JPH04221805A - 希土類焼結合金の製造方法および永久磁石の製造方法 - Google Patents

希土類焼結合金の製造方法および永久磁石の製造方法

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JPH04221805A
JPH04221805A JP2418072A JP41807290A JPH04221805A JP H04221805 A JPH04221805 A JP H04221805A JP 2418072 A JP2418072 A JP 2418072A JP 41807290 A JP41807290 A JP 41807290A JP H04221805 A JPH04221805 A JP H04221805A
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JP
Japan
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alloy
powder
hydride
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additive
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JP2418072A
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Jun Nakagawa
準 中川
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Original Assignee
TDK Corp
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F1/00Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties
    • H01F1/01Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials
    • H01F1/03Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity
    • H01F1/032Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of hard-magnetic materials
    • H01F1/04Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of hard-magnetic materials metals or alloys
    • H01F1/047Alloys characterised by their composition
    • H01F1/053Alloys characterised by their composition containing rare earth metals
    • H01F1/0536Alloys characterised by their composition containing rare earth metals sintered

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  • Powder Metallurgy (AREA)
  • Hard Magnetic Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、希土類焼結合金の製造
方法と、希土類焼結合金の1種であるR(Rは、Yを含
む希土類金属元素の1種以上である)、T(Tは、Fe
、またはFeおよびCoである)およびBを含むR−F
e−B系焼結永久磁石の製造方法とに関する。
【0002】
【従来の技術】希土類焼結合金は、Sm−Co系磁石や
R−Fe−B系磁石等の永久磁石、水素吸蔵材料、磁歪
材料、磁気冷凍用材料など、広い分野に応用されている
【0003】従来、希土類焼結合金は、最終目標組成に
近い合金を粉砕、成形、焼結して製造されているが、目
標特性に応じて組成の微妙に異なる種々の原料粉末を準
