JPH0422680B2 - - Google Patents
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- JPH0422680B2 JPH0422680B2 JP60038255A JP3825585A JPH0422680B2 JP H0422680 B2 JPH0422680 B2 JP H0422680B2 JP 60038255 A JP60038255 A JP 60038255A JP 3825585 A JP3825585 A JP 3825585A JP H0422680 B2 JPH0422680 B2 JP H0422680B2
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- Japan
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- metal layer
- workpiece
- mask sheet
- laser beam
- pattern
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
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Landscapes
- Laser Beam Processing (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、レーザ光線が有する鋭い指向性とエ
ネルギ密度の高い性質を利用して、木材や合成樹
脂板に文字若しくは絵柄模様等の図形を精巧に彫
刻する方法に関する。
ネルギ密度の高い性質を利用して、木材や合成樹
脂板に文字若しくは絵柄模様等の図形を精巧に彫
刻する方法に関する。
(従来の技術)
従来被加工材に浮彫をほどこした場合、周囲よ
りきわ立たせるために浮彫と同じ形状の金属を浮
彫の表面に張り合わせていた。
りきわ立たせるために浮彫と同じ形状の金属を浮
彫の表面に張り合わせていた。
(発明が解決しようとする課題)
しかし上記従来のものは、被加工材に浮彫を形
成したあとに浮彫の形状に合わせた金属板を被着
していたため、金属板を所定形状に切断しにく
く、また浮彫の上にぴつたりと接着することが困
難であつた。
成したあとに浮彫の形状に合わせた金属板を被着
していたため、金属板を所定形状に切断しにく
く、また浮彫の上にぴつたりと接着することが困
難であつた。
本発明はこの欠点を改良し浮彫の表面に金属層
を有する装飾材を浮彫にぴつたりと接着するため
の工程なしに製造できることを目的とする。
を有する装飾材を浮彫にぴつたりと接着するため
の工程なしに製造できることを目的とする。
(課題を解決するための手段)
そのため本発明では、先づ耐蝕性の非金属製基
材フイルムに電解金属の金属層を積層したマスク
シートを用意し、その金属層表面に加工形状に対
応した所定パターンのレジスト被膜を形成する。
そしてエツチングによりレジスト被膜以外の金属
層を腐食除去してマスクシートにレーザ光線を遮
るための前記所定パターンの金属層を形成した
後、このマスクシートを木材等の被加工材の表面
に接着し、その上方よりレーザ光線を全面に照射
して金属層で遮光した部分以外を焼き削り、被加
工材の表面に前記の接着した金属層で形成される
パターンを浮彫にする。
材フイルムに電解金属の金属層を積層したマスク
シートを用意し、その金属層表面に加工形状に対
応した所定パターンのレジスト被膜を形成する。
そしてエツチングによりレジスト被膜以外の金属
層を腐食除去してマスクシートにレーザ光線を遮
るための前記所定パターンの金属層を形成した
後、このマスクシートを木材等の被加工材の表面
に接着し、その上方よりレーザ光線を全面に照射
して金属層で遮光した部分以外を焼き削り、被加
工材の表面に前記の接着した金属層で形成される
パターンを浮彫にする。
(作用)
従つてマスクシートで被加工材を覆つてレーザ
光線を照射すると、金属層で遮られた部分を除く
他の被加工面が基材フイルムを含めて一定の深さ
だけ蒸発して焼き削られた状態となり、外縁全周
を彫り下げた金属層のパターンが被加工面に残つ
て浮彫になる。
光線を照射すると、金属層で遮られた部分を除く
他の被加工面が基材フイルムを含めて一定の深さ
だけ蒸発して焼き削られた状態となり、外縁全周
を彫り下げた金属層のパターンが被加工面に残つ
て浮彫になる。
(実施例)
次に本発明の一実施例を図面に示して説明す
る。
る。
1はエツチングで腐食しないような耐蝕性でレ
ーザ光線の照射により蒸発する材質たとえばポリ
エステル等から成る厚さ20μ乃至50μ程度の基材
フイルムで、これに鉄、銅、真鋳のような電気分
