JPH04219640A - 光学ヘッド及びその製造方法 - Google Patents
光学ヘッド及びその製造方法Info
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- JPH04219640A JPH04219640A JP3077527A JP7752791A JPH04219640A JP H04219640 A JPH04219640 A JP H04219640A JP 3077527 A JP3077527 A JP 3077527A JP 7752791 A JP7752791 A JP 7752791A JP H04219640 A JPH04219640 A JP H04219640A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学的記録装置の光学
ヘッドに関するものであり、特に、各光学部品の位置合
わせが容易で薄型軽量化、低価格化可能な光学ヘッドに
関するものである。 【0002】 【従来の技術】コンパクトディスク(CD)や光ディス
ク、光カードメモリ等の光学的記録手段の信号を読み出
す重要構成部品として光学ヘッドがある。光学ヘッドは
光学的記録手段から信号を取り出すために、信号検出機
能だけでなくフォーカスサーボ、トラックサーボ等の制
御機構を備える必要がある。 【0003】従来の光学ヘッドとして、図21に示すも
のがあった(河野雅充編、オートフォーカスの先端技術
集成、経営システム研究社出版)。光源である半導体レ
ーザ1から出力されたレーザ光17は、コリメータレン
ズ18によって平行光になり、ビームスプリッタ19を
通過して対物レンズ20によって光ディスク7上に集光
される。光ディスク7により反射された光は、対物レン
ズ20によって平行光になりビームスプリッタ19の境
界面19aによって反射され、凸レンズとシリンドリカ
ルレンズで構成されたフォーカス/トラック誤差信号検
出系(位置信号検出光学手段)21に入射し、分割され
た光検出器6上に集光される。光検出器6から検出され
た信号により、再生信号、及び位置信号であるフォーカ
ス誤差信号とトラック誤差信号が読み出しされるもので
ある。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】図21に示した従来の
光学ヘッドでは、光学系が複雑で、各光学部品の位置合
わせ精度が要求され、従って組み立てが難しく、小形軽
量化、低価格化が困難であるという課題があった。 【0005】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
で、各光学部品の位置合わせが容易で小形軽量、低価格
化可能な光学ヘッドを提供するものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】ジグザグ状に光が伝搬す
る光伝搬路を設けた基板と、光集光手段と、光源と、光
検出器と、位置信号検出光学手段から構成され、上記光
伝搬路の厚さ及び幅は伝搬光波長の10倍以上であって
、上記光源からの光を上記光伝搬路に導き、上記伝搬光
を上記光集光手段で集光して光ディスクに出力し、上記
光ディスクからの反射光を、上記光集光手段、あるいは
第2の光集光手段に入力し、上記位置信号検出光学手段
に導き、上記位置信号検出光学手段からの出力光を上記
光検出器に導くよう構成する。 【0007】 【作用】本発明は、従来光学ヘッドにおいて自由空間中
にとっていた光学系の光路を、境界面の反射を利用して
ジグザグ状に光が伝搬する光伝搬路中にとることにより
、光学部品を1つの基板(伝搬路)上または基板(伝搬
路)中に設置することが可能になり、従って、本発明の
光学ヘッドは光学的位置合わせが容易になり、小形軽量
化、低価格化が実現できる。 【0008】 【実施例】図1、図2は、本発明の第一の実施例の光学
ヘッドの基本構成と、光の伝搬、集光の様子を示す、そ
れぞれ側面図、平面図である。本発明の第一の実施例の
光学ヘッドについて、図1、図2を用いて詳細に説明す
る。同図において、基板1として、例えば厚さ(z方向
サイズ)3mm、幅(x方向サイズ)10mm、長さ(
y方向サイズ)25mmのガラスを用い、この基板1自
体が、表面と裏面の反射を利用しジグザグ状に光が伝搬
する光伝搬路13となっている。基板1としては、使用
波長に対して透明であれば良い。特に石英等のガラス基
板は、温度的にも安定である。光伝搬路13上に設けた
光源である、例えば波長0.78μmの半導体レーザ1
から、光軸の角度がz軸から例えば30゜斜め方向に出
射された光は、伝搬光8となり、光伝搬路13の裏面に
設けた、例えばAgやAl、Au等の金属層または誘電
体の多層膜である反射層11aで反射され、反射層11
cを有する、光伝搬路13上に設けた、例えば焦点距離
6.9mm、口径3mmのコリメータ手段である反射形
コリメータレンズ3に入射し、光軸の角度(伝搬角θ)
はそのまま(例えば30゜)で反射・コリメートされる
。例えば幅2.5mmのコリメートされた光は、ジグザ
グ状に伝搬し、同じく光伝搬路13上に設けた第1の光
集光手段である、例えば口径3mm、焦点距離3mmの
透過形対物レンズ4aで、斜め方向に出力され光ディス
ク7への集光光9となる。光ディスク7から反射された
光10は、光伝搬路13上に設けた第2の光集光手段で
ある、例えば口径3mm、焦点距離3mmの透過形対物
レンズ4bに入射してコリメートされて伝搬光8aとな
り、ジグザグ状に伝搬して反射層11bを有する、光伝
搬路13上に形成した位置信号検出光学手段(フォーカ
ス/トラック誤差信号検出手段)である、例えばx方向
サイズ3mm、y方向サイズ3mm、焦点距離6.9m
mの反射形ツインレンズ5に入射する。反射形ツインレ
ンズ5は、同じ仕様を有する反射形レンズ5a、5bを
2つアレイ状に配列した構造を有し、伝搬光8aはこの
レンズ5により2分割されてジグザグ状に伝搬し、光伝
搬路13上に設けた、例えば4分割の光検出器6に集光
する。 【0009】反射形コリメータレンズ3と反射形ツイン
レンズ5は、例えば溝の最大深さまたは最大膜厚が0.
28μmのインライン形の反射形回折光学レンズで、透
過形対物レンズ4a、4bは例えば溝の最大深さ1.3
μmのオフアキシス形の透過形回折光学レンズで、どち
らも光の回折現象を用いて集光させる回折光学素子であ
る。本発明では、インライン形の回折光学レンズとは、
入射光の光軸の角度と出射光の光軸の角度が一致するレ
ンズであり、オフアキシス形の回折光学レンズとは入射
光の光軸の角度と、出射光の光軸の角度が異なるレンズ
のことをいう。回折形レンズ等の回折光学素子を用いる
ことにより膜厚がせいぜい数μmであり、さらに光伝搬
路13上に集積化可能であるため、位置合わせが容易に
なり、また小形軽量化、安定化される。 【0010】本実施例の反射形コリメータレンズ3を構
成する各グレーティング、反射形ツインレンズ5を構成
する1つの反射形レンズ5aまたは5bの各グレーティ
ングは、伝搬光8、8aの光軸方向であるy軸方向に長
軸をもつそれぞれが同じ離心率の楕円形状で、外周にな
るにつれて周期が小さくなる。この楕円形パターンの中
心位置は、外周部にいくにしたがって、レンズに対する
入射側と出射側のうち平方光に近い方に、徐々にずれて
いる(レンズ3ではy方向、レンズ5では−y方向)。 このような形状のコリメータレンズとすることにより、
斜め入射の影響で通常生じるコマ収差と非点収差をなく
し、良好にコリメートすることができた。このインライ
ン形の反射形回折光学レンズを、3の場合の配置で詳細
に検討してみると、レンズの焦点距離をf、光源1の波
長をλ、光伝搬路13の屈折率をn’、伝搬角をθとす
ると、レンズを構成するための位相シフト関数Φは、レ
ンズ中心を原点とする座標系で Φ(x,y)=n’k[(x2+(fsinθ+y
)2+f2cos2θ)1/2−f
−ysinθ]−2mπ
(ただし、k=2π/λ、mは0≦Φ≦2πを満たす