備しなければならないため、煩雑であり、低コストで製
造できない。また、原料粉末の組成にずれが生じた場合
、その原料粉末は廃棄せざるを得ない。
【0004】さらに、希土類焼結合金では、原料合金の
合金化の際や焼結の際の凝固過程において希土類金属元
素の分布が決定されてしまうため、結晶粒界における希
土類金属元素の組成を制御することが困難であり設計の
自由度が小さい。具体的には、例えばNd−Fe−B系
永久磁石の製造においてDyを含有させる場合、Dyは
凝固過程において結晶粒内に取り込まれ、焼結合金中で
は主として結晶粒内に存在することになるので、原料粉
末中のDy含有比率を高めても結晶粒界におけるDy濃
度を高めることは難しい。このため、結晶粒界における
希土類金属組成を制御できる製造方法が望まれていた。
【0005】このような製造方法は、特にR−Fe−B
系永久磁石において強く要求されている。
【0006】従来、高性能を有する希土類金属磁石とし
ては、粉末冶金法によるSm−Co系磁石が知られてい
るが、このものは、Sm、Coの原料価格が高いという
欠点を有する。希土類金属元素の中では原子量の小さい
元素、例えば、CeやPr、Ndは、Smよりも豊富に
あり価格が安く、また、FeもCoに比べ安価である。
【0007】そこで、近年Nd−Fe−B磁石等のR−
Fe−B系磁石が開発され、特開昭59−46008号
公報には焼結磁石が開示されている。焼結法による磁石
では、従来のSm−Co系の粉末冶金プロセス(溶解→
鋳造→インゴット粗粉砕→微粉砕→プレス→焼結→磁石
)を適用でき、また、高い磁気特性を得ることも容易で
ある。
【0008】R−Fe−B系磁石を焼結法により製造す
る場合も、通常の希土類焼結合金と同様に、製造される
磁石とほぼ同一組成のR−Fe−B系合金の原料粉末を
成形し、焼結する。この際に上記したような問題が生じ
るが、R−Fe−B系永久磁石では、特に結晶粒界付近
のRの種類および含有量により特性が強く影響されるた
め、結晶粒界の組成制御が重要である。
【0009】原料粉末の組成を変えずにR−Fe−B系
磁石のR組成を変更する方法としては、R−Fe−B系
合金粉末とRの酸化物粉末との混合物を焼結する方法が
提案されている(特開昭61−253805号公報、A
ppl.Phys.Lett.48(8),24  F
eburuary  1986,548−550)。し
かし、酸化物を添加した場合、磁石中の酸素量が増大し
、磁気特性、特に残留磁束密度が低下してしまい、R組
成変更だけによる特性制御ができない。
【0010】また、酸素含有量増加により耐食性も低下
してしまう。
【0011】さらに、重希土類金属の酸化物は軽希土類
金属により還元されて結晶粒界中に入ると考えられるが
、このような酸化還元反応が完全には行なわれないこと
があるので、添加した酸化物中のRを全て利用できると
は限らず、設計と異なった特性となってしまうことがあ
る。
【0012】米国特許第4,857,118号明細書で
は、R2(Fe,Co)14Bの化学量論組成に、組成
の異なる化合物(R水素化物またはR合金の水素化物)
を添加し、これを焼結して永久磁石を作製している。同
明細書のクレーム1には、R水素化物は粉砕工程中に添
加される旨が記載されており、実際、EXAMPLE1
  ではNd2Fe14B合金を2〜50μmまで粉砕
した後、DyH1.7を10重量%添加して混合物とし
、この混合物をボールミルで60分間粉砕した後、磁場
中成形および焼結を行なっている。このようにして得ら
れた永久磁石の磁気特性は、Hc=1950kAm−1
、Br=1.05Tと記載されている。
【0013】このようにR水素化物を用いれば、R酸化
物を用いる場合に生じる上記問題は解決されるが、上記
米国特許明細書に記載されているようにR2(Fe,C
o)14B合金とR水素化物とを混合した状態で粉砕す
ると、下記のような問題が生じてしまう。
【0014】R2(Fe,Co)14B合金粉末は焼結
後に主相となるので鋭い粒度分布が要求される。このた
め、粉砕手段としてはジェットミル等の気流粉砕機が好
ましく用いられている。しかし、R水素化物はR2(F
e,Co)14B合金に比べて脆く粉砕されやすいため
、R2(Fe,Co)14B合金と同等の条件でジェッ
トミル粉砕すると粒子径が小さくなりすぎて飛散し、歩
