JPH04222271A - モケット調タフテッドパイル布帛 - Google Patents
モケット調タフテッドパイル布帛Info
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- JPH04222271A JPH04222271A JP2414505A JP41450590A JPH04222271A JP H04222271 A JPH04222271 A JP H04222271A JP 2414505 A JP2414505 A JP 2414505A JP 41450590 A JP41450590 A JP 41450590A JP H04222271 A JPH04222271 A JP H04222271A
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- Granted
Links
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Landscapes
- Automatic Embroidering For Embroidered Or Tufted Products (AREA)
- Woven Fabrics (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明、タイルカーペット表地、
カーペット表地、敷布、椅子張地等に使用されるモケッ
ト調タフテッドパイル布帛に関するものである。
カーペット表地、敷布、椅子張地等に使用されるモケッ
ト調タフテッドパイル布帛に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明者は、紡績糸を経糸としフイラメ
ント糸を緯糸とし、経糸が1本の緯糸の上を超え2本の
緯糸の下に潜る1─2の綾の3枚斜紋織組織により、経
糸密度と緯糸密度をそれぞれ34本/吋以上として緻密
に織成した基布に、ニードルゲージNを1/20吋以下
としステッチゲージSを1/14吋以下とし、タフテイ
ング中に緯糸に目ずれを起こし易くし、基布破れやパイ
ル糸切れを防いでタフテイングする技術を開発し特公平
1─54465に開示している。
ント糸を緯糸とし、経糸が1本の緯糸の上を超え2本の
緯糸の下に潜る1─2の綾の3枚斜紋織組織により、経
糸密度と緯糸密度をそれぞれ34本/吋以上として緻密
に織成した基布に、ニードルゲージNを1/20吋以下
としステッチゲージSを1/14吋以下とし、タフテイ
ング中に緯糸に目ずれを起こし易くし、基布破れやパイ
ル糸切れを防いでタフテイングする技術を開発し特公平
1─54465に開示している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この先願発明によると
パイル密度が綺麗に揃った高品質のモケット調タフテッ
ドパイル布帛が得られるが、タフテイング速度を上げる
につれて次第にニードルゲージやステッチゲージにばら
つきが生じ易くなり、生産効率を高める上で改善が必要
とされた。
パイル密度が綺麗に揃った高品質のモケット調タフテッ
ドパイル布帛が得られるが、タフテイング速度を上げる
につれて次第にニードルゲージやステッチゲージにばら
つきが生じ易くなり、生産効率を高める上で改善が必要
とされた。
【0004】かかる問題につき鋭意研究するに、タフテ
イング過程で基布13は定速回転する送出ローラ17と
巻取ローラ18とによって連続して搬送されるのである
が、ニードルが基布の搬送方向に移動しないタフテッド
機ではニードル19が差し込まれている間基布13の移
動が一時的にニードル19に止められることになるので
、そのニードルの軸芯O−O′の通るニードル作用箇所
16を境とする巻取ローラ側18では僅かながら基布1
3が巻取ローラ18に引っ張られて伸び、ニードル13
が引き抜かれた時点でその伸び代分だけ収縮することに
