JPH04224332A - 液体式制振装置 - Google Patents

液体式制振装置

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JPH04224332A
JPH04224332A JP41362490A JP41362490A JPH04224332A JP H04224332 A JPH04224332 A JP H04224332A JP 41362490 A JP41362490 A JP 41362490A JP 41362490 A JP41362490 A JP 41362490A JP H04224332 A JPH04224332 A JP H04224332A
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Japan
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liquid
tank
parts
shape
vibration damping
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JP41362490A
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Koji Kagawa
香川 洸二
Kazumasa Fujita
一誠 藤田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
  • Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、船舶における上部構造
の水平振動の制振に用いて好適な液体式制振装置に関す
る。
【0002】また、本発明は、陸上の高層建築物にも適
用できる。
【0003】
【従来の技術】従来より、船舶の上部構造等の大型構造
物の制振には大型の制振装置が必要であり、容易に大型
化されるものとして、U字型液柱管方式の液体式制振装
置が開発されている。
【0004】図4に示すように、船舶の上部構造物に適
用された従来のU字型液柱管方式のものでは、船体上部
構造物1の頂部にU字型断面形状をもつ液体式制振装置
2が搭載され、管内の液体3の液量の調整および空気室
4a,4bの圧力調整によって所要振動数にチューニン
グされるようになっている。
【0005】そして、上部構造物1が矢印A方向に振動
して破線で示すように変形したときは、制振装置2の中
の液体3は矢印B,C,Dのように振動して、C方向の
動きが上部構造物1の矢印A方向の振動を止める作用を
行なう。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ような従来の液体式制振装置では、制振作用として働く
のは、上部構造物1の矢印A方向の振動を止める液体3
の矢印C方向の動きのみであり、液体3の矢印Bおよび
D方向の動きには制振作用はなく、むしろ上部構造物1
が破線で示されるように頂部で曲げ回転変形を生ずると
きには、矢印BおよびD方向の液体の動きは振動を助長
するモーメントとして作用する。したがって、細長い塔
状の高層構造物のように、その振動変形に曲げ回転変形
を伴う場合には、従来のU字型液柱管方式の制振装置で
は十分な制振効果が得られないという問題点がある。
【0007】特に、床幅が狭い細長構造物に用いられる
制振装置は背高のU字型となり、その効果は一層低下す
る。
【0008】本発明は、このような問題点の解決をはか
ろうとするもので、従来はU字型に形成されていた液柱
管を、液体タンク内に逆U字型(門型)に形成して、曲
げ回転変形を伴う高層構造物等の振動に対しても効率よ
く制振できるようにした、液体式制振装置を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明の液体式制振装置は、一対の竪形タンク部と
、これらの竪形タンク部の上部を連通する水平連通管と
で形成された逆U字形タンクにおいて、上記一対の竪形
タンク部の下部にそれぞれ連通された折り返しタンク部
をそなえ、上記逆U字形タンクに液体が満たされて、同
液体の上記折り返しタンク部における自由液面が上記水
平連通管よりも下方に形成されたことを特徴としている
【0010】
【作用】上述の本発明の液体式制振装置では、液柱管が
逆U字型(門型)に形成されるため、左右の竪型タンク
部内における液体の動きは、制振対象物に対して水平連
通管部分の液体が行なう制振と同方向の制振を行なうよ
うな、制振モーメントとして働くようになる。
【0011】
【実施例】以下、図面により本発明の実施例について説
明すると、図1は第1実施例としての液体式制振装置を
示す縦断面図、図2は第2実施例としての液体式制振装
置を示す縦断面図、図3は第3実施例としての液体式制
振装置を示す縦断面図である。
【0012】図1に示すように、本発明の第1実施例で
は、制振対象としての構造物1に逆U字型(門型)に液
柱管を形成する液体タンク5が搭載されている。この液
体タンク5は、左右両側に位置する一対の竪形タンク部
5b,5b’と、これらの竪形タンク部5b,5b’の
上部を連通する水平連通管5aと、竪形タンク部5b,
5b’の下部の内側にそれぞれ連通された折り返しタン
ク部10,10’とで構成されている。
【0013】そしてタンク5に満たされた液体3の自由
液面11,11’の上部においてタンク内壁6と中央壁
7とによって形成される空気室8a,8bをそなえてい
る。なお、液体3の自由液面11,11’は水平連通管
5aよりも十分下方に形成される。
【0014】上述の構成のもとで構造物1が矢印A方向
に振動したとき、門型液柱管を形成する液体タンク5の
内部に満たされた液体3の動きは、矢印B,C,D方向
に振動し、水平連通管5aの矢印C方向の液体の動きが
、構造物1の矢印A方向の振動を制振するように作用す
るほか、竪形タンク部5b,5b’の矢印BおよびD方
向の液体の動きは、図1で時計方向まわりのモーメント
として作用して、構造物1の矢印A方向の振動を制振す
る。なお、自由液面11直下の液体の動きは矢印Bおよ
びD方向と逆方向であるため竪形タンク部5b,5b’
内の液体のモーメントの作用を滅殺する方向に働くが、
自由液面11の位置を水平連通管5aより十分低くして
この部分の液量を少なくしており、また折り返しタンク
部10,10’から竪形タンク5b,5b’に連通する
部分の水平距離も短いので、滅殺作用は最小に抑制する
ことができる。
【0015】なお、液体の振動数のチューニングは従来
型と同様に、液体3の液量と空気室8a,8bの圧力と
