JPH04226406A - バラ線材の強制整列治具 - Google Patents

バラ線材の強制整列治具

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JPH04226406A
JPH04226406A JP3100859A JP10085991A JPH04226406A JP H04226406 A JPH04226406 A JP H04226406A JP 3100859 A JP3100859 A JP 3100859A JP 10085991 A JP10085991 A JP 10085991A JP H04226406 A JPH04226406 A JP H04226406A
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JP
Japan
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alignment
gripping
aligning
groove
jig
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Pending
Application number
JP3100859A
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English (en)
Inventor
Akio Tanabe
田辺 明夫
Kazuo Hashimoto
和夫 橋本
Hideki Watanabe
秀樹 渡辺
Hiroyuki Tanitsu
広行 谷津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
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  • Gripping Jigs, Holding Jigs, And Positioning Jigs (AREA)
  • Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のバラ線材を強制
的に整列させる強制整列治具に関する。
【0002】
【従来の技術】複数の光ファイバを同時に一括して融着
接続する装置として、例えば、放電融着を利用した融着
接続装置が実用化されている。かかる融着接続装置によ
る融着接続においては、接続される光ファイバをハンド
リングする容易性の点から、複数の光ファイバ素線が一
体に被覆してテープ状としたテープファイバのみを対象
としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、バラけた複
数の光ファイバを融着接続装置により接続するときには
、これらを前処理してテープ状に整列させ、この形状を
一時的に強制的に保持しておく治具が必要とされる。 このような治具として、例えば、特開平1−28590
2号公報や米国特許第 4,812,010号公報等に
、バラけた複数の光ファイバを取り扱う治具が開示され
ている。
【0004】ところが、上記治具は、構造が複雑で大型
であることから、治具自体のハンドリングが厄介で、高
価であるという問題があった。本発明は上記の点に鑑み
てなされたもので、構造が簡単で小型なうえ、取り扱い
が容易で安価なバラ線材の強制整列治具を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明においては、複数のバラ線材の一端側を把持する
把持手段、該把持手段に一端が固定される案内手段及び
該案内手段にスライド自在に支持される整列手段を備え
、該整列手段には前記複数のバラ線材の一端側を整列さ
せて収容する整列溝と、該整列溝内に収容した当該複数
のバラ線材を整列状態を保って保持しておく保持手段と
が設けられている構成としたものである。
【0006】好ましくは、前記案内手段は、他端にスト
ッパ手段を設ける。更に好ましくは、前記整列手段は、
整列溝の溝幅Wが、バラ線材の直径Dより大きく、直径
Dの2倍未満であり(D<W<2D)、且つ、整列溝の
深さTがバラ線材の数nと直径Dとに関して、T≒n・
Dなる関係に設定する。
【0007】
【作用】整列手段を案内手段に沿って把持手段側に移動
させておき、把持手段に複数のバラ線材の一端側を把持
させると共に、複数のバラ線材を整列手段の整列溝内に
所定順序で収容して保持手段により複数のバラ線材を整
列溝内に整列状態を保って保持しながら、整列手段を案
内手段に沿って長手方向にスライドさせると、複数のバ
ラ線材は把持手段と整列手段との間で強制的に1列に整
列させられる。
【0008】
【実施例】以下、本発明に係る第1の実施例を図1乃至
