JPH04219884A - 長い柔軟な製品のための長さ、速度又は位置づけの線形識別手段 - Google Patents

長い柔軟な製品のための長さ、速度又は位置づけの線形識別手段

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JPH04219884A
JPH04219884A JP3041874A JP4187491A JPH04219884A JP H04219884 A JPH04219884 A JP H04219884A JP 3041874 A JP3041874 A JP 3041874A JP 4187491 A JP4187491 A JP 4187491A JP H04219884 A JPH04219884 A JP H04219884A
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JP3041874A
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Rene Marcoz
ルネ マルコ
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Pneumatiques Caoutchouc Manufacture et Plastiques Kleber Colombes SA
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、関連した電磁式読取り
装置を用いて検出可能であるマスキングされた目印によ
る長い柔軟な製品の線形識別及び位置づけの分野に適用
される。数多くの利用分野のうち特に、本発明は、長い
柔軟な製品の進行速度測定、長さ識別又は一定の与えら
れた部分例えば端部の位置の検出を目的とするものであ
る。
【0002】
【従来の技術】連続的に製造される物体の長さの測定又
は一定の環境内での1つの製品の位置づけを可能にする
数多くの装置が、特に繊維業界における長い製品及び盗
難防止分野での個々の物品に対する応用のために開示さ
れてきた。これらの装置は最も一般的には、機械的手段
、光学的手段或いは又は電気又は電子的手段による検出
を利用している。
【0003】長さ測定のために最も頻繁に用いられる機
械的手段は、長い柔軟な製品のサポート又はドラムの回
転数の計数を利用している。このような装置は特に繊維
業界において、例えば QEEFAUTOM PICA
NOLの特許BE889255号、テイジンの特許US
3915199 号さらには、豊田自動織機のJP61
174447号に説明されているように織機の緯糸長さ
の測定のためなどに利用されている。
【0004】1つの物品の位置づけ検出のための光学式
手段の利用は、場合によってサイドジェットにより安定
化されたビデオカメラを用いた下水掃除用ヘッドの位置
づけ識別を提案しているVAIRE の特許FR−26
09417号又はRUSSELL の特許US4700
422 号に説明されている。例えば弾性繊維の長さの
決定(PETROVの特許SU1121581 号) 
、コンクリート内に埋込まれたケーブル中の欠陥の検出
(SOCOTEC の特許FR2389139 号)及
び、店内商品盗難の立証(MAGNAVOXの特許US
3990.065号又はKNOGO のい特許FR23
79871 号) のため、そして特にLACROUT
S−CAZENAVE のFR2616565 号又は
SOGEDEC のFR2615983 号といった数
多くの特許の対象となっている最近開発された「バーコ
ード」読みとりによる製品識別において、数多くの電気
式、電子式ひいては磁気式又は電磁式の手段が提案され
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】1つの物体の長さ、速
度又は位置の決定に関係する先行技術に基づく装置は全
て、機械的装置においての精度の欠如、電磁式検出シス
テムの場合の利用分野専用に設計されていることが最も
多い検出設備の複雑さ、照明のほとんど無い場所での光
学的装置の使用のむずかしさ又は補足的照明手段を配置
する必要性(これは複雑化無くして実現可能であるとは
かぎらない)、そして「バーコード」の読みとり又は盗
難防止装置といった非常に多くの利用分野においては、
製造品に貼付された磁気目印の場合のような美観上問題
があり使用を制限するか又は検出後の除去の可能性を必
要とするような明らかな目印の必要性、といったさまざ
まな欠点を有している。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の目的である長さ
、速度又は位置づけの線形識別手段は、目に見えず(従
って製品の外観を変えない)、長い柔軟な製品に対して
その製造技術、その完成時における柔軟性及び変形性を
変えることなく応用でき、安価で、しかもその読み取り
のために一般に市販されている単純な電磁式検出器の使
用しか必要としないような1つの解決法をもたらすこと
によって、先行技術の既知のシステムの欠点を補正する
ことを目的としている。
【0007】この長さ、速度又は位置づけの線形識別手
段は、さらに、関連した情報処理装置と共に用いられた
場合1つの運用と一体化されたロジスティックスを確実
にすることができる。本発明が適用される長い柔軟な製
品としては、制限的な意味をもたない例として、管、形
材、柔軟なシート、光ファイバ及び最大断面寸法の20
倍以上の製造長さをもつ他の全ての柔軟な製品を挙げる
ことができる。
【0008】本発明は、長い柔軟な製品の製造中に、こ
の製品の構成要素のものとは異なる磁気又は電気的特性
をもちかつこの製品の壁の厚み内に埋め込まれ(従って
ユーザーの視線に対しマスキングされている)た要素を
置くことから成る。本発明の説明を簡略化するため、上
述の要素を「マスキングされた目印」という語で表わす
【0009】本発明は、長さ、速度又は位置づけの線形
識別手段である。本発明の特徴は、この手段が、適切な
センサーによる読み取りの際に検知される動的磁界の擾
乱を作り出すため、角柱形又は円筒形の長い複合柔軟製
品の壁の厚みの中に埋込まれたマスキングされた目印で
構成されていることにある。このマスキングされた目印
は、柔軟で長い製品の厚みの中に埋込まれた連続した又
は不連続の介在物によって具体化できるものである。こ
れらの介在物は(動的磁界又は電界の作用の下で組成決
