JP3027090B2 - 誘導加熱装置 - Google Patents

誘導加熱装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電磁調理器等に利用され
る誘導加熱装置、詳しくはその負荷の有無を検出可能と
した誘導加熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】誘導加熱装置を利用した電磁調理器は、
図13に示すように、交流電源1からの交流電圧を直流
電圧に変換する整流回路2及び平滑コンデンサ3と、前
記整流回路2からの直流電圧を高周波電圧に変換するイ
ンバータ回路6と、該インバータ回路6に接続された誘
導加熱コイル7およびコンデンサ8からなる共振回路9
とからなっている。誘導加熱コイル7の上に置かれた鍋
等の負荷には電磁誘導により渦電流が発生し、該渦電流
に基づくジュール熱により発熱する。
【0003】この種の電磁調理器では、鍋等の正規の負
荷ではないスプーンやフォーク等の金属製の小物負荷が
誤って置かれると、例え小物であっても鍋と同様に加熱
される。このように小物負荷が加熱された場合、それを
知らずに触れたりすると火傷を負う虞れがあるので危険
である。このため、電磁調理器等では、小物負荷を検知
する手段が講ぜられている。
【0004】従来の小物検知手段としては、特公昭58
−835号公報に示すように、入力電圧がゼロクロス時
点近傍で一定レベル以上になるのを検知したり、特開平
4−332419号公報に示すように、通電直後に発振
を中断して周波数の減衰を検出するものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、いずれ
もコストが高く、かつ、複雑であり、特に後者では減衰
周波数が人の可聴周波数域を通過してチッという検知音
が発生するという問題がある。本発明はかかる問題点を
解決するのを課題とし、安価で、かつ、簡単な構成であ
り、異音の発生のない誘導加熱装置を提供することを目
的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】まず、本発明の基本原理
について説明する。図13に示す前述の誘導加熱装置に
おいて、インバータ回路6を一定のパルス幅で駆動して
いるときに、負荷の大きさを変えると誘導加熱コイル7
からのエネルギーの放出時間が変化する。すなわち、負
荷無し又は小負荷の状態から負荷有りの状態に変化する
と、図1に示すように、そのエネルギーの放出時間が短
くなり、共振回路9の電圧波形(Vce波形)の周波数
が高くなる。したがって、共振回路9の電圧波形の周波
数を計数することにより、負荷の有無を検出することが
できる。
【0007】また、負荷無し又は小負荷の状態において
は、力率が悪くなり、交流電圧のゼロクロス点に対応す
る時点で、整流回路2の出力側に接続される平滑コンデ
ンサ3の放電電圧が残留する結果、図2に示すように、
Vce波形のエンベロープ(包絡線)波形に一定の電圧
が生じる。したがって、そのVceエンベロープを、図
2(A)中1点鎖線で示すように、一定のレベルで切る
と、負荷有りのときは交流電圧のゼロクロス点に対応す
る時点の近傍で波形の山が途切れて周波数が減少する
が、負荷なし又は小負荷のときは波形が連続して周波数
が高くなる。したがって、交流電圧のゼロクロス点に対
応する時点の近傍の周波数を計数することによって負荷
の有無を検出することができる。
【0008】本発明は、前記基本原理に基づくものであ
り、請求項1に記載のように、交流電圧を直流電圧に変
換する整流回路と、該整流回路からの直流電圧を高周波
電圧に変換するインバータ回路と、該インバータ回路に
接続された誘導加熱コイルおよびコンデンサからなる共
振回路とを備えた誘導加熱装置において、前記共振回路
から発生する電圧波形とこれを平滑した波形とを比較し
て矩形波を出力する比較手段と、該比較手段から出力さ
れる矩形波を、前記交流電圧波形のゼロクロス点に対応
する時点において所定時間内で計数する計数手段と、該
計数手段で計数される計数値を所定の基準値と比較する
ことにより負荷の有無を判定する判定手段と、該判定手
段による判定結果に基づいて前記インバータ回路を制御