整数)となり、このΦは、レンズの最大膜厚または溝の
最大深さをLmaxとすると、レンズ部の膜厚分布Lに
対応しており L(x,y)=Lmax(1−Φ/2π)となることが
分かった。 【0011】さらに、Φ=0とおくと膜厚が0となるグ
レーティング形状がわかり、中心位置が(0、mλta
nθ/n’cosθ)で、長軸の長さが2/cosθ・
(m2λ2/n’2cos2θ+2mλf/n’)1/
2で、短軸の長さは2(m2λ2/n’2cos2θ+
2mλf/n’)1/2となる楕円曲線であり、長軸と
短軸の比(長軸/短軸)は1/cosθ となることが
分かった。すなわち、レンズの形状の傾向としては、入
射角θが大きいほど、レンズの楕円の長軸と短軸の比は
大きく、楕円形の中心位置のずれも大きくなることが分
かった。これらの結果は光線近似を用いた理論解析から
も、裏づけられた。 【0012】本実施例の透過形対物レンズ4として用い
たオフアキシス形の透過形回折光学レンズは、光の進行
方向(y方向)に対して出力用4aは徐々に周期が小さ
くなり、入力用4bは周期が大きくなり、レンズに対す
る入射側と出射側のうち、入出射光がより平方光に近い
方を凹側にした、伝搬方向に向かって左右対称の弓なり
の(または放物線状)の曲線グレーティングから構成さ
れたものであり、4aと4bは図2からも分かるように
、同じパターン形状であるが向きが逆である。出力用の
このオフアキシス形の透過形回折光学レンズ4aを詳細
に検討してみると、レンズの焦点距離をf1、光源1の
波長をλ、光伝搬路13の屈折率をn’、伝搬角をθ、
出射光9の出射角をθ1とすると、レンズを構成するた
めの位相シフト関数Φ1は、レンズ中心を原点とする座
標系で Φ1(x,y)=k[(x2+(f1sinθ1−
y)2+f12cos2θ1)1/2
−f1+n’ysinθ
]−2mπ (ただし、k=2π/λ、mは0≦Φ≦
2πを満たす整数)となる。 【0013】これから、膜厚が0となるグレーティング
形状は、中心位置が(0、−[n’sinθ(mλ+f
1)−f1sinθ1]/(1−n’2sin2θ)で
、長軸の長さを2aとすると、短軸の長さが2b=2a
(1−n’2sinθ)1/2となる楕円曲線であるこ
とが分かった。 長軸と短軸の比(長軸/短軸)は1/(1−n’2si
n2θ)1/2 となることが分かった。ただし、a=
(m2λ2+2f1mλ+n’2f12sin2θ+f
12sin2θ1−2n’f1(mλ+f1)sinθ
sinθ1)1/2/(1−n’2sin2θ)である
。楕円の中心位置は、レンズ4aの領域に比べて、はる
かに−y方向に位置するため、レンズ4aのグレーティ
ングのパターン形状は楕円曲線の長軸付近を切りとった
中心対象の弓なりの曲線をしている。これらの結果は光
線近似を用いた理論解析からも、裏づけられた。 【0014】これらの回折光学素子3、4、5は高効率
となるように断面を鋸歯状化した。原盤の光学素子3、
4、5は、別の基板上に例えば、PMMA、CMS等の
電子ビームレジストをコーティングをし、作製する素子
の膜厚に応じて照射量を制御する電子ビーム描画法を行
ない、現像処理をしてレジストの膜厚を変化させること
により形成した。このように形成した光学素子(原盤)
から、例えばニッケル電鋳法によりこの金形を作製し、
例えばUV硬化樹脂を用いて、光伝搬路13上に原盤と
同一レンズ3、4a、4b、5を複製した。この方法に
よれば、一度に4つの回折光学レンズ3、4a、4b、
5を位置精度よく光伝搬路13上に同一特性で容易に形
成可能である。反射形回折光学レンズ3、5は、複製の
後、反射層11b、11cとして例えばAgやAl、A
u等の金属層をその上に堆積した。 【0015】また、その反射層11上に、Cu、Cr等
の金属層、UV硬化樹脂やラッカー塗料等の合成樹脂、
誘電体多層膜、SiO、SiO2、MgF2、SiC、
グラファイト、ダイヤモンド等を、例えば1000Åか
ら数μm堆積すると、反射層の表面を傷つきにくくし、
同時に反射層の酸化を防止し、耐環境性を向上させるこ
とが可能であった。特に反射層としてAgを用いた場合
では、酸化され易かったため、本発明の効果が大きかっ
た。 【0016】光ディスク7に記録された信号は、分割光
検出器6の出力の和(6a+6b+6c+6d)から再
生することができる。 【0017】位置信号検出光学手段5を用いて、フォー
カス誤差信号とトラック誤差信号検出を行なうことがで
きる。フォーカス誤差信号検出は、公知のフーコ法を用
いる。すなわち、光ディスク7がジャストフォーカスの
位置にあるとき、反射形ツインレンズ5によって2分割
された伝搬光は、それぞれ、分割された光検出器、6a
と6b、6cと6dの中心に集光する配置にしておく(
図2)。フォーカス誤差信号は、光検出器6aの出力か
ら6bの出力の差(6a−6b)、または6dの出力か
ら6cの出力の差(6d−6c)とする。光ディスク7
がジャストフォーカスの位置にあるとき、フォーカス誤
差信号は0である。次に、光ディスク7が、ジャストフ
ォーカスの位置から−z軸方向に離れたときは、伝搬光
8aは平行光から収束球面波になるため、2分割された
伝搬光はお互いに近づくように移動するため、フォーカ
ス誤差信号は負になる。逆に、光ディスク7が、ジャス
トフォーカスの位置からz軸方向に近づくように移動し
たときは、伝搬光8aは発散球面波になるため2分割さ
れた伝搬光はお互いに離れるように移動するため、フォ
ーカス誤差信号は正になり、従って、フォーカス誤差信
号により、フォーカス制御を行なうことができる。
【0018】トラック誤差信号は公知のプッシュプル法
で、2分割伝搬光の光パワの差、つまり光検出器の出力
の演算(6a+6b−6c−6d)により検出すること
ができる。この演算が0のときはジャストトラッキング
で、値をもつときはトラッキングがずれており、この信
号に基づいて、トラック制御を行なうことが可能である
。 【0019】フォーカス制御及びトラック制御は、検出
されるそれぞれの誤差信号に基づいて、各光学素子を備
えた基板1全体を、アクチュエータで最適位置に動かす
ことにより行なう。 【0020】本発明の光学ヘッドでは、光伝搬路13は
幅、厚さとも例えば数mmのオーダであり、これは、光
学素子3、4、5の大きさに基づいて決まり(ほぼ同じ
オーダ)、ジグザグに光を光線として伝搬させるという
幾何光学的な取扱いができる。従来から、光伝搬路の厚
さがほぼ波長サイズである光集積回路が研究開発されて
いた。光伝搬路の厚さ、もしくはその幅が波長サイズと
なる領域では、光は波としての特徴を顕著に出すように
なり、光伝搬路はむしろ光導波路となり、ジグザグに光
は伝搬するというよりも、山形の強度分布をもった波動
として、伝搬するようになる。このような光導波路の素
子では、波動光学的な取扱いが必要であり、光の入射・
出射効率が悪いとか、光導波路を伝搬する光の情報量は
一次元であるといった欠点が出てくる。本発明の光学ヘ
ッドは、このような従来の光集積型デバイスの欠点を克
服した構造を有している。本発明者は、光伝搬路の厚さ
、及びその幅が、波長の十倍程度以上厚ければ、光導波
路ではなくて、光線として表わせる光伝搬路となること
を見いだした。特に、光伝搬路の厚さが、波長の100
倍程度以上では、完全に光伝搬路となる。従って、本発
明の光学ヘッドの光伝搬路の厚さは、光の波長の10倍
以上であれば良く、波長の100倍以上であればさらに
よい。 【0021】図3は、本発明の第二の実施例の光学ヘッ
ドの基本構成と、光の伝搬、集光の様子を示す側面図で
ある。本発明の第二の実施例の光学ヘッドは、第一の実
施例の光学ヘッドとほぼ同じであるが、違う点について
のみ説明する。異なる点は、構成要素のうち、光源1と
光検出器6は光伝搬路13の裏面に配置したことである
。光源1と光検出器6を裏面に配置することにより、光
ディスク7の存在を考慮せずにすむため、配置の設計の
自由度が大きくなる。また、基板2の裏面に配置する、
光源1と光検出器6の制御回路から近くなるため、配線