留りが悪化する。また、粉砕条件の微妙な変化により歩
留りも変化するので、組成の調整が難しい。また、粒子
径が小さくなるため、R水素化物が酸化されやすくなる
。さらに、成形時に金型に付着しやすい、カジリが出や
すい、金型が傷む等の問題が発生し、良好な成形性が得
られなくなる。
【0015】なお、このような問題は、R2(Fe,C
o)14B合金とR水素化物の組み合わせに限らず、脆
さや延性、展性等の異なる組み合わせの場合に生じるも
のであり、例えばR2(Fe,Co)14B合金とR金
属との組み合わせの場合にも問題となる。この場合、R
金属は粉砕されにくいため、やはり良好な成形性が得ら
れない。また、(Fe,Co)14B合金と組成の違い
が大きいR合金に関しても同様である。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような事
情からなされたものであり、R−Fe−B系磁石を始め
とする希土類焼結合金のR組成変更を容易、正確かつ低
コストにて行なうことができ、しかも、成形が容易で、
かつ金型の寿命を向上でき、また、均質な焼結合金が得
られる製造方法を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(4)の本発明により達成される。
【0018】(1)R(Rは、Yを含む希土類金属元素
の1種以上である。)を含有する基本組成合金粉末と、
R水素化物および/またはR合金水素化物を主成分とし
て含有するかRおよび/またはR合金を主成分として含
有する添加粉末とを混合して混合粉末を得る混合工程と
、前記混合粉末を成形して成形体を得る成形工程と、前
記成形体を焼結する焼結工程とを有し、前記基本組成合
金粉末を構成する粒子の平均粒子径および前記添加粉末
を構成する粒子の平均粒子径が10μm以下であること
を特徴とする希土類焼結合金の製造方法。
【0019】(2)前記R水素化物がR二水素化物であ
る上記(1)に記載の希土類焼結合金の製造方法。
【0020】(3)R(Rは、Yを含む希土類金属元素
の1種以上である。)、T(Tは、Fe、またはFeお
よびCoである。)およびBを主成分とする永久磁石を
製造する方法であって、R、TおよびBを主成分とする
基本組成合金粉末と、R水素化物および/またはR合金
水素化物を主成分として含有するかRおよび/またはR
合金を主成分として含有する添加粉末とを混合して混合
粉末を得る混合工程と、前記混合粉末を成形して成形体
を得る成形工程と、前記成形体を焼結する焼結工程とを
有し、前記基本組成合金粉末を構成する粒子の平均粒子
径および前記添加粉末を構成する粒子の平均粒子径が1
0μm以下であることを特徴とする永久磁石の製造方法
【0021】(4)前記R水素化物がR二水素化物であ
る上記(3)に記載の永久磁石の製造方法。
【0022】
【作用】本発明では、R(Rは、Yを含む希土類金属元
素の1種以上である)と他の金属元素との合金を所定の
平均粒子径まで粉砕して基本組成合金粉末を作製し、ま
た、RやR合金、これらの水素化物などを主成分とする
添加物を所定の平均粒子径まで粉砕して添加粉末を作製
する。次いで、基本組成合金粉末と添加粉末とを混合し
、得られた混合物を成形した後、焼結し、希土類焼結合
金を得る。
【0023】すなわち、本発明では、基本組成合金およ
び添加物は、混合前に所定の平均粒子径とされており、
混合物を粉砕することはない。
【0024】このため、基本組成合金および添加物を、
それぞれの組成等に応じた最適の手段および最適の条件
で粉砕することができる。従って、均質な成形体を得る
ことができ、高特性の希土類焼結合金が安定して得られ
る。また、添加粉末が細かくなりすぎることがないため
、粉砕時の添加粉末の歩留りが向上し粉砕時の組成ずれ
もない。さらに金型の寿命も向上する。
【0025】また、添加粉末中のRは焼結時に液相化し
て主として結晶粒界付近に存在するため、結晶粒界付近
における局所的な組成の制御が可能となり、これにより
希土類焼結合金の各種特性を制御することができるが、
本発明によれば、基本組成合金粉末の粒子径に依存せず
に添加粉末の粒子径を自在に設定できるので、希土類焼
結合金の特性制御が容易となる。
【0026】なお、このような結晶粒界付近の組成制御
は、特にR−Fe−B系永久磁石の製造に際し有用であ
る。この場合、基本組成合金粉末としては、R、T(T
