JPH0422452B2 - - Google Patents

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JPH0422452B2
JPH0422452B2 JP8535885A JP8535885A JPH0422452B2 JP H0422452 B2 JPH0422452 B2 JP H0422452B2 JP 8535885 A JP8535885 A JP 8535885A JP 8535885 A JP8535885 A JP 8535885A JP H0422452 B2 JPH0422452 B2 JP H0422452B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
commercial power
excitation signal
waveform
period
Prior art date
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Expired
Application number
JP8535885A
Other languages
English (en)
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JPS61245024A (ja
Inventor
Hiroshi Okaniwa
Shinichi Akano
Fumio Nagasaka
Hiroshi Watanabe
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Azbil Corp
Original Assignee
Azbil Corp
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Publication date
Application filed by Azbil Corp filed Critical Azbil Corp
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Publication of JPS61245024A publication Critical patent/JPS61245024A/ja
Publication of JPH0422452B2 publication Critical patent/JPH0422452B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば各種化学プロセスにおいて、
パイプを通じて供給される水、その他導電性を有
する各種流体の流量を測定する場合に用いられる
電磁流量計に関する。
〔従来の技術〕
一般にこの種の電磁流量計は、励磁コイルに一
定周期の交番電流からなる励磁信号を供給する手
段と、発生される磁界に対し直交しかつ測定対象
の流れを挟んで配置された検出電極間に得られる
電位差を検出する変換器と、その出力を励磁信号
に同期したタイミングでサンプリングする手段
と、サンプリング値から最終的な出力を演算する
手段とから構成されるが、周囲を取りまく商用電
源の作用によるノイズを除去するためには当該商
用電源に同期させて励磁を行ないサンプリングす
ることが有効であることから、従来励磁周波数は
商用電源周波数が50Hzの場合で最大25Hzとされて
いた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、電磁流量計に対する外的ノイズの大き
いものとして、さらに両検出電極間に現われる電
気化学的分極作用による電位の時間的変化に起因
するノイズがある。このノイズは、通常0〜2V、
0.1Hz程度の電圧および周波数成分を有し、一般
の流体では変換器の初段入力部に交流増幅器を設
置することにより除去できる程度であるが、イオ
ン化傾向の高い特殊流体等においては、このノイ
ズが時として0〜10Hz程度の幅で変化することが
あり、特に励磁周波数が近い場合には上述した方
法では十分にカツトできず、それが出力にふらつ
きとなつて現われるという問題があつた。第4図
はその一例を示したもので、図中イがイオン化傾
向の高い特殊流体であるが、図中ロで示した普通
流体に比較して出力が大きく変動していることが
わかる。
〔問題点を解決するための手段〕
このような問題点を解決するために、本発明
は、商用電源周波数以上の周波数を有しかつ商用
電源波形と当該商用電源波形の1周期ごとに同期
する、つまり当該1周期ごとに同一の波形を繰り
返す波形の、商用電源波形m(mは3以上の整数)
周期のうちn(nはm>2nを満たす1以上の整
数)周期間のみを反転させてなる励磁信号で励磁
を行ない、上記反転させた周期と反転させない周
期間の励磁信号に対して同一のタイミング、つま
