JPH04221138A - 柱・梁接合部構造 - Google Patents

柱・梁接合部構造

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JPH04221138A
JPH04221138A JP40473390A JP40473390A JPH04221138A JP H04221138 A JPH04221138 A JP H04221138A JP 40473390 A JP40473390 A JP 40473390A JP 40473390 A JP40473390 A JP 40473390A JP H04221138 A JPH04221138 A JP H04221138A
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JP
Japan
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hardware
steel
steel column
reinforcing
joining
Prior art date
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Pending
Application number
JP40473390A
Other languages
English (en)
Inventor
Kuniaki Sato
邦昭 佐藤
Toshio Saeki
俊夫 佐伯
Naoki Tanaka
直樹 田中
Toshiyuki Fukumoto
敏之 福元
Yasushi Akiyama
靖司 穐山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kajima Corp
Original Assignee
Kajima Corp
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Publication date
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Publication of JPH04221138A publication Critical patent/JPH04221138A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は閉鎖断面形状の鉄骨柱
と鉄骨梁とから構成される、柱・梁接合部構造に関する
ものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】角形鋼管や円形鋼管等
の閉鎖断面形状の鉄骨柱と鉄骨梁との接合部には、応力
の伝達と、それによる鉄骨柱のフランジの変形を防止す
る必要から鉄骨梁のフランジのレベルにダイヤフラムが
配置される。
【0003】その配置の仕方は、鉄骨梁を接合部を貫通
させる通しダイヤフラム形式、鉄骨柱の内部に入れる内
ダイヤフラム形式、外部に突設する外ダイヤフラム形式
等が代表的であるが、いずれも接合部の構成に要する作
業の多くが溶接に依存し、また切断や加工が多く、それ
に伴って組立には高い精度が要求されるため、工場での
組立作業、すなわち製作性や現場での施工性に難がある
ことに加え、部品点数が多いためコスト高ともなる。
【0004】他に、対向するフランジ間や隣接するフラ
ンジ間に長ボルトを通し、これにダイヤフラムの代用の
機能を果たさせる形式が考えられているが、鉄骨柱の内
部に配置する以上その作業は容易ではなく、納まりが複
雑化し易い。
【0005】また鉄骨柱内にコンクリートを充填し、柱
を複合構造化する場合には、通しダイヤフラム形式や内
ダイヤフラム形式では柱の水平断面を閉塞する形になる
ためコンクリートの充填性に問題を残している。
【0006】この問題に対し、これまで、複数個に分割
された金物を鉄骨柱に外接させて周回させることにより
コンクリートの充填性を阻害することなく、溶接箇所を
減らしながら補強を施し、主にボルト接合のみで構成す
る接合部構造が考えられている。
【0007】これは鉄骨柱のフランジに外接するプレー
ト状の金物を鉄骨柱の四隅位置のみで互いに溶接しなが
ら同時に鉄骨柱に接合し、この金物に予め鉄骨梁側に取
り付いたスプリットT金物等の接合金物をボルト接合す
ることにより鉄骨梁を鉄骨柱に接続するもので、構造の
簡素化や溶接作業の低減により接合部の製作性と施工性
を高めたものであるが、金物の溶接による取付時に脆弱
な角形鋼管の隅角部を傷める危険性を抱えている。
【0008】この発明は上記構造の金物取付時の問題に
着目してなされたもので、この問題を克服する構造を新
たに提案しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では鉄骨柱を取り
囲む帯状の補強金物を鉄骨柱のフランジの中間部位置で
切り離して4個の単位金物に分割し、この単位金物をフ
ランジの中間部で互いに溶接しながら鉄骨柱に接合する
ことにより鉄骨柱の隅角部への溶接による影響をなくし
、補強金物の健全な取付状態を確保する。
【0010】補強金物は単位金物を互いに溶接すること
により帯状に構成され、ある幅を持って鉄骨柱に外接す
ることによりそのフランジの変形を防止しながら柱・梁
間の応力の伝達を行う。
【0011】鉄骨梁は補強金物に接合金物,またはブラ
ケットを介して接続されるが、接合金物やブラケットは
