JPH04227654A - 耐熱性ポリマーブレンド - Google Patents

耐熱性ポリマーブレンド

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JPH04227654A
JPH04227654A JP3112672A JP11267291A JPH04227654A JP H04227654 A JPH04227654 A JP H04227654A JP 3112672 A JP3112672 A JP 3112672A JP 11267291 A JP11267291 A JP 11267291A JP H04227654 A JPH04227654 A JP H04227654A
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JP
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weight
polymer blend
rubber
blend composition
thermoplastic polyurethane
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Application number
JP3112672A
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English (en)
Inventor
David E Henton
デビット イー ヘントン
Duane M Naeger
ドーネ エム ネイゲル
F Michael Plaver
エフ マイケル プレイバー
Robert S Drzal
ロバート エス ドルザル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dow Chemical Co
Original Assignee
Dow Chemical Co
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L75/00Compositions of polyureas or polyurethanes; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L75/04Polyurethanes
    • C08L75/06Polyurethanes from polyesters
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S525/00Synthetic resins or natural rubbers -- part of the class 520 series
    • Y10S525/942Polymer derived from nitrile, conjugated diene and aromatic co-monomers

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
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  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般的にいって、ゴム変
性モノビニリデン芳香族コポリマー組成物を特定割合の
ある種のえらばれたエラストマー性熱可塑性ポリウレタ
ン成分と組み合せて含むポリマーブレンド組成物であっ
て、種々の押出し配合、射出成形、ブロー成形およびシ
ート押出し/熱成形末端用途への利用に特によく適して
いるポリマーブレンド組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】ウレタンポリマーとブタジエンゴム変性
スチレンアクリロニトリル(ABS)ポリマーをブレン
ドするという一般概念は米国特許第3,049,505
号に記載されている。ポリウレタン材料と熱可塑性ポリ
マー成分(たとえばABS樹脂)とのブレンドの主題に
一般に関与する他の米国特許として米国特許第4,31
7,890号および同第4,342,847号があげら
れ、前者は75〜97重量%の熱可塑性ポリウレタンと
3〜25重量%の比較的軽度にグラフトされたコポリマ
ーとかな成るブレンドに関し、後者はその場での重合/
ブレンド法によって35〜96重量%のポリウレタン成
分を押出し機中で且つ4〜65重量%の予め製造した熱
可塑性ポリマー成分の存在下で重合する熱可塑性ポリウ
レタンと他の熱可塑性ポリマー成分とのブレンドの製造
法に関する。米国特許第4,179,479号も任意に
60重量%までの種々の他の熱可塑性ポリマー成分(た
