JPH073649U - 脱臭、除菌容器 - Google Patents

脱臭、除菌容器

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JPH073649U
JPH073649U JP3466193U JP3466193U JPH073649U JP H073649 U JPH073649 U JP H073649U JP 3466193 U JP3466193 U JP 3466193U JP 3466193 U JP3466193 U JP 3466193U JP H073649 U JPH073649 U JP H073649U
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JP
Japan
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ozone
box
door
supply means
present
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Pending
Application number
JP3466193U
Other languages
English (en)
Inventor
興忠 原
克治 山本
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH073649U publication Critical patent/JPH073649U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案の目的は異臭や雑菌の発生を防止し、
常時衛生的な状態を保つことができる新規な脱臭、除菌
容器を提供するものである。 【構成】 本考案は開閉自在の扉3を備えた箱体2に、
オゾン供給手段5と、オゾン分解触媒9を備えた換気手
段7と、上記扉3の開閉に応じてこれらオゾン供給手5
段及び換気手段7を交互に駆動停止するための連動スイ
ッチ10を備えたことを特徴としている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は病院や診療所等の医療施設に備えられる下駄箱に係り、特に衛生を考 慮した脱臭、除菌容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、病院や診療所等の医療施設においては、雑菌や病原菌等の二次感染を 防止するために、定期的に殺菌、消毒が行われている。この殺菌、消毒方法とし ては着衣や手足の場合は、加熱による消毒方法、薬液による消毒方法、紫外線等 による消毒方法等様々な方法が用いられている。例えば、病室全体の消毒にはホ ルマリン等の薬剤を用いて室内を燻蒸したり、床面の場合にはクレゾールやサラ シ粉液等の薬液を含ませたモップで床面を拭いたりして消毒が行われている。ま た、これらの医療施設においては、衛生保全のため、訪問者は一端、玄関でスリ ッパ等の上履きに履き替えることが義務づけられており、これら上履きと下履き を収容する下駄箱の容器も同様に定期的に殺菌消毒が行われている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、この下駄箱は頻繁に履物の出し入れが行われ、また、不特定多 数の人が短時間で同じスリッパ等を共用する場合が多いため、定期的に殺菌消毒 をしているにも拘らず、異臭や雑菌が繁殖しやすく、常に衛生的に保つのは困難 であった。
【0004】 そこで、本考案は上記の問題点を有効に解決するために案出されたものであり 、その目的は、異臭や雑菌の発生を防止し、常時衛生的な状態を保つことができ る新規な脱臭、除菌容器を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案は開閉自在の扉を備えた箱体に、オゾン供給 手段と、オゾン分解触媒を備えた換気手段と、上記扉の開閉に応じてこれらオゾ ン供給手段及び換気手段を交互に駆動停止するための連動スイッチを備えたもの である。
【0006】
【作用】
本考案は上述したような構成にしたことにより、箱体の扉を閉じた時には、連 動スイッチによってオゾン供給手段から下駄箱体内にオゾンが流れ、このオゾン によって箱体内の脱臭、除菌が行われる。また、箱体の扉を開いたときには連動 スイッチによって、オゾン供給手段が停止すると同時に、オゾン分解触媒を備え た換気手段が作動して箱体内のオゾンが無臭無害の酸素に分解して箱体の外に排 気されることになる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を添付図面に基づいて詳述する。
