JP2000216228A - 基板固定台 - Google Patents
基板固定台Info
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Abstract
ッド素子等の製造時に、基板保持台から固定解除され剥
離帯電した素子基板の静電気を、基板面全体に亘って均
一かつ迅速に除去することが課題である。 【解決手段】基板固定台に、除電機能、基板の帯電量モ
ニタ、除電機能と帯電量モニタの制御機構を備えること
によって、剥離帯電現象によって帯電した基板を迅速か
つ基板面全体に亘って均一に除電することが可能とな
る。
Description
気除去(除電)、特に基板に高電圧を発生せしめる剥離
帯電に対する除電に関わるものである。
子、液晶表示素子に代表される画像表示素子などの生産
に於いて、製造工程中で発生する静電気が素子破壊の一
因として問題視されている。この静電気は、素子基板が
製造装置の基板保持ステージやロボットのアームと接
触、摩擦したり、真空吸着等で固定していた基板をステ
ージやロボットのアームから剥離することによって生じ
るものである。このような真空吸着などによる基板の固
定は、自動化された素子製造ラインに必要不可欠のもの
であり、多用されている。
ットのアームから剥離することによって生じる剥離帯電
現象は未だ理論的にも十分解明されておらず、基板に対
して数kV〜数十kVと特に高い電圧を発生せしめると
いうこともあり、素子製造工程における静電気対策とし
て大きな課題となっている。特に、素子そのものの帯電
を抑えること、帯電した素子の静電気を如何に均一かつ
迅速に除去するかが課題である。
として、主としてイオナイザーという空気イオン化除電
装置、或いは除電ブロアという空気イオン化機構と送風
機構を併せ持った除電装置が用いられてきた。また、近
年、軟X線を空気に照射して、空気を電離することによ
りイオンを発生させ、静電気を中和する、軟X線除電装
置が開発された。このような静電気の除電装置を(1)
素子製造ラインの天井に取り付け、製造ライン全体を荷
電粒子に富んだ雰囲気にするルーム・イオナイゼーショ
ンという方法と、(2)製造装置の基板保持ステージや
ロボットアーム、すなわち基板の上方もしくは脇に除電
装置を設置し、荷電粒子を含んだ風を帯電した素子基板
に吹き付ける方法が採られてきた。また、特に剥離帯電
に関しては、上記に加え、(3)剥離の速度を遅くする
方法が採られてきた。(参考文献:日経エレクトロニク
ス、1989年10月16日、No.484、275−2
83、並びに、月刊LCD Intelligence、1998年1
月号、90−93)。
は基板そのものの除電は不十分であった。前記静電気の
除電方法(1)の場合、除電装置で発生した荷電粒子
が、基板に達する途中で空気中の水分等によって中和さ
れ、基板を除電する為に必要な電荷量を基板に供給でき
ないという問題があった。また、荷電粒子は基板の上面
にしか供給されないという問題もあった。
を与えるなど、取り扱いに危険を伴うという問題もあっ
た。
為、スペースの関係上、設置する除電装置の数が限られ
る。従って、単位時間当たりの荷電粒子供給量が少なく
なり、基板の静電気を迅速に除電できないという問題も
あった。
板の上方に除電装置を設置した場合、静電気の除電方法
(1)と同様、基板の上面にのみに荷電粒子が供給され
るという問題があった。ここで、基板の上面とは、基板
が基板保持ステージ或いはロボットアーム等と接触して
いない面のことであり、逆に基板の下面とは、基板が基
板保持ステージ或いはロボットアーム等と接触した面の
ことである。
ラブルなどで停滞するなどした場合、除電装置の荷電粒
子生成量が過剰となったりして、基板の帯電量に対して
荷電粒子の供給量が過剰になり、除電するどころか却っ
て帯電させてしまうという問題もあった。
板の脇に除電装置を設置した場合、荷電粒子は基板の両
面に供給される。しかし、例えば大型液晶表示素子用の
基板面内では、荷電粒子が除電装置に近い側の辺から対
辺に達するまでに一部中和されてしまい、単位時間あた
りの荷電粒子供給量に面内分布が生じてしまい、結果的
に基板面内で帯電圧分布が生じてしまうという問題があ
った。このような基板面内に於ける帯電圧分布は、例え
ば近年大型画面化の顕著な薄膜トランジスタ(TFT:Thin
Film Transistor)型の液晶表示素子の場合、TFT
のしきい値電圧の変動量に基板面内分布を発生させる
為、問題であった。
と基板保持ステージの接触面、すなわち基板の下面が、
例えば図1のように帯電する。
た基板(図1−)が、基板持ち上げピンによって基板