図7に基づいて詳細に説明する。強制整列治具1は、図
1乃至図3に示すように、把持部材2、スライドガイド
3,4、スライド部材5,6及びストッパ部材7を備え
ている。把持部材2は、複数のバラ線材、例えば、複数
の光ファイバ心線の一端側を把持するもので、上部中央
に長手方向に延びるアーム溝2aが形成されると共に、
アーム溝2aと直交し、複数の光ファイバ心線を収容す
るファイバ溝2bが長手方向中央に形成されている。ま
た、アーム溝2aには、一端を支持軸2cで回動自在に
支持された把持アーム2dが挿着されている。把持アー
ム2dは、アーム溝2aに対向する下面に、摩擦材、例
えば、ゴム2eが貼着されている。
【0009】スライドガイド3,4は、スライド部材5
,6をスライド自在に支持して、長手方向への移動を案
内する棒状の部材で、把持部材2とストッパ部材7との
間に、夫々所定間隔を存して平行に配置されている。 ここにおいて、スライドガイド3,4の長さとしては、
少なくともスライド部材5がスライド部材6に対して相
対的に移動し、両部材5,6間が所定距離離間しうる長
さとする。
【0010】スライド部材5,6は、把持部材2に把持
された複数の光ファイバの一端側を強制的に1列に整列
させる整列手段である。両部材5,6は、共に同一構成
の部材であるから、一方のスライド部材5について説明
し、他方のスライド部材6については、図中対応する部
分に対応する符号を付してその説明を省略する。スライ
ド部材5は、スライドガイド3,4を挿通するスライド
孔5a,5aが幅方向に貫通して設けられ、上面中央に
は長手方向に延びる収容溝5bと、この収容溝5bに直
交する整列溝5cとが形成されている。
【0011】収容溝5bには、図1及び図4に示すよう
に、一端を支持ピン5dにより回動自在に支持された保
持片5eが起倒自在に収容されている。一方、整列溝5
cは、前記複数の光ファイバの一端側を夫々所定の順序
で整列させて収容するもので、図示のように、スライド
部材5の上面に開放する上端部は、溝内へ傾斜して前記
複数の光ファイバの収容を案内する傾斜面5fが形成さ
れている。
【0012】ここで、整列溝5cは、収容する線材の直
径によって溝幅が定められるが、図5に示すように、線
材、例えば、複数の光ファイバ心線10が上下方向に1
列に整列されるように、溝幅Wを、光ファイバ心線10
の直径Dより大きく、直径Dの2倍未満(D<W<2D
)となるように設定する。溝幅Wが、直径D以下である
と、光ファイバ心線10を整列溝5c内に収容すること
ができず、また、直径Dの2倍以上であると、光ファイ
バ心線10が整列溝5c内で上下に入れ替わり、上下方
向に所定の順序で1列に整列させておくことができない
【0013】また、整列溝5cの深さTは、収容された
光ファイバ心線10の保持片5eによる整列溝5c内で
の整列状態を保った保持を考慮し、収容する光ファイバ
心線10の数nに応じて、T≒n・Dとする。深さTが
、n・Dより小さいと全ての光ファイバ心線10を整列
溝5c内に収容することができない。ストッパ部材7は
、スライドガイド3,4に案内されてスライドするスラ
イド部材5の移動を規制する部材で、把持部材2と共に
スライドガイド3,4を支持することにより、この強制
整列治具1にねじれに対する剛性を付与している。
【0014】本発明の強制整列治具1は以上のように構
成されており、例えば、複数の光ファイバ心線を一括し
て融着接続すべくテープ状に整列させるときに、以下の
ようにして使用される。先ず、強制整列治具1の両スラ
イド部材5,6を把持部材2側へ移動し、複数の光ファ
イバ心線10を、把持部材2に把持させる。即ち、複数
の光ファイバ伸線10の先端側をストッパ部材7側へ延
出させて、複数の光ファイバ心線10をファイバ溝2b
に収容し、把持アーム2dをアーム溝2a内に傾倒する
。このとき、複数の光ファイバ心線10は、ファイバ溝
2bに水平方向に広がるように収容され、把持アーム2
dの下面に貼着したゴム2eにより、ファイバ溝2bと
把持アーム2dとの間にしっかりと把持される。
【0015】しかる後、保持片5e,6eを持ち上げ、
隣接するスライド部材5,6の整列溝5c,6c内に複
数の光ファイバ心線10を落とし込む。このとき、複数
の光ファイバ心線10は、図5に示したように、両整列
溝5c,6c内に、上下方向に配列順序を乱されること
なく収容される。次に、保持片5e,6eを下ろし、こ
れらの光ファイバ心線10を整列溝5c,6c内に整列
状態を保って保持する。
【0016】次いで、スライド部材5だけをスライドガ
イド3,4に沿ってストッパ部材7側へ移動させる。す
ると、複数の光ファイバ心線10は、把持部材2に把持
され、しかも保持片5e,6eによって整列溝5c,6
c内に整列状態を保って保持されているため、スライド