【0008】 図1及び図2は本考案に係る脱臭、除菌容器の一実施例を示したものである。 図示するように、この脱臭、除菌容器は、靴やスリッパ等の履物Hを載置する棚 部1を上下多段に備えた箱体2の前面開口部に、端部がヒンジ結合された扉3が 開閉自在に設けられている。また、この箱体2にはオゾン供給手段5として、オ ゾナイザーが設けられている。このオゾナイザーは例えば内部に放電電極を有し 、空気中の酸素を高圧放電により電離させてオゾンを生成するものであり、生成 したオゾンを箱体2内に流し込むようになっている。また、箱体2の背面部には 排気口6が設けられており、この排気口6には換気手段7が設けられている。こ の換気手段7はフィルター状のオゾン分解触媒9と換気ファン8とから構成され ており、箱体2内のオゾンを無臭無害の酸素に分解して箱体2外へ排気するよう になっている。また、箱体2の前面開口部には扉3が開閉によって制御される連 動スイッチ10が設けられている。この連動スイッチ10は上記オゾン供給手段 5と換気手段7を交互に駆動するものであり、扉3が閉じたときには上記オゾン 供給手段5のみを駆動させ、反対に扉3が開いたときには上記換気手段7のみを 駆動させるように制御している。また、この各棚部1には多数の孔が穿孔されて おり、オゾンや空気等の気体が良好に流通することができるようになっている。
【0009】 次に、本実施例の作用を説明する。
【0010】 先ず、訪問者等が扉3を開けて履物Hを箱体2の棚部1に載置した後、扉3を 閉めると、連動スイッチ10によってオゾン供給手段5から下駄箱体2内にオゾ ンが流れて充満し、下駄箱体2内自体は勿論、棚部1に載置された履物Hの脱臭 、除菌が行われる。しかも、このオゾンはガスであるため、下駄箱体2内の隅々 や履物Hなどの内部にも容易に流れ込むため、この効果は極めて高い。尚、下駄 箱体2内を定期的に殺菌消毒している場合は、流入されるオゾン濃度は比較的低 濃度でも十分な殺菌効果を発揮する。また、このオゾン供給手段5にタイマー等 を設け、一定時間経過後に自動的に停止するように構成しても良い。
【0011】 次に、この訪問者等が下駄箱体2内に収容された履物Hを取り出すために箱体 2の扉3を開くと、連動スイッチ10によって、オゾン供給手段5が停止すると 同時に、今度は換気手段7が作動して箱体2内に充満しているオゾンが排気され ると共に、この換気手段7に備えられたオゾン分解触媒9によってこのオゾンが 無臭無害の酸素に一気に分解されて箱体2の外に排気されるため、有害なオゾン がそのまま室内に放出されることはない。
【0012】 このように、本考案は下駄箱体にオゾン供給手段5と、オゾン分解触媒9を備 えた換気手段7とを備えたため、下駄箱2内の脱臭、除菌を自動的にかつ良好に 行うことができ、煩わしい定期的な殺菌消毒作業が不要となる。
【0013】 尚、本考案は病院等の医療施設に限られるものではなく、ホテル、銭湯、サウ ナ、集会場等不特定多数の人が集まる場所であれば、どのような場所にも適用す ることができることは勿論である。また、室内の空気を汚さないために、この換 気手段7にダクトを取り付け、その分解されたオゾンを直接室外に排気するよう に構成したり、オゾン供給手段5の上流側に酸素富化機を接続し、高濃度の酸素 を短時間で発生するように構成しても良い。尚、下駄箱を例に説明したがこれに 限らずキャップ、衣類などを収容する容器でもよい。
【0014】
【考案の効果】
以上要するに本考案によれば、下駄箱の脱臭や除菌を自動的に行うことができ るため、常時衛生的な状態を保つことができ、水虫等の二次感染が未然に防止さ れる。また、このオゾンは空気中の酸素と僅かな電力で簡単に生産することがで きるため、高価な薬液が不要となり、経済性も向上する等といった優れた効果を 有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す平面図である。
【図2】本考案の一実施例を示す側面図である。
【符号の説明】
2 箱体 3 扉 5 オゾン供給手段 7 換気手段 9 オゾン分解触媒 10 連動スイッチ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉自在の扉を備えた箱体に、オゾン供
    給手段と、オゾン分解触媒を備えた換気手段と、上記扉
    の開閉に応じてこれらオゾン供給手段及び換気手段を交
    互に駆動停止するための連動スイッチとを備えたことを
    特徴とする脱臭、除菌容器。
JP3466193U 1993-06-25 1993-06-25 脱臭、除菌容器 Pending JPH073649U (ja)

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