は、Fe、またはFeおよびCoである)およびBを主
成分とするものを用いる。
【0027】
【具体的構成】以下、本発明の具体的構成について詳細
に説明する。
【0028】本発明の希土類焼結合金の製造方法の第1
の態様は、R(Rは、Yを含む希土類金属元素の1種以
上である。)を含有する基本組成合金粉末と、R水素化
物および/またはR合金水素化物を主成分として含有す
る添加粉末とを混合して混合粉末を得る混合工程と、前
記混合粉末を成形して成形体を得る成形工程と、前記成
形体を焼結する焼結工程とを有する。
【0029】これ方法により製造される希土類焼結合金
は、一般に、希土類金属元素Rと遷移金属元素等の他の
金属元素との合金から構成される結晶粒を主相として有
し、この結晶粒よりもR濃度の高い結晶粒界を有するも
のである。
【0030】本発明において基本組成合金粉末の組成に
特に制限はなく、Rとその他の金属との合金から目的に
応じて適宜選択すればよい。
【0031】例えば、本発明を永久磁石や水素吸蔵用合
金、磁歪材料等の製造に適用する場合、R−遷移金属系
合金の粉末を基本組成合金粉末として用いる。また、磁
気冷凍用合金の製造に適用する場合、R−Al系合金等
を基本組成合金粉末として用いる。また、本発明は、そ
の他、R−アルカリ金属系合金、R−アルカリ土類金属
系合金、R−半金属合金等の各種R合金の製造に適用す
ることができる。
【0032】これらの希土類焼結合金のうち、本発明は
特にR−Fe−B系焼結永久磁石の製造に好適である。
【0033】R−Fe−B系永久磁石の製造に適用する
場合、基本組成合金としてR、TおよびBを主成分とす
るものを用いる。
【0034】この場合の基本組成合金粉末の組成に特に
制限はないが、良好な磁気特性を得るためには、R  
:8〜20原子%、 B  :4〜20原子% を含有し、残部が実質的にTである組成であることが好
ましい。なお、Tの50%以上がFeであることが好ま
しい。
【0035】希土類金属元素Rとしては、Nd、Pr、
Ho、Tb、Dyのうち少なくとも1種、あるいはさら
に、La、Sm、Ce、Gd、Er、Eu、Pm、Tm
、Yb、Yのうち1種以上を含むものが好ましい。
【0036】なお、Rとして2種以上の元素を用いる場
合、原料としてミッシュメタル等の混合物を用いること
もできる。
【0037】Rの含有量が上記範囲未満では、高い保磁
力iHcが得られにくい。
【0038】Rの含有量が上記範囲を超えると、Rリッ
チな非磁性相が多くなり、残留磁束密度Brが低下する
【0039】なお、Tの一部をCoとすることにより、
磁気特性を損うことなく温度特性を改善することができ
る。ただし、CoがTの50%を超えると磁気特性が劣
化するため、CoはTの50%以下とすることが好まし
い。
【0040】Bの含有量が上記範囲未満であるとiHc
が不十分であり、上記範囲を超えるとBリッチな非磁性
相が多くなるため、Brが低下する。
【0041】なお、RおよびBの含有量は、R  :1
0〜16原子%および B  :5〜10原子% であることがより好ましい。
【0042】本発明の第1の態様では、基本組成合金粉
末と混合される添加粉末は、R水素化物および/または
R合金水素化物を主成分とする。
【0043】また、本発明の第2の態様では、添加粉末
は、Rおよび/またはR合金を主成分とする。
【0044】第1の態様に用いるR水素化物の組成、構
造等は、例えばA.Peblerand  W.E.W
allace,”Crystal  Structur
esof  some  Lanthanide  H
ydrides”,J.Phys.Chem.66(1
962)p.148に記載されており、本発明において
用いるR水素化物はこれらから適宜選択すればよいが、
二水素化物を含み、特にこれを主体とするものを用いる
ことが好ましい。
【0045】なお、本発明においてR合金の組成に特に
制限はなく、目的に応じて適宜選択すればよいが、例え
ば、Fe、Co、Ni、Mn等の遷移金属とRとの合金
や、さらに、B、Al、Sn、Si、Pb等の元素が必
要に応じて加えられたものが通常用いられる。
【0046】R水素化物やR合金水素化物の製造方法に
特に制限はないが、R金属やR合金のインゴットや粉末
を水素雰囲気中で加熱することにより、容易に水素化物