を調整して行なう。
【0016】このようにして、本実施例では、従来のU
字型の場合に比較して大きな制振作用が得られるととも
に、水平連通管5aの部分の液体3もU字型の場合に比
べて高く位置するため、制振作用がさらに向上する。し
たがって制振装置を設置する階の床幅が狭くて、曲げ回
転変形が生じ易い細長構造に対しても優れた制振作用を
発揮できる効果がある。
【0017】また、本実施例では、折り返しタンク部1
0,10’や空気室8a,8bを外側でなく内側に設け
ることにより、液体タンク5の占有スペースを全て有効
に利用できるようになり、装置全体をコンパクト化しう
る効果も得られる。
【0018】次に、本発明の第2実施例について説明す
ると、図2に示すように、本実施例も第1実施例と同様
に、制振対象としての構造物1に搭載された液体タンク
5は、左右両側に位置する一対の竪形タンク部5b,5
b’と、これらの竪形タンク部5b,5b’の上部を連
通する水平連通管5aと、竪形タンク部5b,5b’の
下部の内側にそれぞれ連通された折り返しタンク部10
,10’とで構成されている。
【0019】そして、特に本実施例では、タンク5内の
中央壁7は、内壁6の天井部まで至らずに液体3の自由
液面11,11’を分離するとともに、中央壁7と内壁
6とで密閉された空気室8は自由液面11,11’を連
通している。 これにより、振動数のチューニングは空気室8の圧力と
は無関係に液量(液柱管の長さl)のみによって決まる
。なお、上述の本発明の第2実施例でも、第1実施例と
同様の作用効果が得られるが、設定される液体3の振動
数から特に振動数が低い構造物の制振に用いると好適で
ある。
【0020】さらに、本発明の第3実施例も、図3に示
すように、上述の第1,2実施例と同様に、制振対象と
しての構造物1に搭載された液体タンク5は、左右両側
に位置する一対の竪形タンク部5b,5b’と、これら
の竪形タンク部5b,5b’の上部を連通する水平連通
管5aと、竪形タンク部5b,5b’の下部の内側にそ
れぞれ連通された折り返しタンク部10,10’とで構
成されている。
【0021】そして、特に本実施例の液体タンク5では
、第2実施例の中央壁7の位置に補助タンク13が設け
られ、同補助タンク13の下部には、折り返しタンク部
10,10’にそれぞれ連通する小径孔15a,15b
が設けられるとともに、同補助タンク13内部の自由液
面12の上部に空気層9を残している。また、空気室8
の中間部には、オリフィス14が設けられている。上述
の構成のもとで図示しない給排気装置によって空気室8
の空気圧力を増減すると、補助タンク13の下部に設け
た小径孔15a,15bを液体が出入して、門型液柱管
の折り返し部10,10’の自由液面11,11’が上
下し、門型液柱管の振動に関係する液量を加減して、振
動数のチューニングを行なうことができる。
【0022】門型液柱管の自由液面11,11’の上部
を連通した空気室8にはオリフィス14が設けられてい
るので、門型液柱管を形成する液体3の振動に応じてオ
リフィス14を通過する空気量に絞りが与えられ、これ
により所要の減衰を得ることができるようになっている
【0023】なお、この第3実施例でも他の作用効果は
第1,2実施例と同様であり、第2実施例と同様に、振
動数の低い構造物の制振に用いて好適である。
【0024】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の液体式制
振装置によれば、液柱管が逆U字型(門型)に形成され
て、両側の竪型タンク部の下部に連通する折り返しタン
ク部が設けられるとともに、これらの折り返しタンク部
における自由液面が上記一対の竪型タンク部の上部を連
通する水平連通管よりも下方に形成されるので、次のよ
うな効果が得られる。(1) 竪形タンク部の液体の動
きも、制振対象としての構造物の振動による曲げ変形を
滅殺する曲げモーメントを生じて制振に寄与し、制振作
用が増大する。(2) 水平連通管の部分の液体が、折
り返しタンク部の自由液面よりも高い位置にあるため、
制振作用が向上する。(3) 回転変形が生じ易い細長
構造体の制振に対しても有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例としての液体式制振装置を
示す縦断面図である。
【図2】本発明の第2実施例としての液体式制振装置を
示す縦断面図である。
【図3】本発明の第3実施例としての液体式制振装置を
示す縦断面図である。
【図4】従来の液体式制振装置を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1  (上部)構造物 2  U字型液体制振装置(従来) 3  液体 4a,4b  空気室 5  液体タンク 5a  水平連通管 5b,5b  竪形タンク部 6  内壁 7  中央壁 8,8a,8b  空気室 9  空気層 10,10’  折り返しタンク部 11,11’,12  自由液面 13  補助タンク 14  オリフィス 15a,15b  小径孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  一対の竪形タンク部と、これらの竪形
    タンク部の上部を連通する水平連通管とで形成された逆
    U字形タンクにおいて、上記一対の竪形タンク部の下部
    にそれぞれ連通された折り返しタンク部をそなえ、上記
    逆U字形タンクに液体が満たされて、同液体の上記折り
    返しタンク部における自由液面が上記水平連通管よりも
    下方に形成されたことを特徴とする、液体式制振装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5249591A (en) * 1975-10-17 1977-04-20 Kawasaki Heavy Ind Ltd Construction for preventing vibration of ship body of liquid carrier s hips

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5249591A (en) * 1975-10-17 1977-04-20 Kawasaki Heavy Ind Ltd Construction for preventing vibration of ship body of liquid carrier s hips

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