JPH04226537A - アルコキシ末端ポリ(ジオルガノシロキサン)の製造法 - Google Patents

アルコキシ末端ポリ(ジオルガノシロキサン)の製造法

Info

Publication number
JPH04226537A
JPH04226537A JP3197322A JP19732291A JPH04226537A JP H04226537 A JPH04226537 A JP H04226537A JP 3197322 A JP3197322 A JP 3197322A JP 19732291 A JP19732291 A JP 19732291A JP H04226537 A JPH04226537 A JP H04226537A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diorganosiloxane
reaction
dihydroxypoly
poly
product
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3197322A
Other languages
English (en)
Inventor
Wilhelm Weber
ビルヘルム・ベーバー
Theo Achtenberg
テオ・アハテンベルク
Karl-Heinz Sockel
カルル−ハインツ・ゾツケル
Hans Sattlegger
ハンス・ザトレツガー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bayer AG
Original Assignee
Bayer AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bayer AG filed Critical Bayer AG
Publication of JPH04226537A publication Critical patent/JPH04226537A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G77/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule
    • C08G77/04Polysiloxanes
    • C08G77/06Preparatory processes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G77/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule
    • C08G77/04Polysiloxanes
    • C08G77/32Post-polymerisation treatment
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G77/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule
    • C08G77/04Polysiloxanes
    • C08G77/14Polysiloxanes containing silicon bound to oxygen-containing groups
    • C08G77/18Polysiloxanes containing silicon bound to oxygen-containing groups to alkoxy or aryloxy groups

