JPH04221994A - アクティブマトリックス液晶表示素子の駆動方法 - Google Patents

アクティブマトリックス液晶表示素子の駆動方法

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JPH04221994A
JPH04221994A JP40602990A JP40602990A JPH04221994A JP H04221994 A JPH04221994 A JP H04221994A JP 40602990 A JP40602990 A JP 40602990A JP 40602990 A JP40602990 A JP 40602990A JP H04221994 A JPH04221994 A JP H04221994A
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JP40602990A
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Yorihisa Suzuki
鈴木 順久
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アクティブマトリック
ス液晶表示素子の駆動方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】アクティブマトリックス液晶表示素子と
して、画素電極を選択する能動素子に薄膜トランジスタ
を用いたものがある。
【0003】このアクティブマトリックス液晶表示素子
は、液晶層をはさんで対向する一対の透明基板の一方に
、多数本の走査ラインとこの走査ラインと直交する多数
本のデータラインとを配線するとともに、これら各走査
ラインと各データラインとの交差部にそれぞれ対応させ
て薄膜トランジスタとこの薄膜トランジスタに接続され
た画素電極とを設け、他方の基板には前記画素電極と対
向する対向電極を形成した構成となっている。
【0004】図4は上記アクティブマトリックス液晶表
示素子の等価回路図である。図4において、1は一方の
透明基板、2は走査ライン、3はデータライン、4は各
走査ライン2と各データライン3との交差部にそれぞれ
対応させて配設された薄膜トランジスタであり、この薄
膜トランジスタ4のゲート電極は前記走査ライン2につ
ながり、ドレイン電極は前記データライン3につながっ
ている。
【0005】この薄膜トランジスタ4は例えば逆スタガ
ー型のもので、この逆スタガー型の薄膜トランジスタは
、その構造は図示しないが、基板1上にゲート電極を形
成し、このゲート電極の上にゲート絶縁膜を介してと半
導体層を形成するとともに、この半導体層の上にソース
電極とドレイン電極とを形成した構成となっている。 なお、この薄膜トランジスタ4のゲート絶縁膜(透明絶
縁膜)は基板1のほぼ全面にわたって形成されており、
走査ライン2は基板1上に配線され、データライン3は
前記ゲート絶縁膜の上に配線されている。
【0006】また、図4において、Aは上記各走査ライ
ン2と各データライン3との交差部にそれぞれ対応させ
て配設された画素部であり、この各画素部Aは、ITO
等の透明導電膜からなる画素電極と図示しない他方の透
明基板に形成された対向電極およびこの両電極間の液晶
とで構成される画素5と、ストレージキャパシタ6とで
構成されている。
【0007】上記画素電極は、前記ゲート絶縁膜の上に
形成されて薄膜トランジスタ4のソース電極に接続され
ており、対向電極は基板のほぼ全面にわたる面積の1枚
電極とされて接地端子に接続されている。
【0008】また、上記ストレージキャパシタ6は、薄
膜トランジスタ4のONによりデータライン3から画素
電極に印加されるデータ信号の電荷を蓄積して、この電
荷を保持するためのもので、このストレージキャパシタ
6は一般に、前記ゲート絶縁膜の下に画素電極の一部に
対向させてITO等の透明導電膜からなるキャパシタ用
電極を形成することにより、このキャパシタ用電極およ
び画素電極とその間のゲート絶縁膜とで構成されている
【0009】そして、各画素5のストレージキャパシタ