定によって又は自然に)長い柔軟な製品の構成要素のう
ちのいずれか1つのものよりも大幅に大きい(約10倍
)の磁気又は電気的伝導率を有していなくてはならない
【0010】これらのマスキングされた目印は同様に、
自然にそのような特性を有するか又は適切な処理により
そのような特性を取得することのできる金属又は合金と
いった、高い磁気又は電気的伝導率をもつ材料(この材
料は長い柔軟な製品の厚みの中に埋込まれている)の中
に任意に作られた細長形物で構成されていてもよい。本
発明及びその利用分野は、添付図面を参照して以下の説
明を読むことによってより良く理解できることだろう。
【0011】
【実施例】図1は、下水の水圧清掃による掃除に対する
好ましい応用例における、トラック、長さ、速度又は位
置づけの線形識別手段の備わった長い柔軟な製品を構成
する管を支持するドラム、ならびに配管の相対的位置を
示す概略図である。接近不可能な埋設配管の高圧清掃(
約100バール)専用のトラックは、ドラム3に巻かれ
た柔軟管4の巻きの状態の如何に関わらず柔軟管4に高
圧下で液体を供給できるようにする回転継手を通してド
ラム3の輪心の方へ加圧ポンプ2が送る水(場合によっ
ては適切な洗剤が付加されたもの)が入ったタンク1を
有している。壁の厚み内に埋め込まれた状態で例えば規
則正しい間隔で配置された不連続なマスキングされた目
印を含んでいる柔軟管4は、トラックのシャーシと一体
化された電磁式検出器を通して誘導され、マウス8を供
えた端部と係合できるようにするマンホールがある検査
孔6の開口によって、清掃すべき配管7内に導入される
。このマウスは、柔軟管4の後方に液体の斜めの噴流を
方向づけることのできる噴霧ノズルを有し、例えば下水
道9を通って重力により流れる放流水の性質及び量の観
察以外に通常いかなる効率検査もなく配管7の壁上の反
応によって盲目的に前進できるようにしている。
【0012】柔軟管4の長さの測定は、検出器5を用い
てこの柔軟管4の壁厚内に配置された不連続なマスキン
グされた目印の検出及び計数によって、配管7内のマウ
ス8の位置を位置づけかくして実行された作業を精確に
評価することを可能にしている。配管7内のマウス8の
侵入以降識別されている位置づけの精確さにより、場合
によって柔軟管4の再巻上げの際に、例えば加圧ポンプ
2の停止により作用し既存の設備力ですでに発生したよ
うにマウス8が検査孔6を出るときに作業員が高圧下の
液体ジェットの効果を受けないようにすることを目的と
する安全装置の起動が可能となる。
【0013】図2は、例えば水圧清掃の利用分野で用い
られるような柔軟管内に置かれた本発明に基づく長さ、
速度及び位置づけの線形識別手段の一実施態様を示す「
カットモデル」図である。なおここで、この手段は当然
のことながら、補強の有無に関わらずその他の柔軟管に
おいても使用することができる。図示されている実施態
様においては、柔軟管4は、重合体化合物製の内部管1
0、好ましくは隣接する層への接着のための付着力強化
処理を受けた繊維材料製の補強層11、内側管11のも
のと同じ又は異なる組成の重合体化合物でできた中間層
12、同じく繊維材料製の第2の補強層13(なおこれ
らの補強層はこの実施態様においては制限的意味のない
一例として組みひもの形で表わされている)、そして最
後に、環境の応力及び摩耗に対する強度特性をもつこと
が最も多い重合体化合物で作られた被覆15、で構成さ
れている。
【0014】ここで詳述する利用分野においては、長さ
、速度又は位置づけの識別手段は、例えば金属製接着フ
ィルムから切り取られた規則正しい間隔で配置された細
長形物(14a)で構成された不連続な目印を使用する
。一実施態様においては、不連続なマスキングされた目
印は有利なことに、伝導率の高い重合体化合物シートか
ら切りとられた円盤物14bで構成されており、この解
決法はマスキングされた目印と柔軟管4の構成要素の間
の相容性がより優れたものになるという利点を有してい
る。読み取り時点で検出される動的磁界は、柔軟管4の
壁の厚み内に挿入された細長形物14a又は円盤物14
bの存在により擾乱されることになる。
【0015】図示されている実施態様においては、細長
形物14aは重合体化合物製の中間層12と第2の繊維
製補強層13の間に配置され、かくしてこれらの細長形
物14aには優れた接着性が確保され、柔軟管4の製造
に際して滑動の危険性がことごとく無くなる。図示して
いないもう1つの実施態様においては、細長形物14a
又は円盤物14bなどから成る識別手段は、規則正しい
間隔で、第1の繊維製補強層11の裾付け前に重合体化
合物製内部管10上に、或いは又、次の構造段階におい
て重合体化合物製の中間層12又は被覆15により被覆
された層の1枚の上に配置されうる。
【0016】あらゆる場合において、ここでは細長形物
14a又はは円盤物14bによって具現化されている長
さ、速度又は位置づけの線形識別手段は、柔軟管4の壁
厚の中に埋め込まれており、このため、大気老化又は攻
撃性液体との接触による重合体化合物製の被覆15の摩
耗又は化学的変性によっても除去される恐れはない。こ
の長さ、速度又は位置づけの線形識別手段は、小商売に
よる長さカットを容易にするため、柔軟管4の被覆15
上に通常付けられた塗料又はインク付けによる外部マー
キングシステムに置換または付加されてもよい。この手
段は、切断のために用いられる一般にローレットである
これらの既知のマスキング材料システムに比べ、細長形
物14a又は円盤物14といったマスキングされた目印
の磁気的又は電磁的な読みとりによる場合によっての制
御によりはるかに高い精度をもたらす。
【0017】図3は、不連続なマスキングされた目印か
ら成る長さ、速度又は位置づけの線形識別手段の、柔軟
な形材に対するさまざまな応用の実施態様を示している
。図3、図4、図5及び図6は、基本的に定められた長
さでの自動化された方法による切断を目的とする。さま
ざまな形状の形材の長さ識別すなわち割り出しへの応用
を示している。
【0018】図3は、いくつかの面に薄く層の細かい繊
維製被覆が備わり1つの溝19を有する、反発弾性の高
いエラストマ化合物17をベースとする玉突き台サイド
ライナのための形材16a又は16bを示している。こ
の形材16aは頂点が丸くなった三角形の断面を呈し、
一方形材16bは、切断された面をもつ三角形の断面を
呈する一実施態様である。形材の断面の如何に関わらず
