JPH04218756A - 塗膜劣化診断方法 - Google Patents

塗膜劣化診断方法

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Publication number
JPH04218756A
JPH04218756A JP9276091A JP9276091A JPH04218756A JP H04218756 A JPH04218756 A JP H04218756A JP 9276091 A JP9276091 A JP 9276091A JP 9276091 A JP9276091 A JP 9276091A JP H04218756 A JPH04218756 A JP H04218756A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
impedance
deterioration
film
paint film
coating film
Prior art date
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Pending
Application number
JP9276091A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Kondo
武 近藤
Sumio Yamamoto
澄夫 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH04218756A publication Critical patent/JPH04218756A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】[発明の目的]
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は塗膜の劣化度合を客観的
に判断するようにした塗膜劣化診断方法に関する。
【0003】
【従来の技術】例えば変圧器や配電盤など屋外に配置さ
れる機器は、防蝕及び美観のために塗装がなされるが、
その塗膜は紫外線や水分などの影響を受けて経時的に劣
化して行く。このような塗膜の劣化を放置すれば、最終
的には下地金属の腐蝕による塗膜の剥落や錆の発生に至
るから、機器の保全のためには適当な時期に再塗装して
新たな塗膜を形成する必要がある。その再塗装の時期は
、早すぎれば経済的に無駄が生じ、逆に遅すぎれば下地
の腐蝕に至ってかえってその修復に手間取るからやはり
経済的な負担が多くなったり、機器の保全に悪影響を及
ぼす。そこで、従来より、この種の機器では、塗膜の劣
化度合を定期的に診断し、適切な再塗装の時期を判断す
るようにしている。
【0004】この種の診断は、できるだけ客観的になさ
れて誰が行っても常に適切な判断が下されることが望ま
しい。この点に配慮した従来の一般的な塗膜劣化診断方
法としては、次のようなものがあった。はがれ、割れ、
膨れ、錆等の各種の劣化状況についてその劣化度合が段
階的に異なる種々の見本写真を予め多数準備しておき、
診断すべき実際の塗膜とこれらの見本写真とを作業者が
対比観察する。
【0005】そして、各種の劣化状況について実際の塗
膜の状態がいずれの段階の見本写真と一致するかを作業
者が見きわめると共に、各種の劣化状況・劣化度合につ
いて予め定められている評点を付し、これらを順次加算
する。そして、その合計点が基準値に達すれば、塗り替
えあるいは補修塗装の時期に至ったと判断するのである
【0006】また、今一歩進歩した感がある次のような
方法もある。これは塗膜の劣化度合によってそのインピ
ーダンスが変化することを利用するもので、例えば本出
願人の出願に係る特開昭62−102148号公報に詳
述されている。この種の方法を使って実際に採用されて
いる塗膜の診断手順の概略を述べれば次の通りである。 まず、現場にインピーダンス測定計を搬入し、そのプロ
ーブを塗膜の表面に宛い、そのプローブと下地金属との
間に特定周波数の電圧を印加し、流れる電流及び電圧に
基づき測定される塗膜のインピーダンスを計器から読取