が容易になる。 【0022】図4、図5は、本発明の第三の実施例の光
学ヘッドの基本構成と、光の伝搬、集光の様子を示す、
それぞれ側面図、平面図である。本発明の第三の実施例
の光学ヘッドは、第二の実施例の光学ヘッドと違う点は
、反射形コリメータレンズ3aと反射形ツインレンズ5
aをオフアキシス形の回折光学レンズにし、光源1から
の光軸と光検出器6への光軸を、基板2に対して垂直(
z軸方向)にし、光源1と光検出器6を、それぞれのレ
ンズ3a、5aの真下に配置した点である。光軸を垂直
にすることにより、光源1と光検出器6は基板2に対し
て平行に配置すればよく、配置が楽になる。また、光源
1と光検出器6のうちどちらか一方でもよい。 【0023】本実施例のオフアキシス形の反射形回折光
学レンズ3a、5aは、透過形回折光学レンズ4とパタ
ーン形状は似ており、光の進行方向(y方向)に対して
コリメータレンズ3aは徐々に周期が大きくなり、5b
、5cは周期が小さくなる。このレンズに対する入射側
と出射側のうち、入出射光がより平方光に近い方を凹側
にした、伝搬方向に向かって左右対称の弓なりの(また
は放物線状)の曲線グレーティングから構成されたもの
である。 【0024】オフアキシス形の反射形回折光学レンズ3
aを詳細に検討してみると、レンズの焦点距離をf2、
光源1の波長をλ、光伝搬路13の屈折率をn’、伝搬
角をθとすると、レンズを構成するための位相シフト関
数Φ2は、レンズ中心を原点とする座標系で Φ2(
x,y)=n’k[(x2+y2+f22)1/2−f
2−ysinθ]−2mπ(ただし、k=2π/λ、m
は0≦Φ≦2πを満たす整数)となる。 【0025】これから、膜厚が0となるグレーティング
形状は、中心位置が(0、(f2+mλ/n’)tan
θ/cosθ)で、長軸の長さが2/cos2θ・(m
2λ2/n’2+2mλf2/n’+f22sin2θ
)1/2で、長軸と短軸の比(長軸/短軸)は1/co
sθ となることが分かった。楕円の中心位置は、レン
ズ3aの領域に比べて、はるかにy方向に位置するため
、レンズ3aのグレーティングのパターン形状は楕円の
長軸付近を切りとった中心対象の弓なりの曲線をしてい
る。これらの結果は光線近似を用いた理論解析からも、
裏づけられた。 【0026】また、レンズをオフアキシス型にして、組
み合わせたことにより、光源1の波長が変動しても、レ
ンズ3aと4a、及びレンズ4bと5aのそれぞれにお
いて、波長変動による回折角の変化はお互いに打ち消す
方向にあるため、光学特性の劣化を防ぐことが可能とな
った。 【0027】図6、図7は、本発明の第四の実施例の光
学ヘッドの基本構成と、光の伝搬、集光の様子を示す、
それぞれ側面図、平面図である。本発明の第四の実施例
の光学ヘッドが、第一の実施例の光学ヘッドと違う点は
、反射形コリメータレンズ3と透過形対物レンズ4bを
なくし、それぞれ透過形対物レンズ(透過形回折光学レ
ンズ)4aと透過形ツインレンズ(透過形回折光学レン
ズアレイ)12でそれらの役割をさせていることである
。従って、本実施例の光学ヘッドは光学部品の構成要素
が減り、その結果、光学ヘッドのサイズが減少し、総合
的な光利用効率が上昇するという長所を有する。その反
面、透過形対物レンズ4aと透過形ツインレンズ12の
設計、作製は、2つのレンズを兼ねているため、それだ
け難しくなる。逆にいえば、本発明の第一の実施例の構
成レンズの設計、作製は第四の実施例のレンズより容易
ということである。 【0028】図8は本発明の第五の実施例の光学ヘッド
の基本構成と、光の伝搬、集光の様子を示す側面図であ
る。本発明の第五の実施例の光学ヘッドが、第一の実施
例の光学ヘッドと違う点は、第1と第2の光集光手段を
、反射形の対物レンズ14a、14bとしたことである
。本発明者らは、開口数が、例えば0.45と大きい対
物レンズに回折光学レンズを用いる場合、反射形にする
ことに光学特性を向上させることを発見した。さらに、
反射形にすると、グレーティングの膜厚が透過形に比べ
て、 1/5程度の薄さにすることができたため、電
子ビーム描画で作製する場合の微細加工性が向上し、作
製が楽になった。しかし、反射形対物レンズ14は、光
ディスク7とは反対側の基板2の裏面に設ける必要があ
るため、必要とされる焦点距離が基板2の厚さ分だけ大
きくなり、結局、レンズの開口数を透過形レンズ4と同
じにするにはレンズの口径を大きくする必要があった。 【0029】図9、図10は本発明の第六の実施例の光
学ヘッドの基本構成と、光の伝搬、集光の様子を示す、
それぞれ側面図、平面図である。本発明の第六の実施例
の光学ヘッドが、第五の実施例の光学ヘッドと違う点は
、第2の光集光手段を省き、光集光手段14から基板2
に垂直に光ディスク7へ集光し、その反射光10を、同
じ光集光手段14に戻した点である。従って、光学素子
の構成要素が減り、一層の小型化が可能となる。しかし
、位置信号検出光学手段として設けた、伝搬光を光検出
器6に2分割集光する反射形集光ビームスプリッタ15
は、コリメータレンズ3と光集光手段14の間に設ける
必要があり、光ディスク7から戻ってきた−y方向の伝
搬光以外に、光源1から出射・コリメートされたy方向
の伝搬光が入射するため、光の利用効率が減少するとい
う欠点がある。反射形集光ビームスプリッタ15の断面
形状は矩形にし、回折効率を40〜50%にして、総合
的な光の利用効率を向上させた。 【0030】図11は本発明の第七の実施例の光学ヘッ
ドの基本構成と、光の伝搬、集光の様子を示す側面図で
ある。本発明の第七の実施例の光学ヘッドが、第六の実
施例の光学ヘッドと違う点は、光集光手段を透過形にし
、出射角が垂直である透過形対物レンズ4aを用いた点
である。 【0031】図12、図13は本発明の第八の実施例の
光学ヘッドの基本構成と、光の伝搬、集光の様子を示す
、それぞれ側面図、平面図である。本発明の第八の実施
例の光学ヘッドが、第六の実施例の光学ヘッドと違う点
は、コリメータレンズをなくし、光集光手段である反射
形対物レンズ14で、光源1からの伝搬光8を直接集光
して出射光9にする点と、位置信号検出光学手段として
、反射形ビームスプリッタ16を用いた点である。コリ
メータレンズを省略することによって、一層小型化が可
能となった。本実施例で用いた反射形ビームスプリッタ
は、上面に反射層11aを設けた均一周期の直線状グレ
ーティングである。第六の実施例の反射形集光ビームス
プリッタ15に比べて、パターン形状が簡単で、作製が
容易であった。 【0032】図14は本発明の第九の実施例の光学ヘッ
ドの基本構成と、光の伝搬、集光の様子を示す側面図で
ある。本発明の第九の実施例の光学ヘッドが、第八の実
施例の光学ヘッドと違う点は、光集光手段を透過形にし
、出射角が垂直である透過形対物レンズ4aを用いた点
である。 【0033】図17、図18は本発明の第十の実施例の
光学ヘッドの基本構成と、光の伝搬、集光の様子を示す
、それぞれ側面図、平面図である。本発明の第十の実施
例の光学ヘッドが、第九の実施例の光学ヘッドと違う点
は、コリメータ手段を設けたことと、光源1と光検出器
6との配置である。コリメータ手段として、オフアキシ
ス形の反射形コリメータレンズ3aを設け、その真下の
光伝搬路13の裏面に光源1を配置し、その両隣に光検
出器6aと6b、6cと6dをならべた点である。光源
1と光検出器6の配置をほぼ平行に近づけることにより
、それぞれの位置合わせが楽になる。 また、レンズ
3aと4をオフアキシス型にして、組み合わせたことに
より、光源1の波長が変動しても、波長変動による回折
角の変化はお互いに打ち消す方向にあるため、光学特性
の劣化を防ぐということも可能となった。 【0034】図17、図18は本発明の第十一の実施例
の光学ヘッドの基本構成と、光の伝搬、集光の様子を示
す、それぞれ側面図、平面図である。本発明の第十一の
実施例の光学ヘッドが、第七の実施例の光学ヘッドと違
う点は、光集光手段である透過形対物レンズ4の出射角
