JPH04219775A - クリーニングローラの交換表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、たとえばレーザを用
いた、プリンタ・複写機・ファクシミリなどの電子写真
装置に備え、加熱ローラと加圧ローラ間に画像転写後の
用紙を通してその用紙上の画像を定着する一方、加熱ロ
ーラにクリーニングローラを押し当ててその表面を清掃
する定着器に適用しうる。詳しくは、そのような定着器
において、クリーニングローラが汚れてその交換時期で
あることを知らせるクリーニングローラの交換表示装置
に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来の定着器の中には、たとえば図５に
示すごとく、ランプ１を内蔵する加熱ローラ２に加圧ロ
ーラ３を押し当てるとともに、加熱ローラ２に交換可能
なクリーニングローラ４を押し当てる構成のものがある
。

【０００３】そして、画像転写後搬送されてくる用紙５
を加熱ローラ２と加圧ローラ３間に通して熱と圧力とで
用紙５上の画像を定着する一方、クリーニングローラ４
で加熱ローラ２の表面に付着したトナーを清掃していた
。

【０００４】ところで、従来、上述したように画像定着
を繰り返しているうちに、クリーニングローラ４の表面
がトナーで汚れて清掃効果が低下し、結局、加熱ローラ
２表面のトナーが定着中の用紙５に付いてその用紙５を
汚し、オフセットを起こしてしまうという問題があった
。

【０００５】そこで、上述した定着器では、所定の通紙
枚数にクリーニングローラ４の交換時期を呼応させ、こ
の所定通紙枚数になると適宜表示手段でクリーニングロ
ーラ４の交換時期の表示を行う構成としていた。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】ところで、たとえば電
子写真装置では、用紙の片面に画像を形成する場合と両
面に画像を形成する場合とではクリーニングローラ４の
汚れ具合が異なるし、また、カラートナーを用いて画像
を形成する場合と黒色トナーを用いて画像を形成する場
合を比較しても同様にクリーニングローラ４の汚れ具合
が異なる。

【０００７】したがって、従来のように所定通紙枚数に
クリーニングローラ４の交換時期を呼応させても、両者
は必ずしも一致するとはいえない。そのため、従来では
、所定通紙枚数となる以前にすでにクリーニングローラ
４がかなり汚れてしまい、結局、オフセットを起こすこ
とがあった。逆に、通紙枚数を超えてしまっていても、
まだ交換するほどクリーニングローラ４が汚れていなく
ても、交換することになって不経済であるという問題が
あった。

【０００８】そこで、この発明の目的は、定着器におけ
る汚れたクリーニングローラの交換時期を正確に知らせ
ることにある。

【０００９】

【課題を解決するための手段】そのため、請求項１に記
載のこの発明のクリーニングローラの交換表示装置４５
は、たとえば以下の図示実施例において示すとおり、加
熱ローラ２５に加圧ローラ２６を押し当て、それらロー
ラ２５・２６を回転し、転写後の用紙２１を両ローラ２
５・２６間に通してその用紙２１上の画像を定着する一
方、前記加熱ローラ２５にクリーニングローラ４０を押
し当ててその表面を清掃する定着器２４において、前記
クリーニングローラ４０の色を検知する光センサ５０の
ようなセンサと、そのセンサの検知信号から前記クリー
ニングローラ４０の交換時期を判断する判断手段５１と
、その判断手段５１からの信号を受けて前記クリーニン
グローラ４０の交換時期を表示する表示手段５２とから
なることを特徴とする。

【００１０】また、請求項２に記載のこの発明は、たと
えば以下の図示実施例に示すごとく、請求項１に記載の
クリーニングローラの交換表示装置４５において、前記
センサを光センサ５０で構成し、その光センサ５０から
の光信号を電気信号に変換してその電気信号に基づき前
記クリーニングローラ４０の色を識別する色識別装置５
５と、その識別信号を受けて前記表示手段５２を制御す
る制御装置５６とで前記判断手段５１を構成してなるこ
とを特徴とする。

