JPH04225312A - 画像読取記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は電子写真方式による画像
の読取りおよび記録装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】半導体レーザを光源として画像の読取り
または記録を行なう光走査方式には、回転ポリゴンミラ
ーを用い、その回転軸心に対して垂直方向からレーザ光
を照射し、回転ポリゴンミラーの回転に伴ってその外周
の各反射面にてレーザ光を順次反射させて走査するのが
一般的である。回転ポリゴンミラーを用いた光走査記録
装置の一例を図５に示す。図５において、１は半導体レ
ーザ、２はコリメータレンズ、３はシリンドリカルレン
ズ、４は回転ポリゴンミラー、５はシリンドリカルレン
ズ、６はｆθレンズ、７は感光体ドラムである。

【０００３】以上のような構成要素よりなり、つぎにそ
の相互の関連と動作を説明すると、レーザ光源１から出
たレーザ光はコリメータレンズ２，シリンドリカルレン
ズ３を介して平行ビーム光とされて回転ポリゴンミラー
４に入射し、その外周の反射面による反射光が回転ポリ
ゴンミラー４の回転に伴って所定角度範囲で走査され、
その反射光がシリンドリカルレンズ５，ｆθレンズ６を
介して軸心回りに回転駆動可能な感光体ドラム７の外周
面にその軸心方向に走査され変調されたレーザ光にて感
光体ドラム７上に形成すべき画像の静電潜像が形成され
る。

【０００４】また読取りの場合には、感光体ドラム面を
原稿面にと置換えることにより可能である。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成では、回転ポリゴンミラーに入射し反射した
光は回転ポリゴンミラーの回転に伴なう所定角度範囲内
でしか走査できず、１台の装置において原稿の読取りお
よび記録を同時に可能とする画像記録装置を実現するに
は少なくとも２個の光走査器が必要であり、装置サイズ
もそれに伴ない大きくなり、かつコストアップにつなが
る欠点があった。

【０００６】本発明は上記のような従来の課題を解決す
べく、１個の光走査器で原稿の読取りおよび記録が同時
に可能な簡単で安価な新規の画像読取記録装置を提供す
るのを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の画像読取記録装置は、概平行光を発する光源
と、前記光源の光軸と一致した回転軸を有し、この光軸
に対して４５度の傾斜角をなす反射面を有し、光軸方向
から入射した前記光源からの入射光を回転とともに前記
光軸、すなわち回転軸と垂直な平面内での回転移動する
出射光とする回転反射鏡と、前記回転反射鏡からの出射
光を受ける位置に配置した原稿面と、前記回転反射鏡か
らの出射光を受ける位置に配置した電子写真の感光体ド
ラムと、前記回転反射鏡からの出射光が１回転する間の
前記原稿面と前記感光体ドラムとのそれぞれを照射する
開始点を検出する検出手段とを備えた構成となっている
。

【０００８】

【作用】本発明は上記構成により、概平行光を発する光
源からの光は、回転反射鏡の１回転中において原稿側お
よび記録側をおのおの走査し、走査位置検出手段により
光走査器の原稿側および記録側の走査位置を識別し、光
源への印加電圧を制御することができる。光源への印加
電圧は、光走査器が原稿側を走査するときには、原稿走
査幅時間の連続点灯信号を加えることができる。

【０００９】

【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の一実施例
の画像読取記録装置について説明する。

【００１０】図１（ａ）および（ｂ）は本発明の一実施
例に用いる光走査ユニットの概略構成を示す斜視図、図
２は本発明の一実施例の画像読取記録装置のブロック図
、図３は同じく図２における画像読取記録装置の動作を
説明するためのタイミングチャート図、図４は同じく位
置検出器の他の実施例のブロック図である。

【００１１】図１において、半導体レーザなどを用いた
レーザ光源８とユリメータレンズ９の光軸と、回転反射
鏡１０の回転軸心の光軸とは一致している。回転反射鏡
１０には、光軸上で光軸に対して４５°の傾斜角で傾斜
した反射面１０ａが形成されており、入射したレーザ光
は光軸に対して垂直方向に変向されて出射されるととも
に、その出射光は回転反射鏡１０の回転に伴って光軸に
対して垂直な平面上を回転方向に回転移動する走査光と
して出射される。この走査光は、記録側ｆθレンズ１１
を介して感光体ドラム１２の外周面を照射し、また、読
取側ｆθレンズ１３を介して原稿面１４を照射する。回
転反射鏡１０の下部には、回転反射鏡１０と同心状でか
つ、一体となった回転円板１５が設けられ、その外周面
の適当箇所に軸心方向の細い線からなる検出マーク１６
が形成されている。