部材5の移動によってスライド部材5,6間の複数の光
ファイバ心線10がしごかれたようになり、複数の光フ
ァイバ心線10は、テープ状に1列に整列させられる。
【0017】かかる状態で、スライド部材5,6間の複
数の光ファイバ心線10に接着剤等を塗布し、テープ状
に一体に接着する。かくして、バラけていた複数の光フ
ァイバ心線10は、一括して融着接続することが可能な
ように、テープ状に整列固定される。次に、複数の光フ
ァイバ心線10の整列と接着剤の塗布を同時に行うこと
を可能とした本発明のスライド部材に関する変形例を図
6及び図7に示す。尚、各図において、前記実施例と同
一の構成部分及び両図において同一の構成部分には対応
する符号を付して詳細な説明を省略する。
【0018】図6に示すスライド部材20は、収容溝2
0bに隣接して凹部20gが形成され、この凹部20g
に塗布ローラ21,22が設けられている。塗布ローラ
21,22は、複数の光ファイバ心線10を挟持して、
ポリビニルアルコール等の接着剤を塗布するもので、使
用に先立って予め接着剤が塗布される。塗布ローラ21
は、凹部20gに立設した支持軸21aに回動自在に取
付けられ、塗布ローラ22は付勢アーム23に回動自在
に取付けられている。
【0019】付勢アーム23は、支持部23aと付勢部
23bとを有するL型のアームで、支持部23aと付勢
部23bとの交差部を支持軸23cにより凹部20gに
回動自在に設置され、スライド部材20の壁面20hと
の間に介装した付勢バネ24により、付勢部23bが押
圧されている。これにより、付勢アーム23は、塗布ロ
ーラ22が塗布ローラ21と共に複数の光ファイバ心線
10を挟持可能なように、常時反時計方向へと付勢され
ている。
【0020】従って、複数の光ファイバ心線10を整列
させるときに、整列溝20c内に収容された複数の光フ
ァイバ心線10を塗布ローラ21,22で挟むと共に、
このスライド部材20をスライドガイド3,4に沿って
ストッパ部材7側へ移動させると、テープ状に1列に整
列される複数の光ファイバ心線10に接着剤が同時に塗
布される。
【0021】また、図7に示すスライド部材25は、凹
部25gに塗布部材26と塗布アーム27を設けたもの
である。塗布部材26は、凹部25gに設けたブラケッ
ト26aに、スポンジ26bを取付けたものである。塗
布アーム27は、塗布部材26と対向させて設けたL型
のアームで、支軸軸27aにより凹部25gに回動自在
に設けられ、塗布部材26のスポンジ26bと対応する
部分にスポンジ27bが取付けられている。そして、塗
布アーム27は、スライド部材25の壁面25hとの間
に介装した付勢バネ28により付勢され、スポンジ27
bと塗布部材26のスポンジ26bとの間に複数の光フ
ァイバ心線10を挟み込む。ここで、スポンジ26b,
27bには、強制整列治具1の使用に際して、予め接着
剤を含浸させておく。
【0022】従って、スライド部材25は、前記スライ
ド部材20と同様に、複数の光ファイバ心線10を整列
させるときに、整列溝25c内に収容された複数の光フ
ァイバ心線10をスポンジ26b,27bで挟む。そし
て、このスライド部材25をスライドガイド3,4に沿
ってストッパ部材7側へ移動させると、複数の光ファイ
バ心線10がテープ状に1列に整列されると共に、接着
剤が同時に塗布されて一体に接着される。
【0023】尚、上記実施例においては、案内部材とし
てスライドガイド3,4を用いたが、これに限定されな
いことは言うまでもない。例えば、スライド部材を案内
できれば、1本のガイドレールであってもよく、また互
いに平行に配置される3本のスライドガイドとしてもよ
い。また、上記実施例では、バラ線材として光ファイバ
心線を用いた場合について説明したが、強制的に整列さ
せることを目的とするものであれば、その使用対象も限
定されるものではない。
【0024】更に、ストッパ部材7は、スライドガイド
3,4の他端に設けたが、スライドガイド3,4に沿っ
て移動するスライド部材5に止めネジを設け、この止め
ネジによりスライド部材5をスライドガイド3に固定す
るようにしてもよい。次に、本発明の第2の実施例を図
8乃至図17に基づいて詳細に説明する。強制整列治具
30は、図8乃至図10示すように、把持手段31、ス
ライドガイド32,32、整列手段33及びストッパ部
材34を備えている。
【0025】把持手段31は、例えば、複数の光ファイ
バ心線の一端側を把持するもので、把持部材310と把
持ブロック311とを有している。把持部材310は、
平面視L型に一体成形された部材で、整列手段33側の
上面中央には収容溝310aと、この収容溝310aに
直交する整列溝310bとが形成されている。
【0026】収容溝310aは、図8及び図14に示す