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Silicon Polymers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【本発明の背景】本発明はα,ω−ジヒドロキシポリ(
ジオルガノシロキサン)を触媒活性をもったアルカリ金
属の強塩基の存在下においてアルコキシシランと反応さ
せジオルガニルオキシオルガノシリル−またはトリオル
ガニルオキシシリル末端ポリ(ジオルガノシロキサン)
を製造する方法に関する。
【0002】本発明の重合体および該重合体を含んだ組
成物の製造法は既に幾つかが知られている。この生成物
は水分の存在下において硬化してエラストマーを生じる
一成分シリコーン・ペーストの製造に使用される。以後
これをRTV−1C配合物と呼ぶ。
【0003】米国特許第3,161,614号にはα,
ω−ジヒドロキシポリ(ジオルガノシロキサン)を多官
能性のハロシラン、例えばSiCl4またはCH3Si
Cl3と反応させる方法が記載されている。得られたハ
ロゲン含有ポリシロキサンを次に酸結合剤の存在下にお
いてアルコールと反応させジ−またはトリオルガニルオ
キシシリル末端ポリシロキサンに変える。該特許にはま
た適当な触媒、例えばアミンおよびカルボン酸の金属塩
の存在下におけるα,ω−ジヒドロキシポリ(ジオルガ
ノシロキサン)とアルコキシシランとの反応が記載され
ている。
【0004】ヨーロッパ特許第21  859号および
同第69  256号にはRTV−1C配合物の製造法
が記載されている。これらの特許に従えば、アミンを存
在させてα,ω−ジヒドロキシポリ(ジオルガノシロキ
サン)とアルコキシシランとを反応させ、本発明記載の
重合体がつくられる。
【0005】ヨーロッパ特許第70  786号では触
媒としてアミンの代わりにヒドロキシラミン誘導体が使
用されている。
【0006】混合官能性をもったシランも公知であり、
純粋なオルガニルオキシまたはオルガニルオキシオルガ
ノシランとは対照的に、触媒が存在しない場合でも、α
,ω−ジヒドロキシポリ(ジオルガノシロキサン)と反
応して本発明記載のポリシロキサンを生じる。この場合
のシランとしてはアルコキシアミドシラン(ドイツ特許
第1  247  646号)、アルコキシイキシイミ
ノシラン(ヨーロッパ特許第98  369号)および
アルコキシアセトキシシラン(米国特許第3,296,
195号)が含まれる。
【0007】ドイツ特許第3  523  206号に
はOH末端ポリシロキサンとアルコキシシランとの反応
の触媒としてカルバミン酸アンモニウム、好ましくは(
CH3)NH2OCON(CH3)2を使用することが
記載されている。
【0008】アミンとカルボン酸との混合物が同じ反応
の触媒としてヨーロッパ特許第137  883号に記
載されている。
【0009】上記ポリシロキサンを製造するための従来
法はすべて欠点をもっている。α,ω−ジヒドロキシポ
リ(ジオルガノシロキサン)をハロシランと反応させ、
次いでアルコール分解する方法(米国特許第3,161
,614号)は、腐食性のアンモニウム塩を含む重合体
を生じ、また方法自体が複雑である。
【0010】アルコキシ基の他にアミド、アミノ、オキ
シイミノまたはカルボキシラート基を含む混合官能性を
もったアルコキシシランはα,ω−ジヒドロキシポリ(
ジオルガノシロキサン)と反応させると所望のトリオル
ガニルオキシシリル−またはジオルガニルオキシオルガ
ノシリル末端ポリ(ジオルガノシロキサン)を生じる。 しかしこのシランの製造法は一般にコストが高く、開裂
生成物の除去には組成物の製造とは別の工程を必要とし
、実際的ではない。しかし生じた開裂生成物を上記シラ
ンから除去することは、化学的に中性で透明なポリシロ
キサン配合物をつくるためには望ましい工程である。従
ってOH末端ポリシロキサンを適当な触媒の存在下にお
いてアルコキシシランと反応させることが好ましい。従
来公知の触媒または触媒系はすべて長い反応時間と高温
を必要とする欠点をもっている。またこれらの触媒はか
なりの量で使用しなければならず、大部分の場合これを
混合物から除去することは困難であるか不可能である。 このことはアミン、ヒドロキシラミン誘導体、およびア
ミンとカルボン酸との混合物についても同様である。カ
ルバミン酸塩、例えば(CH3)2NH2OCON(C
H3)2を使用する方法は前記方法よりも適しているが
、かなりの量のジメチルアミンを取り扱わなければなら
ない。また末端がメトキシシランの場合だけに限られる
。従って簡単に短時間で行うことができ、反応性の低い
アルコキシシラン、例えばエトキシシランにも適用でき
る方法を開発することが望ましい。
【0011】触媒として強塩基を使用することは実際上
論理的であると考えられる。しかしこのような方法は未
だ知られてはいない。反対にKOHまたはNaOHのよ
うな強塩基は、重合鎖の生成を含む望ましくない転位反
応を迅速に誘起するので、従来法においては触媒として
適当ではないと考えられていた。例えば強塩基、例えば
KOHまたはカリウムシロキサノレートの存在下におい
てトリアルコキシまたはテトラアルコキシシランとシク
ロテトラ(ジメチルシロキサン)との反応では、分岐し
たモノアルコキシ末端ポリシロキサンが生じる(米国特
許第2,909,549号)。α,ω−ジヒドロキシポ
リ(ジオルガノシロキサン)もKOHの存在下において
メチルトリメトキシシランと反応して同じ生成物を生じ
る。しかし例えば末端基として−OSi(CH3)2O
CH3を含むようなモノアルコキシ末端重合体から実用
的なRTV−1C系をつくることはできない。
【0012】
【好適具体化例の説明】本発明においては驚くべきこと
には、強塩基性アルカリ金属化合物から成る触媒の存在
下において各成分を反応させ、所望の反応を行った後で
はあるが生成物に悪影響を与える転位反応が始まる前に
反応混合物を中和することを特徴とするα,ω−ジヒド
ロキシポリ(ジオルガニルシロキサン)およびテトラオ
ルガニルオキシシランまたはトリオルガニルオキシオル
ガノシランからトリオルガニルオキシシリルまたはジオ
ルガニルオキシオルガノシリル末端ポリ(ジオルガノシ
ロキサン)を製造する方法が見出だされた。
【0013】ポリシロキサンおよびアルコキシシランに
対する強塩基の触媒活性は公知であるが、本発明方法は
決してこのことから論理的に推論される方法ではない。 何故ならば望ましくない重合体転位が起こらないように
して所望の末端基を導入し得ることは予見できる方法で
はないからである。
【0014】本発明方法に対しては任意の公知のα,ω
−ジヒドロキシポリ(ジオルガノシロキサン)が適して
おり、オルガニル基は好ましくはメチル基である。メチ
ル基を含むもの以外の例としてはフェニル基を含むポリ
(ジオルガノシロキサン)が挙げられる。
【0015】α,ω−ジヒドロキシポリ(ジオルガノシ
ロキサン)との反応に対しては式
【0016】
【化1】R1mSi(OR2)4−m 但し式中係数mは0または1であり、 R1は一官能性のアルキル、アリールまたはアルケニル
基であり、 R2は一官能性のアルキル基である、 が適している。このような化合物の例は次の通りである
。Si(OCH3)4、Si(OC2H5)4、Si[
OCH(CH3)2]4、CH3Si(OCH3)3、
CH3Si(OC2H5)3、CH2=CHSi(OC
2H5)3、C6H5Si(OCH3)3およびCH3
Si[OCH2CH(CH3)2]3。しかしR1はま
た例えば化合物XCH2CH2CH2Si(OR2)3
においてX=CH2―CH―CH2―O―、     
                         