を、垂直ではなく例えば3°程度の少しの角度だけ傾け
ることによって、y軸方向への往路の伝搬光8(実線で
示す)のジグザグの伝搬角と光ディスク7の信号を有す
る−y軸方向への復路の伝搬光8a(点線で示す)の伝
搬角を変化させ、往路と復路の伝搬路13の表面11a
、11bでの反射位置を変えることができ、往路の伝搬
光8が位置信号検出光学手段としてもうけた反射形ツイ
ンレンズ5aに入射させない配置が可能となり、すなわ
ち光利用効率を増大させることができ、同時に、不用光
がなくなるため、クロストークが減少し、SN比が向上
した。 【0035】図19は本発明の第十二の実施例の光学ヘ
ッドの基本構成と、光の伝搬、集光の様子を示す側面図
である。本発明の第十二の実施例の光学ヘッドは、第十
一の実施例の光学ヘッドとほぼ同じであるが、構成要素
のうち、光源1と光検出器6は光伝搬路3の裏面に配置
したことである。光源1と光検出器6を裏面に配置する
ことにより、光ディスク7の存在を考慮せずにすむため
、配置の設計の自由度が大きくなる。また、基板2の裏
面に配置する光源1と光検出器6の制御回路から近くな
るため、配線が容易になる。 【0036】図20は本発明の第十三の実施例の光学ヘ
ッドの基本構成と、光の伝搬の様子を示す平面図である
。本発明の第十二の実施例の光学ヘッドは、第一の実施
例の光学ヘッドとほぼ同じであるが、反射形コリメータ
レンズとして、反射形マイクロフレネルレンズ3bを用
い、反射形ツインレンズとして、反射形マイクロフレネ
ルレンズアレイ5d,5eを用いた。第一の実施例のレ
ンズ3、5は良好な光学特性を有するが、本実施例のマ
イクロフレネルレンズは、外周になるほど周期が小さく
なる同心円のグレーティングで構成されているため、光
学特性が劣るが、作製は容易である。 【0037】以上説明した本発明の光学ヘッドでは、基
板が光伝搬路となっていたが、これは基板上に光伝搬路
を設けた構造でも良い。また、光伝搬路の表面または裏
面に反射層を設けた場合について説明したが、これは、
伝搬光の伝搬角が光伝搬路の臨界角よりも大きい場合に
は、反射層がなくても良い。さらに、以上説明した第一
から第十三までの実施例の光学ヘッド以外に、それぞれ
の光学ヘッドの構成を組み合わせた光学ヘッドも可能で
あり、同様の効果を有する。 【0038】なお、第一から第十三までの実施例の説明
に用いた対物レンズとコリメータレンズは便宜上名付け
たもので、一般にいうレンズと同じである。又、本説明
では、光ディスク装置について述べたが、光学ヘッドを
用いた他の光学的記録装置についても同様の効果がある
のは言うまでもない。 【0039】 【発明の効果】本発明によれば、各光学部品の位置合わ
せが容易で小形軽量、低価格化可能な光学ヘッドが実現
可能である。
ヘッドに関するものであり、特に、各光学部品の位置合
わせが容易で薄型軽量化、低価格化可能な光学ヘッドに
関するものである。 【0002】 【従来の技術】コンパクトディスク(CD)や光ディス
ク、光カードメモリ等の光学的記録手段の信号を読み出
す重要構成部品として光学ヘッドがある。光学ヘッドは
光学的記録手段から信号を取り出すために、信号検出機
能だけでなくフォーカスサーボ、トラックサーボ等の制
御機構を備える必要がある。 【0003】従来の光学ヘッドとして、図21に示すも
のがあった(河野雅充編、オートフォーカスの先端技術
集成、経営システム研究社出版)。光源である半導体レ
ーザ1から出力されたレーザ光17は、コリメータレン
ズ18によって平行光になり、ビームスプリッタ19を
通過して対物レンズ20によって光ディスク7上に集光
される。光ディスク7により反射された光は、対物レン
ズ20によって平行光になりビームスプリッタ19の境
界面19aによって反射され、凸レンズとシリンドリカ
ルレンズで構成されたフォーカス/トラック誤差信号検
出系(位置信号検出光学手段)21に入射し、分割され
た光検出器6上に集光される。光検出器6から検出され
た信号により、再生信号、及び位置信号であるフォーカ
ス誤差信号とトラック誤差信号が読み出しされるもので
ある。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】図21に示した従来の
光学ヘッドでは、光学系が複雑で、各光学部品の位置合
わせ精度が要求され、従って組み立てが難しく、小形軽
量化、低価格化が困難であるという課題があった。 【0005】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
で、各光学部品の位置合わせが容易で小形軽量、低価格
化可能な光学ヘッドを提供するものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】ジグザグ状に光が伝搬す
る光伝搬路を設けた基板と、光集光手段と、光源と、光
検出器と、位置信号検出光学手段から構成され、上記光
伝搬路の厚さ及び幅は伝搬光波長の10倍以上であって
、上記光源からの光を上記光伝搬路に導き、上記伝搬光
を上記光集光手段で集光して光ディスクに出力し、上記
光ディスクからの反射光を、上記光集光手段、あるいは
第2の光集光手段に入力し、上記位置信号検出光学手段
に導き、上記位置信号検出光学手段からの出力光を上記
光検出器に導くよう構成する。 【0007】 【作用】本発明は、従来光学ヘッドにおいて自由空間中
にとっていた光学系の光路を、境界面の反射を利用して
ジグザグ状に光が伝搬する光伝搬路中にとることにより
、光学部品を1つの基板(伝搬路)上または基板(伝搬
路)中に設置することが可能になり、従って、本発明の
光学ヘッドは光学的位置合わせが容易になり、小形軽量
化、低価格化が実現できる。 【0008】 【実施例】図1、図2は、本発明の第一の実施例の光学
ヘッドの基本構成と、光の伝搬、集光の様子を示す、そ
れぞれ側面図、平面図である。本発明の第一の実施例の
光学ヘッドについて、図1、図2を用いて詳細に説明す
る。同図において、基板1として、例えば厚さ(z方向
サイズ)3mm、幅(x方向サイズ)10mm、長さ(
y方向サイズ)25mmのガラスを用い、この基板1自
体が、表面と裏面の反射を利用しジグザグ状に光が伝搬
する光伝搬路13となっている。基板1としては、使用
波長に対して透明であれば良い。特に石英等のガラス基
板は、温度的にも安定である。光伝搬路13上に設けた
光源である、例えば波長0.78μmの半導体レーザ1
から、光軸の角度がz軸から例えば30゜斜め方向に出
射された光は、伝搬光8となり、光伝搬路13の裏面に
設けた、例えばAgやAl、Au等の金属層または誘電
体の多層膜である反射層11aで反射され、反射層11
cを有する、光伝搬路13上に設けた、例えば焦点距離
6.9mm、口径3mmのコリメータ手段である反射形
コリメータレンズ3に入射し、光軸の角度(伝搬角θ)
はそのまま(例えば30゜)で反射・コリメートされる
。例えば幅2.5mmのコリメートされた光は、ジグザ
グ状に伝搬し、同じく光伝搬路13上に設けた第1の光
集光手段である、例えば口径3mm、焦点距離3mmの
透過形対物レンズ4aで、斜め方向に出力され光ディス
ク7への集光光9となる。光ディスク7から反射された
光10は、光伝搬路13上に設けた第2の光集光手段で
ある、例えば口径3mm、焦点距離3mmの透過形対物
レンズ4bに入射してコリメートされて伝搬光8aとな
り、ジグザグ状に伝搬して反射層11bを有する、光伝
搬路13上に形成した位置信号検出光学手段(フォーカ
ス/トラック誤差信号検出手段)である、例えばx方向
サイズ3mm、y方向サイズ3mm、焦点距離6.9m
mの反射形ツインレンズ5に入射する。反射形ツインレ
ンズ5は、同じ仕様を有する反射形レンズ5a、5bを
2つアレイ状に配列した構造を有し、伝搬光8aはこの
レンズ5により2分割されてジグザグ状に伝搬し、光伝
搬路13上に設けた、例えば4分割の光検出器6に集光
する。 【0009】反射形コリメータレンズ3と反射形ツイン
レンズ5は、例えば溝の最大深さまたは最大膜厚が0.
