JPH04226477A - 静電写真用マゼンタ液体現像剤 - Google Patents

静電写真用マゼンタ液体現像剤

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JPH04226477A
JPH04226477A JP13495091A JP13495091A JPH04226477A JP H04226477 A JPH04226477 A JP H04226477A JP 13495091 A JP13495091 A JP 13495091A JP 13495091 A JP13495091 A JP 13495091A JP H04226477 A JPH04226477 A JP H04226477A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子写真感光体あるいは
静電記録体に形成した静電潜像にトナー粒子を静電気的
に付着させて可視像化して色重ねするプロセスに用いら
れる静電写真用マゼンタ液体現像剤に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真あるいは静電記録によりフルカ
ラー画像を得るには、電子写真感光体や静電記録紙等に
常法により静電潜像を形成し、滅法混色法に従った原色
のカラー液体現像剤中のトナー粒子により静電気的に付
着させて可視像化して色重ねすることで得られる。
【0003】この方法に用いられる液体現像剤は、シア
ン、マゼンタ、及びイエロー用の各顔料をそれぞれロジ
ン、アマニ油、大豆油、変性アルキッド樹脂、スチレン
ブタジエン樹脂、アクリル樹脂等の樹脂または油脂とと
もに脂肪族炭化水素のような高絶縁性低誘電率の担体液
中で粉砕分散することによって得ている。
【0004】カラー静電写真は、前述のように各原色の
トナーを重ね合わせるために、液体現像剤には種々の性
能を持つことが望まれ、最大の要求は使用されるシステ
ムにおいて良好な色再現が得られることである。
【0005】一般にマゼンタトナーに用いられる顔料と
しては、その色調の良さと透明性からカーミン6Bに代
表されるアゾレーキ顔料が用いられる。しかしながら、
アゾレーキ顔料を用いて得られるトナーはすべて地肌カ
ブリの劣るものであった。
【0006】色重ねを行わない単色画像の色調改善のた
めには、特定の顔料に特定の染料を加えるという方法が
一般的であるが、この方法においては、添加した染料に
よる副作用として地肌カブリや画像染まりといった現象
が生じる。
【0007】マゼンタ単色画像の色調改善のための別の
方法としては、顔料としてローダミン系顔料とキナクリ
ドン系顔料とを用いること(特開昭56−75660)
も試みられ、理想のマゼンタ色に近い色調の単色画像が
表現されている。しかしながら、色重ねにより二次色の
表現を行うプロセスでは、色重ね順序や他の色の色調に
応じて、理想色に対してより赤みの強いまたは青みの強
いマゼンタ色が要求されることがあり、前記の顔料混合
系では、色調(特に色相角)の調整範囲が狭いため、こ
ういったプロセスに対応することは困難である。また、
この顔料系の内のローダミン系顔料は概して耐光性に劣
り、そのために画像の色調が経時により変化するという
問題がある。
【0008】逆に、地肌カブリを解消するための方法と
してナフトールAS系水不溶性アゾ顔料、ナフトールA
Sベンズイミダゾロン顔料やβナフトール顔料をトナー
顔料として使用することも検討されているが(特開昭6
4−2065、JP−8704662、JP−8704
958)、これらの顔料を単独で用いた液体現像剤では
地肌カブリは改善され、かつ他の異常も見られなかった
ものの、任意かつ連続的に色調を設定できないため、他
の色の液体現像剤の選択によっては色重ねによる良好な
色再現性が得られなかった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の一番目の目的
は、色重ね順序などの出画システムの特性やマゼンタ色
以外の液体現像剤の色調に応じて任意に色調を設定する
ことにより色重ねによる二次色の色再現性を向上させる
ことのできる重ね現像型のカラー静電写真に適したマゼ
ンタ色液体現像剤を提供することにあり、更なる目的は
