JPH04219536A - 振動減衰装置 - Google Patents

振動減衰装置

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JPH04219536A
JPH04219536A JP3035145A JP3514591A JPH04219536A JP H04219536 A JPH04219536 A JP H04219536A JP 3035145 A JP3035145 A JP 3035145A JP 3514591 A JP3514591 A JP 3514591A JP H04219536 A JPH04219536 A JP H04219536A
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JP
Japan
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piston
vibration damping
throttle passage
connecting member
flexible membrane
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Application number
JP3035145A
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Inventor
Satoshi Kawamata
川真田 智
Isao Watanabe
功 渡辺
Kiyoshi Ono
清 大野
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F9/00Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium
    • F16F9/10Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium using liquid only; using a fluid of which the nature is immaterial
    • F16F9/103Devices with one or more members moving linearly to and fro in chambers, any throttling effect being immaterial, i.e. damping by viscous shear effect only
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F9/00Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium
    • F16F9/32Details
    • F16F9/53Means for adjusting damping characteristics by varying fluid viscosity, e.g. electromagnetically
    • F16F9/532Electrorheological [ER] fluid dampers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F2230/00Purpose; Design features
    • F16F2230/10Enclosure elements, e.g. for protection

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
  • Vehicle Body Suspensions (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車用サスペンシ
ョンその他に適用されて高い振動減衰機能を発揮するこ
とができる振動減衰装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車用サスペンションに適用されて振
動減衰機能を発揮する従来装置としては、たとえば、周
知のショックアブソーバに個有の問題を解決すべく、出
願人が先に特願平1−217204号に開示したものが
ある。 これは、第9図に、縦断面図で示すように、二本の筒状
可撓膜体111, 112の各一端部を、全体としてほ