を得ることができる。このときの条件にも特に制限はな
いが、通常、水素化する際の圧力は0.1〜20気圧程
度、温度は100〜800℃程度とすることが好ましい
。また、R二水素化物を得るためには、水素化工程に続
いて400〜800℃にて真空または不活性ガス雰囲気
中で熱処理を行なうことが好ましい。
【0047】なお、R金属やR合金は水素化されること
により延性や展性が低下するため、粉末化が容易となる
。また、R金属やR合金は酸化されやすく取り扱いが困
難であるが、水素化物とすることにより耐酸化性が向上
し、特にR金属の二水素化物は耐食性が良好である。 従って、水素化物以外の化合物、例えば酸化物等はでき
るだけ少ないことが好ましい。
【0048】さらに、本発明では後述するように添加粉
末の粒子径を揃えることを目的とし、R金属やR合金、
あるいはこれらの水素化物を最適な条件で粉砕するので
、この点からも異種化合物はできるだけ少ないことが好
ましい。
【0049】従って、添加粉末は、R水素化物および/
またはR合金水素化物か、Rおよび/またはR合金を主
体として例えば90重量%以上含有することが好ましく
、実質的にR水素化物および/またはR合金水素化物か
、Rおよび/またはR合金だけから構成されることがよ
り好ましい。
【0050】ただし、本発明では、必要に応じてR酸化
物、R窒化物、Rハロゲン化物等の1種以上を併用して
もよい。酸素や炭素等は焼結後に焼結体中に残留し、例
えば永久磁石においては残留磁束密度Brの低下を招く
ものであるが、これらは結晶粒成長を抑制する作用を有
し、基本組成合金粉末の組成によっては酸素や炭素が一
定量含有されることが好ましい場合もある。従って、添
加粉末中にR酸化物やR炭化物を含有させることにより
焼結体の酸素含有量や炭素含有量を調整してもよい。化
合物のかたちで酸素や炭素を添加すれば、添加量を正確
に制御することができる。
【0051】なお、添加粉末中のR金属やR合金は焼結
の際に液相化し、また、これらの水素化物は、焼結の際
に水素が放出されて金属状態となって液相化し、また、
添加粉末中の他のR化合物のうちのいくつかも焼結時に
金属状態となって液相化し、焼結密度の向上に寄与する
。そして、Rは焼結体中において主として結晶粒界付近
に存在する。
【0052】なお、第1の態様における添加粉末中のR
水素化物とR合金水素化物との含有比率や、第2の態様
におけるRとR合金との含有比率に特に制限はなく、目
的に応じて適宜決定すればよい。
【0053】また、添加粉末のR組成に特に制限はなく
、目的とする焼結合金の組成や特性、あるいは基本組成
合金粉末の組成に応じて適宜選択すればよい。ただし、
Rと他の金属との共晶組成に近い組成にすると、低温か
ら液相が発生して粒界相が速やかに形成される。
【0054】本発明では、このような添加粉末を用いる
ことにより、例えば1種類の基本組成合金粉末を用い、
これに種々の添加粉末を組み合わせることにより、様々
な特性の焼結合金が得られる。また、合金化の際や粉砕
時の組成ずれに対する組成調整を行なうことができる。 さらに、所望のRを結晶粒界に偏在させることが可能と
なる。
【0055】具体的には、R−Fe−B系永久磁石の製
造においては、基本組成合金粉末のRの主成分をNdや
Pr等の軽希土類金属元素とし、添加粉末のRの主成分
をこれら軽希土類金属元素とTbやDy等の重希土類金
属元素との混合物とし、軽希土類金属元素と重希土類金
属元素の比率を調整することにより、保磁力iHcおよ
び残留磁束密度Brの組み合わせを広範囲から選択する
ことができるようになる。
【0056】また、添加粉末中のRの主成分をTbやD
yとすることにより、iHcおよびBrのいずれもが高
い永久磁石を得ることもできる。この場合、主相である
結晶粒は、高飽和磁化の(Nd,Pr)2Fe14B相
が主体となるため、高い残留磁束密度が得られる。一方
、結晶粒界では異方性磁界の大きい(Dy,Tb)2F
e14B相が主体となる。異方性磁界HAが大きいと磁
化反転しにくく、また、磁化反転は一般に結晶粒界付近
から始まるので、高い保磁力が得られる。
【0057】なお、この場合、基本組成合金粉末のRの
90原子%以上が軽希土類金属元素、特にNdおよび/
またはPrであることが好ましく、また、添加粉末のR
の50原子%以上が重希土類金属元素、特にDyおよび