28μmのインライン形の反射形回折光学レンズで、透
過形対物レンズ4a、4bは例えば溝の最大深さ1.3
μmのオフアキシス形の透過形回折光学レンズで、どち
らも光の回折現象を用いて集光させる回折光学素子であ
る。本発明では、インライン形の回折光学レンズとは、
入射光の光軸の角度と出射光の光軸の角度が一致するレ
ンズであり、オフアキシス形の回折光学レンズとは入射
光の光軸の角度と、出射光の光軸の角度が異なるレンズ
のことをいう。回折形レンズ等の回折光学素子を用いる
ことにより膜厚がせいぜい数μmであり、さらに光伝搬
路13上に集積化可能であるため、位置合わせが容易に
なり、また小形軽量化、安定化される。 【0010】本実施例の反射形コリメータレンズ3を構
成する各グレーティング、反射形ツインレンズ5を構成
する1つの反射形レンズ5aまたは5bの各グレーティ
ングは、伝搬光8、8aの光軸方向であるy軸方向に長
軸をもつそれぞれが同じ離心率の楕円形状で、外周にな
るにつれて周期が小さくなる。この楕円形パターンの中
心位置は、外周部にいくにしたがって、レンズに対する
入射側と出射側のうち平方光に近い方に、徐々にずれて
いる(レンズ3ではy方向、レンズ5では−y方向)。 このような形状のコリメータレンズとすることにより、
斜め入射の影響で通常生じるコマ収差と非点収差をなく
し、良好にコリメートすることができた。このインライ
ン形の反射形回折光学レンズを、3の場合の配置で詳細
に検討してみると、レンズの焦点距離をf、光源1の波
長をλ、光伝搬路13の屈折率をn’、伝搬角をθとす
ると、レンズを構成するための位相シフト関数Φは、レ
ンズ中心を原点とする座標系で Φ(x,y)=n’k[(x2+(fsinθ+y
)2+f2cos2θ)1/2−f
−ysinθ]−2mπ
(ただし、k=2π/λ、mは0≦Φ≦2πを満たす
整数)となり、このΦは、レンズの最大膜厚または溝の
最大深さをLmaxとすると、レンズ部の膜厚分布Lに
対応しており L(x,y)=Lmax(1−Φ/2π)となることが
分かった。 【0011】さらに、Φ=0とおくと膜厚が0となるグ
レーティング形状がわかり、中心位置が(0、mλta
nθ/n’cosθ)で、長軸の長さが2/cosθ・
(m2λ2/n’2cos2θ+2mλf/n’)1/
2で、短軸の長さは2(m2λ2/n’2cos2θ+
2mλf/n’)1/2となる楕円曲線であり、長軸と
短軸の比(長軸/短軸)は1/cosθ となることが
分かった。すなわち、レンズの形状の傾向としては、入
射角θが大きいほど、レンズの楕円の長軸と短軸の比は
大きく、楕円形の中心位置のずれも大きくなることが分
かった。これらの結果は光線近似を用いた理論解析から
も、裏づけられた。 【0012】本実施例の透過形対物レンズ4として用い
たオフアキシス形の透過形回折光学レンズは、光の進行
方向(y方向)に対して出力用4aは徐々に周期が小さ
くなり、入力用4bは周期が大きくなり、レンズに対す
る入射側と出射側のうち、入出射光がより平方光に近い
方を凹側にした、伝搬方向に向かって左右対称の弓なり
の(または放物線状)の曲線グレーティングから構成さ
れたものであり、4aと4bは図2からも分かるように
、同じパターン形状であるが向きが逆である。出力用の
このオフアキシス形の透過形回折光学レンズ4aを詳細
に検討してみると、レンズの焦点距離をf1、光源1の
波長をλ、光伝搬路13の屈折率をn’、伝搬角をθ、
出射光9の出射角をθ1とすると、レンズを構成するた
めの位相シフト関数Φ1は、レンズ中心を原点とする座
標系で Φ1(x,y)=k[(x2+(f1sinθ1−
y)2+f12cos2θ1)1/2
−f1+n’ysinθ
]−2mπ (ただし、k=2π/λ、mは0≦Φ≦
2πを満たす整数)となる。 【0013】これから、膜厚が0となるグレーティング
形状は、中心位置が(0、−[n’sinθ(mλ+f
1)−f1sinθ1]/(1−n’2sin2θ)で
、長軸の長さを2aとすると、短軸の長さが2b=2a
(1−n’2sinθ)1/2となる楕円曲線であるこ
とが分かった。 長軸と短軸の比(長軸/短軸)は1/(1−n’2si
n2θ)1/2 となることが分かった。ただし、a=
(m2λ2+2f1mλ+n’2f12sin2θ+f
12sin2θ1−2n’f1(mλ+f1)sinθ
sinθ1)1/2/(1−n’2sin2θ)である
。楕円の中心位置は、レンズ4aの領域に比べて、はる
かに−y方向に位置するため、レンズ4aのグレーティ
ングのパターン形状は楕円曲線の長軸付近を切りとった
中心対象の弓なりの曲線をしている。これらの結果は光
線近似を用いた理論解析からも、裏づけられた。 【0014】これらの回折光学素子3、4、5は高効率
となるように断面を鋸歯状化した。原盤の光学素子3、
4、5は、別の基板上に例えば、PMMA、CMS等の
電子ビームレジストをコーティングをし、作製する素子
の膜厚に応じて照射量を制御する電子ビーム描画法を行
ない、現像処理をしてレジストの膜厚を変化させること
により形成した。このように形成した光学素子(原盤)
から、例えばニッケル電鋳法によりこの金形を作製し、
例えばUV硬化樹脂を用いて、光伝搬路13上に原盤と
同一レンズ3、4a、4b、5を複製した。この方法に
よれば、一度に4つの回折光学レンズ3、4a、4b、
5を位置精度よく光伝搬路13上に同一特性で容易に形
成可能である。反射形回折光学レンズ3、5は、複製の
後、反射層11b、11cとして例えばAgやAl、A
u等の金属層をその上に堆積した。 【0015】また、その反射層11上に、Cu、Cr等
の金属層、UV硬化樹脂やラッカー塗料等の合成樹脂、
誘電体多層膜、SiO、SiO2、MgF2、SiC、
グラファイト、ダイヤモンド等を、例えば1000Åか
ら数μm堆積すると、反射層の表面を傷つきにくくし、
同時に反射層の酸化を防止し、耐環境性を向上させるこ
とが可能であった。特に反射層としてAgを用いた場合
では、酸化され易かったため、本発明の効果が大きかっ
た。 【0016】光ディスク7に記録された信号は、分割光
検出器6の出力の和(6a+6b+6c+6d)から再
生することができる。 【0017】位置信号検出光学手段5を用いて、フォー
カス誤差信号とトラック誤差信号検出を行なうことがで
きる。フォーカス誤差信号検出は、公知のフーコ法を用
いる。すなわち、光ディスク7がジャストフォーカスの
位置にあるとき、反射形ツインレンズ5によって2分割
された伝搬光は、それぞれ、分割された光検出器、6a
と6b、6cと6dの中心に集光する配置にしておく(
図2)。フォーカス誤差信号は、光検出器6aの出力か
ら6bの出力の差(6a−6b)、または6dの出力か
ら6cの出力の差(6d−6c)とする。光ディスク7
がジャストフォーカスの位置にあるとき、フォーカス誤
差信号は0である。次に、光ディスク7が、ジャストフ
ォーカスの位置から−z軸方向に離れたときは、伝搬光
8aは平行光から収束球面波になるため、2分割された
伝搬光はお互いに近づくように移動するため、フォーカ
ス誤差信号は負になる。逆に、光ディスク7が、ジャス
トフォーカスの位置からz軸方向に近づくように移動し
たときは、伝搬光8aは発散球面波になるため2分割さ
れた伝搬光はお互いに離れるように移動するため、フォ
ーカス誤差信号は正になり、従って、フォーカス誤差信
号により、フォーカス制御を行なうことができる。
【0018】トラック誤差信号は公知のプッシュプル法
で、2分割伝搬光の光パワの差、つまり光検出器の出力
の演算(6a+6b−6c−6d)により検出すること
ができる。この演算が0のときはジャストトラッキング
で、値をもつときはトラッキングがずれており、この信
号に基づいて、トラック制御を行なうことが可能である
。 【0019】フォーカス制御及びトラック制御は、検出
されるそれぞれの誤差信号に基づいて、各光学素子を備