する制御手段とを備たことを特徴とするものである。
【0009】かかる構成において、共振回路の電圧波形
とこれを平滑した波形とが比較手段で比較されると、通
常負荷有りの場合は、周波数が高く、かつ、ゼロクロス
点近傍で途切れた矩形波が出力される。また、負荷無し
又は小物の場合は、周波数が低く、かつ、ゼロクロス点
近傍で途切れがなく連続した矩形波が出力される。した
がって、ゼロクロス点に対応する時点において計数手段
により計数された矩形波の周波数すなわち計数値が、判
定手段によって基準値と比較されると、通常負荷か、負
荷無し又は小物かが判定される。
【0010】好ましい実施例としては、請求項2に記載
のように、前記計数手段が、前記比較手段から出力され
る矩形波を、複数のゼロクロス点に対応する時点より一
定時間経過した時点から所定時間内で計数するようにし
てもよい。これによると、計数値が基準値より少ない場
合は、周波数が低いので負荷無し又は小物と判断され、
計数値が基準値より多い場合は、周波数が高いので負荷
有りと判断される。
【0011】好ましい他の実施例としては、請求項3に
記載のように、前記計数手段が、前記比較手段から出力
される矩形波を、複数のゼロクロス点に対応する時点の
前後の所定時間内で計数するようにしてもよい。これに
よると、計数値が基準値より少ない場合は、ゼロクロス
点近傍でパルスが途切れて周波数が低いので負荷有りと
判断され、また、計数値が基準値より多い場合は、ゼロ
クロス点近傍でパルスが連続して周波数が高いので負荷
無し又は小物と判断される。
【0012】
【実施例】次に、本発明の実施例を添付図面に従って説
明する。以下に説明する第1実施例は、図1に示す原理
に基づくものであり、第2実施例は、図2に示す原理に
基づくものである。 (1)第1実施例 図3は本発明に係る誘導加熱装置の電気回路図である。
交流電源1には整流回路2が接続され、該整流回路2の
出力側には平滑コンデンサ3が接続されるとともに、ト
ランジスタ(IGBT)4と該トランジスタ4のコレク
タ−エミッタ間に接続されたダイオード5とからなるイ
ンバータ回路6が接続されている。また、インバータ回
路6のトランジスタ4には、誘導加熱コイル7と該誘導
加熱コイル7に並列に接続されたコンデンサ8とからな
る共振回路9が、直列に接続されている。前記トランジ
スタ4のベースには、当該ベースへの駆動パルスを制御
する制御回路10が接続されている。
【0013】前記交流電源1に並列に接続された抵抗1
1,12の間より引き出された交流電圧は、ゼロクロス
検出回路13に印加され、ここで検出されたゼロクロス
信号はマイクロコンピュータ14の入力ポートに入力さ
れるようになっている。また、共振回路9に接続された
抵抗15,16の間より引き出された高周波電圧(Vc
e)は、ダイオード17、抵抗18、平滑コンデンサ1
9および抵抗20からなる平滑回路21を介して比較器
22の基準入力端子(マイナス)に入力されるととも
に、ダイオード23および抵抗24,25を介して前記
比較器22の比較入力端子(プラス)に入力されてい
る。なお、ダイオード26,27は比較器入力の過電圧
を保護するためのものであり、またダイオード23はレ
ベル合せのためのものであり、必ずしも必要ではない。
【0014】前記比較器22の出力信号は、マイクロコ
ンピュータ14の入力ポートに入力されるようになって
いる。マイクロコンピュータ14は、前記ゼロクロス検
出回路13からのゼロクロス信号および前記比較器22
からの矩形波(以下、パルスという。)を受け、所定の
プログラムを実行して前記制御回路10に制御信号を出
力することにより、当該制御回路10を介してトランジ
スタ4を駆動し、負荷の加熱制御を行うとともに、負荷
の有無又は小物検知を行うようになっている。
【0015】以下、前記回路構成を備えた誘導加熱装置
における負荷の有無又は小物検知を、図4から図8に示
すフローチャートに従って説明する。図4は、メインル
ーチンを示し、ここでは、ステップ101でタイマー割
り込み1の割り込みプログラムで計時される2秒タイマ
の動作をソフト起動し、ステップ102でタイマ割り込
み1および外部割り込み2を許可し、ステップ103で
入/切キー等のキー入力処理や、その他の処理を行う。
