JPH0422072B2 - - Google Patents

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JPH0422072B2
JPH0422072B2 JP57196105A JP19610582A JPH0422072B2 JP H0422072 B2 JPH0422072 B2 JP H0422072B2 JP 57196105 A JP57196105 A JP 57196105A JP 19610582 A JP19610582 A JP 19610582A JP H0422072 B2 JPH0422072 B2 JP H0422072B2
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Atsushi Kawahara
Masa Oota
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Nikon Corp
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Nippon Kogaku KK
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、メカニカルシヤツターを用いないで
固体撮像素子自体のシヤツター機能を利用する電
子スチルカメラに関するものである。
[従来の技術] 従来より、固体撮像素子により撮像を行ない、
得られた映像信号を磁気シートメモリの如き記録
手段に記録する形式の電子スチルカメラが知られ
ている。このような電子スチルカメラでは、撮像
素子としてインターライン転送CCDあるいはフ
レーム転送CCDの如き受光部以外に1画面分の
記憶転送領域のある素子を用いることによつてシ
ヤツター機能が実現され、別にメカニカルシヤツ
ターを用いる必要が無いという利点をもつことが
知られている。
第1図は、このようなシヤツター機能を有する
固体撮像素子と、磁気シートメモリのような記録
手段とを組合わせて構成される電子スチルカメラ
の構成の一例を示すブロツク図である。
第1図において、固体撮像素子1は先に述べた
ように受光部以外に1画面分の記憶転送領域のあ
るインターライン転送CCDあるいはフレーム転
送CCDの如き電子シヤツター機能をもつもので
あり、その動作制御は、同期信号発生回路8から
の同期信号のもとにカメラシーケンス制御回路1
0によつて予め定められた動作シーケンスに従つ
て制御されるCCD駆動回路9からの制御パルス
をアンプ14を介して供給することにより行なわ
れる。固体撮像素子1の受光面には、レンズ系1
6からハーフプリズム15を介して入射される被
写体像が結像されるが、この固体撮像素子1の前
面には色分解フイルタ18が配置されている。ハ
ーフプリズム15は被写体光の一部をフアインダ
ー系17へ導き、またこのハーフプリズム15の
個所で被写体光の測光が測光素子12によつて行
なわれるようになつている。測光素子12による
測光出力は測光回路11により記憶され、また演
算により露出時間が求められ、この露出データが
カメラシーケンス制御回路10によるシーケンス
動作に利用される。カメラシーケンス制御回路1
0は回転サーボ回路7との間で制御信号をやりと
りし、またレリーズスイツチを含む各種スイツチ
及び表示回路13とも信号の授受を行なつて、前
記同期信号発生回路8からの同期信号のもとにカ
メラ各部の動作制御を行なう。
このカメラにおいて、光学系の結像面に位置す
る撮像素子1から得られた映像信号は、プリアン
プ、プロセスアンプ等の信号処理回路2を経た後
記録信号処理回路3でFM変調され、記録増幅器
4を通して磁気ヘツド5により記録手段たる磁気
シートメモリ6上に記録される。磁気シートメモ
リ6はモータにより回転され、このモータは一定
の回転速度(例えば3600rpm)で回転するように
回転サーボ回路7で制御されている。
[発明が解決しようとする課題] このような構成の電子カメラにおけるひとつの
問題点は、一回のシヤツターレリーズ操作によつ
て一画面分のみの映像信号しか取り出さないため
一旦撮影を行なつて映像信号を記録してしまうと
それが操作上の誤り、例えば記録動作中の瞬間的
な振動等の外乱により磁気シートメモリの回転に
一時的な変動が生じた場合であつても、その撮影
記録が磁気シートメモリに失敗記録として残り、
不良再生画像を与えるコマが磁気シートメモリ中
に残されたままとなるという点にある。