えた基板1全体を、アクチュエータで最適位置に動かす
ことにより行なう。 【0020】本発明の光学ヘッドでは、光伝搬路13は
幅、厚さとも例えば数mmのオーダであり、これは、光
学素子3、4、5の大きさに基づいて決まり(ほぼ同じ
オーダ)、ジグザグに光を光線として伝搬させるという
幾何光学的な取扱いができる。従来から、光伝搬路の厚
さがほぼ波長サイズである光集積回路が研究開発されて
いた。光伝搬路の厚さ、もしくはその幅が波長サイズと
なる領域では、光は波としての特徴を顕著に出すように
なり、光伝搬路はむしろ光導波路となり、ジグザグに光
は伝搬するというよりも、山形の強度分布をもった波動
として、伝搬するようになる。このような光導波路の素
子では、波動光学的な取扱いが必要であり、光の入射・
出射効率が悪いとか、光導波路を伝搬する光の情報量は
一次元であるといった欠点が出てくる。本発明の光学ヘ
ッドは、このような従来の光集積型デバイスの欠点を克
服した構造を有している。本発明者は、光伝搬路の厚さ
、及びその幅が、波長の十倍程度以上厚ければ、光導波
路ではなくて、光線として表わせる光伝搬路となること
を見いだした。特に、光伝搬路の厚さが、波長の100
倍程度以上では、完全に光伝搬路となる。従って、本発
明の光学ヘッドの光伝搬路の厚さは、光の波長の10倍
以上であれば良く、波長の100倍以上であればさらに
よい。 【0021】図3は、本発明の第二の実施例の光学ヘッ
ドの基本構成と、光の伝搬、集光の様子を示す側面図で
ある。本発明の第二の実施例の光学ヘッドは、第一の実
施例の光学ヘッドとほぼ同じであるが、違う点について
のみ説明する。異なる点は、構成要素のうち、光源1と
光検出器6は光伝搬路13の裏面に配置したことである
。光源1と光検出器6を裏面に配置することにより、光
ディスク7の存在を考慮せずにすむため、配置の設計の
自由度が大きくなる。また、基板2の裏面に配置する、
光源1と光検出器6の制御回路から近くなるため、配線
が容易になる。 【0022】図4、図5は、本発明の第三の実施例の光
学ヘッドの基本構成と、光の伝搬、集光の様子を示す、
それぞれ側面図、平面図である。本発明の第三の実施例
の光学ヘッドは、第二の実施例の光学ヘッドと違う点は
、反射形コリメータレンズ3aと反射形ツインレンズ5
aをオフアキシス形の回折光学レンズにし、光源1から
の光軸と光検出器6への光軸を、基板2に対して垂直(
z軸方向)にし、光源1と光検出器6を、それぞれのレ
ンズ3a、5aの真下に配置した点である。光軸を垂直
にすることにより、光源1と光検出器6は基板2に対し
て平行に配置すればよく、配置が楽になる。また、光源
1と光検出器6のうちどちらか一方でもよい。 【0023】本実施例のオフアキシス形の反射形回折光
学レンズ3a、5aは、透過形回折光学レンズ4とパタ
ーン形状は似ており、光の進行方向(y方向)に対して
コリメータレンズ3aは徐々に周期が大きくなり、5b
、5cは周期が小さくなる。このレンズに対する入射側
と出射側のうち、入出射光がより平方光に近い方を凹側
にした、伝搬方向に向かって左右対称の弓なりの(また
は放物線状)の曲線グレーティングから構成されたもの
である。 【0024】オフアキシス形の反射形回折光学レンズ3
aを詳細に検討してみると、レンズの焦点距離をf2、
光源1の波長をλ、光伝搬路13の屈折率をn’、伝搬
角をθとすると、レンズを構成するための位相シフト関
数Φ2は、レンズ中心を原点とする座標系で Φ2(
x,y)=n’k[(x2+y2+f22)1/2−f
2−ysinθ]−2mπ(ただし、k=2π/λ、m
は0≦Φ≦2πを満たす整数)となる。 【0025】これから、膜厚が0となるグレーティング
形状は、中心位置が(0、(f2+mλ/n’)tan
θ/cosθ)で、長軸の長さが2/cos2θ・(m
2λ2/n’2+2mλf2/n’+f22sin2θ
)1/2で、長軸と短軸の比(長軸/短軸)は1/co
sθ となることが分かった。楕円の中心位置は、レン
ズ3aの領域に比べて、はるかにy方向に位置するため
、レンズ3aのグレーティングのパターン形状は楕円の
長軸付近を切りとった中心対象の弓なりの曲線をしてい
る。これらの結果は光線近似を用いた理論解析からも、
裏づけられた。 【0026】また、レンズをオフアキシス型にして、組
み合わせたことにより、光源1の波長が変動しても、レ
ンズ3aと4a、及びレンズ4bと5aのそれぞれにお
いて、波長変動による回折角の変化はお互いに打ち消す
方向にあるため、光学特性の劣化を防ぐことが可能とな
った。 【0027】図6、図7は、本発明の第四の実施例の光
学ヘッドの基本構成と、光の伝搬、集光の様子を示す、
それぞれ側面図、平面図である。本発明の第四の実施例
の光学ヘッドが、第一の実施例の光学ヘッドと違う点は
、反射形コリメータレンズ3と透過形対物レンズ4bを
なくし、それぞれ透過形対物レンズ(透過形回折光学レ
ンズ)4aと透過形ツインレンズ(透過形回折光学レン
ズアレイ)12でそれらの役割をさせていることである
。従って、本実施例の光学ヘッドは光学部品の構成要素
が減り、その結果、光学ヘッドのサイズが減少し、総合
的な光利用効率が上昇するという長所を有する。その反
面、透過形対物レンズ4aと透過形ツインレンズ12の
設計、作製は、2つのレンズを兼ねているため、それだ
け難しくなる。逆にいえば、本発明の第一の実施例の構
成レンズの設計、作製は第四の実施例のレンズより容易
ということである。 【0028】図8は本発明の第五の実施例の光学ヘッド
の基本構成と、光の伝搬、集光の様子を示す側面図であ
る。本発明の第五の実施例の光学ヘッドが、第一の実施
例の光学ヘッドと違う点は、第1と第2の光集光手段を
、反射形の対物レンズ14a、14bとしたことである
。本発明者らは、開口数が、例えば0.45と大きい対
物レンズに回折光学レンズを用いる場合、反射形にする
ことに光学特性を向上させることを発見した。さらに、
反射形にすると、グレーティングの膜厚が透過形に比べ
て、 1/5程度の薄さにすることができたため、電
子ビーム描画で作製する場合の微細加工性が向上し、作
製が楽になった。しかし、反射形対物レンズ14は、光
ディスク7とは反対側の基板2の裏面に設ける必要があ
るため、必要とされる焦点距離が基板2の厚さ分だけ大
きくなり、結局、レンズの開口数を透過形レンズ4と同
じにするにはレンズの口径を大きくする必要があった。 【0029】図9、図10は本発明の第六の実施例の光
学ヘッドの基本構成と、光の伝搬、集光の様子を示す、
それぞれ側面図、平面図である。本発明の第六の実施例
の光学ヘッドが、第五の実施例の光学ヘッドと違う点は
、第2の光集光手段を省き、光集光手段14から基板2
に垂直に光ディスク7へ集光し、その反射光10を、同
じ光集光手段14に戻した点である。従って、光学素子
の構成要素が減り、一層の小型化が可能となる。しかし
、位置信号検出光学手段として設けた、伝搬光を光検出
器6に2分割集光する反射形集光ビームスプリッタ15
は、コリメータレンズ3と光集光手段14の間に設ける
必要があり、光ディスク7から戻ってきた−y方向の伝
搬光以外に、光源1から出射・コリメートされたy方向
の伝搬光が入射するため、光の利用効率が減少するとい
う欠点がある。反射形集光ビームスプリッタ15の断面
形状は矩形にし、回折効率を40〜50%にして、総合
的な光の利用効率を向上させた。 【0030】図11は本発明の第七の実施例の光学ヘッ
ドの基本構成と、光の伝搬、集光の様子を示す側面図で
ある。本発明の第七の実施例の光学ヘッドが、第六の実
施例の光学ヘッドと違う点は、光集光手段を透過形にし
、出射角が垂直である透過形対物レンズ4aを用いた点
である。 【0031】図12、図13は本発明の第八の実施例の
光学ヘッドの基本構成と、光の伝搬、集光の様子を示す
、それぞれ側面図、平面図である。本発明の第八の実施
例の光学ヘッドが、第六の実施例の光学ヘッドと違う点
