JPH04219550A - 回転体の駆動装置 - Google Patents

回転体の駆動装置

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Publication number
JPH04219550A
JPH04219550A JP3032448A JP3244891A JPH04219550A JP H04219550 A JPH04219550 A JP H04219550A JP 3032448 A JP3032448 A JP 3032448A JP 3244891 A JP3244891 A JP 3244891A JP H04219550 A JPH04219550 A JP H04219550A
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JP
Japan
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gear
rotating body
center
force
developing roller
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Pending
Application number
JP3032448A
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English (en)
Inventor
Masato Ohashi
理人 大橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Filing date
Publication date
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  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Gear Transmission (AREA)
  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は回転体の駆動装置、例え
ば複写機等の電子写真装置の現像装置に設ける現像ロー
ラを感光体ドラムに均一に接触させて回転駆動するため
の回転体の駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
複写機等の電子写真装置の小型化に伴ない一成分の現像
装置の開発が進んでおり、このような現像装置では現像
ローラを感光体ドラムに直接接触させて現像を行なう方
式のものと、現像ローラを感光体ドラムに非接触にして
現像を行なう方式のものと2通りの方式がある。いずれ
の方式にあっても画像抜けや濃度の不均一が発生しない
ように感光体と現像ローラの位置関係を厳密に管理する
必要がある。
【0003】接触方式においては、感光体に対して現像
ローラが常に均一に接触していないと画像抜けや濃度の
不均一が発生する。即ち、感光体及び現像ローラの位置
を固定すると、径のばら付きや現像ローラの振れ等を厳
密に管理できず、安定した接触状態に保つことができな
いため画像抜けが発生する。またいずれか一方を弾性体
で構成し、ばね等の付勢部材で現像ローラを感光体に押
圧し、両者を少し食い込ませるようにして回転軸の位置
を固定してしようすることも考えられるが、この場合駆
動トルクが大きくなったり、弾性体にクリープが発生し
たりする。さらに両者を剛体としていずれか一方の位置
を固定し、他方を可動として固定側に押し当てるように
しても、軸方向の径のばら付きにより画像抜けが発生す
る。従ってこの種の回転体の駆動装置では一方を弾性体
で構成し、他方(例えば、現像ローラ)を可動として相
手方に押し当てるような構成にする必要がある。また電
子写真装置の現像装置が備える現像ローラは、周知のよ
うに補給ローラやアジテータ等と共に1つの現像ユニッ
ト内に収納されるようになっており、一般にギヤで回転
駆動されて現像ローラから現像ユニット内のその他の回
転部材(例えば補給ローラやアジテータ)に順次回転力
を伝達するような構成になっているものが多い。
【0004】従来、この種の回転体の駆動装置としては
、たとえば図15ないし図19に示すようなものが知ら
れている。図15及び図16に示すように、感光体ドラ
ム1の近傍には現像ユニット2が設けられており、この
現像ユニット2は内部に現像ローラ3が収納されている
。現像ユニット2には複写機本体側の規制部材4a、4
bに摺動自在に支持されるコロ5a、5bが設けられて
おり、このコロ5a、5bが規制部材4a、4bに案内
されることによって現像ローラ3が矢印X方向に移動す
るようになっている。また、現像ユニット2はばね部材
6a、6bによって所定の加圧力で感光体ドラム1に押
し付け付勢されており、これによって現像ローラ3が感
光体ドラム1に接触するようになっている。さらに、現
像ローラ3の軸端部には従動ギヤ7が固着されており、
この従動ギヤ7の下側から駆動ギヤ8が噛み合っている
。この駆動ギヤ8は図示せぬモータ等の駆動手段に接続
されかつ固定位置に配してあり、モータ等の回転は駆動
ギヤ8により現像ローラ3に伝達される。なお図示せぬ
が、従動ギヤ7は現像ユニット2内の補給ローラやアジ
テータ等を回転駆動するためのギヤに接続している。
【0005】ところでこのような回転体の駆動装置にあ
っては、図17に示すように従動ギヤ7と駆動ギヤ8の
歯面の接触点、即ちピッチ点PPにおいて作用線Wの方
向に沿って互いに駆動力を受ける。この作用線Wと、両
ギヤ7、8のピッチ円7a、8aの接点(ピッチ点PP
)を通る共通接線Sのなす角度αが圧力角であり、圧力
角αはJISでは20°と規定されている。両ギヤ7、
8の受ける力(駆動力)は、従動ギヤ7の受ける力をF