、これは1.5メートルの倍数の長さで利用され、玉突
き台の長さ(L)は3メートル、幅(M)は1.5メー
トルである。
【0019】例えば図示されているような細長形物又は
円盤物14の形をしたマスキングされた目印を繊維製被
覆18の下好ましくは(ただし強制的にではなく)長尺
で製造された形材の平坦な面のうちの一面上に導入する
ことにより、裾付けの際に玉突き台のコーナーにおける
切断長の調整を可能にする45度の端部角度で1.5メ
ートル又は3.0メートルの所要寸法に前記形材(16
a又は16b)を高い精度で自動的に切断することが可
能となる。
【0020】図4は、特にトンネル又は橋梁のためのブ
ーリア(せり石)といったコンクリート製建設部材の気
密性を目的とするパッキン20である長い柔軟な製品の
斜視図を示している。このパッキン20は、最も一般的
には適合された処方のエラストマ化合物で構成され、そ
の圧縮変形性を改善する長手方向のスロット21及びそ
の長手方向変性性を制限するべくそのベース内に埋込ま
れた繊維製補強材22を含んでいる。
【0021】図示されている利用分野において、長さ、
速度及び位置づけの線形識別手段は、同様に好ましくは
金属製で規則正しい間隔で配置されマスキングされた目
印を構成する細長形物又は円盤物14全体で構成されて
いる。有利なことにこれらの細長形物又は円盤物14は
、繊維製補強材22のレベルに位置づけされている。 一定の寸法単位に切断することを目的とするパッキン2
0の長さの識別は有利なことに、厚みの中に埋込まれた
細長形物又は円盤物14の存在を検出する磁気ループに
よる読みとり装置によって実現される。
【0022】精確に位置づけされた細長形物又は円盤物
14の読みとりのため、割り出しにより、異なる長さの
要素の切断を最適化することが可能となり、使用できな
い切捨て部を最小限におさえることができ、このため作
業を容易に自動化することができる。図5は、長さをカ
ットして車両用の車輪止め23を作るのに用いる、角が
丸味を帯びた正三角形断面の形材を示している。長さ、
速度又は位置づけの線形識別手段を構成するマスキング
された目印は、この利用分野においては、さらに有利な
ことに、熱可塑性又はエラストマ特性の重合体化合物の
薄層で被覆され車輪止め23の平坦な面24のうち少な
くとも1つの上に規則正しい間隔で置かれた細長形物又
は円盤物14といった不連続な介在物の形で作られてい
る。
【0023】前述のように、長さ、速度又は位置づけの
識別手段はここでは、場合によって自動化されうる作業
である円筒形区分の長さカットのために用いられる。図
6は、衝撃防止形材25の図であり、そのギリシャ文字
デルタ形の断面26は、固定平面27上への押しつけに
よるエネルギー吸収をより良くするように最適化されて
いる。繊維製補強材28はこの衝撃防止形材25のベー
スの厚みの中に配置され、固定平面27を支えとしたボ
ルト締めに対するその強度を改善するという役目をもつ
。この繊維製補強材28は、好ましくは衝撃防止形材2
5の全ての断面を構成するものと類似したエラストマ化
合物の層で被覆されている。マスキングされた目印は、
この利用分野においても同様に好ましくは金属製で、そ
れをマスキングして環境から保護するエラストマ化合物
層で被覆された繊維製補強材28の上に有利にも位置づ
けされ、規則的に配置された細長形物又は円盤物14で
構成されている。切捨て部分を最小限におさえることが
できるようにするプロセスの最適化と共に、このような
衝撃防止形材の小売りの際の長さカットのために、マス
キングされた目印の電磁式検出による位置づけ識別シス
テムが利用される。
【0024】図7及び図8は、長いロールの形で市販さ
れているゴムシート又は印刷業や包装業で利用されてい
るような或る種の複合厚紙ロールといった長尺の平坦な
製品に対する長さ、速度又は位置づけの線形識別手段の
応用を図示している。図7及び図8は、両方共、コムシ
ートの場合において好ましくは適切な処方のエラストマ
化合物で作られた中間層33に対し密な物理化学的結合
によって関連した2枚の繊維製補強層31及び32を有
し上部被覆29と下部被覆30をもつこのような平坦な
製品のそれぞれのカットモデル図を表わしている。
【0025】図7に示されている実施態様においては、
マスキングされた目印は、例えば図示されているように
一つの縁部の近辺に長手細長形物に規則正しい間隔で位
置づけされた小さい不連続な介在物(好ましくは細長形
物又は円盤物14)である。このとき、このように作ら
れた長さ、速度又は位置づけの線形識別手段は、心合せ
されたこれらの細長形物又は円盤物14の通過によって
作り出された動的磁界の擾乱を知らせるため、感度によ
り必要とされる精度で位置づけされた局所的電磁式読み
取り装置によって検出されなくてはならない。
【0026】図8は、マスキングされた目印が横方向の
小さい棒34、すなわち金属充填材の内含によって伝導
性を付与された重合体化合物又は幅数ミリメートルの金
属フィルムといった磁気又は電気的伝導率の高い材料の
小さい帯状物の形で作られているような同じ構造の一実
施態様を示している。横方向の小さい棒34が金属の小
さい帯状物で構成されている場合、これらの棒は、使用
中の柔軟で長い製品の機械的強度を変えないように、き
わめて薄いフィルムで作られていなくてはならない。横
方向の小さい棒34が伝導性のある重合体でできた小さ
い帯状物の形で作られる場合、これらは好ましくは薄い
ものであるが、この特徴は長い柔軟な製品の構成要素と
マスキングされた目印の間の材料の均質性がより大きい
ものであることを理由として、さほど大きい影響を及ぼ
さない。
【0027】横方向の小さい棒34は、上部被覆29と
繊維製補強層31の間又は繊維製補強層31と中間層3
3の間、或いは又中間層33と補強層32の間、さらに
は繊維製補強層32と下部被覆30の間で、長い柔軟な
製品の長さ方向に規則的間隔で配置されている。これら
の横方向の小さい棒34は、長い柔軟な製品の幅全体を
占めている。
【0028】同じ図8には、マスキングされた目印が長
い柔軟な製品の幅の大部分を占めているにすぎない短か
い横方向舌状物35であるような一実施態様が示されて
いる。これらの短かい横方向舌状物35は、図示されて
いるように繊維製補強層32と中間層33の間、又は横
方向の小さい棒34の図示されている位置においては上
部被覆29と繊維製補強層31の間、或いは又繊維製補