とえば乳化重合ABS組成物、ポリオキシメチレン、ポ
リカーボネートなど)を含む熱可塑性ポリウレタン組成
物に関する。
【0003】ゴム変性熱可塑性ブラスチック(たとえば
ABS)と種々のウレタンポリマー成分とを含むポリマ
ーブレンド組成物の主題に関する追加の文献として公開
特許出願昭51−126,245号、昭60−067,
219号、および昭61−152,760号があげられ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】低温強靭性、溶媒耐性
、スクラッチ耐性、塗装性および加熱ひずみ特性のよう
な諸性質の特に望ましい且つ有利な組合せをもつポリマ
ーブレンド組成物を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】ゴム変性モノビニリデン
芳香族グラントコポリマー成分とある種のえらばれたエ
ラストマー性熱可塑性ポリウレタン材料を含む組成物の
形体で上記の課題を解決したポリマーブレンド組成物を
提供しうることが今や発見された。すなわち、本発明は
その一面においてゴム変性モノビニリデン芳香族/エチ
レン性不飽和ニトリル/N−アリールマレイミドコポリ
マー/20〜65重量%およびエラストマー性熱可塑性
ポリウレタン基準で少なくとも50重量%のポリエステ
ル系軟質セグメントを有し、Aスケールで90未満のシ
ョア硬度評価をもつ1種またはそれ以上のポリエステル
系エラストマー性熱可塑性ポリウレタン35〜80重量
%から成ることを特徴とするポリマーブレンド組成物に
ある。
【0006】
【発明の態様】ここに使用する「軟質セグメント」なる
用語はエラストマー性熱可塑性ポリウレタン成分の製造
に使用する比較的高分子量のグリコールまたは「マクロ
グリコール」成分をいう。ポリウレタン軟質セグメント
の記述に関連してここに使用する「ポリエステル系」な
る用語は該軟質部分が少なくとも優位に(すなわち軟質
セグメントの重量基準で50%より多く)エステル結合
マクログリコール反復単位から成り、該反復単位の残余
が(存在する場合)代表的にエーテル結合反復単位であ
ることを意昧する。好ましくは、該ポリウレタン軟質部
分は独占的に(すなわち100%)または殆ど独占的に
(たとえば75%以上、好ましくは85〜90%または
それ以上)エステル結合マクログリコール反復単位から
成る。
【0007】特に好ましい態様の1つにおいて、本発明
のポリマー組成物はゴム変性モノビニリデン芳香族/エ
チレン性不飽和ニトリル/N−アリールマレイミドコポ
リマー成分として、(a)重合した形体で且つグラフト
コポリマー重量を基準にして、55〜99重量%のモノ
ビニリデン芳香族モノマーと1〜45重量%のエチレン
性不飽和ニトリルモノマーと0〜35重量%のN−アリ
ールマレイミドモノマーを含み、そしてゴム状基質ポリ
マーにグラフトされているグラフトコポリマー;および
(b)重合した形体で且つマトリックスポリマー重量を
基準にして、55〜97重量%のモノビニリデン芳香族
モノマーと1〜45重量%のエチレン性不飽和ニトリル
モノマーと2〜35重量%のN−アリールマレイミドモ
ノマー成分を含むマトリックスポリマー;から成るもの
を使用する。
【0008】別の好ましい態様において、本発明のポリ
マーブレンド組成物はその必須ゴム変性モノビニリデン
芳香族/エチレン性不飽和ニトリル/N−アリールマレ
イミドコポリマー成分として、塊状、溶液、塊状/懸濁
または塊状/溶液グラフト重合技術でつくられ、所望に
より、全ブレンド組成物重量を基準として(すなわち上
記の熱可塑性ポリウレタンとゴム変性モノビニリデン芳
香族コポリマー成分の合計重量を基準として)約30(
好ましくは1〜30、より好ましくは5〜25)重量%
以下の比較的高ゴム含量の乳化重合ゴム変性グラフトコ
ポリマー成分を含む。後者の組成物(1〜30重量%の
上記の比較的高ゴム含量の乳化重合ゴム変性グラフトコ
ポリマー成分を含む)は特にすぐれた低温衝撃強度特性
をもつ。
【0009】本発明のポリマーブレンド組成物は通常の
ゴム変性2成分モノビニリデン/不飽和ニトリルコポリ
マーをゴム変性コポリマー成分として用いた場合に比し
顕著に改良された(すなわち高い)熱ひずみを示す。ま
たこのポリマーブレンド組成物はエラストマー性ポリウ
レタン成分とおどろくほどすぐれた相溶性を示し、ポリ
エーテル系ポリウレタンまたはポリエーテル反復単位を
主とする軟質セグメントをもつ混合ポリエーテル/ポリ
エステル系ポリウレタンを上記のエラストマー性ポリウ
レタン成分の代りに用いた場合に比し、低温靭性を実質
的に高める。
【0010】本発明のポリマーブレンド組成物は特定の
熱可塑性ポリウレタン成分の連続相とゴム変性モノビニ
リデン芳香族コポリマー成分の共連続または分散相とを