/またはTbであることが好ましい。ただし、基本組成
合金粉末のRの10%以上をLa、Ce等に置換するこ
とにより、磁気特性は劣るが低コストで磁石を得ること
ができる。
【0058】また、添加粉末がR合金を主成分とする場
合、添加粉末中のR含有率に特に制限はないが、基本組
成合金粉末の粉砕性と添加粉末の粉砕性との違いが大き
いほど本発明の効果は大きく、また、添加粉末のR含有
率がある程度高い方が焼結性向上や粒界組成制御作用が
大きくなるので、添加粉末のR含有率は24原子%以上
、特に30原子%以上であることが好ましい。
【0059】混合工程では、基本組成合金粉末と添加粉
末とを混合して混合粉末を得る。
【0060】基本組成合金粉末および添加粉末はそれぞ
れ微粉砕等により粒度調整されたものであり、その平均
粒子径は10μm以下とする。また、基本組成合金粉末
の好ましい粒子径は0.1〜5μmであり、添加粉末の
好ましい粒子径は、第1の態様では0.1〜5μm、第
2の態様では0.5〜5μmである。平均粒子径が前記
範囲未満であると表面積が大きすぎて酸化が問題となり
、前記範囲を超えると得られる焼結体の結晶粒が大きく
なりすぎてiHcが低下する。
【0061】なお、第2の態様に用いる金属状態のRは
粉砕が困難であるため、必要に応じてアトマイズ法を用
いて粒子化することが好ましい。また、アトマイズ法に
より細かく均一な粉体が得られない場合には、分級によ
り10μmを超える粒子を取り除いて使用することが好
ましい。
【0062】基本組成合金粉末は、鋳造されたインゴッ
トを粒子径10〜100μm程度に粗粉砕し、次いで、
前記範囲の粒子径にまで微粉砕して製造される。なお、
還元拡散法により直接粉末を作製してもよい。一方、添
加粉末は、希土類金属インゴットあるいは粉末を前述し
た方法により水素化し、必要に応じて粉砕することによ
り製造される。
【0063】なお、粗粉砕は、ジョークラッシャ、ブラ
ウンミル、スタンプミル等により行なえばよい。また、
基本組成合金粉末の微粉砕は、鋭い粒度分布を得るため
にジェットミル等の気流粉砕機により行なうことが好ま
しい。一方、R水素化物を主成分とする添加粉末の微粉
砕は、ジェットミルの他、ボールミル、アトライター等
を用いて行なえばよい。ただし、ジェットミルを用いる
場合に、粉砕ガスの供給圧力が高すぎると粒子径が小さ
くなりすぎて歩留りが低下するので、圧力を通常よりも
10〜50%程度低くすることが好ましい。
【0064】基本組成合金粉末と添加粉末との混合比率
に特に制限はないが、添加量が少なすぎると添加による
効果が不十分であり、添加量が多すぎると焼結後に結晶
粒界中の希土類金属元素が多くなりすぎ、基本組成合金
の特性が損なわれる。このため、基本組成合金粉末に対
し添加粉末は50重量%以下、特に0.1〜20重量%
とすることが好ましい。
【0065】混合工程により得られた混合粉末は、成形
工程において成形される。本発明により永久磁石を製造
する場合、成形は磁場中にて行なわれることが好ましい
。この場合、磁場強度は5kOe以上、成形圧力は0.
5〜5t/cm2程度であることが好ましい。
【0066】成形工程により得られた成形体は、焼結工
程において焼結される。焼結条件に特に制限はないが、
通常、真空またはArガス等の不活性ガス雰囲気中にて
800〜1300℃で焼結する。
【0067】なお、磁石を製造する場合は、1000〜
1300℃で0.5〜100時間焼結することが好まし
い。この後、好ましくは真空または不活性ガス雰囲気中
で、500〜900℃にて1〜5時間時効処理を行なう
【0068】本発明により得られる希土類焼結合金の組
成は、通常、前述した基本組成合金粉末の組成に添加粉
末の組成が加わったものであるが、R−Fe−B系永久
磁石の場合、 R  :12〜30原子%、 B  :4〜20原子% を含有し、残部が実質的にTであると良好な磁気特性が
得られ、特に、 R  :13〜20原子%、 B  :5〜10原子% であると、より良好な磁気特性が得られる。
【0069】なお、永久磁石中には、R、TおよびBの
他、不可避的不純物としてNi、Si、Cu、Ca等が
全体の2重量%以下含有されていてもよい。
【0070】さらに、Bの一部を、P、S、Nのうちの
1種以上で置換することにより、生産性の向上および低
コスト化が実現できる。この場合、置換量は全体の0.