【００１２】また、この回転円板１５の外周面に対向し
て、検出マーク１６を検出する記録側反射型光センサ１
７と、読取側反射型光センサ１８とが配設されている。 この記録側反射型光センサ１７および読取側反射型光セ
ンサ１８は、回転反射鏡１０と回転円板１５およびその
駆動手段（図示せず）を支持する基板１９上に設置され
ており、検出マーク１６とともに出射光が感光体ドラム
１２と原稿面１４とを走査する開始点を検出する検出手
段となっている。

【００１３】つぎに本発明の画像読取記録装置のブロッ
ク図について説明する。図２において、２０は図１（ａ
）に示す光走査ユニット２１は光走査ユニット２０から
の光を感光体ドラム１２上に照射させるための反射ミラ
ー（１）、２２は光学ユニット２０からの光を原稿面上
１４に照射するための反射ミラー（２）、２３は原稿面
上１４の反射光を電気信号に変換する光電変換素子（フ
ォトマルチプライヤ）、２４は外乱光を防ぎ、原稿面上
１４の反射光のみ光電変換素子２３に忠実に入射するよ
うに設けた遮光箱、２５は光電変換素子２３の微弱出力
を増幅する増幅器、２６は増幅器２５の出力から、ある
一定レベルで、白（１），黒（０）のデジタルレベルに
変換する２値化回路、２７はレーザ光源８を駆動するレ
ーザ駆動回路、２８は光走査ユニット２０内に設けられ
たフラットモータ等から成る図１（ａ）に示す回転反射
鏡１０を駆動するミラーモータ駆動回路、２９は光走査
ユニット２０内に設けられた記録側反射型光センサ１７
からの検出マーク出力信号を波形整形する記録位置検出
波形整形回路、３０は光走査ユニット２０内に設けられ
た読取側反射型光センサ１８からの検出マーク出力信号
を波形整形する読取位置検出波形整形回路、３１は１ラ
イン分の情報を蓄積するメモリ回路で、読取位置検出波
形整形回路３０の出力で２値化回路２６の出力を書き込
み、記録位置検出波形整形回路２９の出力でメモリ内部
の情報が読み出される。

【００１４】３２は読取位置検出波形整形回路３０の出
力により、１ライン走査時間（図１（ｂ）に示すθ角の
時間）幅の走査パルスを発生させる走査パルス発生回路
、３３はメモリ回路３１の出力または走査パルス発生回
路３２の出力を記録位置検出波形整形回路２９と読取位
置検出波形整形回路３０の出力によって切換え、読取位
置検出波形整形回路３０の検出信号が入力されると走査
パルス発生回路３２の信号を出力し、記録位置検出回路
２９の検出信号が入力されると、メモリ回路３１の信号
を出力する切換回路（１）、３４は外部からの信号を処
理するエミュレーション回路、３５は各々の回路ブロッ
クを制御するＣＰＵ（中央処理）回路、３６は外部から
の信号をコピーするか、内部からの信号を記録するか選
択するセレクトスイッチ、３７はセレクトスイッチ３６
によって動作し、切換回路（１）３３またはエミュレー
ション回路３４の出力を切換えて、レーザ駆動回路２７
へ供給する切換回路（２）、３８は帯電ユニット、３９
は現像器、４０は転写ユニット、４１は定着ローラであ
る。帯電ユニット３８と現像器３９と転写ユニット４０
と定着ローラ４１と感光体ドラム１２とで電子写真プロ
セス部が形成される。

【００１５】４２は原稿および記録紙の送りモータ、４
３は外部からの信号を記録したい場合、原稿側の送りを
停止させるために設けた伝導クラッチでセレクトスイッ
チ３６によって動作する。４４は送りモータ４２に連動
して動作する記録紙送りローラ、４５はクラッチ４３に
連動して動作する原稿送りローラ、４６は外部信号入力
端子でエミュレーション回路３４に入力される。

【００１６】つぎにこの装置の動作について図３のタイ
ミングチャートを併用して説明する。図３において、光
走査ユニット２０内の回転円板１５に設けられた検出マ
ーク１６を読取側反射型光センサ１８によって検出し波
形整形を行なった読取位置検出波形整形回路３０の出力
波形（イ）は、切換回路（１）３３とメモリ回路３１お
よび走査パルス発生回路３２に入力される。走査パルス
発生回路３２により一定時間（ｔ１）遅れた時点から図
１（ｂ）に示すθ角に相当する１ライン走査時間幅の走
査パルス（ロ）を発生する。この走査パルス（ロ）は、
回転反射鏡１０が原稿の読取り側を走査する際、レーザ
光源８をθ角分連続点灯させる。また、一方光走査ユニ
ット２０内の回転円板１５に設けられた検出マーク１６
を記録側反射型光センサ１７によって検出し波形整形を
行なった記録位置検出波形整形回路２９の出力波形（ハ
）は、読取側反射型光センサ１８とは対照位置に配設さ
れているため、タイミングとして出力波形（イ）の半周
期ごとに発生する。この出力波形（ハ）は、切換回路（
１）３３，エミュレーション回路３４，メモリ回路３１
に各々入力される。