解する金属で厚さがエツチング可能な100μ未満
の金属層2を一体的に積層してマスクシートMを
形成する。(第2図) そしてこのマスクシートMの金属層2の表面
に、加工形状に対応した所定パターン、たとえば
方形の枠とその中に囲まれたAという文字から成
るパターンのレジスト被膜3を、公知の手法たと
えばフオトレジスト法またはシルク印刷法により
形成した後(第3図)、エツチング処理液に漬け、
レジスト被膜3に覆われていない部分の金属層2
を腐食除去してマスクシートMに前記所定パター
ンの金属層2を形成する(第4図)。
ーザ光線の照射により蒸発する材質たとえばポリ
エステル等から成る厚さ20μ乃至50μ程度の基材
フイルムで、これに鉄、銅、真鋳のような電気分
解する金属で厚さがエツチング可能な100μ未満
の金属層2を一体的に積層してマスクシートMを
形成する。(第2図) そしてこのマスクシートMの金属層2の表面
に、加工形状に対応した所定パターン、たとえば
方形の枠とその中に囲まれたAという文字から成
るパターンのレジスト被膜3を、公知の手法たと
えばフオトレジスト法またはシルク印刷法により
形成した後(第3図)、エツチング処理液に漬け、
レジスト被膜3に覆われていない部分の金属層2
を腐食除去してマスクシートMに前記所定パター
ンの金属層2を形成する(第4図)。
次にこのマスクシートMをアクリル樹脂のよう
な合成樹脂または木材等の被加工材4の表面に接
着し、その上方から炭酸ガスレーザのようなレー
ザ光線Lをレンズ5で収束し全面に照射する。こ
の場合、被加工材4とレーザ光線Lを互いに交差
するX軸及びY軸方向に相対的に移動してレーザ
光線を走査すれば、マスクシートMの全面にわた
つて適確に照射できる。
な合成樹脂または木材等の被加工材4の表面に接
着し、その上方から炭酸ガスレーザのようなレー
ザ光線Lをレンズ5で収束し全面に照射する。こ
の場合、被加工材4とレーザ光線Lを互いに交差
するX軸及びY軸方向に相対的に移動してレーザ
光線を走査すれば、マスクシートMの全面にわた
つて適確に照射できる。
レーザ光線Lを照射すると、レーザ光線Lは金
属層2で遮断されマスクシートMのレジスト被膜
3のみを蒸発させるが、基材フイルム1が露出し
た部分では基材フイルム1を蒸発させ被加工材4
の表面をある深さ(1ミリ乃至3ミリ)まで蒸発
させて、凹部6を彫り込み(第6図)、その結果、
被加工材4の表面に金属層2のパターンと同一の
パターンすなわち方形の枠と文字Aが浮き出て残
る。(第1図)。
属層2で遮断されマスクシートMのレジスト被膜
3のみを蒸発させるが、基材フイルム1が露出し
た部分では基材フイルム1を蒸発させ被加工材4
の表面をある深さ(1ミリ乃至3ミリ)まで蒸発
させて、凹部6を彫り込み(第6図)、その結果、
被加工材4の表面に金属層2のパターンと同一の
パターンすなわち方形の枠と文字Aが浮き出て残
る。(第1図)。
そして所定パターンの浮彫と同時に、浮き出た
パターンの表面にそれと全く同じ輪郭の光沢に富
む金属層が一工程で被着でき、その結果、彫り上
げた文字図形等が光沢を欠く周囲の生地より際立
つて目につき、その立体感と相俟つて装飾価値を
一層向上させることができる。なおこの場合、基
材フイルム1の裏面に接着剤を塗布するかわり
に、基材フイルム1と被加工材4の間に両面接着
シートを介装して金属層を接着させてもよいこと
はいうまでもない。
パターンの表面にそれと全く同じ輪郭の光沢に富
む金属層が一工程で被着でき、その結果、彫り上
げた文字図形等が光沢を欠く周囲の生地より際立
つて目につき、その立体感と相俟つて装飾価値を
一層向上させることができる。なおこの場合、基
材フイルム1の裏面に接着剤を塗布するかわり
に、基材フイルム1と被加工材4の間に両面接着
シートを介装して金属層を接着させてもよいこと
はいうまでもない。
また金属層2を前述の実施例とはネガテイブの
パターンにエツチングすれば、被加工材4の表面
の凹凸が第1図と正反対になる。すなわちこの場
合は金属層より露出した方形の枠と文字Aが彫り
削られて凹部となり、金属層で覆つた残余の部分
が相対的に浮き上つて凸部になる。
パターンにエツチングすれば、被加工材4の表面
の凹凸が第1図と正反対になる。すなわちこの場
合は金属層より露出した方形の枠と文字Aが彫り
削られて凹部となり、金属層で覆つた残余の部分
が相対的に浮き上つて凸部になる。
(発明の効果)
このように本発明では金属層2を被加工材4と
基材フイルム1を介して接着し、露出した余分な
基材フイルム1はレーザで蒸発するので、所定パ
ターンの浮彫と同時に浮き出たパターンの表面に
それと全く同じ輪郭の光沢に富む金属層が位置合
せする必要もなく一工程でぴつたりと被着できる
という効果を奏する。
