JPH04224286A - 成形ダイアフラムを備えたダイアフラムポンプ - Google Patents

成形ダイアフラムを備えたダイアフラムポンプ

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JPH04224286A
JPH04224286A JP3046551A JP4655191A JPH04224286A JP H04224286 A JPH04224286 A JP H04224286A JP 3046551 A JP3046551 A JP 3046551A JP 4655191 A JP4655191 A JP 4655191A JP H04224286 A JPH04224286 A JP H04224286A
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diaphragm
shaped
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pump
area
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Erich Becker
ベッカー エーリッヒ
Heinz Riedlinger
ハインツ リートリンガー
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KNF Neuberger GmbH
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B43/00Machines, pumps, or pumping installations having flexible working members
    • F04B43/0009Special features
    • F04B43/0054Special features particularities of the flexible members

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Reciprocating Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、成形ダイアフラムを備
えたダイアフラムポンプであって、前記成形ダイアフラ
ムがその中心範囲で行程方向に肉厚にされていて、該中
心範囲を同心的に取り囲むようにほぼ円環状の周縁範囲
を有しており、さらに前記成形ダイアフラムが、前記周
縁範囲に設けられた締付け縁部でポンプケーシングに締
め付けられていて、前記中心範囲に作用する連接棒また
はこれに類した調節手段によって上死点位置と下死点位
置とに変位可能であって、ダイアフラム上面に隣接した
ポンプ室壁と、前記ダイアフラム上面とが、その対応す
る中心範囲でジオメトリ的に互いに適合させられている
形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】このような形式のダイアフラムポンプ、
つまり成形ダイアフラムがその中心範囲で肉厚にされて
いて、この中心範囲を取り囲むように肉厚な弾性的のダ
イアフラム周縁範囲を有しており、さらに前記成形ダイ
アフラムがその外縁部でポンプケーシングに締め付けら
れていて、たとえば一方で偏心的に支承されていて他方
でダイアフラムの中心範囲に作用している連接棒によっ
てダイアフラム上死点位置とダイアフラム下死点位置と
に運動させられるようなダイアフラムポンプは公知であ
る。このようなダイアフラムポンプでは、成形ダイアフ
ラムに面したポンプ室の壁がその中心範囲でほぼ球面状
に構成されており、ダイアフラムがその所属の中心範囲
で上面に関してジオメトリ的に前記球面状のポンプ室範
囲に合わせて形成されているので、ダイアフラムの上面
は上死点位置において少なくともその中心範囲では、前
記ポンプ室の壁に少なくともほぼ完全に密着する。これ
により、このようなポンプの各作業行程において生じる
デッドスペースを比較的小さくすることができる。した
がって、このようなポンプは真空ポンプとしても使用さ
れる訳である。
【0003】しかしながら、このような形式のダイアフ
ラムポンプはまだ大きな欠点を有している。すなわち、
このようなダイアフラムポンプでは、極めて高い真空を
形成することができない。その理由は、吐出行程で一番
最後にポンプ室壁に接近する前記成形ダイアフラムの薄
い弾性的な周縁範囲が比較的容易にクランクケーシング
の方向にシフトしてしまうからである。これにより、吐
出行程時にダイアフラムポンプの不都合なスペースが比
較的大きくなってしまう。一般に、このような形式の公
知のダイアフラムポンプでは75トルのオーダの真空し
か実現され得ない。
【0004】このような事情を改善するために提供され
た、冒頭で述べた形式の既に公知のダイアフラムポンプ
(ドイツ連邦共和国特許出願公告第2211096号明
細書参照)では、ダイアフラムに面したポンプ室の壁(
ポンプ室壁)の当該範囲、つまりダイアフラムが上死点