              \  /       
                         
              OHS−、H2N、R2
N、H2NCH2CH2NH−またはCH2=C(CH
3)COO−のように別の官能基をもつことができる。 これらの化合物の幾つかは触媒なしでもジヒドロキシポ
リ(ジオルガノシロキサン)(アミノアルキルシラン)
と反応する。このような場合本発明方法によって反応時
間を短縮でき、反応温度を低下させることができる。こ
のことは生成物の以後の処理(一工程処理)に関し利点
を与える。
【0017】適当な触媒塩基は強塩基、例えばアルカリ
金属の水酸化物およびシラノレートまたはそのアルコレ
ートである。カリウムおよびナトリウムの化合物が好適
である。水酸化テトラアルキルアンモニウムは適当であ
るが、重合体中にアミン成分を残す欠点がある。触媒に
必要な塩基の濃度は0.1〜100ppmである。これ
はポリシロキサンが重合工程から生じる酸性、塩基性ま
たは緩衝剤に似た残渣のいずれを含むかによって影響さ
れる。
【0018】中和には強酸および弱酸、例えばHCl、
H2SO4、H3PO4、カルボン酸およびCO2が適
している。後で処理を行いシリカ含有混合物にすること
が目的の場合には、焼成シリカを用いることもできる。 HClおよびHClを放出する添加剤、例えば(CH3
)3SiCl、(CH3)2SiCl2、CH3SiC
l3またはSiCl4のようなクロロシランを用いるこ
とが好ましい。 大部分の場合酸性の中和剤を過剰に用
いることが有利である。
【0019】塩基性および酸性の助剤は反応媒質と混合
し得る希釈した形にすることが最も好適である。例えば
KOHまたはNaOHを、随時対応する遊離アルコール
を加え、反応させるべきオルガニルオキシシランに溶解
する。
【0020】本発明方法を行う条件は使用するオルガニ
ルオキシシランの反応性および使用する塩基の強さによ
って決定される。大部分の場合本発明方法は室温で行わ
れる。終結までに必要な最低反応時間および中和を行わ
なければならない時間は個別的に決定することができる
。例えばKOHとメチルトリメトキシシランとを用いる
場合には、塩基を添加してから中和剤を添加するまでの
時間は5〜30秒である。これと対照的にNaOHを用
いる場合の対応する時間は5〜20分である。この時間
はまた触媒の使用量にも依存するから、一般に本発明方
法を特徴付ける時間を規定ことは不可能である。しかし
反応時間は所望の末端基の導入が完了し、即ちSiOH
がもはや検出されなくなり、他方では有害な重合体の転
位が起こらないように選ばなければならない。重合体の
転位はゲル透過クロマトグラフ法で検出することができ
、或いは反応混合物の粘度の変化から認めることができ
る。望ましくない重合体の転位は過剰のアルコキシシラ
ンが存在すると重合体鎖の開裂が始まり、粘度が明らか
に減少するという事実に反映されているからである。 勿論粘度およびその減少は過剰量のオルガノオキシシラ
ンに影響される。望ましくないアルコキシシランおよび
開裂生成物として生じる過剰のアルコールは強塩基で中
和した後に加熱することにより除去することができる。 ある用途、例えば水分硬化性のシリコーン密封剤の用途
に対しては、ある種の組成物において過剰のアルコキシ
シランおよび生じたアルコールが重合体中に残ってもよ
い。
【0021】メチルトリメトキシシランおよび水酸化カ
リウムを用いる例を使用して上記に説明したように、非
常に短い滞在時間を厳密に保持しなければならない場合
には工程を連続的に行うことが好ましい。この場合塩基
性および酸性の助剤を静止混合系、例えば計量ポンプ中
で反応媒質と一緒にする。
【0022】本発明方法でつくられたポリシロキサンを
水分硬化性のRTV配合物に使用する場合には、これら
の混合物を製造する目的の混合装置中において一工程法
として本発明方法を実施することができる。この場合反
応性のメトキシシランを使用する時には、滞在時間が長
いためにカリウム化合物ではなくNa塩基を使用するこ