固定台から剥離される(図1−)。基板固定台から剥
離された基板は、更に次の工程に移るために、ロボット
等の搬送手段をもって、搬送される(図1−)。その
際、イオナイザーが装置上方等に設置してあり、これに
よって基板の静電気が除電される。例えば液晶表示素子
の基板は、ガラス基板(絶縁体)の上に金属配線を形成
している。すなわち、基板の上面は金属配線面であり、
下面はガラス面である。
荷電粒子を基板上面に供給することで、基板自体は見か
け上、静電気が除電されたことになる(図1−)。す
なわち、基板は、基板と周囲の静電容量関係において電
気的に中和されたことになる。静電容量関係が常に同じ
であれば、この状態でも問題はないが、基板が他の製造
装置に搬送されるなど、基板と周囲の静電容量が変動す
れば基板の上面、下面に存在する荷電粒子の均衡が保持
できなくなり、放電を起こし、素子を破壊していた。
絶縁体からなる場合、剥離帯電によって生じた電荷がス
テージ面やロボットアーム面に蓄積してしまうという問
題があった。量産の場合は基板の処理枚数が多く、ステ
ージ面やロボットアーム面への電荷蓄積量が気中放電限
界まで達することがあるという問題もあった。
一に除電するためには製造のタクトタイムを長く取らね
ばならず、量産方法としては不適切であるという問題が
あった。
され剥離帯電した素子基板の静電気を、基板面全体に亘
って均一かつ迅速に除去することが可能であり、それに
よって素子の静電気起因の不良を低減可能な基板固定台
を提供することにある。
に、本発明による基板固定台は、剥離帯電現象によって
帯電した基板を迅速かつ基板面全体に亘って均一に除電
する機構を備えることを特徴とする。迅速に除電できる
ため、製造のタクトタイムに支障を来たすこともない。
って、静電気を除電すべき面はその接触面である。従っ
て、基板の下面のみを除電する、すなわち、基板の下面
のみに荷電粒子を供給すればよい。
されないように、荷電粒子の生成機構部をできる限り基
板に接近させれば良い。
の為の機構を数多く設けることで、単位時間当たりの荷
電粒子供給量を増やせば良い。
子を供給しないように、基板の帯電量を計測する機構を
設け、その計測結果に基づき荷電粒子の生成量及び極性
を自動的に調節する機構を設ければ良い。
ように、除電が完了した時点で荷電粒子の放出を停止す
るように設定すれば良い。
て図面を用いながら説明する。また、本実施の形態に於
いては、本発明の装置を液晶表示素子などに用いられて
いる絶縁体基板に適用した場合について説明する。
を模式的に示す。
ら見た図である。基板固定面、すなわち基板と基板固定
台の接触面には、真空吸着用の孔1、荷電粒子放出用の
孔2及び基板を上げ下げする為のピンの孔3がある。荷
電粒子放出用の孔の壁は絶縁体4が覆っている。これに
より、生成された荷電粒子は接地された導体に吸収され
ることなく静電気の除電対象物に到達し、効率的に静電
気除去に使用される。荷電粒子放出用の孔には荷電粒子
発生の為の放電針5が備え付けられている。
よって、基板固定面に対して垂直に可動であり、基板が
固定台に真空吸着されている間は基板に接しない位置ま
で固定台の内部に収まるようにしてある。また、荷電粒
子発生の為の放電針は、その先端が基板固定面よりも固
定台側にくるように固定してある。以上が基板固定台の
台の部分の外観である。
真空吸着を用いているが、基板の固定方法は治具を用い
て基板を押さえつけても、静電チャックを用いてもよ
い。今回は、基板固定台の大きさを700mm×450mm×35mm
とした。今回、材質はステンレス材を用いたが、他の導
体でも良い。基板固定面、直径1mmの真空吸着用の真空
吸引孔と、直径10mmの荷電粒子放出孔がある。
る。荷電粒子生成の為の放電針の先端は、荷電粒子放出
孔の出口から7mmの位置にくるように固定した。ここ
で、荷電粒子放出孔の出口とは、荷電粒子放出孔の基板
固定面に近い側の開放口のことである。放電針が固定し
てあるところよりも荷電粒子放出孔の出口に近い側の荷
電粒子放出孔の内壁は絶縁物で覆われている。今回の場
合、絶縁物としてパイレックスガラス材を用いた。
と言われている多結晶シリコンを用いたが、廉価なタン
グステン等を用いても良い。放電針は今回の場合、交流
電源に接続されている。電源7としては、交流型電源に
限らず、直流型電源でもよい。電源の電圧及び周波数は
制御部で制御することができ、基板の真空吸着が解除さ
れると同時に放電針に電圧が印可される。本発明の装置
を用いた場合の静電気の除電能力として、基板の各位置
における1/10減衰時間を図3に示した。
び図3−C)は従来方法の場合である。従来型の場合