、上記の目的を地肌カブリ、画像染まりや経時による画
像色調の変化といった前述のような問題を発生させるこ
となしに達成することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記課題を解
決するため従来より研究を重ねてきたが、着色剤とし2
種以上の顔料同志の混合系において特定の顔料を用いる
ことにより解決し得ることを見いだし、本発明を完成す
るに至った。
【0011】すなわち、本発明は、担体液体中に分散し
た樹脂及び2種以上の顔料を主成分とするトナー粒子か
らなる静電写真用マゼンタ液体現像剤において、前記顔
料の内の少なくとも1種が水不溶性アゾ顔料であり、他
の顔料の内の少なくとも1種がキナクリドン系顔料であ
ることを特徴とする、静電写真用マゼンタ液体現像剤で
ある。
【0012】この内、あまりにもかけ離れた色相角を持
つ2種の顔料を混合して用いると色が濁り、鮮やかさが
なくなるため(彩度の低下)、画像の色調を調整するた
めの顔料の好ましい選択としては、前記水不溶性アゾ顔
料およびキナクリドン系顔料を単独で用いて液体現像剤
とし、それによって可視像化した画像のLCH表色系で
示される色相角がそれぞれ 0〜40度および330〜
360度であるものがよい。
【0013】また、前記水不溶性アゾ顔料としては、ナ
フトールAS系水不溶性アゾ顔料またはベンズイミダゾ
ロン系水不溶性アゾ顔料またはβナフトール系水不溶性
アゾ顔料を用いることが地肌カブリを低減させることに
関して好ましく、中でも、下記一般式(I)または一般
式(II)または一般式(III)で示される顔料より
選択し使用することがより好ましい。またこのとき、地
肌カブリを発生させることなしに、用いた顔料のうち一
方のみを現像課程で選択的に消費しランニングによって
色が変わるといった現象(選択泳動による色相角の変化
)を実質的に起こさないためには、キナクリドン系顔料
としては下記一般式(IV)で示される顔料を使用する
ことが、更に好ましいものである。
【0014】
【化5】
【0015】
【化6】
【0016】
【化7】
【0017】
【化8】
【0018】前記ナフトールAS系水不溶性アゾ顔料、
ベンズイミダゾロン系水不溶性アゾ顔料、βナフトール
系水不溶性アゾ顔料およびキナクリドン系顔料の代表例
としては次のようなものが挙げられる。
【0019】顔料例ナフトールAS系水不溶性アゾ顔料
【0020】
【化9】
【0021】
【化10】
【0022】
【化11】
【0023】
【化12】
【0024】
【化13】
【0025】
【化14】
【0026】
【化15】
【0027】
【化16】
【0028】
【化17】
【0029】
【化18】
【0030】
【化19】
【0031】
【化20】
【0032】
【化21】
【0033】
【化22】
【0034】
【化23】
【0035】
【化24】
【0036】
【化25】
【0037】
【化26】
【0038】ベンズイミダゾロン系水不溶性アゾ顔料

0039】
【化27】
【0040】
【化28】
【0041】
【化29】
【0042】
【化30】
【0043】
【化31】
【0044】βナフト−ル系水不溶性アゾ顔料
【004
5】
【化32】
【0046】
【化33】
【0047】
【化34】
【0048】
【化35】
【0049】
【化36】
【0050】
【化37】
【0051】キナクリドン系顔料
【0052】
【化38】
【0053】
【化39】
【0054】
【化40】
【0055】
【化41】
【0056】これらの顔料を用いて液体現像剤を調製す
るには、前記の2種の顔料を任意の比率で混合したもの
 1〜10重量部と結着剤 1〜50重量部と担体液4
0〜100 重量部とを、アトライター、ボールミル、
サンドミルなどで混練分散して濃縮トナーとし、必要に
よりこれを同様な担体液で希釈すればよい。また、電荷
量を好ましいように制御するには、必要に応じて分散時
および/または希釈時に、添加剤として金属石ケンやナ
フテン酸金属等の一般に使用される電荷制御剤を添加す
ればよい。
【0057】ここで結着剤としては、アルキッド樹脂、
ロジン変性フェノールホルムアルデヒド樹脂、水素添加
ロジンの多価アルコールエステル、ポリアクリルまたは
ポリメタクリルエステル樹脂、スチレン樹脂、塩化ゴム