で一番最後にポンプ室に近づく範囲に、前記ポンプ室壁
が、ポンプ室に少しだけ突入した湾曲部を有している。 これによって、ダイアフラムの曲げに基づいて生ぜしめ
られる付加的なデッドスペースが充分に取り除かれて、
実際の運転におけるダイアフラムの運転位置でも、ポン
プ室壁に対する成形ダイアフラムの良好な密着が生じる
【0005】成形ダイアフラムを備えたこのようなダイ
アフラムポンプは実際に種々の点で有利であることが判
かっている。しかし、このようなダイアフラムポンプの
欠点は、成形ダイアフラムが特にその中心範囲にまだ比
較的大きな材料集結を有しており、各作業行程時にかな
り大きな屈曲運動が実施されなければならず、このよう
な屈曲運動が成形ダイアフラムの加熱と、特に成形ダイ
アフラムの早期摩擦とを生ぜしめてしまうことである。 さらに、このような形式の成形ダイアフラムでは作業行
程の間に比較的大きな変形が生じてしまい、このことは
実際の最大吸込容積を損なってしまう。別の欠点は、た
とえばダイアフラムに面したポンプ室壁がポンプ室に少
しだけ突入した湾曲部を有しているような場合に、この
ようなポンプ室壁の製作に大きな費用がかかることであ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
課題は冒頭で述べた形式のダイアフラムポンプを改良し
て、公知のダイアフラムポンプの欠点を回避しながら成
形ダイアフラムにおける屈曲運動をできるだけ小さくし
かつ、成形ダイアフラムに隣接したポンプ室壁にかかる
製造費をできるだけ小さくすることができて、しかも吸
込行程容積を比較的大きくすることができるようなダイ
アフラムポンプを提供することである。また特に、ダイ
アフラムポンプの比較的敏感な摩耗部分である成形ダイ
アフラムの寿命もできるだけ大きいことが望ましい。こ
の場合に、ダイアフラムポンプの使用範囲は真空ポンプ
に規定されていないことが望ましい。すなわち、ダイア
フラムポンプは場合によっては相応に適合させられて、
たとえばガスや液体において相応に高い圧力を形成する
ためにも使用され得ることが望ましい。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の構成では、成形ダイアフラムの中心範囲の外
縁部で、ほぼ環状の旋回区域が前記中心範囲から周縁範
囲への移行部を形成しており、ダイアフラム下面におい
て少なくとも前記中心範囲または前記周縁範囲で、前記
ダイアフラム下面に沿って配置されたリブまたはこれに
類した安定化突起が設けられているようにした。
【0008】
【発明の効果】本発明によれば成形ダイアフラムのこの
ような構成により、ダイアフラムポンプはその他の点で
は同じ事情で従来よりも僅かなダイアフラム肉厚さで充
分となる。このことは、屈曲運動の減少と成形ダイアフ
ラムの一層長い寿命とを生ぜしめる。さらに、これによ
ってダイアフラムポンプのための所要駆動出力とダイア
フラムポンプの重量も減じられる。このような減じられ
た重量はアンバランスの減少もしくはこのようなアンバ
ランスのための質量補償の簡単化を生ぜしめる。これに
よってダイアフラムポンプの振動を小さくすることがで
き、たとえば振動距離は0.2mmよりも小さいか、ま
たは0.2mmに等しくなる。
【0009】本発明によるダイアフラムポンプの有利な
改良形は、成形ダイアフラムの下面に配置されたリブま
たはこれに類した安定化突起が成形ダイアフラムの中心
範囲の下側にも、周縁範囲の下側にも設けられているこ
とにある。これによって成形ダイアフラムは行程を実施
される直径全体にわたって充分に、比較的僅かな一貫し
て延びる肉厚さと比較的僅かな重量とで構成され得る。 このことは、既に述べた利点をさらに促進する。
【0010】負圧運転におけるダイアフラムポンプの運
転と正圧運転におけるダイアフラムポンプの運転とに関
しては、成形ダイアフラムの中心範囲の下側に配置され
たリブまたはこれに類したものが、成形ダイアフラムの
圧縮行程における前記中心範囲のための抗圧ステーとし
ても、成形ダイアフラムの吸込行程における抗張エレメ
ントとしても構成されていて、相応に寸法設定されてい
ると有利である。このようなリブを設けることによって
、成形ダイアフラムの中心範囲が一層振動安定的となり
、特に負圧・正圧両運転時において、もしくは択一的に
負圧運転時か、または正圧運転時においてノイズが減少
する。中心範囲の下面に配置されたリブだけでなく、成
形ダイアフラムに配置された別のリブまたはこれに類し
たものが、特に圧縮行程に合わせて相応に頑丈に寸法設
定されていても同じことが云える。
【0011】本発明の別の有利な構成では、成形ダイア
フラムの下面に、連接棒またはこれに類するものと結合
されて、成形ダイアフラムの形状安定的な下側の支持装
置が設けられており、この支持装置が成形ダイアフラム
の吐出行程時に連接棒の方向での前記成形ダイアフラム
の曲げを少なくとも充分に阻止するようになっており、
この場合、前記リブと前記支持装置とが互いに調和され
ている。このような手段は、特にこのような支持装置な
しでは望ましくない成形ダイアフラム変形をもたらして
しまうような平均的な圧力がダイアフラムにかかる場合