とすると、駆動ギヤ8の受ける駆動力は大きさが等しく
方向が反対の反力−Fとなる。この駆動力F、−Fがバ
ネ部材6a、6bの付勢力と比べて比較的大きいため、
現像ローラ3の駆動ギヤ7を取付けた軸端側には従動ロ
ーラ8との噛み合いによりバネ部材6a、6bの付勢力
と反対方向に力Fcosβ(駆動力Fの分力:βは駆動
ギヤ8の可動方向と駆動力のなす角)を受けることにな
る。このため、図16に示すように現像ローラ3は従動
ギヤ7側で感光体ドラム1から距離δだけ離隔してしま
い、その反対側では感光体ドラム1に食い込んでしまう
状態が発生する。このような状態になると、現像ローラ
3が感光体ドラム1に均一に接触しないための現像ムラ
等が発生することがある。
【0006】このような不具合を解消するものとして、
図18に示すような現像ユニットが提案されている(実
開昭63−88861号公報参照)。この現像ユニット
2は、感光体ドラム1に対する可動方向(即ち、現像ロ
ーラ3の移動方向)を感光体ドラム1の軸心と現像ロー
ラ3の移動方向を感光体ドラム1の軸心と現像ローラ3
の軸心を結んだ方向(X方向)に限定し、駆動ギヤ8に
より従動ギヤ7に作用する駆動力FがこのX方向に対し
て略垂直方向に作用するように駆動ギヤ8の位置を変え
たものである。両ギヤ7、8の噛み合いにより駆動ロー
ラ3に作用する力Fは上向きとなり、このため駆動ロー
ラ3が感光体ドラム1に対して離隔したり、食い込んだ
りすることがなく、常に均一に接触させることができる
ようになっている。
【0007】しかしながらこのような回転体の駆動装置
にあっては、現像ローラ3の移動方向及び従動ギヤ7に
対する駆動ギヤ8の接触位置を所定位置に設定してしま
うため、現像ユニット2の脱着方法の自由度が小さくな
ってしまい、現像ユニット2の交換性が悪くなってしま
うという問題がある。即ち、現像ローラ3の可動方向を
感光体ドラム1の軸心(中心部)と現像ローラ3の軸心
(中心部)を結んだ方向(X方向)に限定し、駆動ギヤ
8の駆動力FをX方向に対して垂直方向にするには、駆
動ギヤ8を従動ギヤ7に対して後方の斜め下方に配設し
なければならない。このため、現像ユニット2を複写機
本体から取り外すには、まず感光体ドラム1を複写機本
体から取り外し、その後に従動ギヤ7を駆動ギヤ8から
隔離させ、それから現像ユニット2を感光体ドラム1側
(矢印Y方向)に引き抜かなければならない。また、現
像ローラ3の移動方向Xに対して従動ギヤ8の駆動力F
が垂直方向となるようにするために、図19に示すよう
に従動ギヤ7に対して駆動ギヤ8を前方の斜め上方に配
置することも考えられる。しかしながらこのような構成
にすると、現像ユニット2を取り外す際には感光体ドラ
ム1を取り外すと共にばね部材6a、6bを複写機本体
から解除し、その後で現像ユニット2を感光体ドラム1
と反対方向に引き抜き、さらに従動ギヤ7を駆動ギヤ8
から離隔させるようにして上方(矢印Z方向)に移動さ
せなければならず、取り外し作業がさらに悪化してしま
う。エンドユーザーが、現像ユニットなどを交換する頻
度が高くなって来ている現在では、容易にユニット交換
が行なえることが重要視されており、上述のような取り
外し作業に面倒な作業が伴うことは問題となる。また、
位置が固定の駆動ギヤ8(固定ギヤ)から可動の従動ギ
ヤ7(可動ギヤ)に駆動力の伝達はできるが、固定ギヤ
から可動ギヤに駆動力を伝達し、可動ギヤからさらに他
の固定ギヤに駆動力を伝達することができないため、現
像ユニット駆動計の設計の自由度がさらに小さくなって
しまうという問題もある。さらに既述のように、接触方
式の装置においては弾性部材である現像ローラが回転し
ていないときに強い力で感光体に接触していると、その
部分がクリープを起こしてしまうことがあり、このため
非駆動時には感光体と現像ローラが弱い力で接触もしく
は非接触の状態にあり、駆動時には安定した接触状態に
なるようなできるだけ簡単な機構が望まれている。
【0008】一方、非接触方式の装置においては、感光
体と現像ローラの間隙を例えば0.15±0.03mm
という精度で保つことが必要であり、現像ローラの両端
部に現像ローラよりも径の大きいスペーサ部材を設け、
このスペーサ部材を感光体ドラムに当接させることによ
って感光体現像ローラの間隙を一定に保持するようにし
ている。また非接触方式の現像装置においては、スペー
サ部材や感光体の磨耗低減のため、駆動時におけるスペ
ーサ部材と、感光体の接触圧が小さなものが望まれてお
り、例えば現像ローラのみを感光体ドラムに押圧するよ
うにしたものが知られている(実開昭61−14594
8号公報参照)。しかしながらこのような機構にあって
も、先に述べたような接触方式のものと同様のギヤ駆動
による問題が解決されるものではなかった。
【0009】本発明は、固定位置に配設された第1回転
体にして第2回転体を均一に接触させることができると
共に、取付け装置に対する交換性が良く、しかも設計自
由度の高い回転体の駆動装置を提供することを目的とし
ている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る回転体の駆
動装置は上記目的を達成するため、固定位置に回転自在
に支持された第1回転体の軸線方向に対して略直角方向
に移動し、第1回転体に当接、離隔又は近接、離隔可能
な第2回転体と、該第2回転体に嵌合し第2回転体と一
体的に回転する第1ギヤと、固定位置に回転自在に支持
され第1ギヤに噛合して第1ギヤに駆動力を伝達する第
2ギヤと、固定位置に回転自在に支持され第1ギヤに噛
合して第1ギヤから駆動力を伝達される第3ギヤとを備
えた回転体の駆動装置において、前記第1ギヤの中心部
と第2ギヤの中心部とを結ぶ線及び第1ギヤの中心部と
第3ギヤの中心部を結ぶ線のなす角をθとし、各ギヤの