もつことを特徴としている。このようなブレンド組成物
は比較的低温環境での使用たとえば自動車およびリクリ
エーション乗物での使用、フリーザーおよび冷凍機とし
ての使用、除雪装置のハウジングおよびアクセサリーと
しての使用に良く適している。
【0011】ここで使用するのに好適なゴム変性モノビ
ニリデン芳香族/エチレン性不飽和ニトリルグラフトコ
ポリマーは、ゴム状ポリマー粒子がグラフトした上層基
材(superstrate)としてのモノビニリデン
芳香族/エチレン性不飽和ニトリルコポリマーをグラフ
トしている基材として役立つ。そしてモノビニリデン芳
香族コポリマーの残余はモノビニリデン芳香族/エチレ
ン性不飽和ニトリル/N−アリールマレイミドコポリマ
ーからなり、連続マトリックス相を構成し、このマトリ
ックス相内でグラフト化ゴム粒子が分散される。このよ
うなコポリマーのマトリックス相は代表的に上記のゴム
変性モノビニリデン芳香族コポリマー成分の全重量の4
0〜95%(好ましくは60〜80%)を構成し、そし
てグラフトコポリマー(これはゴム、グラフトコポリマ
ーおよび吸蔵コポリマーを含む)がその残余を構成する
。代表的に、グラフトコポリマー成分は0.1:1〜2
:1(好ましくは0.25:1〜0.8:1)のグラフ
ト化した上層基材/グラフト性ゴム下層基材の比(すな
わちグラフト/ゴム比もしくはG/R比)をもつ。この
ようなコポリマー内の分散ゴム状ポリマー粒子は代表的
に0.02〜10ミクロン(好ましくは0.05〜5ミ
クロン)の全容積平均粒径をもつ。
【0012】いくつかの好ましい態様において、分散ゴ
ム状ポリマー粒子は双峰粒径分布をもつ種類のものであ
って、ゴム状粒子は主として(たとえば全ゴム状粒子重
量基準で40〜90重量%好ましくは50〜75重量%
が)0.5ミクロン未満の粒径(好ましくは0.05〜
0.45ミクロンの粒径)をもつ粒子から成り、そして
ゴム状粒子の残余(たとえば10〜60重量%、好まし
くは25〜50重量%)は、0.5ミクロン以上(好ま
しくは0.5〜5ミクロン)の粒径をもつ。また3以上
の異なるタイプおよび/またはサイズのゴム粒子も分散
ゴム粒子として好ましく用いうる。
【0013】ゴム変性モノビニリデン芳香族/エチレン
性不飽和ニトリルコポリマーに使用するのに好適なモノ
ビニリデン芳香族として、スチレン;アルキル置換スチ
レンたとえばα−アルキルスチレン(例としてα−メチ
ルスチレンまたはα−エチルスチレン);種々の環置換
スチレンたとえばオルソまたはパラ−メチルスチレン、
オルソ−エチルスチレン、または2,4−ジメチルスチ
レン;および環置換ハロスチレンたとえばクロロスチレ
ンまたは2,4−ジクロロスチレンがあげられる。この
ようなモノビニリデン芳香族モノマー(特にスチレン)
は代表的にモノビニリデン芳香族コポリマーの55〜9
9重量%、好ましくは60〜95重量%(さらに好まし
くは65〜90重量%)を構成する。このようなモノビ
ニリデン芳香族コポリマーは代表的に、通常固体の硬質
(すなわち非エラストマー性)材料であって25℃以上
のガラス移転点をもつものである。
【0014】モノビニリデン芳香族コポリマー中の少量
成分(すなわち1〜45重量%、好ましくは5〜40重
量%、さらに好ましくは10〜35重量%を構成する成
分)として代表的に使用される好適なエチレン性不飽和
ニトリルモノマー成分として、アクリロニトリル、メタ
アクリロニトリル、エタアクリロニトリルまたはフマロ
ニトリルがあげられる。
【0015】ゴム変性モノビニリデン芳香族コポリマー
はまた任意に、代表的には比較的少量割合の追加モノマ
ー成分、たとえばゴム変性モノビニリデン芳香族コポリ
マー重量基準で1〜25重量%(好ましくは2〜15重
量%)の追加モノマー成分を含むことができる。このよ
うな任意のモノマー成分の例として、エチレン性不飽和
酸無水物たとえば無水マレイン酸;エチレン性不飽和ア
ミドたとえばアクリルアミドまたはメタアクリルアミド
;エチレン性不飽和カルボン酸のエステル(代表的には
低級たとえばC1〜C6のアルキルエステル)たとえば
メチルメタクリレート、エチルアクリレート、ヒドロキ
シエチルアクリレート、n−ブチルアクリレートもしく
はメタクリレート、および2−エチルヘキシルアクリレ
ートがあげられる。
【0016】上記したように、本発明で用いられるゴム
変性モノビニリデン芳香族コポリマーは、少なくともモ
ノビニリデン芳香族コポリマーマトリックス部分に且つ
重合した形体で、2〜35(好ましくは5〜25)重量
%(マトリックスコポリマー重量を基準として)のN−
アリールマレイミドモノマー成分を含む。N−アリール
マレイミドモノマーの好ましい例としては、N−フェニ
ルマレイミド、N−(4−ジフェニル)マレイミド、N