基材フイルム1を介して接着し、露出した余分な
基材フイルム1はレーザで蒸発するので、所定パ
ターンの浮彫と同時に浮き出たパターンの表面に
それと全く同じ輪郭の光沢に富む金属層が位置合
せする必要もなく一工程でぴつたりと被着できる
という効果を奏する。
第1図は本発明方法により彫刻した被加工材の
斜視図、第2乃至6図は本発明を実施した彫刻方
法の工程図で、それぞれ第1図の矢印に沿う断面
で示す。第7,8図は従来方法で使用する型板の
平面図である。 1は基材フイルム、2は金属層、3はレジスト
被膜、4は被加工材、Mはマスクシート、Lはレ
ーザ光線。
斜視図、第2乃至6図は本発明を実施した彫刻方
法の工程図で、それぞれ第1図の矢印に沿う断面
で示す。第7,8図は従来方法で使用する型板の
平面図である。 1は基材フイルム、2は金属層、3はレジスト
被膜、4は被加工材、Mはマスクシート、Lはレ
ーザ光線。
Claims (1)
- 1 耐蝕性の非金属製基材フイルムに金属層を積
層したマスクシートの前記金属層表面に所定パタ
ーンのレジスト被膜を形成し、エツチングにより
前記レジスト被膜以外の金属層を除去してマスク
シートに前記所定パターンの金属層を形成した
後、当該マスクシートを被加工材の表面に接着
し、その上方よりレーザ光線を照射して前記の接
着した金属層で形成されるパターンを被加工材表
面に浮彫にすることを特徴とするレーザ光線によ
る彫刻方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60038255A JPS61195791A (ja) | 1985-02-27 | 1985-02-27 | レ−ザ光線による彫刻方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60038255A JPS61195791A (ja) | 1985-02-27 | 1985-02-27 | レ−ザ光線による彫刻方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61195791A JPS61195791A (ja) | 1986-08-30 |
JPH0422680B2 true JPH0422680B2 (ja) | 1992-04-20 |
Family
ID=12520201
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60038255A Granted JPS61195791A (ja) | 1985-02-27 | 1985-02-27 | レ−ザ光線による彫刻方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61195791A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2581089B2 (ja) * | 1987-07-24 | 1997-02-12 | ブラザー工業株式会社 | マスクを有する光集積回路の製造方法 |
US6593543B2 (en) * | 2000-07-20 | 2003-07-15 | David Benderly | Gemstone marking system and method |
JP4588231B2 (ja) * | 2001-02-27 | 2010-11-24 | 有限会社 中千家具製作所 | 装飾製品 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50106701A (ja) * | 1972-08-25 | 1975-08-22 | ||
JPS597553A (ja) * | 1982-06-29 | 1984-01-14 | Nippon Seiko Kk | 肉厚均一な楕円輪を研削・成形する方法 |
-
1985
- 1985-02-27 JP JP60038255A patent/JPS61195791A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50106701A (ja) * | 1972-08-25 | 1975-08-22 | ||
JPS597553A (ja) * | 1982-06-29 | 1984-01-14 | Nippon Seiko Kk | 肉厚均一な楕円輪を研削・成形する方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61195791A (ja) | 1986-08-30 |
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