り書取っておく。
【0007】そして、次にこの様にして記録された周波
数についての抵抗性・容量性の各測定インピーダンスの
値が、予め作成された表のどの欄に該当するかをその表
を見て照合し、これに基づき劣化度合を判断するのであ
る。なお、この場合のインピーダンス測定周波数は、2
00Hz,500Hz,1KHz程度が一般的であった
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実際の
塗膜と見本写真とを対比観察する前者の方法では、見本
写真と一致するか否かの判断自体が観察者の主観により
左右され易いため、誰でも常に適切な診断ができるとい
う保証がない。このため、診断結果が軽んじられる傾向
にあり、適切な時期に再塗装や補修塗装が行われないこ
とがあった。また、この方法では、多くの見本写真との
対比観察や評点の合計作業等が必要で、これらが面倒で
、計算ミスが発生する可能性もある。
【0009】一方、後者のインピーダンス測定計を使用
する方法は、やはり計器の読取り等に主観が入る余地が
あり、その測定値を評価基準と照合する作業も煩わしい
ものであった。また、この従来の方法では、塗膜の適切
な塗り替え時期などを明確に教えるものではなく、測定
値を処理する方法に関して改善の余地が十分に残されて
いた。
【0010】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
、その目的は、塗膜インピーダンスの測定結果から、塗
膜の劣化度合を有効に診断することができる塗膜劣化診
断方法を提供するにある。
【0011】[発明の構成]
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の塗膜劣化診断方
法は、下地金属の表面に形成された塗膜の劣化度合を、
その塗膜のインピーダンスを測定することに基づいて診
断する方法において、前記塗膜を構成する塗料種に関す
る初期インピーダンス値と、塗膜形成後の経過年数と、
測定されたインピーダンス値とから塗膜の劣化度合を診
断するところに特徴を有するものである。
【0013】
【作用】塗膜のインピーダンスは、抵抗とコンデンサと
の並列回路からなる等価回路にて表すことができ、塗膜
が劣化していくことにより、抵抗値が小さくなっていき
インピーダンスが変化するのである。本発明者等は、塗
膜インピーダンスは、低周波数域にあって、時間経過に
対して顕著に変化し、しかもそのインピーダンス値の対
数は、時間経過に対して直線的に低下する関係にあるこ
とを見出したのである。
【0014】従って、かかる相関関係を考慮することに
より、塗膜の塗料種に関する初期インピーダンスを予め
例えば実験的に求めておけば、その初期インピーダンス
値と、塗膜形成後の経過年数と、測定されたインピーダ
ンス値とから、塗膜の劣化度合を精度良く診断すること
ができ、ひいては、塗膜の適切な塗り替え時期などを明
確に判断することができるのである。
【0015】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
して説明する。まず、本実施例にて使用する塗膜インピ
ーダンスを測定し、さらにその測定データを処理して塗
膜の劣化度を診断するための装置について、図1を参照
して簡単に述べる。
【0016】即ち、1はいわゆるラップトップ形あるい
はブック形と称されるパーソナルコンピュータであり、
本体ケース(図示せず)内に、CPU2、ROM3、R
AM4、FDD(フロッピーディスクドライブ)5など
を内蔵すると共に、液晶形のディスプレイ6及びキーボ
ード7を備える一般的な構成である。そして、このパー
ソナルコンピュータ11の拡張スロット内には、D/A
変換機能及びA/D変換機能を備えるI/Fボード8が
挿入されている。
【0017】一方、劣化診断を行おうとする塗膜9の表
面にはプローブ10が宛がわれる。このプローブ10は
、各種の構造のものが知られているので(例えば特開昭
61−108954号)詳しく図示はしないが、基本的
には本体容器内に導電性ゲルを浸み込ませたスポンジ状
電極を収納すると共に、その本体容器の開口部周辺に永