でも、圧縮運転におけるダイアフラムポンプの有利な使
用を生ぜしめる。他面、成形ダイアフラムは、別の負荷
事例に対してこのような支持装置なしでも作動し得るよ
うに構成されていてもよい。この場合にダイアフラムポ
ンプを「ブロック構造」で充分に製作することができる
。このことは、準備されるべき予備部分の数を小さくす
ることができることを意味する。
【0012】本発明の付加的な改良形は請求項2以下に
記載されている。請求項2に記載の構成は比較的僅かな
肉厚の成形ダイアフラムを生ぜしめる。このような成形
ダイアフラムでは僅かな屈曲運動しか生じず、しかもで
きるだけ高い行程容積と高い真空との達成に関連した欠
点を実際に甘受しなくて済む。請求項12に記載した構
成は特に中心範囲における隣接したポンプ室壁に対する
成形ダイアフラムの上面の良好な適合を生ぜしめ、これ
によって、できるだけ高い真空と大きな最大行程容積と
が得られる。請求項5に記載の構成により、比較的大き
な屈曲運動が行なわれる成形ダイアフラムの範囲が空間
的に小さくされ、ポンプ室の簡単な構成が生ぜしめられ
る。請求項6に記載した構成により、成形ダイアフラム
の中心範囲の変形を付加的に最小限にすることができ、
このことは最大行程容積にも寄与する。請求項7に記載
した中心範囲で突出するリブの配置形式は、特に環状の
旋回区域と共に、特に中心範囲における成形ダイアフラ
ムの比較的均一な構成を生ぜしめ、このことは、特に均
一な作業形式と、僅かな延伸と、減少した屈曲運動と、
一層長い寿命と、ダイアフラムポンプのための一層小さ
な駆動出力とを生ぜしめる。同様のことは請求項8に記
載の構成にも云え、この構成は成形ダイアフラムの周縁
範囲に関して同様の利点をもたらす。
【0013】請求項9に記載の構成はポンプケーシング
における成形ダイアフラムの外縁部の良好な位置固定を
生ぜしめ、このことは特に成形ダイアフラムの振動安定
性とノイズ減少とを生ぜしめる。
【0014】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面につき詳しく
説明する。
【0015】図1は、真空形成のために働く既に公知の
ダイアフラムポンプ101を示している。このダイアフ
ラムポンプのポンプケーシングに関しては、クランクケ
ーシングKとこのクランクケーシングの上部に載置する
カバーDとが図示されており、前記クランクケーシング
と前記カバーとの間には、全体を符号102で示した同
じく公知の成形ダイアフラムの縁部が締め付けられてい
る。カバーDには、流入通路Eと流出通路Aとが設けら
れている。両通路はそのクランク側の端部でポンプ室5
に開口している。このような形式のダイアフラムポンプ
101では、カバーDの上方に公知の形式で弁プレート
とヘッドプレートとが設けられているが、これらのプレ
ートは本発明には所属していないので図示されていない
。公知の成形ダイアフラム102は、図1に示した断面
図において区分107,108,107′によって示さ
れている中心範囲で一貫して肉厚にされていて、比較的
剛性に構成されている。前記中心範囲107,108,
107′を同心的に取り囲むように、公知の成形ダイア
フラム102は薄い弾性的な周縁範囲を有しており、こ
の周縁範囲には図1において区分106,107もしく
は107′,106′に相当している。図1に示したこ
の弾性的で薄い円環状に延びる周縁範囲を以降、省略し
て「弾性区域EZ」と呼ぶ。成形ダイアフラム102は
中心範囲において、クランクケーシングKに向いた側に
ボス状の接続管片25を有している。この接続管片は金
属部分(図示しない)に加硫成形されており、この金属
部分は全体を符号3で示した連接棒と接続されている。 カバーDの前記成形ダイアフラム102に面した壁(省
略して「ポンプ室壁104」と呼ぶ)はダイアフラム上
面20と共にポンプ室5を形成している。この場合にポ
ンプ室壁104はその中心範囲で球面状に、しかも連接
棒支承部の中心Mと、成形ダイアフラム102の中心範
囲に位置するダイアフラム上面20との間の区間R2に
等しい大きさの半径R1で構成されている。したがって
、ポンプ室壁104はその中心範囲で成形ダイアフラム
102の上面の中心範囲に合わせて成形されているので
、上死点位置において不都合なスペースが充分に回避さ
れる。この場合に図1は、上死点位置と下死点位置との
間の連接棒3の中間位置を示しており、この場合、連接
棒3(矢印15参照)、ひいては成形ダイアフラム10
2は搬送媒体を吐出させる方向で運動している。このと
きにこの公知の成形ダイアフラム102は吐出行程の完
全終了前に、同成形ダイアフラムが一番最後にポンプ室
壁104に近づく範囲でほぼクランクケーシングKの方
向にシフトしてしまう。図1に示した公知のダイアフラ
ムポンプ101では、このようにして生じるデッドスペ
ースを回避するために、ポンプ室5に突入した湾曲部1
04′がポンプ室壁104に設けられている。このよう
な湾曲部によって、成形ダイアフラム102の弾性区域
の前述した曲げを補償しようとしており、この場合、成
形ダイアフラム102の特定部分のシフトによって生じ