すなわち、更に具体的には、記録手段に磁気シ
ートメモリを用いた第1図に示す装置において、
回転サーボ回路7は、一旦起動されて安定した後
は、同期信号発生回路8から供給される一定の基
準周波数と、回転駆動モータに連結された回転速
度や位相検出手段手段PGの出力とが位相的にロ
ツクするように動作しているが、何らかの原因、
例えば走行車上での撮影の際の急激な振動等によ
つて瞬間的にロツクが外れることがあり、そのよ
うな場合に磁気シートメモリ6は一時的に正しい
記録が不可能な回転状態に落ち入ることになる。
しかしながらモータの回転変動に対する従来の
対策は、カメラの電源投入後におけるモータの回
転速度または位相が正規の状態にロツクされるま
でについて少なくとも記録動作を不能にするもの
ばかりであり、モータのサーボ系が正規のロツク
状態になつたのちの外乱振動等によるロツク外れ
に対しては単にその撮影記録は失敗であつたとい
う表示警告を行なう程度にとどまり、従つて表示
警告が生じてから再撮影しようとしても既に時間
が経過してしまつているので、せつかくのシヤツ
ターチヤンスを逃がしてしまうという重大な問題
点があつた。
本発明は、このような振動等の外乱に弱い記録
手段を有するスチルカメラにおける前記したよう
な問題点を解決し、電子シヤツター機能をもつ固
体撮像素子を利用して、一回のレリーズ操作での
撮影記録動作中に記録装置の回転に外乱振動が加
えられたときにも再びレリーズ操作をすることな
く撮影画像の再蓄積と再記録を可能として、撮影
の失敗を少なくした電子スチルカメラを提供しよ
うとするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明の電子スチルカメラは、前述の課題を達
成するために、 a:同期信号に基づいて不要電荷の排出と露光に
よる1画面分の受光信号電荷の蓄積および蓄積
された信号電荷の転送を含む一連の周期動作を
電子的に制御することによりシヤツター機能を
持たせた固体撮像素子と、 b:該固体撮像素子から読み出される信号電荷を
回転する記録媒体に映像信号として記録する記
録装置と、 c:前記固体撮像素子が前記同期信号の到来によ
つて周期動作をしている間に、前記同期信号に
対する前記記録媒体の回転位相の変動量を前記
周期動作の周期より短い予め定められた周期で
検出し、この変動量が予め定められた閾値を越
えたときに検出出力を生じる検出手段と、 d:1回のレリーズ操作に基づいて、レリーズ操
作後に最初に到来する前記同期信号によつて前
記固体撮像素子に前記周期動作を開始させ、前
記検出出力の発生がないことを条件に1画面分
の周期動作による受光信号の蓄積電荷を前記記
録装置へ転送させて記録動作を完了させると共
に、前記固体撮像素子の周期動作中に前記検出
出力が生じたときにはその時点における前記記
録装置への信号電荷の転送を直ちに遮断させて
新たな受光信号電荷の蓄積とその記録装置への
転送とを含む周期動作を予め定められた回数を
限度として繰り返し行わせる制御手段とを備え
るものである。
ここで、前記制御手段の機能による前記周期動
作は、例えば受光信号電荷の蓄積のための第1の
動作周期と、該第1の動作周期に引続いて蓄積電
荷を前記記録装置へ転送するための第2の動作周
期とを含んでおり、一つの実施態様では前記検出
信号の発生の有無に拘らず前記第2の動作周期中
に前記新たな受光信号の蓄積を行い、また別の実
施態様では前記検出出力が生じたときのみ前記第
2の動作周期の終了後に前記新たな受光信号の蓄
積を行うように制御シーケンスが組まれている。
前記記録媒体は好ましくは磁気シートメモリで
あり、この場合、前記検出手段は前記磁気シート
メモリを回転駆動する回転サーボ回路のジツター
検出回路によつて構成することができる。
[作用] 本発明に係る装置は、同期信号に対して記録媒
体の回転位相が予め設定した閾値を超えて変動し
たか否かを検出する手段を設け、電子シヤツタ機
能をもつ固体撮像素子との組合せで、撮像素子の
各動作周期において、前記位相変動量が予め定め
られた閾値を超えたときには、カメラシーケンス
制御回路の機能により撮像素子からの映像信号の
記録動作を中止して撮像素子の新たな受光蓄積電
荷による映像信号を次の動作周期に記録装置へ送
り、1回のレリーズ操作による撮影・記録動作中
において前記閾値を超える前記位相変動が生じた
ときにレリーズの再操作を要することなくこのよ
うな電子シヤツタ機能による再撮影と記録動作を
所定回数を限度として自動的に繰り返すようにし
たものである。
