JPH04226925A - 炭素数4の炭化水素流れからジメチルエーテルとメタノールを除去する方法 - Google Patents

炭素数4の炭化水素流れからジメチルエーテルとメタノールを除去する方法

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JPH04226925A
JPH04226925A JP3116118A JP11611891A JPH04226925A JP H04226925 A JPH04226925 A JP H04226925A JP 3116118 A JP3116118 A JP 3116118A JP 11611891 A JP11611891 A JP 11611891A JP H04226925 A JPH04226925 A JP H04226925A
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JP
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water
overhead fraction
methanol
hydrocarbon
dme
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JP3116118A
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English (en)
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Jr Lawrence A Smith
ローレンス・エイ・スミス,ジュニアー
Dennis Hearn
デニス・ハーン
Jr Edward M Jones
エドワード・エム・ジョーンズ,ジュニアー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chemical Research and Licensing Co
Original Assignee
Chemical Research and Licensing Co
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C7/00Purification; Separation; Use of additives
    • C07C7/04Purification; Separation; Use of additives by distillation

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Water Supply & Treatment (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は,C4 炭化水素流れからジメチ
ルエーテル及び/又はメタノールを除去する方法に関す
る。
【0002】メチルt−ブチルエーテル(MTBE)の
製造は通常,酸触媒の存在下にて,製油所C4 流れ中
に含まれているイソブテンをメタノールと選択的に反応
させることによって行われる。こうして得られたMTB
E生成物はC4 流れから分離され,このC4 流れは
,例えばアルキル化等の他の用途に有用である。しかし
ながら,このC4 流れは,ジメチルエーテル(DME
)及び/又はメタノールを少量(通常は,10〜50p
pmから最大数千ppmまで)含有している。正確な不
純物の種類とその量は,使用する特定のMTBEプロセ
スによって異なる。
【0003】炭化水素生成物流れからMTBEを分離す
ることは,MTBEとC4 成分との沸点差が大きいた
めに特に問題はないが,DMEとメタノールはより低沸
点を有し,C4 画分を汚染する。
【0004】酸によるアルキル化反応においては,DM
Eが存在すると,アルキル化それ自体より多くの酸を使
用しなければならなくなる。硫酸によるアルキル化反応
の場合では,このことはあまり不利はことにはならない
が,HFによるアルキル化反応の場合では酸可溶性の油
状物が形成され,これがアルキレート生成物の酸からの
分離をしにくくし,アルキル化反応装置に付着すること
がある。
【0005】メタノールの除去は,水洗システムを使用
して行うことができる。なぜなら,メタノールは比較的
水に溶解しやすいからである。しかしながら,従来の水
洗システムでは,残留炭化水素流れ全部を処理するのに
使用されると,ジメチルエーテルの多くを除去しえない
。例えばアルキル化の場合,DMEを許容レベルまで除
去するためには,処理される炭化水素流れの約3倍の容