等が使用されるが、特に下記樹脂(V)及び樹脂(VI
)の混合樹脂の使用が効果的である。
【0058】樹脂(V)   スチレン・ブタジエン樹
脂またはビニルトルエン・ブタジエン樹脂のうち少なく
とも一種類と下記一般式(VII) から選ばれる少な
くとも一種類のモノマーとを重合して得られる非水系樹
脂樹脂(VI)  ラウリルメタクリレート/グリシジ
ルメタクリレート/メチルメタクリレート(8/1/1
)共重合体 樹脂(V)を製造するにはスチレン・ブタジエン共重合
体を非水系溶媒に溶解したのち、一般式(VII)モノ
マーを滴下し、アゾビスイソブチロニトリル(AIBN
)ベンゾイルパーオキサイド(BPO)のような比較的
低温で重合を開始させる重合開始剤の存在下に60〜1
20℃程度の温度で重合反応を行えばよい。
【0059】   前記一般式(VII)で表されるモノマーは重合後
も溶媒和成分となり得るモノマーで、その具体例として
は、ラウリルメタクリレート、ラウリルアクリレート、
ステアリルメタクリレート、ステアリルアクリレート、
2−エチルヘキシルメタクリレート、2−エチルヘキシ
ルアクリレート、ドデシルメタクリレート、ドデシルア
クリレート、ヘキシルメタクリレート、ヘキシルアクリ
レート、オクチルメタクリレート、オクチルアクリレー
ト、セチルメタクリレート、セチルアクリレート、ビニ
ルラウレート、ビニルステアレート、ノニルメタクリレ
ート、ノニルアクリレート、デシルメタクリレート、デ
シルアクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、シ
クロヘキシルアクリレート等がある。
【0060】本発明で使用される重合開始剤としては、
前記のAIBN、BPOの他にフェニルアゾトリフェニ
ルメタン、ラウロイルパーオキサイド、t−ブチルパー
オキサイド等が挙げられる。
【0061】本発明の現像液に使用する担体液としては
、脂肪族炭化水素またはその誘導体が好ましい。その具
体例を挙げると、例えばパラフィン系またはイソパラフ
ィン系炭化水素(エッソ社製のアイソパーH、アイソパ
ーG、アイソパーL、アイソパーK、No.6ソルベッ
ソ100など)、リグロイン、n−ヘキサン、n−ヘプ
タン、iso−オクタン、n−オクタン、四塩化炭素、
トリクロロトリフルオロエタン、シクロヘキサン等が単
独あるいは2種以上が組み合わされて使用される。
【0062】また、本発明の効果を損なわない範囲内で
他の顔料を併用してもよい。
【0063】以下、実施例において本発明を更に詳細に
説明する。
【0064】実施例1〜4 下記表1の組成による混合物をボールミルに入れ、24
時間分散して濃縮トナーを作った。この濃縮トナー30
部をアイソパーH1lで希釈して液体現像剤を調製した
【0065】続いてこの液体現像剤を用い、静電カラー
プリンタープロッターCE−3436(バーサッテク社
製)で印字したところ、地肌カブリがなく色調が任意に
調整された画像が得られた。特に実施例3、4において
は、本来静電写真用液体現像剤に望まれる色調(色相角
が±5度以内)を示すマゼンタ色再現性のよい画像が得
られた。更に、実施例1〜4の液体現像剤を各々マゼン
タ色として用いて現像した上にイエロー液体現像剤(イ
エロー単色画像の色相角: 96.82度)による色重
ね現像を行いレッドの色再現性を確認したところ、色相
角は連続的に変化し顔料比による色の調整がよく行われ
ていることが解った。特に、実施例3の液体現像剤での
組み合わせでは、レッドの理想色(色相角:33度)に
極めて近いものであり、よく色重ねによる色再現をして
いた。下記表2に評価結果を示す。
【0066】比較例1 実施例の顔料を前記顔料例(7)で示されるC.I.P
igmentRed 150単独に変えたほかは、実施
例1と同様な方法で比較用液体現像剤を調製した。
【0067】この液体現像剤を用いて実施例と同様に印
字したところ、実施例と同様に地肌カブリはなかったも
のの色調が赤色側にずれてしまい良好な色再現性は得ら
れなかった。また、この液体現像剤を用いて実施例1〜
4と同様の方法で色重ね現像を行ったところ、黄味の強
いレッドとなり満足な再現は得られなかった。下記表2
に評価結果を示す。
【0068】比較例2 実施例の顔料を前記顔料例(31)で示されるC.I.