る付加的なデッドスペースが充分に取り除かれる。この
場合には、上死点到達の直前の運転位置においても、前
記湾曲部104′を備えた対応して構成されたポンプ室
壁104に対して成形ダイアフラム102のダイアフラ
ム上面20のほぼ完全な密着が生じる。図1に示した公
知の成形ダイアフラム102は図面を見易くするために
、上死点から実際よりも大きな間隔で図示されているが
、しかし流入通路Eの範囲と流出通路Aの範囲とに位置
する弾性区域EZの湾曲経過から、成形ダイアフラム1
02の弾性区域の左側区分の望ましくない曲げがどのよ
うに作用するのか、またこのことがどのような形式の湾
曲部104′によって補償されるのかを充分に認識する
ことができる。成形ダイアフラム102の横断面積と前
で説明した問題とに基づき、成形ダイアフラム102が
通常の事情では小さな横断面積で構成されてはならない
ことが良く判かる。その理由は、さもないと前述した不
都合な現象、つまりクランクケーシングKの方向での弾
性区域EZの曲げが一層強化されてしまうからである。 また、成形ダイアフラム102の中心範囲のでるだけ形
状安定的な構成も望まれている。それゆえに、たとえば
図1に示した構成では前記中心範囲に補強封入体123
が設けられている。
【0016】図1との関連で前で説明したようなダイア
フラムポンプ101は多くの点で特に精密真空を形成す
るために有利であることが証明されている。しかしなが
ら冒頭で述べたように、このような成形ダイアフラム1
02によって克服されるべき屈曲運動はなおも比較的大
きく、前述した欠点をもたらしてしまう。したがって、
本発明によるダイアフラムポンプ1、特にその成形ダイ
アフラム2は次のように構成されている。
【0017】図2には、本発明によるダイアフラムポン
プ1の成形ダイアフラム2の範囲が縦断面図で示されて
いる。図1と同様に、成形ダイアフラム2の下方にはク
ランクケーシングKの上側の区分、成形ダイアフラム2
の上方にはカバーDの一部がそれぞれ図示されている。 成形ダイアフラム2はその中心範囲10で行程方向(二
重矢印16参照)に肉厚にされて構成されており、この
中心範囲10を同心的に取り囲むように円環状の可動の
周縁範囲21が設けられている。この周縁範囲に続いて
、半径方向外側で締付け縁部35が設けられており、こ
の締付け縁部はカバーDとクランクケーシングKの上縁
部との間で締め付けられている。成形ダイアフラム2の
中心範囲10のクランクケーシングに近い側では、連接
棒軸部3aが、成形ダイアフラム2と結合されたねじ山
付端部17を介して、図1の場合と同様に前記成形ダイ
アフラムに作用している。偏心的な点を中心にして運動
可能な連接棒3(図1参照)の代わりに、別の移動調節
手段がダイアフラム下面14に作用して、このダイアフ
ラム下面を上死点位置と下死点位置とに交互に運動させ
ることもできる。ダイアフラム上面20とは、ポンプ室
5に面していて、カバーDに設けられた前記成形ダイア
フラム2に隣接したポンプ室壁4に向かい合って位置す
る側の面である。前記ポンプ室壁4はその中心の範囲で
中空球区分状に構成されていて、少なくともダイアフラ
ム上面20の対応する中心範囲10の湾曲にほぼ合わせ
て成形されている。
【0018】本発明の構成では、成形ダイアフラム2の
中心範囲10の外縁部7,7′にほぼ環状の旋回区域1
1が設けられており、この旋回区域は中心範囲10から
成形ダイアフラムの周縁範囲21への移行部を形成して
いる。ダイアフラム下面14では、少なくともその中心
範囲10に、またはその周縁範囲21の下側にも、ダイ
アフラム下面14に沿って配置されたリブ12または1
3が設けられている。この場合に「ダイアフラム下面1
4」とは、クランクケーシングKに向いている前記成形
ダイアフラム2の扁平面を意味するものである。図2と
図3から認められるようなリブの代わりに、ダイアフラ
ム下面14に沿って配置された別の安定化突起、たとえ
ばビードが設けられていてもよい。しかしながら、少な
くともほぼ平行な制限側縁18または19(図3参照)
を備えたリブは、排熱を促進する表面積が比較的大きい
という利点を有している。
【0019】成形ダイアフラム2の円環状に一貫して延
びる周縁範囲21は成形ダイアフラム2の中心範囲10
の平均厚さdmよりも薄い肉厚dしか有していない。こ
の場合、前記平均厚さdmの寸法においてダイアフラム
の接続管片25の寸法は考慮されていない。図2と図3
から良く判かるように、ダイアフラム下面14では、中
心範囲10の下側にも、周縁範囲21の下側にも、リブ
12,13が設けられている。成形ダイアフラム2の中
心範囲10と周縁範囲21との間に配置された旋回区域
11はダイアフラム下面14に対して、環状のビード2
7の形で肉厚にされて構成されている。この場合にダイ
アフラム下面14の方向で前記旋回区域はほぼ、それぞ
れ隣接し合うリブ12もしくは13の互いに隣接した下
縁部12a,13aにまで延びている。成形ダイアフラ
ム2の中心範囲10には、形状安定化コアが収納されて
おり、この形状安定化コアは連行体コア23としても規
定されていて、上方と側方とで完全にダイアフラム材料