圧力角をαとしたとき、θ≒2αとなるようにすると共
に、第3ギヤが第2ギヤよりも第1ギヤの回転方向に対
して下流側に位置するようにしたことを特徴とするもの
である。前記第2回転体を第1回転体に向かって押圧す
る付勢部材を設けるように構成してもよい。
【0011】また本発明に係る回転体の駆動装置は上記
目的を達成するため、固定位置に回転自在に支持された
第1回転体の軸線方向に対して略直角方向に移動し、第
1回転体に当接、離隔又は近接、離隔可能な第2回転体
と、該第2回転体に嵌合し第2回転体と一体的に回転す
る第1ギヤ及び第2ギヤと、固定位置に回転自在に支持
され第1ギヤに噛合して第1ギヤに駆動力を伝達する第
3ギヤと、固定位置に回転自在に支持され第2ギヤに噛
合して第2ギヤから駆動力が伝達される第4ギヤとを備
えた回転体の駆動装置において、前記第1及び第2ギヤ
を第2回転体の片側に配設し、第1、2ギヤの中心部と
第3ギヤの中心部とを結ぶ線及び第1、2ギヤの中心部
と第4ギヤの中心部を結ぶ線の成す角をθとし、各ギヤ
の圧力角をαとしたとき、θ≒2αとなるようにすると
共に、第4ギヤが第3ギヤよりも第1、2ギヤの回転方
向に対して下流側に位置するようにしたことを特徴とす
るものである。前記第2回転体を第1回転体に向かって
押圧する付勢部材を設けるように構成してもよい。
【0012】さらに本発明に係る回転体の駆動装置は上
記目的を達成するため、固定位置に回転自在に支持され
た第1回転体の軸線方向に対して略直角方向に移動し、
第1回転体に当接、離隔又は近接、離隔可能な第2回転
体と、該第2回転体の両端側に嵌合し各々第2回転体と
一体的に回転する第1ギヤ及び第2ギヤと、固定位置に
回転自在に支持され第1ギヤに噛合して第1ギヤに駆動
力を伝達する第3ギヤと、固定位置に回転自在に支持さ
れ第2ギヤに噛合して第2ギヤから駆動力を伝達される
第4ギヤとを備えた回転体の駆動装置において、前記第
1ギヤの中心部と第3ギヤの中心部とを結ぶ線及び第1
ギヤの中心部と第3ギヤの中心部を結ぶ線のなす角をθ
とし、第1ギヤと第3ギヤの圧力角をα1、第2ギヤと
第4ギヤの圧力角をα2としたとき、θ≒180°−(
α1+α2)となるようにすると共に、第4ギヤが第2
ギヤよりも第2ギヤの回転方向に対して上流側に位置す
るようにしたことを特徴とするものである。そして、前
記第2回転体を第1回転体と反対方向に押圧する付勢部
材を設け、前記第1ギヤに第3ギヤにより伝達される駆
動力と第4ギヤに第2ギヤにより伝達される駆動力の反
力との合成力が第1回転体方向へ向き、該合成力の第2
回転体の可動方向での成分Fと前記付勢部材の押圧力の
可動方向への成分PとがF−P>0となるように設定す
ること、もしくは前記第2回転体を第1回転体方向に押
圧する付勢部材を設け、前記第1ギヤに第3ギヤにより
伝達される駆動力と第4ギヤに第2ギヤにより伝達され
る駆動力の反力との合成力が第1回転体と反対方向へ向
き、該合成力の第2回転体の可動方向での成分Fと前記
付勢部材の押圧力の可動方向への成分PとがP−F>0
となるように設定することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて説明する。 図1ないし図4は本発明に係る回転体の駆動装置の第1
実施例を示す図であり、本発明を複写機に備えられた現
像装置に適用した例を示している。まず、構成を説明す
る。図1は現像装置を説明する図である。図1において
、11は第1回転体として固定位置に配設された感光体
ドラムであり、感光体ドラム11の近傍には現像装置1
2が配設されている。現像装置12は、トナーTが収納
されるとともに複写機本体(図示略)に脱着自在に取付
けられた本体13を有しており、この本体13内には、
トナーTを攪拌するアジテータ14と、第2回転体とし
ての現像ローラ15と、ウレタン発泡体等から構成され
、アジテータ14によって攪拌されたトナーTを現像ロ
ーラ15に補給する補給ローラ16と、現像ローラ15
に当接し、補給ローラ16から現像ローラ15上に補給
されたトナーTを均一にする薄層ブレード17とが備え
られている。また、本体13にはスリット18が形成さ
れており、このスリット18には軸受19が摺動自在に
嵌合されている。この軸受19は現像ローラ15の軸1
5aを回転自在に支持しており、現像ローラ15はこの
軸受15aを介して本体13に回転自在に支持されてい
る。このため、現像ローラ15はスリット18に案内さ
れて感光体ドラム11の軸線(長手方向)に対して略直
角方向に移動し、感光体ドラム11と接触、離隔可能に
なっている。また、軸受19は押圧部材としてのばね部
材20によって感光体ドラム11側に付勢されて感光体
ドラム11に所定の押圧力で接触している。
【0014】現像ローラ15の軸15aの一端部には図
3に示すように第1ギヤとしての従動ギヤ21が取付け
られており、この従動ギヤ21には第2ギヤとしての駆
動ギヤ22が噛合している。この駆動ギヤ22は複写機
本体に回転自在に支持されており、図示せぬモータによ
って駆動されるようになっている。このため、現像ロー
ラ15には従動ギヤ21を介して駆動ギヤ22の駆動力
が伝達されるようになっている。また、従動ギヤ21に
は本体13に回転自在に支持された第3ギヤとしてのア
イドラギヤ23が噛合しており、このアイドラギヤ23
は補給ローラ16の一端部に取付けられた補給ローラ駆
動ギヤ24に噛合している。このため、駆動ギヤ22の
駆動力は現像ローラ15と共に補給ローラ16にも伝達
される。なお図3では各ギヤをそれぞれピッチ円で示し
ている。
【0015】一方、従動ギヤ21の中心と駆動ギヤ22
の中心とを結ぶ線a及び従動ギヤ21の中心とアイドラ
ギヤ23の中心を結ぶ線bの成す角をθとし、各ギヤ2
1、22、23の圧力角をαとしたとき、θ≒2αとな