なり、かかる伸縮がタフテイングの各ステッチサイクル
毎に繰り返され、それがタフテイング速度が上がるにつ
れて基布13の振動となって現れ、それによってニード
ルゲージやステッチゲージにばらつきが生じ易くなるも
のと考えられた。
イング過程で基布13は定速回転する送出ローラ17と
巻取ローラ18とによって連続して搬送されるのである
が、ニードルが基布の搬送方向に移動しないタフテッド
機ではニードル19が差し込まれている間基布13の移
動が一時的にニードル19に止められることになるので
、そのニードルの軸芯O−O′の通るニードル作用箇所
16を境とする巻取ローラ側18では僅かながら基布1
3が巻取ローラ18に引っ張られて伸び、ニードル13
が引き抜かれた時点でその伸び代分だけ収縮することに
なり、かかる伸縮がタフテイングの各ステッチサイクル
毎に繰り返され、それがタフテイング速度が上がるにつ
れて基布13の振動となって現れ、それによってニード
ルゲージやステッチゲージにばらつきが生じ易くなるも
のと考えられた。
【0005】そこでタフテイング過程での基布13の伸
縮度合を調べてみるに、送出ローラ17と巻取ローラ1
8の間で基布13は約0.3〜0.5%引き伸ばされて
緊張把持されており、一方、ニードル作用箇所16を通
るニードルの軸芯O−O′から巻取ローラ18までの距
離は約500mmであり、1ステッチサイクル間で巻取
ローラ18の引っ張る基布13の長さは1ステッチゲー
ジ分(S)に相応するので、1ステッチゲージが5/6
4吋(1.98mm)であれば、ニードル19が差し込
まれている間に基布13はニードル作用箇所16と巻取
ローラ18との間で更に0.4%(1.98mm÷50
0mm≒0.004)引き伸ばされることになり、先に
引き伸ばされた伸び率0.3〜0.5%と合わせて最大
合計0.7〜0.9%引き伸ばされることになることが
判明した。
縮度合を調べてみるに、送出ローラ17と巻取ローラ1
8の間で基布13は約0.3〜0.5%引き伸ばされて
緊張把持されており、一方、ニードル作用箇所16を通
るニードルの軸芯O−O′から巻取ローラ18までの距
離は約500mmであり、1ステッチサイクル間で巻取
ローラ18の引っ張る基布13の長さは1ステッチゲー
ジ分(S)に相応するので、1ステッチゲージが5/6
4吋(1.98mm)であれば、ニードル19が差し込
まれている間に基布13はニードル作用箇所16と巻取
ローラ18との間で更に0.4%(1.98mm÷50
0mm≒0.004)引き伸ばされることになり、先に
引き伸ばされた伸び率0.3〜0.5%と合わせて最大
合計0.7〜0.9%引き伸ばされることになることが
判明した。
【0006】そこで本発明は、ニードル19が差し込ま
れている間に、巻取ローラ18が引っ張る約1ステッチ
ゲージ(S)に相応する分だけニードル作用箇所16で
基布13に目ずれが起きて緯糸12が送出ローラ側17
にずれ移動するようにし、ニードル作用箇所16と巻取
ローラ18との間で基布13が引き伸ばされることがな
いようにして基布13の伸縮変化を抑えると共に、ニー
ドル13が引き抜かれた時点で先にずれ移動したニード
ル作用箇所16での緯糸12が巻取ローラ側18に押し
戻されて目ずれの生じなかった元の状態に戻されるよう
にしてニードルゲージやステッチゲージにばらつきを抑
え、パイル密度が綺麗に揃った高品質のモケット調タフ
テッドパイル布帛を効率的にタフテイングしようとする
ものである。
れている間に、巻取ローラ18が引っ張る約1ステッチ
ゲージ(S)に相応する分だけニードル作用箇所16で
基布13に目ずれが起きて緯糸12が送出ローラ側17
にずれ移動するようにし、ニードル作用箇所16と巻取
ローラ18との間で基布13が引き伸ばされることがな
いようにして基布13の伸縮変化を抑えると共に、ニー
ドル13が引き抜かれた時点で先にずれ移動したニード
ル作用箇所16での緯糸12が巻取ローラ側18に押し
