JP2005129239A - 加熱調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数の加熱手段の各々に載せた容器のいずれかが沸騰した場合に、どの加熱手段による沸騰かを容易に特定できる加熱調理器を得ることを目的とする。
【解決手段】 被加熱物を入れた容器を載置可能なトッププレートと、このトッププレートの下方に各々配設された少なくとも一つの誘導加熱コイルと電気加熱ヒーターからなる複数の加熱手段とを備えた加熱調理器において、前記トッププレートを介して前記容器の振動を検出する振動検出手段と、この振動検出手段からの出力により前記被加熱物の沸騰状態を検出する沸騰検出手段と、被加熱物の沸騰による加熱停止後の各加熱手段に対応する容器の振動減衰率から沸騰した加熱手段を特定する沸騰判定手段とを具備したものである。
【選択図】 図2

Description

本発明は、誘導加熱コイルとラジエントヒータなどの電気加熱ヒーターとを熱源に有する加熱調理器に関するものである。
従来、この種の加熱調理器としては、調理容器を載置するトッププレートと、調理容器を加熱する複数の加熱手段と、トッププレートを介して調理容器の振動を検出する振動センサと、この振動センサの出力により被加熱物の沸騰状態を検出する沸騰検出手段と、この沸騰検出手段の出力と加熱コイルの制御情報とにより、どの加熱手段により加熱されている被加熱物が沸騰しているかを判別する沸騰位置検出手段とを備えたものが知られている。また、トッププレートの下面に温度センサを備え、この温度センサと振動センサにより被加熱物の沸騰状態を検出する加熱調理器が知られている(例えば、特許文献1参照)。
前記加熱調理器において、振動センサはトッププレートの裏面に密着させて設け、被加熱物の沸騰状態を検出し、沸騰位置検出手段は加熱コイルの制御情報が検出された時に、加熱コイルの加熱量を一旦停止あるいは低減させて、どの加熱手段により加熱されている被加熱物が沸騰しているかを判別している。また、温度センサは温度信号が上昇している場合において振動センサの出力が有るときに沸騰を判断するものである。
特開2003−77644号公報(第2頁、第3図、第5図)
しかしながら、従来の複数の加熱手段を有する加熱調理器では、どの加熱手段により被加熱物が沸騰しているかを判別するにあたって、振動センサの出力情報と通電コイルの制御情報とにより行っているため、判別動作が複雑となり手間を要するという問題点があった。
本発明は上記のような問題点に鑑みてなされたもので、複数の加熱手段として誘導加熱コイルとラジエントヒータなどの発熱素子による電気加熱ヒーターとから構成される加熱調理器において、加熱手段の各々に載せた容器のいずれかが沸騰した場合に、どの加熱手段による沸騰かを容易に特定できる加熱調理器を得ることを目的とする。
本発明は、被加熱物を入れた容器を載置可能なトッププレートと、このトッププレートの下方に各々配設された少なくとも一つの誘導加熱コイルと電気加熱ヒーターからなる複数の加熱手段とを備えた加熱調理器において、前記トッププレートを介して前記容器の振動を検出する振動検出手段と、この振動検出手段からの出力により前記被加熱物の沸騰状態を検出する沸騰検出手段と、被加熱物の沸騰による加熱停止後の各加熱手段に対応する容器の振動減衰率から沸騰した加熱手段を特定する沸騰判定手段とを具備したものである。
本発明の加熱調理器は、被加熱物を入れた容器を載置可能なトッププレートと、このトッププレートの下方に各々配設された少なくとも一つの誘導加熱コイルと電気加熱ヒーターからなる複数の加熱手段とを備えた加熱調理器において、前記トッププレートを介して前記容器の振動を検出する振動検出手段と、この振動検出手段からの出力により前記被加熱物の沸騰状態を検出する沸騰検出手段と、被加熱物の沸騰による加熱停止後の各加熱手段に対応する容器の振動減衰率から沸騰した加熱手段を特定する沸騰判定手段とを具備したので、複数の加熱手段として誘導加熱コイルと電気加熱ヒータとの組合せにおいて、いずれの加熱手段による沸騰かを容易に判別することができ、複数の加熱手段を備えたものにおける沸騰検知を確実に行うことができる。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1における加熱調理器の平面図、図2は、前記図1のA−Aにおける断面図、図3は操作パネルの正面図である。
