JPH04220991A - 誘導加熱調理器 - Google Patents

誘導加熱調理器

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JPH04220991A
JPH04220991A JP40409090A JP40409090A JPH04220991A JP H04220991 A JPH04220991 A JP H04220991A JP 40409090 A JP40409090 A JP 40409090A JP 40409090 A JP40409090 A JP 40409090A JP H04220991 A JPH04220991 A JP H04220991A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibration
amount
vibration amount
frequency
metal container
Prior art date
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Pending
Application number
JP40409090A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Kakigi
柿木 健史
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インバータ手段を用い
た誘導加熱調理器に関し、特に金属容器の振動量の低減
に係る。
【0002】
【従来の技術】一般に、電磁誘導調理器では、加熱コイ
ルの通電電流と、金属容器に流れる渦電流との間に発生
する電磁力により、金属容器は加熱コイルの通電電流の
周波数と同一の周波数で振動する。
【0003】この金属容器の振動音を低減する方法とし
ては、加熱コイルの駆動周波数を20KHz以上の可聴
周波数以上とする手段がとられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】金属容器の振動周波数
は、加熱コイル電流の周波数と同一であるが、その振動
周波数が20KHz以上でも、金属容器の固有振動量と
一致した場合、その振動音は非常に大きくなり、使用者
が不具合を感じる。また、従来の電磁誘導加熱調理器に
おいては、金属容器の振動を検出する手段も設けられて
いない。
【0005】特に、アルミニウム製鍋を加熱できる誘導
加熱調理器にあつては、以下の理由により、アルミニウ
ム製鍋の振動音は、鉄製鍋、ステンレス製鍋よりも大き
く、使用者の不具合も重大となつている。
【0006】■アルミニウム製鍋が他の鉄製鍋やステン
レス製鍋に比べて軽量である。
【0007】■アルミニウムの電気抵抗が鉄やステンレ
スに比べて低く、アルミニウム製鍋に発生する渦電流が
大きく、アルミニウム鍋に作用する電磁力が大きい。
【0008】本発明は、上記に鑑み、金属容器の振動音
を低減することができる誘導加熱調理器の提供を目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明請求項1による課
題解決手段は、図1の如く、加熱コイル6により金属容
器8に渦電流を発生させ、金属容器8内の被加熱物を加
熱する誘導加熱調理器において、前記金属容器8の振動
量を検出する振動量検出手段13と、該振動量検出手段
13からの出力信号に基づき加熱コイル6の通電電流の
周波数を制御する制御装置12とを備え、該制御装置1
2は、予め設定された基準振動量を記憶する振動量記憶
手段12cと、該振動量記憶手段12cに記憶されてい
る基準振動量と、振動量検出手段13にて検出された振
動量とを比較し、検出振動量が基準振動量よりも高いか
否か判別する振動量比較手段12bと、該振動量比較手
段12bにて検出振動量が基準振動量よりも高いと判別
されたとき、現在の加熱コイル6に対する駆動周波数を
可変して基準振動量以下に金属容器8の振動量を低減す
る周波数制御手段12aとが有せしめられたものである
【0010】また、請求項2による課題解決手段は、請
求項1記載の制御装置12に、検出振動量が基準振動量
を越える加熱コイル6の駆動周波数帯域を記憶しておき
、以後の周波数制御においてはその周波数帯を使用不可
とする周波数記憶手段12dが付加されたものである。
【0011】
【作用】上記課題解決手段において、加熱コイル6によ
り金属容器8に渦電流を発生させ、金属容器8内の被加
熱物を加熱する際に、加熱コイル6の通電電流の周波数