るように設定されており、従動ギヤ21の回転方向をc
方向としたときにアイドラギヤ23が駆動ギヤ22より
も従動ギヤ21の回転方向cに対して下流側に位置する
ように設定されている。
【0016】このような構成を有する回転体の駆動装置
では、感光体ドラム11上に現像するに際し、駆動ギヤ
21から従動ギヤ22に駆動力を伝達することによって
現像ローラ15を回転駆動し、この現像ローラ15上に
付着したトナーTを感光体ドラム11上に付着させる。 このとき、現像ローラ15がばね部材20によって感光
体ドラム11に押圧されているため、感光体ドラム11
や現像ローラ15に振れ等が生じてもばね部材20がこ
の振れを吸収して現像ローラ15を安定して感光体ドラ
ム11に接触させ、感光体ドラム11上の潜像を顕像化
することができる。一方、現像ローラ15は可動に設け
られているため、上述のように駆動ギヤ22からピッチ
点において大きな駆動力F1を受けると共にアイドラギ
ヤ23からピッチ点において駆動力F1の反力−F2を
受けることになる。上述のように本実施例では、従動ギ
ヤ21の中心部とアイドラギヤ23の中心部を結ぶ線b
の成す角をθとし、各ギヤ21〜23の圧力角をαとし
たとき、θ≒2αとなるように設定しており、アイドラ
ギヤ23が、従動ギヤ21の回転方向をc方向としたと
きに、駆動ギヤ22よりも従動ギヤ21の回転方向cに
対して下流側の位置となるように設定している。このた
め線a、bの交点、即ち従動ギヤ21の回転中心と従動
ギヤ21と駆動ギヤ22のピッチ点及び従動ギヤ21と
アイドラギヤ23のピッチ点のなす三角形状は二等辺三
角形となり、図3に示すように駆動力F1と反力−F2
とは逆向きに発生して互いに打ち消し合う。このためば
ね部材20による押圧力のバランスが崩されることなく
、現像ローラ15が安定して感光体ドラムに接触する。
【0017】また本実施例では、現像ローラ15と駆動
ギヤ21の位置関係の制約を受けることなく現像ローラ
15を感光体ドラム11に接触させることができるため
、現像装置12を複写機本体から取り外す際に従来のよ
うに駆動ギヤ22の位置を考慮する必要がなくなり、本
実施例のように従動ギヤ21の真下に駆動ギヤ22を設
けた場合は、現像ユニット12を図1の上方に移動させ
るだけでよく、現像ユニットの交換性が向上する。また
、駆動ギヤ22から従動ギヤ21、さらにアイドラギヤ
23に駆動力を伝達する事ができるため、駆動ギヤ22
の配置の自由度が大きくなり、装置の設計の自由度が向
上する。なお、従動ギヤ21の可動範囲は現像ローラ1
5及び感光体ドラム11の振れを吸収できる範囲(たと
えば±0.03mm)であるため、現像ローラ15の位
置が大きく動くことによりギヤ21〜23同志の中心間
距離が大きく崩れて各ギヤ21〜23の噛合いがはずれ
てしまうことはない。
【0018】また本発明では、現像ローラ15を感光体
ドラム11に直接接触させるようにしているが、図4に
示すように現像ローラの両端部(一端部のみ図示)に公
知のスペーサコロ30を設け、現像ローラ15をスペー
サコロ30を介して感光体ドラム11に非接触で近接さ
せるような装置に適用しても同様の効果を得ることがで
きる。
【0019】図5ないし図7は本発明に係る回転体の駆
動装置の第2実施例を示す図である。本実施例は、現像
ローラに取付けられたギヤを2段式にした例を示してい
る。図5、6において、感光体ドラム31の近傍に設け
られた現像装置の本体32には第1実施例と同様の部材
と共に現像ローラ33が設けられており、この現像ロー
ラ33はスリット34a、34bに摺動自在に設けられ
、ばね部材35a、35bによって感光体ドラム31側
に付勢された軸受36a、36bを介して本体32に回
転自在に支持されている。このローラ33の両端部には
スペーサコロ37a、37bが固着されており、このス
ペーサコロ37a、37bはばね部材35a、35bに
付勢されて感光体ドラム31に当接している。このため
、現像ローラ33はスペーサコロ37a、37bを介し
て感光体ドラム31に近接(非接触)している。また、
現像ローラ33の一端側には第1ギヤとしての第1従動
ギヤ38a及び第2ギヤとしての第2従動ギヤ38bが
取付けられており、第1従動ギヤ38aには本体32に
固定された第3ギヤとしての駆動ギヤ39が噛合してい
る。
【0020】また、第2従動ギヤ38bには本体32に
固定された第4ギヤとしてのアイドラギヤ40が噛合し
ており、このアイドラギヤ40は図示せぬ補給ローラに
取付けられたギヤに噛合している。また、第1、2従動
ギヤ38a、38bの中心と駆動ギヤ39の中心とを結
ぶ線d及び第1、2従動ギヤ37、38の中心部とアイ
ドラギヤ40の中心部を結ぶ線eの成す角をθとし、各
ギヤ38a、38b、39、40の圧力角をαとしたと
き、θ≒2αとなるように設定されていると共に、アイ
ドラギヤ40が第1、2従動ギヤ38a、38bの回転
方向をfとしたときに駆動ギヤ39よりも第1、2ギヤ
38a、38bの回転方向fに対して下流側に位置する
ように設定されている。このため、本実施例にあっても
、現像ローラ33が回転する際に各ギヤの接触点、即ち
ピッチ点で発生する駆動力F1、−F2を互いに打ち消
しあうことができる。このため、ばね部材35a、35
bによる押圧力のバランスを崩すのを防止して、現像ロ
ーラ33を安定して感光体ドラム31に接触させること
ができ、第1実施例と同様の効果を得ることができる。 なお図6では各ギヤをそれぞれピッチ円で示している。 また、本実施例では、第1、2従動ギヤ38a、38b
を現像ローラ33の一端側に取付けているため、現像ロ
ーラ33がスラスト方向で回転するようなモーメントを
受けることがない。即ち、図7に示すように第1、2従
動ギヤ38a、38bを現像ローラ33の両端部に取付