強層31と中間層33の間、或いは又繊維製補強層32
と内部被覆30の間に、規則的正しい間隔で配置するこ
とができる。
【0029】横方向の小さい棒34又は短かい横方向舌
状物35の使用は、図7の細長形物又は円盤物14を含
む実施態様に比べ、動的磁界の擾乱の検出が設置により
利用可能な状態に残された空間内で長い柔軟な製品の上
又は下で垂直に行なわれることから長い柔軟な製品との
関係における電磁式読み取り装置の特別な位置づけを必
要としないという利点を有する。
【0030】図7及び図8の実施態様において、長さ、
速度又は位置づけの線形識別手段は、メーカー又はユー
ザーにおける一定の長さでの切断のみならず、例えば特
に紙及び厚紙及び包装用複合多層フィルムのための曲げ
加工(場合によっては機械の制御を伴う)のための中間
寸法識別をも可能にする。かくして(生産の直接管理を
可能にする)製造中ならびに加工の上流段階における進
行速度の制御は、製造された単位製品の計数を可能にし
、そのため適切な情報処理手段と結びつけることによっ
て、最初の構成要素の補給から完成製品の納入に至るま
での製造の直接的ロジスティックスがもらされることに
なる。
【0031】ここで、中空コイルの横断により均等な磁
界を受けていない細長形物又は円盤物14、横方向の短
かい棒34又は短かい横方向舌状物35などの通過を検
出するセンサーは、マスキングされた目印の平面とセン
サの位置の間で変化しうる距離と共に適切な感度をもた
なくてはならないということがわかる検出されなくては
ならないのが動的磁界の強度ではなく磁界の擾乱である
かぎりにおいて、この距離の変動が特に問題をひき起こ
すことはない。
【0032】図9及び図10は、柔軟管への利用におい
て、一方が不連続なマスキングされた目印、他方が連続
したマスキングされた目印で構成されているような、長
さ、速度又は位置づけの線形識別手段の2つの実施態様
を提案している。図9は、図2に示されているものに類
似する構造の柔軟管37内で中間層のうちの1層の上に
配置されたブレスレット36b又は最も多くは金属製で
あるリング36aの形をした不連続な横方向線形目印の
1利用例を示している。好ましくは、マスキングされた
目印は、完全に閉鎖されたリングを形成すべく端部の被
覆を備えた又は備えていない接着性金属フィルムで作ら
れたリング36aの形で柔軟管37の被覆15の下に置
かれている。
【0033】有利なことに、マスキングされた目印は、
例えば接触する柔軟管の構成要素37のものと類似の処
方のものである〔かくしてブレスレット36bと柔軟管
構成要素37の間の相容性が増大している〕伝導性ある
粒子で充填された重合体化合物製のブレスレット36b
で構成されており、このブレスレット36bの端部は突
合せになっていてもなっていなくてもよいし或いは又短
かい長さにわたり重なり合っていてもよい。
【0034】この実施態様においては、動的磁界の擾乱
の検出は、柔軟管37が横断するコイルを用いて行なわ
れてもよいし或いは又側面方向に配置されたセンサによ
って行なわれてもよい。図10は、動的磁界の擾乱の検
出が側面方向のセンサによってのみ可能であるような変
形実施態様を示している。コイルを通過することにより
、任意の識別に役立ち得ない連続した1つの信号しか検
出されない。実際この実施態様においては、柔軟管37
はその製造中に、好ましくはその補強層39を構成する
ワイヤの1つに置き換わった1本の金属ワイヤなどから
成るらせん状に巻かれた連続した目印38を受ける。 従って、このらせん状に巻かれた連続した目印38は、
柔軟管37の製造中に補強層39が被覆15を受ける際
に、同様に充分マスキングされる。
【0035】図11は、補強用金属らせん40をもとも
と含む設計のものである柔軟管37の図であり、ここで
このらせんのピッチは、柔軟管37の湾曲に対する曲げ
柔軟性を確保しながら、負圧下での扁平化又は圧壊に対
する強度という機械的理由によって決定される。側面方
向センサによる長さ、速度又は位置づけの識別手段は、
らせんのピッチを考慮に入れることができるようにする
信号処理システムを適合させることによって、図9に示
されている柔軟管37の場合と同じ条件の下で利用でき
る、ということがわかる。必要とあらば、補強用金属ら
せん40の巻きの送り出しに基づく計数器の定期的調整
を可能にするように、きわめて異なるピッチで配置され
た細長形物又は円盤物を検出する磁気コイルの中ぐり内
の通過とこの側面方向センサによる読み取りを組合わせ
ることも可能であり、ここで前記らせんのピッチは必然
的に柔軟管37の直径に比べて小さい。
【0036】図12は、柔軟管37のまわりに連続的に
巻きつけられたらせんの存在を検出する側面方向センサ
によって長さ識別が行なわれるような柔軟管の技術的実
施態様を表わしている。柔軟管37には、その製造中に
、中間層のいずれか1つの中好ましくは被覆15の下で
表面に最も近い中間層の中に、柔軟管37のものに比べ
て高い電気的又は磁気的伝導率をもつらせん状で連続し
たマスキングされた目印41が具備されている。
【0037】このらせん状で連続したマスキングされた
目印41は、好ましくは(ただし強制的ではない)接着
性の短かい薄い金属フィルム、或いは又適当な充填材の
内含により伝導性が与えられた重合体化合物製の幅数ミ
リメートルで薄いリボンで構成されているのがよい。柔
軟管37の製造中、らせん状の連続したマスキング41
は、好ましくは滑かな表面を呈する1構成要素の上に、
柔軟管37の補強層の均衡角度に相応するものとは全く
無関係のピッチで据えつけられる。
【0038】伝導性ある重合体化合物のリボンでできた
らせん状で連続したマスキングされた目印41を含む実
施態様は、金属フィルム製の変性態様に比べて、柔軟管
37の重合体構成要素の組成と似通っていること、そし
てそのためにこの構成要素と完全に相容性を有し従って
いかなる形であれこの柔軟管37の固有の性能を変える
ことがないという利点を呈している。
【0039】図13、図14及び図15は、内部層のう
ちの少なくとも1層が高い電気又は磁気伝導率の材料例
えば伝導性ある重合体化合物のシート又は薄い金属フィ
ルムなどで構成され、マスキングされた目印は不連続で
任意に導入された欠落部で構成されているような、複合
多層の長い柔軟な製品の製造に対する長さ、速度又は位
置づけの線形識別手段の応用を説明している。
【0040】この実施態様においては、長い柔軟な製品