【0016】図5は、タイマ割り込み1の割り込みプロ
グラムのフローを示し、ここでは、ステップ201で2
秒タイマによる計時時間が起動時から2秒経過したか否
かを判断し、2秒経過していなければ待機し、経過して
いればステップ202でナベフラグ1をセットし、ステ
ップ203でトータルレジをリセットし、ステップ20
4で4カウンタをリセットする。なお、ナベフラグ1
は、起動後2秒経過して小物検知の開始が可能になった
ことを示すフラグである。また、トータルレジは比較器
22から出力されるパルスの計数値の総計であり、4カ
ウンタは、4つの計数領域の計数が終了するごとに1づ
つ加算されるカウンタである。
【0017】図6は、外部割り込み2の割り込みプログ
ラムのフローを示す。ここでは、ステップ301で前記
ゼロクロス検出回路13からのゼロクロス信号に基づい
てゼロクロスがあったか否かを判断する。ゼロクロスが
あれば、ステップ302でナベフラグ1が立っている
(H)か否かを判断し、Hであればステップ303でナ
ベフラグ2をセットする。ここで、ナベフラグ2は、計
数動作中であることを示すフラグである。
【0018】次に、ステップ304でタイマー割り込み
2の割り込みプログラムで計時される4.6msタイマ
の動作をソフト起動し、ステップ305でカウントレジ
をリセットし、ステップ307で1ms待機した後、ス
テップ306で外部割り込み1およびタイマー割り込み
2の割り込みを許可する。
【0019】ここで、外部割り込み1およびタイマー割
り込み2を説明しておく。外部割り込み1は、図7に示
すように、ステップ401で比較器22からのパルスが
カウント波形か否か、すなわち波形が立ち下がりである
か否かを判断し、立ち下がりであればステップ402で
カウントレジに1を加えてこれをカウントレジとする。
タイマー割り込み2は、図8に示すように、ステップ5
01で4.6msタイマによってゼロクロス時点から
4.6ms経過したか否かを判断し、経過していればス
テップ502でナベフラグ2をリセットする。
【0020】外部割り込み2のルーチンのステップ30
6に戻ると、前述したように、ここでは外部割り込み1
およびタイマー割り込み2の割り込みが許可される。し
たがって、カウント波形になる毎にカウントレジが加算
されて本ルーチンに割り込みがかかり、またゼロクロス
時点から4.6ms経過した時点でナベフラグ2がリセ
ットされて本ルーチンに割り込みがかかる。
【0021】タイマー割り込み2の割り込みがかかる
と、ナベフラグ2がリセットされるので、ステップ30
8でナベフラグ2がLであると判断して、ステップ30
9に進み、ここで外部割り込み1およびタイマー割り込
み2の割り込みを禁止する。そして、ステップ310で
4カウンタに1を加算し、ステップ311でトータルレ
ジにカウントレジを加えてこれをトータルレジとした
後、ステップ312で4カウンタが4であるか否かを判
断する。
【0022】ステップ312における判断においてカウ
ンタが4でなければ、ステップ301に戻り、次のゼロ
クロス時点からの計数を再開し、4カウンタが4になる
まで繰り返す。ステップ312における判断でカウンタ
が4であれば、全ての計数領域での計数が終了したの
で、ステップ313に進み、ここでトータルレジが所定
の基準値を越えたか否かを判断する。この基準値は、本
実施例では、0DDH(16進数)である。
【0023】トータルレジが基準値未満であれば、ナベ
ナシ又は小物とみなしてIH動作すなわち誘導加熱動作
を停止し、トータルレジが基準値以上であれば、ナベア
リとみなして誘導加熱動作を開始し、ステップ316で
ナベフラグ2をリセットして終了する。
【0024】本実施例の誘導加熱装置によると、図9中
(A)で示す交流電源1の電圧波形のゼロクロス点は、
ゼロクロス検出回路13によって検出され、同図中
(B)で示すゼロクロス信号がマイクロコンピュータ1
4に入力される。また、この交流電圧は、整流回路2お
よび平滑コンデンサ3によって整流,平滑され、インバ
ータ回路6のトランジスタ4によって同図中(C)で示
す高周波電圧Vceに変換される。そして、この高周波
電圧が共振回路9に印加されて負荷が加熱される。
【0025】一方、共振回路9より引き出されたVce
