JPH04225015A - インキ - Google Patents

インキ

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JPH04225015A
JPH04225015A JP2417830A JP41783090A JPH04225015A JP H04225015 A JPH04225015 A JP H04225015A JP 2417830 A JP2417830 A JP 2417830A JP 41783090 A JP41783090 A JP 41783090A JP H04225015 A JPH04225015 A JP H04225015A
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JP
Japan
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urethane resin
molecular weight
average molecular
parts
adipic acid
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JP2417830A
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Hirokichi Ishino
石野 博吉
Shuichi Hata
畑 収一
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Toyo Ink SC Holdings Co Ltd
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Toyo Ink Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、包装用グラビアインキ
のラミネート用インキに用いられるウレタン樹脂組成物
に関する。更に詳しくはノントルエン型ラミネートイン
キに用いられるウレタン樹脂で、低残留溶剤量を有する
インキを提供するものである。
【0002】
【従来の技術】従来包装用ラミネートインキに用いられ
るのは、その優れたボイル・レトルト加工時の接着強度
の低下が少いこと、及びインキ塗膜中に残留する溶剤量
が少いなどの利点から、近年ウレタン樹脂をベースとす
るものが増加して来たが、溶剤にトルエンを用いるもの
が主体であり、包装紙に残留するトルエン臭気が消費者
に嫌われ、印刷業者インキ製造者は改良に苦慮して来た
【0003】その対策の1つとして、トルエンを用いな
いウレタン樹脂の製造とそれをベースとしたラミネート
インキの提供を行って来たが、トルエン臭がなくなった
かわりに、他の溶剤メチルエチルケトン(MEK)、イ
ソプロパノールアルコール(IPA)などの臭気が再び
問題となり、満足のいくウレタン樹脂を製造することが
出来なかった。また、ウレタン樹脂以外の樹脂ポリアミ
ド硝化綿、塩素化ポリオレフィンなどもその塗膜の物性
や、溶剤の残留量などからふさわしくなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは鋭意検討
の結果、ウレタン樹脂構造中に架橋構造を導入すること
で、溶剤の残留量が著るしく減少することを見い出し、
本発明に至ったもので、本発明は前記の従来の種々の欠
点を改良し、ノントルエン型のウレタン樹脂で、低残留
溶剤量の塗膜を形成するウレタン樹脂を提供するもので
ある。また、ラミネートインキの白色はその優れた物性
と使用量からそのコストが低価格であることが求められ
るが、本発明の副効果として架橋させることで溶剤希釈
率が高くなり、安価なインキを提供するという利点も得
られた。
【0005】
【発明の構成】
【課題を解決するための手段】本発明は、従来の問題点
であるトルエンを省き、MEKとIPAの溶剤系でウレ
タン樹脂を合成する時は、その溶剤の溶解性と鎖長反応
の停止反応によって分子量を高めることが困難で低粘度
の樹脂溶液となってしまう。また、親溶剤のMEKを用
いることで、インキ乾燥塗膜中に多量の残留MEKが残
ることも大きな問題点であった。
【0006】本発明者らは、かかる種々の問題点を解決
するため、立体的障害効果を有する3級アミンの導入と