によって覆われている。ダイアフラム材料としては、公
知の形式でゴムまたはゴム弾性的な材料(エラストマー
)が用いられる。連行体コア23は接続部分24を有し
ており、この接続部分のクランクケーシングKに向けら
れた自由端部には、前記ねじ山付端部17が位置してい
る。このねじ山付端部には連接棒軸部3a(図2参照)
を固定することができる。同時に連行体コア23として
も働く形状安定化コアの寸法を中心範囲10に合わせて
適宜に設定することにより、成形ダイアフラム2の中心
範囲の所望の剛性もしくは一定の残留変形可能性に影響
を与えることができる。上から見て有利には円形の連行
体コア23は所属の接続部分24ならびにねじ山付端部
17と相まって側方から見て全体的にほぼT字形に構成
されており、この場合、「T字形」の横方向部分に相当
する連行体コア23は横断面で見て中心範囲10の真ん
中の部分に収納されている(図2参照)。これにより、
前記中心範囲10には引張力も押圧力も導入され得る。
【0020】中心範囲10に配置されたリブ12の下面
は、ほぼダイアフラムの接続管片25の下面から環状の
旋回区域11の下面26にまで延びている。このことは
、成形ダイアフラム2の長手方向平面Lに対して約30
°の傾斜角Wで行なわれ、この場合、前記長手方向平面
Lは成形ダイアフラム2の中心軸線280に対して垂直
に位置している(図2参照)。図3から良く判かるよう
に、成形ダイアフラム2の周縁範囲21の下側に位置す
るリブ13は中心範囲10の下側に位置するリブ12に
半径方向で延長されて位置している。前記傾斜角Wは、
旋回区域の直径が規定されている場合に前記リブによる
最適の力導出が行なわれ得るように設定されると有利で
ある。このことは、前記リブと、旋回区域の直径にまで
延びる中心の区域とのできるだけ小さな弾性変形を意味
する。
【0021】図2と図3から良く判かるように、成形ダ
イアフラム2は締付け縁部35を有しており、この締付
け縁部の縁厚さd2は隣接した厚さd、つまりこの場所
に位置する半径方向の各リブ13の間に位置する周縁範
囲での成形ダイアフラム2の厚さdよりも大きく形成さ
れている。この場合、締付け縁部の縁厚さd2が、周縁
範囲21における成形ダイアフラムとリブ13との厚さ
全体に相当しているか、もしくは旋回区域11における
成形ダイアフラム2の厚さに相当していると有利である
。特に図2との関連で図3から良く判かるように、締付
け縁部35を含めて成形ダイアフラム2の周縁範囲21
では成形ダイアフラム2(図2)の下面で、ほぼ台形の
多数のステー28が、全体を符号36で示されたリブ群
を形成しており、このリブ群は主として、旋回区域11
を形成するビード27と、締付け縁部35に位置する前
記縁厚さd2を有するダイアフラム肉厚部34と、成形
ダイアフラム2の周縁範囲21に設けられたリブ13と
から構成されている。ダイアフラム上面20では、成形
ダイアフラム2がこの場所で設定された小さな肉厚さd
で前記リブ群36を介して締付け縁部35にまで延びて
いる。一貫して延びる本来の成形ダイアフラム2の肉厚
さdは周縁範囲21において約d=1.25mmである
。成形ダイアフラム2全体の全直径D1との関係では(
図3)、約60〜約120mmのD1/dの比が生ぜし
められる。前記手段、特に前記連行体コア23と、中心
範囲10に所属するリブ12とを用いた前記中心範囲1
0を補強する手段ならびに前記リブ群36に所属するビ
ード状の旋回区域11を用いた手段によって、第1に比
較的形状安定的な中心範囲10が得られ、第2に成形ダ
イアフラム2の上下運動のために必要となる周縁範囲2
1が得られ、さらに、成形ダイアフラム全体の充分な形
状安定性および強度と同時に、僅かな肉厚さdを有する
一貫して延びるダイアフラム層29の薄い構成も得られ
る訳である。これらの手段は互いに協働して成形ダイア
フラム2における屈曲運動を大きく減少させることに役
立つ。
【0022】半径方向外側で成形ダイアフラム2の締付
け縁部35には、ダイアフラム下面14でビード状に突
出している環状の固定リング37が設けられている。こ
の固定リングは成形ダイアフラム2本体と一体に結合さ
れており、クランクケーシングKの前記成形ダイアフラ
ムを取り囲んで把持する部分には、前記固定リング37
に適合させられた切欠き38が設けられている(図2参
照)。このことに基づき、ポンプケーシングを形成する
カバーDとクランクケーシングKとにおいて半径方向で
も成形ダイアフラム2の良好な位置固定が得られ、この
ことは、故障のない運転形式を生ぜしめる。ダイアフラ
ム上面20には、各搬送媒体に適合可能な、一貫して延
びる薄い被覆体22が設けられていてよい。このような
被覆体はたとえばポリテトラフルオロエチレン製の化学
的に不活性の層から成っていて、たとえば0.25mm
の厚さを有していてよい。被覆体22は図4に部分的に
のみ示されている。
【0023】本発明によるダイアフラムポンプ1では、
成形ダイアフラム2の中心範囲に関する球面半径R2が
ポンプ室壁4の対応する中心範囲に関する球面半径R1
に相当していて、さらに、円錐状周壁区分50がポンプ