久磁石を備えた構成で、永久磁石と下地金属11との間
に作用する吸引力によってスポンジ状電極を塗膜9の表
面に密着させるようになっている。
【0018】プローブ10から導出されたリード線と、
下地金属に接続したリード線とはプリアンプ12に接続
される。このプリアンプ12は、塗膜9を通じてプロー
ブ10に流れる電流を測定する機能を果たし、プローブ
10と下地金属11との間に電圧を印加したときに塗膜
9を通じて流れる電流に応じた電圧信号を前記パーソナ
ルコンピュータ1のI/Fボード8に与えるようになっ
ている。尚、プリアンプ12は、塗膜9の劣化の度合い
に応じて測定レンジを切替え得るようになっており、本
実施例では、インピーダンスにして0.1MΩ〜100
MΩ(電流にして0.01μA〜10μA)の範囲が測
定可能である。
【0019】そして、前記I/Fボード8は、プローブ
10と下地金属11との間に異なる複数の周波数を含む
電圧を印加する機能を果たし、予めフロッピーディスク
内に記憶されていたデジタル情報に基づき、I/Fボー
ド8のD/A変換機能によって生成・合成された所定波
形の電圧を出力するようになっている。本実施例では、
印加される所定の合成電圧波形は、0.01Hz〜1H
zの範囲の低周波数を含み、パワースペクトルPが、

0020】
【数1】
【0021】から
【0022】
【数2】
【0023】の間に存在するようにしている。パワース
ペクトルPがP=1/fとなるように合成した電圧波形
の一例を図2に示す。また、ここでは、この電圧波形を
構成する各周波数成分の位相はランダム化してあってピ
ーク電圧を極力抑えるようにしてある。
【0024】また、I/Fボード8のD/A変換とA/
D変換とのタイミングは、毎回同一となるように構成さ
れており、これにて、印加される電圧の位相角とプリア
ンプ12の電流測定位相角とは同一に保たれるようにな
っている。さらに、パーソナルコンピュータ1のRAM
4には、予め求められたI/Fボード8からの出力電圧
波形のスペクトルデータが記憶されるようになっている
。これにより、パーソナルコンピュータ1は、前記プリ
アンプ12にて測定された電流測定結果から、機械語に
よるFFT(高速フーリエ変換)プログラム等を利用し
て、各周波数に対する塗膜インピーダンスを算出するよ
うになっている。
【0025】さらに、後述するように、パーソナルコン
ピュータ1は、算出された塗膜インピーダンスから、塗
膜の劣化度合及び余寿命を診断する機能を果たすように
なっている。この場合、塗膜インピーダンスは、抵抗と
コンデンサとの並列回路からなる等価回路にて表すこと
ができ、塗膜9が劣化することに伴い、その抵抗値が小
さくなってインピーダンスが変化することを利用して、
塗膜9の劣化度合を診断することができるのである。 尚、塗膜の劣化度合及び余寿命の診断には、算出された
インピーダンスのうち、0.01Hz〜1Hzの低周波
数範囲における特定の周波数に対するインピーダンスを
用いるようになっている。
【0026】次に、上記構成の塗膜劣化診断装置にて塗
膜9のインピーダンスの測定及び塗膜9の劣化診断を行
う手順について説明する。まず、劣化診断を行う現場に
パーソナルコンピュータ1、プリアンプ12及びプロー
ブ10を持ち込み、プローブ10を塗膜9の表面に宛っ
てプリアンプ12と共に図1に示すように接続する。そ
して、FDD5内にある測定プログラムを実行させる。
【0027】このプログラムの実行の結果、プローブ1
0と下地金属11との間に電圧が印加され、その時に塗
膜9に流れる電流がプリアンプ12によって検出され、
その電流に応じた電圧信号がパーソナルコンピュータ1
のI/Fボード8に与えられるため、その電圧信号がI
/Fボード8のA/D変換機能によってデジタル信号に
変換される。そして、このI/Fボード8から与えられ
るデータに基づいて、CPU2は、各周波数に対する塗
膜インピーダンスを算出し、その結果をFDD5におい
てフロッピーディスクに書き込む。
【0028】この様な塗膜インピーダンスの測定は塗膜
9の複数箇所について行われる。尚、この測定に併せて
パーソナルコンピュータ1のキーボード7から、測定時