積の水が必要とされる。従って多量の廃水が生じ,この
廃水はDMEの他に多量の炭化水素を含有すると思われ
る。このように多量の廃水を処理しなければならないこ
とから,従来の水洗システムは不都合なものとなる。
【0006】本発明の方法により,極めて少量の処理水
を使用しつつ,DMEとメタノールを満足しうる低レベ
ルにまで除去することが可能となる。ある1つの実施態
様では,実質的に廃水を廃棄することのない閉水洗シス
テムが使用される。上記の特徴と利点,及び他の特徴と
利点は,以下の説明から明らかとなろう。
【0007】簡単に言えば,本発明は,C4 炭化水素
流れからDME,メタノール,又はこれらの混合物を除
去する方法であり,(a)DME,メタノール,又はこ
れらの混合物を含有したC4 炭化水素供給流れを蒸留
塔に供給する工程;(b)前記蒸留塔において前記供給
流れを分留して,約20〜40容量%の前記供給流れ(
好ましくは約25〜35容量%の前記供給流れ)を含ん
だ蒸気状炭化水素オーバーヘッド画分と,前記供給流れ
中に含まれている量より実質的に少ない量のDME,メ
タノール,又はこれらの混合物を含有した塔底画分とを
得る工程;(c)前記蒸気状炭化水素オーバーヘッド画
分を凝縮させる工程;(d)前記凝縮炭化水素オーバー
ヘッド画分を,前記凝縮炭化水素オーバーヘッド画分を
基準として約0.05〜5容の水と接触させる工程;(
e)前記凝縮炭化水素オーバーヘッド画分を前記水から
分離する工程;(f)前記凝縮炭化水素オーバーヘッド
画分を前記蒸留塔に戻す工程;及び(g)工程(e)か
らの前記水を回収する工程;の各工程を含む。上記のプ
ロセスにおいては,オーバーヘッドにてDME及び/又
はメタノールが濃縮され,塔底はこれらの汚染物を実質
的に含まず,水により凝縮オーバーヘッド画分からDM
E及び/又はメタノールが抽出されて,凝縮オーバーヘ
ッド画分からDME及び/又はメタノールの実質的な部
分が除去され,そしてオーバーヘッド画分の大部分が蒸
留塔に戻される(すなわち,水による抽出においては炭
化水素は殆ど失われないので,オーバーヘッド画分の実
質的に完全な還流物)。
【0008】他の実施態様においては,抽出工程からの
水がフラッシュドラム(flashdrum)に通され
,そこでDMEと炭化水素が蒸発分離され,メタノール
だけが水中に残る。この流れを分別してメタノールを回
収することもできるが,好ましい実施態様においては,
水流れを含んだメタノールを,反応器中に導入されるイ
ソブテン炭化水素供給物(本質的にC4 供給物)と接
触させてMTBEを生成させ,これによってメタノール
の一部を水からイソブテン供給物中に抽出し,そしてこ
れを再循環してMTBE反応に使用する。MTBE供給
物との接触を終えた水は,再循環されて炭化水素オーバ
ーヘッド画分の抽出に使用され(上記の工程(d)),
そこで再びDME及び/又はメタノールが抽出され,次
いでDMEと炭化水素のフラッシングが行われ,そして
再循環されてMTBE供給物との接触に使用される。従
って,実質的に閉じた回路の水洗システムが提供され,
必要に応じて補足の水だけが加えられる。水からフラッ
シュされたDMEと炭化水素は燃料として使用するのに
適しているけれども,例えば選択的モレキュラーシーブ
を使用したさらなる処理を行って,DMEを除去し,そ
して炭化水素を回収することができる。DMEは,非汚
染性のエアゾール噴射剤として特に有用である。
【0009】工程(a)〜(f)のプロセスは,いかな
る圧力でも行うことができる。圧力を選定すると,蒸留
塔にて分留される物質の構成に基づいて蒸留塔内の温度
が決まる。一般には,大気圧〜500psigの圧力が
使用される。しかしながら,工程(c)(すなわち,C
4 流れの炭化水素オーバーヘッド画分を凝縮させる工
程)における凍結を避けるために200〜300psi
gの圧力が好ましい。250psigでのプロセスにお
ける典型的なC4 流れは,約100℃のオーバーヘッ
ド温度を有する(最も低い沸点の物質を示す)。
【0010】工程(a) 蒸留塔に供給される炭化水素は,MTBEプロセス,あ
るいはDME及び/又はメタノールを通常5重量%以下
の量で不純物として残存させる他のプロセスからの残留
流れである。MTBEを製造するのに使用されるこのよ
うな流れは,主としてイソブタン(I−C4 ),ノル
マルブタン(n−C4 ),ブテン(B−1),イソブ
テン(I−B),trans−ブテン−2(TB−2)
,及びcis−ブテン−2(CB−2)(さらに,ブタ
ジエン,C3成分,及びC5 成分も含めた少量の数種
の不純物)を含有した混合C4 流れである。本発明の