室壁4の中心範囲の球面範囲に接線方向で移行するよう
にポンプ室壁4が前記中心範囲の側方で円錐状に続いて
いると、成形ダイアフラム2の上死点位置における特に
小さなデッドスペースが得られる。したがって、公知の
ダイアフラムポンプ(図1)の場合にデッドスペースを
減少させるために必要とされていた湾曲部104′を回
避することができる。このためには、ポンプケーシング
を形成するカバーDとクランクケーシングKとにおける
適宜な固定形式と相まって、成形ダイアフラム2の周縁
範囲21と締付け縁部35との前で説明したような構成
も役立っている。
【0024】前で説明した形式のダイアフラムポンプ1
はたとえばガスや液体を搬送するための圧力ポンプとし
ても良好に使用され得ることが判かった。このことは、
成形ダイアフラム2の中心範囲10の下側に配置された
リブ12が圧縮行程における中心範囲10のための抗圧
ステーとしても、成形ダイアフラム2の吸込行程におけ
る抗張エレメントとしても構成されていて、適宜に寸法
設定されている場合に特に云えることである。ダイアフ
ラムポンプの良好な搬送特性を一層高い圧力の発生時で
も充分に維持するために、本発明の特別な改良形では、
成形ダイアフラム2の下面14に、連接棒3と結合され
た形状安定的なクランク側のダイアフラム下面用の支持
装置40が設けられている。この支持装置は吐出行程p
f1(図4)において成形ダイアフラム2の下面14の
一部に接触し、この場合、リブ12,13と支持装置4
0とは互いに適合させられている。図4から良く判かる
ように、支持装置40はその上側の環状面41で中心範
囲10の周縁区域に沿って裏側で成形ダイアフラム2に
接触している。この場合に支持装置40の前記上側の環
状面41は、旋回区域11に所属しているビード27の
範囲に配置されている。支持装置40は鉢形に構成され
ており、そのダイアフラムに近い鉢周縁部42は前記上
側の環状面41を有している。この環状面は少なくとも
部分的にダイアフラム下面14を旋回区域11の範囲で
支持している。支持装置40の鉢周縁部42はさらに半
径方向で、ビード状の旋回区域11を越えて延びており
、この場所で前記鉢周縁部42はその側方断面図で見て
、上死点位置(図6)に相当するようなリブ13の下面
43の位置に少なくとも部分的に合わせられている。 この場合に半径方向外側の鉢周縁部42は、この場所に
位置するリブ13の下面43の傾斜位置に相応してクラ
ンクケーシングKに向かって降下している。図4〜図7
には、支持装置40の各位置との関係で成形ダイアフラ
ム2の種々の位置と、特にクランクケーシングの方向で
斜めに面取りされた外側の鉢周縁部42とリブ13の下
面43との協働状態とが示されている。
【0025】前で説明したダイアフラムポンプ1はたん
に成形ダイアフラム2を備えているだけでもよいし、成
形ダイアフラム2の圧力負荷に基づき必要に応じて付加
的に支持装置40を備えていてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】公知のダイアフラムポンプを部分的に断面して
示す側面図である。
【図2】本発明によるダイアフラムポンプの成形ダイア
フラムの範囲の縦断面図である。
【図3】図2に示した成形ダイアフラムを下から見た図
である。
【図4】本発明の別の実施例によるダイアフラムポンプ
の成形ダイアフラムの範囲の断面図である。
【図5】図4に示した成形ダイアフラムをほぼ最大に外
方旋回させられた位置で示す側面図である。
【図6】図4に示した成形ダイアフラムを上死点の位置
で示す側面図である。
【図7】図4に示した成形ダイアフラムを下死点の位置
で示す側面図である。
【符号の説明】
1    ダイアフラムポンプ 2    成形ダイアフラム 3    連接棒 3a    連接棒軸部 4    ポンプ室壁 5    ポンプ室 7,7′    外縁部 10    中心範囲 11    旋回区域 12,13    リブ 12a,13a    下縁部 14    ダイアフラム下面 16    二重矢印 17    ねじ山付端部 18,19  制限側縁 20    ダイアフラム上面 21    周縁範囲 22    被覆体 23    連行体コア 24    接続部分 25    接続管片 26    下面 27    ビード 28    ステー 29    ダイアフラム層 34    ダイアフラム肉厚部 35    締付け縁部 36    リブ群 37    固定リング 38    切欠き 40    支持装置 41    環状面 42    鉢周縁部 43    下面 50    円錐状周壁区分 101    ダイアフラムポンプ 102    成形ダイアフラム 104    ポンプ室壁 104′    湾曲部 106,106′,107,107′,108    
区分123    補強封入体 280    中心軸線 K    クランクケーシング D    カバー E    流入通路 A    流出通路 R1,R2    球面半径 M    中心 EZ    弾性区域 dm    平均厚さ d2    縁厚さ d    肉厚さ L    長手方向平面 W    傾斜角

