JPH04218941A - 帯電物の中和装置 - Google Patents

帯電物の中和装置

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JPH04218941A
JPH04218941A JP3073908A JP7390891A JPH04218941A JP H04218941 A JPH04218941 A JP H04218941A JP 3073908 A JP3073908 A JP 3073908A JP 7390891 A JP7390891 A JP 7390891A JP H04218941 A JPH04218941 A JP H04218941A
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Tadahiro Omi
忠弘 大見
Hitoshi Inaba
仁 稲葉
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    • H05F3/06Carrying-off electrostatic charges by means of ionising radiation

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  • Power Engineering (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Elimination Of Static Electricity (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、帯電物、例えば半導体
デバイスの製造工程における基体(ウェハ)やそのキャ
リアのように極めて帯電し易く、また、帯電を回避する
必要があるものの帯電電荷を中和させるための装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば半導体デバイスの製造にお
いてはウェハに所定の処理を順次行なうべく、専用通路
を介して、あるいは直接的にーの処理室から他の処理室
への移送等が行なわれることが多い。この場合、ウェハ
については掴持、移動等各種のハンドリングが行なわれ
る機会が多く、特にそのハンドリング時にウェハと接触
する器具等は、ウェハの金属汚染を回避すべく、通常、
フッ素系樹脂や石英等により形成されているので、ウェ
ハはその接触等により当該器具に対する帯電序列の関係
から正に帯電し、かつ、高電位になり易い。
【0003】例えば、フッ素系樹脂から成るピンセット
による掴持時には+500〜+3300[V]、ポリプ
ロピレンから成るスタンド上への載置時には+600〜
+2000[V]、フッ素系樹脂から成るピンセットを
用いての石英プレート上への載置時には+1000〜+
1500[V]、超純水による洗浄時には+500〜+
3300[V]、窒素ガスの吹き付け時には−200〜
−1000[V]、という具合に、ウェハに対する接触
物の帯電序列に応じて正負に帯電する。
【0004】しかしながら、ウェハやそのキャリアが帯
電した場合、ウェハやそのキャリアに静電気力による浮
遊粒子が付着したり、あるいは製造中の半導体デバイス
が静電気放電により破壊したりする。
【0005】図9は、クリーンルーム内でのウェハにお
ける静電気力による浮遊粒子の付着量をウェハの表面電
位に対して示したものであり、ウェハとして5インチウ
ェハを用い、これを導電性のグレーチング床上に絶縁ス
タンドを介して垂直に設置した場合の実験結果を表して
いる。同図において、横軸はウェハ電位を、縦軸は付着
粒子数を示している。ここで、該付着粒子数とは、ウェ
ハの有効面積(5インチウェハの場合69.4[cm2
]) に付着する粒子の数であり、単位体積(キュービ
ックフィート)当り粒径が0.5[μm]以上の粒子が
10個含まれる雰囲気中にウェハを5時間放置したとし
て、前記有効面積に付着する数に換算したものである。
【0006】同図によれば、ウェハを垂直に設置した場
合、重力沈降による堆積がほとんどないので、ウェハ電
位が0〜50[V]と低いときには粒子付着が無くなる
。ただし、ウェハ電位が300〜1800[V]と上昇
するに従い、静電気力の影響により付着粒子数は急激に