とが好ましい。 シリコーン密封剤の製造には、一般に
いずれの場合にでも焼成シリカが重要な構成成分である
ため、焼成シリカを使用して塩基を中和することが好ま
しい。 しかし中和剤の選択はペーストの製造に用いる
残りの助剤の選択に影響される。
【0023】下記実施例により本発明を例示する。
【0024】
【実施例】実施例  1粘度が50Pa・sのOH末端
ポリ(ジメチルシロキサン)55重量部およびメチルト
リメトキシシラン1重量部の混合物を遊星混合器中で製
造した。得られた混合物に、4%の水酸化ナトリウムお
よび1%のメタノールをメチルトリメトキシシラン中に
含む触媒0.09重量部を撹拌しながら加える。触媒を
添加して10分後、トリメチルシリル末端ポリ(ジメチ
ルシロキサン)中に1%のジメチルジクロロシランを含
む粘度0.1Pa・sの溶液0.73重量部を加えた。 次いで反応混合物を回転蒸発器中で140℃/25ミリ
バールにおいて2時間加熱する。
【0025】得られた重合体混合物について下記の試験
を行った。
【0026】(a)ハーケ(Haake)回転粘度計を
用いる粘度の測定。
【0027】(b)ゲル透過クロマトグラフによる分析
【0028】(c)交叉結合試験。
【0029】交叉結合試験(c)においては、5重量部
の試験溶液を100重量部の試験すべき混合物に加えた
。この溶液は大気中の水分を排除して20%のジブチル
錫オキシドを100℃でテトラエトキシシランに溶解し
てつくっておく。試験溶液を添加した後ゲル化が起こる
点まで粘度が急速に増加したら、OH末端ポリシロキサ
ンのSiOH基が完全に飽和した証拠として試験を中断
することができる。ゲル化が起こらず大気中の水分の存
在下において試験混合物が外側から内側へ硬化をする場
合には、所望の末端基、例えば−OSi(OCH3)2
CH3が生成した証拠として試験を中断することができ
る。しかし迅速なゲル化もまた大気中の水分の存在下に
おける硬化も起こらないか、または軟らかい薄いフィル
ムだけが徐々に生じる場合には、これは望ましくない重
合体の転位が起こり、−OSi(CH3)2OCH3末
端基をもった分岐した重合体が生じた兆候と見做すこと
ができる。
【0030】実施例1で得られた重合体混合物は調製後
24時間の粘度が42Pa・sであった。ゲル透過クロ
マトグラフによる分析の結果分子の大きさの分布はOH
末端ポリ(ジメチルシロキサン)の分布に相当すること
が判った。交叉結合試験では急速なゲル化は示されず、
その代わり大気中の水分の存在下において24時間後に
完全に硬化した試験試料(層の厚さ2mm)が得られた
。これらのことから所望の反応
【0031】
【化2】
【0032】が起こったことが結論される。
【0033】実施例  2 (対照例)KOHまたはジメチルジクロロシランを加え
ずに実施例1を繰り返した。混合物の粘度は43Pa・
sであり、交叉結合試験では試験溶液を加えるとゲル化
した。
【0034】実施例  3 (対照例)ジメチルジクロロシランを加えずに実施例1
を繰り返した。混合物の粘度は24時間後で2Pa・s
であった。実施例1と比較するとゲル透過クロマトグラ
フによる分析の結果分子の大きさの分布の極大は小さい
方へ移動することが判った。交叉結合試験では急速なゲ
ル化も水分の存在下における硬化も起こらなかった。2
4時間後、表面に弱く交叉結合した層ができただけであ
った。
【0035】実施例  4 実施例1に使用したポリシロキサン55重量部を2重量
部のビニルトリエトキシシランと混合した。水酸化カリ
ウムの4%メタノール溶液0.18重量部を加えた。1
0分後ビニルトリエトキシシラン中に2.5%のH3P
O4を含む溶液0.5重量部を加えて中和する。この混
合物は粘度が34.5Pa・sであり、交叉結合試験で
は実施例1の混合物と同様な挙動をした。
【0036】実施例  5 本実施例は本発明方法(「一工程方法」)によってシリ
コーン密封剤を製造し得ることを示す。
【0037】メチルトリメトキシシラン中に0.7%の
水酸化ナトリウムおよび1%のメタノールを含む溶液0
.5重量部を遊星混合器中において粘度50Pa・sの