ぼ筒状をなす絞り通路構成部材113 のそれぞれの端
部分にたとえば液密に連結するとともに、それらの可撓
膜体111,112の他端部を、それぞれの面板114
, 115に、これもたとえば液密に連結することによ
って、両可撓膜体111, 112の折り返し部111
a, 112aが相互に向き合って位置する一の密閉室
116 を形成し、この密閉室116 の内側で、両面
板114, 115を棒状の剛性部材117 によって
相互連結し、そして、その密閉室116にたとえば水1
18 を封入して、その水118 で、両可撓膜体11
1, 112の内側、および絞り通路構成部材113 
のほぼ全長にわたって形成した絞り通路119 のそれ
ぞれを満たし、さらに、面板114および絞り通路構成
部材113のそれぞれに取付部材121, 122を設
けたものであり、このような振動減衰装置は、たとえば
、面板114 に設けた雄ねじ状の取付部材121 を
、自動車の車体フレームにゴムブッシュを介して連結す
るとともに、絞り通路構成部材113 の外向フランジ
に設けたカップ状取付部材122 を、自動車のロアー
アームに、アイフック122aによって連結することに
より使用に供することができる。
【0003】かかる装置では、面板側もしくは絞り通路
構成部材側のいずれかの側への振動の入力に対しては、
水118 の、絞り通路119 を通る流動の下で、面
板114, 115と、絞り通路構成部材113 とを
相対変位させることによって、振動を有効に減衰できる
としており、その入力振動が高周波微振動である場合に
は、筒状可撓膜体111, 112の変形によって、そ
れらの内側の体積変化を吸収することにより、その高周
波微振動を有効に絶縁できるとしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来装置によって、大きな振動減衰力を発生させるため
には、絞り通路119 の長さが絞り通路構成部材11
3 の長さによって自づと制限を受けることから、その
絞り通路119 の断面積を小さくすることが必要にな
るところ、このことによれば構成部品相互の接触のおそ
れが高くなるという問題があった。
【0005】また、前記従来装置において、密閉室11
6 内へ、水118 に代えて電気粘性流体を封入して
、たとえば、棒状剛性部材117 を正電極とし、そし
て絞り通路構成部材113 を負電極としてそれぞれ機
能させ、電場の強さによって減衰力の大きさを切換える
ことも提案されており、このようにして用いる場合には
、振動減衰力が不要なときには、それをできるだけ零に
近づけ、逆に、振動減衰力が必要なときには、それをで
きるだけ大きくすることが好ましいところ、大きな振動
減衰力の発生を担保すべく、絞り通路119の長さを長
くし、その通路断面積を小さくすると、電場の不存在下
においてもまた減衰力が大きくなって、実用的ではない
という問題があった。この発明は、これらの問題を十分
に解決したそれぞれの振動減衰装置を提供するものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の振動減
衰装置は、二本の筒状可撓膜体の各一端部をピストンの
それぞれの端部分に液密に連結するとともに、それらの
他端部をそれぞれの面板にこれも液密に連結し、また、
両面板を、絞り通路を設けた連結部材で相互連結して、
両筒状可撓膜体の折返し部が相互に向き合って位置する
一の密閉室を形成し、その密閉室内へ液体を封入すると
ともに、ピストン側および面板側のそれぞれに取付部材
を設けたものであり、ここでより好ましくは、両面板を
相互連結する連結部材を、ピストンに貫通させて配設す
る。
【0007】また、この発明の第2の装置は、とくには
、両面板を、複数本の絞り通路を設けた連結部材で相互
連結するとともに、密閉室内に電気粘性流体を封入し、
さらに、各絞り通路のそれぞれの対向隔壁に、極性の異
なる電極をそれぞれ設けたものである。
【0008】そして、この発明のさらに他の装置は、と
くに、二本の筒状可撓膜体の各一端部を液密に連結した
ピストンに複数本の絞り通路を設け、密閉室の内側もく
しは外側で、両面板を連結部材で相互連結するとともに
、密閉室内に電気粘性流体を封入し、さらに、各絞り通
路のそれぞれの対向隔壁に、極性の異なる電極をそれぞ
れ設けたものである。
【0009】
【作用】この発明の第1の装置では、両面板を、絞り通
路を設けた連結部材で相互連結し、その絞り通路を通る
液体の流動によって振動減衰力を発生させることにより
