140℃及び次いで
15分間/150℃であった。
【0079】粘度のデータを表6に示す。粘度はハーケ
VT500型の回転粘度計で測定した。
【0080】
【表6】
【0081】1)  カプロラクタムブロック共重合体
(B)に基づく。
【0082】
【実施例34】カプロラクタム283.5g、2ブロッ
ク共重合体16.5g(5.5重量%)及び切断糸53
gの混合物を、上記実施例に記述したように製造した。 溶解条件は実施例32及び33のものに相当した。
【0083】粘度データ(ハーケVT500)を表7に
示す。
【0084】
【表7】
【0085】
【実施例35】スチレン約30重量%を含有する分岐ス
チレン/ブタジエンブロック共重合体[カリフレックス
TR1184;シェル社(Shell)の製品]をブロ
ック共重合体(B)として10重量%の量で使用した(
溶解条件:5時間/150℃)。粘度値は225mPa
・s(170℃)、120mPa・s(160℃)、7
5mPa・s(150℃)及び60mPa・s(140
℃)であった。
【0086】
【実施例36】スチレン/ブタジエンのマルチブロック
共重合体[ステレオン(StereonR)840、フ
ァイアストン(Firestone)の製品;スチレン
43重量%]10重量%をカプロラクタムに溶解した(
3.5時間/140℃)。粘度値は45mPa・s(1
70℃)、60mPa・s(160℃)、75mPa・
s(150℃)及び90mPa・s(140℃)であっ
た。
【0087】
【対照例】統計的なスチレン/ブタジエン共重合体(ス
チレン45%、アルドリッチ18,290−7)5重量
%は160℃でカプロラクタムに不溶であった。
【0088】本発明の特徴及び態様は以下の通りである
:1.A)ω−ラクタム、更に特にε−カプロラクタム
、 B)1〜15重量%、好ましくは3〜12重量%及び更
に好ましくは4〜10重量%の、芳香族ビニル単位10
〜85重量%、好ましくは20〜80重量%、更に好ま
しくは30〜55重量%及びジエン単位15〜90重量
%、好ましくは20〜80重量%、更に好ましくは45
〜70重量%、を含有する不飽和芳香族ビニル化合物/
ジエンブロック共重合体(B)、但しブロック共重合体
(B)は随時好ましくはソフトセグメントの、水素化度
60%までの部分的水素化により及び/又はエポキシ化
により及び/又は反応性単量体でのグラフトにより及び
/又は他の改変剤により続いて改変されていてよく及び
随時溶解形で存在していてよい、及び随時C)(A+B
)に基づいて0〜20重量%の、ブロック共重合体(B
)と適合しうる物質及び D)(A+B+C)に基づいて0〜50重量%の充填剤
及び強化剤及び他の典型的な添加剤、 を含有する溶融粘度の増大したラクタム混合物。
【0089】2.芳香族ビニル化合物/ジエンブロック
共重合体における芳香族ビニルブロックのための単量体
がスチレン、α−メチルスチレン、m−及びp−メチル
スチレン(又はこれらの「ビニルトルエン」として公知
の混合物)及び更に2−及び4−ビニルピリジンであり
、一方ジエンブロック合成のための単量体がブタジエン
、イソプレン及び2,3−ジメチルブタジエンであり;
スチレン、α−メチルスチレン、m−及びp−メチルス
チレン、ブタジエン及びイソプレンが特に好適であり、
そしてスチレン又はα−メチルスチレン及びブタジエン
が最も特に好適である上記1のラクタム混合物。
【0090】3.用いるブロック共重合体が、随時星形
構造の又は更にブロックで分岐された、随時混合ブロッ
ク(濃度勾配のある又は重複した構造)を含有する、随
時化学的に改変されたA′B′型2ブロック共重合体、
A′B′A′又はB′A′B′型3ブロック共重合体、
(A′B′)n型マルチブロック共重合体など、好まし
くはスチレン/ブタジエンの2ブロック共重合体、スチ
レン/イソプレンの2ブロック共重合体、スチレン/ブ
タジエン/スチレン又はスチレン/イソプレン/スチレ
ンの3ブロック共重合体、スチレン/ブタジエンのマル
チブロック共重合体又はスチレン/イソプレンのマルチ
ブロック共重合体、「カルボキシル化された」又は無水
マレイン酸のグラフトされたもの;好ましくはスチレン
/ブタジエン/スチレンの3ブロック共重合体及び更に
好ましくはスチレン/ブタジエンの2−ブロック共重合
体である請求項1及び2のラクタム混合物。4.  ポ
リジエンと均質に混和し或いはそれと均一な混合物又は
溶液を形成する低分子量及び/又は高分子量の物質を成
分(C)として含有する、但し好適な物質が少くとも2
00g/モル、更に好ましくは少くとも300g/モル
、最も好ましくは少くとも500g/モルの(平均)分
子量を有し且つそれが揮発性であるならば少くとも20
0℃、更に好ましくは少くとも250℃、最も好ましく
は少くとも300℃の沸点及び高々150℃、更に好ま
しくは高々100℃、最も好ましくは少くとも60℃の
融(軟化)点を有し(これらは特に20〜60℃の範囲
において液体であるべきである)、官能基を含む又は含
まないポリブタジエン(油)、ポリオレフィン(ワック
ス)、ポリ−α−オレフィン(油)、ポリイソプレン(
油)、脂肪族、芳香族及び脂環族炭化水素に基づく鉱油
又は潤滑剤、シリコーン(油)、リグロイン、或いは天
然又は合成ワックスが好適である請求項1〜3のラクタ
ム混合物。
【0091】5.随時他のε−ラクタム(好ましくはω
−ラウリンラクタム)と組合せたε−カプロラクタムを
ω−ラクタムとして好適に使用する上記1〜4のラクタ
ム混合物。
【0092】6.(随時導入しうる)ソフトセグメント
又は弾性体がラクタムの他に存在する上記1〜5のラク
タム混合物。