尚、図1〜3において同一又は相当部分には同一符号を付す。
図1〜3において、筐体1の上面には、例えば結晶化ガラス等の耐熱絶縁材料で構成された平面状のトッププレート2が設けられている。前記トッププレート2の下方には、加熱手段として例えば渦巻き状に形成された2個の誘導加熱コイル3、4と、1個のラジエントヒータ5からなる電気加熱ヒーターが、該トッププレート2の裏面に近接して配設されている。前記誘導加熱コイル3、4は、前記トッププレート2の前方の左右方向に並べて配置され、前記ラジエントヒータ5は前記誘導加熱コイル3、4間の後方に配置されている。尚、前記誘導加熱コイル3、4、ラジエントヒータ5の配置位置や数については、これに限られるものでない。
前記トッププレート2の裏面には、2つの誘導加熱コイル3、4およびラジエントヒータ5のほぼ中間、すなわち、それらからほぼ等距離の位置に振動センサ6を取り付けている。この振動センサ6はトッププレート2上に載置される例えば鉄等の金属材料で構成される容器8内の被加熱物が沸騰した際に発生する気泡による振動をトッププレート2の振動として検出する。また、前記誘導加熱コイル3、4及びラジエントヒータ5と各々対向する部分の前記トッププレート2の裏面に当接して温度センサ10a〜10cが配設され、トッププレート2を介して、容器8の底面温度を検出する。
筐体1の前面に設けられた操作パネル11は、図3に示すように、誘導加熱コイル3、4およびラジエントヒータ5の加熱開始/加熱停止を行う加熱スイッチ11aと、それぞれの火力設定を行う火力設定スイッチ11bと、それぞれに沸騰検知モード(沸騰検知の対象とするモード)を設定する沸騰検知設定スイッチ11cと、さらに、誘導加熱コイル3、4およびラジエントヒータ5に対応する前記容器8が沸騰状態のときに例えばLED11dによる点灯又は点滅で報知する視覚報知手段と、容器8が沸騰状態であることを音で報知する例えばスピーカー11eによる音報知手段とを備えている。
また、筐体1には、前記振動センサ6から出力される検出信号を波形処理する信号処理手段12、波形処理された検出信号を入力して前記容器8内の被加熱物の沸騰状態を検出する沸騰検出手段15を含み、同じく該検出信号から沸騰した加熱手段を特定する沸騰判定手段13、前記各々の加熱手段の加熱出力を制御する加熱制御手段14が配置されている。
図4は加熱時間の経過に伴う被加熱物の温度変化(a)と振動センサによる検出信号の大きさの変化(b)との関係を示す図である。これによれば、信号処理手段12で平滑処理された振動センサの検出信号は、被加熱物の温度上昇に伴い、およそ80℃近辺までは比較的小さなほぼ一定の値を示すが、およそ80℃付近では急激に立ちあがり、沸騰状態、すなわち100℃に至るやや手前の温度にて最大値に達し、その後100℃に至る間にはその値が低下するような特性を示す。したがって、このような振動に起因する信号が沸騰検出手段15、沸騰判定手段13、および前記加熱制御手段14に出力される。
なお、被加熱物が約80℃以下の領域で発生する略一定の検出信号波形は、冷却ファン等の外乱を含んでいる可能性があるため、前記沸騰判定手段13に予め閾値を設けてこの領域の検出信号波形を除去するようにしている。
次に、上記のように構成された加熱調理器において、1つの誘導加熱コイル3と、ラジエントヒータ5が同時に加熱動作を行ない、しかもそれぞれに沸騰検知モードが設定された場合の沸騰検知動作について、図5のフローチャートを用いて説明する。
被加熱物が収容された容器8を前記各加熱手段と対向する位置の前記トッププレート2に載置し、操作パネル11から各誘導加熱コイル3およびラジエントヒータ5の火力設定を火力設定スイッチ11bで、また、沸騰検知モード設定を沸騰検知設定スイッチ11cで行い、加熱スイッチ11aにより加熱動作を開始すると、前記加熱制御手段14は前記誘導加熱コイル3及びラジエントヒータ5に所定の電力を供給して、各々の容器8内の被加熱物が加熱される(S1)。
すなわち、誘導加熱コイル3は、前記加熱制御手段14で前記誘導加熱コイル3に対し火力設定に合せた電流量の高周波電流を供給すると、誘導加熱コイル3に交番磁界が発生し、この交番磁界により、載置された容器8の底部に渦電流が流れ、この渦電流によるジュール熱で容器8自体が誘導加熱され、被加熱物が加熱される。一方、ラジエントヒータ5は通常の商用周波数の交流電力が供給され、ヒータ自体が発熱することにより、その輻射熱にて容器8が加熱される。