は、コリメータレンズをなくし、光集光手段である反射
形対物レンズ14で、光源1からの伝搬光8を直接集光
して出射光9にする点と、位置信号検出光学手段として
、反射形ビームスプリッタ16を用いた点である。コリ
メータレンズを省略することによって、一層小型化が可
能となった。本実施例で用いた反射形ビームスプリッタ
は、上面に反射層11aを設けた均一周期の直線状グレ
ーティングである。第六の実施例の反射形集光ビームス
プリッタ15に比べて、パターン形状が簡単で、作製が
容易であった。 【0032】図14は本発明の第九の実施例の光学ヘッ
ドの基本構成と、光の伝搬、集光の様子を示す側面図で
ある。本発明の第九の実施例の光学ヘッドが、第八の実
施例の光学ヘッドと違う点は、光集光手段を透過形にし
、出射角が垂直である透過形対物レンズ4aを用いた点
である。 【0033】図17、図18は本発明の第十の実施例の
光学ヘッドの基本構成と、光の伝搬、集光の様子を示す
、それぞれ側面図、平面図である。本発明の第十の実施
例の光学ヘッドが、第九の実施例の光学ヘッドと違う点
は、コリメータ手段を設けたことと、光源1と光検出器
6との配置である。コリメータ手段として、オフアキシ
ス形の反射形コリメータレンズ3aを設け、その真下の
光伝搬路13の裏面に光源1を配置し、その両隣に光検
出器6aと6b、6cと6dをならべた点である。光源
1と光検出器6の配置をほぼ平行に近づけることにより
、それぞれの位置合わせが楽になる。 また、レンズ
3aと4をオフアキシス型にして、組み合わせたことに
より、光源1の波長が変動しても、波長変動による回折
角の変化はお互いに打ち消す方向にあるため、光学特性
の劣化を防ぐということも可能となった。 【0034】図17、図18は本発明の第十一の実施例
の光学ヘッドの基本構成と、光の伝搬、集光の様子を示
す、それぞれ側面図、平面図である。本発明の第十一の
実施例の光学ヘッドが、第七の実施例の光学ヘッドと違
う点は、光集光手段である透過形対物レンズ4の出射角
を、垂直ではなく例えば3°程度の少しの角度だけ傾け
ることによって、y軸方向への往路の伝搬光8(実線で
示す)のジグザグの伝搬角と光ディスク7の信号を有す
る−y軸方向への復路の伝搬光8a(点線で示す)の伝
搬角を変化させ、往路と復路の伝搬路13の表面11a
、11bでの反射位置を変えることができ、往路の伝搬
光8が位置信号検出光学手段としてもうけた反射形ツイ
ンレンズ5aに入射させない配置が可能となり、すなわ
ち光利用効率を増大させることができ、同時に、不用光
がなくなるため、クロストークが減少し、SN比が向上
した。 【0035】図19は本発明の第十二の実施例の光学ヘ
ッドの基本構成と、光の伝搬、集光の様子を示す側面図
である。本発明の第十二の実施例の光学ヘッドは、第十
一の実施例の光学ヘッドとほぼ同じであるが、構成要素
のうち、光源1と光検出器6は光伝搬路3の裏面に配置
したことである。光源1と光検出器6を裏面に配置する
ことにより、光ディスク7の存在を考慮せずにすむため
、配置の設計の自由度が大きくなる。また、基板2の裏
面に配置する光源1と光検出器6の制御回路から近くな
るため、配線が容易になる。 【0036】図20は本発明の第十三の実施例の光学ヘ
ッドの基本構成と、光の伝搬の様子を示す平面図である
。本発明の第十二の実施例の光学ヘッドは、第一の実施
例の光学ヘッドとほぼ同じであるが、反射形コリメータ
レンズとして、反射形マイクロフレネルレンズ3bを用
い、反射形ツインレンズとして、反射形マイクロフレネ
ルレンズアレイ5d,5eを用いた。第一の実施例のレ
ンズ3、5は良好な光学特性を有するが、本実施例のマ
イクロフレネルレンズは、外周になるほど周期が小さく
なる同心円のグレーティングで構成されているため、光
学特性が劣るが、作製は容易である。 【0037】以上説明した本発明の光学ヘッドでは、基
板が光伝搬路となっていたが、これは基板上に光伝搬路
を設けた構造でも良い。また、光伝搬路の表面または裏
面に反射層を設けた場合について説明したが、これは、
伝搬光の伝搬角が光伝搬路の臨界角よりも大きい場合に
は、反射層がなくても良い。さらに、以上説明した第一
から第十三までの実施例の光学ヘッド以外に、それぞれ
の光学ヘッドの構成を組み合わせた光学ヘッドも可能で
あり、同様の効果を有する。 【0038】なお、第一から第十三までの実施例の説明
に用いた対物レンズとコリメータレンズは便宜上名付け
たもので、一般にいうレンズと同じである。又、本説明
では、光ディスク装置について述べたが、光学ヘッドを
用いた他の光学的記録装置についても同様の効果がある
のは言うまでもない。 【0039】 【発明の効果】本発明によれば、各光学部品の位置合わ
せが容易で小形軽量、低価格化可能な光学ヘッドが実現
可能である。
【図1】本発明の第1の実施例の光学ヘッドの基本構成
と、光の伝搬、集光の様子を示す側面図
と、光の伝搬、集光の様子を示す側面図
【図2】本発明
の第1の実施例の光学ヘッドの基本構成と、光の伝搬、
集光の様子を示す平面図
の第1の実施例の光学ヘッドの基本構成と、光の伝搬、
集光の様子を示す平面図
【図3】本発明の第2の実施例
の光学ヘッドの基本構成と、光の伝搬、集光の様子を示
す側面図
の光学ヘッドの基本構成と、光の伝搬、集光の様子を示
す側面図
【図4】本発明の第3の実施例の光学ヘッドの
基本構成と、光の伝搬、集光の様子を示す側面図
基本構成と、光の伝搬、集光の様子を示す側面図
【図5
】本発明の第3の実施例の光学ヘッドの基本構成と、光
の伝搬、集光の様子を示す平面図
】本発明の第3の実施例の光学ヘッドの基本構成と、光
の伝搬、集光の様子を示す平面図
【図6】本発明の第4
の実施例の光学ヘッドの基本構成と、光の伝搬、集光の
様子を示す側面図
の実施例の光学ヘッドの基本構成と、光の伝搬、集光の
様子を示す側面図
【図7】本発明の第4の実施例の光学
ヘッドの基本構成と、光の伝搬、集光の様子を示す平面
図
ヘッドの基本構成と、光の伝搬、集光の様子を示す平面
図
【図8】本発明の第5の実施例の光学ヘッドの基本構
成と、光の伝搬、集光の様子を示す側面図
成と、光の伝搬、集光の様子を示す側面図
【図9】本発
明の第6の実施例の光学ヘッドの基本構成と、光の伝搬
、集光の様子を示す側面図
明の第6の実施例の光学ヘッドの基本構成と、光の伝搬
、集光の様子を示す側面図
【図10】本発明の第6の実
施例の光学ヘッドの基本構成と、光の伝搬、集光の様子
を示す平面図
施例の光学ヘッドの基本構成と、光の伝搬、集光の様子
を示す平面図
【図11】本発明の第7の実施例の光学ヘ
ッドの基本構成と、光の伝搬、集光の様子を示す側面図
ッドの基本構成と、光の伝搬、集光の様子を示す側面図
【図12】本発明の第8の実施例の光学ヘッドの基本構
成と、光の伝搬、集光の様子を示す側面図
成と、光の伝搬、集光の様子を示す側面図
【図13】本
発明の第8の実施例の光学ヘッドの基本構成と、光の伝
搬、集光の様子を示す平面図
発明の第8の実施例の光学ヘッドの基本構成と、光の伝
搬、集光の様子を示す平面図
【図14】本発明の第9の
実施例の光学ヘッドの基本構成と、光の伝搬、集光の様
子を示す側面図
実施例の光学ヘッドの基本構成と、光の伝搬、集光の様
子を示す側面図
【図15】本発明の第10の実施例の光
学ヘッドの基本構成と、光の伝搬、集光の様子を示す側
面図
学ヘッドの基本構成と、光の伝搬、集光の様子を示す側
面図
【図16】本発明の第10の実施例の光学ヘッドの
基本構成と、光の伝搬、集光の様子を示す平面図
基本構成と、光の伝搬、集光の様子を示す平面図
【図1
7】本発明の第11の実施例の光学ヘッドの基本構成と
、光の伝搬、集光の様子を示す側面図
7】本発明の第11の実施例の光学ヘッドの基本構成と
、光の伝搬、集光の様子を示す側面図
【図18】本発明
の第11の実施例の光学ヘッドの基本構成と、光の伝搬
、集光の様子を示す平面図