6の一端(画素電極側)は薄膜トランジスタ4のソース
電極に接続され、他端(キャパシタ電極)は図5に示し
たキャパシタライン7に接続されている。このキャパシ
タライン7は、行方向(走査ライン方向)に並んでいる
画素群にそれぞれ対応させて各走査ライン2と平行に配
線されており、各行の画素5のストレージキャパシタ6
は、その画素群に対応するキャパシタライン7に接続さ
れている。また、各キャパシタライン7は、その一端に
おいて図示しない接地ラインに共通接続され、この接地
ラインを介して接地されている。
【0010】このアクティブマトリックス液晶表示素子
は、従来、次のようにして表示駆動されている。すなわ
ち、図4において、20は走査駆動回路、30は画像デ
ータホールド回路であり、走査駆動回路20は各走査ラ
イン2の端子部に接続され、画像データホールド回路3
0は各データライン3の端子部に接続されている。
【0011】上記走査駆動回路20は各走査ライン2に
上記薄膜トランジスタ4をONさせるゲートパルスを順
次出力するもので、各走査ライン2に出力されたゲート
パルスは、上記薄膜トランジスタ4のゲート電極に印加
されてこの薄膜トランジスタ4をONさせる。
【0012】また、上記画像データホールド回路30は
、図示しない画像処理回路からの画像データを1走査ラ
イン分ずつ取込んでホールドし、この1走査ライン分の
画像データ信号を前記走査駆動回路20からのゲートパ
ルスの出力タイミングに合わせて各データライン3に出
力するもので、各データライン3に出力されたデータ信
号は、上記ゲートパルスによってONされた薄膜トラン
ジスタ4を介して画素電極に印加される。
【0013】図4および図5において、Dは、上記画像
データホールド回路30から各データライン3に印加さ
れるデータ信号を示している。このデータ信号Dは、電
圧の極性が一定周期で反転する信号であり、従来は、全
てのデータライン3に同じ極性(ただし電圧レベルは“
白”か“黒”かの画像データによって異なる)のデータ
信号Dを印加している。
【0014】そして、各画素5は、その画素電極に印加
された画像データ信号の電圧(画素電極と対向電極との
間の電界)による液晶の配向状態の変化によって表示動
作する。この場合、データライン3から画素電極に印加
されるデータ信号は、薄膜トランジスタ4がON状態に
ある時間、つまりこの薄膜トランジスタ4にゲートパル
スが印加されている選択時間中に印加されるだけである
が、上記画素電極の選択時にデータライン3から画素電
極に印加されたデータ信号は、ストレージキャパシタ6
にも供給されてその電荷がストレージキャパシタ6に蓄
積され、このストレージキャパシタ6に蓄積された電荷
によって、上記画素5は非選択時も表示動作状態に維持
される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の駆動方法では、行方向に並ぶ各画素5のうち、連続
して並ぶある程度以上の数の画素5に“黒”の画点を表
示させたときに、この“黒”の画点を表示する各画素5
のストレージキャパシタ6に蓄積されたデータ信号の電
荷がキャパシタライン7を通って他の各画素5のストレ
ージキャパシタ6にも印加され、そのために、本来“白
”の画点を表示するはずの画素5が、白と黒の中間色の
画点を誤表示してしまうという問題をもっていた。
【0016】これは、キャパシタライン7の配線抵抗に
よるものである。すなわち、上記キャパシタライン7は
、キャパシタ用電極と同じ透明導電膜か、あるいはクロ
ム等の金属膜で形成されているが、上記透明導電膜から
なるキャパシタライン7はその抵抗が高いし、またキャ
パシタライン7を金属膜で形成する場合も、その線幅を
極く細い幅(画素電極間の間隙に配線できる幅)に配線
しなければならないため、キャパシタライン7の抵抗は
高い。
【0017】図5は上記キャパシタライン7の等価回路
を示しており、Rc は、キャパシタライン7の各部分
、つまり各画素5のストレージキャパシタ6が接続され
ている各キャパシタ接続点間の部分と、最終段の画素5
のストレージキャパシタ6の接続点と接地端との間の配