単位金物が互いにフランジの中間部で接続することから
隣接する2個の単位金物に跨り、ボルトにより、もしく
は溶接により接合される。
【0012】接合金物は予め鉄骨梁側に接合され、また
ブラケットは補強金物側に溶接され、現場ではそれぞれ
補強金物、接合金物にボルトにより接続される。
【0013】
【実施例】以下本発明を一実施例を示す図面に基づいて
説明する。
【0014】この発明は角形鋼管,もしくは円形鋼管等
の閉鎖断面形状の鉄骨柱1と鉄骨梁2を、鉄骨柱1に外
接する補強金物3と、これに直接接続する接合金物4や
ブラケット5を用いて接合するものである。鉄骨柱1の
内部にはコンクリートが充填される場合もある。
【0015】補強金物3は図1,図2に示すように鉄骨
柱1のフランジの中間部で切り離された4個の単位金物
30からなり、この単位金物30,30が互いに隣接し
、接合されて鉄骨柱1に外接する。
【0016】単位金物30は接合金物4やブラケット5
が接続するに十分な、また鉄骨梁2のフランジからの応
力による鉄骨柱1の補剛効果を果たすに十分な幅を持ち
、鉄骨柱1が図示するように角形鋼管の場合はL形の断
面形状をし、4個集合して補強金物3を構成する。
【0017】隣接する単位金物30,30は図1,図2
に示すように互いに溶接されることにより補強金物3と
なり、同時に溶接時の溶着金属によって鉄骨柱1にも接
合される。
【0018】補強金物3は図1に示すように鉄骨梁2の
各フランジの位置に配置され、予め鉄骨柱1側に取り付
けられる。
【0019】単位金物30,30同士の溶接方法は図3
に示すような完全溶け込み溶接、もしくは図4に示すよ
うな隅肉溶接等、鉄骨梁2から作用する応力の大きさに
応じて選択され、後者の場合は単位金物30の上下端も
鉄骨柱1に溶接される。
【0020】この補強金物3は鉄骨柱1に外接すること
によりその板厚を増す効果を持ち、フランジの剛性を高
め、その局部的な変形を防止すると同時に、鉄骨柱1を
周回することにより鉄骨梁2からの応力を対向する側へ
流す働きをする。また鉄骨柱1内にコンクリートが充填
された場合には鉄骨梁2からの引張力や圧縮力をコンク
リートに支圧力として負担させる役目を持つ。
【0021】図1,図2は補強金物3に鉄骨梁2を接合
金物4を介して接続した場合の実施例を示したもので、
請求項1記載発明の実施例である。
【0022】接合金物4は図示するようなスプリットT
金物等、鉄骨梁2のフランジと補強金物3の双方に接続
する形状をし、鉄骨梁2側に予め溶接等により接合され
、現場で補強金物3にボルト6により接合される。
【0023】接合金物4は図2に示すように、補強金物
3が鉄骨柱1のフランジの中間部で切り離されることか
ら隣接する単位金物30,30に跨って接合される。
【0024】この接合金物4のボルト接合のため、補強
金物3の単位金物30の側面には図示するようにボルト
孔3aが明けられる。
【0025】図5はボルト接合にナット7を用いる場合
の、ボルト孔3a部分の詳細を示したものである。この
場合、補強金物3の背面が鉄骨柱1に接触することから
ナット7は単位金物30の背面に形成される切欠き3b
内に納められる。またナット7の締め付けが行えないた
め、切欠き3b内のナット7の回りには図6に示すよう
にその回転を拘束するストッパ3c、あるいは6角孔の
形成が必要となる。
【0026】図7はボルト6の雄ネジを直接単位金物3
0のボルト孔3aに螺合する場合の詳細を示したもので
ある。この場合はボルト孔3aに雌ネジを形成すれば足
り、ナット7が不在となる分、図5の場合より単位金物
3aの板厚が低減される。
【0027】以上の実施例では、鉄骨柱1に接合された
補強金物3に、鉄骨梁2に取り付いた接合金物4を現場
でボルト6で接合することにより接合部が構成される。
【0028】図8は鉄骨柱1と鉄骨梁2との接合を接合
金物4に代え、ブラケット5を用いて行う場合で、請求
項2記載発明の実施例を示したものである。
【0029】ブラケット5は隣接する単位金物30,3
0とともに、上下の補強金物3,3に跨って双方に溶接
されて予め鉄骨柱1に接続する。
【0030】ブラケット5と鉄骨梁2とは、現場で双方
の各フランジとウェブ間に継手プレート8を跨設し、こ
れを双方にボルト接合することにより接続される。
【0031】
【発明の効果】この発明は以上の通りであり、補強金物
は鉄骨柱のフランジの中間部で切り離され、ここで溶接
されることにより互いに接合されて鉄骨柱に外接するも
のであるため溶接による鉄骨柱への影響を与えることが
なく、健全な接合状態を得ながら、この帯状の補強金物
の持つ、鉄骨柱の補強効果と応力伝達効果,及びコンク
リートの充填効果を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載発明の実施例を示した立面図であ
る。
【図2】図1の平面図である。
【図3】補強金物の鉄骨柱への溶接状態を示した斜視図
である。
【図4】補強金物の他の溶接状態を示した斜視図である
【図5】単位金物のボルト孔部分の詳細を示した横断面
図である。
【図6】図5の軸方向の矢視図である。
【図7】単位金物のボルト孔部分の他の詳細を示した横
断面図である。
【図8】請求項2記載発明の実施例を示した立面図であ
る。
【符号の説明】
1…鉄骨柱、2…鉄骨梁、3…補強金物、30…単位金
物、3a…ボルト孔、3b…切欠き、3c…ストッパ、
4…接合金物、5…ブラケット、6…ボルト、7…ナッ
ト、8…継手プレート

