JPH042268B2 - - Google Patents

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JPH042268B2
JPH042268B2 JP1277942A JP27794289A JPH042268B2 JP H042268 B2 JPH042268 B2 JP H042268B2 JP 1277942 A JP1277942 A JP 1277942A JP 27794289 A JP27794289 A JP 27794289A JP H042268 B2 JPH042268 B2 JP H042268B2
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ozone gas
ozone
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  • Devices For Medical Bathing And Washing (AREA)
  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はオゾンガスを用いた治療器に関する。
(背景技術) オゾンガスは酸化力がきわめて強い気体であ
り、その酸化作用によつて殺菌、脱色、脱臭効果
を有することが知られている。従来のオゾンガス
の利用例としては、この殺菌、脱色、脱臭作用を
利用したものがほとんどで、たとえば以下のよう
な利用例がある。
殺菌作用を有するものとして、室内の環境浄
化、食品の殺菌貯蔵、上水道、プールの殺菌、傷
口消毒、器具類の消毒。脱色・脱臭作用を利用す
るものとして、水道水の脱臭、下水処理場の脱
臭、ホテル・病院などの空気浄化。この他、酸
化、分解、表面活性化、二重結合の切断反応等を
利用する例がある。
このようにオゾンガスの利用としては一般には
殺菌、脱臭作用を作用した工業的利用がほとんど
であるが、オゾンガスの殺菌性に着目して傷口の
消毒や水虫を治療する例、肌に刺激を与えて血行
をよくするなどの美顔器としての利用なども考え
られている。
ところで、本出願人はオゾンガスの利用につい
て研究した結果、上記の殺菌性等の作用に加えて
オゾンガスが顕著な鎮痛効果を有することを見出
した。すなわち、捻挫などの炎症を起こしている
部位にオゾンガスを接触させることによつて、炎
症による痛みが効果的に軽減できることが見出さ
れた。この鎮痛効果はオゾンガスを患部の外部か
らあてるだけで作用するものであり、腰の痛み、
間節部の痛み、打撲の痛みなど各種の痛みを和ら
げることに有効に作用することが確かめられた。
このオゾンガスの鎮痛効果は、殺菌性、脱臭性
等のオゾンガスの効果とは異なる作用であり、こ
の鎮痛効果を利用することによつて医療分野に効
果的に利用することが可能となる。
本発明は上記のオゾンガスの鎮痛効果に着目し
てなされたものであり、その目的とするところ
は、腕、足などの患部に治療に簡単に利用できる
効果的なオゾンガスを用いた治療器を提供しよう
とするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は上記目的を達成するため次の構成をそ
なえる。
すなわち、手、腕、足等の患部が挿入可能な差
し入れ口を有するとともに、患部を内部に収納し
た状態で密封状態に閉止する係止部を有し、耐オ
ゾン性の柔軟性を有するフイルムを用いて、オゾ
ンガスを流通させる透孔を複数透設した内袋と内
袋を内包する外装の二重袋状に形成し、内袋と外
装との間の空〓部をオゾンガスを流通させる流路
とするとともに、該流路をオゾンガスの吐出側の
流路とオゾンガスの回収側の流路とに区分した密
封体と、該密封体の前記吐出側の流路に連通して
前記内袋内にオゾンガスを吐出するオゾンガスの
送出機構および前記吐出側の流路に連通して前記
内袋内を加圧状態に維持しつつオゾンガスを排気
する排気機構を有するオゾン発生装置とを備える
ことを特徴とする。
(作用) 密封体の差し入れ口から内袋内に患部を挿入
し、係止部によつて差し入れ口を閉止して内装を
密封する。次いで、オゾンガスの送出機構により
密封体内にオゾンガスを送り込む。オゾンガスは
密封体の吐出側の流路から内袋の透孔をとおつて
内袋内に流入し、密封体の回収側の流路から排気
される。オゾンガスの送出と排気は内袋内を加圧
状態に維持してオゾンガスを流通するようになさ
れる。これによつて、患部にまんべんなく活性化
されたオゾンガスが接触して効果的な治療をな
す。
(実施例) 以下本発明の好適な実施例を添付図面に基づい
て詳細に説明する。
本発明に係るオゾンガスを用いた治療器は、第
1図に示すように、密封体10の差し入れ口から
患部を密封体10中に差し入れて患部を密封する
とともに、密封体10内にオゾンガスを吐出さ
せ、かつ密封体10内からオゾンガスを吸収して
回収するように構成される。
密封体10は第2図に示すように、オゾンガス
の吐出流路12及びオゾンガスの回路流路14を
介してオゾン発生装置16に連絡している。前記
吐出流路12及び回収流路14はともに耐オゾン
性の樹脂管体によつて形成する。オゾン発生装置
は放電管等を用いた通常のオゾン発生装置で、所
定の流量でオゾンガスを送出する送出機構と、オ
ゾンガスの回収機構を備える。
第1図は手にオゾンガスの治療器を適用した例
であるが、図のように密封体10の一端側は患部
の差し入れ口であり、前記吐出流路12および回
収流路14は他端側に連結する。密封体10は樹
脂フイルムを用いて柔軟な袋状に形成されたもの
であり、患部を密封体10に差し入れた後、係止
部たる係止バンド18で腕に巻きつけるようにし
て固定することにより患部を密封体10内に密封
する。腕、足などの場合も同じように開口部から
患部を密封体10に差し入れてから係止バンド1
8で止めればよい。
前記密封体10はオゾン耐性を有する外袋10
aと内袋10bの二重袋状に形成されると共に、
密封体10の上半部と下半部に二分され、上半部