増大する。
【0007】図10は、ウェハWに高電圧(1000[
V])を印加し、静電気力による浮遊粒子の付着範囲を
粒子径をパラメータとして示したものである。この場合
、粒子密度は1[g/cm3]に設定している。なお、
同図中、長方形の枠線は0電 位を示しており、該枠線
内の破線で示す線は等電位線を、実線で示す線は電気力
線を示している。
【0008】これによると、粒子の粒径が2[μm]の
ときはウェハに付着する粒子は殆どなく、0.5[μm
]、0.1[μm]と小さくなるに応じて、付着範囲は
急激に広がる。すなわち、浮遊粒子が小さいほど静電気
力の影響を受けてウェハに付着し易いことが理解できる
【0009】ところで、上記のようなウェハあるいはウ
ェハキャリアへの帯電の防止手段としては、第1に、い
わゆるイオナイザを用いる手法、すなわちウェハあるい
はウェハキャリアが置かれる大気雰囲気内でコロナ放電
を発生させ、これにより生じたイオンと帯電電荷とを中
和させる手法、第2に、接地された金属体、あるいは接
地された導電性物質(カーボン、金属等)を混在させて
成る樹脂材料によりウェハをハンドリングして帯電電荷
を放電させる手法、等が知られている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の第1の手法によれば大気中でのコロナ放電を利用し
ているので、発生するイオンのうち、正イオンは水のイ
オン(H2 O)n H+ が主たるものであり、該水
のイオン(H2 O)n H+ は、ウェハ表面で自然
酸化膜の成長を助長させることになる一方、負イオンは
CO3 ̄、NOx ̄、SOx ̄が主たるものであり、こ
れらはいずれも酸化力が強く、前記正イオンの場合と同
様に自然酸化膜形成の要因となる。
【0011】一方、上記従来の第2の方法では、金属あ
るいは導電性材料と直接的に接触するので、これらの粒
子がウェハに付着することとなり暗電流やリーク電流を
生じさせる要因となる。
【0012】本発明は上記従来技術の課題を解決するべ
くなされたものであり、容易に帯電し易いウェハのよう
な帯電物における、自然酸化膜の形成あるいは汚染によ
る暗電流やリーク電流の発生を未然に防止できる中和装
置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
請求項1の発明は、所定の電荷を帯びた帯電物を収納可
能な筺体と、少なくとも前記帯電物に対して非反応性の
ガスを前記筺体内に導入するためのガス導入手段と、前
記筺体内に前記所定の電荷と中和可能なイオンを選択的
に発生させるための中和電荷発生手段とを備えたことを
特徴とする。
【0014】請求項2の発明は、前記中和電荷発生手段
は、筐体内にイオン及び電子を発生させるべく紫外線を
筐体内に投光するための光源から成ることを特徴とする
【0015】請求項3の発明は、前記中和電荷発生手段
は、紫外線を前記筺体内に投光するための光源と、前記
筺体内に設けられ前記紫外線を受けて外部光電効果を生
じさせる光電陰極部材とから成るイオン及び電子発生手
段であることを特徴とする。
【0016】請求項4の発明は、請求項1の発明におい
て、前記中和電荷発生手段は、紫外線を前記筺体内に投
光するための光源と、前記筺体内に設けられ前記紫外線
を受けて外部光電効果を生じさせる光電陰極部材とから
成る第1の中和電荷発生手段、及び前記筺体内でコロナ
放電をさせるための放電装置から成る第2の中和電荷発
生手段とを備えて成り、該第1及び第2の中和電荷発生
手段は選択的に作動可能であることを特徴とする。
【0017】請求項5又は請求項6の発明は、請求項1
乃至は請求項4の発明において、前記非反応性のガスが
、高純度の窒素又は高純度のアルゴンであることを特徴
とする。
【0018】
【作用】例えば各種プロセスを施すべくウェハのような
容易帯電物を移送する場合(例えば前処理室から酸化プ
ロセス室への移送)、該帯電物が配される筺体内に、該
帯電物に対して非反応性のガス(窒素、アルゴン等)を
導入しておき、該帯電物が正に帯電しているときは、中
和電荷発生手段を構成する光源から紫外線を筐体内に投
光して筐体内雰囲気を励起し、そのうちの電子あるいは
負イオンを帯電物の正電荷と中和させる。
【0019】一方、前記移送物が負に帯電した場合は、
前記励起により筺体内で発生した正イオンを帯電物の負