[実施例] 第2図は本発明に係る電子スチルカメラの基本
的な構成の要部を示すブロツク図であり、第1図
のものと対応する部分には同一符号を付して示し
てある。第2図において、記録装置21は記録信
号処理回路3からの映像信号を磁気シートメモリ
に記録する部分を包括的に示しており、これには
第1図に示したような記録増幅器4、磁気ヘツド
5、磁気シートメモリ6、回転サーボ回路7およ
びモータなどが含まれている。また第2図では、
説明の都合上、第1図における測光回路11や測
光素子12、各種スイツチ及び表示回路13、ハ
ーフプリズム15、フアインダー系17、フイル
タ18などを省略してある。
第2図において第1図の構成と異なる点は、記
録装置21における記録動作の終了の可否を記録
媒体の回転変動の有無によて判断するために、記
録装置21における記録媒体の定常回転の位相に
同期信号に対して或る閾値を超える変動が生じた
ときに検出出力を生じる検出回路22を設け、こ
の検出回路22からの検出信号をカメラシーケン
ス制御回路10に与えて撮像素子1の駆動回路9
を制御するようにした点である。この構成におい
て、1回のレリーズ操作による動作が開始される
と、後述するように、検出回路22から回転位相
の変動量が閾値を超えたことを意味する検出信号
が出力されたときにはカメラシーケンス回路10
は駆動回路9に制御信号を送つて、直ちに撮像素
子1自体の電子シヤツター機能による連続した予
備的な撮像動作によつて得た新たな映像信号を撮
像素子1から出力させ、この新たな映像信号を代
替えとして記録媒体に記録させるという追加動作
が行なわれる。この追加動作は追加のレリーズ操
作を必要とせず、検出回路22から検出出力が生
じた場合に所定の限度回数まで繰り返し行なわ
れ、それでも回転変動がおさまらずに検出出力が
依然として生じる場合には前記限度回数に達した
時点ではじめて撮影が失敗となる。
なお、本実施例では、記録装置21としては記
録媒体に磁気シートメモリを用いたものを掲げて
いるが、この他の記録媒体を用いたものにも本発
明は同様に適用できる。
第3図は、本実施例において用いられている電
子シヤツター機能を有する固体撮像素子1として
のフレームインターライン転送CCD(受光部のイ
ンターライン転送構造の他に一画面分の蓄積部を
有するCCD)の構成の一例を模式的に示す説明
図である。第3図において、中央の水平に引かれ
た2点鎖線の上方が受光部、下方が蓄積部であ
る。受光部には、フオトダイオード31が規則正
しく配置されるとともに、フオトダイオード31
の左側にオーバーフローコントロールゲート32
を介して、オーバーフロードレイン33が、右側
にはトランスフアーゲート34を介して受光部の
垂直転送CCD35がそれぞれ配置されている。
垂直転送CCD35及び36は、受光部と蓄積部
にまたがつて設けられており、各々が一画面分の
信号電荷を蓄積できるようになつている。また、
フオトダイオード31を除く他の部分は遮光がな
されている。
このような構成のCCD固体撮像素子により電
子シヤツター機能を実現するときの動作シーケン
スの手順は次の通りである。
有効な露光の前に不要な電荷を素子外へ排出
する。
露光による信号電荷の蓄積を所要時間(シヤ
ツタータイム)行なう。
蓄積した信号電荷を受光部の垂直転送CCD
35に移す。
信号電荷を蓄積部の垂直転送CCD36に移
し、逐次水平転送CCD37及び読み出しアン
プ38を介して読み出す。
なお、この素子では、不要電荷の排出は通常の
信号電荷の読み出し経路、即ち、フオトダイオー
ド31からトランスフアーゲート34を介して受
光部の垂直転送CCD35へ、続いて、蓄積部の
垂直転送CCD36から水平転送CCD37へと転
送しても良いし、或いは、フオトダイオードを完
全に空乏化できる場合には、オーバーフローコン
トロールゲート32を用いてオーバーフロードレ
イン33へと転送し、排出してもよい。
信号電荷が蓄積される領域(フオトダイオード
或いはそれに近接するCCD電極下のポテンシヤ
ル井戸)から排出のために電荷が取り出された時
点が露光の開始時点となる。シヤツタータイムに
相当する所定時間の信号電荷の蓄積の後、信号電
荷は受光部の垂直転送CCD35に移され、更に
蓄積部の垂直転送CCD36に移されてシヤツタ
ー動作は完了する。
フオトダイカード31の信号電荷が垂直転送
CCD35に転送された後、オーバーフローコン
トローゲート32の下のポテンシヤル障壁は、ト
ランスフアーゲート34下のポテンシヤル障壁よ