−(4−ジフェニル)マレイミド、N−ナフチルマレイ
ミド、N−(低級アルキル置換フェニル)マレイミド、
N−(ハロ置換フェニル)マレイミドなどがあげられる
。このような用途に特に好ましいのはN−フェニルマレ
イミドであるが、上記の種々のN−アリールマレイミド
の任意のものも塊状重合モノビニリデン芳香族コポリマ
ー成分のグラフト化モノビニリデン芳香族コポリマー上
層基材部分内に任意コモノマー成分として(重量基準で
代表的には少量割合で)有利に便用しうることも注目さ
れる。
【0017】好ましくは、上記のゴム変性モノビニリデ
ン芳香族コポリマーのマトリックス相部分はPolym
er  Blends,Academic  Pres
s,pp45−48,1978(D.R  Paul 
 and  S.Newman編集)に記載の方法に従
って計算して9.0〜10.2(好ましくは9.2〜1
0.0)の溶解度パラメータをもつ。
【0018】ゴム変性モノビニリデン芳香族コポリマー
成分内に分散したゴム状粒子として使用するのに好適な
ゴム状ポリマー材料として、1,3−共役アルカジエン
モノマーのホモポリマー;60〜99重量%の該1,3
−共役アルカジエンと1〜40重量%の1種またはそれ
以上のモノエチレン性不飽和モノマーとのコポリマー;
があげられる。該モノエチレン性不飽和モノマーの例と
してはモノビニリデン芳香族モノマー(たとえばスチレ
ン);エチレン性不飽和ニトリルたとえばアクリロニト
リルまたはメタクリロニトリル;アルキルアクリレート
またはメタクリレートモノマーたとえばメチルメタクリ
レート;エチレン/プロピレンコポリマーゴムおよびゴ
ム状エチレン/プロピレン/非共役ジエンコポリマー;
およびゴム状アクリレートホモポリマーおよびコポリマ
ーがあげられる。ここに使用するのに特に好ましいゴム
状ポリマーは60〜100重量%の1,3−ブタジエン
と0〜40重量%のスチレンおよび/またはアクリロニ
トリルから成るポリマーを包含する。代表的には、この
ゴム状ポリマー材料は−20℃以下の好ましくは−30
℃以下のガラス転移点をもつ種類のものである。
【0019】ここで用いられるゴム変性モノビニリデン
芳香族コポリマーは典型的にはゴム変性モノビニリデン
芳香族コポリマー全重量を基準として上記の分散ゴム状
ポリマーを3〜40(好ましくは5〜35、最も好まし
くは10〜30)重量%含む、上記範囲内で、比較的高
いゴム含量が生成ポリマーブレンドにより大きな低温靭
性を付与する。
【0020】上記のゴム変性モノビニリデン芳香族グラ
フトコポリマーは変性ゴム材料の存在下に選択されたコ
モノマー材料を公知の方法でフリーラジカル重合して好
適に製造される。これらの好ましい技術には通常の塊状
、溶液、懸濁またはさらに一般的に用いられる乳化重合
法がある。特に好ましいのは、溶液、塊状/溶液および
塊状/懸濁重合技術の種々の変性塊状重合法も含めた塊
状重合法である。
【0021】本発明の特に好ましい態様の1つに、必須
のゴム変性モノビニリデン芳香族コポリマー成分として
、主要割合の(たとえば50〜95重量%の、好ましく
は60〜90重量%の)塊状、塊状/溶液または塊状/
懸濁重合ゴム変性モノビニリデン芳香族コポリマー成分
を、少量割合の(たとえば5〜50重量%の、好ましく
は10〜40重量%の)上記の比較的高ゴム含量の乳化
重合ゴム変性グラフトコポリマー成分と組合せて使用す
る態様がある。この場合、乳化重合グラフトコポリマー
成分に付随する分散ゴム粒子は典型的には0.03〜1
.5ミクロン(好ましくは0.05〜0.8ミクロン)
の全容積平均粒径をもち、そして問題のゴム変性モノビ
ニリデン芳香族コポリマー内の全分散ゴム状ポリマー粒
子含量の10〜90重量%(好ましくは20〜80重量
%)を構成する。乳化重合グラフトコポリマー粒子の粒
径分布は単峰型であることができ、あるいは特別の場合
に所望ならば双峰型または多峰型であることもできる。
【0022】塊状、溶液、塊状/溶液または塊状/懸濁
重合した成分は典型的には0.4〜6ミクロン(好まし
くは0.7〜5ミクロン)の容積平均粒径をもち、一般
にこれら成分の1〜35(好ましくは5〜25重量%を
構成し、単峰、双峰または多峰の粒径分布をもちうると
共に一般には全分散ゴム状ポリマー粒子含量の10〜9
0重量%(好ましくは20〜80重量%)を構成する。
【0023】ここで使用される好ましい比較的高ゴム含
量の乳化重合グラフトコポリマー成分(ここではグラフ
トゴム濃厚物とも称する)にはそのグラフト上層基質ポ
リマーが上記に詳細に説明した種類のモノビニリデン芳
香族/エチレン性不飽和ニトリルコポリマーまたはモノ
ビニリデン芳香族/エチレン性不飽和ニトリル/N−ア
リールマレイミドコポリマーであるものが含まれる。上
層基質ポリマーが上記のモノビニリデン芳香族/不飽和