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  成形ダイアフラムを備えたダイアフラ
    ムポンプであって、前記成形ダイアフラムがその中心範
    囲で行程方向に肉厚にされていて、該中心範囲を同心的
    に取り囲むようにほぼ円環状の周縁範囲を有しており、
    さらに前記成形ダイアフラムが、前記周縁範囲に設けら
    れた締付け縁部でポンプケーシングに締め付けられてい
    て、前記中心範囲に作用する連接棒またはこれに類した
    調節手段によって上死点位置と下死点位置とに変位可能
    であって、ダイアフラム上面に隣接したポンプ室壁と、
    前記ダイアフラム上面とが、その対応する中心範囲でジ
    オメトリ的に互いに適合させられている形式のものにお
    いて、成形ダイアフラム(2)の中心範囲(10)の外
    縁部(7,7′)で、ほぼ環状の旋回区域(11)が前
    記中心範囲(10)から周縁範囲(21)への移行部を
    形成しており、ダイアフラム下面(14)において少な
    くとも前記中心範囲(10)または前記周縁範囲(21
    )で、前記ダイアフラム下面(14)に沿って配置され
    たリブ(12,13)またはこれに類した安定化突起が
    設けられていることを特徴とする、成形ダイアフラムを
    備えたダイアフラムポンプ。
  2. 【請求項2】  成形ダイアフラム(2)の周縁範囲(
    21)が、前記成形ダイアフラムの中心範囲(10)の
    平均肉厚さ(dm)よりも薄い肉厚さ(d)を有してい
    る、請求項1記載のダイアフラムポンプ。
  3. 【請求項3】  ダイアフラム下面(14)に配置され
    たリブ(12,13)またはこれに類した安定化突起が
    、成形ダイアフラム(2)の中心範囲(10)の下側に
    も、周縁範囲(21)の下側にも設けられている、請求
    項1または2記載のダイアフラムポンプ。
  4. 【請求項4】  成形ダイアフラム(2)の中心範囲に
    関する球面半径(R2)がポンプ室壁(4)の対応する
    中心範囲に関する球面半径(R1)に相当しており、前
    記ポンプ室壁がその中心範囲の側方で円錐状に延びてい
    て、円錐状周壁区分(50)が前記ポンプ室壁(4)の
    中心範囲の球面範囲に接線方向で移行している、請求項
    1から3までのいずれか1項記載のダイアフラムポンプ
  5. 【請求項5】  成形ダイアフラム(2)の中心範囲(
    10)と周縁範囲(21)との間に配置された旋回区域
    (11)がダイアフラム下面(14)の方向で肉厚にさ
    れていて、ほぼそれぞれ隣接したリブ(12,13)の
    互いに隣接した下縁部(12a,13a)にまで延びて
    いる、請求項1から4までのいずれか1項記載のダイア
    フラムポンプ。
  6. 【請求項6】  成形ダイアフラムの中心範囲に形状安
    定化コアが設けられていて、該形状安定化コアが成形ダ
    イアフラム(2)の中心範囲(10)に連行体コア(2
    3)として設けられており、該連行体コアが上方と側方
    とで完全にダイアフラム材料によって覆われていて、連
    接棒軸部(3a)に対する接続部分(24)を有してい
    る、請求項1から5までのいずれか1項記載のダイアフ
    ラムポンプ。
  7. 【請求項7】  成形ダイアフラム(2)の中心範囲(
    10)に配置された前記リブ(12)の下面が、ほぼ成
    形ダイアフラムの接続管片(25)から環状の旋回区分
    (11)の下面(26)にまで延びていて、ダイアフラ
    ム下面(14)で見て前記接続管片(25)からほぼ星
    形に半径方向で、前記旋回区分(11)を形成していて
    ダイアフラム下面(14)で突出しているビード(27
    )にまで延びている、請求項1から6までのいずれか1
    項記載のダイアフラムポンプ。
  8. 【請求項8】  成形ダイアフラム(2)の周縁範囲(
    21)の下側に位置するリブ(13)またはこれに類し
    た安定化突起が、中心範囲(10)の下側に位置するリ
    ブ(12)またはこれに類した安定化突起に半径方向で
    延長されて配置されている、請求項1から7までのいず
    れか1項記載のダイアフラムポンプ。
  9. 【請求項9】  成形ダイアフラム(2)が締付け縁部
    (35)を有しており、該締付け縁部で成形ダイアフラ
    ム(2)の縁厚さ(d2)が、成形ダイアフラムの周縁
    範囲(21)の範囲に設けられた半径方向の各リブ(1
    3)の間に位置するダイアフラム層(29)の肉厚さ(
    d)よりも大きく形成されている、請求項1から8まで
    のいずれか1項記載のダイアフラムポンプ。
  10. 【請求項10】  ダイアフラム下面(14)から見て
    外縁範囲でほぼ台形の多数のステー(28)がリブ群(
    36)を形成しており、該リブ群が主として、旋回区域