り当該周期間の開始から同一時間経過後のタイミ
ングでサンプリングを行ない、そのサンプリング
値から上記両周期間における出力の差を求めるよ
うにしたものである。
〔作用〕
商用電源波形と特定の関係をもたせることによ
り商用電源ノイズを除去した出力が得られるため
高速励磁が可能となり、その結果電気化学的分極
作用に起因するノイズの影響も抑えることができ
る。
〔実施例〕
第1図は本発明の一実施例を示すブロツク図で
ある。同図において1は測定対象の流体が流れる
管、2A,2Bは管1の内面に流れを挟んで対向
するように配置された検出電極、3は励磁コイル
であり、励磁コイル3に一定周期の交番電流から
なる励磁信号を与えることにより、両検出電極2
A,2Bにeで示すような信号起電力eが得られ
る。なお、eNは電気化学的分極作用に起因するノ
イズを等価的に示したものである。すなわち、励
磁スイツチング回路4は、第2図に示すように4
個のスイツチSW1〜SW4を備え、制御回路5
からの制御信号CNT1,CNT2によりこれらを
開閉することによつて定電流源6から励磁コイル
3に供給される電流を反転制御する。一方、両検
出電極に得られた起電力は、変換器7内において
増幅された後、その差電圧がサンプリング回路8
に送られる。サンプリング回路8は、上記制御回
路5からの制御信号に基いて所定のタイミングで
変換器出力をサンプリングし、デイジタルデータ
に変換して制御回路5に送る。ここで、制御回路
5は周知マイクロプロセツサ等のプロセツサユニ
ツトを備えたマイクロコンピユータによつて構成
され、水晶発振器等からなる第1の基準クロツク
発生回路9が出力する高周波のクロツク信号と、
第2の基準クロツク発生回路10が出力する商用
電源周波数のクロツク信号とから制御信号CNT
1,CNT2を作成して励磁スイツチング回路4
に送出するとともに、当該制御信号に対し特定の
タイミングでサンプリング回路8にサンプリング
信号を送出する一方、サンプリング回路8から送
られるサンプリングデータに所定の演算を施し、
最終的な出力データを求める。
上記構成において、第3図に示すような励磁を
行なう。すなわち第3図は商用電源波形(同図
a)に対する休止期間を有する正・負の矩形波か
らなる励磁信号波形(同図b)の関係を示したも
のであるが、同図から明らかなように、励磁信号
は商用電源周波数と同じ周波数をもち、したがつ
て商用電源波形と、当該商用電源波形の1周期ご
とに同期する、つまり当該1周期ごとに同一波形
を繰り返す波形のうち、商用電源波形のm=4周
期内のn=1周期間のみを極性反転させてなる波
形を有している。
これに対し、上記反転させた周期と反転させな
い周期間の励磁信号に対して、当該周期間の開始
からt1、t3t5、t7のタイミングおよび励磁信号の
極性が反対となるt2、t4、t6、t8のタイミングで
サンプリングを行なつた場合、各サンプリング電
位をs1〜s8、それらに含まれる商用電源ノイズを
er1〜er8として、まず反転させた第1周期内の出
力e1と反転させない第2周期内の出力e2とは次式
で求められる。
e1=(s1+er1)−(s2+er2) e2=(s3+er3)−(s4+er4) ここで、励磁信号は商用電源波形に対して基本
的に1周期ごとに同期をとつているから、t1
t3、t2=t4とした場合、er1〜er4には次の関係が成
立する。
er1=er3、er2=er4 したがつて、第1周期内の出力に対する2周期
内の出力の差eOUT2を求めると、 eOUT2=(e2+e1) =(s3+s4)=(s2−s1)+er3−er4−er1+er2 =(s3−s4)+(s2−s1) となる。
次に第1周期内の出力に対する第3周期内の出
力差eOUT3は、t1=t5、t2=t6、つまりer1=er5、er2
=er6として、 eOUT3=s3−e1 =(s5−s6)+(s2−s1)+er5−er6−er1+er2 =(s5−s6)+(s2−s1) となる。
同様に、第1周期内の出力に対する第4周期内
の出力差eOUT4は、t1=t7、t2=t8、つまり、er1
er7、er2=er8として、 eOUT4=e4−e1 =(s7−s8)+(s2−s1)+er7−er8−er1+er2 =(s7−s8)+(s2−s1) となり、eOUT2、eOUT3、eOUT4の3出力はいずれも
商用電源ノイズer1〜er8を含まない流量出力が得
られる。
なお、上述した実施例では第1ないし第4周期
間の各出力e1〜e4を個別に計算したが、 eOUT=e2+e3+e4−3e1 として一括して計算することにより、制御回路5
のプロセツサユニツトで実行すべきプログラムを
簡略にすることができる。
上述した実施例では、商用電源波形のm=4周
期のうちn=1周期期間のみを他に対して反転さ
せた波形の励磁信号を用いたが、m>2nの関係
が保たれる限り、mとnの組合せは任意である。