ニトリルコポリマーとは異なっているものもグラフト化
ゴム濃厚成分として便用するのに好適であり、従ってグ
ラフト化上層基質ポリマーがアクリレートまたはメタク
リレートポリマーたとえばポリメチルメタクリレートお
よび種々のメチルメタクリレートコポリマーであるゴム
濃厚成分も包含される。
【0024】典型的には、前記の比較的高いゴム含量の
乳化重合グラフトコポリマー成分は乳化重合グラフトゴ
ム濃厚物重量を基準として35〜85(より好ましくは
45〜80)重量%のゴム含量をもつ。これら乳化重合
グラフトコポリマーのゴム状ポリマー成分は、与えられ
た例における塊状、溶液、塊状/懸濁または塊状/溶液
重合グラフトコポリマー成分と同じでも異なっていても
よく、また前記したのと同じ種類のゴム状ポリマー材料
から選択されうる。
【0025】またゴム変性N−アリールマレイミド含有
モノビニリデン芳香族/エチレン性不飽和ニトリルコポ
リマー成分として、上記した種類の比較的高いゴム含量
の乳化重合ゴム変性グラフトコポリマー成分と、別途に
つくった非ゴム変性モノビニリデン芳香族/エチレン性
不飽和ニトリル/N−アリールマレイミドマトリックス
コポリマー成分(これは公知の乳化、塊状、溶液、塊状
/懸濁または塊状/溶液重合技術によって好ましくつく
りうる)とを単純に混練してつくったものが好ましく用
いられる。
【0026】上記したように、前記のゴム変性モノビニ
リデン芳香族コポリマー成分は典型的には当該ポリマー
ブレンド組成物の20〜65重量%を構成する。しかし
、好ましい例では該成分は当該組成物の25〜60(よ
り好ましくは40〜60)重量%を構成する。
【0027】使用するポリウレタン成分の性質が意図す
る目的にとって特に臨界的ではないことが明らかである
種々の従来技術のゴム変性モノビニリデン芳香族コポリ
マー/熱可塑性ポリウレタンブレンド組成物とは対照的
に、本発明の目的と趣旨にとって、使用する熱可塑性ポ
リウレタンはジイソシアネート、ポリエステル(特にポ
リカプロラクトン)、反復単位から成るポリエステル軟
質セグメントもしくは「マクログリコール」成分、およ
び鎖エクステンダーから製造されたポリエステル系物質
であることが必須であるということが発見された。さら
に詳しくは、熱可塑性ポリウレタンの軟質セグメントの
性質と量は本発明のポリマーブレンドに所望の低温(た
とえば−20゜F以下)での靭性を得るために臨界的で
あること、および特にポリウレタンの重量を基準にして
少なくとも50重量%のポリエステル系軟質セグメント
を含む熱可塑性ポリウレタンのみが生成ポリマーブレン
ドに所望水準の低温靭性を付与することが発見された。 この関連において、ポリエーテル系ポリウレタン(すな
わち軟質セグメントの50重量%以上がエーテル結合反
復単位から構成されるもの)はそして90以上のショア
A硬度をもつポリエステル系ポリウレタンでさえ、本発
明の目的にとって許容しえない低温靭性しかもたらさな
いことも発見された。
【0028】本発明に使用するのに特に好ましい種類の
ポリエステル系エラストマー熱可塑性ポリウレタンとし
て(i)4,4’−メチレンビス(フェニルイソシアネ
ート)、(ii)ポリカプロラクトンまたは、少なくと
も1個の1級水酸基をもつグリコールとアジピン酸から
成るポリエステル(特にポリカプロラクトン軟質セグメ
ントポリオール)、および(iii)イソシアネートと
反応性のある2個の活性水素を含む基をもつ比較的低分
子の2官能性鎖エクステンダー、から成る反応生成物が
あげられる。
【0029】アジピン酸系ポリエステルポリオール軟質
セグメントの製造において、アジピン酸を、少なくとも
1個の1級水酸基をもつ好適なグリコールまたはグリコ
ール類混合物と縮合させる。0.5〜2.0の酸価に達
したとき縮合を停止する。反応中に生成した水は同時に
又はひきつづいて除去した最終の水含量を0.01〜0
.2%、好ましくは0.01〜0.05%にする。
【0030】アジピン酸との反応には任意の好適なグリ
コールを使用しうる。たとえばエチレングリコール、プ
ロピレングリコール、ブチレングリコール、ブチレング
リコール、ヘキサンジオール、ビス−(ヒドロキシメチ
ルシクロヘキサン)、1,4−ブタンジオール、ジエチ
レングリコール、2,2’−ジメチルプロピレングリコ
ール、および1,3−プロピレングリコールを使用しう
る。グリコールの他に1%までの少量の3価アルコール
をグリコールと共に使用することができる。3価アルコ
ールとしてたとえばトリメチロールプロパン、グリセリ
ン、およびヘキサンジオールがあげられる。生成ヒドロ
キシポリエステルは少なくとも約500の分子量、25
〜190、好ましくは40〜60の水酸価、0.5〜2
の酸価、および0.01〜0.2%の水含量をもつ。