【００１７】切換回路（１）３３において、読取位置検
出波形整形回路３０の出力（イ）および記録位置検出波
形整形回路２９の出力（ハ）によって図３（ニ）なる切
換信号を発生し、原稿読取時は、走査パルス発生回路３
２の出力（ロ）を、記録時はメモリ回路３１の出力を切
換えて切換回路（２）３７へ出力する。切換回路（２）
３７の出力は、レーザ駆動回路２７を介してレーザ光源
８への印加信号として加えられる。

【００１８】したがって、レーザ光源８には、図３（ホ
），（ヘ），（ト）に示すように原稿走査時は、１ライ
ン走査期間一定電圧となる信号が与えられ、記録走査時
は、原稿走査時に得た画像信号（ホ）をメモリ回路３１
により蓄積し遅延させた画像信号（ヘ）が与えられる。

【００１９】以上のように、光走査ユニット２０の１回
転中に読取り機構および記録機構を設け、光源への印加
電圧を制御することにより、読取り手段によって得た画
像を電子写真プロセスの記録手段によって記録が可能で
あり、従来に比べ複数の光走査ユニットを必要としない
。

【００２０】なお、上記の実施例においては読取りおよ
び記録の位置検出器を各々設けたが、図４に示すように
読取位置検出器または記録位置検出器のいずれかを削除
し、１個の位置検出器により、それぞれの位置パルスを
得ることができる。図４において、４７は読取位置検出
波形整形回路３０の出力または記録位置検出波形整形回
路２９の出力のいずれかを入力する入力端子、４８は回
転反射鏡１０の回転に同期したマスタークロック入力端
子でＣＰＵ回路３５から供給される。４９はｎ分周回路
、５０は位置パルス出力端子である。マスタクロック信
号（図示せず）と読取位置検出波形整形回路３０の出力
図３（イ）または記録位置検出波形整形回路２９の出力
図３（ハ）のいずれかを入力端子４７に入力し、ｎ分周
回路４９を動作させる。分周比により、たとえば読取位
置検出波形整形回路３０出力を入力した場合は図３（ハ
）と同等な信号が、または記録位置検出波形整形回路２
９の出力を入力した場合は図３（イ）と同等な信号が位
置パルス出力端子５０に得られる。以上のような構成に
すればいずれか１個の位置検出器のみでよい。

【００２１】

【発明の効果】以上のように本発明は、１個の光走査ユ
ニットで原稿の読取りおよび記録が可能で、簡単かつ安
価な新規の画像読取記録装置を提供するものであり、実
用的効果は大である。

【図面の簡単な説明】

【図１】 （ａ）本発明の一実施例の画像読取記録装置に用いる光
走査ユニットの要部構成を示す斜視図 （ｂ）同じくその動作を説明する要部平面図

【図２】同
じく画像読取記録装置のブロック図

【図３】図２におけ
る画像読取記録装置の動作を説明するためのタイミング
チャート図

【図４】同じく位置検出器の他の実施例を示すブロック
図

【図５】従来の光走査装置の要部構成を示す斜視図

【符号の説明】

８　　レーザ光源（光源） １０　　回転反射鏡 １２　　感光体ドラム １４　　原稿面 １５　　回転円板 １６　　検出マーク １７，１８　　反射型光センサ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】概平行光を発する光源と、前記光源の光軸
   と一致した回転軸を有し、この光軸に対して４５度の傾
   斜角をなす反射面を有し、光軸方向から入射した前記光
   源からの入射光を回転とともに前記光軸、すなわち回転
   軸と垂直な平面内での回転移動する出射光とする回転反
   射鏡と、前記回転反射鏡からの出射光を受ける位置に配
   置した原稿面と、前記回転反射鏡からの出射光を受ける
   位置に配置した電子写真の感光体ドラムと、前記回転反
   射鏡からの出射光が１回転する間の前記原稿面と前記感
   光体ドラムとのそれぞれを照射する開始点を検出する検
   出手段とを備えた画像読取記録装置。