りも低く設定されるため、ブルーミングは発生し
ない。また、受光部の垂直転送CC35から蓄積
部の垂直転送CCD36への電荷転送も、高速で
行なわれるためスミアも生じない。また、フオト
ダイオード31から垂直転送CCD35への信号
電荷転送の直前には、垂直転送CC35に発生す
る暗電流電荷も排出されているものとする。
尚、第3図において、φV1,φV2は各々受光部と
蓄積部の垂直転送CCDの転送電極パルスを、ま
たφHは水平転送CCDの転送電極パルスをそれぞ
れ示しており、これらは同期信号発生回路8から
の同期信号のもとにカメラシーケンス制御回路1
0による制御動作によつてCCD駆動回路9から
出力されるものであることは述べるまでもない。
第4図は、第3図に示すCCD固体撮像素子に
おいて、フオトダイオードが完全に空乏化でき、
従つてオーバーフロードレインへ電荷を一括排出
できる場合を例にとつて示した、カメラシーケン
ス制御回路10およびCCD駆動回路9による
CCD固体撮像素子1の駆動及び記録のタイミン
グチヤートである。
第4図のaに示すV.Bは垂直帰線消去信号であ
つて、V.Bがハイレベルの間の映像信号は無効と
なつている。
いま、このV.B信号と無関係にカメラのレリー
ズ釦が時刻t1で押下されるものとすると、この時
刻t1でレリーズON信号がbに示すように発生し、
カメラの撮影動作は、後に続く最初のV.B信号の
立上り時刻t2より始まる。
この時刻t2よりやや遅れた時刻t3においてcに
示すようにオーバーフローコントロールゲート信
号φOFCGがハイレベルとなり、その間、不要電荷
は、フオトダイオード31よりオーバーフロード
レイン33に排出され続ける。それと同時に、
e,fに示すように、垂直転送CCD35と36
および水平転送CCD37に対する駆動パルス
φV1,φV2,φHが動作を開始し、これらCCDに蓄
積されてきた不要電荷を信号転送径路より素子外
部に排出する。時刻t3では、更に固体撮像素子1
の受光面上の照度をモニタリングする別に設けた
測光素子12(第1図参照)の出力を測光回路1
1によつて記憶且つ演算し、露光時間を求め、次
のV.B信号に同期する一定時刻t6からどれだけさ
かのぼつた時点でφOFCG信号をローレベルに下げ
たら良いか、即ち、信号電荷の蓄積を開始すべき
時刻t4をどの時点に設定したら良いかを決定す
る。
次のV.B信号の立上り時刻t5では、第1図に示
す記録ヘツド5に対する映像信号の伝達をゲート
制御するための記録ゲート信号をhに示すように
ハイレベルにセツトして記録ヘツド5に映像信号
が送られるようにする。この時刻t5におけるV.B
信号の立上りに同期した一定時間後の時刻t6
は、トランスフアーゲート信号φTGがdに示すよ
うにハイレベルとなつて転送ゲート34が開かれ
る。この結果、前記露出時間の演算で求められた
シヤツタータイムは第4図に示した時刻t4から時
刻t6に至る時間Teとなり、この時間内に受光部の
フオトダイオード31に蓄積された信号電荷がト
ランスフアーゲート34を介して垂直転送CCD
35に移される。
時刻t5と時刻t6、更に時刻t7は殆ど同時であり、
時刻t7からは、先に受光部の垂直転送CCD35に
移されている信号電荷を駆動パルスφV1およびφV2
によつて蓄積部の垂直転送CCD36に高速で転
送し始める。この動作は、スミア現象の抑制に有
効であるばかりでなく、受光部の垂直転送CCD
35を空にして、再記録動作のための予備の蓄積
(Te′)による信号電荷の受け入れ準備を行なう
ことになつている。この動作が完了した後、信号
電荷は駆動パルスφHによつて水平CCD37から
順次読み出され、プロセス回路2および記録信号
処理回路3へ送られて記録が行なわれるが、記録
中に何の障害もなければ記録完了が撮影動作の完
了となる。
しかし、もしも記録中に振動等の何らかの外乱
で記録装置21の記録媒体回転位相に異常な変動
が生じ、これを検出する検出回路22から検出出
力信号φJが第4図のgに示すように発生すると、
この時刻t8において直ちに記録ゲート信号がhに
示すようにロウレベルに復帰して、次のV.B信号
の立上りまでの期間における以後の記録を行なわ
せなくする。
この間も改めて時刻t7での測光値に基づき同様
な露出制御が行なわれ、時刻t9より時刻t11までの
時間te′の信号電荷の蓄積動作がなされている。
この予備の信号電荷の蓄積は、その前の動作周期
で蓄積した信号電荷の記録が前記のように信号φJ
の発生によつて中止された場合のみ、トランスフ