の電荷と中和させる。
【0020】
【実施例】図1は、本発明に係る中和装置のー実施例を
示すものであり、直方体状の筺体1は導体(SUS等)
である6枚のパネル1a〜1fを接合して成り、その上
面パネル1aの中央部には、略四角穴状の開口部1a0
 が形成され、該開口部1a0 上には4枚の導体(S
US等)である三角パネル1Aa〜1Adから成る四角
錐体状の筺体突部1Aが形成されている。なお、前記パ
ネル1b〜1fは接地され、上面パネル1aと他のパネ
ル1b〜1fとの間には絶縁物1mが介在しており、そ
の結果、前記筺体突部1Aは、パネル1b〜1fとは電
気的に絶縁されている。
【0021】前記筺体1の底面パネル1bの中央部上に
は、4本の直立した支持スタンド2a〜2dが設けられ
、該支持スタンド2a〜2dの上部に形成される支持部
には、ウェハ3が載置されるようになっている(図2参
照)。なお、前記支持部に支持されたウェハ3には、帯
電試験用の電圧供給手段を接続するように構成してもよ
い。
【0022】また、前記筺体突部1Aの頂部にはガス導
入管4が連結され、該ガス導入管4はバルブ4aを介し
て図示しないガス供給源に接続されている。ここで、該
ガス供給源からバルブ4B及び流量計4Aを介して供給
されガスは、前記ウェハ3に対して非反応性のガス、す
なわちウェハ3を汚染しない窒素N2 ガス(あるいは
アルゴンArガス等)が選ばれる。
【0023】なお、前記筺体突部1Aには後記イオン発
生の制御用の直流電源15(例えば、−1000[V]
〜+1000[V])が高抵抗16を並列に接続して設
けられている一方、前記側方パネル1b、1dには夫々
バルブ23を有する排気管22が取付けられている。
【0024】さらに、前記筺体突部1Aの相対向する三
角パネル1Aa、1Acの内面側には、円板状の光電陰
極部材5a、5bが夫々取付けられている(図3参照)
一方、前記筺体1の側面パネル1f、1eには、フード
6b、6aが夫々取付けられており、該フード6a、6
bには少なくとも紫外線に対して透明な透過窓7a、7
bが夫々固定されている(図4参照)。また、前記フー
ド6a、6bの近傍には、夫々前記透過窓7a、7bを
介し前記光電陰極部材5a、5bに向けて紫外線を投光
するための光源(紫外線ランプ、水銀ランプ等)8a、
8bが設けられている。なお、必要に応じて該光源8a
、8bには熱遮断用のフィルタを設けてもよい。
【0025】前記光電陰極部材5a、5b、光源8a、
8b等は、第1の中和電荷発生手段を構成する。
【0026】一方、前記筺体突部1Aの相対向する三角
パネル1Ab、1Adには、夫々円板状の絶縁部材9a
、9bが取付けられており(図3参照)、該絶縁部材9
a、9bには、その中心部に石英コーティングした針状
電極10a、10bが筺体1内に向かって突設されてい
ると共に、該両針状電極10a、10bと夫々対になる
対向電極11a、11bが取付けられている。なお、前
記針状電極10a、10bは夫々電線12a、12bを
介して図示しない高圧電源に接続されている一方、前記
対向電極11a、11bは夫々電線13a、13bを介
して接地されている。前記対向電極11a、11bは、
図6によりその構成をさらに明確に示すように、前記針
状電極10a(電極10bについても同様)を中心とす
る環状の部分11a0 と、前記電線13aに接続され
る支持線の部分11a1 とから成る。また、図7に示
すように、前記絶縁部材9b(9aも同様である。)は
その外周部に形成された取付孔9b0 を介してビス1
4によりパネル1Abのフランジ開口部に固定される。
【0027】放電装置としての前記針状電極10a、1
0bや前記対向電極11a、11b等は第2の中和電荷
発生手段を構成する。
【0028】他方、図4に示すように、前記支持スタン
ド2a〜2d上に支持されたウェハ3の下方には、電圧
プローブ17が設けられており、該プローブ17には表
面電位計18が接続され、該表面電位計18はランプ制
御ユニット19に接続され、該ランプ制御ユニット19
は前記光源8a(光源8bも同様)に接続されている。 さらに、前記側方パネル1fには絶縁管20が嵌挿され
、該絶縁管20の一端は筺体1内に臨まされ、その他端
はイオンアナライザー21に接続されている。
【0029】なお、図示は省略されているが、前記表面