ように、保持片310cを起倒自在に収容するもので、
保持片310cは一端が支持ピン310dにより支持さ
れている。整列溝310bは、複数の光ファイバ心線の
一端側を収容するもので、図14に示すように、上部両
側には溝内へ傾斜して前記複数の光ファイバ心線を案内
する傾斜面310eが形成され、一方の傾斜面310e
は、図8及び図9に示すように、把持部材310の上縁
に沿って把持ブロック311と対向する位置まで延びて
いる。
【0027】ここにおいて、整列溝310bは、前記し
た強制整列治具1と同様に、溝幅Wを光ファイバ心線等
、整列させる線材の直径Dより大きく、直径Dの2倍未
満(D<W<2D)となるように設定し、深さTを、収
容する線材の数nに応じて、T≒n・Dとする。溝幅W
が、直径D以下であると、線材を整列溝310b内に収
容することができず、また、直径Dの2倍以上であると
、線材が整列溝310b内で上下に入れ替わり、上下方
向に所定の順序で1列に整列させることができない。 一方、整列溝310bの深さTがn・Dより小さいと、
複数の線材の全てを溝310b内に収容することができ
ない。
【0028】また、把持部材310は、把持ブロック3
11との対向面310fに、図11乃至図13に示すよ
うに、複数の光ファイバ心線を把持する把持ゴム310
gが上部に取付けられ、対向面310f側の略中央には
、幅方向に貫通する挿通孔310hと挿通孔310hの
上下にピン孔310i,310iが形成されている。 更に、把持部材310は、対向面310fの各ピン孔3
10iが開放する部分に夫々凹部310jが設けられ、
対向面310fに隣り合う側端面310kにはガイド溝
310mが形成されている。
【0029】把持ブロック311は、把持部材310と
当接係合して複数の光ファイバ心線の一端側を把持する
もので、図8、図12及び図13に示すように、傾斜面
311a、把持ゴム311b、ガイドピン311c,3
11c、凹部311d,311d、ネジ孔311eが、
把持部材310の各部分と対応する位置に設けられてお
り、側端面には把持部材310のガイド溝310mに係
合するガイド突起311fが突設されている。
【0030】そして、把持ブロック311は、図12及
び図13に示したように、各凹部310j,311d間
に押圧バネ312,312を介装すると共に、ガイドピ
ン311c,311cを対向面310f側からピン孔3
10i,310iに挿通し、挿通孔310h側から締付
ネジ313を挿通して、締付ネジ313の先端側をネジ
孔311dに螺着し、把持部材310に取付けられる。
【0031】スライドガイド32,32は、整列手段3
3をスライド自在に支持して、長手方向への移動を案内
する棒状の部材で、把持手段31とストッパ部材34と
の下部間に、夫々所定間隔を存して平行に配置されてい
る。整列手段33は、把持手段31に把持された複数の
光ファイバ心線の一端側を強制的に1列に整列させるも
ので、図8乃至図10及び図15に示すように、把持部
材330、把持ブロック331及び固定フック334を
有している。
【0032】ここで、把持部材330及び把持ブロック
331は、図示したように、把持手段31の把持部材3
10及び把持ブロック311と配置が左右逆で、把持部
材330の下部両側にスライドガイド32,32を挿通
するスライド孔330n,330nが幅方向に貫通して
設けられていることを除いて同様に構成されているので
、図中、把持手段31と対応する部分には対応する符号
を付して詳細な説明を省略する。但し、把持ブロック3
31は、把持部材330を移動して複数の光ファイバ心
線を整列させるときには、締付ネジ333を緩めて把持
部材330との間に複数の光ファイバ心線を配置する所
定の隙間を形成しておく。
【0033】固定フック334は、整列手段33をスラ
イドガイド32,32に沿ってストッパ部材34側に移
動させたときに、整列手段33をストッパ部材34に係
止させておくもので、把持部材330の上部側面に設け
られている。この固定フック334は、図14に示すよ
うに、先端にフックを設けたフックバー334aと、フ
ックバー334aの略中央に設けた支持部334bとを
有しており、把持部材330の上部側面に形成した凹部
330pに支持部334bを配置すると共に、支持部3
34bに設けた回動軸334cにより、把持部材330
に、矢印で示すように回動自在に取付けられている。
【0034】ここで、フックバー334aは、図示のよ
うに、先端のフックにおけるストッパ部材34との当た
り面334dが円弧状に成形されている。固定フック3
34は、把持部材330に形成したバネ孔330qに挿
着した押しバネ335によりフックバー334aの端部
を押圧され、ストッパ部材34との係合方向へ常時付勢