は、内側層が例えばアルミニウムといった薄い金属フィ
ルム又は伝導性ある重合体化合物シートである少なくと
も三層の重ね合せで構成されている。このような複合材
料は、「バリヤ特性」と呼ばれるその気密性ならびに熱
伝導性といったその物理的特性のため、シートの形又は
薄壁管の形(図示されているような)で包装材料として
用いられる。その利用は、場合によっての曲げ加工の後
に線形溶接により閉じられ複合管又はシートの表面上に
連続的に印刷された記載との関係において精確な割り出
しで切断されたテトラパック又はテトラブリックの形で
の、液体又は粉末用容器の製造において特に開発されて
いる。
【0041】表面上に付され製造に従って変化しうるマ
ーキングとは無関係な長さ、速度又は位置づけの線形識
別は、任意に作られた欠落部が伝導性重合体化合物シー
ト又は薄い金属フィルムから成る内部層内に存在するこ
とによって誘発された複合材料の動的磁界の混乱の電磁
式読み取り装置による検出によって可能となっている。 従って、動的磁界擾乱の検出により、たとえば複合材料
の進行速度が変化しうる場合であっても、縁部溶接、表
面マーキングの位置づけ、曲げ加工及び単位容器切断用
機械の割り出しが可能となる。
【0042】図13は、貯蔵ゾーン42内に集められた
柔軟な構成要素から単位容器を作る装置全体を示してお
り、ローラーに補給される構成要素の1つは、例えばア
ルミニウム製の薄い金属フィルム又は伝導性重合体化合
物シートで構成された伝導性フィルム43である。伝導
性フィルム43上を走行するころの付いた押抜き装置4
4がこのフィルムから円盤物を切断し、ここからそれを
引き出し、かくして組立てゾーン46内でのその他の層
の積重ねの際に次の製造段階でマスキングされた任意に
作られた欠落部を残す。後に曲げ加工及び成形用ゾーン
48内の通過により管の形で加工され溶接装置49によ
って閉じられることになる複合材料を作り出すため、2
本の圧力ローラー47a及び47bがこうして構成され
た多層の積重ねを圧延する。
【0043】図示されているように溶接装置49の後か
又はその前に位置づけされた電磁式センサの前を誘導さ
れる薄壁管の進行は(任意に作られた欠落部45の存在
によってひき起こされる複合材料の動的磁界の擾乱の検
出によって)、端部閉鎖用クリップ(511又は単位容
器切断用シャー52のための進行する複合材料との関係
における割り出しを提供する。従って下流にある充填及
び閉鎖ゾーン53においては、長い柔軟な製品である複
合材料は、不連続な形で、このとき充填され密封される
単位容器へと加工される。(ここでは円形のものとして
示されているものの印形、矩形又は何らかの幾何形状の
スリットとして作られてもよい)、多層複合材中のバリ
ヤ材料として用いられる伝導性フィルム43内に存在す
る任意に作られた欠落部45は、このバリヤ材料の気密
性機能を混乱させてはならない。従って、これらの欠落
部は好ましくは、例えば管形の閉鎖を行なう溶接ゾーン
内の伝導性フィルム43の耳に局在化させられ、かくし
て例えば計数のため単位容器の製造後でさえ長さ、速度
又は位置づけの線形識別手段を利用することが可能とな
る。
【0044】伝導性フィルム43の気密性機能を混乱さ
せないために、もう1つ考えられるのは、その後場合に
よって曲げ加工特に単位容器への切断用シャー52によ
る切断作業が行なわれることになるゾーンである伝導性
フィルム43の縁部内に任意に作られた欠落部45を局
在化させることである。任意に作られた欠落部45を含
むゾーンはこのとき切断時点で除去され、動的磁界擾乱
検出による線形識別手段はこのときもはや前記単位容器
への切断用シャー52の下流において使用できない。
【0045】図14は、伝導性フィルム内に任意に作ら
れた欠落部が、長さ全体又は一部分にわたり多層複合材
料の上部層又は下部層によってマスキングされた横方向
スリット54の形を呈しているような多層複合材料を示
している。この配置には、最終単位容器の形状がこの配
置を許容する場合多層複合材料の動的磁界擾乱検出のた
めにこれらの横方向スリット54を電磁センサ50と精
確に心合せする必要がもはや無くなるという利点がある
【0046】この利用分野においては、動的磁界の擾乱
検出が端部閉鎖クリップ51及び単位容器切断用シャー
52といった交互運動式の製造機材の使用の手段として
用いられる場合、長手方向スリット54間の距離又はそ
の寸法における実施態様も可能である。任意に作られた
欠落部45又は横方向スリット54の製造ピッチの変更
により、押抜き装置44は、連続した多層複合材料から
異なる長さの単位容器を製造できるようにし、かくして
生産設備の柔軟性は増大する。
【0047】図15は、層の積み重ね(任意に作られた
欠落部45又は横方向スリット54を有する伝導性フィ
ルム43を含む)から充填及び密閉に至るまでの製造段
階全体の結果得られる単位容器55の一例を示している
。図16、図17、図18及び図19は、長い柔軟な製
品の動的磁界の擾乱の検出及び/又は処理用のさまざま
な手段を示している。
【0048】図16及び図17は、磁気ループにより機
能し、しかも検出装置と相容性ある寸法の断面をもつマ
スキングされた目印を含む長い柔軟な製品のために用い
ることのできる検出及び情報処理装置を概略的に示して
いる。検出器5は、断面積は制限されている長い柔軟な
製品による磁気ループ横断のための小さいあそびの通路
64を含んでいる。
【0049】図16は、長い柔軟な製品4が電磁ループ
を横断することにより誘発された動的磁界の擾乱すなわ
ちこの長い柔軟な製品4の壁の厚み内に埋め込まれたマ
スキングされた目印の存在により作り出された擾乱の識
別に必要な検出器5を含むケースの斜視図である。作業
場内での使用と同様に現場内車両に載せて輸送及び使用
を可能にするいわゆる「搭載品質の」この丈夫な機材は
、場合によってオペレータが器具を見ることなく作業の
優れた成り行きをフォローできるようにする音響警報を
伴うマスキングされた目印の通過による動的磁界の擾乱
の検出ならびに良好な作動を表示する2つの表示灯56
を有している。
【0050】特に、可能な情報処理の他に、(製造中に
容易に実施することができる)マスキングされた目印の
ピッチの単純な変更は、長い柔軟な製品の最後の数メー
トルの送り出しについて、変更された周波数のこの単純
な音響警報によりオペレータの注意を喚起することがで