線抵抗を示している。
【0018】そして、図5において、走査ライン2にゲ
ートパルスが印加されてこの走査ライン2に沿う全ての
薄膜トランジスタ4が同時にONし、このときに (1
)〜(n) の各画素部Aの画素5のうち、図上左端の
 (1)の画素5には“白”の画点を表示させるための
低電位(電圧レベルがほぼ0)のデータ信号が薄膜トラ
ンジスタ4を介して印加され、他の (2)〜(n) 
の画素5にはそれぞれ“黒”の画点を表示させるための
高電位のデータ信号が薄膜トランジスタ4を介して印加
された場合を考えると、このときは、 (2)〜(n)
 の画素5のストレージキャパシタ6と画素電極とにそ
れぞれ高電位のデータ信号が印加され、このデータ信号
の電荷が、画素電極と対向電極およびその間の液晶とで
構成される等価コンデンサと、上記ストレージキャパシ
タ6とに蓄積される。
【0019】一方、各画素5のストレージキャパシタ6
とキャパシタライン7との接続点P1 〜Pn の電位
を見ると、各画素5のストレージキャパシタ6と、この
ストレージキャパシタ6の接続点P1 〜Pn からキ
ャパシタライン7の接地端までの配線抵抗とはそれぞれ
、各画素5に対応する薄膜トランジスタ4から見て、上
記ストレージキャパシタ6に上記配線抵抗Rcが直列に
接続された微分回路を構成している。
【0020】したがって、高電位のデータ信号が印加さ
れた (2)〜(n) の画素5のうち、低電位のデー
タ信号が印加された (1)の画素5に最も近い (2
)の画素5のストレージキャパシタ6とキャパシタライ
ン7との接続点P2 の電位について見ると、この接続
点P2 には、 (2)の画素5に印加された高電位の
データ信号を上記部分回路で微分した波形の電位が発生
する。これは、高電位のデータ信号が印加された他の画
素つまり (3)〜(n) の画素5においても同様で
あり、これら (3)〜(n) の画素5のストレージ
キャパシタ6とキャパシタライン7との接続点P3 〜
Pn にも、 (3)〜(n) の画素5に印加された
高電位のデータ信号を微分した波形の電位が発生する。
【0021】そして、全てのデータライン3に同じ極性
のデータ信号Dが印加されていると、高電位のデータ信
号が印加された (2)〜(n) の画素5のストレー
ジキャパシタ6の全てに同じ極性の電荷が蓄積されるた
め、これらストレージキャパシタ6とキャパシタライン
7との接続点P2 〜Pnに発生する電位の極性も同じ
であるから、これら接続点P2 〜Pn の電位が重畳
してキャパシタライン7の電位が高くなる。
【0022】このため、低電位のデータ信号が印加され
た (1)の画素5のストレージキャパシタ6に、キャ
パシタライン7から高い電位の電荷が印加され、このス
トレージキャパシタ6に蓄積された電荷が (1)の画
素5の画素電極に供給されて、本来“白”の画点を表示
するはずの (1)の画素5の表示が、白と黒の中間色
の画点となって誤表示となる。
【0023】なお、ここでは、図上左端の (1)の画
素5に“白”の画点を表示させるための低電位のデータ
信号が印加され、他の (2)〜(n) の画素5にそ
れぞれ“黒”の画点を表示させるための高電位のデータ
信号が印加された場合について説明したが、上記のよう
な誤表示は、行方向に並んでいる各画素5のうち、連続
して並ぶある程度以上の数の画素5に上記高電位のデー
タ信号が印加されたときにも発生しており、この場合も
、“黒”の画点を表示する画素群の一端側(キャパシタ
ライン7の接地端側とは反対側)の画素5の表示が、本
来の“白”の画点ではなく、白と黒の中間色の画点とな
って誤表示となる。
【0024】これは“白”の画点を表示するはずの画素
5が複数連続して並んでいる場合も同様であり、この場
合は連続して並んでいる全ての画素5に表示が白と黒の
中間色の画点となって誤表示となる。
【0025】このため、上記アクティブマトリックス液
晶表示素子を従来の方法で駆動すると、“黒”の画点が
行方向にある程度の長さにわたって並ぶ画像を表示した
ときに、この“黒”の表示が、白と黒の中間色の尾を引
いた表示となって、画質が悪くなる。