電圧波形は平滑回路21によって平滑され、図9中
(D)で示すような平滑波形となる。そして、この平滑
波形とVce高周波電圧が比較器22によって比較さ
れ、この比較器22より同図中(E)で示すパルスがマ
イクロコンピュータ14に入力される。なお、図9は、
P時点において負荷がナベアリからナベナシに変化した
として示されている。すなわち、P時点以降において、
Vceの周波数が減少し、ゼロクロス点で残留電圧が発
生している。
【0026】前述のフローチャートで示すマイクロコン
ピュータのプログラムが実行されることにより、図9中
(F)で示すようにS時点において、起動後2秒が経過
すると、(G)で示すようにナベフラグ1が立ち、小物
検知が開始される。すなわち、(H)で示すように、交
流波形のゼロクロス点に対応する時点毎に、ナベフラグ
2が立てられ、所定時間(4.6ms)経過するとナベ
フラグ2が降ろされる。そして、(I)で示すように、
このナベフラグ2が立てられてから所定時間(1ms)
待機後、ナベフラグ2が降ろされるまで、比較器22か
らのパルスが計数される。ナベフラグ2は合計4回立て
られ、それ毎にパルスが計数され、合計される。
【0027】パルスの合計の計数値(トータルレジ)
は、所定の基準値と比較され、基準値より多ければ通常
負荷、基準値より少なければ負荷無し又は小物と判断さ
れる。図9では、P時点でナベナシとなっているが、こ
の場合、それ以降パルスの周波数が減少する結果、基準
値より少なくなるので、負荷無し又は小物と判断される
ことになる。
【0028】図11は、径250mmの鉄鍋、径110
mmの鉄鍋、小物および無負荷(鍋無し)の各状態にお
いてそれぞれ4回づつ計数した結果を示す。これによる
と、判定基準値(0DDH)の両側に正常負荷と異常負
荷が分布しており、小物や無負荷の状態が確実に検知で
きることを示している。
【0029】(2)第2実施例 第2実施例に係る誘導加熱装置の電気回路は、図3に示
す第1実施例のものと全く同一であり、またマイクロコ
ンピュータが実行するプログラムは、図6に示すフロー
チャートのステップ304における4.6msタイマが
1.2msタイマであり、ステップ307における待機
時間が0であり、ステップ313における基準値が0B
DH(16進数)であり、かつ、判定の向きが逆であ
り、さらに図8に示すフローチャートのステップ501
における経過時間が1.2msである以外は、全く同一
のフローであるので、第2実施例の電気回路図およびフ
ローチャートの重複図示は省略する。
【0030】この実施例においても、前述のフローチャ
ートで示すマイクロコンピュータのプログラムが実行さ
れることにより、図10中(F)で示すようにS時点に
おいて、起動後2秒が経過すると、(G)で示すように
ナベフラグ1が立ち、小物検知が開始される。すなわ
ち、(H)で示すように、交流波形のゼロクロス点に対
応する時点毎に、ナベフラグ2が立てられ、所定時間
(1.2ms)経過するとナベフラグ2が降ろされる。
そして、(I)で示すように、このナベフラグ2が立っ
ている間に、比較器22からのパルスが計数される。ナ
ベフラグ2は合計4回立てられ、それ毎にパルスが計数
され、合計される。
【0031】パルスの合計の計数値(トータルレジ)
は、所定の基準値と比較され、基準値より多ければ負荷
無し又は小物、基準値より少なければ通常負荷と判断さ
れる。図10では、P時点まではナベアリでゼロクロス
近傍にはパルスが無いが、P時点以降ではナベナシとな
っている。この場合、ゼロクロス点近傍にパルスが存在
する結果、パルスの計数値が基準値より大きくなるの
で、負荷無し又は小物と判断されることになる。
【0032】図12は、前記第1実施例の図11と同様
に、4種類の負荷状態においてそれぞれ10回づつ計数
した結果を示す。これにおいても、判定基準値(0BD
H)の両側に正常負荷と異常負荷が分布しており、小物
や無負荷の状態が確実に検知できることが分かる。
【0033】なお、IH加熱動作が停止している時に本
第2実施例の小物検知動作を実行するに当たっては、該
小物検知動作とIH動作を同時に開始すると、初回のゼ
ロクロス付近のコンデンサ3のチャージ電圧が高く、第
1回目のゼロクロス付近のパルスの途切れが正確に得ら