アーゲート信号φTGで垂直転送CCD35に読み取
られ、次の動作周期での再記録に用いられる。
時刻t12よりt14までは再記録の動作時間となり、
ここでは記録装置21は正常動作を行なつてお
り、従つて記録時間中に亙つて記録ゲート信号は
ハイレベルを保つている。時刻t13からは、更に
予備の信号電荷蓄積がなされるが、これは第4図
の例では利用されずに撮影が完了する。
ここでは、シヤツタータイムが1/60秒を含んで
それより短い高速側についてこの動作が実現され
るような実施例について説明したが、1/60秒より
低速シヤツターとなつた場合には、手ぶれその他
による画質劣火要因が本質的に生じ、手ぶれ警告
等でカメラを静止状態におく様にするなどの対応
がとれるので実用上の問題は無く、それ故、1/
60秒より低速のシヤツタースピードの場合におい
ては、本発明による特徴ある再記録動作を行なわ
せる必要は必ずしも無い。
また、予備の信号電荷の再記録動作の繰り返し
回数としては、時間遅れに対する人間の検知限を
0.2秒程度と考えても12回は可能となり、この間
に撮影が成功する確立は極めて高くなる。
尚、前述の実施例では映像信号が記録されてい
る間に固体撮像素子1が予備の信号電荷の蓄積動
作を行なつているが、記録動作中に前記信号φJ
検出回路22から与えられたときだけ固体撮像素
子が予備の信号電荷の蓄積を開始する様にしても
よい。但し、この場合は、予備の信号電荷の蓄積
に1/60秒、記録に1/60秒をそれぞれ必要とするの
で、1/30秒周期で再撮影・記録が可能となり、
0.2秒間に6回の繰り返しが可能となる。
第5図は、本実施例における回転サーボ回路7
と、同期信号に対して記録装置21の記録媒体6
の回転位相が予め設定した閾値を超えて変動した
か否かを検出して前記信号φJを生じるための検出
回路22との具体的な構成例を示すブロツク図で
あり、また第6図は第5図の回路の主要部分の動
作タイミングチヤートである。
第5図において、まず回転サーボ回路7につい
て説明すると、50は磁気シートメモリ6を回転
させるモータ、51はモータ50と共に回転する
回転速度検出手段で、例えば1周にわたつて磁気
パターンがN個形成されている円板に対置された
磁気検出ヘツド52からモータ50の回転数に対
応した信号(FG信号)を出力するものである。
53はF/V変換器で、FG信号の周波数を電
圧に変換する。54はFG信号の周波数を1/N
に分周する分周器、55は位相比較器55で、分
周器54からの周波数信号と、同期信号発生回路
8から得られるV.B信号との各位相比較を行な
う。56は加算増幅器で、F/V変換器53から
の信号と位相比較器55からの信号とを加算し、
モータ50の回転がV.B信号に同期して回転する
ように制御している。
次に検出回路22について説明すると、57は
V.B信号をN逓倍する回路、58は位相比較器
で、FG信号とN逓倍したV.B信号との位相比較
を行ない、位相の進みと遅れに対応して、そのU
(アツプ)及びD(ダウン)の各出力端からパルス
幅変調された信号をそれぞれ出力する。すなわ
ち、第6図イ〜ニはこの位相比較器58の動作波
形であつて、イに示すようなN逓倍されたV.B信
号がR入力に、またロに示すようなFG信号がV
入力にそれぞれ印加された場合、U出力はハに、
またD出力はニに示すようにそれぞれ位相の進み
と遅れに対応したパルス幅変調信号となる。
59は、ハ,ニに示す位相比較器58からのパ
ルス幅変調信号の和をとるNAND回路、60は
このNAND回路59の出力信号と、同期信号発
生回路8からの高周波基準クロツクとを入力とす
るゲート回路で、NAND回路59からの信号に
応じてホに示すような信号を出力し、これがM段
のカウンタ61に印加される。
このカウンタ61は、ゲート回路60から出力
されるホに示す信号(パルス)を計数するととも
に、逓倍回路57の出力(N逓倍されたV.B信
号)でリセツトされ、そのカウンタ値はヘに示す
ように変化し、このカウント値はイに示すように
V.B信号の1/Nの短周期ごとにFG信号の位相
のずれ、すなわち、モータ50の回転位相の変動
量を表わすこととなる。尚、この検出精度は基準
クロツクの周波数で決まる。この場合、許容ジツ
タ量に対応した閾値をVth(=2M)とし、この閾値
Vthよりも位相変動量が大きくなつた場合、トに
示すように検出出力信号φJを出力する。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、一回の
レリーズ操作で行なわれる撮影記録動作中に外乱