【0026】本発明の目的は、液晶層をはさんで対向す
る一対の透明基板の一方に、多数本の走査ラインとこの
走査ラインと直交する多数本のデータラインとを配線す
るとともに、これら各走査ラインと各データラインとの
交差部にそれぞれ対応させて、ゲート電極が前記走査ラ
インにつながりドレイン電極が前記データラインにつな
がる薄膜トランジスタと、この薄膜トランジスタのソー
ス電極に接続された画素電極と、一端が前記薄膜トラン
ジスタのソース電極に接続され他端がキャパシタライン
に接続されたストレージキャパシタとを設け、他方の基
板には前記画素電極と対向する対向電極を形成したアク
ティブマトリックス液晶表示素子の駆動方法として、行
方向(走査ライン方向)に並ぶ各画素のうち、連続して
並ぶある程度以上の数の画素に“黒”の画点を表示させ
たときでも、“白”の画点を表示する画素には“白”の
画点を正しく表示させて、“黒”の画点が行方向にある
程度の長さにわたって並ぶ画像も尾引きのない良好な画
像として表示させることができる駆動方法を提供するこ
とにある。
【0027】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、アクティ
ブマトリックス液晶表示素子の各データラインのうち、
奇数番のデータラインには、電圧の極性が一定周期で反
転する第1のデータ信号を印加し、偶数番のデータライ
ンには、前記第1のデータ信号と同じ反転周期でかつ電
圧の極性は逆の第2のデータ信号を印加することを特徴
とするものである。
【0028】また、第2の発明は、アクティブマトリッ
クス液晶表示素子の各データラインを複数本ずつのグル
ープに分け、この各グループのデータラインのうち、奇
数番のグループのデータラインには、電圧の極性が一定
周期で反転する第1のデータ信号を印加し、偶数番のグ
ループのデータラインには、前記第1のデータ信号と同
じ反転周期でかつ電圧の極性は逆の第2のデータ信号を
印加することを特徴とするものである。
【0029】
【作用】すなわち、上記第1の発明は、奇数番のデータ
ラインに印加する第1のデータ信号と、偶数番のデータ
ラインに印加する第2のデータ信号との極性を逆にする
ことにより、薄膜トランジスタのソース電極に接続され
た画素電極と対向電極およびこの電極間の液晶とからな
り、かつ一端が前記薄膜トランジスタのソース電極に接
続され他端がキャパシタラインに接続されたストレージ
キャパシタが設けられた各画素のうち、奇数番のデータ
ラインから薄膜トランジスタを介してデータ信号を印加
される画素およびストレージキャパシタと、偶数番のデ
ータラインから薄膜トランジスタを介してデータ信号を
印加される画素およびストレージキャパシタとに、極性
が互いに逆の電荷を蓄積させるようにしたものである。
【0030】このようにすれば、行方向に並ぶ各画素の
うち、連続して並ぶある程度以上の数の画素に“黒”の
画点を表示させるための高電位のデータ信号を印加した
ときでも、この“黒”の画点を表示する各画素およびス
トレージキャパシタに蓄積されたデータ信号の電荷が各
画素ごとに逆であるため、これら画素のストレージキャ
パシタとキャパシタラインとの各接続点にそれぞれ発生
する電位が互いに相殺し合うから、これら接続点の電位
が重畳してキャパシタラインの電位が高くなることはな
い。
【0031】したがって、低電位のデータ信号が印加さ
れた画素のストレージキャパシタに高電位の電荷がキャ
パシタラインから印加されることはないから、低電位の
データ信号が印加された画素は誤表示動作することなく
“白”の画点を表示する。
【0032】また、上記第2の発明は、複数本ずつのグ
ループに分けたデータラインのうち、奇数番のグループ
のデータラインに印加する第1のデータ信号と、偶数番
のグループのデータラインに印加する第2のデータ信号
との極性を逆にすることにより、各画素のうち、奇数番
のグループのデータラインから薄膜トランジスタを介し
てデータ信号が印加される画素およびストレージキャパ
シタと、偶数番のグループのデータラインから薄膜トラ
ンジスタを介してデータ信号が印加される画素およびス
トレージキャパシタとに、極性が互いに逆の電荷を蓄積