、絞り通路の長さを従来技術のそれより長くすることが
できるとともに、絞り通路断面積を十分に小ならしめて
もなお、部品相互の接触のおそれを完全に除去すること
ができ、常にすぐれた振動減衰機能を発揮することがで
きる。ここで、装置の、車両その他への取付状態で、た
とえば面板側へ振動が伝達された場合において、それが
高周波微振動であるときには、筒状可撓膜体に個有の変
形、より好ましくは弾性変形によって、それぞれの可撓
膜体の内側のわずかな体積変化を、小さな変形抵抗の下
で十分に吸収することができるので、その高周波微振動
を、ピストンに対して有効に絶縁することができる。
【0010】この一方において、伝達振動が比較的振幅
の大きいものであるときは、両面板の相互連結をもたら
す連結部材を、密閉室の内外側のいずれに配設した場合
であっても、その連結部材を、ピストンに対する小さな
変位抵抗の下で、十分円滑に、かつ有効に相対変位させ
ることができ、連結部材のかかる相対変位によれば、一
方の可撓膜内圧が低減され、他方の可撓膜内圧が、前記
低減分に相当するだけ増加されることになるので、封入
液体が絞り通路を経て高圧側から低圧側へ流動し、この
結果として、起振力の大小にかかわらず、振動の常にす
ぐれた減衰がもたらされる。
【0011】またここでは、両筒状可撓膜体の折返し部
を、相互に向き合わせて位置させていることから、それ
らの折返し部の相互を遠く離隔させて位置させる場合(
たとえば特開昭60−81529 号公報に開示されて
いるような構成とした場合) に比し、長い絞り通路の
作用下で、ピストンと連結部材との許容相対変位量を十
分大ならしめることができ、これがため、一層高い振動
減衰機能の発揮を担保することができる。
【0012】また、第2の装置では、封入液体を電気粘
性流体とし、それを、連結部材に設けた複数本の絞り通
路に流動可能ならしめることにより、各絞り通路の長さ
が従来技術のそれより長くなっても、絞り通路の総断面
積が従来技術のそれよりはるかに大きくなるので、電場
が存在しない場合には、電気粘性流体を絞り通路に、小
さな流動抵抗の下で、円滑に流動させることができ、そ
れ故に、振動減衰力を著しく小ならしめることができる
【0013】これに対し、各絞り通路のそれぞれの対向
隔壁に設けた電極の作用に基づき、絞り通路に電場が存
在する場合には、各絞り通路の全長にわたって、電気粘
性流体の粘度が電場の強さに応じて高められるので、そ
れぞれの絞り通路で、絞り通路総長さを長くした場合と
同様、所要に応じた大きさの振動減衰力をもたらすこと
ができ、その減衰力を十分大ならしめることができる。
【0014】そしてさらに、ピストンに複数本の絞り通
路を設ける第3の装置では、各通路の長さが、第2の装
置に比して短かくなることに加え、通路断面積が、従来
装置に比して大きくなるので、電場が存在しない場合の
振動減衰力を、第2の装置のそれよりも一層小さくする
ことができる一方、電場の存在時には、各絞り通路によ
って電気粘性流体の粘度を所要に応じて高めることによ
り、これもまた、絞り通路の総長さを長くしたと同様、
振動減衰力を十分に高めることができる。
【0015】
【実施例】以下にこの発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1は、この発明に係る第1の装置の実施例を
示す縦および横断面図であり、図中1,2はそれぞれの
筒状可撓膜体を、3は、これらの可撓膜体1,2の各一
端部を液密に連結したピストンをそれぞれ示す。ここで
は、それぞれの筒状可撓膜体1,2の他端部を、従来例
で述べたと同様に、それぞれの面板4,5に液密に連結
するとともに、それらの両面板4,5を、所要の断面積
の絞り通路6を設けた連結部材7で相互連結して、両可
撓膜体1,2の折返し部が相互に向き合って位置する一
の密閉室8を形成し、その密閉室内に水、不凍液などと
することができる液体9を封入したところにおいて、ピ
ストン3の外側に、外向フランジを介してカップ状の取
付部材10を、そして一方の面板4に取付部材11をそ
れぞれ設ける。ここで、ピストン3に設けたカップ状取
付部材10は、その底部外側にアイフック10a を有
しており、他方の取付部材11は、連結部材7に一体的
に形成した雄ねじ部からなる。
【0016】このような振動減衰装置において、連結部
材7は、それを密閉室8の外側に配設することも可能で
あるが、装置の小型化のためには、図に示すように、ピ
ストン3に貫通させて密閉室8の内側に配設することが