戻されて目ずれの生じなかった元の状態に戻されるよう
にしてニードルゲージやステッチゲージにばらつきを抑
え、パイル密度が綺麗に揃った高品質のモケット調タフ
テッドパイル布帛を効率的にタフテイングしようとする
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、実質的に無
撚のプラスチックテープヤーン11を経糸とし、長さ方
向に飛び飛びにスリット15を有する実質的に無撚のプ
ラスチックスプリットテープヤーン12を緯糸とし、経
糸が1本の緯糸の上を超え2本の緯糸の下に潜る1─2
の綾ないし経糸が2本の緯糸の上を超え1本の緯糸の下
に潜る2─1の綾の3枚斜紋織組織により、経糸間と緯
糸間のそれぞれに隙間なく緻密に織成された基布13に
、ニードルゲージNとステッチゲージSがそれぞれ5/
64吋(1.98mm)以下となるパイル密度をもって
パイル22をタフテイングすることとし、その経糸11
の整経間隔Xとテープ幅aをそれぞれニードルゲージN
の0.6〜1.5倍とし、且つ、緯糸12の打込間隔Y
とテープ幅bとをそれぞれステッチゲージSの0.6〜
1.5倍とし、そうすることによってニードルゲージや
ステッチゲージにばらつきがなくパイル密度が綺麗に揃
った高品質のモケット調タフテッドパイル布帛を効率的
に得ることが出来る。
撚のプラスチックテープヤーン11を経糸とし、長さ方
向に飛び飛びにスリット15を有する実質的に無撚のプ
ラスチックスプリットテープヤーン12を緯糸とし、経
糸が1本の緯糸の上を超え2本の緯糸の下に潜る1─2
の綾ないし経糸が2本の緯糸の上を超え1本の緯糸の下
に潜る2─1の綾の3枚斜紋織組織により、経糸間と緯
糸間のそれぞれに隙間なく緻密に織成された基布13に
、ニードルゲージNとステッチゲージSがそれぞれ5/
64吋(1.98mm)以下となるパイル密度をもって
パイル22をタフテイングすることとし、その経糸11
の整経間隔Xとテープ幅aをそれぞれニードルゲージN
の0.6〜1.5倍とし、且つ、緯糸12の打込間隔Y
とテープ幅bとをそれぞれステッチゲージSの0.6〜
1.5倍とし、そうすることによってニードルゲージや
ステッチゲージにばらつきがなくパイル密度が綺麗に揃
った高品質のモケット調タフテッドパイル布帛を効率的
に得ることが出来る。
【0008】即ち、緯糸12がスリット15の有る無撚
のプラスチックスプリットテープヤーンであるから幅方
向に弾性変形し易く、又、経糸11が表面の平滑な無撚
のプラスチックテープヤーンであるから緯糸12が滑り
易く、而も基布13の織組織が平織組織でなく目ずれの
起き易い1/2ないし2/1綾織組織であるから、ニー
ドル19が差し込まれている間に巻取ローラ18が引っ
張る約1ステッチゲージ(S)に相応する分だけニード
ル作用箇所16の緯糸12がニードル19に押し返され
て送出ローラ側17にずれ移動し易いため、ニードル作
用箇所16と巻取ローラ18との間で基布13が引き伸
ばされ難くなる。
のプラスチックスプリットテープヤーンであるから幅方
向に弾性変形し易く、又、経糸11が表面の平滑な無撚
のプラスチックテープヤーンであるから緯糸12が滑り
易く、而も基布13の織組織が平織組織でなく目ずれの
起き易い1/2ないし2/1綾織組織であるから、ニー
ドル19が差し込まれている間に巻取ローラ18が引っ
張る約1ステッチゲージ(S)に相応する分だけニード
ル作用箇所16の緯糸12がニードル19に押し返され
て送出ローラ側17にずれ移動し易いため、ニードル作
用箇所16と巻取ローラ18との間で基布13が引き伸
ばされ難くなる。
【0009】勿論、基布13の長さ方向での引張強度が
強ければ引き伸ばされ難くなり、ニードル19が差し込
まれている間に巻取ローラ18が引っ張る約1ステッチ
ゲージ(S)に相応する分だけニードル作用箇所16の
緯糸12がニードル19によって確実に送出ローラ側1
7へと押し返されることになるが、しかしその場合、上