させるようにしたものである。
【0033】このようにすれば、行方向に並ぶ各画素の
うち、連続して並ぶある程度以上の数の画素に“黒”の
画点を表示させるための高電位のデータ信号を印加した
ときでも、この“黒”の画点を表示する各画素のうち、
奇数番のグループのデータラインからデータ信号が印加
される奇数番グループの画素およびストレージキャパシ
タに蓄積されたデータ信号の電荷と、偶数番のグループ
のデータラインからデータ信号が印加される偶数番グル
ープの画素およびストレージキャパシタに蓄積されたデ
ータ信号の電荷とが逆であるため、奇数番グループの画
素のストレージキャパシタとキャパシタラインとの各接
続点にそれぞれ発生する電位と、偶数番グループの画素
ストレージキャパシタとキャパシタラインとの各接続点
にそれぞれ発生する電位とが互いに相殺される。このた
め、キャパシタライン上では、同じグループ内の限られ
た数のキャパシタ接続点の電位が重畳するだけであるか
ら、キャパシタラインの電位が高くなることはない。
【0034】したがって、この第2の発明においても、
低電位のデータ信号が印加された画素のストレージキャ
パシタに高電位の電荷がキャパシタラインから印加され
ることはないから、低電位のデータ信号が印加された画
素は誤表示動作することなく“白”の画点を表示する。
【0035】
【実施例】(第1の発明の一実施例)以下、第1の発明
の一実施例を図1および図2を参照して説明する。なお
、図1および図2において、図4および図5と同じ部分
については、図に同符号を付してその説明を省略する。
【0036】この実施例の駆動方法は、アクティブマト
リックス液晶表示素子の奇数番の各データライン3には
、電圧の極性が一定周期で反転する波形の第1のデータ
信号D1 を印加し、偶数番の各データライン3には、
前記第1のデータ信号D1 と同じ反転周期でかつ電圧
の極性は逆の波形の第2のデータ信号D2 を印加する
ものである。なお、第1のデータ信号D1 と第2のデ
ータ信号D1 とは、“白”か“黒”かの画像データに
よって電圧レベルが異なる信号である。
【0037】また、この実施例では、液晶表示素子の各
データライン3にデータ信号を印加する画像データホー
ルド回路を、図1に示すように第1と第2の2つの回路
30a,30bに分け、第1の画像データホールド回路
30aを液晶表示素子の一側において奇数番の各データ
ライン3に接続し、第2の画像データホールド回路30
bを液晶表示素子の他側において偶数番の各データライ
ン3に接続して、奇数番の各データライン3には第1の
画像データホールド回路30aから上記第1のデータ信
号D1 を印加し、偶数番の各データライン3には第2
の画像データホールド回路30bから上記第2のデータ
信号D2 を印加している。
【0038】すなわち、この駆動方法は、奇数番のデー
タライン3に印加する第1のデータ信号D1 と、偶数
番のデータライン3に印加する第2のデータ信号D2 
との極性を逆にすることにより、薄膜トランジスタ4の
ソース電極に接続された画素電極と対向電極およびこの
電極間の液晶とからなり、かつ一端が前記薄膜トランジ
スタ4のソース電極に接続され他端がキャパシタライン
7に接続されたストレージキャパシタ6が設けられた各
画素5のうち、奇数番のデータライン3から薄膜トラン
ジスタ4を介して第1のデータ信号D1 が印加される
画素5およびストレージキャパシタ6と、偶数番のデー
タライン3から薄膜トランジスタ4を介して第2のデー
タ信号D2 が印加される画素5およびストレージキャ
パシタ6とに、極性が互いに逆の電荷を蓄積させるよう
にしたものである。
【0039】このようにすれば、行方向(走査ライン方
向)に並ぶ各画素5のうち、連続して並ぶある程度以上
の数の画素5に“黒”の画点を表示させるための高電位
のデータ信号を印加したときでも、この“黒”の画点を
表示する各画素5およびストレージキャパシタ6に蓄積
されたデータ信号の電荷が各画素5ごとに逆であるため
、これら画素5のストレージキャパシタ6とキャパシタ
ライン7との各接続点にそれぞれ発生する電位が互いに