【００１１】さらに、請求項３に記載のこの発明は、た
とえば以下の図示実施例に示すごとく、請求項１に記載
のクリーニングローラの交換表示装置４５において、前
記光センサ５０からの光信号を電気信号に変換する信号
変換部５７と、その電気信号に基づき前記クリーニング
ローラ４５の色を認識しかつ識別してその識別信号を前
記制御装置５６に送る色認識・識別部５８とで前記色識
別装置５５を構成してなることを特徴とする。

【００１２】

【作用】そして、請求項１に記載のこの発明では、清掃
中に付着したトナーでクリーニングローラ４０の表面が
汚れてその交換時期がくると、その汚れた表面の色を光
センサ５０で検知してその検知信号を判断手段５１に送
る。しかして、その検知信号に基づき判断手段５１でク
リーニングローラ４０の交換時期を判断し、その判断手
段５１の信号を受けて表示手段５２でクリーニングロー
ラ４０の交換時期を表示する。

【００１３】また、請求項２に記載のこの発明では、清
掃中に付着したトナーでクリーニングローラ４０の表面
が汚れてその交換時期がくると、その汚れた表面の色を
光センサ５０で検知し、その光信号を色識別装置５５に
送る。そして、その色識別装置５５で光信号を電気信号
に変換し、その電気信号に基づき、クリーニングローラ
４０表面の汚れた色を識別する。しかして、その識別信
号を受けて制御装置５６で表示手段５２制御し、その表
示手段５２でクリーニングローラ４０の交換時期を表示
する。

【００１４】さらに、請求項３に記載のこの発明では、
清掃中に付着したトナーでクリーニングローラ４０の表
面が汚れてその交換時期がくると、その汚れた表面の色
を光センサ５０で検知し、その光信号を色識別装置５５
の信号変換部５７に送る。そして、その信号変換部５７
で光信号を電気信号に変換し、その電気信号に基づき色
認識・識別部５８でクリーニングローラ４０表面の汚れ
た色を認識し、かつ識別する。しかして、その識別信号
を受けて制御装置５６で表示手段５２を制御し、その表
示手段５２でクリーニングローラ４０の交換時期を表示
する。

【００１５】

【実施例】以下、図面を参照しつつ、この発明の実施例
について説明する。図４は、この発明の一実施例である
クリーニングローラの交換表示装置を備えるレーザプリ
ンタであり、その内部機構の全体構成概略図である。図
中符号１０で示すものは、装置本体である。その装置本
体１０は、上構造体１０ａと下構造体１０ｂとで構成し
、上構造体１０ａを下構造体１０ｂに軸１１によって開
閉自在に取り付ける。該装置本体１０内には、ほぼ中央
にベルト状の感光体１２を設ける。

【００１６】その感光体１２のまわりには、図４中矢印
で示す駆動方向に順に、帯電器１３、現像器１４、転写
器１５、クリーニング器１６を配置する。そして、前記
帯電器１３およびクリーニング器１６の上側には光書込
み器１７を配置し、前記転写器１５の下側には給紙カセ
ット１８を配置する。

【００１７】しかして、その給紙カセット１８から給紙
装置１９のフィードコロ２０によって矢印Ａ方向に送り
出されたセット用紙２１は、レジストローラ対２２によ
ってタイミングをとられて感光体１２の下側に搬送され
る。感光体１２は、矢示するように時計方向に駆動し、
その際、帯電器１３によって表面を一様に帯電し、光書
込み器１７からのレーザ光Ｌを照射して感光体１２上に
静電潜像を形成する。この潜像は、現像器１４を通ると
きトナーによって可視像化する。そして、この可視像は
、感光体１２の下側に搬送されてきた用紙２１の上面に
転写器１５により転写する。その転写した用紙２１は搬
送ガイド２３で案内して定着器２４の加熱ローラ２５と
加圧ローラ２６間に搬送し、可視像を定着する。そして
、定着器２４を出た用紙２１は、さらに排紙ローラ２７
によって搬送して矢印Ｂ方向またはＣ方向へと排出する
。他方、可視像転写後の感光体１２は、クリーニング器
１６で残留トナーを除去し、その後除電器２８で除電す
る。