記の如く巻取ローラ18からの引張応力は基布13が0
.7%程度引き伸ばされる状態において作用するもので
あるから単に基布13の引張強度を強くしても意味がな
く、それは0.7%伸長時において強いものでなければ
ならない。この点につき研究するに、その強度は経糸1
1の素材や太さ等によって0.7%伸長時の単位幅当た
りの引張荷重が0.4〜1.0kg/cmとなるように
設定するとよいと言う知見が得られた。
強ければ引き伸ばされ難くなり、ニードル19が差し込
まれている間に巻取ローラ18が引っ張る約1ステッチ
ゲージ(S)に相応する分だけニードル作用箇所16の
緯糸12がニードル19によって確実に送出ローラ側1
7へと押し返されることになるが、しかしその場合、上
記の如く巻取ローラ18からの引張応力は基布13が0
.7%程度引き伸ばされる状態において作用するもので
あるから単に基布13の引張強度を強くしても意味がな
く、それは0.7%伸長時において強いものでなければ
ならない。この点につき研究するに、その強度は経糸1
1の素材や太さ等によって0.7%伸長時の単位幅当た
りの引張荷重が0.4〜1.0kg/cmとなるように
設定するとよいと言う知見が得られた。
【0010】因に、プラスチックテープヤーンを経糸お
よび緯糸に用いて平織組織によって織成された在来の基
布は、その破断時の引張荷重は大きく破断強度の強いも
のであるが、0.7%伸長時の単位幅当たりの引張荷重
は総じて0.3〜0.04kg/cmであり、上記の先
願発明の如く紡績糸を経糸に使用した基布では0.7%
伸長時の単位幅当たりの引張荷重がそれよりも更に少な
い0.02kg/cm前後になっている。
よび緯糸に用いて平織組織によって織成された在来の基
布は、その破断時の引張荷重は大きく破断強度の強いも
のであるが、0.7%伸長時の単位幅当たりの引張荷重
は総じて0.3〜0.04kg/cmであり、上記の先
願発明の如く紡績糸を経糸に使用した基布では0.7%
伸長時の単位幅当たりの引張荷重がそれよりも更に少な
い0.02kg/cm前後になっている。
【0011】尚、本発明において0.7%伸長時の単位
幅当たりの引張荷重が1.0kg/cm以下となる基布
を使用する理由は、それが余り強い基布を用いると差込
時にニードル19の基布13から受ける抗力が大きくな
って撓み易くなる等の不都合が生じるからである。
幅当たりの引張荷重が1.0kg/cm以下となる基布
を使用する理由は、それが余り強い基布を用いると差込
時にニードル19の基布13から受ける抗力が大きくな
って撓み易くなる等の不都合が生じるからである。
【0012】このように本発明における基布13は、タ
フテイング過程におけるニードル作用箇所16と巻取ロ
ーラ18との間での伸縮が抑えられるのであるが、その
際ニードル19に押し返されて1ステッチゲージ(S)
相応分だけ送出ローラ側17にずれ移動した緯糸12は
、緯糸12の打込間隔Yとテープ幅bとがそれぞれステ
ッチゲージSの0.6〜1.5倍と略1ステッチゲージ
(S)相応分であり、経糸11が表面の平滑な無撚のプ
ラスチックテープヤーンであるから緯糸12が滑り易く
、基布13の織組織が緯糸12のずれ移動し易い1/2
ないし2/1綾織組織であり、又、緯糸12がテープ幅
方向bの弾力性に富む無撚のプラスチックスプリットテ
ープヤーンであるから、ニードル19に押されて縮めら
れたテープ幅はニードル19が引き抜かれた時点で元の
テープ幅bに弾性的に復元され、そして又、ニードル作
用箇所16から送出ローラ側17にあるスプリットテー
プヤーンの全てがずれ移動した緯糸12を巻取ローラ側
18に押し戻すように弾性付勢するので、ニードル19
の差込時に生じた緯糸12の目ずれは元の状態に戻り易
い。
フテイング過程におけるニードル作用箇所16と巻取ロ
ーラ18との間での伸縮が抑えられるのであるが、その
際ニードル19に押し返されて1ステッチゲージ(S)
相応分だけ送出ローラ側17にずれ移動した緯糸12は