【0031】本発明に使用するポリエステル系エラスト
マー熱可塑性ポリウレタンの製造に使用するのに好適な
鎖エクステンダーとしてイソシアネート基と反応性のあ
る2個の活性水素含有基を含む任意の2官能性化合物が
あげられる。このような好適な鎖エクステンダーの例は
エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレン
グリコール、1,4−ブタンジオール、ブテンジオール
、ブチンジオール、キシレングリコール、アミレングリ
コール、1,4−フェニレン−ビス−β−ヒドロキシエ
チルエーテル、1,3−フェニレン−ビス−β−ヒドロ
キシエチルエーテル、ビス−(ヒドロキシ−メチル−シ
クロヘキサン)、ヘキサンジオールおよびチオジグリコ
ールを包含するジオール類;エチレンジアミン、プロピ
レンジアミン、ブチレンジアミン、ヘキサメチレンジア
ミン、シクロヘキサンジアミン、フェニレンジアミン、
トリレンジアミン、キシリレンジアミン、3,3’−ジ
クロロベンチジン、および3,3’−ジニトロベンチジ
ンを包含するジアミン類;アルカノールアミン類たとえ
ばエタノールアミン、アミノプロピルアルコール、2,
2−ジメチルプロパノールアミン、3−アミノシクロヘ
キシルアルコール、およびp−アミノベンジルアルコー
ルなどである。所望ならば、少量の3官能性または高級
多官能性物質を使用することもできる。然しながら、こ
のような多官能性鎖エクステンダーは1重量%より多い
量で存在させるべきではない。任意の好適な多官能性化
合物たとえばグリセリン、トリメチロールプロパン、ヘ
キサントリオール、およびペンタエリスリトールをこの
ような目的に使用することができる。
【0032】ポリカプロラクトンまたはアジペットポリ
エステルに基づく熱可塑性ポリウレタンが本発明に使用
するのに好ましいけれども、他のポリエステルに基づく
熱可塑性ポリウレタンも本発明において好適に使用しう
る。たとえば(アジピン酸の代りに)コハク酸、スペリ
ン酸、セバチン酸、シウ酸、メチルアジピン酸、グルタ
ール酸、ピペリン酸、アゼライン酸、フタル酸、テレフ
タル酸およびイソフタル酸を使用してえられるポリウレ
タン、ならびにヒドロキシカルボン酸たとえば3−ヒド
ロキシ酪酸をアジピン酸またはカプロラクトン成分の代
りに使用してえられるポリウレタンである。
【0033】4,4’−メチレンビス(フェニルイソシ
アネート)は本発明に使用するエラストマーポリウレタ
ン成分の製造に使用するのに特に好ましいジイソシアネ
ート成分であるけれども、このような目的に好適である
と注目されうる他のジイソシアネート類としてエチレン
ジイソシアネート、エチリデンジイソシアネート、プロ
ピレンジイソシアネート、プチレンジイソシアネート、
シクロペンチレン−1,3−ジイソシアネート、シクロ
ヘキシレン−1,4−ジイソシアネート、2,6−トリ
レンジイソシアネート、2,2’−ジフェニルプロパン
−4,4’−ジイソシアネート、p−フェニレンジイソ
シアネート、m−フェニレンジイソシアネート、キシリ
レンジイソシアネート、1,4−ナフチレンジイソシア
ネート、1,5−ナフチレンジイソシアネート、アゾベ
ンゼン−4,4’−ジイソシアネート、ジフェニルスル
ホン−4,4’−ジイソシアネート、ジクロロヘキサメ
チレンジイソシアネート、テトラメチレンジイソシアネ
ート、ペンタメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレ
ンジイソシアネート、1−クロロベンゼン−1,4−ジ
イソシアネート、およびフルフリリデンジイソシアネー
トがあげられる。
【0034】上記の種類のポリエステル系熱可塑性ポリ
ウレタンは一般に知られている物質である。その製造に
好適な方法論は米国特許第4,665,126号の第7
欄に記載されている。
【0035】前述の如く、本発明に使用するのに好適な
ポリエステル系熱可塑性ポリウレタンはASTM  D
2240に従って測定して90未満のショアA硬度をも
ち、特に好適なのは上記方法に従って測定して85以下
(特に80以下)のショアA硬度をもつものである。
【0036】このようなポリエステル系エラストマーポ
リウレタンは代表的に500〜5,000(好ましくは
1,000〜3,000)の分子量をもつポリエステル
ポリオール軟質セグメントの成分を使用すること、およ
びこのような軟質セグメントは一般に生成ポリエステル
系熱可塑性ポリウレタン成分の全重量の少なくとも約5
0%(好ましくは55〜75%)を構成することにも注
目することができる。
【0037】本発明に使用するエラストマー熱可塑性ポ
リウレタンはそのポリエステル系軟質セグメントがモノ
ビニリデン芳香族コポリマー成分に関連して前述した方
法に従って測定して8.7〜10.2(好ましくは9.