【００１８】さて、上述した定着器２４は、詳しくは図
３に示すような構成からなる。図中符号２９は、定着器
本体である。定着器本体２９は、図中上下にそれぞれ上
カバー３０と下カバー３１とを備え、そのうち上カバー
３０で加熱ローラ２５の上側を被い、下カバー３１で加
圧ローラ２６の下側を被ってなる。両ローラ２５・２６
は、その両端において図示省略する側板で回転可能に支
持してなる。そして、加熱ローラ２５に加圧ローラ２６
を適宜付勢手段で押し当ててなる。加熱ローラ２５は、
ランプ３２を内蔵する。また、上カバー３０には、入口
上ガイド板３３を取り付け、下カバー３１には、入口下
ガイド板３４を取り付けてなる。それらガイド板３３・
３４は、それぞれ用紙進入側（図中右側）のガイド部３
３ａ・３４ａの先端を定着ニップ部３５に向け配置して
なる。そのうちガイド部３３ａ上に温度コントローラ３
６を取り付け、加熱ローラ２５に軽く押し当ててなる。 そして、入口上ガイド板３３は、その上側の水平なロー
ラ支持部３３ｂでクリーニングローラ４０を上下動可能
に配置してなる。クリーニングローラ４０は、その周面
が白色であり、ローラ支持部３３ｂにのせた支持アーム
４１で支持する。そして、その支持アーム４１と上カバ
ー３０間に設けるスプリング４２で支持アーム４１を下
方に付勢してクリーニングローラ４０を加熱ローラ２５
に押し当ててなる。なお、両ローラ２５・２６の排紙側
（図中左側）には、それぞれ分離爪４３・４４を設けて
なる。

【００１９】そして、両ローラ２５・２６を回転し、両
ローラ２５・２６間に画像転写後搬送されてくる用紙２
１を通してそれに熱と圧力を加えて用紙２１上の画像を
定着する一方、加熱ローラ２５の表面をクリーニングロ
ーラ４０で清掃する。

【００２０】ところで、上述した定着器２４において、
クリーニングローラ４０の近くにこの発明によるクリー
ニングローラの交換表示装置４５を配置してなる。

【００２１】このクリーニングローラの交換表示装置４
５は、図１に示すとおり、クリーニングローラ４０の色
を検知する光センサ（センサ）５０と、その光センサ５
０に接続してその検知信号からクリーニングローラ４０
の交換時期を判断する判断手段５１と、その判断手段５
１に接続してその判断手段５１からの信号を受けてクリ
ーニングローラ４０の交換時期を表示する表示手段５２
とからなる。

【００２２】光センサ５０は、クリーニングローラ４０
に向け配置し、図２に示すごとく、そのローラ表面と対
向してレンズ５３を備えてなる。そして、常時このロー
ラ表面を被写体としてその映像をとらえ続けている。し
たがって、当初白色であったクリーニングローラ４０の
表面が画像定着を繰り返しているうちに次第にトナーで
汚れ、たとえば黒ずんでくると、その黒ずんだ表面の映
像をとらえる。さらに、この光センサ５０は、光ファイ
バー５４で判断手段５１に光学的に接続してなり、とら
えた映像をレンズ５３を透して収束し、その光信号を光
ファイバー５４を通して判断手段５１へと送る構成とす
る。

【００２３】判断手段５１は、図１に示すとおり、光セ
ンサ５０からの光信号に基づきクリーニングローラ４０
の表面の色を識別する色識別装置５５と、その色識別装
置５５に電気的に接続する制御装置５６とで構成してな
る。色識別装置５５は、図２に示すごとく、光ファイバ
ー５４を介して光センサ５０と光学的に接続する信号変
換部５７と、その信号変換部５７に電気的に接続する色
認識・識別部５８とからなる。信号変換部５７は、レン
ズ６０とＣＣＤ固体映像素子６１とを備え、光ファイバ
ー５４を通して送られてくる光信号を電気信号に変換す
る。色認識・識別部５８は、色の認識および識別を行う
計算装置を内蔵する。そして、変換された電気信号に基
づきその計算装置でクリーニングローラ４０の表面の色
を認識し、かつ識別してから、その識別信号を制御装置
５６へと送る構成とする。制御装置５６には、クリーニ
ングローラ４０の表面が当初白色であることを予め記憶
させてある。そして、送られてきた識別信号に基づき、
現在のクリーニングローラ４０の表面の色が当初の白色
と異なるかどうかを判断し、その判断いかんによりクリ
ーニングローラ４０の交換信号を制御し、異なる場合に
その交換信号を表示手段５２へと送る構成とする。