と、金属容器8の固有周波数が一致すると、共振音が発
生し、金属容器8の振動音が増大される。
【0012】このとき、請求項1では、振動量検出手段
13にて金属容器8の振動量を検出する。
【0013】そして、振動量検出手段13からの出力信
号が制御装置12に入力されると、検出振動量が振動量
比較手段12bにより振動量記憶手段12cに予め設定
して記憶された基準振動量を越るか否か比較判別される
【0014】ここで、検出振動量が基準振動量を越えて
いると、周波数制御手段12aにて、加熱コイル6の駆
動周波数は、金属容器8の振動量が基準振動量以下に低
減するまで可変される。
【0015】そうすると、金属容器8の固有振動数と、
加熱コイル6の通電電流の周波数との一致により共振音
の発生は防止される。
【0016】また、請求項2では、周波数記憶手段12
dにて、検出振動量が基準振動量を越える加熱コイル6
の駆動周波数帯域を記憶しておき、以後の周波数制御に
おいては、その周波数帯を使用不可とすることで、振動
音の再発を防止できる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1,2に基づい
て説明する。
【0018】図1は本発明の一実施例に係る誘導加熱調
理器の電気回路図、図2は同じくその構造を示す斜視図
である。
【0019】図において、1は電源プラグ、2はダイオ
ードブリツジ、3は平滑コンデンサ、5はトランジスタ
5a,5b及びダイオード5c,5dから成るインバー
タ回路、4はトランジスタ5a,5bを駆動する駆動回
路、7は共振コンデンサである。
【0020】一般に、電磁誘導加熱調理器においては、
インバータ回路5に接続された加熱コイル6によりトツ
ププレート9上の金属容器8に渦電流を発生させ、金属
容器8内の被加熱物を加熱するが、本発明は、金属容器
8の振動音が、加熱コイル6の通電電流の周波数と、金
属容器8の固有振動数とが一致したときに増大し、その
固有周波数からわずかでも加熱コイル6の通電電流の周
波数がずれた場合には減少することに着目したものであ
る。
【0021】そこで、本実施例では、前記金属容器8の
振動量を検出する振動量検出手段13と、該振動量検出
手段13からの出力信号に基づき加熱コイル6の通電電
流の周波数を制御する制御装置12とを備えている。
【0022】そして、制御装置12は、予め設定された
基準振動量を記憶する振動量記憶手段12cと、該振動
量記憶手段12cに記憶されている基準振動量と、振動
量検出手段13にて検出された振動量とを比較し、検出
振動量が基準振動量よりも高いか否か判別する振動量比
較手段12bと、該振動量比較手段12bにて検出振動
量が基準振動量よりも高いと判別されたとき、現在の加
熱コイル6に対する駆動周波数を可変して基準振動量以
下に金属容器8の振動量を低減する周波数制御手段12
aと  検出振動量が基準振動量を越える加熱コイル6
の駆動周波数帯域を記憶しておき、以後の周波数制御に
おいてはその周波数帯を使用不可とする周波数記憶手段
12dとを有している。
【0023】前記振動量検出手段13は、トツププレー
ト9に取り付けられた振動センサ10と、該振動センサ
10にて検出された振動信号を直流電圧に変換するセン
サ回路11とから構成されている。
【0024】なお、周波数制御手段12aは駆動回路4
に、振動量比較手段12bはセンサ回路11に夫々接続
されている。
【0025】上記構成において、電源プラグ1より50
又は60Hzの100又は200Vの電圧が印加される
と、その電圧はダイオードブリツジ2により整流され、
さらに平滑コンデンサ3により平滑されインバータ回路
5に入力される。
【0026】そうすると、インバータ回路5は、制御装
置12の周波数制御手段12aから駆動回路4を通じて
入力される周波数信号にてその内蔵トランジスタ5a,
5bを交互にON/OFFさせ、加熱コイル6と共振コ
ンデンサ7とで構成される直列共振回路に高周波電圧を
印加し、加熱コイル6に高周波電流を流し、金属容器8
に渦電流を発生させ、これを加熱する。
【0027】ここで、この高周波電流の周波数は通常3
0〜50KHzであり、金属容器8も電磁力によりその
周波数で振動する。
【0028】金属容器8の振動は、トツププレート9に
良く伝達されるから、その振動量が振動量検出手段13
の振動センサ10にて検出される。
【0029】そして、振動センサ10からの振動信号は
、振動量検出手段13のセンサ回路11により、その振
動量に比例した直流電圧に変換され、制御装置12に入
力される。
