JPH04222471A - 円筒アクチュエータ - Google Patents

円筒アクチュエータ

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JPH04222471A
JPH04222471A JP41245090A JP41245090A JPH04222471A JP H04222471 A JPH04222471 A JP H04222471A JP 41245090 A JP41245090 A JP 41245090A JP 41245090 A JP41245090 A JP 41245090A JP H04222471 A JPH04222471 A JP H04222471A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylindrical body
cylinder
electrodes
inner cylinder
outer cylinder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP41245090A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Horiguchi
堀口 浩幸
Junichi Takahashi
淳一 高橋
Motomi Ozaki
尾崎 元美
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Priority to JP41245090A priority Critical patent/JPH04222471A/ja
Publication of JPH04222471A publication Critical patent/JPH04222471A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液体・気体のポンプや
ロボット等のアクチュエータとして用いられる円筒アク
チュータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、静電力を利用したアクチュエータ
としては、以下に述べるような各種のものがある。すな
わち、多結晶Siの基板からなるマイクロ静電モータ、
多結晶Siの基板を用いたくし歯型アクチュエータや、
Si基板上の絶縁層に電極を配置し、棒状の対電極をこ
ろがすリニアアクチュエータ、また、絶縁体に帯状の電
極を絶縁体と高抵抗層からなる平面移動子を動かすアク
チュエータ、さらには、多結晶Siからなるパンタグラ
フ型のアクチュエータ等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したようなSi材
料のLSIプロセスを応用して作製した静電アクチュエ
ータでは、移動子の移動距離は、せいぜい1〜20μm
程度であり、しかも、その移動子の移動距離を大きくと
ろうとすると、全移動距離を精度よく安定に動かすこと
ができない。その一例として、前述したパンタグラフ型
のアクチュエータの場合、その移動距離は約20μmと
静電アクチュエータとしては極めて大きいものであるが
、その移動距離が最大移動距離の約1/3を超えた辺り
で静電力が急激に増大するので、その移動子は急激に不
安定になって最大値にまで飛んでしまい、その間の任意
の値で固定するとができず、これにより精度の優れた変
位機構を実現することができない。
【0004】また、絶縁体フィルム上に電極をパターン
ニングし、さらに高抵抗体層でコートしたフィルム状ア
クチュエータの場合、その構造自体が大きいためその移
動距離も大きくなるが、表面積当りの電極密度が低いた
めその移動子のもつ力が小さなものとなる。例えば、4
層に積層し、±800V印加時に0.4Nの力を得る。 この時の1層のフィルムの大きさは110×160mm
、4層に重ねた時の高さは約10mmであり、その単位
面積当りの力は、0.0006N/cm2 となる。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明では
、内筒体とこの外周側面に配設された外筒体とを設け、
絶縁体からなる前記内筒体若しくは前記外筒体の面上に
3本のスパイラル電極を渦巻状に形成し、これらスパイ
ラル電極に対向する前記内筒体若しくは前記外筒体の面
に高抵抗層を形成し、前記内筒体若しくは前記外筒体に
配設された前記各スパイラル電極に経時的に変化する電
圧を印加させる電極電圧印加制御手段を設けた。
【0006】請求項2記載の発明では、内筒体とこの外
周側面に配設された外筒体とを設け、絶縁体からなる前
記内筒体及び前記外筒体の面上に各々3本のスパイラル
電極を渦巻状に形成し、これらスパイラル電極の形成さ
れた前記内筒体と前記外筒体との間に誘電体層を設け、
前記内筒体及び前記外筒体に配設された前記2組の各ス
パイラル電極間に経時的に変化する電圧を印加させる電
極電圧印加制御手段を設けた。
【0007】
【作用】請求項1記載の発明においては、電極電圧印加
制御手段により、スパイラル電極に経時的に変化する電
圧を印加することにより、そのスパイラル電極に印加さ
れる電圧と高抵抗層に生じる誘導電荷とによって内筒体