4重量%以下であることが好ましい。
【0071】また、iHcの向上、生産性の向上、低コ
スト化のために、Al、Ti、V、Cr、Mn、Bi、
Nb、Ta、Mo、W、Sb、Ge、Ga、Sn、Zr
、Ni、Si、Hf等の1種以上を添加してもよい。 この場合、添加量は総計で5重量%以下とすることが好
ましい。
【0072】本発明により製造される永久磁石は、実質
的に正方晶系の結晶構造の結晶粒を有する。
【0073】結晶粒径は、通常、0.5〜50μm程度
、特に1〜20μm程度である。
【0074】
【実施例】以下、本発明の具体的実施例を示し、本発明
をさらに詳細に説明する。
【0075】下記表1に示される永久磁石サンプルを、
以下に示す方法により作製した。
【0076】添加粉末に用いたR水素化物は、希土類金
属のインゴットを1気圧の水素気流中に500℃にて3
時間放置した後、真空中で600℃にて1時間熱処理す
ることにより作製した。得られたR水素化物がR二水素
化物であることは、ガス分析による水素の絶対量の測定
およびX線回折により確認した。なお、R合金も同様に
して水素化した。
【0077】そして、水素化されたインゴットを粗粉砕
し、さらにアトライターにより微粉砕して平均粒子径3
μmの粒子から構成される添加粉末とした。
【0078】また、R金属は、アトマイズ法により粉末
化し、全体の80%を占める粗い粉を気流式分級機によ
り除去して平均粒子径8μmの添加粉末とした。
【0079】また、R合金は、溶解合金をジョークラッ
シャ、ブラウンミル、アトライターで粉砕し、全体の4
0%を占める粗い粉を除去して平均粒子径7μmの添加
粉末とした。
【0080】また、比較のために、平均粒径約0.5μ
mの酸化物粒子からなる添加粉末も作製した。
【0081】これらの添加粉末と混合される基本組成合
金粉末には、ジェットミルにより微粉砕された平均粒子
径4μmの粒子を用いた。
【0082】各サンプルに用いた基本組成合金粉末の組
成および添加粉末の組成を、下記表1に示す。
【0083】表1に示される組み台わせで基本組成合金
粉末と添加粉末とを混合して混合粉末とし、各混合粉末
を12kOeの磁場中にて1.5t/cm2の圧力で成
形し、成形体を得た。
【0084】一方、比較のために、平均粒子径180μ
mの基本組成合金の粗粉砕粉と平均粒子径120μmの
R水素化物の粗粉砕粉とを混合し、得られた混合粉末を
ジェットミルにより平均粒子径3.8μmまで微粉砕し
た粉末の成形体も作製した。
【0085】また、平均粒子径20μmのR金属のアト
マイズ粉を平均粒子径180μmの基本組成合金の粗粉
砕粉と混合し、得られた混合粉末をジェットミルにより
平均粒子径3.8μmまで微粉砕した粉末の成形体も作
製した。
【0086】また、平均粒子径180μmのR合金を平
均粒子径180μmの基本組成合金の粗粉砕粉と混合し
、得られた混合粉末をジェットミルにより平均粒子径3
.8μmまで微粉砕した粉末の成形体も作製した。
【0087】各成形体を真空中にて8時間焼結した後、
急冷した。なお、焼結温度は、サンプルNo.101〜
112では1080℃、サンプルNo.201〜204
では1130℃とした。
【0088】また、サンプルNo.101〜112では
、焼結体にAr雰囲気中で600℃にて1時間時効処理
を施した。
【0089】このようにして作製された各永久磁石サン
プルから、15×12×10mmの磁石片を切り出して
測定用の永久磁石サンプルとした。
【0090】各サンプルにおける希土類金属元素の分布
をEPMAにより測定したところ、添加した希土類金属
元素の濃度が、結晶粒界において結晶粒内よりも高いも
のであった。
【0091】また、各サンプルの平均結晶粒径は、10
〜20μm程度であった。
【0092】これらのサンプルについて、密度ρ、残留
磁束密度Brおよび保磁力iHcを測定した。結果を表
1に示す。
【0093】
【表1】
【0094】表1に示される結果から、本発明の効果が
明らかである。
【0095】すなわち、R水素化物、R金属またはR合
金の添加粉末を用いたサンプルでは、良好な磁気特性が
得られている。
【0096】また、サンプルNo.101および201
は、Rが不足しているため焼結が進まずに極めて低い密
度となり、測定用サンプルの切り出しも不可能であった
が、R、R合金またはこれらの水素化物からなる添加粉
末を加えて焼結したサンプルでは高密度の焼結が可能と
なり、良好な磁気特性が得られている。一方、サンプル
No.101および201にそれぞれ酸化物を添加した
サンプルNo.112および203では、焼結性は改善
されなかった。そして、微粉砕粉同士を混合して焼結し
たサンプルNo.102〜107、および202では、
粗粉砕粉を混合後に微粉砕したサンプルNo.108〜