きる。しかしながら、この装置の主要な利点は、こうし
て識別された信号の情報処理の可能性にある。望まれる
感度に予め調節された電子部分は、ここでは1つの細長
形物14によって概略的に示されているマスキングされ
た目印か検出器5の磁気ループ内を通過することで誘発
された動的磁界擾乱の毎に、データ捕捉用ケースの方へ
と信号を送る。電子部分は、環境が許すかぎり検出器5
の近辺に置くこともできるし又遠くのさほど露出されて
いない場所に置くこともできる。作業データの処理はリ
アルタイムであってもバッチ処理であってもよいのであ
る。例えば下水道の水圧清掃における利用の場合、実際
データの情報処理は作業条件の即時調節の他に完全なロ
ジスケィンクス追跡調査を可能にする。作業条件の即時
調節は、巻き取り直径の変動にも関わらず柔軟管の恒常
的進行速度にドラムの巻きとり又は送り出し速度を追従
させ、かくして埋設された配管内でのその進展からびに
例えば柔軟管が配管から出る時点での液体圧力の遮断を
常時制御できるようにすることに関する。
【0051】ロジスティックスの追跡調査は、経過時間
の管理、清掃流量、作業終了時の現場での直接的請求書
作成ならびに異なる時期に行なわれた介入作業のあらゆ
る比較研究に関するものである。キーボードによる作業
の識別を利用して、同じ場所での連続した介入の比較を
可能にする搭載された中央処理ユニットは、結果として
、配管内の柔軟管の前進速度又は識別された位置での水
の圧力を変えながら長さ又は処理を自動的に調節するこ
とができるようにする。
【0052】特に外注業者に対する業務提供は、情報の
記録及び処理手段の存在という単純な事実に基づき、実
施作業内容の透明性によって特徴づけされる。介入作業
の報告書の自動的作成ならびに請求書又は決定を容易に
するすべての文書の作成はこうして、現場内でさえ直ち
に実現可能となる。補足的な出費無く、長い柔軟な製品
の製造の際にマスキングされた目印を設置する技術によ
り、一定の場所に特別なラベル付け要素を配置して(場
合によってはコード化された)識別メッセージを内含さ
せることが可能となる。
【0053】図17は、頑丈さのおかげで、長い柔軟な
製品の開発利用ならびに現場でのその使用中の追跡調査
に対して同様、製造、切断及び現場内加工のロジスティ
ックスにも適した、データ捕捉機材の市場で入手できる
情報処理中央ユニットを示している。デジタル表示によ
り、ウインドラ57内で例えば送り出された長さの識別
が可能となる。磁気2重ループの利用又はドラムの制御
レバーでの制御により、長い柔軟な製品の進行方向につ
いてのあいまいさは無くなり、この機材はドラムから送
り出された長さを精確に表示できるようにする。
【0054】デジタル式キーボード58は、スクリーン
59上に喚起された作業の識別ひいては記憶機構に記憶
されたパラメータとのあらゆる比較を可能にする。従っ
てこのような情報処理は生産現場において、製造された
長さの測定から表面マーキングの位置づけ、製造構成要
素の追跡調査、切捨て部と減少させるための最適化を伴
う単位長での切断又は場合によっての曲げ加工、さらに
は在庫の追跡調査に至る、長い柔軟な製品の製造の直接
的管理を可能にする。同じプロセスにより、情報処理は
、使用現場自体における長い柔軟な製品の開発利用中の
追跡調査、メンテナンス作業のプログラミング及びこの
製品の耐用期間中のアフターサービス強力を可能にする
【0055】図18は、長い柔軟な製品の寸法によって
又はマスキングされた目印の性質、配置又は寸法によっ
て磁気ループによる読み取りが不可能になった利用分野
のために必要な側面方向センサの使用を概略的に示して
いる。この実施態様においては、荷後設備における金属
粒子の進行の検出に用いられるタイプの側面方向センサ
60が用いられている。図示されている実施態様におい
ては、例えばバリヤが内蔵された包装用フィルムといっ
た柔軟な複合フィルム61には、横方向の小さい棒34
といったマスキングされた目印が具備されている。横方
向の小さい棒34による柔軟な複合シート61の動的磁
界の擾乱の結果として生じる側面方向センサ60からの
メッセージは、中央情報処理ユニット62の中に受け入
れられ、ここで定まった閾値を越える電気的大きさで質
的な形で処理される。このため、このメッセージは、側
面方向センサー60と柔軟な複合シート61の間の距離
すなわち、進行中のその変動が横方向の小さな棒34か
ら成るマスキングされた目印により誘発された磁界条件
を変えることになるような距離、とは無関係なものにさ
れる。
【0056】当該実施態様の中央情報処理ユニット62
と側面方向センサ60のアセンブリの機能は、図16及
び17の中央情報処理装置62と検出器5で構成された
アセンブリのものと全く類似している。図19は、生産
工場内又は開発利用現場の環境を支配する雑音に対して
できるかぎり感受性の低いものとなるよう周波数が選択
されている、両方共交流磁界の放出の結果としての誘発
に基づく検出基5のような貫通ループ式センサ又は側面
方向センサにより発せられた電気的メッセージのコンピ
ュータによる開発利用に相当する概略図である。
【0057】誘発された磁気の飽和を原則として、受け
とられた電気メッセージの識別は放出された磁界が予め
定められた閾値を上回ることを条件として、この磁界と
は比較的無関係である。小さいあそびをもつ通路64の
回りに配置された発信ループ63は受信ループ65と同
心である。磁極鉄心が無い場合、受信された弱い信号は
、必要とあらば柔軟で長い製品の進行方向を検出するた
め場合によっては分割された受信ループ65により発せ
られた電気量を受けとる中央情報処理ユニット62内で
容易に補償されうる。
【0058】例えばデジタル式キーボード58で導入さ
れた識別メッセージにより、中央情報処理ユニット62
は、例えばウィンドウ57内に表示された送り出し済メ
ートル数単位に電気量を翻訳する。なおこのメッセージ
及びこれらのデータを考慮に入れる処理は全て、中央情
報処理ユニット62の記憶機構内に又は磁気ディスク6
2上に記憶することもできるし、或いは又プリンタ66
を介して紙の形で表示されてもよい。
【0059】長い柔軟な製品の壁の厚み内に埋め込まれ
た連続又は不連続のマスキングされた目印から成る長さ
、速度又は位置づけの線形識別手段は、以下のような利
点を有する: −  その断面の如何に関わらず、製造段階を混乱させ
ることなく、柔軟な長尺製品の中に容易に設置すること