電位計18は、前記針状電極10a、10bに接続され
た放電制御ユニットに接続されている。また、図示は省
略されているが、前記筺体突部1Aの外表面には、水冷
式、空冷式等の放熱手段が設けられている。
【0030】本実施例は上記のように構成されているの
で、窒素ガスを導入した筺体1内に置かれたウェハ3が
、フッ素系樹脂製の器具によるハンドリング等により、
正に帯電するとプローブ17がこれを検知し、前記表面
電位計18は所定の正電位を表示する。該電位計18の
表示が所定値を越えると、前記ランプ制御ユニット19
が作動し、前記光源8a、8bが点灯し、前記光電陰極
部材5a、5bに紫外線が照射され、電子が前記筺体突
部1Aに発生し、該電子は筺体突部1Aの上部から流入
する窒素ガスの流れ(例えば、最大流速が10[m/s
ec])により、あるいは筺体突部1Aの上部から筺体
1の底部に向かう電界により下方のウェハ3に移行する
。この場合、電子の発生量は、前記直流電源15を調整
することにより制御できる。該ウェハ3の表面上に達し
た電子はウェハ3の正電荷と中和し、該中和により前記
表面電位計18が前記所定値以下(数10[V]以下)
になると、前記光源8a、8bは消灯する。
【0031】一方、例えば高速の窒素ガス流との接触等
により、前記ウェハ3が負に帯電したときには、前記表
面電位計18の表示が負となり、該表示値が所定値を越
えると、前記放電制御ユニットが作動し、前記針状電極
10a、10bへの電圧供給によりコロナ放電が開始し
、筺体1内に電子と共に窒素ガスの正イオンが発生する
。この場合、正イオンの発生量は、前記直流電源15を
調整することにより制御できる。該発生した正イオンは
窒素ガスの流れに沿ってウェハ3の表面に達し、ウェハ
3に帯電した負電荷と中和し、該中和により前記表面電
位計18が前記所定値以下になると、前記針状電極10
a、10bへの電圧供給が停止する。筺体1の内部のイ
オンの濃度は前記イオンアナライザー21により監視す
ることができる。
【0032】なお、ウェハに特に有害な水(H2 O)
は、筺体1内への高純度窒素ガス又はアルゴンガスの導
入により、ウェハの汚染に影響のない20[ppb]以
下の濃度に設定することができる。
【0033】ウェハが高速の窒素ガス流により吹きつけ
られると、上述したようにウェハには負の電荷が帯電し
高電位になるが、例えば10[m/sec]未満の低速
の窒素ガス流と接触した場合には、ウェハは高々数十[
V]以下程度の低電位になるに過ぎないので、例えばウ
ェハがこのような低速窒素ガス流と接触する前に、ハン
ドリング等により正に帯電していた場合、その正の帯電
状態が負に変わるような事態は生じない。
【0034】上記実施例の説明においては、ウェハが正
又は負に帯電した場合、夫々の帯電電荷を中和させるた
めの中和電荷発生手段を用いるようにしたが、例えばウ
ェハの帯電が常に正に帯電するべくハンドリングを行な
うように規制しておけば、負イオン(あるいは電子)を
発生させる中和電荷発生手段を設けるだけで対応できる
【0035】図11は、上記実施例を簡略した構成とし
た他の実施例、換言すれば上記実施例における第1の中
和電荷発生手段を構成する光電陰極部材5a、5bを省
略し、光源8a、8bのみにより構成された第3の中和
電荷発生手段を設けるようにしたものを示すものである
。すなわち、本実施例の場合、前記光源8a、8bは最
短波長が、例えば145[nm]である紫外線を照射し
得るものを用い、例えば常温の筐体内温度下でH2O濃
度が9.3[ppm]である筐体1内に窒素ガス を導
入すると、前記照射された紫外線により前記筐体1内に
導入された窒素ガス分子やH2O分子が励起してイオン
化するのを利用したものである。
【0036】図12は本実施例の実験結果を示すもので
あり、具体的には、筐体1内に導入される窒素ガスの流
量を1[l/min]とし、該筐体1内を常温下に置い
た場合におけるウェハ3に帯電された電荷の徐電時間[
sec]との関係を示すものである。
【0037】これによると、本実施例の構成の場合、ウ
ェハ3を正負の高電位(例えば±3000[V])に帯
電させた場合でも、該ウェハ3の残留電位を、常に、最
終的にゼロ電位にすることが可能であることが理解でき
る。このゼロ電位になる理由は、前記紫外線のみの照射
の場合、ウェハ近傍のガス分子が等量の正負の電荷に電