Pigment Red 122単独に変えたほかは、
実施例1と同様な方法で比較用液体現像剤を調製した。
【0069】この液体現像剤を用いて実施例と同様に印
字したところ、実施例と同様に地肌カブリはなかったも
のの色調が青色側にずれてしまい良好な色再現性は得ら
れなかった。また、この液体現像剤を用いて実施例1〜
4と同様の方法で色重ね現像を行ったところ、青味の強
いレッドとなり満足な再現は得られなかった。下記表2
に評価結果を示す。
【0070】
【表1】
【0071】実施例5〜8 前記実施例中の顔料1および顔料2を顔料例(5)のナ
フトールAS系水不溶性アゾ顔料(C.I.Pigme
nt Red 31)および顔料例(32)のキナクリ
ドン系顔料(C.I.Pigment Red 209
)とした以外は実施例1〜4と同様な方法で実施例5〜
8の液体現像剤を調製した。
【0072】続いてこの液体現像剤を用い、静電カラー
プリンタープロッターCE−3436(バーサッテク社
製)で印字したところ、地肌カブリがなく色調が任意に
調整された画像が得られた。下記表3に評価結果を示す
【0073】実施例9〜12 前記実施例中の顔料1および顔料2を顔料例(21)の
ベンズイミダゾロン系水不溶性アゾ顔料(C.I.Pi
gment Red 176)および顔料例(31)の
キナクリドン系顔料とした以外は実施例1〜4と同様な
方法で実施例9〜12の液体現像剤を調製した。
【0074】続いてこの液体現像剤を用い、静電カラー
プリンタープロッターCE−3436(バーサッテク社
製)で印字したところ、地肌カブリがなく色調が任意に
調整された画像が得られた。下記表4に評価結果を示す
【0075】実施例13〜16前記実施例中の顔料1お
よび顔料2を顔料例(22)のベンズイミダゾロン系水
不溶性アゾ顔料(C.I.Pigment Red 1
85)および顔料例(32)のキナクリドン系顔料とし
た以外は実施例1〜4と同様な方法で実施例13〜16
の液体現像剤を調製した。
【0076】続いてこの液体現像剤を用い、静電カラー
プリンタープロッターCE−3436(バーサッテク社
製)で印字したところ、地肌カブリがなく色調が任意に
調整された画像が得られた。下記表5に評価結果を示す
【0077】実施例17〜20 前記実施例中の顔料1および顔料2を顔料例(25)の
βナフトール系水不溶性アゾ顔料(C.I.Pigme
nt Orange 5)および顔料例(31)のキナ
クリドン系顔料とした以外は実施例1〜4と同様な方法
で実施例17〜20の液体現像剤を調製した。続いてこ
の液体現像剤を用い、静電カラープリンタープロッター
CE−3436(バーサッテク社製)で印字したところ
、地肌カブリがなく色調が任意に調整された画像が得ら
れた。下記表6に評価結果を示す。
【0078】実施例21〜24 前記実施例中の顔料1および顔料2を顔料例(27)の
βナフトール系水不溶性アゾ顔料(C.I.Pigme
nt Red 3)および顔料例(32)のキナクリド
ン系顔料とした以外は実施例1〜4と同様な方法で実施
例21〜24の液体現像剤を調製した。
【0079】続いてこの液体現像剤を用い、静電カラー
プリンタープロッターCE−3436(バーサッテク社
製)で印字したところ、地肌カブリがなく色調が任意に
調整された画像が得られた。下記表7に評価結果を示す
【0080】実施例25〜28 前記実施例中の顔料1および顔料2を下記構造式(VI
II)の水不溶性アゾ顔料および顔料例(31)のキナ
クリドン系顔料とした以外は実施例1〜4と同様な方法
で実施例25〜28の液体現像剤を調製した。
【0081】続いてこの液体現像剤を用い、静電カラー
プリンタープロッターCE−3436(バーサッテク社
製)で印字したところ、地肌カブリがなく色調が任意に
調整された画像が得られた。下記表8に評価結果を示す
【0082】
【化42】
【0083】実施例29〜32 前記実施例中の顔料1および顔料2を下記構造式(IX
)の水不溶性アゾ顔料および顔料例(32)のキナクリ
ドン系顔料とした以外は実施例1〜4と同様な方法で実
施例29〜32の液体現像剤を調製した。
【0084】続いてこの液体現像剤を用い、静電カラー