相殺し合うから、これら接続点の電位が重畳してキャパ
シタライン7の電位が高くなることはない。
【0040】したがって、低電位のデータ信号が印加さ
れた画素5のストレージキャパシタ6に高電位の電荷が
キャパシタライン7から印加されることはないから、低
電位のデータ信号が印加された画素5は誤表示動作する
ことなく“白”の画点を表示する。
【0041】この作用を図2を参照して説明すると、走
査ライン2にゲートパルスが印加されてこの走査ライン
2に沿う全ての薄膜トランジスタ4が同時にONし、こ
のときに、例えば (1)〜(n) の各画素部Aの画
素5のうち、図上左端の (1)の画素5には“白”の
画点を表示させるための低電位(電圧レベルがほぼ0)
のデータ信号が薄膜トランジスタ4を介して印加され、
他の (2)〜(n) の画素5にはそれぞれ“黒”の
画点を表示させるための高電位のデータ信号が薄膜トラ
ンジスタ4を介して印加された場合を考えると、このと
きは、 (2)〜(n) の画素5のストレージキャパ
シタ6と画素電極とにそれぞれ高電位のデータ信号が印
加され、このデータ信号の電荷が、画素電極と対向電極
およびその間の液晶とで構成される等価コンデンサと、
上記ストレージキャパシタ6とに蓄積される。
【0042】一方、各画素5のストレージキャパシタ6
とキャパシタライン7との接続点P1 〜Pn の電位
を見ると、各画素5のストレージキャパシタ6と、この
ストレージキャパシタ6の接続点P1 〜Pn からキ
ャパシタライン7の接地端までの配線抵抗とはそれぞれ
、各画素5に対応する薄膜トランジスタ4から見て、上
記ストレージキャパシタ6に上記配線抵抗Rcが直列に
接続された微分回路を構成しているため、高電位のデー
タ信号が印加された (2)〜(n) の画素5のスト
レージキャパシタ6とキャパシタライン7との接続点P
2 〜Pn には、 (2)〜(n)の画素5に印加さ
れた高電位のデータ信号を上記部分回路で微分した波形
の電位が発生する。
【0043】しかし、上記駆動方法では、上記 (2)
〜(n) の画素5のうち、奇数番の画素5に印加する
第1のデータ信号D1 と、偶数番の画素5に印加する
第2のデータ信号D2 とを逆極性の信号としているた
め、 (2)〜(n) の画素5の等価コンデンサおよ
びストレージキャパシタ6に蓄積された電荷の極性は、
奇数番の画素5の等価コンデンサおよびストレージキャ
パシタ6と、偶数番の画素5の等価コンデンサおよびス
トレージキャパシタ6とで逆であり、したがって、これ
ら画素5のストレージキャパシタ6とキャパシタライン
7との各接続点P1 〜Pn にそれぞれ発生する電位
が互いに相殺し合うから、これら接続点P1 〜Pn 
の電位が重畳してキャパシタライン7の電位が高くなる
ことはない。なお、この実施例では、キャパシタライン
の電位はほぼ0(接地電位)になる。
【0044】したがって、低電位のデータ信号が印加さ
れた (1)の画素5のストレージキャパシタ6に高電
位の電荷がキャパシタライン7から印加されることはな
いから、この (1)の画素5は“白”の画点を表示す
る。
【0045】なお、ここでは、図上左端の (1)の画
素5に“白”の画点を表示させるための低電位のデータ
信号を印加し、他の (2)〜(n)の画素5にそれぞ
れ“黒”の画点を表示させるための高電位のデータ信号
を印加した場合について説明したが、 (2)〜(n)
 の画素5のうちの一部の各画素5に低電位のデータ信
号を印加し、他の画素5に高電位のデータ信号を印加し
た場合も、低電位のデータ信号を印加した画素5は“白
”の画点を表示する。
【0046】したがって、上記駆動方法によれば、行方
向(走査ライン方向)に並ぶ各画素5のうち、連続して
並ぶある程度以上の数の画素5に“黒”の画点を表示さ
せたときでも、“白”の画点を表示する画素5には“白
”の画点を正しく表示させて、“黒”の画点が行方向に
ある程度の長さにわたって並ぶ画像も、尾引きのない良
好な画像として表示させることができる。
【0047】(第2の発明の一実施例)次に、第2の発
明の一実施例を図3を参照して説明する。
【0048】この実施例の駆動方法は、アクティブマト