同時に、加熱動作の開始を受け前記振動センサ6が容器8の振動の検出動作を開始する(S2)。前記被加熱物が加熱されて行くに伴い、被加熱物の温度が約80℃を越えた辺りから容器8内に細かい気泡が発生する。この気泡による圧力波によって容器が加振され、この加振力による振動がトッププレート2に伝わり、図4に示すように、前記振動センサ6がこれを捉えて出力が急激に上昇し始める。そして、被加熱物が約95℃前後で振動レベルが最大となり、グラグラと沸騰する100℃付近では容器8内の気泡が大きくなるため、振動レベルは逆に弱まり、振動センサ6の出力が低下傾向を示す。
前記振動センサ6による検出信号は、交流の半波波形であり、この振動センサ6の信号波形を前記信号処理手段12により平滑処理し、図4(b)に示す平滑波形信号に信号処理する(S3)。
前記信号処理手段12により平滑処理された平滑波形信号の振動出力は、沸騰検出手段15に入力され、図4のような変化を示す振動波形でその振動の大きさを検知することにより被加熱物が沸騰状態にあるかどうかを判定する(S4)。そして、沸騰検出手段15が所定の大きさの振動を検知すると、いずれかの容器8中の被加熱物が沸騰状態に達したと判定し、誘導加熱コイル3およびラジエントヒータ5への電力の供給を停止する(S5)。
誘導加熱コイル3およびラジエントヒータ5への電力供給が停止される結果、それら加熱源に対向して置かれた容器8、つまり、各容器内の被加熱物の温度は低下して行き、各被加熱物の温度に起因する振動が減衰して行く。そこで、この振動の変化を振動センサ6で捉え、その変化率、すなわち、振動の減衰率を、前記沸騰判定手段13の記憶領域に予め記憶させておいた誘導加熱コイル及びラジエントヒータによる沸騰時の加熱オフ後の容器の振動減衰率と対比することにより、沸騰した容器の加熱源が誘導加熱コイルによるものか、或いはラジエントヒータによるものかを判定する(S6)。
図6の曲線(IH)は、例えばステンレス鍋で水2000ccを誘導加熱コイル(出力1.5Kw)で加熱した場合の、加熱開始時から加熱オフ後に至る振動の変化を示したものである。容器の材質や水の量により、振動の変化に若干の違いはあるが、加熱時は容器自体が誘導加熱されるため、被加熱物の温度上昇が急激であって、振動の変化の立ち上がり早く、加熱オフ後は、誘導加熱コイル自身は発熱しないため、容器の温度は比較的短時間の内に下がり、振動の減衰も大きくなる。一方、図6の曲線(RH)は、例えばステンレス鍋で水2000ccをラジエントヒータ(出力1Kw)で加熱した場合の、加熱開始時から加熱オフ後に至る振動の変化を示したものである。上記同様に容器の材質や水の量により、振動の変化に若干の違いはあるが、輻射熱による加熱のため、容器の温度は緩やかに上昇し、振動の変化も緩やかに立ち上がる。加熱オフ後はラジエントヒータ自体の熱容量が大きく、容器8はこの熱の影響をしばらく受けるため、温度降下が遅くなり、振動の減衰も当然に小さくなる。したがって、このような加熱オフ後の誘導加熱コイルおよびラジエントヒータに対応する容器の振動の変化である減衰率を沸騰判定手段13の記憶領域に予め記憶させておけばよい。なお、各加熱手段に対応する加熱オフ後の振動の変化については、容器材質、被加熱物の量等を変化させながら数種類のデータをとり、その平均値を記憶させるようにしてもよい。
したがって、誘導加熱コイル3で加熱する被加熱物が沸騰状態に達した場合、振動センサ6は誘導加熱コイル3で加熱される容器8の振動を検出し、検出信号を出力するから、沸騰判定手段13は加熱制御手段14を介して各加熱手段への電力の供給を停止する。その後も振動センサ6は誘導加熱コイル3に対応する容器の振動を検出しつづけ、かつ検出信号を出力するが、誘導加熱コイルによる加熱の場合、図6に示すように、その検出信号は急激に減衰するから、沸騰判定手段13はその検出信号の減衰率を予め記憶しておいた減衰率と対比することにより、誘導加熱コイルでの減衰率に近ければ、誘導加熱コイル側が沸騰状態に達した判定する(S8)。そして、その判定情報を基に、前記操作パネル11の視覚報知手段の前記LED11dによる点灯又は点滅、及び音報知手段の前記スピーカー11eにより利用者に沸騰状態である旨を報知(S11)し沸騰検知を終了する。