プロセスにおけるC4 炭化水素供給流れは,MTBE
製造からの減少量のイソブテン,DME不純物,及びメ
タノール不純物を含んだ実質的に同じ流れである。MT
BEを製造する方法はいくつかあって,例えば,米国特
許第3,121,124;  3,270,081; 
 3,170,000;  3,629,478;  
3,634,534;  4,071,567;及び4
,307,254号各明細書に開示されており,供給流
れはC4 成分の割合(例えば,イソブテンはMTBE
供給物の約5〜60重量%の範囲で変わる)に応じて変
わる。さらに,イソブテンの転化度もプロセスによって
変わるが,一般には85%以上の転化度が得られるよう
操作される。DMEとメタノールは,いったんMTBE
が除去されると,流れの最大5重量%を構成するが,通
常は残留C4 流れの1重量%以下を構成する。
【0011】本発明に関して,蒸留塔への供給位置は重
要なポイントではないが,塔の中央部分に供給するのが
好ましい。
【0012】工程(b) 蒸留塔は200〜300psigの圧力で操作するのが
好ましく,オーバーヘッドの温度は,使用する圧力にお
ける最も低沸点の成分の温度である。しかしながら,蒸
留塔への供給物中におけるC4 成分の沸点は近接して
いるので,オーバーヘッドの組成は全てのC4 成分を
含む(供給物とは幾分割合が異なるが)。DMEとメタ
ノールは,最も低沸点の成分(さらにいくつかのC3 
成分も)であるので,オーバーヘッド中の実質的に全て
を構成する。塔底におけるDME及び/又はメタノール
は10ppm以下である。採取されるオーバーヘッドの
量は,供給物の約25〜40%(好ましくは約25〜3
5%)である。これにより,DME及び/又はメタノー
ルは,炭化水素オーバーヘッド画分の約4〜6%に濃縮
される。DMEとメタノールの量は,蒸留塔に流入する
供給物中におけるこれらのレベルに応じて大きく変わる
。 例えば,DMEとメタノールが供給物の2重量%を構成
している場合,この量の実質的に全てが30%のオーバ
ーヘッド中に存在し,蒸気状オーバーヘッドの約6%を
構成する。
【0013】工程(c) 工程(d)において水と接触させるための液状画分を得
るために,炭化水素オーバーヘッド画分が凝縮される。 オーバーヘッドは,さらに20〜50℃に冷却される。 好ましい圧力(例えば200〜300psig)におい
ては,凍結を起こすことなく,周囲温度の水(例えば,
夏では最高30℃まで)を使用して凝縮が行われる。凝
縮したオーバーヘッドは,水を使用してさらに冷却され
る。オーバーヘッドの温度は,水との接触に関して重要
なポイントである。なぜなら,DMEを水に溶解させる
にはより低い温度が好ましいからである。
【0014】工程(d) 次いで,凝縮した炭化水素オーバーヘッド画分を20〜
50℃にて水流れと接触させる。圧力は200〜300
psigの範囲が好ましい。いずれにしても,圧力はD
MEを水相中に保持するに足る圧力でなければならない
。水は,新たな水でもよいし,あるいは後述するように
いくらかのメタノール及び/又は炭化水素を含有してい
てもよい。水は,それが接触する凝縮炭化水素オーバー
ヘッドの容積を基準として,0.05〜5容の範囲にて
使用される(好ましくは,水対炭化水素の容量比として
少なくとも0.05:1が使用される)。水と炭化水素
は,20〜50℃の範囲の温度にて適切な混合装置中で
充分に混合され,そしてデカンター又は他の分離器手段
に送られる。
【0015】工程(e) デカンター中で水相と炭化水素相が分離され,連続的に
取り出される。水は,DMEとメタノールを多く含み,
そして炭化水素をその溶解度の限度まで含有している。 圧力は,200〜300psigの範囲が好ましい。炭
化水素はごくわずかしか水に溶解せず,実質的に100
%が蒸留塔に戻される。
【0016】工程(f) デカンターを出た水は,高いパーセントのメタノールに
加えて,MTBEの製造において得られる量以上のDM
Eを抽出している。好ましい実施態様においては,水が
加熱され,システムの200〜300psigより低い
圧力で運転されるフラッシュドラムに送られる。圧力は
大気圧であるのが好ましい。DMEと溶解しているいく
らかの炭化水素は,20〜50℃の水温にて大気圧で蒸
発除去される。これは量の多い流れではなく,従ってこ
れら2種の物質を処理する最も簡単な仕方は,流れを燃
料として燃焼させることである。しかしながら,これは
分離し回収することが可能である。
【0017】DMEと炭化水素が実質的に除去された状
態の水を分留してメタノールを除去・回収することがで
き,次いで取り出されたメタノールをMTBE供給物,