の塗膜9の種類、塗膜9の膜厚、プローブ10の面積等
の測定データを入力しておき、これも同時にフロッピー
ディスクに記録させておく。
【0029】さて、上述したような塗膜インピーダンス
の測定が終了したら、次に診断プログラムをフロッピー
ディスクから読み出して実行させる。この診断プログラ
ムの実行手順は図3のフローチャートに示した通りであ
り、以下これについて説明する。
【0030】ステップS1:測定データの読み込みまず
フロッピーディスク内に記録された測定データが読み出
され、測定時の塗膜9の膜厚、プローブ10の面積等が
確認のためにディスプレイ6に表示される。誤っていれ
ば修正する。こののち、確認操作を行うと、ディスプレ
イ6は初期条件入力画面となる。
【0031】ステップS2:初期条件入力ここでは、塗
膜の劣化状態を診断するための塗料種、使用年数即ち塗
膜9形成後の経過年数、外観状態、設置環境等について
、それら表すコードをキーボード7から入力する。尚、
この場合、塗料種は、フタル酸系、エポキシ・ウレタン
系、その他、の3種類のなかから選択されるようになっ
ている。
【0032】ステップS3:スムージングインピーダン
ス測定データのスムージングを行う。これは、現場で測
定されたインピーダンスデータは必ずしも各周波数に対
してインピーダンスが一様に変化していないことがある
ため、データのスムージングにより測定精度を向上させ
るためである。
【0033】ステップS4:データ解析まず、スムージ
ングしたインピーダンスデータをもとに例えば0.1H
zの塗膜インピーダンスZ1 を求め、適正な測定条件
であるか否かの確認のために各周波数fに対する塗膜イ
ンピーダンスZ及びCx(容量成分)のグラフを作成・
表示する。
【0034】ここで、塗膜インピーダンスZは、抵抗と
コンデンサとの並列回路からなる回路と等価と考えられ
、塗膜9が正常の状態では、抵抗成分がいわば無限大と
なるのに対し、塗膜9が劣化してくると、抵抗成分が減
少するため、特に低周波数域にてインピーダンスZが低
下する。従って、上記作成されたグラフにより、おおよ
その塗膜9の劣化状態が把握できるのである。
【0035】また、周波数fと容量成分Cxとの関係の
グラフを作成することにより、下地金属11が腐蝕の状
態をも判断することができる。即ち、正常時は、周波数
fに対してCxは一定値となるが、下地金属11の腐蝕
により、いわゆる電気二重層の容量が増大するのである
【0036】ステップS5:解析繰返しとミスデータの
判別 塗膜インピーダンスZの測定は1台の機器について複数
箇所で行われるから、その測定箇所数だけ上述のデータ
解析を繰り返すと共に、各測定点での0.1Hzの塗膜
インピーダンスZ1 の平均値及び分散を計算し、t分
布法により異常データを測定ミス等に起因するミスデー
タとして除外する。
【0037】ステップS6:寿命推定線図の作成本発明
者等の実験・研究によれば、0.01Hz〜1Hzの範
囲の周波数範囲において、塗膜インピーダンスZは時間
経過に対して顕著に変化し、しかもその塗膜インピーダ
ンスZの対数 logZは、時間経過に対して直線的に
低下する関係にあることを見出したのである。
【0038】そして、診断プログラムにあっては、ステ
ップS2にて入力される塗料種に対応する初期インピー
ダンスZ0 が既知データとして予め記憶されるように
なっている。また、ステップS2にて使用年数が入力さ
れている。
【0039】従って、初期インピーダンス値Z0 ,使
用年数及び測定された塗膜インピーダンス値Z1 から
、図4に示すように初期インピーダンスZ0 の対数 
logZ0 と、測定された塗膜インピーダンスZ1 
の対数 logZ1 とを直線Lで結ぶことにより、寿
命推定線図を描くことができる。ここで余寿命trは、
測定時点t1から直線Lの延長線が寿命ラインRと交差
する点までの時間をいう。また、寿命ラインRは、予め
塗膜の暴露試験或いは促進試験を行っておき、塗膜の劣
化の程度や下地金属の発錆の程度とその時の塗膜インピ
ーダンスZとに基づき予め決定しておくことができる。 なお、寿命推定線図は、図5に示すように推定精度を考