【0093】7.充填剤及び/又は強化材(D)を5〜
50重量%の量で含有し、但し公知の充填剤/強化材例
えば鉱物充填剤、ガラスビーズ、ガラス繊維、炭素繊維
、アラミド繊維、無機繊維又はウィスカーが充填剤/強
化材として使用される上記1〜6のラクタム混合物。
【0094】8.更に特に活性化アニオン重合(キャス
トされるポリアミド)により或いは更に典型的な触媒及
び活性化剤並びに随時典型的な添加剤を用いる加水分解
重合によりポリアミドを製造するために上記1〜7のラ
クタム混合物を使用すること。
【0095】9.典型的な触媒及び活性剤並びに随時他
の典型的な添加剤を用いることにより上記1〜7のラク
タム混合物から製造されるポリアミド製品、更にキャス
トされたポリアミド製品。
【0096】10.ラクタム混合物を、活性化アニオン
重合法によって生成せしめた特別なポリアミドの融点以
下の典型的な触媒及び活性化剤の存在下において溶融物
のキャストされるポリアミドに或いは更に加水分解重合
法により融点以上の温度でポリアミドに転化する上記1
〜7のラクタム混合物を用いるポリアミドの製造法。
【0097】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  A)ω−ラクタム、更に特にε−カプ
    ロラクタム、 B)1〜15重量%、好ましくは3〜12重量%及び更
    に好ましくは4〜10重量%の、芳香族ビニル単位10
    〜85重量%、好ましくは20〜80重量%、更に好ま
    しくは30〜55重量%及びジエン単位15〜90重量
    %、好ましくは20〜80重量%、更に好ましくは45
    〜70重量%、を含有する不飽和芳香族ビニル化合物/
    ジエンブロック共重合体(B)、但しブロック共重合体
    (B)は随時好ましくはソフトセグメントの、水素化度
    60%までの部分的水素化により及び/又はエポキシ化
    により及び/又は反応性単量体でのグラフトにより及び
    /又は他の改変剤により続いて改変されていてよく及び
    随時溶解形で存在していてよい、及び随時C)(A+B
    )に基づいて0〜20重量%の、ブロック共重合体(B
    )と適合しうる物質及び D)(A+B+C)に基づいて0〜50重量%の充填剤
    及び強化剤及び他の典型的な添加剤、 を含有する溶融粘度の増大したラクタム混合物。
  2. 【請求項2】  芳香族ビニル化合物/ジエンブロック
    共重合体における芳香族ビニルブロックのための単量体
    がスチレン、α−メチルスチレン、m−及びp−メチル
    スチレン(又はこれらの「ビニルトルエン」として公知
    の混合物)及び更に2−及び4−ビニルピリジンであり
    、一方ジエンブロック合成のための単量体がブタジエン
    、イソプレン及び2,3−ジメチルブタジエンであり;
    スチレン、α−メチルスチレン、m−及びp−メチルス
    チレン、ブタジエン及びイソプレンが特に好適であり、
    そしてスチレン又はα−メチルスチレン及びブタジエン
    が最も特に好適である請求項1のラクタム混合物。
  3. 【請求項3】  用いるブロック共重合体が、随時星形
    構造の又は更にブロックで分岐された、随時混合ブロッ
    ク(濃度勾配のある又は重複した構造)を含有する、随
    時化学的に改変されたA′B′型2ブロック共重合体、
    A′B′A′又はB′A′B′型3ブロック共重合体、
    (A′B′)n型マルチブロック共重合体など、好まし
    くはスチレン/ブタジエンの2ブロック共重合体、スチ
    レン/イソプレンの2ブロック共重合体、スチレン/ブ
    タジエン/スチレン又はスチレン/イソプレン/スチレ
    ンの3ブロック共重合体、スチレン/ブタジエンのマル
    チブロック共重合体又はスチレン/イソプレンのマルチ
    ブロック共重合体、「カルボキシル化された」又は無水
    マレイン酸のグラフトされたもの;好ましくはスチレン
    /ブタジエン/スチレンの3ブロック共重合体及び更に
    好ましくはスチレン/ブタジエンの2−ブロック共重合
    体である請求項1及び2のラクタム混合物。
  4. 【請求項4】  ポリジエンと均質に混和し或いはそれ
    と均一な混合物又は溶液を形成する低分子量及び/又は
    高分子量の物質を成分(C)として含有する、但し好適
    な物質が少くとも200g/モル、更に好ましくは少く
    とも300g/モル、最も好ましくは少くとも500g
    /モルの(平均)分子量を有し且つそれが揮発性である
    ならば少くとも200℃、更に好ましくは少くとも25
    0℃、最も好ましくは少くとも300℃の沸点及び高々
    150℃、更に好ましくは高々100℃、最も好ましく
    は少くとも60℃の融(軟化)点を有し(これらは特に
    20〜60℃の範囲において液体であるべきである)、
    官能基を含む又は含まないポリブタジエン(油)、ポリ
    オレフィン(ワックス)、ポリ−α−オレフィン(油)
    、ポリイソプレン(油)、脂肪族、芳香族及び脂環族炭
    化水素に基づく鉱油又は潤滑剤、シリコーン(油)、リ
    グロイン、或いは天然又は合成ワックスが好適である請
    求項1〜3のラクタム混合物。
JP3145166A 1990-05-26 1991-05-22 溶融粘度の増大したラクタム混合物 Pending JPH04227930A (ja)

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