一方、ラジエントヒータ5で加熱されている被加熱物が沸騰した場合も同様であり、この場合、容器8の振動は図6に示すように、加熱オフ後は比較的緩やかに振動が減衰するから、振動センサ6はその振動に対応した検出信号を出力し、沸騰判定手段13はその検出信号に基づいて、予め記憶しておいた減衰率と対比することにより、ラジエントヒータでの減衰率に近ければ、ラジエントヒータ側が沸騰状態に達したと判定する(S7)。そして、操作パネル11に設けた報知手段により、利用者に沸騰状態である旨を知らせる。なお、この実施形態においては、誘導加熱コイル3とラジエントヒータ5とが同時に加熱動作を開始するようなものについて説明したが、それぞれが時間を置いて加熱動作を開始するような場合も同じように判定することは可能である。
なお、図5におけるフローチャートのステップ(S8)から(S10)は、2つの誘導加熱コイル3、4が同時に電力の給電がされていた場合に、誘導加熱コイル3、4のいずれが沸騰状態に達していたかを特定するための動作を示している。すなわち、誘導加熱コイル3、4に別々に電力を供給すると、電力を給電された時に振動センサ6から所定の信号出力が検出された方の誘導加熱コイル側が沸騰状態に達したと特定される(S9)。その後に、特定された誘導加熱コイル3又は4を前記加熱制御手段14により加熱停止する(S10)。そして、その情報を基に、前記操作パネル11の各加熱手段毎に設けられた前記LED11dによる点灯又は点滅、及び前記スピーカー11eにより利用者に沸騰状態である旨を報知(S11)し沸騰検知を終了する。
以上のように、沸騰判定手段の記憶領域に予め記憶させておいた誘導加熱コイル及びラジエントヒータによる沸騰時の加熱オフ後の容器の振動減衰率と、振動センサによる検出信号の振動減衰率との対比により、いずれの加熱手段による沸騰かを容易に判別することができる。また、沸騰状態である旨を視覚報知手段のLEDや音報知手段のスピーカーにより警告報知するようにしたので、利用者は容器内の被加熱物が沸騰したことを視覚或いは聴覚で確実に把握することができ、その後の調理を遅滞なく実施することができる。
なお、本実施の形態において、誘導加熱コイルとラジエントヒータで夫々、例えば容器材質や水の量の異なる条件での沸騰後の加熱オフにおける振動減衰率を複数個、沸騰判定手段13の記憶領域に予め記憶させ、この予め記憶させておいた誘導加熱コイルとラジエントヒータの振動減衰率と、加熱オフ後の振動センサから得られる検出信号の振動減衰率との対比により、誘導加熱コイルとラジエントヒータとの沸騰判別を行うようにしてもよい。
また、本実施の形態において、誘導加熱コイルとラジエントヒータとの組合せの例について説明したが、例えば誘導加熱コイルとハロゲンヒータ、或いは誘導加熱コイルとシーズヒータとの組合せにおいても適用できるものである。この場合、前述同様に沸騰判定手段の記憶領域に、前記誘導加熱コイルとハロゲンヒータ、或いは、前記誘導加熱コイルとシーズヒータの、沸騰加熱オフ後の容器の振動減衰率を、夫々所定値として予め記憶させておくことはもちろんである。
また、誘導加熱コイルで沸騰した場合の加熱オフ後の振動レベルが、加熱開始直後の振動レベルに戻る(図6の加熱オフ後の傾き勾配部分)までの時間というのは、容器の材質や被加熱物の水の量により若干の違いはあるが約10秒以下であることから、沸騰判定において、加熱オフ後の振動センサから得られる検出信号の振動レベルが加熱開始直後のレベルに戻るまでの時間が例えば約10秒以下であれば誘導加熱コイル側が沸騰状態であると判定し、約10秒以上であればラジエントヒータ側が沸騰状態であると判定してもよい。
また、誘導加熱コイルでの加熱オフ後の振動レベルが加熱開始直後の振動レベルに戻る(図6の加熱オフ後の傾き勾配部分)時間が約10秒として、傾き勾配の略2分の1になるまでの時間、すなわち約5秒を境に誘導加熱コイルとラジエントヒータのいずれが沸騰状態であるかを判定するようにしてもよい。
また、本実施の形態において、振動センサを用いて、振動センサからの振動レベルで沸騰検知をする構成を説明したが、振動センサの代わりに、例えば音センサ(マイクロフォン)、歪センサを用いてもよく、これらのセンサの組合せでもよい。音センサは、例えばトッププレートの上面又は筐体内に配設され、容器内で発生する気泡による振動を音波として検出することができる。また、歪センサは、例えばトッププレートの裏面又は筐体に配設され、容器内で発生する気泡による圧力をトッププレートの歪として検出することができる。