架橋化反応の活用によりこれらを解決し、低残留溶剤量
のウレタン樹脂で、塗膜性能として必要な重量平均分子
量を有するウレタン樹脂を開発することに成功した。
【0007】以下、特許請求の範囲の記載に従って、そ
の構成要素とそれらの相互関係について詳しく説明する
【0008】ウレタンプレポリマーの構成は、プロピレ
ングリコールとアジピン酸の数平均分子量2000のポ
リエステルジオールと数平均分子量2000〜3000
の3−メチル−1,5ペンタジオールとアジピン酸のジ
オールの併用ジオール系に、ジイソシアネートとしてジ
フェニルメタンジイソシアネートを組合せたウレタンプ
レポリマーを合成する。
【0009】この2種類のポリエステルジオールの混合
は、プロピレングリコールとアジピン酸の数平均分子量
が2000のポリエステルジオールのみの場合、MEK
とIPA中でのプレポリマー及び鎖長反応において所定
の粘度範囲(3000〜5000cps)を得ることが
困難で、低粘度品(200〜500cps)となる。
【0010】併用ジオールの採用によって、目標の粘度
範囲のウレタンポリマーが得られることとなる。
【0011】特にトルエンを除いた反応溶媒で粘度を上
げるのは困難であり、ポリオールの併用によりこの目的
が達せられる。
【0012】ジイソシアネートとしてジフェニルメタン
ジイソシアネートの他にイソホロンジイソシアネート、
ヘキサメチレンジイソシアネート、テトラメチレンキシ
レン、ジイソシアネートが用いることが出来るが、価格
的な面で安価なジフェニルメタンジイソシアネートが最
適である。ウレタンプレポリマーの鎖長反応に2官能の
イソホロンジアミンと1官能のジブチルアミンを用いて
ウレタン化するのみでは、得られた樹脂皮膜中の残留溶
剤量と樹脂の活剤希釈率80%以上を確保することが困
難である。
【0013】アミン成分の内、フェニル核を含有するア
ミンの導入による立体障害効果とアミノエチルエタノー
ルアミンに代理される−OH基と、アミノ基を両有する
アミンの併用よりウレタンポリマーの側鎖への反応によ
る高分子化によって前述の残留溶剤含有量の低減と溶剤
希釈率80%以上を確保する。
【0014】この時、3級アミンとしてフェニル核を含
有する3級アミン、例えばフェニルジアルキルアミンの
導入のみでは、粘度上昇は困難であり、また、アミノエ
チルエタノールアミンのみを使用する時は、残留溶剤量
が多くなるという欠点をもち、両方の成分の共存が望ま
しい。
【0015】
【作用】フェニルジアルキルアミンの量は、増す程残留
溶剤量の低下に役立つが、原料の高価格よりその使用量
に上限を設ける。また、アミノエチルエタノールアミン
の量は、増加すると粘度が上昇するが、一定の範囲をこ
えると、未反応アミンにより副反応の低分子生成で粘度
は低下する。
【0016】
【実施例】以下、実施例により本発明を説明する。例中
、部とは重量部を、%とは重量%をそれぞれ表わす。
【0017】実施例1 4つ口フラスコにジオール成分として3−メチル−1,
5ペンタジオールとアジピン酸数平均分子量2000の
ポリエステルジオール150部、プロピレングリコール
とアジピン酸のポリエステルジオール(数平均分子量2
000)、70部を仕込み、フラスコの温度を10℃以
下として、フェニルジイソプロパノールアミン、15部
とMEK91部を仕込んだ後、ジフェニルメタンジイソ
シアネート(MDI)59部を加える。
【0018】フラスコの温度を40℃に保ち、MDIフ
レークを先づ溶融させ、充分混合してから反応温度80
℃にてプレポリマーを合成する。4時間撹拌後、残存イ
ソシアネート(NCO)の測定を行い、95%以上であ
ることを確認した後、鎖長反応を行う。
【0019】反応系を40℃に冷却し、滴下ロートにイ
ソホロンジアミン18部、ジブチルアミン0.9部、ア
ミノエチルエタノールアミン0.1部とMEK345部
を30分間で滴下する。
【0020】滴下終了後1時間してからIPA205部
加えて更に2時間撹拌を行い目的のウレタン樹脂を合成
する。固形分=30%粘度=3050cpsやや淡黄色
の透明な溶液状の外観を持つウレタン樹脂を得る。
【0021】実施例2 実施例1と同様の操作で、4つ口フラスコにジオール成
分として3−メチル−1,5ペンタジオールとアジピン
酸の数平均分子量2000のポリエステルジオール75