慮して時間軸をtの二乗にて表してもよい。
【0040】ステップS7:劣化度及び塗替え時期の予
測 検出された塗膜インピーダンスZ1 の値がどの範囲に
あるかに基づき劣化度のランク付けがなされる。ここで
は、A,B,Cの3段階に分けられ、ディスプレイ6に
、例えば図6に示すように、劣化度合のランク及び適切
な塗り替え時期の予測の表示がされる。Bランクの場合
には、上記寿命推定線図から得られる塗り替え年数(余
寿命tr)を表示する。
【0041】ステップS8:劣化要因の推定この後、劣
化要因推定プログラムの起動操作がされた場合には、エ
キスパート推論が対話形式で実行される。このプログラ
ムでは、測定した機器の周辺の環境状態などをYes,
Noにて入力することにより、塗膜インピーダンスZ1
 の劣化要因が推定され、結果がディスプレイ6に表示
される。
【0042】エキスパート推論終了後または劣化要因推
定プログラムが起動されない場合には、解析プログラム
が終了する。尚、劣化診断の結果や解析途中のグラフは
プリンタにも出力できるようになっている。
【0043】このように本実施例では、上述の診断プロ
グラムに従って動作するCPU12が塗膜インピーダン
スZのデータに基づき解析作業を行って塗膜の劣化度を
判断し、またディスプレイ16にその判断結果が表示さ
れるようになっている。これにより、誰が操作を行って
も塗膜の劣化度について常に適切な判断が可能であり、
しかもその作業を簡単・正確に行うことができるように
なるものである。
【0044】そして、塗膜9を構成する塗料種に関する
初期インピーダンス値と、塗膜形成後の経過年数と、測
定されたインピーダンス値とから、塗膜9の劣化度合を
診断するようにしているので、従来の診断方法のような
塗膜の適切な塗り替え時期までは明確に判定されるもの
ではなかったものと異なり、塗膜インピーダンスの測定
結果から、塗膜9の劣化度合を有効に診断することがで
き、ひいては、塗膜9の適切な塗り替え時期などを明確
に判断することができるのである。
【0045】尚、上記実施例では、塗膜劣化診断のため
の装置を、塗膜インピーダンスを測定する装置と劣化診
断を行う装置とを兼ね備えたものとしたが、塗膜インピ
ーダンス測定装置によりデータのみを得るようにし、そ
のデータを用いて別の装置にて劣化診断を行うようにし
ても良いなど、本発明は要旨を逸脱しない範囲内で種々
の変更が可能である。
【0046】
【発明の効果】以上の説明にて明らかなように、本発明
の塗膜劣化診断方法によれば、塗膜を構成する塗料種に
関する初期インピーダンス値と、塗膜形成後の経過年数
と、測定されたインピーダンス値とから塗膜の劣化度合
を診断するようにしたので、塗膜インピーダンスの測定
結果から、塗膜の劣化度合を有効に診断することができ
るという優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す塗膜劣化診断のための
装置の全体のブロック図
【図2】塗膜に印加される電圧波形の一例を示す波形図
【図3】診断プログラムのフローチャート
【図4】塗膜
の寿命推定線図
【図5】塗膜の寿命推定線図の異なる表示例
【図6】診
断結果の表示例を示す図
【符号の説明】
1はパーソナルコンピュータ、2はCPU、6はディス
プレイ、8はI/Fボード、9は塗膜、10はプローブ
、11は下地金属、12はプリアンプを示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  下地金属の表面に形成された塗膜の劣
    化度合を、その塗膜のインピーダンスを測定することに
    基づいて診断する方法において、前記塗膜を構成する塗
    料種に関する初期インピーダンス値と、塗膜形成後の経
    過年数と、測定されたインピーダンス値とから塗膜の劣
    化度合を診断することを特徴とする塗膜劣化診断方法。
JP9276091A 1991-03-29 1991-03-29 塗膜劣化診断方法 Pending JPH04218756A (ja)

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