離することによるものと説明できる。
【0038】また、図12からはウェハの当初の帯電極
性が正であるか負であるかにより徐電時間が異なること
も理解できる。例えば、ウェハを+3000[V]に帯
電させたときに+300[V]に達するまでの時間は0
.3〜0.4[sec]であるのに対し、−3000[
V]に帯電させたときに−300[V]に達するまでの
時間は約5秒である等のごとくである。この理由は、正
の電荷を中和する負イオンはほとんどが移動度の大きい
電子により構成され、負の電荷を中和する正イオンは移
動度の小さいN2+、(H2O)nH+(ハイドロニウ
ムイオン)等で構成されるので、中和のためにウェハに
到達する時間が異なることによる。
【0039】なお、筐体1内に導入される窒素ガスの流
量を増大させると、イオンあるいは電子の移動度を増大
させることになるので、徐電時間は短くなるものと推測
される。
【0040】図13は筐体1内のH2O濃度と前記徐電
時間との関係を示すものである。な お、この場合、H
2O濃度は2〜100[ppm]の範囲で行 い、窒素
ガス流量は1[l/min]に設定し、筐体1内は常温
の室温下に設定した。
【0041】これによると、ウェハを正に帯電させた場
合、H2O濃度が9.3[ppm] であるとき徐電時
間が 最も短くなるという傾向を示すのに対して、ウェ
ハを負 に帯電させたときはH2O濃度が2[ppm]
 のとき徐電時間が最も長くなる。これは、徐電時間が
単純にイオン濃度のみに関係するものではないことを示
唆するものである。すなわち、H2O 分子と窒素分子
とではH2Oの方がイオン化が 容易であり、H2O濃
度が高いときの方が生成されるイオン総数が大きいが、
徐 電時間は必然的に短くなるものではない。すなわち
、除電時間はイオンの総数のみならず、移動度の大きさ
にも関係するので、イオンの組成が徐電時間について支
配的になると考えるべきである。
【0042】一方、同図に示すように、ウェハが正に帯
電した場合、H2O濃度が100[ ppm]であると
きに、徐電時間が最も長くなることが理解できる。これ
は、筐体1の内壁から水分以外の他の不純物が放出され
、その不純物の中に負イオン化し易いものが多く含まれ
ているからであると考えられる。すなわち、負イオンの
総数が多くなると、負イオンと電子の総和が同じでも負
イオンの数が多くなるに従い移動度は負イオンによるも
のが支配的となるため、ウェハにイオンが到達する時間
が長くなるからである。
【0043】他方、ウェハが正に帯電した場合、H2O
濃度 が小さいときに徐電時間が短くなるのは、移動度
が電子によるものが支配的となるためであると考えられ
る。
【0044】なお、図13によると、ウェハを正に帯電
したとき(+3000[V]に帯電したとき)からウェ
ハ電位が+50[V]になるまでの時間は、H2O濃度
が2 [ppm]のときの方が9.3[ppm]の と
きよりも若干長くなっている。 これは、H2O 濃度
が小さくなると生成されるイオンの総数が少なくなるた
めであると考えられる。H2O濃度が 2[ppm]よ
りもさらに小さくなった場合については、あくまでも推
測ではあるが、生成されるイオンの総数が一定となり徐
電時間も一定になると考えられる。
【0045】また、図13から理解できるように、ウェ
ハが負に帯電した場合、H2O濃度 が2[ppm]の
とき徐電時間が最も長く、9.3[ppm]のとき最も
短くなるが、両者の差はあまりない。これは、該H2O
 濃度の変化の間にイオンの組成変化が生じたためであ
ると考えられる。すなわち、高H2O濃度下 ではハイ
ドロニウムイオンが多く存するので、複数個の水分子が
結合したクラスターが多くなるからである。
【0046】なお、イオンの移動度はそのmassが大
きくなる程、具体的には(H2O) H+(mass:
19)、N2+(mass:28)、(H2 O)nH
+(mass:37)の順序で大きくな る。従って、
徐電時間は(H2O)H+のイオンを含 む割合が多く
なる程短くなり、(H2O)nH+が多くなる程長くな
る。
【0047】これについては、本発名者により仮想的に
描かれた図14から、H2O濃度に 対する各イオンの
組成の関係を知ることによりさらに理解が深められる。 すなわち、同図に示すように、例えばH2O濃度が10
0[ppm]である場合、(H2O)H+が70〜80