好ましく、この場合には、ピストン3の上下の端部分に
取付けたそれぞれのガイド部材12によって、連結部材
7の、ピストン3に対する摺動運動を案内することが、
その運動を円滑ならしめ、また、連結部材7のピストン
3への接触を防止する上で好ましい。なおここで、各ガ
イド部材12は、それと連結部材7との間を液密にシー
ルすることが不要であって、それら両者の緊密な嵌合を
回避できることから、小さな力による連結部材7の作動
を可能ならしめることができる。
【0017】ところで、この例では、連結部材内の絞り
通路6を、所要の断面積をもたらすべく円筒形状として
いるが、その形状は、角筒形状、適宜輪郭の柱状形状そ
の他に所要に応じて変更することができ、このようにし
て形成される絞り通路6を、連結部材7の各端部分に設
けた孔13によってそれぞれの可撓膜体1,2の内側に
開口させることにより、それぞれの可撓膜体1の内側に
位置する液体9の、絞り通路6への流通を担保する。
【0018】以上のように構成してなる振動減衰装置に
れば、絞り通路6の長さを従来装置のそれより長くでき
ることに加え、その通路断面積を所要に応じた小ささと
してもなお、部品相互の接触のおそれを完全に取除くこ
とができるので、装置の振動減衰機能を、何の不都合も
なしに、所期した通りに向上させることができ、かかる
装置の、面板側もしくはピストン側への振動の入力に対
しては、それが高周波微振動である場合およびそうでな
い場合のそれぞれにおいて、従来技術とほぼ同様の作用
に基づき、振動を有効に絶縁し、そして極めて効果的に
減衰させることができる。
【0019】なお、図1に示す装置において、水,不凍
液などの液体9に代えて、電気粘性流体を封入すること
もでき、この場合には、図2に示すように、密封室8内
へ電気粘性流体14を封入して、連結部材7のコア部分
の全体を、たとえば正電極15とするとともに、それの
筒状部分の全体を負電極16とし、これらの両電極15
, 16を、それらの間る配設した、合成樹脂製、セラ
ミックス製などの絶縁材料17によって絶縁する。また
、図に示すところでは、負電極16の端面を、通常は金
属材料にて構成されるそれぞれの面板4,5に当接させ
ていることから、正電極15を、絶縁材料17によって
、それらの面板4,5に対してもまた絶縁する。そして
さらにここでは、連結部材7の、面板5への連結部を、
それの、カップ状取付部材10への衝突から保護すべく
、その連結部を、好ましくは弾性体からなるストッパー
18によって包み込む。
【0020】かかる振動減衰装置は、電極間に電場が存
在しないときには、図1について述べたと同様の振動減
衰機能を発揮することができ、また、電極間に電場を発
生させたときには、電気粘性流体14の粘性が、その電
場の強さに応じて高まることから、電場の強さを選択す
ることによって、所期した通りの大きさの振動減衰力を
発揮することができる。
【0021】なお、この装置において、電場の存在下で
の振動減衰力をより一層高めるためには、電極15, 
16への印加電圧を高めること、または、電極間隔を狭
めて電場強度を高めることが考えられるが、とくに後者
の方法によれば、絶縁材料17の、電気粘性流体14と
の接触面にて、放電が生じるそれが高く、また、電気粘
性流体14を封入する際に混入した空気が、上側の絶縁
材料17と電気粘性流体14との間に残留して、そこに
放電をもたらすおそれがあった。
【0022】これがため、とくには、電極間隔を狭める
ことが必要である場合は、図3(a),(b),(c)
 のそれぞれに、上方側の絶縁材料を要部縦断面図をも
って例示するように、絶縁材料17の中央部分が、下方
側へ直線状、曲線状およびステップ状に迫出すようにそ
れを構成することによって、電気粘性流体14と接触す
る絶縁材料表面の、正電極15と負電極16との間の距
離を十分長くして、その絶縁材料表面に沿う放電を有効
に防止し、併せて、負電極16に貫通する孔13の上縁
を、その負電極16への、絶縁材料17の接触縁位置と
同等の位置に、もしくはそれより上方位置に位置させる
ことによって、絞り通路内に入り込んだ空気の、通路外
への円滑なる排出を担保し、これにより、空気層を介し
た放電現象の発生を有利に防止する。以上、上方側の絶
縁材料17について説明したが、下方側の絶縁材料17
をも同様に構成することにより、放電をより効果的に防
止ことができる。なおここで、絶縁材料17の中央部分
の迫出形状を、図示以外の適宜形状のものとし得ること
はもちろんであり、また、絶縁材料17のこのような構