の第11の実施例の光学ヘッドの基本構成と、光の伝搬
、集光の様子を示す平面図
【図19】本発明の第12の
実施例の光学ヘッドの基本構成と、光の伝搬、集光の様
子を示す側面図
実施例の光学ヘッドの基本構成と、光の伝搬、集光の様
子を示す側面図
【図20】本発明の第13の実施例の光
学ヘッドの基本構成と、光の伝搬、集光の様子を示す平
面図
学ヘッドの基本構成と、光の伝搬、集光の様子を示す平
面図
【図21】従来の光学ヘッドの構成図
1 光源
2 基板
3 反射形コリメータレンズ(コリメータ手段)4
透過形対物レンズ(光集光手段)5 反射形ツイン
レンズ(位置信号検出光学手段)6 光検出器 7 光ディスク 8 伝搬光 9 出射光 10 反射光 11 反射層 12 透過形ツインレンズ(位置信号検出光学手段)
13 光伝搬路 14 反射形対物レンズ(光集光手段)15 反射
形集光ビームスプリッタ(位置信号検出光学手段) 16 反射形ビームスプリッタ(位置信号検出光学手
段) 17 レーザ光 18 コリメータレンズ 19 ビームスプリッタ 20 対物レンズ
透過形対物レンズ(光集光手段)5 反射形ツイン
レンズ(位置信号検出光学手段)6 光検出器 7 光ディスク 8 伝搬光 9 出射光 10 反射光 11 反射層 12 透過形ツインレンズ(位置信号検出光学手段)
13 光伝搬路 14 反射形対物レンズ(光集光手段)15 反射
形集光ビームスプリッタ(位置信号検出光学手段) 16 反射形ビームスプリッタ(位置信号検出光学手
段) 17 レーザ光 18 コリメータレンズ 19 ビームスプリッタ 20 対物レンズ
Claims (19)
- 【請求項1】 ジグザグ状に光が伝搬する光伝搬路を
設けた基板と、光集光手段と、光源と、光検出器と、位
置信号検出光学手段から構成され、上記光伝搬路の厚さ
及び幅は伝搬光波長の10倍以上であって、上記光源か
らの光を上記光伝搬路に導き、上記伝搬光を上記光集光
手段で集光して光ディスクに出力し、上記光ディスクか
らの反射光を、上記光集光手段、あるいは第2の光集光
手段に入力し、上記位置信号検出光学手段に導き、上記
位置信号検出光学手段からの出力光を上記光検出器に導
くことを特徴とする光学ヘッド。 - 【請求項2】 光伝搬路の厚さ及び幅は、伝搬光波長
の100倍以上であることを特徴とする請求項1または
2に記載の光学ヘッド。 - 【請求項3】 基板を光伝搬路とし、上記光伝搬路の
表面、または裏面に反射層を設けることを特徴とする請
求項1に記載の光学ヘッド。 - 【請求項4】 光集光手段、及び位置信号検出光学手
段は回折光学素子であり、上記回折光学素子は光伝搬路
上もしくは光伝搬路中に設けたことを特徴とする請求項
1に記載の光学ヘッド。 - 【請求項5】 光検出器または光源のうちの少なくと
も1つは、光伝搬路上もしくは光伝搬路中に設けたこと
を特徴とする請求項1に記載の光学ヘッド。 - 【請求項6】 光集光手段と位置信号検出光学手段は
、光伝搬路上の光ディスク側(表側)に設け、光源と光
検出器は上記光伝搬路の裏面側に設けたことを特徴とす
る請求項第3に記載の光学ヘッド。 - 【請求項7】 光集光手段は、入射側と出射側のうち
、入出射光がより平方光に近い方を凹側にした、伝搬光
の伝搬方向に向かって左右対称の楕円曲線の一部である
弓なりの(または放物線状)の曲線グレーティングから
構成されたものであることを特徴とする請求項4に記載
の光学ヘッド。 - 【請求項8】 位置信号検出光学手段は、少なくとも
2つの回折光学レンズ素子からなるレンズアレイである
ことを特徴とする請求項4に記載の光学ヘッド。 - 【請求項9】 光伝搬路上にコリメータ手段を設け、
光源からの伝搬光を、上記コリメータ手段でコリメート
した後、光集光手段に導くことを特徴とする請求項1に
記載の光学ヘッド。 - 【請求項10】 コリメータ手段は、複数のグレーテ
ィングと、上記グレーティング上に設けた反射層からな
り、上記グレーティングのパターン形状は、伝搬光の光
軸方向に長軸を有する楕円形であり、上記楕円形の中心
位置は、上記グレーティングの外周部にいくにしたがっ
て、上記伝搬光の進行方向に、徐々にずれていることを
特徴とする請求項9に記載の光学ヘッド。 - 【請求項11】 光源からコリメータ手段への光軸は
、光伝搬路に対して垂直にしたことを特徴とする請求項
9に記載の光学ヘッド。 - 【請求項12】 位置信号検出光学手段から光検出器
への光軸は、光伝搬路に対して垂直にしたことを特徴と
する請求項1に記載の光学ヘッド。 - 【請求項13】 位置信号検出検出光学手段は、第2
の光集光手段を兼ねていることを特徴とするを請求項1
に記載の光学ヘッド。 - 【請求項14】 光集光手段は、複数のグレーティン
グと上記グレーティング上に設けた反射層からなる反射
形の回折光学素子であり、上記グレーティングのパター
ン形状は入射側と出射側のうち、入出射光がより平方光
に近い方を凹側にした、伝搬光の伝搬方向に向かって左
右対称の楕円曲線の一部である弓なりの(または放物線
状)の曲線グレーティングから構成されたものであるこ
とを特徴とする請求項4に記載の光学ヘッド。 - 【請求項15】 光源と光集光手段の間の光伝搬路上
に、反射形ビームスプリッタ、あるいは反射形集光ビー
ムスプリッタを設けたことを特徴とする請求項1に記載
の光学ヘッド。 - 【請求項16】 光集光手段から光ディスクへの出力
側の光軸は、上記光ディスクから上記集光手段への入力
側の光軸に対して、傾けることを特徴とする請求項1に
記載の光学ヘッド。 - 【請求項17】 光集光手段及びコリメータ手段は、
オフアキシス形の回折光学レンズであることを特徴とす
る請求項9に記載の光学ヘッド。 - 【請求項18】 反射層の上に保護層を設けたことを
特徴とする請求項3、10、または14に記載の光学ヘ
ッド。 - 【請求項19】 少なくとも光集光手段と位置信号検出
光学手段を同時に含む金型を作製し、上記金形を用いて
、上記光集光手段と上記位置信号検出光学手段を同時に
複製することを特徴とする請求項4に記載の光学ヘッド
の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3077527A JPH04219640A (ja) | 1990-07-16 | 1991-04-10 | 光学ヘッド及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18905290 | 1990-07-16 | ||
JP2-189053 | 1990-07-16 | ||
JP18905390 | 1990-07-16 | ||
JP2-189052 | 1990-07-16 | ||
JP3077527A JPH04219640A (ja) | 1990-07-16 | 1991-04-10 | 光学ヘッド及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04219640A true JPH04219640A (ja) | 1992-08-10 |
Family
ID=27302442
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3077527A Pending JPH04219640A (ja) | 1990-07-16 | 1991-04-10 | 光学ヘッド及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04219640A (ja) |
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- 1991-04-10 JP JP3077527A patent/JPH04219640A/ja active Pending
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