%を占めており残りは(H2O)H+により占められ、
結果 として平均massは24程度になり、H2O濃
度が9.3[ppm]である場 合、(H2O)H+と
N2+が同程度の割合で占められており、結果として平
均massは23程度になり、そして、H2O濃度が2
[ppm]である場合、そのほ とんどがN2+で占め
られ結果として平均massは28程度となる。換言す
れば、平均massと徐電時間との間には一定の相関性
が見られると理解できる。
【0048】図15は、筐体1内を高温度(より具体的
には100[℃]でベーキング)雰囲気下に置いた場合
と常温下に置いた場合における徐電性能の比較を示した
ものである。これによると、徐電時間は前記ベーキング
時の方が常温下の場合の半分近くに短くなる。これは第
1に、雰囲気温度が上昇すると、分子の自由行程が長く
なり、その結果、イオン(電子を含む)の移動度が大き
くなり中和に要する時間が短縮されること、第2に、前
述したように、H2O濃度の変化によりイオン の組成
が変化することにより生じるものと思われる。なお、第
14図に示す内容のみから推測すると、H2O濃度が2
0〜40[ppm]のとき正イオンのma ssが最小
となるので徐電時間も最短となると考えられるが、実際
は前記第1及び第2の原因が複合して作用するので、前
記ベーキング時には徐電性能が向上するものと考えられ
る。
【0049】図16は上記実施例のように紫外線をAl
の光電陰極部材に照射した場合において、筐体1内をH
2O濃度が9[ppm]で常温下に保ち、窒素ガスを所
定の 流量(1[l/min])で流し、上記実施例の
ように紫外線をAlの光電陰極部材に照射したときの結
果を示すものである。なお、同図の上側の各プロットは
ウェハを正に帯電した場合であり、下側の各プロットは
負に帯電させた場合であり、前者の方が後者の方に比べ
て除電時間が長くなっている。なお、窒素ガスの流量を
増大させると、徐電時間が短くなることは上記図12に
おいて説明した通りである。
【0050】図17及び図18は、上述した実施例のよ
うに紫外線を光電陰極部材に照射した場合と本実施例の
ように直接紫外線を筐体内に照射する場合とにおいて、
窒素ガス流量に対する徐電時間の変化を比較すべく示し
たものであり、なお、図17は筐体1内のH2O濃度が
9[ppm]であるとき、図18は2[ppm]であ 
るときのものであり、光電陰極部材5a(5bも同様で
ある)としてAlから成るものを用いた。
【0051】これによると、いずれの場合も光電陰極部
材5aに紫外線を照射した方、すなわち上記実施例の場
合の方が徐電時間は短くなることが理解できる。また、
ウェハを負に帯電させた場合の方が正に帯電させた場合
に比べて徐電時間は長いがその差は著しく大きいという
ものではない。
【0052】ここで、光電陰極部材5aを取り付けた場
合の実施例のとき、該光電陰極部材5aから電子が放出
されているか否かを確認すべく行われた実験例につき説
明する。本実験例では、光電陰極部材5aを取り付けて
いる筐体1の上部を電気的に絶縁した状態で紫外線を照
射したときの筐体1の電位変化を検証してみた。電子が
放出されていれば筐体1は正に帯電するはずであるが筐
体1の電位には変化が見られなかった。この結果は光電
陰極部材を取り外した場合でも、また、ウェハの電位を
種々変化させた場合いずれにおいても同様であった。な
お、この結果については他の実験条件、例えば光学フィ
ルタを用いて照射する紫外線の波長を変えたり、ウェハ
のイオン電流を測定する等によりさらに精度良い検証を
行う必要がある。
【0053】さらに、図17及び図18からは窒素ガス
流量と除電時間との所定の相関性は見られないが、これ
は実験条件の設定に改善の余地があるだけであり、相関
性がないということではない。付言すれば、上記したよ
うに流量を増大すれば除電時間が短縮するという相関性
が成立することには変わらない。
【0054】なお、イオナイザを取り付けた従来の手法
の場合と、光電陰極部材を省略した構成の本実施例の場
合とで、徐電時間を比較すると、本実施例の方が約10
分の1に短縮できることが実証された。しかも、ウェハ
への残留電位を常にゼロにすることができるという優れ
た効果を有している。
【0055】図8はもう一つの他の実施例を示すもので
あり、トンネル筺体30内は一定の搬送雰囲気を確保す