OH官能基をもったポリ(ジメチルシロキサン)55重
量部に加える。10分間撹拌した後にメチルトリメトキ
シシラン中に3.4%のH3PO4を含む溶液0.25
重量部を加えた。次に下記の成分を順次導入した。粘度
が0.1Pa・sのトリメチルシリル末端ポリ(ジメチ
ルシロキサン)29重量部、比表面積130m2/gの
疎水性焼成シリカ9.5重量部、式H2NCH2CH2
CH2Si(OC2H5)3のシラン0.8重量部、お
よび65%のジブチル錫ビス−(2−エチルヘキサノエ
ート)および35%のトルエンから成る触媒溶液0.3
重量部。
【0038】残りのペーストを23℃/相対湿度50%
で14日間硬化させて厚さ2mmの層にし、DIN53
  504号により試験した。
【0039】 引張り強さ                    
    1.1MPa伸び100%におけるモジュラス
    0.35MPa破断時伸び         
               400%貯蔵時間を試
験するために、このペーストを試験管に入れ大気中の水
分を遮断した。3ヶ月後このペーストを試験管から取り
出したが、交叉結合の兆候はなかった。しかしその後大
気中の水分の影響で硬化してエラストマーになった。
【0040】上記説明および実施例は単に例示のための
ものであって本発明を限定するものではない。当業界の
専門家は本発明の精神および範囲内において他の具体化
例を示すことができよう。
【0041】本発明の主な特徴及び態様は次の通りであ
る。1.強塩基性アルカリ金属化合物から成る触媒の存
在下において各成分を反応させ、所望の反応を行った後
ではあるが生成物に悪影響を与える転位反応が始まる前
に反応混合物を中和するα,ω−ジヒドロキシポリ(ジ
オルガニルシロキサン)およびテトラオルガニルオキシ
シランまたはトリオルガニルオキシオルガノシランから
トリオルガニルオキシシリルまたはジオルガニルオキシ
オルガノシリル末端ポリ(ジオルガノシロキサン)を製
造する方法。
【0042】2.触媒はナトリウムまたはカリウムの水
酸化物、アルコレートまたはシラノレートから成る群か
ら選ばれる上記第1項記載の方法。
【0043】3.強酸、弱酸、および酸放出組成物から
成る群から選ばれる有効量の成分を使用して中和を行う
上記第1項記載の方法。
【0044】4.HCl、H2SO4、H3PO4、カ
ルボン酸、CO2およびクロロシランから成る群から選
ばれる有効量の成分を用いて中和を行う上記第1項記載
の方法。
【0045】5.化学量論的に必要な量よりも過剰な量
で中和剤を使用する上記第1項記載の方法。
【0046】6.塩基および中和剤はそれぞれ反応媒質
と混合し得る担体中に希釈した形で導入する上記第1項
記載の方法。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  強塩基性アルカリ金属化合物から成る
    触媒の存在下において各成分を反応させ、所望の反応を
    行った後ではあるが生成物に悪影響を与える転位反応が
    始まる前に反応混合物を中和することを特徴とするα,
    ω−ジヒドロキシポリ(ジオルガニルシロキサン)およ
    びテトラオルガニルオキシシランまたはトリオルガニル
    オキシオルガノシランからトリオルガニルオキシシリル
    またはジオルガニルオキシオルガノシリル末端ポリ(ジ
    オルガノシロキサン)を製造する方法。
JP3197322A 1990-07-17 1991-07-12 アルコキシ末端ポリ(ジオルガノシロキサン)の製造法 Pending JPH04226537A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE4022661A DE4022661A1 (de) 1990-07-17 1990-07-17 Verfahren zur hertellung von poly(diorganosiloxanen) mit alkoxyendgruppen
DE4022661.1 1990-07-17