また、本実施の形態において、振動センサを用いて沸騰検知をする構成を説明したが、各加熱手段に設けられた温度センサを補助的に用いて、振動センサと温度センサとで、沸騰検知をする構成としてもよい。例えば、前記振動センサで振動を検出した場合に、各温度センサの温度上昇変化率に基づいて、振動発生源の容器を抽出し、抽出した容器に対応した加熱手段の沸騰を特定させるようにしてもよい。
この発明の実施の形態1における加熱調理器の平面図である。 この発明の実施の形態1に係る上記図1のA−Aにおける断面図である。 この発明の実施の形態1に係る加熱調理器操作部の正面図である。 この発明の実施の形態1に係る加熱時間の経過に伴う被加熱物の温度変化(a)と振動センサによる検出信号の大きさの変化(b)との関係を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る沸騰検知動作の一例を示すフローチャート図である。 この発明の実施の形態1に係る誘導加熱コイル及びラジエントヒータにおける加熱開始時から加熱オフ後に至る振動の変化の一例を示した図である。
符号の説明
1 筐体、 2 トッププレート、 3、4 誘導加熱コイル、 5 ラジエントヒータ、 6 振動センサ、 8 容器、 10a、10b、10c 温度センサ、 11 操作パネル、 11a 加熱スイッチ、 11b 火力設定スイッチ、 11c 沸騰検知設定スイッチ、 11d LED、 11e スピーカー、 12 信号処理手段、 13 沸騰判定手段、 14 加熱制御手段、 15 沸騰検出手段。

Claims (5)

  1. 被加熱物を入れた容器を載置可能なトッププレートと、
    このトッププレートの下方に各々配設された少なくとも一つの誘導加熱コイルと電気加熱ヒーターからなる複数の加熱手段とを備えた加熱調理器において、
    前記トッププレートを介して前記容器の振動を検出する振動検出手段と、
    この振動検出手段からの出力により前記被加熱物の沸騰状態を検出する沸騰検出手段と、
    被加熱物の沸騰による加熱停止後の各加熱手段に対応する容器の振動減衰率から沸騰した加熱手段を特定する沸騰判定手段とを具備したことを特徴とする加熱調理器。
  2. 被加熱物を入れた容器を載置可能なトッププレートと、
    このトッププレートの下方に各々配設された少なくとも一つの誘導加熱コイルと電気加熱ヒーターからなる複数の加熱手段とを備えた加熱調理器において、
    前記トッププレートを介して前記容器の振動を検出する振動検出手段と、
    この振動検出手段からの出力により前記被加熱物の沸騰状態を検出する沸騰検出手段と、
    被加熱物の沸騰による加熱停止後の各加熱手段に対応する容器の振動減衰率を予め記憶し、前記加熱手段の沸騰による加熱停止後における前記振動検出手段からの出力による振動減衰率と、予め記憶しておいた振動減衰率とから沸騰した加熱手段を特定する沸騰判定手段とを具備したことを特徴とする加熱調理器。
  3. 被加熱物を入れた容器を載置可能なトッププレートと、
    このトッププレートの下方に各々配設された少なくとも一つの誘導加熱コイルと電気加熱ヒーターからなる複数の加熱手段とを備えた加熱調理器において、
    前記トッププレートを介して前記容器の振動を検出する振動検出手段と、
    この振動検出手段からの出力により前記被加熱物の沸騰状態を検出する沸騰検出手段と、
    被加熱物の沸騰による加熱停止後の各加熱手段に対応する容器の振動減衰率から求めた中間的な基準の振動減衰率を記憶し、前記加熱手段の沸騰による加熱停止後における前記振動検出手段からの出力による振動減衰率と、予め記憶しておいた基準の振動減衰率とから沸騰した加熱手段を特定する沸騰判定手段とを具備したことを特徴とする加熱調理器。
  4. 前記複数の加熱手段は、少なくとも一つの誘導加熱コイルと、ラジエントヒーターとからなることを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載の加熱調理器。
  5. 前記複数の加熱手段は、少なくとも一つの誘導加熱コイルと、ハロゲンヒーターとからなることを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載の加熱調理器。
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