け、第1従動ギヤ38aに駆動ギヤ39を噛合すると、
それぞれのギヤの噛合位置で発生する駆動力F1、−F
2によって現像ローラ33がスラスト方向で回転するよ
うなモーメントMを受けてしまうからである。従って、
第1、2従動ギヤ38a、38bを現像ローラ33の一
端側に取付けることにより、現像ローラ33がスラスト
方向で回転するようなモーメントMを受けるを防止する
事ができる。なお、図5ないし図7において、βは現像
ローラ33の可動方向とX1と駆動力F1、−F2との
なす角である。また第1従動ギヤ38aと第2従動ギヤ
38bの圧力角が異なっても、θを両圧力角の和にほぼ
等しいものとすれば、ギヤの圧力角の大きさにはそれほ
ど大きな差はないので、各ギヤの接触点で発生する駆動
力とその反力を互いに打ち消し合うようにすることがで
きる。
【00021】図8及び図9は本発明に係る回転体の駆
動装置の第3実施例を示す図である。図8において、感
光体ドラム41の近傍には、現像装置42が設けられて
おり、この現像装置42は複写機本体(図示略)に脱着
自在に取付けられている。この現像装置42の本体43
にはトナーTが収納されていると共に、第1回転体とし
ての現像ローラ44と、現像ローラ44に対して当接、
離隔可能に設けられローラ44上のトナーTの除去及び
除電を行なう第2回転体としてのクリーニングローラ4
5と、スクレッパーブレード46と、アジテータ47と
、補給ローラ48と、及び補給ローラ48から現像ロー
ラ44に補給されたトナーTを均一にする薄層ローラ4
9、が備えられている。クリーニングローラ45は本体
43に形成されたスリットに摺動自在に嵌合された軸受
51に回転自在に支持されており、この軸受51を現像
ローラ44に向かって付勢する押圧部材としてのばね部
材52によって現像ローラ44に当接するように所定の
押圧力で付勢されている。このため、クリーニングロー
ラ45は現像ローラ44の軸線方向と略直角方向に移動
可能になっている。また、薄層ローラ49も本体43に
形成されたスリット55に摺動自在に嵌合された軸受5
4に回転自在に支持されており、この軸受54を現像ロ
ーラ44に向かって付勢するばね部材55によって現像
ローラ55に当接するように所定の押圧力で付勢されて
いる。
【00022】図9に示すように、クリーニングローラ
45の一端部には第1ギヤとしての従動ギヤ56が回転
自在に支持されており、この従動ギヤ56は第2ギヤと
しての駆動ギヤ57に噛合している。この駆動ギヤ57
は現像ローラ44の一端部に取付けられており、図示せ
ぬモータ等によって駆動される。また、従動ギヤ56は
補給ローラ48の一端部に取付けられ、補給ローラ48
と共に回転自在に本体43に支持された第3ギヤとして
の補給ローラギヤ58に噛合しており、補給ローラギヤ
58は本体43に回転自在に支持されたアイドラギヤ5
9に噛合している。またアイドラギヤ59は薄層ローラ
49の一端部に取付けられたアジテータギヤ61にそれ
ぞれ噛合している。一方、従動ギヤ56の中心部と駆動
ギヤ57の中心部とを結ぶ線g及び従動ギヤ56の中心
部と補給ローラギヤ58の中心部を結ぶhのなす角をθ
とし、角ギヤ56〜58の圧力角をαとしたとき、θ≒
2αになるように設定すると共に、補給ローラギヤ58
が従動ギヤ57よりも従動ギヤ56の回転方向iに対し
て下流側に位置するように設定されている。
【00023】本実施例では、駆動ギヤ57を駆動する
と、この駆動力が従動ギヤ57、補給ローラギヤ58、
アイドラギヤ59を介して薄層ローラギヤ60及びアジ
テータギヤ61に同時に伝達される。このとき、上記の
ように従動ギヤ56、駆動ギヤ57及び補給ローラギヤ
58に作用する駆動力F1と従動ギヤ56に作用する駆
動力の反力−F2とを互いに打ち消しあうことができ第
1実施例と同様の効果を得ることができる。また、薄層
ローラギヤ60に対するアイドラギヤ59の取付け位置
を、薄層ローラギヤ60の可動方向X2に対してアイド
ラギヤ59から加わる駆動力が垂直方向になるような位
置に設定すれば、薄層ローラギヤ60に加わる駆動力に
よって現像ローラ44に対するクリーニングローラ45
の接触状態のバランスがくずれるのを防止する事ができ
る。このように、可動するギヤ(従動ギヤ56)に他の
ギヤ(補給ローラギヤ58)を噛合し、可動ギヤから他
のギヤに駆動力を伝達するときには、各ギヤを上述した
ように設定(θ≒2α等)し、この可動ギヤから駆動力
が伝達される経路の最後に位置が可動なギヤ(薄層ロー
ラギヤ60)を噛合する場合には、上述したように最後
の可動ギヤに噛合するギヤ(アイドラギヤ)を可動ギヤ
の可動方向と垂直な方向に駆動力が伝達するように噛合
すれば、最後に可動ギヤに取付けられたローラから他の
ローラ(現像ローラ44)への押圧力のバランスがくず
れるのを防止する事ができ、ギヤの配列の自由度をさら
に大きくすることができる。
【00024】なお、本実施例では、クリーニングロー
ラ45に取付けられた従動ギヤ56とこれに噛合する駆
動ギヤ57等の位置関係を設定しているが、これに限ら
ず、薄層ローラ49に取付けられた薄層ローラギヤ60
とこれに噛合するギヤの位置に本発明を適用しても良い
ことは勿論である。
【00025】図10及び図11は本発明に係る回転体
の駆動装置の第4実施例を示す図である。図10及び図
11において、第1回転体として固定位置に配設される
感光体ドラムは図示を省略してあるが、その感光体ドラ
ムの近傍には現像装置70が配設されている。現像装置
70は、図示せぬ複写機本体に脱着自在に取付けられた
本体71を有しており、この本体71内には先の各実施
例と同様の部材と共に第2回転体としての現像ローラ7
2と、ウレタン発泡体等から構成されトナーを現像ロー
ラ72に補給する補給ローラ73が備えられている。ま
た詳細な図示は省略するが先の実施例と同様に、現像ロ