、緯糸12の打込間隔Yとテープ幅bとがそれぞれステ
ッチゲージSの0.6〜1.5倍と略1ステッチゲージ
(S)相応分であり、経糸11が表面の平滑な無撚のプ
ラスチックテープヤーンであるから緯糸12が滑り易く
、基布13の織組織が緯糸12のずれ移動し易い1/2
ないし2/1綾織組織であり、又、緯糸12がテープ幅
方向bの弾力性に富む無撚のプラスチックスプリットテ
ープヤーンであるから、ニードル19に押されて縮めら
れたテープ幅はニードル19が引き抜かれた時点で元の
テープ幅bに弾性的に復元され、そして又、ニードル作
用箇所16から送出ローラ側17にあるスプリットテー
プヤーンの全てがずれ移動した緯糸12を巻取ローラ側
18に押し戻すように弾性付勢するので、ニードル19
の差込時に生じた緯糸12の目ずれは元の状態に戻り易
い。
【0013】このような緯糸12の目ずれは、経糸と緯
糸との接結の少ない朱子織組織で織成された基布では緯
糸12が経糸11の上に浮き上がり易いので一層起き易
くなるのであるが、そのように長く浮き出た緯糸相互間
では巻取ローラ側18に押し戻そうとする反発力が作用
せず、従って、一旦緯糸12に生じた目ずれは復元され
難い。
糸との接結の少ない朱子織組織で織成された基布では緯
糸12が経糸11の上に浮き上がり易いので一層起き易
くなるのであるが、そのように長く浮き出た緯糸相互間
では巻取ローラ側18に押し戻そうとする反発力が作用
せず、従って、一旦緯糸12に生じた目ずれは復元され
難い。
【0014】この点で本発明では、基布13の織組織を
朱子織組織ではなく1/2ないし2/1の綾織組織とし
たので、緯糸12が経糸11の上に極端に浮き上がらず
、ニードル19の抜き取られる時点で作用する緯糸相互
間での反発力によってずれ移動した緯糸12が元の位置
に戻され易い。
朱子織組織ではなく1/2ないし2/1の綾織組織とし
たので、緯糸12が経糸11の上に極端に浮き上がらず
、ニードル19の抜き取られる時点で作用する緯糸相互
間での反発力によってずれ移動した緯糸12が元の位置
に戻され易い。
【0015】そして又本発明では、経糸11の整経間隔
Xとテープ幅aがそれぞれニードルゲージNの0.6〜
1.5倍であり、各ニードル間には略1本のテープヤー
ン11が介在することになり、それらのテープヤーン1
1はそれぞれニードル11に規制されて左右にずれ移動
することがないので、緯糸12に目ずれが生じるとして
も、それによってパイル22のニードルゲージNが乱れ
ると言う不都合は生じない。
Xとテープ幅aがそれぞれニードルゲージNの0.6〜
1.5倍であり、各ニードル間には略1本のテープヤー
ン11が介在することになり、それらのテープヤーン1
1はそれぞれニードル11に規制されて左右にずれ移動
することがないので、緯糸12に目ずれが生じるとして
も、それによってパイル22のニードルゲージNが乱れ
ると言う不都合は生じない。
【0016】
【実施例】テープ幅aが1.5mm、繊度が450デニ
ールのポリエステル・モノフイラメントテープヤーンを
経糸11とし、テープ幅bが2mm、繊度が850デニ
ールのポリエステル・スプリットヤーンを緯糸12とし
、経糸密度を18本/吋、緯糸密度を16本/吋にし、
2/1綾織組織にて基布13を織成した。
ールのポリエステル・モノフイラメントテープヤーンを
経糸11とし、テープ幅bが2mm、繊度が850デニ
ールのポリエステル・スプリットヤーンを緯糸12とし
、経糸密度を18本/吋、緯糸密度を16本/吋にし、
2/1綾織組織にて基布13を織成した。
【0017】この基布13の経糸方向での0.7%伸長
時の引張強度は0.74kg/cmであった。
時の引張強度は0.74kg/cmであった。
【0018】この基布13に、ルーパー24とナイフ2
5を具備しニードルゲージNが1/20吋に設定された
タフテッド機において、ステッチゲージSを1/20吋
に設定してトータルデニールが680デニールのナイロ