と外筒体との間に静電力を発生させ、これにより内筒体
若しくは外筒体を円筒方向に移動させることが可能とな
る。
【0008】請求項2記載の発明においては、電極電圧
印加制御手段により、高い比誘電率をもつ誘電体層を介
して、内筒体及び外筒体に形成された2組の各スパイラ
ル電極間に経時的に変化する電圧を印加することにより
、内筒体と外筒体との間に静電力を発生させることがで
き、これにより印加電圧を極めて低く設定したままの状
態で内筒体若しくは外筒体を円筒方向に移動させること
が可能となる。
【0009】
【実施例】まず、請求項1記載の発明の第一の実施例を
図1及び図2に基づいて説明する。内筒体1は絶縁体の
丸棒からなっており、その面上には等間隔の状態で3本
のスパイラル電極としてのAl(アルミ)電極a,b,
cが1組となり渦巻状に形成されている。これらAl電
極a,b,cを含めた内筒体1の面上には図示しない絶
縁膜が施されている。この円筒体1の外周には外筒体2
が設けられている。この外筒体2の内周面には、高抵抗
層3が形成され、この表面には図示しない絶縁膜がコー
トされている。また、内筒体1に形成されたAl電極a
,b,cに経時的に変化する電圧を印加させる、図示し
ない電極電圧印加制御手段が設けられている。
【0010】このような構成において、図2(a)は、
図1の円筒方向への断面形状を示すものである。この場
合、電極電圧印加制御手段を用いて、Al電極aを+(
正極)電位に印加し、Al電極bを−(負極)に印加し
、Al電極cを0Vに印加する。これにより外筒体2の
高抵抗層3には、それぞれ対向する電極の電荷と反対符
号の電荷が誘導され、これにより内筒体1と外筒体2と
の間には吸引力が作用する。そして、内筒体1のAl電
極a,b,cに印加される電圧を図2(a)の状態から
図2(b)に示す状態に切換えると、それら各Al電極
a,b,c内の電荷は瞬時に移動するが、外筒体2の高
抵抗層3に誘導された電荷はすぐには移動することがで
きない。これにより、内筒体1と外筒体2との間には反
発力が作用する。
【0011】このようにAl電極a,b,cに電圧印加
を繰り返して行なわせ、内筒体1と外筒体2との間に吸
引力及び反発力を生じさせ、その反発力により外筒体2
が多少膨張してこれにより内筒体1との摩擦力を減少さ
せることにより、その反発力により内筒体1又は外筒体
2を円筒方向Xに移動させることが可能となる。従って
、このような電圧印加を繰り返すか、若しくは、その電
圧を適宜反転させることにより、リニアアクチュエータ
やシリンダーとして応用させることができる。
【0012】次に、本装置の作製方法について述べる。 円筒体1として丸棒ガラスを用い、まず、この丸棒ガラ
スの表面にAl膜を蒸着する。次に、フォトレジストを
ディッピングで塗布後、配線パターンの微細加工を施し
たメタルマスクを円筒状としたものをかぶせ、均一な光
の場において露光を行う。現像後、Alをエッチングす
ることにより、円筒ガラス状に幅5μmのAl電極を渦
巻状に形成する。次に、そのAl電極の形成された円筒
面上にSi3N4膜1aをスパッタで付けてこれを絶縁
膜とする。一方、外筒体2としては、PETフィルム外
筒の内側をZnOをバインダーで分散させた液にディッ
ピングし高抵抗層3を形成し、次に、図示しないSi3
N4膜をスパッタし絶縁膜とする。
【0013】次に、請求項1記載の発明の第二の実施例
を図3に基づいて説明する。ここでは、外筒体2の内周
面にスパイラル電極としてのAl電極a,b,cを渦巻
状に形成し、これらAl電極a,b,cに対向した内筒
体1の面に高抵抗層3を形成したものである。これによ
り、内筒体1を移動子として配線にじゃまされずに動か
すことができる。また、本実施例の場合にも、上述した
例に従って作製することが可能である。
【0014】なお、ここでは、外筒体2の内壁にAl電
極a,b,cを形成する場合を示したが、その外筒体2
がPETのように薄いものであれば、その外壁面に形成
するようにしてもよい。また、内筒体1及び外筒体2共
に、その円筒断面形状は円のものを示したが、これに限
るものではなく、楕円や、長方形、さらには、多角形の
ものでもよい。
【0015】次に、請求項2記載の発明の一実施例を図
4に基づいて説明する。なお、請求項1記載の発明の実
施例と同一部分については同一符号を用いる。内筒体1
の面上、及び、これと対向する位置にある外筒体2の内
周面には、スパイラル電極としてのアルミ電極a,b,
cがそれぞれ等間隔をもって渦巻状に形成されている。 また、内筒体1と外筒体2との間には誘電体層4が設け
られており、その端部にはOリング5が設けられている
。さらに、内筒体1及び外筒体2に配設された前記2組
の各Al電極a,b,c間に経時的に変化する電圧を印
加させる、図示しない電極電圧印加制御手段が設けられ
ている。
【0016】このような構成において、まず、図4(a
)に示すように、電極電圧印加制御手段を用いて、内筒
体1のAl電極a,b,cにそれぞれ+、−、0の電位
を印加し、外筒体2のAl電極a,b,cにそれぞれ−
、+、0の電位を印加しておく。今、この状態では、内
筒体1と外筒体2との間には、吸着力のみが作用してい
ることになる。その後、図4(b)に示すように、内筒
体1側のAl電極a,b,cの電位をそれぞれ−、+、