【0030】この制御装置12に入力された振動信号は
、振動量比較手段12bにて予め振動量記憶手段12c
に記憶された基準振動量と比較される。このとき、基準
振動量より検出振動量が高い場合には、周波数制御手段
12aに信号を送り、周波数制御手段12aにて現在の
加熱コイル6に対するインバータ駆動周波数を金属容器
8の検出振動数が基準振動量より低くなるまで可変制御
する。
【0031】このように、金属容器8の振動量を検出し
、その検出振動量が基準振動量を越える場合には、加熱
コイル6の通電電流の周波数を現在の値より上げるか又
は下げるか制御して基準振動量以下に低減させることに
より、金属容器の固有振動数と、加熱コイルの通電電流
の周波数と一致による共振音の発生を防止できるので、
金属容器の振動音は低減する。
【0032】また、検出振動量が基準振動量を越える加
熱コイル6の駆動周波数帯域を周波数記憶手段12dに
て記憶しておき、以後の周波数制御においては、その周
波数帯を使用しないようにすることにより、振動音の再
発の防止をできる。
【0033】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、本発明の範囲内で上記実施例に多くの修
正および変更を加え得ることは勿論である。
【0034】振動センサは、ピエゾ素子等のように駆動
を直接検出するもので良いが、金属容器の振動音を直接
マイク等で検出しセンサ回路に入力するよう振動量検出
手段を構成しても良い。
【0035】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明請
求項1によると、加熱コイルにより金属容器に渦電流を
発生させて金属容器内の被加熱物を加熱する際に、金属
容器の振動量を検出し、その検出振動量が予め設定記憶
された基準振動量を越えるときには、加熱コイルの通電
電流の周波数を可変制御して基準振動量以下に金属容器
の振動量を低減することにより、金属容器の共振音の発
生を防止することができる。
【0036】したがつて、金属容器の異常振動による振
動音を低減でき、使用者に不具合を与えないで済む。
【0037】また、請求項2によると、検出振動量が基
準振動量を越える加熱コイルの駆動周波数帯域を記憶し
ておき、以後の周波数制御においては、その周波数帯を
使用不可することにより、振動音の再発を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例に係る誘導加熱調理器
の電気回路図である。
【図2】図2は同じくその構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
6    加熱コイル 8    金属容器 12    制御装置 13    振動量検出手段 12a    周波数制御手段 12b    振動量比較手段 12c    振動量記憶手段 12d    周波数記憶手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  加熱コイルにより金属容器に渦電流を
    発生させ、金属容器内の被加熱物を加熱する誘導加熱調
    理器において、前記金属容器の振動量を検出する振動量
    検出手段と、該振動量検出手段からの出力信号に基づき
    加熱コイルの通電電流の周波数を制御する制御装置とを
    備え、該制御装置は、予め設定された基準振動量を記憶
    する振動量記憶手段と、該振動量記憶手段に記憶されて
    いる基準振動量と、振動量検出手段にて検出された振動
    量とを比較し、検出振動量が基準振動量よりも高いか否
    か判別する振動量比較手段と、該振動量比較手段にて検
    出振動量が基準振動量よりも高いと判別されたとき、現
    在の加熱コイルに対する駆動周波数を可変して基準振動
    量以下に金属容器の振動量を低減する周波数制御手段と
    が有せしめられたことを特徴とする誘導加熱調理器。
  2. 【請求項2】  請求項1記載の制御装置に、検出振動
    量が基準振動量を越える加熱コイルの駆動周波数帯域を
    記憶しておき、以後の周波数制御においてはその周波数
    帯を使用不可とする周波数記憶手段が付加されたことを
    特徴とする誘導加熱調理器。
JP40409090A 1990-12-20 1990-12-20 誘導加熱調理器 Pending JPH04220991A (ja)

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