ンマルチフイラメント糸に成るパイル糸21をタフテイ
ングし、パイル22の長さが3mmでパイル密度が綺麗
に揃ったタフテッドパイル布帛20が得られた。図中、
23は、バックステッチを示す。
5を具備しニードルゲージNが1/20吋に設定された
タフテッド機において、ステッチゲージSを1/20吋
に設定してトータルデニールが680デニールのナイロ
ンマルチフイラメント糸に成るパイル糸21をタフテイ
ングし、パイル22の長さが3mmでパイル密度が綺麗
に揃ったタフテッドパイル布帛20が得られた。図中、
23は、バックステッチを示す。
【0019】
【発明の効果】上記の如く本発明によると、ニードル1
9が差し込まれている間に、ニードル作用箇所16の緯
糸12が、巻取ローラ18が引っ張る約1ステッチゲー
ジ相応分だけ送出ローラ側17にずれ移動するので、ニ
ードル作用箇所16と巻取ローラ18との間で基布13
が引き伸ばされることがなく、又、ニードル19が基布
13によって巻取ローラ側18に押し曲げられることが
ないので、基布13やニードル19に振動が生じ難く、
従って、タフテッド機を高速稼動する場合でもニードル
ゲージNやステッチゲージSのばらつきが抑えられる。
9が差し込まれている間に、ニードル作用箇所16の緯
糸12が、巻取ローラ18が引っ張る約1ステッチゲー
ジ相応分だけ送出ローラ側17にずれ移動するので、ニ
ードル作用箇所16と巻取ローラ18との間で基布13
が引き伸ばされることがなく、又、ニードル19が基布
13によって巻取ローラ側18に押し曲げられることが
ないので、基布13やニードル19に振動が生じ難く、
従って、タフテッド機を高速稼動する場合でもニードル
ゲージNやステッチゲージSのばらつきが抑えられる。
【0020】そして、ニードル13が引き抜かれた時点
では、先にずれ移動したニードル作用箇所16での緯糸
12が巻取ローラ側18の元の位置に弾性的に押し戻さ
れて基布13の布目が揃えられるので、パイル密度が綺
麗に揃った高品質のモケット調タフテッドパイル布帛が
得られる。
では、先にずれ移動したニードル作用箇所16での緯糸
12が巻取ローラ側18の元の位置に弾性的に押し戻さ
れて基布13の布目が揃えられるので、パイル密度が綺
麗に揃った高品質のモケット調タフテッドパイル布帛が
得られる。
【0021】このように本発明は、ニードル19が細く
ニードルゲージNが5/64吋(1.98mm)以下と
細かなファインゲージのタフテッドパイル布帛を効率的
に生産する上で頗る好都合である。
ニードルゲージNが5/64吋(1.98mm)以下と
細かなファインゲージのタフテッドパイル布帛を効率的
に生産する上で頗る好都合である。
【図1】本発明に係るタフテッドパイル布帛のタフテイ
ング過程での部分拡大斜視図である。
ング過程での部分拡大斜視図である。
【図2】本発明に係る基布の緯糸の平面図である。
【図3】タフテッド機の要部側面図である。
11 経糸
12 緯糸
13 基布
15 スリット
16 ニードル作用箇所
17 送出ローラ
18 巻取ローラ
19 ニードル
20 パイル布帛
21 パイル糸
22 パイル
23 バックステッチ
24 ルーパー
25 ナイフ
a テープ幅
b テープ幅
S ステッチゲージ
N ニードルゲージ
X 整経間隔
Y 打込間隔
L 距離
Claims (2)
- 【請求項1】 実質的に無撚のプラスチックテープヤ
ーン11を経糸とし、長さ方向に飛び飛びにスリット1
5を有する実質的に無撚のプラスチックスプリットテー
プヤーン12を緯糸とし、経糸が1本の緯糸の上を超え
2本の緯糸の下に潜る1─2の綾ないし経糸が2本の緯
糸の上を超え1本の緯糸の下に潜る2─1の綾の3枚斜
紋織組織により経糸間と緯糸間のそれぞれに隙間なく緻
密に織成された基布13に、ニードルゲージNとステッ
チゲージSがそれぞれ5/64吋(1.98mm)以下
となるパイル密度をもってパイル22がタフテイングさ