−に印加するようにすれば、内筒体1と外筒体2との間
には反発力が生じるため、これにより内筒体1或いは外
筒体2を移動させる力を発生することができる。
【0017】この場合、その反発力(静電力)は誘電体
層4の比誘電率εに比例するため、その誘電体層4の材
質として比誘電率の高い物質を選択することにより、前
述した請求項1記載の発明の実施例(図1、図3参照)
と同じ駆動力を得るのに、より一段と小さな印加電圧で
可能である。一例として、水、ニトロベンゼン、エチレ
ングリコールの各比誘電率εは、20°Cでそれぞれ8
0、36、75であるため、これらを誘電体層4として
用いれば、低い印加電圧で大きな駆動力を得ることが可
能となる。
【0018】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、内筒体とこの外
周側面に配設された外筒体とを設け、絶縁体からなる前
記内筒体若しくは前記外筒体の面上に3本のスパイラル
電極を渦巻状に形成し、これらスパイラル電極に対向す
る前記内筒体若しくは前記外筒体の面に高抵抗層を形成
し、前記内筒体若しくは前記外筒体に配設された前記各
スパイラル電極に経時的に変化する電圧を印加させる電
極電圧印加制御手段を設けたので、その電極電圧印加制
御手段を用いて、スパイラル電極に経時的に変化する電
圧を印加することにより、そのスパイラル電極に印加さ
れる電圧と高抵抗層に生じる誘導電荷とによって内筒体
と外筒体との間に静電力を発生させ、これにより内筒体
若しくは外筒体を円筒方向に移動させることが可能とな
り、また、従来の平面型のアクチュエータを円筒型とす
ることにより、電極部の高密度化が図れ一段と大きな駆
動力を得ることができるものである。
【0019】請求項2記載の発明は、内筒体とこの外周
側面に配設された外筒体とを設け、絶縁体からなる前記
内筒体及び前記外筒体の面上に各々3本のスパイラル電
極を渦巻状に形成し、これらスパイラル電極の形成され
た前記内筒体と前記外筒体との間に誘電体層を設け、前
記内筒体及び前記外筒体に配設された前記2組の各スパ
イラル電極間に経時的に変化する電圧を印加させる電極
電圧印加制御手段を設けたので、その電極電圧印加制御
手段を用いて、高い比誘電率をもつ誘電体層を介して、
内筒体及び外筒体に形成された2組の各スパイラル電極
間に経時的に変化する電圧を印加することにより、内筒
体と外筒体との間に静電力を発生させることができ、こ
れにより内筒体若しくは外筒体を印加電圧を極めて低く
設定したままの状態で移動させることができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の発明の第一の実施例を示す斜視
図である。
【図2】内筒体のスパイラル電極に電圧を印加した場合
における移動状態を示す動作説明図である。
【図3】請求項1記載の発明の第二の実施例を示す斜視
図である。
【図4】請求項2記載の発明の一実施例における内筒体
及び外筒体のスパイラル電極に電圧を印加した場合にお
ける移動状態を示す動作説明図である。
【符号の説明】
1      内筒体 2      外筒体 3      高抵抗層 4      誘電体層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  内筒体とこの外周側面に配設された外
    筒体とを設け、絶縁体からなる前記内筒体若しくは前記
    外筒体の面上に3本のスパイラル電極を渦巻状に形成し
    、これらスパイラル電極に対向する前記内筒体若しくは
    前記外筒体の面に高抵抗層を形成し、前記内筒体若しく
    は前記外筒体に配設された前記各スパイラル電極に経時
    的に変化する電圧を印加させる電極電圧印加制御手段を
    設けたことを特徴とする円筒アクチュエータ。
  2. 【請求項2】  内筒体とこの外周側面に配設された外
    筒体とを設け、絶縁体からなる前記内筒体及び前記外筒
    体の面上に各々3本のスパイラル電極を渦巻状に形成し
    、これらスパイラル電極の形成された前記内筒体と前記
    外筒体との間に誘電体層を設け、前記内筒体及び前記外
    筒体に配設された前記2組の各スパイラル電極間に経時
    的に変化する電圧を印加させる電極電圧印加制御手段を
    設けたことを特徴とする円筒アクチュエータ。
JP41245090A 1990-12-20 1990-12-20 円筒アクチュエータ Pending JPH04222471A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20000073129A (ko) * 1999-05-06 2000-12-05 구자홍 정전형 미세 구조물 및 그 제조방법
KR100376636B1 (ko) * 2000-10-12 2003-03-19 강삼정 정전유도 발전기
US20130134828A1 (en) * 2010-01-08 2013-05-30 Omron Corporation Electrostatic induction power generator

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