されている。そして、固定フック334は、フックバー
334aのストッパ部材34側への回動角度が、把持部
材330側に設けられ、凹部330p内に突出する調節
ネジ336により調節される。
【0035】ストッパ部材34は、図8及び図17に示
すように、スライドガイド32,32に案内されて移動
する整列手段33の動きを規制するL字形の部材で、把
持部材310と共にスライドガイド32,32を支持す
ると共に、この強制整列治具30にねじれに対する剛性
を付与している。以上のように構成される本発明の強制
整列治具30は、バラ線材、例えば、複数の光ファイバ
心線をテープ状に整列させるときに、以下のようにして
使用される。
【0036】先ず、整列手段33を把持手段31側へ移
動し、把持手段31及び整列手段33の締付ネジ313
,333を夫々緩め、把持部材310と把持ブロック3
11及び把持部材330と把持ブロック331との間隔
を広げておく。このとき、把持ブロック311,331
は、把持部材310,330のガイド溝310m,33
0mからガイド突起311f,331fが外れない程度
に把持部材310,330との間隔を保持する。
【0037】次に、把持部材310,330の保持片3
10c,330cを持ち上げ、整列溝310b,330
bの上部を開放しておく。次いで、前記実施例と同様に
、先端における被覆の除去等の前処理を施した複数のバ
ラ線材、例えば、複数の光ファイバ心線の先端側をおお
よそ揃える。しかる後、これら複数の光ファイバ心線を
、先端から20cm程の部分が把持ブロック311の位
置となるように、先端側をストッパ部材34側に向け、
任意の順序で把持部材310と把持ブロック311との
間の隙間C(図11参照)内に落とし込む。このとき、
隙間C内に落とし込まれた複数の光ファイバ心線は、ガ
イド溝310mに係合しているガイド突起310fによ
って落下位置が規制される。
【0038】次に、締付ネジ313を締め、把持部材3
10と把持ブロック311の把持ゴム310g,311
bで複数の光ファイバ心線をしっかりと把持する。次い
で、予め設定した整列順序に従って、複数の光ファイバ
心線を把持部材310,330の整列溝310b,33
0b内に落とし込む。この場合も、整列溝330b内に
落とし込まれた複数の光ファイバ心線は、ガイド溝33
0mに係合しているガイド突起331fにより落下位置
が規制される。また、複数の光ファイバ心線の先端側は
、把持部材330と把持ブロック331との間の隙間C
(図17参照)内に落とし込まれる。
【0039】しかる後、保持片310c,330cを収
容溝310a,330a内に夫々傾倒させ、各整列溝3
10b,330b内に収容された複数の光ファイバ心線
を、整列状態に保って保持する。このようにして複数の
光ファイバ心線を強制整列治具30にセットした後、整
列手段33をスライドガイド32,32に沿ってストッ
パ部材34側に移動させる。すると、複数の光ファイバ
心線は、把持部材310に把持され、保持片310c,
330cにより整列溝310b,330b内に整列状態
を保って保持されているため、整列手段33の移動によ
って把持手段31と整列手段33との間の複数の光ファ
イバ心線がしごかれたようになり、複数の光ファイバ心
線がテープ状に1列に整列させられる。
【0040】しかも、整列手段33をストッパ部材34
側に移動させると、先ず、フックバー334a先端の当
たり面334dがストッパ部材34に突き当たる。更に
整列手段33がストッパ部材34側に移動すると、固定
フック334が、当たり面334dに案内されながら、
押しバネ335の付勢力に抗して回動軸334cを中心
として、図14において反時計方向に回動する。
【0041】そして、整列手段33がストッパ部材34
に当接すると、固定フック334先端のフックが図14
に示すようにストッパ部材34の側部に係止され、整列
手段33がストッパ部材34に固定される。この状態で
、整列手段33の締付ネジ333を締めて、複数の光フ
ァイバ心線を把持部材330と把持ブロック331との
間に把持する。これにより、複数の光ファイバ心線は、
把持手段31と整列手段33とに夫々把持されると共に
、把持手段31と整列手段33との間で緊張状態となる
【0042】このように、複数の光ファイバ心線を、夫
々把持手段31と整列手段33とで把持すると共に、両
手段31,33間に緊張状態で掛け渡した後、これら複
数の光ファイバ心線に接着剤を塗布し、乾燥させてテー
プ状に一体に接着する。しかる後、把持手段31及び整
列手段33の締付ネジ313,333を緩め、保持片3
10c,330cを持ち上げて、整列溝310b,33
0bからテープ状に一体に接着された光ファイバ心線を
取り出す。
【0043】以上の説明で明らかなように、本実施例の