は前記吐出流路12に連通し、下半部は前記回収
流路14に連通する。また、内袋10bにはオゾ
ンガスを流通させるための透孔10cを設ける。
なお、密封体10を患部にセツトする場合は、患
部が内袋10bに接触しないである程度離れるよ
うにする。
続いて、上記実施例の使用方法について説明す
ると、密封体10を上記のように患部にセツトし
た後、オゾン発生装置16からオゾンガスを送出
する。オゾンガスは内袋10bの透孔10cから
密封体10内にはいり、回収流路14をとおつて
回収される。密封体10内ではオゾンガスを加圧
状態にして通流させるのがよく、内袋10bがふ
くらんで患部が内袋の内面から離れて患部全体に
オゾンガスがまんべんなく通流できるようにする
のがよい。
オゾンガスは熱によつて分解されやすく、また
空気中の水蒸気などによつてその濃度が左右され
る性質があるので、使用時には一定量のオゾンガ
スを通流させ、密封体10内を常時活性状態にす
るのがよい。治療中に体温等によつてオゾンガス
が分解したりすることを防止するためである。
オゾン発生装置16ではオゾンガスの流量およ
びオゾン濃度を適宜調節し、密封体10内のガス
圧をコントロールする。なお、密封体10内から
回収したガスは除湿等を行つて環境再使用しても
よいし、回収したガスを加熱等を行つて無害化し
た後、大気中へ放出してもよい。また、かなりオ
ゾン濃度が低い場合には単に排気するだけでもか
まわない。この場合は排気側に排気調節弁を取り
付けて密封体中のガス圧を調節するようにするこ
ともできる。
上記の実施例の治療器はオゾンガスが外部に漏
れないように密封した空間内において治療できる
から、オゾンガスの刺激臭に煩わされることなく
治療することができ、またオゾンガスを外部に出
さずに治療できるから空気浄化、殺菌などの際に
通常用いる場合よりも濃度の高いオゾンガスを使
用することが可能になるという利点がある。
また、上記のオゾンガスを用いた治療器は構造
が単純であるともに取り扱いが容易であつて、密
封体10のサイズをある程度の大きさに作製して
おくことによつて腕、手、足などの患部に共通に
使用することができるという利点がある。
また、腰部分などに上記治療を施す場合には腰
部分まで入れることのできる大きいサイズの密封
体を用いたり、腰部分、胴部分のみを覆う密封体
を用いることによつて部分的にオゾンガスを通流
させることが可能である。また、さらに大形のも
のとしては首から足先まで密封できる密封体を用
いることによつて全身的にオゾンガスを流通させ
るようにすることもできる。この場合は密封体を
頭だけが外部に出せる据付型の密閉箱状に形成し
て密閉箱内にオゾンガスを流通させるようにする
ことも考えられる。
上記説明からも明らかなように、密閉体の構成
は種々変更が可能であり、必ずしも第1図に示す
二重袋状に形成しなければならないわけでなく、
密封体内に連通してオゾンガスの送出部とオゾン
ガスの排気部が設けられ、密封体内が加圧状態で
オゾンガスが通流できるように構成されていれば
よい。
以上、本発明について好適な実施例を挙げて
種々説明したが、本発明はこの実施例に限定され
るものではなく、発明の精神を逸脱しない範囲内
で多くの改変を施し得るのはもちろんのことであ
る。
(発明の効果) 本発明に係るオゾンガスを用いた治療器によれ
ば、次のような顕著な効果を奏する。すなわち、 本発明のオゾンガスを用いた治療器は、二重
袋の内袋を加圧状態に維持するとともに、内袋
に設けた透孔からオゾンガスを吐出して、患部
を密封した状態でオゾンガスを接触させること
ができる。
これによつて、捻挫や腰痛等の患部にオゾン
ガスを接触させてオゾンガスの鎮痛効果を有効
に発揮させることができる。
密封体は二重袋状に形成され内袋と外装との
間の空〓部がオゾンガスの流路となることで、
オゾンガスを加圧状態で通流させると密封体が
自ずとふくらんで保形され、内部空間がひろが
つて患部と内袋との間で流通空間が形成されて
オゾンガスを患部全体に行き渡らせることがで
きる。また、内袋からなは複数の透孔からオゾ
ンガスが吐出されることで、活性化されたオゾ
ンガスが患部に接触して効果的な治療が可能に
なる。
また、密封体はフイルムを用いて袋状に形成
したことにより、袋内に患部を差し入れて差し
入れ口を閉じるだけで使用することができ、取
り扱いが簡単になる。また、密封体は単純な構
成であり製造が容易であると同時に、交換使用
することも容易になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るオゾンガスを用いた治療
器の一実施例を示す説明図、第2図は全体の概略
構成を示す説明図である。 10……密封体、10a……外袋、10b……
内袋、10c……透孔、12……吐出流路、14
……回収流路、16……オゾンガス発生装置、1
8……係止バンド。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 手、腕、足等の患部が挿入可能な差し入れ口
    を有するとともに、患部を内部に収納した状態で
    密封状態に閉止する係止部を有し、耐オゾン性の
    柔軟性を有するフイルムを用いて、オゾンガスを
    流通させる透孔を複数透設した内袋と内袋を内包
    する外装の二重袋状に形成し、内袋と外装との間
    の空〓部をオゾンガスを流通させる流路とすると
    ともに、該流路をオゾンガスの吐出側の流路とオ
    ゾンガスの回収側の流路とに区分した密封体と、 該密封体の前記吐出側の流路に連通して前記内
    袋内にオゾンガスを吐出するオゾンガスの送出機
    構および前記吐出側の流路に連通して前記内袋内
    を加圧状態に維持しつつオゾンガスを排気する排
    気機構を有するオゾン発生装置と を備えることを特徴とするオゾンガスを用いた治
    療器。
JP27794289A 1989-10-25 1989-10-25 オゾンガスを用いた治療器 Granted JPH03139358A (ja)