部と同様の組成の数平均分子量3000のポリエステル
ジオール75部、プロピレングリコールとアジピン酸の
ポリエステルジオール数平均分子量2000のものクロ
シアを仕込み、フェニルジイソエタノールアミン2.0
部とMEK90.5部を仕込んだ後、MDI59部を加
える。
【0022】実施例1と同様手頃で、プレポリマーを合
成後、鎖長反応を行う。滴下ロートに、イソホロンジア
ミン20部、ジブチルアミン1部、アミノエチルエタノ
ールアミン0.1部とMEK345部を30分間で滴下
する。滴下終了後1時間してIPA210部加えて更に
2時間撹拌を行い所定の粘度のウレタン樹脂を得る。 固形分=  30.1% 粘度=4500cps
【0023】比較例1 アジピン酸のポリエステルジオールを220部をフラス
コに仕込みMEK92.5部を添加後、MDIフレーク
59部を加える。実施例1と同様の操作で、プレポリマ
ーを合成する。鎖長反応はイソホロンジアミン18部と
ジブチルアミン0.9部をMEK345部と共に30分
間にて滴下する。滴下終了後1時間してからIPA20
5部加えて更に2時間撹拌を行い、ウレタン樹脂を合成
する。 固形分=30% 粘度=150cps
【0024】比較例2 比較例1と同様の方法でプレポリマーを合成する。鎖長
反応はイソホロンジアミン18部とジブチルアミン0.
9部、アミノエチルエタノールアミン0.1部とMEK
345部と共に30分間にて滴下する。滴下終了後1時
間してからIPA205部、加えて更に2時間撹拌を行
いウレタン樹脂を合成する。 固形分=30% 粘度=650cps
【0025】試作ウレタン樹脂ベースのインキ性能評価
【0026】
【0027】上記混合物をデッドデビル分散機にて30
分間混合分散する。インキ仕上り粘度    ザーンカ
ップB(商品名  離合社製)にて、20秒にした。 希釈率:      MEK/IPA=1/1にて希釈
する。 エチレンイミンのアルコール溶剤を塗付した後、エクス
トルーションラミ加工でポリエチレンフィルムとキャス
トポリプロピレンフィルム(CPP)の張り合せたのち
、残留溶剤量(mg/m2 )をガスクロマトグラフィ
ー法にて測定し、ザーンカップBA(商品名  離合社
製)にて11秒に調整するときの溶剤(MEK/IPA
=1/1)の希釈率を求めた。その評価結果を表1に示
す。
【0028】
【表1】
【0029】
【発明の効果】本発明により得られた、ウレタン樹脂組
成物は、表1に示されるように、残留溶剤量が少なく、
また希釈率も大きく、安価なインキを提供することがで
きる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】    プロピレングリコールとアジピン
    酸の数平均分子量が2000のポリエステルジオールと
    、数平均分子量2000〜3000の3−メチル−1,
    5ペンタジオールとアジピン酸のジオールを混合したジ
    オール成分に、ジイソシアネート成分としてジフェニル
    メタンジイソシアネートを組合せたウレタンプレポリマ
    ーに於て、3級アミンのフェニルジアルキルアミンを導
    入し、更に鎖長延長剤にイソホロンジアミン、末端停止
    剤にジブチルアミンを用い高分子量化製造する際にアミ
    ノエチルエタノールアミンを併用して得られるウレタン
    樹脂組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009515013A (ja) * 2005-11-02 2009-04-09 サン・ケミカル・コーポレーション 不織布基体のためのフレキソ印刷およびグラビア印刷用インキ
JP2011504521A (ja) * 2007-10-31 2011-02-10 サン・ケミカル・コーポレーション 不織布基体のためのフレキソ印刷およびグラビア印刷インキ

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JP2009515013A (ja) * 2005-11-02 2009-04-09 サン・ケミカル・コーポレーション 不織布基体のためのフレキソ印刷およびグラビア印刷用インキ
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