0〜10)cal1/2/モルcm3/2の溶解度パラ
メータをもつものであることも一般に好ましい。前記の
モノビニリデン芳香族コポリマーマトリックス相の溶解
度パラメータと上記の熱可塑性ポリウレタンの軟質セグ
メントの溶解度パラメータの比が1.00:0.88〜
1.00:1.17、好ましくは1,00:0.92〜
1.00:1.11であることも一般に好ましい。
【0038】代表的に、本発明のポリマーブレンド組成
物に使用する上記の熱可塑性ポリウレタンの量は全組成
物重量基準で35〜80重量%である。好ましい組成物
は該熱可塑性ポリウレタン成分がポリマーブレンド組成
物の40〜75重量%(さらに好ましくは40〜60重
量%)を構成するものを包含する。
【0039】本発明のポリマーブレンド組成物の製造に
好適な方法として、別々に製造したゴム変性モノビニリ
デン芳香族コポリマー成分と熱可塑性ポリウレタン成分
を使用する通常の押出し配合技術があげられ、また熱可
塑性ポリウレタンを押出し機内でその場合において且つ
ゴム変性モノビニリデン芳香族コポリマー成分の存在下
で、重合させる米国特許第4,342,847号に記載
の同時配合/重合技術をあげられる。
【0040】本発明のポリマーブレンド組成物はまた任
意に追加の通常の添加物たとえば滑剤、安定剤、染料、
顔料および有機または無機の充てん剤もしくは繊維を含
むこともできる。
【0041】生成ポリマーブレンド組成物は広範囲の種
類の射出成形または熱成形物品の製造に有用である。然
しながら、このような組成物のすぐれた低温靭特性のた
めに、該組成物は種々の自動車、戸外リクリエーション
および/または器具の用途(比較的低温への周期的な露
出または比較的低温での長期間の使用を伴う用途)に特
に良く適している。
【0042】
【実施例】下記の実施例により本発明をさらに具体的に
説明する。これらの実施例において、すべての「部」お
よび「%」は他に特別の記載のない限り重量基準である
【0043】実施例1: この一連の実験において、2種の異なるABS樹脂を8
0のショアA硬度評価をもち平均分子量約2000のポ
リカプロラクトン軟質セグメント60.1重量%を含有
するポリエステル系エラストマー性熱可塑性ポリウレタ
ン(TPU−1)と押出し配合した。軟質セグメントポ
リカプロラクトン溶解度パラメータは9.2cal1/
2/モルcm3/2である。
【0044】生成ポリマーブレンドの組成と負荷の下で
のひずみ温度(DTUL)、熱たわみ特性および−20
゜Fアイゾット衝撃強度値を表1に示す。
【0045】
【表1】
【0046】表1の結果からわかるように、実施例1の
ポリマーブレンド組成物(N−フェニルマレイミド含有
ABS成分であるABS−2に基づく)は実験B組成物
よりも高いひずみ温度と185°下での低い熱たわみ値
をもつ。またTPUを含有する実施例1の組成物はAB
S−2のみからなる比較実験Aの組成物よりも実質的に
高い−20゜Fノッチアイゾット値をもつ。
【0047】実施例2〜9: この一連の実験において、実施例1のABS−2成分を
、異なった種類および異なった相対量のポリエステルポ
リオール軟質セグメントをもつ且つ異なったショア硬度
評価をもつ種々の割合の種々の異なったポリエステル系
熱可塑性ポリウレタン成分と押出し配合した。組成上の
詳細および種々の温度での生成組成物のノッチアイゾッ
ト衝撃強度を表3に示す。また、本発明の目的に対して
は高すぎるショア硬度値をもつポリエーテル系熱可塑性
ポリウレタンまたはポリエステル系熱可塑性ポリウレタ
ンのいづれかを用いるか、または(ショア硬度が)要求
特性を満たすが本発明の目的に対してはその割合が少な
すぎるポリエステル系熱可塑性ポリウレタン成分を用い
た比較組成物を表4に示す。この一連の実験で用いた種
々のエラストマー性熱可塑性ポリウレタン(TPU)を
表2に示す。
【0048】
【表2】
【0049】本発明のポリマーブレンド組成物をいくつ
かの特定の態様およびそれらの実施例を参照して具体的
に述べたけれども、これらは本発明の範囲を限定するも
のと解すべきではない。
【表3】
【表4】

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ゴム変性モノビニリデン芳香族/エチ
    レン性不飽和ニトリルコポリマーおよび熱可塑性ポリウ
    レタンを含むポリマーブレンド組成物であって、ゴム変
    性モノビニリデン芳香族/エチレン性不飽和ニトリル/
    N−アリールマレイミドコポリマー20〜65重量%お
    よびエラストマー性熱可塑性ポリウレタン重量基準で少
    なくとも約50重量%のポリエステル系軟質セグメント
    含量を有し、Aスケールで90未満のショア硬度評価を
    もつポリエステル系エラストマー性熱可塑性ポリウレタ
    ン35〜80重量%から成ることを特徴とするポリマー
    ブレンド組成物。
  2. 【請求項2】  ゴム変性モノビニリデン芳香族/エチ
    レン性不飽和ニトリル/N−アリールマレイミドコポリ
    マーが(a)重合した形体で且つグラフトコポリマー重
    量を基準にして、55〜99重量%のモノビニリデン芳
    香族モノマー、1〜45重量%のエチレン性不飽和ニト
    リルモノマーおよび0〜35重量%のN−アリールマレ
    イミドモノマーを含み、そしてゴム状基質ポリマーにグ
    ラフトされているグラフトコポリマー;および(b)重
    合した形体で且つマトリックスポリマー重量を基準にし
    て、55〜99重量%のモノビニリデン芳香族モノマー
    、1〜45重量%のエチレン性不飽和ニトリルモノマー
    および2〜35重量%のN−アリールマレイミドモノマ
    ーを含むマトリックスポリマー;を含むことを特徴とす
    る請求項1のポリマーブレンド組成物。
  3. 【請求項3】  ゴム変性モノビニリデン芳香族/エチ
    レン性不飽和ニトリル/N−アリールマレイミドコポリ
    マーがゴム変性モノビニリデン芳香族/エチレン性不飽
    和ニトリル/N−アリールマレイミドコポリマー重量を
    基準にして3〜40重量%の該ゴム状基質ポリマーを含
    むことを特徴とする請求項2のポリマーブレンド組成物
  4. 【請求項4】  ゴム状基質ポリマーが1,3−ブタジ
    エンのホモポリマー、または1,3−ブタジエンとゴム
    状基質ポリマー重量基準で40重量%までの少なくとも
    1種のモノビニリデン芳香族、エチレン性不飽和ニトリ
    ル、アルキルアクリレートもしくはアルキルメタクリレ
    ートモノマーとのコポリマーであることを特徴とする請
    求項3のポリマーブレンド組成物。
  5. 【請求項5】  ゴム変性モノビニリデン芳香族/エチ
    レン性不飽和ニトリル/N−アリールマレイミドコポリ
    マーが塊状、溶液、塊状/懸濁または塊状/溶液重合技
    術でつくられることを特徴とする請求項1のポリマーブ
    レンド組成物。
  6. 【請求項6】  該組成物がさらに、全組成物重量を基
    準にして、1〜30重量%の乳化重合グラフトゴム濃厚
    成分を含有する請求項5のポリマーブレンド組成物。
  7. 【請求項7】  乳化重合グラフトグム濃厚成分が0.