べく、窒素ガス(あるいはアルゴンガス等)が常時搬送
方向(同図の右方向)に所定の気流速度で流れている。 そして、該トンネル筺体30内には搬送コンベア34が
設けられ、該搬送コンベア34上に設けられた多数の支
持台35上に夫々ウェハ33を載置する一方、前記トン
ネル筺体30の上部に所定間隔を置いてトンネル筺体突
部31を設け、該各トンネル筺体突部31の上部からは
窒素ガスを導入するようにしている。また、各トンネル
筺体突部31の近傍には、夫々表面電位計32を設け、
各表面電位計32は制御ユニット36に接続され、該制
御ユニット36は、各トンネル筺体突部31に設けられ
た中和電荷発生手段(図示省略)に接続されている。こ
こで、中和電荷発生手段は、選択的に正又は負のイオン
を発生するように構成されており、上記実施例における
第1、第2の中和電荷発生手段と同様な構成のものであ
る。
【0056】本実施例は上記のように構成されているの
で、前記トンネル筺体30内を通過するウェハ33が例
えば窒素ガス気流との接触により負に帯電し、表面電位
計32の表示値が所定値を越えると、前記制御ユニット
36の作動により中和電荷発生手段が選択的に正のイオ
ンを発生するように作動し、当該ウェハの帯電を中和さ
せる。
【0057】なお、各トンネル筺体突部31の上部から
トンネル筺体30内に導入される窒素ガスは、ウェハ3
3の搬送方向に流される窒素ガスに比べて少ないので、
搬送雰囲気用の窒素ガスの気流速度に影響を与えること
はない。
【0058】本実施例の場合も、例えばウェハが正にの
み帯電するように規制されている場合、負イオン(電子
)のみを発生する中和電荷発生手段を設けるだけで対応
できることは上記実施例と同様である。
【0059】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれば
、所定の電荷を帯びた帯電物を収納可能な筺体と、少な
くとも前記帯電物に対して非反応性のガスを前記筺体内
に導入するためのガス導入手段と、前記筺体内に前記所
定の電荷と中和可能なイオンを選択的に発生させるため
の中和電荷発生手段とを備えたことを特徴とするので、
筺体内における容易帯電物の帯電を回避することができ
、容易帯電物に対して非反応性のガス雰囲気内で中和が
行なわれることから、自然酸化膜の形成あるいは暗電流
やリーク電流の発生というような不所望の事態を未然に
防止することができる。
【0060】請求項2の発明によれば、前記中和電荷発
生手段は、少なくとも前記筐体内の雰囲気を励起可能な
紫外線を前記筐体内に投光するための光源から成るよう
に構成されており、少なくともイオナイザによる除電に
比べて10分の1の時間で除電できる他、帯電物(ウェ
ハ)の残留電位を常にゼロにできるという優れた効果で
ある。
【0061】このように請求項2の発明の場合、少なく
とも従来のイオナイザを用いた構成に比べて、完全無発
塵、電磁ノイズフリー、オゾンフリー(窒素雰囲気中)
、等を実現でき、極めて優れた除電性能(除電時間、残
留電位等を評価対象とするもの)を有し、除電システム
の容易化が行え、各種分野における広汎な活用が十分に
期待できる。
【0062】請求項3の発明によれば、前記中和電荷発
生手段は、紫外線を前記筺体内に投光するための光源と
、前記筺体内に設けられ前記紫外線を受けて外部光電効
果を生じさせる光電陰極部材とから成る中和電荷発生手
段であることを特徴とするので、帯電物が常に正に帯電
するものに限られる場合、中和のためのイオン発生の選
択を一本化でき、装置全体構成の簡略化を図ることがで
きる。
【0063】請求項4の発明によれば、請求項1記載の
帯電物の中和装置において、前記中和電荷発生手段は、
紫外線を前記筺体内に投光するための光源と、前記筺体
内に設けられ前記紫外線を受けて外部光電効果を生じさ
せる光電陰極部材とから成る第1の中和電荷発生手段、
及び前記筺体内でコロナ放電をさせるための放電装置か
ら成る第2の中和電荷発生手段とを備えて成り、該第1
及び第2の中和電荷発生手段は選択的に作動可能である
ことを特徴とするので、中和電荷発生手段を簡単な手法
で容易に構成することができる。
【0064】請求項5の発明によれば、請求項1乃至請
求項4の発明において、前記非反応性のガスは、高純度
の窒素であるので、安価に入手可能である。