による記録媒体の回転位相に変動が生じたときに
は、そのときの記録動作を中断し、レリーズの再
操作を行なうことなく固体撮像素子自体の電子シ
ヤツター機能とカメラシーケンス制御回路の機能
とによつて予備の信号電荷の蓄積と再記録とを行
ない、これを一回のレリーズ操作で0.2秒程度の
短時間内に複数回行なえるようにしたから、振動
などの外乱に弱い磁気シートメモリのような記録
媒体を用いる場合に、その外乱による回転変動が
生じても撮影の失敗を極めて少なくすることがで
きるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は電子シヤツター機能を有する固体撮像
素子と磁気シートメモリとを組合わせて構成され
る電子スチルカメラの構成例を示すブロツク図、
第2図は本発明の実施例に係る電子スチルカメラ
の要部の基本構成を示すブロツク図、第3図は本
実施例に用いられているシヤツター機能を有する
固体撮像素子の構成例を模式的に示す説明図、第
4図はその駆動及び記録動作を示すタイミングチ
ヤート、第5図は本実施例に用いられている検出
回路の構成例を示すブロツク図、第6図はその主
要部分の動作タイミングチヤートである。 主要部分の符号の説明、1……固体撮像素子、
2……プロセス回路、3……記録信号処理回路、
5……記録ヘツド、6……磁気シートメモリ、7
……回転サーボ回路、8……同期信号発生回路、
9……CCD駆動回路、10……カメラシーケン
ス制御回路、11……測光回路、12……測光素
子、21……記録装置、22……検出回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 同期信号に基づいて不要電荷の排出と露光に
    よる1画面分の受光信号電荷の蓄積および蓄積さ
    れた信号電荷の転送を含む一連の周期動作を電子
    的に制御することによりシヤツター機能を持たせ
    た固体撮像素子と、 該固体撮像素子から読み出される信号電荷を回
    転する記録媒体に映像信号として記録する記録装
    置と、 前記固体撮像素子が前記同期信号の到来によつ
    て周期動作をしている間に、前記同期信号に対す
    る前記記録媒体の回転位相の変動量を前記周期動
    作の周期より短い予め定められた周期で検出し、
    この変動量が予め定められた閾値を越えたときに
    検出出力を生じる検出手段と、 1回のレリーズ操作に基づいて、レリーズ操作
    後に最初に到来する前記同期信号によつて前記固
    体撮像素子に前記周期動作を開始させ、前記検出
    出力の発生がないことを条件に1画面分の周期動
    作による受光信号の蓄積電荷を前記記録装置へ転
    送させて記録動作を完了させると共に、前記固体
    撮像素子の周期動作中に前記検出出力が生じたと
    きには前記記録装置への信号電荷の転送を直ちに
    遮断させて新たな受光信号電荷の蓄積とその記録
    装置への転送とを含む周期動作を予め定められた
    回数を限度として繰り返し行わせる制御手段、と
    を備えたことを特徴とする電子スチルカメラ。 2 前記周期動作が、受光信号電荷の蓄積のため
    の第1の動作周期と、該第1の動作周期に引続い
    て蓄積電荷を前記記録装置へ転送するための第2
    の動作周期とを含み、この第2の動作周期中に前
    記新たな受光信号の蓄積を行うようにしたことを
    特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の電子ス
    チルカメラ。 3 前記周期動作が、受光信号電荷の蓄積のため
    の第1の動作周期と、該第1の動作周期に引続い
    て蓄積電荷を前記記録装置へ転送するための第2
    の動作周期とを含み、前記検出出力が生じたとき
    には前記第2の動作周期の終了後に前記新たな受
    光信号の蓄積を行うようにしたことを特徴とする
    特許請求の範囲第1項に記載の電子スチルカメ
    ラ。 4 前記記録媒体が磁気シートメモリであり、前
    記検出手段が前記磁気シートメモリを回転駆動す
    る回転サーボ回路のジツター検出回路であること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の電子
    スチルカメラ。
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