また、上述した実施例では商用電源波形と同じ
周波数をもつ励磁信号を用いたが、商用電源波形
の1サイクル内に励磁サイクルはいくつあつても
よい。
さらに、tk=tk+2(第3図の例ではkは1〜4)、
つまり、商用電源波形の各周期間で同一のタイミ
ングでサンプリングを行なうという条件さえ満た
せば、商用電源波形の1周期内で非対称な(例え
ば第3図においてT1≠T2またはW1≠W2)波形
を有する励磁信号を用いてもよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、商用電
源周波数以上の周波数を有しかつ商用電源波形と
当該商用電源周波数の1周期ごとに同期する波形
の、商用電源波形m周期のうちn(m>2n)周期
間のみを反転させてなる休止期間を有する正・負
の矩形波の励磁信号で励磁を行ない、反転周期と
非反対周期間の励磁信号に対して同一のタイミン
グでサンプリングを行ない、両周期間の出力の差
を演算するようしたことにより、電気化学的分極
作用に起因するノイズおよび商用電源ノイズのい
ずれにも影響されない流量出力を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すブロツク図、
第2図はその一部詳細回路図、第3図は励磁信号
波形とサンプリングのタイミングを説明するため
の波形図、第4図は電気化学的分極作用によるノ
イズの影響を説明するための出力波形図である。 1……管、2A,2B……検出電極、3……励
磁コイル、4……励磁スイツチング回路、5……
制御回路、6……定電流源、7……変換器、8…
…サンプリング回路、9,10……基準クロツク
発生回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 励磁コイルに一定周期の交番電流からなる励
    磁信号を供給する励磁信号発生手段と、上記励磁
    コイルによつて発生される磁界に直交しかつ流れ
    を挟んで対向して配置された検出電極間に得られ
    る電位差を検出する変換器と、この変換器の出力
    を上記励磁信号に同期した所定のタイミングでサ
    ンプリングするサンプリング手段と、得られたサ
    ンプリング値を演算処理する信号処理手段とを備
    えた電磁流量計において、励磁信号発生手段は、
    商用電源周波数以上の周波数を有しかつその商用
    電源波形と当該商用電源波形の1周期ごとに同期
    する波形の、商用電源波形m周期(mは3以上の
    整数)のうちn周期(nはm>2nを満たす1以
    上の整数)間のみを反転させてなる波形を有する
    休止期間をもつ正・負の矩形波の励磁信号を発生
    し、サンプリング手段は、上記反転させた周期と
    反転させない周期間の励磁信号に対して同一のタ
    イミングでサンプリングを行ない、信号処理手段
    は、各サンプリング値から上記反転させた周期と
    反転させない周期とにおける出力の差を求めるこ
    とを特徴とする電磁流量計。
JP8535885A 1985-04-23 1985-04-23 電磁流量計 Granted JPS61245024A (ja)

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JP8535885A JPS61245024A (ja) 1985-04-23 1985-04-23 電磁流量計

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JP8535885A JPS61245024A (ja) 1985-04-23 1985-04-23 電磁流量計

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JPS61245024A JPS61245024A (ja) 1986-10-31
JPH0422452B2 true JPH0422452B2 (ja) 1992-04-17

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JP8535885A Granted JPS61245024A (ja) 1985-04-23 1985-04-23 電磁流量計

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JPS63270027A (ja) * 1987-04-28 1988-11-08 Koorin Denshi Kk R波検出装置

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JPS61245024A (ja) 1986-10-31

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