    (11)を形成するビード(27)と、締付け縁部(3
    5)に位置するダイアフラム肉厚部(34)と、周縁範
    囲(21)に位置するリブ(13)とから構成されてお
    り、ダイアフラム上面(20)が、比較的薄いダイアフ
    ラム層(29)を有する僅かな肉厚さ(29)のところ
    で前記リブ群(36)を介して前記締付け縁部(35)
    にまで延びている、請求項1から9までのいずれか1項
    記載のダイアフラムポンプ。
  11. 【請求項11】  成形ダイアフラム(2)の締付け縁
    部(35)に半径方向外側で、ダイアフラム下面(14
    )からビード状に突出した環状の固定リング(37)が
    設けられていて、該固定リングが成形ダイアフラム(2
    )と一体に結合されており、ポンプケーシング(D;K
    )の前記成形ダイアフラム(2)を取り囲んで把持する
    部分に、前記固定リング(7)に適合させられた切欠き
    (38)が設けられている、請求項1から10までのい
    ずれか1項記載のダイアフラムポンプ。
  12. 【請求項12】  ダイアフラム上面(20)が、ポリ
    テトラフルオロエチレンから成る化学的に不活性の層の
    ような、搬送媒体に適合させられた一貫して延びる薄い
    被覆体(22)を支持している、請求項1から11まで
    のいずれか1項記載のダイアフラムポンプ。
  13. 【請求項13】  成形ダイアフラム(2)の中心範囲
    (10)の下側に配置されたリブ(12)またはこれに
    類した安定化突起が、成形ダイアフラム(2)の圧縮行
    程時の前記中心範囲(10)のための抗圧ステーとして
    も、吸込行程時の抗張エレメントとしても構成されてい
    て、適宜に寸法設定されている、請求項1から12まで
    のいずれか1項記載のダイアフラムポンプ。
  14. 【請求項14】  ダイアフラム下面(14)に、連接
    棒(3)またはこれに類するものと結合された形状安定
    的なクランク側の支持装置(40)が設けられていて、
    該支持装置が成形ダイアフラム(2)の吐出行程(pf
    1)時に前記連接棒(3)の方向における成形ダイアフ
    ラム(2)の曲げを少なくとも充分に阻止しており、成
    形ダイアフラム(2)の中心範囲(10)の下側に配置
    されたリブ(12)および/または周縁範囲(21)の
    下側に配置されたリブ(13)と、前記支持装置(40
    )とが形状的に互いに調和されている、請求項1から1
    3までのいずれか1項記載のダイアフラムポンプ。
  15. 【請求項15】  前記支持装置(40)が鉢形に構成
    されていて、ダイアフラムに近い方の鉢周縁部(42)
    によって、旋回区域(11)に所属するビード(27)
    の範囲でダイアフラム下面(14)の少なくとも一部を
    支持している、請求項14記載のダイアフラムポンプ。
  16. 【請求項16】  前記支持装置(40)の鉢周縁部(
    42)が半径方向で、ビード状の旋回区域(11)を越
    えて突出していて、この場所でクランク室(K)に向か
    って降下する横断面形状で周縁範囲(21)のリブ(1
    3)の下面(43)に少なくとも部分的に合わせられて
    おり、前記支持装置が前記リブ(13)を該リブの上側
    位置において少なくとも半径方向で部分的に支持するよ
    うになっている、請求項14または15記載のダイアフ
    ラムポンプ。
  17. 【請求項17】  前記連行体コア(23)と、該連行
    体コアに結合された連接棒(3)に対する前記接続部分
    (24)とが全体的にT字形に構成されている、請求項
    1から16までのいずれか1項記載のダイアフラムポン
    プ。
  18. 【請求項18】  成形ダイアフラム(2)の中心範囲
    (10)に配置されたリブ(12)の下面(44)が、
    ほぼ成形ダイアフラム(2)の接続管片(25)を起点
    として、周縁範囲(21)のリブ(13)による力の良
    好な導出が行なわれるように設定された、たとえば30
    °の上昇角度(W)を有している、請求項1から17ま
    でのいずれか1項記載のダイアフラムポンプ。
  19. 【請求項19】  締付け縁部(34)における成形ダ
    イアフラム(2)の縁厚さ(d2)が、前記締付け縁部
    に隣接したダイアフラム層(29)の厚さと、この場所
    に位置するリブ(13)の厚さとを加算した厚さに少な
    くともほぼ相当している、請求項1から18までのいず
    れか1項記載のダイアフラムポンプ。
  20. 【請求項20】  前記両リブ(12,13)の側縁部
    (18,19)がほぼ平らな制限面によって形成されて
    いる、請求項1から19までのいずれか1項記載のダイ
    アフラムポンプ。
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