ができる; −  柔軟で長い製品の物理的及び機械的特性や美観を
変えない; −  長い柔軟な製品の構成要素ロットの識別要素、生
産年月日及び生産工場について、マスキングされている
がために秘密裡にとどまりうる識別が可能となる;− 
 構成要素との関係における割り出しにより、長い柔軟
な製品の生産機械、曲げ加工、切断の制御手段を構成す
る; −  長い柔軟な製品の動的磁界の擾乱の検出のために
、生産工場内でも開発利用現場でも使用可能な丈夫で安
価でしかも技術的な適合を必要としない市販の検出器又
はセンサーしか使用しない; −  適切な情報処理手段と結びつけることにより、製
造された長さの測定からあらゆる中間段階の検査を通り
、在庫の追跡調査に至るまでの製造のコンピュータ管理
が可能となる; −  同じタイプの手段と結びつけることによって、提
供業務の現場内直接ロジスティックス及びメンテナンス
のプログラミングが可能となる。
【0060】当然のことながら、当業者は、本発明の枠
から逸脱することなく、マスキングされた目印ならびに
柔軟で長い製品の壁厚内でのその配置のさまざまな実施
態様を組み合わせことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】位置づけの線形識別を利用する、下水道又はダ
ストシュートの水圧清掃に対する柔軟で長い製品を構成
する柔軟管の応用例を示す図である。
【図2】例えば図1に記載の水圧清掃の応用例において
用いられるタイプの柔軟管の壁厚の中に置かれた、本発
明に基づく長さ、速度又は位置づけの線形識別手段の一
実施態様を示す「カットモデル」図である。
【図3】不連続なマスキングされた目印で構成された長
さ、速度又は位置づけの線形識別手段の柔軟な形材への
応用の一実施態様を示している。
【図4】不連続なマスキングされた目印で構成された長
さ、速度又は位置づけの線形識別手段の柔軟な形材への
応用の一実施態様を示している。
【図5】不連続なマスキングされた目印で構成された長
さ、速度又は位置づけの線形識別手段の柔軟な形材への
応用の一実施態様を示している。
【図6】不連続なマスキングされた目印で構成された長
さ、速度又は位置づけの線形識別手段の柔軟な形材への
応用の一実施態様を示している。
【図7】長いロールの形で市販されているゴムシート又
は印刷業や包装業で利用されているような或る種の複合
厚紙ロールといった長尺の平坦な製品に対する長さ、速
度又は位置づけの線形識別手段の応用の1つを図示して
いるカットモデル図である。
【図8】長いロールの形で市販されているゴムシート又
は印刷業や包装業で利用されているような或る種の複合
厚紙ロールといった長尺の平坦な製品に対する長さ、速
度又は位置づけの線形識別手段の応用の1つを図示して
いるカットモデル図である。
【図9】柔軟管に対する応用において、不連続なマスキ
ングされた目印から成る長さ、速度又は位置づけの線形
識別手段の一実施態様を提案している。
【図10】柔軟管に対する応用において、連続的なマス
キングされた目印から成るものという長さ、速度又は位
置づけの線形識別手段の一実施態様を提案している。
【図11】連続した金属補強材を含む柔軟管といった長
い柔軟な製品の中に配置された不連続なマスキングされ
た目印から成る長さ、速度又は位置づけの線形識別手段
の利用可能性を示している。
【図12】連続したマスキングされた目印を構成するた
め伝導性重合体化合物製のリボンを柔軟管といった長い
柔軟な製品に応用した例を示している。
【図13】内部層の少なくとも1つは金属又は合金とい
った磁気又は電気的伝導率の高い材料であり、このとき
マスキングされた目印は不連続で、任意に作られた欠落
部で構成されているような、多層で長い柔軟な製品の製
作に対する長さ、速度又は位置づけの線形識別手段の応
用例を示す。
【図14】内部層の少なくとも1つは金属又は合金とい
った磁気又は電気的伝導率の高い材料であり、このとき
マスキングされた目印は不連続で、任意に作られた欠落
部で構成されているような、多層で長い柔軟な製品の製
作に対する長さ、速度又は位置づけの線形識別手段の応
用例を示す。
【図15】内部層の少なくとも1つは金属又は合金とい
った磁気又は電気的伝導率の高い材料であり、このとき
マスキングされた目印は不連続で、任意に作られた欠落
部で構成されているような、多層で長い柔軟な製品の製
作に対する長さ、速度又は位置づけの線形識別手段の応
用例を示す。
【図16】不連続なマスキングされた目印から成る長さ
、速度又は位置づけの線形識別手段の磁気ループによる
読みとり装置を概略的に示す。
【図17】不連続なマスキングされた目印から成る長さ
、速度又は位置づけの線形識別手段の磁気ループによる
読みとり装置を概略的に示す。
【図18】長さ、速度又は位置づけの線形識別手段の平
坦な磁気センサーによる遮蔽状態での読みとり装置を概
略的に示す。
【図19】関連した情報処理設備と共に用いられた場合
の、開発利用ロジスティックに関する長さ、速度及び位
置づけ線形識別手段の適合化を概略的に示す。
【符号の説明】
4  柔軟管 10  内部管 11、13  補強層 12  中間層 14a  細長形物 14b  円盤物 15  被覆物 16a、16b  玉突き台ライナ 20  パッキン 23  車輪止め 25  衝撃防止形材 34  小さい棒 35  小さい舌状部 36a  リング 36b  ブレスレット 38、41  らせん 45  欠落部 54  横方向スリット

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  適切なセンサーによる読み取りの際に
    検知される動的磁界の擾乱を作り出すため、角柱形又は
    円筒形の長い複合柔軟製品の壁の厚みの中に埋込まれた
    マスキングされた目印(14a)、(14b)、(34
    )、(35)、(36a)、(36b)、(38)、(
    41)、(45)又は(54)で構成されていることを
    特徴とする、長さ、速度又は位置づけの線形識別手段。
  2. 【請求項2】  マスキングされた目印(14a)、(
    14b)、(34)、(35)、(36a)又は(36
    b)、(45)又は(54)は不連続であることを特徴
    とする、請求項1記載の長さ、速度又は位置づけの線形
    識別手段。
  3. 【請求項3】  マスキングされた目印(38)又は(