強制整列治具30によれば、部品点数が削減されている
ため、部品の管理が簡単となり、しかもバラ線材を強制
的に整列させたときに、整列手段33がストッパ部材3
4に自動的に係止されるため、線材の整列作業が非常に
容易である。
【0044】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
バラ線材の強制整列治具においては、複数のバラ線材の
一端側を把持する把持手段、該把持手段に一端が固定さ
れる案内手段及び該案内手段に長手方向にスライド自在
に支持される整列手段とを備え、該整列手段には前記複
数のバラ線材の一端側を整列させて収容する整列溝と、
該整列溝内に収容した当該複数のバラ線材を整列状態を
保って保持しておく保持手段とが設けられているので、
構造が簡単で、小型なうえ、取り扱いが容易で安価に提
供でき、産業上の利用価値が大である。
【0045】また、案内手段の他端にストッパ手段を設
けると、強制整列治具のねじれに対する剛性が高まり強
度的に補強される。更に、整列手段における、整列溝の
溝幅Wを、バラ線材の直径Dより大きく、直径Dの2倍
未満とし(D<W<2D)、且つ、整列溝の深さTをバ
ラ線材の数nと直径Dとに関して、T≒n・Dなる関係
に設定すると、バラ線材を整列溝に順序を乱すことなく
整列させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すもので、強制整列
治具の斜視図である。
【図2】図1に示す強制整列治具の平面図である。
【図3】図1に示す強制整列治具の正面図である。
【図4】図1に示す強制整列治具で用いる整列手段であ
るスライド部材の部分断面図である。
【図5】第4図のV部拡大図である。
【図6】スライド部材の変形例を示す一部破断平面図で
ある。
【図7】スライド部材の他の変形例を示す一部破断平面
図である。
【図8】本発明の第2の実施例を示すもので、強制整列
治具の斜視図である。
【図9】図8に示す強制整列治具の平面図である。
【図10】図8に示す強制整列治具の正面図である。
【図11】図8に示す強制整列治具の左側面図である。
【図12】図9のXII −XII 線に沿う断面図で
ある。
【図13】把持手段の要部を示す拡大斜視図である。
【図14】図9のXIV −XIV 線に沿う断面図で
ある。
【図15】図9のXV−XV線に沿う断面図である。
【図16】図10のXVI −XVI 線に沿う断面図
である。
【図17】図8に示す強制整列治具の右側面図である。
【符号の説明】
1          強制整列治具 2          把持部材(把持手段)3,4 
     スライドガイド(案内手段)5,6    
  スライド部材(整列手段)5c,6c  整列溝 5e,6e  保持片(保持手段) 20        スライド部材(整列手段)21,
22  塗布ローラ 25        スライド部材(整列手段)26 
       塗布部材 27        塗布アーム 30        強制整列治具 31        把持手段 310      把持部材 311      把持ブロック 32        スライドガイド(案内手段)33
        整列手段 330      把持部材 330b    整列溝 330c    保持片(保持手段) 331      把持ブロック 334      固定フック

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  複数のバラ線材の一端側を把持する把
    持手段、該把持手段に一端が固定される案内手段及び該
    案内手段にスライド自在に支持される整列手段を備え、
    該整列手段には前記複数のバラ線材の一端側を整列させ
    て収容する整列溝と、該整列溝内に収容した当該複数の
    バラ線材を整列状態を保って保持しておく保持手段とが
    設けられていることを特徴とするバラ線材の強制整列治
    具。
  2. 【請求項2】  前記案内手段は、他端にストッパ手段
    が設けられている、請求項1記載のバラ線材の強制整列
    治具。
  3. 【請求項3】  前記整列手段は、整列溝の溝幅Wが、
    バラ線材の直径Dより大きく、直径Dの2倍未満であり
    (D<W<2D)、且つ、整列溝の深さTが、バラ線材
    の数nと直径Dとに関して、T≒n・Dなる関係に設定
    される、請求項1又は2記載のバラ線材の強制整列治具
JP3100859A 1990-05-29 1991-05-02 バラ線材の強制整列治具 Pending JPH04226406A (ja)

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