ーラ72は軸受74を介して支持されることにより感光
体ドラムの軸線(長手方向)に対して略直角方向に移動
し、感光体ドラムと接触、離隔可能になっている。
【0026】現像ローラ72の軸の一端部には第1ギヤ
としての従動入力ギヤ75が、他端部には第2ギヤとし
ての従動出力ギヤ76がそれぞれ取付けられており、従
動入力ギヤ75には第3ギヤとしての駆動ギヤ77が噛
合している。また従動出力ギヤ76には本体71に回転
自在に支持された第4ギヤとしてのアイドラギヤ78が
噛合しており、このアイドラギヤ78は同じく本体71
に取付けた第2、第3のアイドラギヤ79、80を介し
て補給ローラ73の一端部に取付けられた補給ローラ駆
動ギヤ81に噛合している。なお図11でも各ギヤをそ
れぞれピッチ円で示している。また駆動ギヤ77の中心
と従動入力ギヤ75の中心を結ぶ線kと、従動入力ギヤ
75の中心とアイドラギヤ78の中心を結ぶ線mとのな
す角θを各ギヤの圧力角αに対し、θ≒180°−2α
という関係として設定してあり、従動ギヤ75の回転方
向を矢印cとしたときにアイドラギヤ78が駆動ギヤ7
7よりも従動入力ギヤ75の回転方向cに対して上流側
に位置するように設定されている。このようにすると現
像ローラ72が、回転する際に各ギヤの接触点で発生す
る駆動力F1、F2及びその反力−F1、−F2がほぼ
互いに打ち消し合う方向となり、現像ローラ72の長手
方向における感光体への押し圧力のバランスが駆動力に
よって崩れることがなくなる。また、先の各実施例と同
様に現像ローラ72が可動であり、その可動方向に対し
ては何らの規制もなく、駆動ギヤ77を現像装置70の
真下に配置しているので、現像装置70の取り外し方向
を真上にする事ができる。
【00027】なお従動入力ギヤ75と従動出力ギヤ7
6に圧力角が異なるギヤを使用した場合、図12に示す
ように駆動ギヤ77と従動入力ギヤの圧力角α1、従動
出力ギヤ76とアイドラギヤ78の圧力角をα2とする
とき、上述の駆動ギヤ77の中心と従動入力ギヤ75の
中心を結ぶ線kと、従動入力ギヤ75の中心とアイドラ
ギヤ78の中心を結ぶ線とのなす角θを、θ≒180°
−(α1+α2)となるように設定し、かつアイドラギ
ヤ78を駆動ギヤ77よりも従動入力ギヤ75のの回転
方向cの上流側に位置するように設定する。このように
しても図10、図11の実施例と同様の効果を得られる
【00028】図13は本発明の第6実施例を示す図で
ある。先にも述べたように、接触方式の現像装置におい
ては、弾性部材である現像ローラが回転していないとき
に強い力で感光体に接触していると、その部分がクリー
プを起こしてしまう。そこで本実施例では、可動に支持
された弾性体の現像ローラ80を感光体ドラム81に対
して引き離す方向に力を加えるばね部材82を設けてあ
る。そして駆動時に従動入力ギヤ83が駆動ギヤ84に
より受ける駆動力F1と従動出力ギヤ85がアイドラギ
ヤ86により受ける反力−F2とが、それぞれ現像ロー
ラ80を感光体ドラム81に押しつける方向に働くよう
に設定してある。勿論このとき、各ギヤの配置は図10
、図11の実施例と同様にθ≒180°−2αの関係を
有するようになっているので、現像ローラ80は、両端
においてバランス良く感光体ドラム81側へ駆動力を受
ける。
【00029】さらに、従動入力ギヤ83が駆動ギヤ8
4により受ける駆動力F1と従動出力ギヤ85がアイド
ラギヤ86により受ける反力−F2の可動方向への成分
F(図示の例ではF1、−F2とも現像ローラ80の可
動方向に沿うので、F=F1+(−F2)が成立する。 )と、現像ローラ80を感光体ドラム81から引き離す
方向に加わるばね部材82の付勢力の可動方向への成分
Pとの間にF−P>0の関係があるように設定している
。このようにすると、非駆動時には感光体ドラム81と
現像ローラ80とが弱い力で接触するかもしくは非接触
の状態となるが、駆動時にはばね部材82の付勢力Pを
上回る駆動力Fを現像ローラ80が受けることによって
感光体ドラム81と現像ローラ80とは安定した接触状
態になる。その他の構成、作用は図10、11の実施例
と同様につき説明を省略する。
【00030】図14は本発明の第7実施例を示す図で
ある。既に述べたように、スペーサコロにて現像ローラ
を感光体ドラムから離隔して位置決めをする非接触方式
の現像装置においては、スペーサコロが回転していると
きに現像ローラが強い力で感光体に接触していると、駆
動トルクが増したり、接触部が磨耗したりするという不
具合が生じる。そこで本実施例では、可動に支持されて
その両端にスペーサコロ90を有する現像ローラ91を
、感光体ドラム92に対して押し付ける方向に力を加え
るばね部材93を有し、現像ローラ91の回転駆動時に
は、現像ローラ91を感光体ドラム92から離す方向に
駆動力F1、−F2が働くように従動入力ギヤ94、従
動出力ギヤ95、駆動ギヤ96、アイドラギヤ97の配
置を設定してある。なお図ではスペーサコロ90は片側
のみ示している。この例においても、各ギヤの配置は図
10、図11の例と同様にθ≒180°−2αの関係を
有するようになっているので、現像ローラ90は、両端
においてバランスよく感光体ドラム92側へ駆動力を受
ける。
【00031】さらに図13の実施例と同様に、従動入
力ギヤ94が駆動ギヤ96により受ける駆動力F1と従
動出力ギヤ95がアイドラギヤ97により受ける反力−
F2の可動方向への成分Fと、現像ローラ91を感光体
ドラム92から引き離す方向に加わるばね部材93の付
勢力の可動方向への成分Pとの間にP−F>0の関係が
あるように設定している。このようにすると、駆動時に
スペーサコロ90や感光体ドラム92が受ける力は、非
駆動時に比べ弱いものとなる上に、感光体ドラム92と
現像ローラ91の間の隙間は安定したものとなる。
【00032】