及び水洗用に作られた実質的に閉じた回路に再循環する
ことができる。しかしながら,水の蒸留に対してエネル
ギーが消費されることになり,好ましい実施態様では,
このエネルギー消費が起こらないようになっている。
【0018】好ましい実施態様においては,炭化水素オ
ーバーヘッド画分から除去されたメタノールを含有した
水流れを,反応器中に導入する前にMTBE製造のため
のC4 供給物と接触させる。メタノールが,イソブテ
ンとメタノールとを反応させてMTBEを得るという場
合の反応物であるようなプロセスにおいてC4 流れが
使用されるならば,これは有利な点となる。この場合,
比較的多量のC4 供給物を少量の水と接触させる〔炭
化水素対水の比は1〜10:1以上(例えば20:1)
である〕。物質移動効果により,メタノールが水から取
り出されてC4 供給物に移され,そこでMTBE反応
における他の追加メタノールと共に使用される。メタノ
ールが除かれた状態の水が回収され,工程(d)におけ
る液状炭化水素オーバーヘッドと接触させるために再循
環される。従って,実質的なエネルギー量の必要をきた
すことなく,本質的に閉じた回路の水洗システムが確立
される。
【0019】流入するMTBE製造用のC4 供給物は
,一般には温度が20〜40℃で圧力が70〜200p
sigであるが,この通りである必要はない。なぜなら
,温度が0〜80℃の範囲であり,圧力が大気圧〜30
0psigの範囲であり,そしてMTBE供給物がこれ
らの条件下で液相である限り,温度も圧力も重要なポイ
ントとはならないからである。
【0020】図面を参照すると,好ましい実施態様が概
略図の形で示されている。リボイラー,弁,圧縮機など
の構成成分は省略しているが,通常のエンジニアリング
操作を実施する上での適切な挿入物については明らかで
あろう。本実施態様においては,C4 炭化水素供給流
れ21は,C4 MTBE供給物中のイソブテンとメタ
ノールとを反応させてMTBEを得る,という反応によ
って生成される供給流れである。種々の流れの組成を表
1に示す(主たる成分,又は本発明に関連した成分が示
されている)。わかりやすくするために,MTBEプロ
セスは,米国特許第4,307,254号に記載のプロ
セスを適用している。C4 炭化水素供給流れ21は,
250psigの圧力で運転される蒸留塔12の中央部
近くに供給される(わかりやすくするために,蒸留塔は
25個のトレーを有する蒸留塔であるとする)。C4 
炭化水素オーバーヘッド画分22は,約100℃の温度
を有する。蒸気流れ22は,凝縮器16に送られ(これ
も250psigで運転されている),そこで凝縮され
,約40℃に冷却され,そして23を介して受け器17
(25psig)に捕集される。液状C4 炭化水素画
分は24と25を介して進み,そこで再循環水/メタノ
ールの供給物(再循環水対炭化水素の容量比は0.05
:1)がライン33からそれに加わり,そしてミキサー
15に進んで,250psigにて2つの相の充分な接
触が行われる。2つの流れを別々のラインによってミキ
サーに加えることもできるが,上記の仕方のほうがより
良好な接触が得られる。2つの相は,ミキサーから26
を介してデカンター14に進み,そこで250psig
にて2相が分離する。炭化水素相(ライン22における
炭化水素相に比べて,DMEとメタノールの含量が少な
い)が,ライン27を介して蒸留塔12に還流物として
戻る。
【0021】表1
【0022】
【0023】水相(DMEとメタノールを多く含み,少
量の炭化水素を含有する)が,ライン28を介して大気
圧で運転されているフラッシュドラム18に進む。ライ
ン28にヒーター13が組み込まれて,フラッシュドラ
ムに対する補足用の熱を与える。DMEと炭化水素は実
質的に全て蒸発し,ライン29を介して蒸気として除去
される。
【0024】液相におけるメタノール含量の多い水は,
ライン31を介してフラッシュドラムから混合システム
10〔ミキサー(図示せず),前述のようなデカンター
(図示せず),及び向流接触塔などからなる〕へ進み,
そこでC4 MTBE供給物19が,炭化水素対水の比
が10:1にて水と接触してメタノールを抽出する。メ
タノールが除去された水は,混合システム10から32
を介して,従ってライン33を介してミキサー15に再
循環される。ライン34は水の補給のために設けられて
いる。
【0025】蒸留塔12における塔底液30はDMEと
メタノールを実質的に含まず,さらなる用途のために回
収される。水31から抽出されたメタノールを含有する
C4 MTBE供給物が,20を介して混合システム1
0を出てMTBEプラント11に進み,そこで追加のメ