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04226537A true JPH04226537A (ja) 1992-08-17

Family

ID=6410420

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3197322A Pending JPH04226537A (ja) 1990-07-17 1991-07-12 アルコキシ末端ポリ(ジオルガノシロキサン)の製造法

Country Status (7)

Country Link
US (1) US5196497A (ja)
EP (1) EP0468239A3 (ja)
JP (1) JPH04226537A (ja)
KR (1) KR920002673A (ja)
AU (1) AU645577B2 (ja)
CA (1) CA2046963A1 (ja)
DE (1) DE4022661A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010534259A (ja) * 2007-07-25 2010-11-04 ワッカー ケミー アクチエンゲゼルシャフト オルガニルオキシ基を有する有機ケイ素化合物の製造方法

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5352751A (en) * 1989-11-06 1994-10-04 Rhone-Poulenc Chimie Preparation of end-alkoxylated diorganopolysiloxanes
DE4207212A1 (de) * 1992-03-06 1993-09-09 Bayer Ag Verfahren zur herstellung von organyloxy-endgestoppten polysiloxanen
DE4314502A1 (de) * 1993-05-03 1994-11-10 Bayer Ag Stabilisierung von Acetatsystemen
DE4438175A1 (de) 1994-10-26 1996-05-02 Bayer Ag Aktivator zur Depolymerisation von vernetzten, gegebenenfalls füllstoffhaltigen und/oder unvernetzten Polysiloxanen
US5670597A (en) * 1995-01-31 1997-09-23 Wacker-Chemie Gmbh Process for the preparation of organopolysiloxanes containing organyloxy groups
DE19531568A1 (de) * 1995-08-28 1997-03-06 Bayer Ag Flüssige Organopolysiloxan-Harze, ein Verfahren zu deren Herstellung, niedrigviskose Polydiorganosiloxan-Zusammensetzungen, enthaltend flüssige Organopolysiloxan-Harze und deren Verwendung
DE19533915A1 (de) * 1995-09-13 1997-03-20 Bayer Ag Verfahren zur Herstellung von Poly(diorganosiloxanen) mit Diorganyloxyorganylsilyl- oder Triorganylsilyl-Endgruppen, vernetzbare Mischungen, enthaltend Poly(diorganosiloxane) mit Diorganyloxyorganylsilyl- oder Triorganyloxysilyl-Endgruppen und deren Verwendung
DE19603241C1 (de) 1996-01-30 1997-07-10 Bayer Ag Multifunktionelle, cyclische Organosiloxane, Verfahren zu deren Herstellung und deren Verwendung
US6005131A (en) * 1996-01-30 1999-12-21 Bayer Aktiengesellschaft Multi-functional, cyclic organosiloxanes, process for the production thereof and use thereof
DE19630319C1 (de) 1996-07-26 1998-04-23 Siemens Ag Modifiziertes Epoxysiloxan Kondensat, Verfahren zu dessen Herstellung und dessen Einsatz als Low-Stress-Gießharz für die Elektronik und Elektrotechnik
DE19733168A1 (de) 1997-07-31 1999-02-04 Wacker Chemie Gmbh Unter Abspaltung von Alkoholen zu Elastomeren vernetzbare Organopolysiloxanmassen
DE102006002264A1 (de) * 2006-01-17 2007-07-19 BSH Bosch und Siemens Hausgeräte GmbH Pyrolysefester Beschichtungslack
FR2900153B1 (fr) * 2006-04-21 2008-07-18 Rhodia Recherches & Tech Procede de condensation de motifs silyles a l'aide d'un catalyseur de type carbene
KR101535847B1 (ko) * 2010-04-23 2015-07-13 헨켈 유에스 아이피 엘엘씨 실리콘-아크릴 공중합체
CN102898883B (zh) * 2011-07-29 2016-08-24 道康宁(中国)投资有限公司 涂料组合物、使用其涂覆材料表面的方法、以及具有其的表面处理的材料
CN115353628B (zh) * 2022-09-28 2023-08-29 湖北兴瑞硅材料有限公司 一种烷氧基封端硅氧烷聚合物的制备工艺