【発明の効果】請求項1の回転体の駆動装置は、第1ギ
ヤの中心部と第2ギヤの中心部とを結ぶ線及び第1ギヤ
の中心部と第3ギヤの中心部とを結ぶ線のなす各をθと
し、各ギヤの圧力角をαとしたとき、θ≒2αになるよ
うにすると共に、第3ギヤが、第2ギヤよりも第1ギヤ
の回転方向に対して下流側に位置するようにしたので、
第2回転体を第1回転体に均一に接触させることができ
るという効果がある。また、第2回転体と第2ギヤの位
置関係の制約を受けずに第2回転体を第1回転体に接触
させることができるため、駆動装置を本体から取り外す
際に駆動ギヤ(第2ギヤ)の位置を考慮する必要がなく
なり、駆動装置を本体から容易に取り外すことができ、
駆動装置の交換性を向上させることができるという効果
がある。また、第2ギヤから第1ギヤ、さらに第3ギヤ
に駆動力を伝達する事ができるため、各ギヤの配置の設
計の自由度を向上させることができるという効果もある
【00033】請求項2の回転体の駆動装置は、第1及
び第2ギヤを第2回転体の片側に配設し、第1、2ギヤ
の中心部と第3ギヤの中心部とを結ぶ線及び第1、2ギ
ヤの中心部と第4ギヤの中心部を結ぶ線のなす角をθと
し、各ギヤの圧力角をαとしたとき、θ≒2αになるよ
うにすると共に第4ギヤが、第3ギヤよりも第1、2ギ
ヤの回転方向に対して下流側に位置するようにしたので
、第2回転体を第1回転体に均一に接触させることがで
きるという効果がある。また、第2回転体と第3ギヤの
位置関係の制約を受けずに第2回転体を第1回転体に接
触させることができるため、駆動装置を取り外す際に駆
動ギヤ(第3ギヤ)の位置を考慮する必要がなくなり、
駆動装置を本体から容易に取り外すことができ、駆動装
置の交換性を向上させることができるという効果もある
【00034】請求項3の回転体の駆動装置は、第2回
転体を第1回転体に向かって押圧する押圧部材を設けた
ので、第2回転体と第1回転体に振れがあってもその振
れを容易に吸収する事ができ、第2回転体を第1回転体
に安定して接触させることができるという効果がある。
【00035】請求項4の回転体の駆動装置は、第2回
転体の両端側に第1ギヤ及び第2ギヤを設け、第1ギヤ
の中心部と第1ギヤに駆動力を伝達する第3ギヤの中心
部とを結ぶ線及び第2ギヤの中心部と第2ギヤから駆動
力を伝達される第4ギヤの中心部を結ぶ線のなす角をθ
とし、第1ギヤと第3ギヤの圧力角をα1、第2ギヤと
第4ギヤの圧力角をα2としたとき、θ≒180°−(
α1+α2)となるようにすると共に、第4ギヤが第2
ギヤよりも第2ギヤの回転方向に対して上流側に位置す
るようにしたので、各ギヤの噛み合いにより発生する駆
動力の方向を揃えることができるようになり、第2回転
体を第1回転体に均一に接触させもしくは第1回転体か
ら第2回転体を均一に離隔させておくことができるとい
う効果がある。また、各ギヤの配置の設計の自由度も向
上し、ユニット交換性も高め得るという共通の効果もあ
る。
【00036】請求項5の回転体の駆動装置は上記共通
の効果に加え、第2回転体を第1回転体と反対方向に押
圧する付勢部材を設け、前記第1ギヤに第3ギヤにより
伝達される駆動力と第2ギヤから第4ギヤに伝達される
駆動力の反力との合成力が第1回転体方向へ向き、該合
成力の第2回転体の可動方向での成分Fと前記付勢部材
の押圧力の可動方向への成分PとがF−P>0となるよ
うに設定したので、特に第1回転体と第2回転体とが常
に接触する方式の装置において、非駆動時には第1回転
体と第2回転体が弱い力で接触もしくは非接触の状態に
保持しかつ駆動時には安定した接触状態になるように簡
単な機構で実現でき、第2回転体が弾性材である場合の
クリープ現象発生を防止できるようになるという効果が
ある。
【00037】請求項6の回転体の駆動装置は上記共通
の効果に加え、第2回転体を第1回転体方向に押圧する
付勢部材を設け、前記第1ギヤに第3ギヤにより伝達さ
れる駆動力と第2ギヤから第4ギヤに伝達される駆動力
の反力との合成力が第1回転体と反対方向へ向き、該合
成力の第2回転体の可動方向での成分Fと前記付勢部材
の押圧力の可動方向への成分PとがP−F>0となるよ
うに設定したので、特に第1回転体と第2回転体とがス
ペーサ部材により接触しない非接触方式の装置において
、駆動時におけるスペーサ部材と第1回転体の接触圧を
小さくかつ安定した接触状態に保てるようにでき、スペ
ーサ部材や第1回転体の磨耗低減を図れるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係る回転体の駆動装置の第1実
施例の概略構成図である。
【図2】図2は図1の実施例の軸受及び押圧部材の構成
を示す斜視図である。
【図3】図3は図1の実施例のギヤの配列状態を示す概
念図である。
【図4】図4は図1の実施例の現像ローラの他の態様を
示す概略構成図である。
【図5】図5は本発明に係る回転体の駆動装置の第2実
施例を示す要部上面図である。
【図6】図6は図5の実施例のギヤの配列状態を示す概
念図である。
【図7】図7は現像ローラの両端部に第2ギヤを取付け
た状態を示す図5の実施例の変形例の要部上面図である
【図8】図8は本発明に係る回転体の駆動装置の第3実
施例を示す現像装置の側面断面図である。
【図9】図9図は図8の実施例のギヤの配列状態を示す
概念図である。
【図10】図10は本発明に係る回転体の駆動装置の第
4実施例を示す斜視図である。
【図11】図11は図10の実施例のギヤの配列状態を
示す概念図である。
【図12】図12は本発明に係る回転体の駆動装置の第
5実施例のギヤの配列状態を示す概念図である。
【図13】図13は本発明に係る回転体の駆動装置の第
6実施例のギヤの配列状態を示す概念図である。
【図14】図14は本発明に係る回転体の駆動装置の第
7実施例のギヤの配列状態を示す概念図である。