【００２４】表示手段５２は、図１に示すとおり、制御
装置５６に電気的に接続し、その制御装置５６からの交
換信号を受けてクリーニングローラ４０の交換時期を光
の点滅や音声などによって表示する。

【００２５】そして、上述したクリーニングローラの交
換表示装置４５では、クリーニングローラ４０の表面が
トナーで汚れてその交換時期にあるとき、光センサ５０
でクリーニングローラ４０表面のたとえば黒ずんだ色を
検知し、その光信号を信号変換部５７へと送る。すると
、その信号変換部５７で光信号を電気信号に変換し、そ
の電気信号に基づき色認識・識別部５８で黒ずんだ色を
認識し、かつ識別する。そして、この黒ずんだ色の識別
信号を受けた制御装置５６により、現在のクリーニング
ローラ４０表面の色が当初の白色とは異なる色であると
判断し、その判断に基づき表示手段５２に信号を送る。 そして、その表示手段５２でクリーニングローラ４０が
交換時期にあることを表示する。

【００２６】

【発明の効果】したがって、この発明によれば、クリー
ニングローラの色をセンサで検知し、その検知信号から
クリーニングローラの交換時期を判断してそれを表示す
る構成とするから、汚れたクリーニングローラの交換時
期を正確に知らせることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の一実施例であるクリニングローラの
交換表示装置をブロック図で示す定着器の概略構成説明
図である。

【図２】そのクリーニングローラの交換表示装置におけ
る光センサと色識別装置の詳細構成図である。

【図３】そのクリーニングローラの交換表示装置を備え
る定着器の断面図である。

【図４】その定着器を備えるレーザプリンタの内部機構
の全体概略構成図である。

【図５】従来の定着器の断面図である。

【符号の説明】

２１　　用紙 ２４　　定着器 ２５　　加熱ローラ ２６　　加圧ローラ ４０　　クリーニングローラ ４５　　クリーニングローラの交換表示装置５０　　光
センサ（センサ） ５１　　判断手段 ５２　　表示手段 ５５　　色識別装置 ５６　　制御装置 ５７　　信号変換部 ５８　　色認識・識別部

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　加熱ローラに加圧ローラを押し当て、
   それらローラを回転し、転写後の用紙を両ローラ間に通
   してその用紙上の画像を定着する一方、前記加熱ローラ
   にクリーニングローラを押し当ててその表面を清掃する
   定着器において、前記クリーニングローラの色を検知す
   るセンサと、そのセンサの検知信号から前記クリーニン
   グローラの交換時期を判断する判断手段と、その判断手
   段からの信号を受けて前記クリーニングローラの交換時
   期を表示する表示手段とからなる、クリーニングローラ
   の交換表示装置。
2. 【請求項２】　　前記センサを光センサで構成し、その
   光センサからの光信号を電気信号に変換してその電気信
   号に基づき前記クリーニングローラの色を識別する色識
   別装置と、その識別信号を受けて前記表示手段を制御す
   る制御装置とで前記判断手段を構成してなる、前記請求
   項１に記載のクリーニングローラの交換表示装置。
3. 【請求項３】　　前記光センサからの光信号を電気信号
   に変換する信号変換部と、その電気信号に基づき前記ク
   リーニングローラの色を認識しかつ識別してその識別信
   号を前記制御装置に送る色認識・識別部とで前記色識別
   装置を構成してなる、前記請求項２に記載のクリーニン
   グローラの交換表示装置。