タノール36を加えてイソブテンと反応させてMTBE
35を得る。MTBE35は分離され,そして回収され
て,例えばガソリンのオクタン価改良剤として使用され
る。またC4 MTBE供給物の未反応成分は,蒸留塔
12への供給物の流れ21として回収される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい実施態様の概略図である。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  (a)  DME,メタノール,又は
    これらの混合物を含有したC4 炭化水素供給流れを蒸
    留塔に供給する工程; (b)  前記蒸留塔において前記供給流れを分留して
    ,約20〜40容量%の前記供給流れを含んだ蒸気状炭
    化水素オーバーヘッド画分と,前記供給流れ中に含まれ
    ている量より実質的に少ない量のDME,メタノール,
    又はこれらの混合物を含有した塔底画分とを得る工程;
    (c)  前記蒸気状炭化水素オーバーヘッド画分を凝
    縮させて液状炭化水素オーバーヘッド画分を形成する工
    程; (d)  前記液状炭化水素オーバーヘッド画分を,前
    記液状炭化水素オーバーヘッド画分を基準として約0.
    05〜5容の水と接触させる工程; (e)  前記液状炭化水素オーバーヘッド画分を前記
    水から分離する工程; (f)  前記液状炭化水素オーバーヘッド画分を前記
    蒸留塔に戻す工程;及び (g)  工程(e)からの前記水を回収する工程;の
    各工程を含む,C4 炭化水素流れからDME,メタノ
    ール,又はこれらの混合物を除去する方法。
  2. 【請求項2】  工程(a)〜(f)が200〜300
    psigの範囲の圧力で操作される,請求項1記載の方
    法。
  3. 【請求項3】  工程(b)の前記蒸気状炭化水素オー
    バーヘッド画分が約25〜35容量%の前記供給流れを
    含む,請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】  前記液状炭化水素オーバーヘッド画分
    が20〜50℃の範囲の温度に冷却される,請求項2記
    載の方法。
  5. 【請求項5】  前記液状炭化水素オーバーヘッド画分
    と前記水が充分に混合される,請求項2記載の方法。
  6. 【請求項6】  工程(d)において,液状炭化水素オ
    ーバーヘッド画分15容当たり少なくとも1容の水が存
    在する,請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】  工程(f)の前記液状炭化水素オーバ
    ーヘッド画分が,工程(b)の前記蒸気状炭化水素オー
    バーヘッド画分中に含まれている量より少ない量のDM
    E,メタノール,又はこれらの混合物を含有している,
    請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】  工程(f)の前記液状炭化水素オーバ
    ーヘッド画分が,工程(b)の前記蒸気状炭化水素オー
    バーヘッド画分中に含まれている炭化水素の実質的に全
    てを含んでいる,請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】  前記蒸気状炭化水素オーバーヘッド画
    分がDMEを含有する,請求項1記載の方法。
  10. 【請求項10】  前記蒸気状炭化水素オーバーヘッド
    画分がメタノールを含有する,請求項1記載の方法。
  11. 【請求項11】  前記蒸気状炭化水素オーバーヘッド
    画分がDMEとメタノールを含有する,請求項1記載の
    方法。
  12. 【請求項12】  (a)  少なくともメタノールを
    不純物して含有したC4炭化水素供給流れを蒸留塔に供
    給する工程; (b)  前記蒸留塔において前記供給流れを分留して
    ,約20〜40容量%の前記供給流れを含み且つ前記供
    給流れ中に含まれている量より実質的に多い量のメタノ
    ールを含有した蒸気状炭化水素オーバーヘッド画分と,
    前記供給流れ中に含まれている量より実質的に少ない量
    のメタノールを含有した塔底画分とを得る工程;(c)
      前記蒸気状炭化水素オーバーヘッド画分を凝縮させ
    て液状炭化水素オーバーヘッド画分を形成する工程; (d)  前記液状炭化水素オーバーヘッド画分を,前
    記液状炭化水素オーバーヘッド画分を基準として約0.