は、本発明基板固定台の静電気除電機能を用いずに、固
定台の脇に別途、交流型のイオナイザーを除電装置とし
て設置することによって得られた値である。今回は、ガ
ラス基板のサイズは650mm×410mm×0.7mm、基板吸着時
の真空吸引による圧力は通常の大気圧から見て-0.4MP
a、基板の上昇速度は0.2mm/sec、荷電粒子生成針には60
Hz、2.4kVの交流電圧が印可されるようにした。
・コンプレッサーからエア・フィルターを通して供給
し、風速は基板の位置で1.6m/secとした。コンプレッサ
ーに近い側から0.2mmのエア・フィルター、レギュレー
ター、0.01 mmのエア・フィルターの順に配列した。ま
た、荷電粒子放出用の気体は液体窒素のタンク等から供
給しても良い。このとき、気体には出来る限り油などの
有機物成分を含まないクリーンな気体を用いるのが望ま
しい。
6%であった。表面電位の測定プローブは、基板表面か
ら10mmの位置に固定し、基板と上下するようにした。基
板の初期帯電量はいずれの方法でもほぼ同じであり、面
内ほぼ均一で、約1.8kVであった。しかし、本発明のも
のは従来型のものに比べて1/10減衰時間が明らかに
短い。しかも、除電時間もほぼ均一である。これによ
り、本発明の基板固定台が従来型のものに対して優れた
静電気の除電性能を持つことが明らかとなった。
は、第一の実施例と同じものを用いた。放電針が交流電
源に接続されている点は第一の実施例と同じであるが、 (1)交流電源に直流変換が接続され、更にインバータ
が接続されており、電圧及び周波数は制御部で制御する
ことができる (2)制御部には、表面電位計も接続されていおり、先
の交流電源の電圧及び周波数は、表面電位計によって計
測された基板の表面電位に基づいて変換することが可能
である (3)表面電位の絶対値がしきい値(今回は3Vに設
定)以下になると、荷電粒子の放出を直ちに停止するの
3点が異なる。図4に本発明の制御系統のブロック図を
示した。
条件で実験を行い、基板表面の中心位置に於ける表面電
位を表面電位計で計測した。その結果を図5に示した。
明の場合の両方について、基板表面電位の時間変化を示
した。縦軸は基板表面の中心位置に於ける表面電位であ
り、横軸は基板がピンで持ち上げられた瞬間から計測し
た時刻である。第一の実施例と同様、本発明の方法は従
来方法に比べて静電気除電に要する時間が短い。また、
従来方法では基板の表面電位は一旦0Vになるが、さら
に極性が反転し、測定範囲内で基板は+170V程度まで
帯電した。これは、イオナイザーの放出するイオンの正
負バランスが、多少正の方向に偏っていたために、基板
に過剰の正電荷が加えられたことによるものである。
がしきい値程度の値で止まっており、逆極性に帯電する
ことはない。イオナイザーの正負イオンバランスの調整
は微妙であり、本発明のように荷電粒子生成を静電気除
去対象物の帯電量に基づいて自動調節を行う機構を備え
ていれば、静電気除去対象物を却って帯電させてしまう
ことはない。
て基板の下面に発生する静電気を効率的に、しかも基板
の面内を均一に除電することができる。また、基板に対
して荷電粒子を過剰に付与することがなく、従って基板
を帯電させることも無い。本発明の基板固定台により、
例えば、近年画面の大型化が著しい薄膜トランジスタ型
液晶表示素子の静電気による素子破壊や薄膜トランジス
タのしきい値電圧変動の基板面内分布を抑えることが可
能となった。しかも、除電を迅速に行うことができるた
め、製造タクトタイムを長く取らず、製造に支障を来さ
ない静電気対策を実施することができる。
板の帯電を示す図。
を示す平面図及び同図(a)の側面図。
明の基板固定台(実施例1)を用いたときの1/10減
衰時間の差を示す図。
施例2)。
例2)を用いたときの帯電電位の時間変化を示す特性
図。
板上下用のピンの孔、4…絶縁物、5…放電針、6…基
板、7…表面電位計の測定プローブ、8…従来型イオナ
イザー、9…荷電粒子を含んだ風。
Claims (9)
- 【請求項1】基板を固定するための機構と前記基板の固
定を解除する機構とを備えた台が、荷電粒子を生成する
機構を備えることを特徴とする基板固定台。 - 【請求項2】基板を固定するための機構と前記基板の固
定を解除する機構とを備えた台が、荷電粒子を生成し、
前記荷電粒子を放出する機構を備えることを特徴とする
基板固定台。 - 【請求項3】基板を固定するための機構と前記基板の固
定を解除する機構とを備えた台が、荷電粒子を生成し、
前記荷電粒子を前記基板と台の接触面から放出する機構
を備えることを特徴とする基板固定台。 - 【請求項4】基板を固定するための機構と前記基板の固