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  閉鎖断面形状の鉄骨柱と鉄骨梁を、鉄
    骨柱に外接する帯状の補強金物と、これに直接接続する
    接合金物を用いて接合する接合部構造であり、補強金物
    は鉄骨柱のフランジの中間部位置で切り離されて4個の
    単位金物に分割されており、隣接する単位金物は互いに
    溶接されて補強金物を構成すると同時に、鉄骨柱に接合
    され、接合金物は隣接する2個の単位金物に跨ってこれ
    にボルト接合され、鉄骨梁はこの接合金物に接合されて
    いることを特徴とする柱・梁接合部構造。
  2. 【請求項2】  閉鎖断面形状の鉄骨柱と鉄骨梁を、鉄
    骨柱に外接する帯状の補強金物と、これに直接接続する
    ブラケットを用いて接合する接合部構造であり、補強金
    物は鉄骨柱のフランジの中間部位置で切り離されて4個
    の単位金物に分割されており、隣接する単位金物は互い
    に溶接されて補強金物を構成すると同時に、鉄骨柱に接
    合され、ブラケットは隣接する2個の単位金物に跨って
    これに溶接接合され、鉄骨梁はこのブラケットに接合さ
    れていることを特徴とする柱・梁接合部構造。
JP40473390A 1990-12-21 1990-12-21 柱・梁接合部構造 Pending JPH04221138A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016108868A (ja) * 2014-12-09 2016-06-20 Jfeスチール株式会社 角形鋼管柱とh形鋼梁との柱梁接合構造

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6370736A (ja) * 1986-09-12 1988-03-30 有限会社 貝建築設計事務所 長尺角形鋼管柱と梁の接合方法

Patent Citations (1)

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JP2016108868A (ja) * 2014-12-09 2016-06-20 Jfeスチール株式会社 角形鋼管柱とh形鋼梁との柱梁接合構造

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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19950725