    41)が連続していることを特徴とする、請求項1記載
    の長さ、速度又は位置づけの線形識別手段。
  4. 【請求項4】  前記不連続なマスキングされた目印は
    、薄い金属製の細長形物(14a)で構成され、長い柔
    軟な製品の2つの構成要素の間に長手方向に配置されて
    いることを特徴とする、請求項1又は2のいずれか1項
    記載の長さ、速度又は位置づけの線形識別手段。
  5. 【請求項5】  前記不連続なマスキングされた目印は
    、伝導性粒子が充填された重合体化合物で作られた円盤
    物(14b)で構成され、長い柔軟な製品の2つの構成
    要素の間で長手方向に配置されていることを特徴とする
    、請求項1又は2のいずれか1項記載の長さ、速度又は
    位置づけの線形識別手段。
  6. 【請求項6】  前記不連続なマスキングされた目印は
    、長い柔軟な製品の2つの構成要素の間に配置された薄
    い金属フィルム内に任意に作られた個々の欠落部(45
    )で構成されていることを特徴とする、請求項1又は2
    のいずれか1項記載の長さ、速度又は位置づけの線形識
    別手段。
  7. 【請求項7】  前記不連続なマスキングされた目印は
    、長い柔軟な製品の2つの構成要素の間に配置された伝
    導性重合体化合物シート内に任意に作られた個々の欠落
    部(45)で構成されていることを特徴とする、請求項
    1又は2のいずれか1項記載の長さ、速度又は位置づけ
    の線形識別手段。
  8. 【請求項8】  前記不連続なマスキングされた目印は
    、長い柔軟な製品の2つの構成要素の間に軸に対し垂直
    に配置され埋込まれた薄い金属製のリング(36a)で
    構成されていることを特徴とする、請求項1又は2のい
    ずれか1項記載の長さ、速度又は位置づけの線形識別手
    段。
  9. 【請求項9】  前記不連続なマスキングされた目印は
    、長い柔軟な製品の2つの構成要素の間に軸に対し垂直
    に配置され埋込まれ、伝導性粒子が充填された重合体化
    合物で作られているブレスレット(36b)で構成され
    ていることを特徴とする、請求項1又は2のいずれか1
    項記載の長さ、速度又は位置づけの線形識別手段。
  10. 【請求項10】  前記不連続なマスキングされた目印
    は、角柱形の長い柔軟な製品の2つの構成要素の間に配
    置されこの製品の幅全体を占めている薄い横方向の小さ
    な棒(34)で構成されていることを特徴とする、請求
    項1又は2のいずれか1項記載の長さ、速度又は位置づ
    けの線形識別手段。
  11. 【請求項11】  前記不連続なマスキングされた目印
    は、角柱形の長い柔軟な製品の2つの構成要素の間に配
    置されこの製品の幅の一部分を示している横方向の小さ
    な舌状物(35)で構成されていることを特徴とする、
    請求項1又は2のいずれか1項記載の長さ、速度又は位
    置づけの線形識別手段。
  12. 【請求項12】  前記不連続なマスキングされた目印
    は、角柱形の長い柔軟な製品の2つの構成要素の間に配
    置された薄い金属フィルム内に任意に作られた横方向ス
    リット(54)で構成されており、これらの横方向スリ
    ット(54)はこの製品の幅の全部又は一部にわたって
    延びていることを特徴とする、請求項1又は2のいずれ
    か1項記載の長さ、速度又は位置づけの線形識別手段。
  13. 【請求項13】  前記不連続なマスキングされた目印
    は、角柱形の長い柔軟な製品の2つの構成要素の間に配
    置された伝導性重合体化合物シート内に任意に作られた
    横方向スリット(54)で構成され、これらの横方向ス
    リット(54)はこの製品の幅の全部又は一部にわたっ
    て延びていることを特徴とする、請求項1又は2のいず
    れか1項記載の長さ、速度又は位置づけの線形識別手段
  14. 【請求項14】  前記不連続なマスキングされた目印
    は、長い柔軟な製品の2つの構成要素の間に薄い金属製
    のワイヤ又はリボンのらせん状巻きによって配置された
    らせん(38)又は(41)で構成されていることを特
    徴とする、請求項1又は2のいずれか1項記載の長さ、
    速度又は位置づけの線形識別手段。
  15. 【請求項15】  前記連続しているマスキングされた
    目印は、長い柔軟な製品の2つの構成要素の間に伝導性
    重合体化合物製のリボンのらせん状巻きによって配置さ
    れたらせん(41)で構成されていることを特徴とする
    、請求項1又は3のいずれか1項記載の長さ、速度又は
    位置づけの線形識別手段。
  16. 【請求項16】  補強層(11)又は(13)及びそ
    の内部管(10)又は中間層(12)又はその被覆物(
    15)といった2つの構成要素の間に、適切なセンサに
    よる読みとりによりその製造管理、一定の長さでの切断
    の自動化及び現場でのその利用条件の開発を可能にする
    ような請求項1乃至9又は14又は15のいずれか1項
    記載の長さ、速度又は位置づけの線形識別手段を含んで
    いることを特徴とする柔軟管(4)。
  17. 【請求項17】  玉突き台のライナ(16a)又は(
    16b)又はパッキン(20)又は車輪止め(23)又
    は衝撃防止形材(25)といった柔軟な形材において、
    その壁の厚み内に埋め込まれた状態でその2つの構成要
    素の間に、適切なセンサによる読みとりのおかげでその
    製造及び一定の長さでの切断の管理を可能にするような
    請求項1乃至11のいずれか1項記載の長さ、速度又は
    位置づけの線形識別手段が含まれていることを特徴とす
    る柔軟な形材。
  18. 【請求項18】  適切なセンサーによる読み取りによ
    り柔軟な容器の製造機材又は曲げ加工又は切断加工機械
    の制御を行なうことを可能にするような請求項1乃至1
    1のいずれか1項記載の長さ、速度又は位置づけの線形
    識別手段が含まれていることを特徴とする複合多層包装
    材料。
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