【0065】請求項6の発明によれば、請求項1乃至請
求項4の発明において、前記非反応性のガスは、高純度
のアルゴンであるので、あらゆる帯電物に対し不活性な
ガスとして有効に作用する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のー実施例を示す斜視図である。
【図2】図1のIIーII線に沿う断面図である。
【図3】図1の上面図である。
【図4】図3のIVーIV線に沿う縦断面図である。
【図5】図3のVーV線に沿う縦断面図である。
【図6】図5のVIーVI線に沿う正面図である。
【図7】図5のVIIーVII線に沿う平面図である。
【図8】本発明の他の実施例を示す概略構成図である。
【図9】ウェハの表面電位と付着粒子数との関係を示す
グラフである。
【図10】帯電ウェハにおける浮遊粒子の付着範囲を示
す模式図である。
【図11】本発明の実施例であり、中和電荷発生手段を
紫外線の照射光源のみにより構成したものを示す斜視図
である。
【図12】所定の窒素ガス流量下におけるウェハ電位の
時間変化を示す図である。
【図13】H2O濃度に対する除電時間の変化を示すグ
ラフである。
【図14】H2O濃度に対するイオン組成の変化を仮想
的に示すグラフである。
【図15】筐体の高温雰囲気下におけるH2O濃度に対
する除電時間の変化を示すグラフ である。
【図16】所定の窒素ガス流量におけるウェハ電位の時
間変化を示す図である。
【図17】所定のH2O濃度下において光電陰極部材で
構成される中和電荷発生手段を用 いた場合と、光電陰
極部材を省略した構成の中和電荷発生手段を用いた場合
の比較を示すグラフである。
【図18】他の所定のH2O濃度下における図17と同
様なグラフである。
【符号の説明】
1  筐体、 3、33  ウェハ(帯電物)、 30  トンネル筺体、 5a、5b  光電陰極部材(第1の中和電荷発生手段
)、 8a、8b  光源(第1の中和電荷発生手段、第3の
中和電荷発生手段)、 10a、10b  針状電極(第2の中和電荷発生手段
)、 11a、11b  対向電極(第2の中和電荷発生手段
)。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  所定の電荷を帯びた帯電物を収納可能
    な筺体と、少なくとも前記帯電物に対して非反応性のガ
    スを前記筺体内に導入するためのガス導入手段と、前記
    筺体内に前記所定の電荷と中和可能なイオン及び電子を
    選択的に発生させるための中和電荷発生手段とを備えた
    ことを特徴とする帯電物の中和装置。
  2. 【請求項2】  前記中和電荷発生手段は、少なくとも
    前記筐体内の雰囲気を励起可能な紫外線を前記筐体内に
    投光するための光源から成ることを特徴とする請求項1
    に記載の帯電物の中和装置。
  3. 【請求項3】  前記中和電荷発生手段は、紫外線を前
    記筺体内に投光するための光源と、前記筺体内に設けら
    れ前記紫外線を受けてイオン及び電子を発生させるべく
    外部光電効果を生じさせる光電陰極部材とから成ること
    を特徴とする請求項1に記載の帯電物の中和装置。
  4. 【請求項4】  前記中和電荷発生手段は、紫外線を前
    記筺体内に投光するための光源と、前記筺体内に設けら
    れ前記紫外線を受けて外部光電効果を生じさせる光電陰
    極部材とから成る第1の中和電荷発生手段、及び前記筺
    体内でコロナ放電をさせるための放電装置から成る第2
    の中和電荷発生手段とを備えて成り、該第1及び第2の
    中和電荷発生手段は選択的に作動可能であることを特徴
    とする請求項1に記載の帯電物の中和装置。
  5. 【請求項5】  前記非反応性のガスは、高純度の窒素
    である請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の帯
    電物の中和装置。
  6. 【請求項6】  前記非反応性のガスは、高純度のアル
    ゴンである請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載
    の帯電物の中和装置。
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