111および204に比べ高い磁気特性が得られている
【0097】また、サンプルNo.102および103
の磁気特性を比較すると明らかなように、添加粉末の組
成を選択することによりiHcおよびBrの調整が可能
であることがわかる。
【0098】
【発明の効果】本発明では、基本組成合金粉末と、R金
属、R合金や、これらの水素化物等を主成分として含有
する添加粉末とを混合し、得られた混合物を成形、焼結
して希土類焼結合金を製造する。すなわち、本発明では
、基本組成合金粉末と添加粉末とをそれぞれ微粉砕した
後に混合するので、それぞれ最適条件で最適粒子径まで
粉砕でき、均質な成形体が得られる。また、R水素化物
を添加粉末として用いた場合でも、粉砕時の添加粉末の
歩留りが良好で、成形体および焼結体の組成精度を向上
でき、さらに、金型の寿命も向上する。また、添加粉末
の分散が良好となり、添加粉末による効果を正確かつ容
易に実現することができる。
【0099】また、本発明では、焼結合金中のR組成の
変更を容易に行なうことができる。また、添加粉末に含
有されていたRは焼結合金の結晶粒界付近に存在するこ
とになるので、本発明によれば結晶粒界付近における局
所的な組成制御が可能となる。従って、本発明を永久磁
石の製造に適用すれば、R組成がずれたために焼結不可
能となった合金粉末を焼結することができる。また、添
加粉末のR組成を選択することにより様々な磁気特性の
磁石を製造することができる。
【0100】さらに、本発明をR−Fe−B系永久磁石
の製造に適用する際に、基本組成合金粉末のRをNdや
Pr等の軽希土類金属元素主体とし、添加粉末中のRを
TbやDy等の重希土類金属元素主体とすることにより
、高い残留磁束密度を保ったまま保磁力を向上させるこ
とが可能となる。
【0101】本発明において、R酸化物やR炭化物を併
用せずにR金属、R合金やこれらの水素化物等だけから
なる添加粉末を用いれば、添加粉末による酸素量や炭素
量の増加は生じないため、これらによる磁気特性の低下
や耐食性の低下なしにR組成の変更が可能となる。
【0102】また、R酸化物では酸化還元反応が完全に
は行なわれないことがあり、このため添加したRが全て
有効に利用されるとは限らないが、R水素化物や金属状
態のRは添加した全量が有効に利用されるため、設計通
りの組成の磁石が容易に得られる。
【0103】さらに、R二水素化物やR合金水素化物は
耐酸化性が良好なため、取り扱いが容易である。
【0104】本発明においてR金属、R合金やこれらの
水素化物等に加えてR酸化物やR炭化物等の化合物を含
有する添加粉末を用いる場合、添加粉末中のこれら化合
物の含有比率を適宜選択することにより、R組成の変更
に加え、焼結合金中の酸素量や炭素量の精度の高い制御
が可能となる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  R(Rは、Yを含む希上類金属元素の
    1種以上である。)を含有する基本組成合金粉末と、R
    水素化物および/またはR合金水素化物を主成分として
    含有するかRおよび/またはR合金を主成分として含有
    する添加粉末とを混合して混合粉末を得る混合工程と、
    前記混合粉末を成形して成形体を得る成形工程と、前記
    成形体を焼結する焼結工程とを有し、前記基本組成合金
    粉末を構成する粒子の平均粒子径および前記添加粉末を
    構成する粒子の平均粒子径が10μm以下であることを
    特徴とする希土類焼結合金の製造方法。
  2. 【請求項2】  前記R水素化物がR二水素化物である
    請求項1に記載の希土類焼結合金の製造方法。
  3. 【請求項3】  R(Rは、Yを含む希土類金属元素の
    1種以上である。)、T(Tは、Fe、またはFeおよ
    びCoである。)およびBを主成分とする永久磁石を製
    造する方法であって、R、TおよびBを主成分とする基
    本組成合金粉末と、R水素化物および/またはR合金水
    素化物を主成分として含有するかRおよび/またはR合
    金を主成分として含有する添加粉末とを混合して混合粉
    末を得る混合工程と、前記混合粉末を成形して成形体を
    得る成形工程と、前記成形体を焼結する焼結工程とを有
    し、前記基本組成合金粉末を構成する粒子の平均粒子径
    および前記添加粉末を構成する粒子の平均粒子径が10
    μm以下であることを特徴とする永久磁石の製造方法。
  4. 【請求項4】  前記R水素化物がR二水素化物である
    請求項3に記載の永久磁石の製造方法。
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