JPH0422375Y2 - - Google Patents

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JPH0422375Y2
JPH0422375Y2 JP2390287U JP2390287U JPH0422375Y2 JP H0422375 Y2 JPH0422375 Y2 JP H0422375Y2 JP 2390287 U JP2390287 U JP 2390287U JP 2390287 U JP2390287 U JP 2390287U JP H0422375 Y2 JPH0422375 Y2 JP H0422375Y2
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light
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【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 本考案は、液晶又は表示色の異る色調による各
種表示部が前後方向に隔設表示されて、奥行方向
に立体的表示を行なわせしめることができるよう
に構成した液晶表示装置に関するものである。
〔考案の背景〕
従来公知の二層型の液晶表示装置としては、例
えば第4図に示す如き構造のものがある。これは
平行状態で隔設される3枚の透明基板31a,3
1b,31cの相互間に、2層のTN型液晶層3
2を形成すると共に、外側の透明基板31aと3
1cの外側面に偏光軸が同方向となる夫々の偏光
板33が装着されているものであり、さらにその
後方には光拡散板34、光源35及びその反射板
36が配置されているものである。
このような二層型液晶表示装置にあつては、中
間に位置される透明基板31bの表裏両面に各種
の表示パターン37を分担形成することができる
ので、複雑の表示パターンを保有せしめることが
できる特長を有するが、その反面、前後双方の液
晶層を区分している透明基板31bの厚さは、図
示でも判るように、外側に位置されている透明基
板31a及び31bの厚さと同様に薄板であるた
めに、当然のことながら、前後双方の表示が同時
に生じる場合は、その表示情報の重なつた部分が
認識することができず、また表裏双方の表示情報
が前後方向に隔設表示即ち表示の立体感が得られ
ないものであつた。
〔考案の目的〕
本考案は、かかる従来の二層型液晶表示装置で
は得ることができない立体表示、即ち、複数の表
示情報が前後方向に隔設表示される液晶表示装置
を提供することを目的とするものである。
さらに本考案の目的を具体的に述べれば、例え
ば自動車の運転席の正面に表示される速度表示、
エンジンの回転表示、温度表示、燃料液量表示、
方向指示表示、あるいはその他のモニター表示等
の複数の各表示を、限られたスペース内に液晶表
示することができるようにすると共に、それらの
各表示情報は、運転席から見て前後方向に奥行を
有して、顕著な立体感を得ることができるもので
あつて、従来の液晶表示では得ることができなか
つた新規性のある液晶表示装置を提供することに
ある。
〔考案の実施例〕
以下に本考案の実施例を、第1図乃至第3図に
示す実施例に基いて詳細に説明する。
この実施例は、自動車の運転席前方に設置して
使用する自動車用情報を表示する液晶表示装置で
あつて、1Aと1Bは前後双方のポジ型の液晶セ
ルであつて、前方液晶セル1Aの構造は、スペー
サ2を介して液晶封入空間3を形成する前後方向
2枚の透明基板4a,4bと、その封入空間3内
に充填されるTN型液晶5を有し、その一方の透
明基板4aの内側面には、透明なる共通電極6a
が形成され、また他方の透明基板4bの内側面に
は、第3図aで示す車速表示のためのバーグラフ
及び文字記号等の表示パターンに形成されるパタ
ーン電極6bが形成されているものである。以上
が前方の液晶セル1Aの構成であるが、後方液晶
セル1Bも同様に構成されている。即ち2がスペ
ーサ、4a及び4bは透明基板、5は液晶封入空
間3内に封入されているTN型液晶、6cは一方
の透明基板4aの内側面に形成した共通電極、6
cは他方の透明基板4bの内側面に形成され、か
つ第3図bに示す回転数、燃料量、温度、等の表
示をバーグラフ及び文字記号で表示するための表
示パターンである。このように構成された2枚の
液晶セル1Aと1Bは、空間7を確保する間隙保
持用の枠8により隔設されており、例えばこの前
後双方の液晶セル1A,1B相互間は、10〜20mm
(望ましくは15mm)の間隔が確保されている。さ
らに前方液晶セル1Aの前面と、後方液晶セル1
Bの前面及び後面には、偏光板9が重合されてポ
ジ型液晶表示器A及びBが構成される。10は後
方ポジ型液晶表示器Bの後方に配置されている光
拡散反射板であつて、この光拡散反射板10、そ
の後方ポジ型液晶表示器Bの後面と、光拡散反射
板10との間に空間11を形成するためにドーム
状(碗状)に形成されている。この空間11は5
〜10cm(望ましくは7cm)を確保している。12
は、その光拡散反射板10の周囲又はその一部に
配置されて、光拡散反射板10の表面を略均一に
照明するの冷陰極放電管(光源)を示し、さらに
この光源12からの光が直接目に入ることを避け
るための傘13が、その光源12に近設されてい
る。14は前方ポジ型液晶表示器Aの前面に取付
けられている基板、15は各透明基板4bの上側
部に取付けられている駆動用の集積回路を示す。
本実施例において重要とするところは、上記後方
ポジ型液晶表示器Bの背後に位置されるドーム状
の光拡散反射板10にある。即ちこの光拡散反射
板10は、第2図a,b,cの示す如く、前面の
開口部10aより奥行方向に沿つて湾曲するドー
ム状に形成されていることから、そのドーム状光
拡散反射板10の凹曲光拡散反射面と、表示器A
及びBとの間に空間11が形成され、さらにその
光拡散反射面全体が、光源12によつて均一に照
明されることによつて表示器A及びBの背後が空