リックス液晶表示素子の各データライン3を複数本ずつ
のグループY1 ,Y2 ,Y3 に分け、この各グル
ープY1 ,Y2 ,Y3 のデータライン3のうち、
奇数番のグループY1 ,Y3 の各データライン3に
は、電圧の極性が一定周期で反転する第1のデータ信号
D1 を印加し、偶数番のグループY2 の各データラ
イン3には、前記第1のデータ信号D1 と同じ反転周
期でかつ電圧の極性は逆の第2のデータ信号D2 を印
加するものであり、この実施例では、画像データホール
ド回路を、データライン3のグループ数と同じ数の回路
31a,31b,31cに分けて、奇数番の画像データ
ホールド回路31a,31cから奇数番のグループY1
 ,Y3 のデータライン3に上記第1のデータ信号D
1 を印加し、偶数番の画像データホールド回路31b
から偶数番のグループY2 の各データライン3に上記
第2のデータ信号D2 を印加するようにしている。
【0049】すなわち、この駆動方法は、複数本ずつの
グループY1 ,Y2 ,Y3 に分けたデータライン
3のうち、奇数番のグループY1,Y3 のデータライ
ン3に印加する第1のデータ信号D1 と、偶数番のグ
ループY2 のデータライン3に印加する第2のデータ
信号D2との極性を逆にすることにより、各画素部Aの
画素5およびストレージキャパシタ6(図2参照)のう
ち、奇数番のグループY1 ,Y3 のデータライン3
から薄膜トランジスタ4を介して第1のデータ信号D1
 が印加される画素部Aの画素5およびストレージキャ
パシタ6と、偶数番のグループY2 のデータライン3
から薄膜トランジスタ4を介して第2のデータ信号D2
 が印加される画素部Aの画素5およびストレージキャ
パシタ6とに、極性が互いに逆の電荷を蓄積させるよう
にしたものである。
【0050】このようにすれば、行方向に並ぶ画素のう
ち、連続して並ぶある程度以上の数の画素5に“黒”の
画点を表示させるための高電位のデータ信号を印加した
ときでも、この“黒”の画点を表示する各画素5のうち
、奇数番のグループY1 ,Y3 のデータライン4か
ら第1のデータ信号D1 が印加された奇数番グループ
Y1 ,Y3 の画素5およびストレージキャパシタ6
に蓄積されたデータ信号の電荷と、偶数番のグループY
2 のデータライン3から第2のデータ信号D2 が印
加された偶数番グループY2 の画素5およびストレー
ジキャパシタ6に蓄積されたデータ信号の電荷とが逆で
あるため、奇数番グループY1 ,Y3 の画素5のス
トレージキャパシタ6とキャパシタライン7(図2参照
)との各接続点にそれぞれ発生する電位と、偶数番グル
ープY2 の画素5のストレージキャパシタ6と上記キ
ャパシタライン7との各接続点にそれぞれ発生する電位
とが互いに相殺される。
【0051】このため、キャパシタライン上では、同じ
グループ内の限られた数のキャパシタ接続点の電位が重
畳するだけであるから、キャパシタラインの電位が高く
なることはない。
【0052】このため、この実施例の駆動方法において
も、低電位のデータ信号が印加された画素5のストレー
ジキャパシタ6に高電位の電荷がキャパシタラインから
印加されることはなく、したがって、低電位のデータ信
号が印加された画素5は誤表示動作することなく“白”
の画点を表示するから、“黒”の画点が行方向にある程
度の長さにわたって並ぶ画像も、尾引きのない良好な画
像として表示させることができる。
【0053】なお、図3では、液晶表示素子の各データ
ライン3を3つのグループY1 ,Y2 ,Y3 に分
けているが、このデータライン3はできるだけ多くのグ
ループに分けて、各ブループのデータライン数を少なく
するのが望ましい。
【0054】
【発明の効果】第1の発明は、アクティブマトリックス
液晶表示素子の各データラインのうち、奇数番のデータ
ラインには、電圧の極性が一定周期で反転する第1のデ
ータ信号を印加し、偶数番のデータラインには、前記第
1のデータ信号と同じ反転周期でかつ電圧の極性は逆の
第2のデータ信号を印加するものであるから、行方向(
走査ライン方向)に並ぶ各画素のうち、連続して並ぶあ