    05〜5容の水と接触させる工程,これにより前記メタ
    ノールの一部が前記液状炭化水素画分から前記水中に抽
    出される; (e)  前記液状炭化水素オーバーヘッド画分を前記
    水から分離する工程; (f)  前記液状炭化水素オーバーヘッド画分を前記
    蒸留塔に戻す工程; (g)  工程(e)からの前記水を回収する工程;及
    び(h)  C4 炭化水素対水の容量比が1〜20:
    1の範囲にて,前記水をC4 炭化水素MTBE流れと
    接触させる工程,これにより前記メタノールの一部が前
    記水から前記C4 炭化水素MTBE流れ中に抽出され
    る;の各工程を含む,C4 炭化水素流れからDME,
    メタノール,又はこれらの混合物を除去する方法。
  13. 【請求項13】  工程(h)からの前記水が回収され
    て工程(d)に再循環される,請求項12記載の方法。
  14. 【請求項14】  DMEが不純物として前記C4 炭
    化水素供給流れ中に存在している,請求項13記載の方
    法。
  15. 【請求項15】  (a)  DMEとメタノールを不
    純物として含有したC4炭化水素供給流れを蒸留塔に供
    給する工程; (b)  前記蒸留塔において前記供給流れを分留して
    ,約20〜40容量%の前記供給流れを含み且つ前記供
    給流れ中に含まれている量より実質的に多い量のDME
    とメタノールを含有した蒸気状炭化水素オーバーヘッド
    画分と,前記供給流れ中に含まれている量より実質的に
    少ない量のDMEとメタノールを含有した塔底画分とを
    得る工程; (c)  前記蒸気状炭化水素オーバーヘッド画分を凝
    縮させて液状炭化水素オーバーヘッド画分を形成し,前
    記液状炭化水素オーバーヘッド画分を20〜50℃の温
    度に冷却する工程; (d)  前記液状炭化水素オーバーヘッド画分を,液
    状炭化水素オーバーヘッド画分の容積を基準として約1
    〜5容の水と20〜50℃の温度にて充分に接触させる
    工程,これにより前記DMEとメタノールの一部が,前
    記液状炭化水素オーバーヘッド画分から前記水中に抽出
    される; (e)  前記液状炭化水素オーバーヘッド画分を前記
    水から分離する工程; (f)  前記液状炭化水素オーバーヘッド画分を前記
    蒸留塔に戻す工程; (g)  工程(e)からの前記水を回収する工程;及
    び(h)  回収した前記水を減圧された区画に通す工
    程,このとき前記水中に溶解しているDMEと炭化水素
    が前記水から揮発除去される;の各工程を含み,前記工
    程(b)〜(f)が200〜300psigの範囲の圧
    力にて行われ,前記工程(h)が前記水の温度にて前記
    DMEの実質的に全てを揮発させるに足る充分に低い圧
    力にて行われ,そして前記水が,前記液状炭化水素オー
    バーヘッド画分から抽出された前記メタノールの実質的
    な部分を含有している,C4 炭化水素供給流れからD
    MEとメタノールを除去する方法。
  16. 【請求項16】  水が工程(h)から回収されて,C
    4 炭化水素対水の容量比が1〜20:1の範囲にてC
    4 炭化水素MTBE流れと接触され,これによって前
    記メタノールの一部が前記水から前記C4 炭化水素M
    TBE流れ中に抽出され,そして前記C4 炭化水素M
    TBE流れとの前記接触から前記水流れが回収されて工
    程(d)に再循環される,請求項15記載の方法。
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