間11を隔てて均一に照明されることになる。ま
たこの光拡散反射板10は、方向指示用の窓1
7、またはシートベルト着用指示、燃料注入指示
等の複数のモニター用窓18が穿設されており、
それら窓17及び18の裏側には、それら窓1
7,18を個別に照明することができる照明球1
9が設備されている。またそれらの窓17,18
には適宜の着色表示を行なわせしめるため、透光
性着色フイルタ20を添設しているが、この着色
フイルムタ20及び窓17,18はドーム状光拡
散反射板10の正面からの反射光によつて、その
ドーム状光拡散反射板10の正面に常に指示され
ることにより、違和感を生じると思われるとき
は、そのドーム状光拡散反射板10の上面、即ち
その窓17,18の表面に、ドーム状光拡散反射
板10の表面色と同じの透光性フイルム等を被着
するようにしてもよい。
以上が本実施例の構成であるが、次にその作用
について述べると、前方ポジ型液晶表示器A及び
後方ポジ型液晶表示器Bを駆動し、さらに光源1
2を点灯することにより、その前方ポジ型液晶表
示器Aでは第3図aに示す如き表示部16aがま
た後方ポジ型液晶表示器Bによつては、第3図b
に示す如き表示部16bが光源12による透過照
明手段によりポジ表示されるものであるがその前
方ポジ型液晶表示器Aと後方ポジ型液晶表示器B
は、枠8により前後方向に隔設されていることか
ら、双方表示器AとBとによる表示に前後方向の
立体感が得られる。また透過照明のための背景照
明図の光拡散反射板10は、後方ポジ型液晶表示
器Bの後方に、空間11を隔てて設けられている
ことから、上記の構成の液晶表示装置を正面、斜
め等による目視範囲から見た場合に、双方表示器
A及びBにより表示される各ポジ型表示16a及
び16bが第3図dに示す如く前後方向立体的に
(光拡散反射板10による均一反射面を背景とし
て宙に浮き上つている状態に)見え、従来の液晶
表示装置では得ることができない見やすさと美観
のある液晶表示が可能となる。また光拡散反射板
10の裏側に配置した照明球19を点灯すること
により、該当する表示窓が照明され方向指示、モ
ニター表示(以下これをモニター等の表示と称
す)が行なわれるが、これらの表示は上記表示器
A及びBの背後に空間11を隔てて行なわれるた
め、上記表示器A及びBの立体表示に合せてモニ
ター等の表示のも立体表示され、各表示の立体感
が倍加される。さらに上記モニター等の表示部
は、光拡散反射板10に設けたものであるから、
このモニター等の表示を行なうための表示スペー
スが削減でき、自動車における運転席前方の限ら
れた狭いスペースの有効利用が可能となる効果も
ある。
〔考案の概要〕
以上のように本考案は、ポジ型の透光性表示器
A,Bの背後に位置され、かつ碗形状の凹曲面を
なして上記表示器との間に空間11が形成される
反射面に形成された光拡散反射板10と、該光拡
散反射板10の周縁全周又はその一部に配置され
て、その光拡散反射板10を均一照明するための
光源12と、前記光拡散反射板10に設けられ、
かつ光拡散反射板10の表面色と異なる色調の透
光性表示パターン17,18と、この表示パター
ン17,18の裏側に配置される発光表示用の照
明手段19を備えていることを特徴とする液晶表
示装置である。
〔考案の効果〕
従つてこの考案の液晶表示装置によれば、光拡
散反射板10に透光性表示パターン17,18を
具備せしめたものであるから、上記表示器A及び
Bによる立体表示に合せて透光性表示パターン1
7,18をも立体表示できるので、各表示の立体
感が倍加されて、見やすさと美観のある透過照明
表示が可能となると共に、上記透光性表示パター
ンは、光拡散反射板10に配置したものであるか
ら、この表示パターンを配設すべきスペースが削
減でき、狭いスペースの有効利用が可能となる効
果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によりなる液晶表示装置の実施
例を示した断面説明図、第2図a,b,cは光拡
散反射板の形状及び態様を示した正面図、平面
図、側面図、第3図a及びbは各表示器による表
示態様の説明図、第3図cはそれた表示器の表示
を組合せた状態の説明図、第3図dは同上の斜視
図、第4図は従来例の説明図である。 A……前方液晶表示器、B……後方液晶表示
器、1A……前方液晶セル、1B……後方液晶セ
ル、2……スペーサ、3……空間、4a,4b,
4c……透明基板、5……TN型液晶、6a……
共通電極、6b,6c……パターン電極、7……
空間、8……枠、9……偏光板、10……光拡散
反射板、10a……開口周縁部、11……空間、
12……冷陰極放電管、13……傘、14……基
枠、15……駆動用集積回路、16a,16b…
…表示、17,18……窓、19……照明球、2
0……着色フイルタ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ポジ型の透光性表示器A,Bの背後に位置さ
    れ、かつ碗形状の凹曲面をなして上記表示器との
    間に空間11が形成される反射面に形成された光
    拡散反射板10と、該光拡散反射板10の周縁全
    周又はその一部に配置されて、その光拡散反射板
    10を均一照明するための光源12と、前記光拡
    散反射板10に設けられ、かつ光拡散反射板10
    の表面色と異なる色調の透光性表示パターン1
    7,18と、この表示パターン17,18の裏側
    に配置される発光表示用の照明手段19を備えて
    いることを特徴とする液晶表示装置。
JP2390287U 1987-02-20 1987-02-20 Expired JPH0422375Y2 (ja)

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JPS63132988U JPS63132988U (ja) 1988-08-31
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