る程度以上の数の画素に“黒”の画点を表示させたとき
でも、“白”の画点を表示する画素には“白”の画点を
正しく表示させて、“黒”の画点が行方向にある程度の
長さにわたって並ぶ画像も尾引きのない良好な画像とし
て表示させることができる。
【0055】また、第2の発明は、アクティブマトリッ
クス液晶表示素子の各データラインを複数本ずつのグル
ープに分け、この各グループのデータラインのうち、奇
数番のグループのデータラインには、電圧の極性が一定
周期で反転する第1のデータ信号を印加し、偶数番のグ
ループのデータラインには、前記第1のデータ信号と同
じ反転周期でかつ電圧の極性は逆の第2のデータ信号を
印加するものであるから、この第2の発明によっても、
上記第1の発明と同様な効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の一実施例を示すアクティブマトリ
ックス液晶表示素子の等価回路図。
【図2】図1の一部分の拡大図。
【図3】第2の発明の一実施例を示すアクティブマトリ
ックス液晶表示素子の等価回路図。
【図4】従来の駆動方法を示すアクティブマトリックス
液晶表示素子の等価回路図。
【図5】図4の一部分の拡大図。
【符号の説明】
2…走査ライン、3…データライン、4…薄膜トランジ
スタ、A…画素部、5…画素、6…ストレージキャパシ
タ、7…キャパシタライン、D1 …第1のデータ信号
、D2 …第2のデータ信号。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  液晶層をはさんで対向する一対の透明
    基板の一方に、多数本の走査ラインとこの走査ラインと
    直交する多数本のデータラインとを配線するとともに、
    これら各走査ラインと各データラインとの交差部にそれ
    ぞれ対応させて、ゲート電極が前記走査ラインにつなが
    りドレイン電極が前記データラインにつながる薄膜トラ
    ンジスタと、この薄膜トランジスタのソース電極に接続
    された画素電極と、一端が前記薄膜トランジスタのソー
    ス電極に接続され他端がキャパシタラインに接続された
    ストレージキャパシタとを設け、他方の基板には前記画
    素電極と対向する対向電極を形成したアクティブマトリ
    ックス液晶表示素子の駆動方法において、前記各データ
    ラインのうち、奇数番のデータラインには、電圧の極性
    が一定周期で反転する第1のデータ信号を印加し、偶数
    番のデータラインには、前記第1のデータ信号と同じ反
    転周期でかつ電圧の極性は逆の第2のデータ信号を印加
    することを特徴とするアクティブマトリックス液晶表示
    素子の駆動方法。
  2. 【請求項2】液晶層をはさんで対向する一対の透明基板
    の一方に、多数本の走査ラインとこの走査ラインと直交
    する多数本のデータラインとを配線するとともに、これ
    ら各走査ラインと各データラインとの交差部にそれぞれ
    対応させて、ゲート電極が前記走査ラインにつながりド
    レイン電極が前記データラインにつながる薄膜トランジ
    スタと、この薄膜トランジスタのソース電極に接続され
    た画素電極と、一端が前記薄膜トランジスタのソース電
    極に接続され他端がキャパシタラインに接続されたスト
    レージキャパシタとを設け、他方の基板には前記画素電
    極と対向する対向電極を形成したアクティブマトリック
    ス液晶表示素子の駆動方法において、前記各データライ
    ンを複数本ずつのグループに分け、この各グループのデ
    ータラインのうち、奇数番のグループのデータラインに
    は、電圧の極性が一定周期で反転する第1のデータ信号
    を印加し、偶数番のグループのデータラインには、前記
    第1のデータ信号と同じ反転周期でかつ電圧の極性は逆
    の第2のデータ信号を印加することを特徴とするアクテ
    ィブマトリックス液晶表示素子の駆動方法。
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