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
BE533700A (ja) *
GB1154724A (en) * 1965-08-11 1969-06-11 Midland Silicones Ltd Improvements in or relating to Organopolysiloxanes
FR2540128B1 (fr) * 1983-01-27 1986-02-21 Rhone Poulenc Spec Chim Compositions organopolysiloxaniques contenant des polyacyloxysilanes et durcissant tres rapidement en elastomeres en presence d'accelerateur du type hydroxyde metallique
FR2638752B1 (fr) * 1988-11-04 1992-07-24 Rhone Poulenc Chimie Procede de preparation de diorganopolysiloxanes a groupements terminaux alcoxy
GB8902935D0 (en) * 1989-02-09 1989-03-30 Dow Corning Process for producing organosilicon products
FR2661680B1 (fr) * 1990-05-02 1992-07-24 Rhone Poulenc Chimie Procede de preparation de diorganopolysiloxanes a groupements terminaux alcoxy.

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010534259A (ja) * 2007-07-25 2010-11-04 ワッカー ケミー アクチエンゲゼルシャフト オルガニルオキシ基を有する有機ケイ素化合物の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
AU645577B2 (en) 1994-01-20
EP0468239A2 (de) 1992-01-29
DE4022661A1 (de) 1992-01-23
AU7928391A (en) 1992-01-23
KR920002673A (ko) 1992-02-28
CA2046963A1 (en) 1992-01-18
US5196497A (en) 1993-03-23
EP0468239A3 (en) 1992-04-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH04226537A (ja) アルコキシ末端ポリ(ジオルガノシロキサン)の製造法
JP3048070B2 (ja) シリコーンシーラント製造方法
EP1031611B1 (en) Room temperature fast curable silicone composition
JPH03193792A (ja) 基体への硬化性シリコーンの接着を促進するための組成物
US20170306096A1 (en) Moisture curable compositions
JPS6256178B2 (ja)
US6018011A (en) Polyorganosiloxanes with dialkoxyorganosiloxy end groups
JP3462294B2 (ja) 不均化反応による架橋シロキサンの製造法
JPH02182728A (ja) アルコキシ末端基を含有するジオルガノポリシロキサンの製造方法
JPH0320148B2 (ja)
US20150094421A1 (en) Moisture curable organopolysiloxane composition
JPS62295959A (ja) 室温硬化性組成物
JP2016521309A (ja) 非金属触媒室温湿気硬化性オルガノポリシロキサン組成物
JP4007632B2 (ja) ジオルガニルオキシオルガニルシリルまたはトリオルガニルオキシシリル末端基を有するポリ(ジオルガノシロキサン)の製造法、該ポリ(ジオルガノシロキサン)を含む交叉結合可能な混合物、およびその利用法
US4705826A (en) Process for the preparation of poly(diorganosiloxanes) with alkoxy end groups
JP3517479B2 (ja) 1液型室温硬化性シリコーンエラストマー組成物の製造方法
JPH08269334A (ja) 1液型室温硬化性シリコーン組成物の製造方法
JPH05140454A (ja) 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物
JP6402690B2 (ja) オルガノポリシルメチレンシロキサン組成物
JP2811140B2 (ja) 室温硬化性組成物
US5914382A (en) Process for the chain extension of α,ω-dihydroxypoly(diorganosiloxanes), crosslinkable mixtures containing chain extended α,ω-dihydroxypoly-(diorganosiloxanes) and their use
JP3521787B2 (ja) 室温速硬化性組成物
JPH0822963B2 (ja) 湿気硬化性−液型ポリシロキサン組成物
US5674963A (en) Preparing reaction products from poly (diorganosiloxanes)
JP3909146B2 (ja) ゴム製品の製法