プリンタープロッターCE−3436(バーサッテク社
製)で印字したところ、地肌カブリがなく色調が任意に
調整された画像が得られた。下記表9に評価結果を示す
【0085】
【化43】
【0086】
【表2】
【0087】
【表3】
【0088】
【表4】
【0089】
【表5】
【0090】
【表6】
【0091】
【表7】
【0092】
【表8】
【0093】
【表9】
【0094】* 色調は、ミノルタ製色彩色差計(CR
−121)により、画像のLab値を測定し、H=ta
n ̄1(b/a)にしたがった色相角で比較した。ただ
し色相角が180度を越えたものについてはその値から
360を減じた。 (値が大きいものほど赤味が強い) **地肌カブリは印字後の地肌部濃度から未印字の地肌
部濃度を差し引いた値で、濃度はマクベス反射濃度計(
RD−914)により測定した。
【0095】また実施例3および比較例1の現像液にお
いて、現像液を補充しながらのランニングを行った結果
、ランニング前後のマゼンタ色の色調のずれは同程度で
あり顔料の選択的な泳動は殆ど生じていないことがわか
った。このことは、実施例1〜24における色相角が、
使用している顔料の比に対して直線的に変化することか
らもうかがい知ることができるものである。
【0096】次に、前記実施例1〜32の現像液につい
て3カ月間保存試験を行った結果、画像に対する不具合
は全く見られなかった。
【0097】更に、実施例1〜4の液体現像剤を用いて
出画した画像についてフェードメーターによる48時間
の耐光性試験を行ったところ、その劣化はほとんど認め
られなかった。またこの時の色調は試験前のものと殆ど
変わらず、一方の顔料の劣化による色調の変化という問
題も見られなかった。
【0098】
【発明の効果】本発明の構成による液体現像剤は、実施
例及び比較例の対比から明らかなように、地肌カブリや
地肌染まりといった問題点を発生させることなく、色調
を任意かつ連続的に設定できるものであり、色重ね現像
によりカラー画像を得るときの色再現性を向上させるこ
とができる等顕著な効果を奏するものである。更には、
前記顔料の配合比を適切に調節することにより、副作用
を伴うことなく色相角を適切な範囲内に調節可能である
。また、本発明の液体現像剤による画像は耐光性に優れ
、経時による色調の変化の少ないものである。
【0099】この他、本発明が静電写真法による単色(
任意の赤系)カラー画像を得るための静電写真用カラー
液体現像剤に応用できることは勿論である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  担体液体中に分散した樹脂及び2種以
    上の顔料を主成分とするトナー粒子からなる静電写真用
    マゼンタ液体現像剤において、前記顔料の内の少なくと
    も1種が水不溶性アゾ顔料であり、他の顔料の内の少な
    くとも1種がキナクリドン系顔料であることを特徴とす
    る、静電写真用マゼンタ液体現像剤。
  2. 【請求項2】  水不溶性アゾ顔料およびキナクリドン
    系顔料を単独で用いて液体現像剤とし、それによって可
    視像化した画像のLCH表色系で示される色相角がそれ
    ぞれ 0〜40度および330〜360度であることを
    特徴とする請求項1記載の静電写真用マゼンタ液体現像
    剤。
  3. 【請求項3】水不溶性アゾ顔料が、ナフトールAS系水
    不溶性アゾ顔料またはベンズイミダゾロン系水不溶性ア
    ゾ顔料またはβナフトール系水溶性アゾ顔料であること
    を特徴とする請求項1記載の静電写真用マゼンタ液体現
    像剤。
  4. 【請求項4】水不溶性アゾ顔料として、下記一般式(I
    )又は一般式(II)または一般式(III)で示され
    る顔料より選択し、かつ、キナクリドン系顔料として一
    般式(IV)で示される顔料より選択して用いたことを
    特徴とする、請求項3記載の静電写真用マゼンタ液体現
    像剤。 【化1】 【化2】 【化3】 【化4】
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