成を、電極間隔が比較的広い装置にも適用し得ることは
もちろんである。
【0023】図4は、この発明に係る第2の装置の実施
例を示す縦断面図であり、この装置は、密閉室8に電気
粘性流体14を封入するとともに、両面板4,5を相互
連結する連結部材7に、複数本、図では二本の絞り通路
6を設け、そして、各絞り通路6の、それぞれの対向隔
壁の全体を、正および負の電極15, 16として機能
させるものである。ここで、一本の連結部材7への二本
の絞り通路6の形成は、たとえば図5に横断面図で示す
ように、正電極15として機能するコア部材の周りに、
負電極16として機能する中間筒を配設し、さらにこの
中間筒を、これもまた正電極15として機能する外筒で
囲繞することにより行うことができ、このようにして形
成された各絞り通路6は、それぞれの筒部材およびコア
部材の輪郭形状に応じて、円筒、四角筒、三角筒、星形
筒形状をなし、中間筒および外筒に設けた孔13によっ
て、そこへの電気粘性流体14の流通を可能ならしめる
。なお、絞り通路6の形状は、所要に応じて図示以外の
多角形筒状、異形筒状その他とすることができ、また、
その本数は、これも所要に応じて適宜に増加させること
ができる。
【0024】このような装置では、各絞り通路6の長さ
のいかんにかかわらず、それぞれの絞り通路6の総断面
積を十分大きくすることができるので、電場が存在しな
いときには、電気粘性流体14を絞り通路に極めて円滑
に流動させることができ、従って、減衰装置へ伝達され
た振動に対する減衰機能を大きく低減することができる
。 これに対し、それぞれの電極15, 16の作用下で、
それぞれの絞り通路6の電場の強さを所定の値とした場
合には、それぞれの絞り通路6は電気粘性流体14の粘
性を所期した通りに高め、これにより、その電気粘性流
体14に、絞り通路6の総長さを長くした如くの大きな
流動抵抗を及ぼすので、極めて高い振動減衰機能を発揮
することができる。
【0025】図6は、以上のような装置における上方側
の絶縁材料17の好適構成例を示す縦断面図であり、図
6(a),(b) に示すところでは、絶縁材料17の
中央部分を、その断面内で、下方側へ、直線状およびス
テップ状にそれぞれ迫出させることによって、正電極1
5と負電極16との間での、絶縁材料17の表面距離を
長くして、絶縁材料17の表面に沿う放電を有効に防止
するものである。加えてここでは、絞り通路内へ入り込
んだ空気の、通路外への円滑なる排出をもたらすべく、
正負のそれぞれの電極15, 16に設けた孔13の上
縁を、絶縁材料17の縁位置もしくはそれより上方に位
置させ、このことによって、空気層を介した放電を十分
に防止する。ところで、絶縁材料17の、上述したよう
な構成は、下方側に位置する絶縁材料17にも適用する
ことがより一層効果的である。そして、また、この例に
おいても、絶縁材料17の迫出形状を所要に応用して種
々に変更することができる。
【0026】図7は、それぞれの絞り通路の他の構成例
を示す断面図であり、これは、一本の連結部材7の内側
に、正および負の電極15, 16として機能する板状
部材を、その連結部材7の軸線方向に延在させてそれぞ
れ交互に配設することによって、横断面内で直線状、ジ
グザグ状およびパルス状をなすそれぞれの四本づつの絞
り通路6を形成したものであり、このうよな絞り通路に
よってもまた、前述した例と同様の作用効果をもたらす
ことができる。なおこの場合には、絞り通路6の形成に
寄与するそれぞれの板状部材を、図7(b) 〜(d)
 に示すように、それらを囲繞する絶縁材料17に固定
することが好ましい。
【0027】図8は、この発明に係る第3の装置の実施
例を示す縦断面図である。この例は、ピストン3に複数
本の絞り通路6を設けるとともに、両面板4,5を、密
閉室8の外側に配設した連結部材7によって相互連結し
たものであり、その連結部材7は全体として矩形枠状を
なし、そこに設けた取付部材11は、図4,7に示すも
のと同様のアイフックからなる。また、この例の他の取
付部材10は、ピストン3の直径方向に対抗する位置か
ら突出させたアームに取付けられて、全体としてほぼ倒
立U字状をなすフレーム10b と、このフレーム10
b に設けたアイフック10a とからなる。ここで、
この例に示すそれぞれの絞り通路6もまた、図5,7の
それぞれに横断面図で示すように形成できることはもち
ろんであるが、図5に示すような筒状の絞り通路6を構
成する場合には、コア部材および中間筒のそれぞれを、