定を解除する機構とを備えた台が、正電荷を帯びた荷電
粒子と負電荷を帯びた荷電粒子とを生成し、前記荷電粒
子を前記基板と台の接触面から放出する機構を備えるこ
とを特徴とする基板固定台。 - 【請求項5】請求項1から4のいずれか1項記載の該荷
電粒子の生成をコロナ放電によって行うことを特徴とす
る基板固定台。 - 【請求項6】請求項1から5のいずれか1項記載の該基
板固定台は基板の帯電量を計測する機構を備えることを
特徴とする基板固定台。 - 【請求項7】請求項6の該基板固定台は基板の帯電量を
計測した結果に基づき該基板固定台から放出する荷電粒
子の極性並びに放出量を自動調整する機構を備えること
を特徴とする基板固定台。 - 【請求項8】請求項1から7のいずれか1項記載の該基
板固定台は基板との接触面が導体で構成されかつ接地さ
れていることを特徴とする基板固定台。 - 【請求項9】請求項1から8のいずれか1項記載の該基
板固定台を用いて製造された電子部品及びその製造方法
であることを特徴とする基板固定台。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11017999A JP2000216228A (ja) | 1999-01-27 | 1999-01-27 | 基板固定台 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11017999A JP2000216228A (ja) | 1999-01-27 | 1999-01-27 | 基板固定台 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000216228A true JP2000216228A (ja) | 2000-08-04 |
Family
ID=11959426
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11017999A Pending JP2000216228A (ja) | 1999-01-27 | 1999-01-27 | 基板固定台 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000216228A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002232200A (ja) * | 2001-02-07 | 2002-08-16 | Pioneer Electronic Corp | 電子部品装着装置 |
| JP2002232189A (ja) * | 2001-02-07 | 2002-08-16 | Pioneer Electronic Corp | 電子回路製造ラインの除電システム |
| KR100427459B1 (ko) * | 2001-09-05 | 2004-04-30 | 주성엔지니어링(주) | 아크 방지용 정전척 |
| JP2004301721A (ja) * | 2003-03-31 | 2004-10-28 | Sharp Corp | 判断装置、判断方法、その判断方法を実現させるための判断プログラム、およびそのプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体 |
| JP2006516675A (ja) * | 2002-09-11 | 2006-07-06 | バリアン・セミコンダクター・イクイップメント・アソシエーツ・インコーポレーテッド | 電気的接触を確立するための能動的方法及びシステム |
| JP2007012942A (ja) * | 2005-06-30 | 2007-01-18 | Canon Inc | 容器及びそれを使って基板を搬送する方法 |
| JP2007318010A (ja) * | 2006-05-29 | 2007-12-06 | Ulvac Japan Ltd | 真空処理装置 |
-
1999
- 1999-01-27 JP JP11017999A patent/JP2000216228A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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Effective date: 20080326 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
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