れないためにゼロクロスの1周期前からIH動作のみを
開始して(以下、前置きIH動作という。)小物検知動
作に入るとよい。
【0034】また、本第2実施例の小物検知動作ではマ
イクロコンピュータの処理時間をかせぐ意味でパルス波
形(E)の周期をできるだけ長くするために最大の出力
状態でIH動作をさせることが必要であるが、前置きI
H動作をいきなり最大出力状態で行うと異音の原因とも
なるため最小の出力状態で前置きIH動作をさせるとよ
い。
【0035】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、従来のように負荷の有無の検知のために動作
を中断するものではないので、検知音の発生がない。ま
た、負荷の有無、小物検知をソフトウェアによって処理
するので、回路構成が簡単であり、かつ、安価となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の原理を説明するための(A)
駆動パルスの変化、(B)Vce波形の変化をそれぞれ
示す図である。
【図2】 本発明の第2の原理を説明するための(A)
ゼロクロス近傍のエンベロープ、(B)計数時間、
(C)計数パルスを示す図である。
【図3】 本発明の誘導加熱装置の電気回路図である。
【図4】 マイクロコンピュータによる小物検知動作の
メインルーチンのフローチャートである。
【図5】 タイマー割り込み1のフローチャートであ
る。
【図6】 外部割り込み2のフローチャートである。
【図7】 外部割り込み1のフローチャートである。
【図8】 タイマー割り込み2のフローチャートであ
る。
【図9】 第1実施例における(A)AC波形、(B)
ゼロクロス信号、(C)Vceエンベロープ、(D)平
滑波形、(E)パルス波形、(F)2sタイマ、(G)
ナベフラグ1、(H)ナベフラグ2、(I)計数パルス
のタイムチャートである。
【図10】 第2実施例における(A)AC波形、
(B)ゼロクロス信号、(C)Vceエンベロープ、
(D)平滑波形、(E)パルス波形、(F)2sタイ
マ、(G)ナベフラグ1、(H)ナベフラグ2、(I)
計数パルスのタイムチャートである。
【図11】 第1実施例の計数結果を示す図である。
【図12】 第2実施例の計数結果を示す図である。
【図13】 誘導加熱装置の一般回路図である。
【符号の説明】
1…交流電源、2…整流回路、6…インバータ回路、7
…誘導加熱コイル、8…コンデンサ、9…共振回路、1
4…マイクロコンピュータ(計数、判定、制御手段)、
21…平滑回路、22…比較器。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電圧を直流電圧に変換する整流回路
    と、該整流回路からの直流電圧を高周波電圧に変換する
    インバータ回路と、該インバータ回路に接続された誘導
    加熱コイルおよびコンデンサからなる共振回路とを備え
    た誘導加熱装置において、 前記共振回路から発生する電圧波形とこれを平滑した波
    形とを比較して矩形波を出力する比較手段と、 該比較手段から出力される矩形波を、前記交流電圧波形
    のゼロクロス点に対応する時点において所定時間内で計
    数する計数手段と、 該計数手段で計数される計数値を所定の基準値と比較す
    ることにより負荷の有無を判定する判定手段と、 該判定手段による判定結果に基づいて前記インバータ回
    路を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする誘導
    加熱回路。
  2. 【請求項2】 前記計数手段が、前記比較手段から出力
    される矩形波を、複数のゼロクロス点に対応する時点よ
    り一定時間経過した時点から所定時間内で計数すること
    を特徴とする請求項1に記載の誘導加熱装置。
  3. 【請求項3】 前記計数手段が、前記比較手段から出力
    される矩形波を、複数のゼロクロス点に対応する時点の
    前後の所定時間内で計数することを特徴とする請求項1
    に記載の誘導加熱装置。
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