Priority Applications (9)

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JP27794289A JPH03139358A (ja) 1989-10-25 1989-10-25 オゾンガスを用いた治療器
US07/690,919 US5179943A (en) 1989-10-25 1990-10-24 Medical apparatus using ozone gas
CA002044256A CA2044256C (en) 1989-10-25 1990-10-24 A medical apparatus using ozone gas
EP90915832A EP0450103B1 (en) 1989-10-25 1990-10-24 Medical treatment apparatus using ozone gas
AU66135/90A AU633646B2 (en) 1989-10-25 1990-10-24 Medical treatment apparatus using ozone gas
DE69029575T DE69029575T2 (de) 1989-10-25 1990-10-24 Ozongas verwendende medizinische behandlungsvorrichtung
PCT/JP1990/001369 WO1991006275A1 (fr) 1989-10-25 1990-10-24 Appareil de traitement medical utilisant de l'ozone gazeux
KR1019910700648A KR960000391B1 (ko) 1989-10-25 1990-10-24 오존가스를 사용한 치료기
AU26177/92A AU645220B2 (en) 1989-10-25 1992-10-02 Medical treatment apparatus using ozone gas

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JPH03139358A JPH03139358A (ja) 1991-06-13
JPH042268B2 true JPH042268B2 (ja) 1992-01-17

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JPH03139358A (ja) 1991-06-13
AU2617792A (en) 1992-12-03

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