れており、経糸11の整経間隔Xとテープ幅aがそれぞ
れニードルゲージNの0.6〜1.5倍であり、緯糸1
2の打込間隔Yとテープ幅bとがそれぞれステッチゲー
ジSの0.6〜1.5倍であることを特徴とするモケッ
ト調タフテッドパイル布帛 - 【請求項2】 実質的に無撚のプラスチックテープヤ
ーン11を経糸とし、長さ方向に飛び飛びにスリット1
5を有する実質的に無撚のプラスチックスプリットテー
プヤーン12を緯糸とし、経糸が1本の緯糸の上を超え
2本の緯糸の下に潜る1─2の綾ないし経糸が2本の緯
糸の上を超え1本の緯糸の下に潜る2─1の綾の3枚斜
紋織組織により経糸間と緯糸間のそれぞれに隙間なく緻
密に織成され、経糸方向(長さ方向)の0.7%伸長時
の単位幅当たりの引張荷重が0.4〜1.0kg/cm
となる引張強度を有する基布13に、ニードルゲージN
とステッチゲージSがそれぞれ5/64吋(1.98m
m)以下となるパイル密度をもってパイル22がタフテ
イングされており、経糸11の整経間隔Xとテープ幅a
がそれぞれニードルゲージNの0.6〜1.5倍であり
、緯糸12の打込間隔Yとテープ幅bとがそれぞれステ
ッチゲージSの0.6〜1.5倍であることを特徴とす
るモケット調タフテッドパイル布帛
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2414505A JPH0637742B2 (ja) | 1990-12-25 | 1990-12-25 | モケット調タフテッドパイル布帛 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2414505A JPH0637742B2 (ja) | 1990-12-25 | 1990-12-25 | モケット調タフテッドパイル布帛 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04222271A true JPH04222271A (ja) | 1992-08-12 |
JPH0637742B2 JPH0637742B2 (ja) | 1994-05-18 |
Family
ID=18522977
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2414505A Expired - Lifetime JPH0637742B2 (ja) | 1990-12-25 | 1990-12-25 | モケット調タフテッドパイル布帛 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0637742B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002307589A (ja) * | 2001-04-13 | 2002-10-23 | Chisso Corp | 積層体 |
KR100891211B1 (ko) * | 2007-11-14 | 2009-04-02 | 주식회사 파비노 | 커버구조체 및 그 제조방법 |
-
1990
- 1990-12-25 JP JP2414505A patent/JPH0637742B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002307589A (ja) * | 2001-04-13 | 2002-10-23 | Chisso Corp | 積層体 |
KR100891211B1 (ko) * | 2007-11-14 | 2009-04-02 | 주식회사 파비노 | 커버구조체 및 그 제조방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0637742B2 (ja) | 1994-05-18 |
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