    03〜1.5ミクロンの容積平均粒径をもつ分散ゴム粒
    子を含む乳化重合グラフトコポリマーであり、塊状、溶
    液、塊状/懸濁または塊状/溶液重合ゴム変性コポリマ
    ーが0.4〜6ミクロンの容積平均粒径をもつ分散ゴム
    粒子を含むことを特徴とする請求項6のポリマーブレン
    ド組成物。
  8. 【請求項8】  ポリエステル系熱エラストマー性熱可
    塑性ポリウレタンが約85未満のショアA硬度評価をも
    ち且つ55〜75重量%の軟質セグメント含量をもつこ
    とを特徴とする請求項1のポリマーブレンド組成物。
  9. 【請求項9】  エラストマー性熱可塑性ポリウレタン
    が少なくとも部分的に4,4−メチレンビス(フェニル
    イソシアネート)に基づくものであることを特徴とする
    請求項1のポリマーブレンド組成物。
  10. 【請求項10】  熱可塑性ポリウレタンが500〜5
    ,000の軟質セグメントの分子量をもつことを特徴と
    する請求項1のポリマーブレンド組成物。
  11. 【請求項11】  熱可塑性ポリウレタン軟質セグメン
    トがポリカプロラクトンである請求項1のポリマーブレ
    ンド組成物。
  12. 【請求項12】  熱可塑性ポリウレタン軟質セグメン
    トがポリブチレンアジペートであることを特徴とする請
    求項1のポリマーブレンド組成物。
  13. 【請求項13】  熱可塑性ポリウレタン中にポリエー
    テルポリオールとポリエステルポリオールの軟質セグメ
    ントの両方の混合物があり、該ポリエステルポリオール
    が全軟質セグメント含量の50重量%より多くを構成し
    ている請求項1のポリマーブレンド組成物。
  14. 【請求項14】  熱可塑性ポリウレタンが1,000
    〜3,000の軟質セグメントの分子量をもつことを特
    徴とする請求項10のポリマーブレンド組成物。
  15. 【請求項15】  ゴム変性モノビニリデン芳香族/エ
    チレン性不飽和ニトリル/N−アリールマレイミドコポ
    リマーのマトリックスポリマー部分が9.0〜10.2
    cal1/2/モルcm3/2の溶解度パラメータをも
    つことを特徴とする請求項2のポリマーブレンド組成物
  16. 【請求項16】  エラストマー熱可塑性ポリウレタン
    の軟質部分が8.7〜10.2cal1/2/モルcm
    3/2の溶解度パラメータをもつことを特徴とする請求
    項15のポリマーブレンド組成物。
  17. 【請求項17】  モノビニリデン芳香族/エチレン性
    不飽和ニトリル/N−アリールマレイミドコポリマーと
    エラストマー性熱可塑性ポリウレタン軟質セグメントと
    の間の溶解度パラメータの比が1.00:0.88〜1
    .00〜1.17であることを特徴とする請求項16の
    ポリマーブレンド組成物。
  18. 【請求項18】  ゴム変性モノビニリデン芳香族/エ
    チレン性不飽和ニトリルコポリマーおよび熱可塑性ポリ
    ウレタンを含むポリマーブレンド組成物から製造した射
    出成形もしくは熱成形した熱可塑性物品であって、該組
    成物がゴム変性モノビニリデン芳香族/エチレン性不飽
    和ニトリル/N−アリールマレイミドコポリマー20〜
    65重量%およびエラストマー性熱可塑性ポリウレタン
    重量基準で少なくとも約50重量%のポリエステル系軟
    質セグメント含量を有し、Aスチールで90未満のショ
    ア硬度評価をもつエラストマー性ポリエステル系熱可塑
    性ポリウレタン35〜80重量%から成ることを特徴と
    する熱可塑性物品。
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