【図15】図15は従来の回転体の駆動装置を示す構成
図である。
【図16】図16は図15の装置の上面図である。
【図17】図17は駆動ギヤから従動ギヤに作用する駆
動力を示す概念図である。
【図18】図18は従動ギヤと駆動ギヤの配列位置が異
なる従来例の構成図である。
【図19】図19は従動ギヤと駆動ギヤの配列位置が異
なる他の従来例の構成図である。
【符号の説明】
11、31、81、92  感光体ドラム(第1回転体
)15、33、80、91  現像ローラ(第2回転体
)20、35a、35b、52  ばね部材(押圧部材
)、21、56  従動ギヤ(第1ギヤ) 22、57  駆動ギヤ(第2ギヤ) 23  アイドラギヤ(第3ギヤ) 38a  従動ギヤ(第1ギヤ) 38b  従動ギヤ(第2ギヤ) 39  駆動ギヤ(第3ギヤ) 40  アイドラギヤ(第4ギヤ) 44  現像ローラ(第2回転体) 45  クリーニングローラ(第2回転体)58  補
給ローラギヤ(第3ギヤ) 70  現像装置 72  現像ローラ(第2回転体) 75、83、94  従動入力ギヤ(第1ギヤ)76、
85、95  従動出力ギヤ(第2ギヤ)77、84、
96  駆動ギヤ(第3ギヤ)78、86、97  ア
イドラギヤ(第4ギヤ)82、93  ばね部材(付勢
部材)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  固定位置に回転自在に支持された第1
    回転体の軸線方向に対して略直角方向に移動し、第1回
    転体に当接、離隔又は近接、離隔可能な第2回転体と、
    該第2回転体に嵌合し第2回転体と一体的に回転する第
    1ギヤと、固定位置に回転自在に支持され第1ギヤに噛
    合して第1ギヤに駆動力を伝達する第2ギヤと、固定位
    置に回転自在に支持され第1ギヤに噛合して第1ギヤか
    ら駆動力を伝達される第3ギヤとを備えた回転体の駆動
    装置において、前記第1ギヤの中心部と第2ギヤの中心
    部とを結ぶ線及び第1ギヤの中心部と第3ギヤの中心部
    を結ぶ線のなす角をθとし、各ギヤの圧力角をαとした
    とき、θ≒2αとなるようにすると共に、第3ギヤが第
    2ギヤよりも第1ギヤの回転方向に対して下流側に位置
    するようにしたことを特徴とする回転体の駆動装置。
  2. 【請求項2】  固定位置に回転自在に支持された第1
    回転体の軸線方向に対して略直角方向に移動し、第1回
    転体に当接、離隔又は近接、離隔可能な第2回転体と、
    該第2回転体に嵌合し第2回転体と一体的に回転する第
    1ギヤ及び第2ギヤと、固定位置に回転自在に支持され
    第1ギヤに噛合して第1ギヤに駆動力を伝達する第3ギ
    ヤと、固定位置に回転自在に支持され第2ギヤに噛合し
    て第2ギヤから駆動力が伝達される第4ギヤとを備えた
    回転体の駆動装置において、前記第1及び第2ギヤを第
    2回転体の片側に配設し、第1、2ギヤの中心部と第3
    ギヤの中心部とを結ぶ線および第1、2ギヤの中心部と
    第4ギヤの中心部を結ぶ線の成す角をθとし、各ギヤの
    圧力角をαとしたとき、θ≒2αとなるようにすると共
    に、第4ギヤが第3ギヤよりも第1、2ギヤの回転方向
    に対して下流側に位置するようにしたことを特徴とする
    回転体駆動装置。
  3. 【請求項3】  前記第2回転体を第1回転体に向かっ
    て押圧する付勢部材を設けたことを特徴とする請求項1
    または2に記載の回転体の駆動装置。
  4. 【請求項4】  固定位置に回転自在に支持された第1
    回転体の軸線方向に対して略直角方向に移動し、第1回
    転体に当接、離隔又は近接、離隔可能な第2回転体と、
    該第2回転体の両端側に嵌合し各々第2回転体と一体的
    に回転する第1ギヤ及び第2ギヤと、固定位置に回転自
    在に支持され第1ギヤに噛合して第1ギヤに駆動力を伝
    達する第3ギヤと、固定位置に回転自在に支持され第2
    ギヤに噛合して第2ギヤから駆動力を伝達される第4ギ
    ヤとを備えた回転体の駆動装置において、前記第1ギヤ
    の中心部と第3ギヤの中心部とを結ぶ線及び第1ギヤの
    中心部と第3ギヤの中心部を結ぶ線のなす角をθとし、
    第1ギヤと第3ギヤの圧力角をα1、第2ギヤと第4ギ
    ヤの圧力角をα2としたとき、θ≒180°−(α1+
    α2)となるようにすると共に、第4ギヤが第2ギヤよ
    りも第2ギヤの回転方向に対して上流側に位置するよう
    にしたことを特徴とする回転体の駆動装置。
  5. 【請求項5】  前記第2回転体を第1回転体と反対方
    向に押圧する付勢部材を設け、前記第1ギヤに第3ギヤ
    により伝達される駆動力と第4ギヤに第2ギヤにより伝
    達される駆動力の反力との合成力が第1回転体方向へ向
    き、該合成力の第2回転体の可動方向での成分Fと前記
    付勢部材の押圧力の可動方向への成分PとがF−P>0
    となるように設定したことを特徴とする請求項4の回転
    体の駆動装置。
  6. 【請求項6】  前記第2回転体を第1回転体方向に押
    圧する付勢部材を設け、前記第1ギヤに第3ギヤにより
    伝達される駆動力と第4ギヤに第2ギヤにより伝達され
    る駆動力の反力との合成力が第1回転体と反対方向へ向
    き、該合成力の第2回転体の可動方向での成分Fと前記
    付勢部材の押圧力の可動方向への成分PとがP−F>0
    となるように設定したことを特徴とする請求項4の回転
    体の駆動装置。
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