電気粘性流体14の、各絞り通路6への流動を、ほとん
どもしくは全く妨げることのない絶縁性固定手段をもっ
て外筒に固定し、このことによって、それら両者の、外
筒からの抜け出しを阻止することが必要である。
【0028】ところで、この例における、両面板4,5
の、密閉室内での相互連結は、たとえば、第5,7図に
示すところにおいて、両筒部材に対して軸線方向へ相対
変位可能としたコア部材、または、他の板状部材に対し
て長さ方向へ相対変位可能とした中央板状部材をそれぞ
れの面板4,5に直接的に連結することにより実現する
ことができる。
【0029】かかる装置では、これもまた、各絞り通路
6の対向隔壁を、正および負の電極15, 16として
機能させることにより、電場の存在しないとき、および
所要の強さの電場が存在するときのそれぞれにおいて、
前述したそれぞれの実施例と同様、振動減衰力を極めて
小さくし、また逆に、減動減衰力を十分大きくすること
ができる。
【0030】
【発明の効果】かくして、この発明によれば、電気粘性
流体を用いない装置にあっては、絞り通路の長さを長く
することに加え、その断面積を十分小ならしめることに
より、常にすぐれた振動減衰機能を発揮させることがで
き、電気粘性流体を用いる装置にあっては、電場の存在
しないときには振動減衰力を極めて小ならしめる一方、
電場の強さを所要の値とすることにより、絞り通路の総
長さが大きい場合と同様に、非常に大きな振動減衰力を
発揮させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の装置の実施例を示す縦および横断面図で
ある。
【図2】図1に示す装置への電気粘性流体の適用例を示
す縦断面図である。
【図3】絶縁材料の他の構成例を示す要部断面図である
【図4】第2の装置の実施例を示す縦断面図である。
【図5】絞り通路の構成例を示す横断面図である。
【図6】図2,3に示す装置の、絶縁材料の構成例を示
す断面図である。
【図7】絞り通路の他の例を示す縦および横断面図であ
る。
【図8】第3の装置の実施例を示す縦断面図である。
【図9】従来例を示す縦断面図である。1,2  筒状
可撓膜体 3  ピストン 4,5  面板 6  絞り通路 7  連結部材 8  密閉室 9  液体 10, 11  取付部材 13  孔 14  電気粘性流体 15  正電極     16  負電極。   17  絶縁材料

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  二本の筒状可撓膜体の各一端部をピス
    トンのそれぞれの端部分に液密に連結するとともに、そ
    れらの他端部をそれぞれの面板にこれも液密に連結し、
    また、両面板を、絞り通路を設けた連結部材で相互連結
    して、両筒状可撓膜体の折返し部が相互に向き合って位
    置する一の密閉室を形成し、その密閉室内へ液体を封入
    するとともに、ピストン側および面板側のそれぞれに取
    付部材を設けてなる振動減衰装置。
  2. 【請求項2】  両面板を相互連結する連結部材を、ピ
    ストンに貫通させて配設してなる請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】  二本の筒状可撓膜体の各一端部をピス
    トンのそれぞれの端部分に液密に連結するとともに、そ
    れらの他端部をそれぞれの面板にこれも液密に連結し、
    また、両面板を絞り通路を設けた連結部材で相互連結し
    て一の密閉室を形成し、この密閉室内へ電気粘性流体を
    封入するとともに、各絞り通路のそれぞれの対向隔壁に
    、極性の異なる電極を設け、ピストン側および面板側の
    それぞれに取付部材を設けてなる振動減衰装置。
  4. 【請求項4】  二本の筒状可撓膜体の各一端部を、複
    数本の絞り通路を設けたピストンのそれぞれの端部分に
    液密に連結するとともに、それらの他端部をそれぞれの
    面板にこれも液密に連結して密閉室を形成し、この密閉
    室の内側もくしは外側で、前記両面板を連結部材によっ
    て相互連結し、前記密閉室内へ電気粘性流体を封入する
    とともに、各絞り通路のそれぞれの対向隔壁に、極性の
    異なる電極を設け、ピストン側および面板側のそれぞれ
    に取付部材を設けてなる振動減衰装置。
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