JPH04215965A - 容器蓋 - Google Patents

容器蓋

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JPH04215965A
JPH04215965A JP3057615A JP5761591A JPH04215965A JP H04215965 A JPH04215965 A JP H04215965A JP 3057615 A JP3057615 A JP 3057615A JP 5761591 A JP5761591 A JP 5761591A JP H04215965 A JPH04215965 A JP H04215965A
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JP
Japan
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bridge
bridging
container lid
pilfer
broken
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JP3057615A
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Junichi Itsubo
伊坪 純一
Takashi Yazaki
矢崎 隆
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Nippon Closures Co Ltd
Original Assignee
Japan Crown Cork Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D41/00Caps, e.g. crown caps or crown seals, i.e. members having parts arranged for engagement with the external periphery of a neck or wall defining a pouring opening or discharge aperture; Protective cap-like covers for closure members, e.g. decorative covers of metal foil or paper
    • B65D41/32Caps or cap-like covers with lines of weakness, tearing-strips, tags, or like opening or removal devices, e.g. to facilitate formation of pouring openings
    • B65D41/34Threaded or like caps or cap-like covers provided with tamper elements formed in, or attached to, the closure skirt
    • B65D41/3404Threaded or like caps or cap-like covers provided with tamper elements formed in, or attached to, the closure skirt with ratchet-and-pawl mechanism between the container and the closure skirt or the tamper element
    • B65D41/3409Threaded or like caps or cap-like covers provided with tamper elements formed in, or attached to, the closure skirt with ratchet-and-pawl mechanism between the container and the closure skirt or the tamper element the tamper element being integrally connected to the closure by means of bridges

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ピルフアープルーフ特
性を有する容器蓋、更に詳しくは周方向弱化ラインと共
に軸線方向弱化ラインが形成されている形態のピルフア
ープルーフ特性を有する容器蓋に関する。
【0002】
【従来の技術】飲食料用容器等のための容器蓋として、
周知の如く、ピルフアープルーフ特性(内容物に対する
不正防止特性)を有する容器蓋が広く実用に供されてい
る。かかる容器蓋の典型例においては、天面壁の周縁か
ら垂下する筒状スカート壁には周方向弱化ラインが形成
されており、スカート壁が周方向弱化ラインよりも上方
の主部と周方向弱化ラインよりも下方のピルフアープル
ーフ裾部とに区画されている。周方向弱化ラインは周方
向に間隔をおいて周方向に延びる複数個のスリットとか
かるスリット間に位置する複数個の橋絡部とから構成さ
れている。橋絡部のうちの1個は横断面積が充分に大き
い非破断橋絡部である。ピルフアープルーフ裾部には、
上記非破断橋絡部の両側縁の少なくとも一方に隣接して
軸線方向に延びる軸線方向弱化ラインが形成されている
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した形態の容器蓋
においては、容器口頸部の開封の際に、周方向弱化ライ
ンにおいて上記非破断橋絡部を除く橋絡部が破断される
と共に、ピルフアープルーフ裾部に形成されている軸線
方向弱化ラインが破断されることが重要である。しかし
ながら、従来の容器蓋においては、上記軸線方向弱化ラ
インが破断されることなく容器口頸部が開封され、これ
によってピルフアープルーフ特性が損なわれる等の問題
が生ずることが少なくなかった。
【0004】本発明はかかる事実に鑑みてなされたもの
であり、その技術的課題は、上述した形態の容器蓋に改
良を加えて、容器口頸部を開封する際には、周方向弱化
ラインにおいて非破断橋絡部をの除く橋絡部が確実に破
断されると共に、軸線方向弱化ラインも確実に破断され
るようになすことである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記技術的下段を解決す
るために、本発明においては、周方向弱化ラインにおけ
る複数個の橋絡部のうちの、非破断橋絡部に対して略直
径方向反対側に位置する少なくとも1個を、非破断橋絡
部の横断面積よりは小さいが他の橋絡部の横断面積より
も大きい強化橋絡部にせしめ、容器口頸部の開放の際に
は上記他の橋絡部が破断され、次いで軸線方向弱化ライ
ンが破断され、これと同時に或いはその後に強化橋絡部
が破断されるように構成する。
【0006】即ち、本発明によれば、天面壁と該天面壁
の周縁から垂下する筒状スカート壁とを含み、該スカー
ト壁には周方向に間隔をおいて周方向に延びる複数個の
スリットと該スリット間に位置する複数個の橋絡部とか
ら成る周方向弱化ラインが形成されていて、該スカート
壁は該周方向弱化ラインよりも上方の主部と該弱化ライ
ンよりも下方のピルフアープルーフ裾部とに区画されて
おり、該複数個の橋絡部のうちの1個は横断面積が充分
に大きい非破断橋絡部であり、該非破断橋絡部の両側縁
の少なくとも一方に隣接して該ピルフアープルーフ裾部
には軸線方向に延びる軸線方向弱化ラインが形成されて
いる容器蓋において、該複数個の橋絡部のうちの、非破
断橋絡部に対して略直径方向反対側に位置する少なくと
も1個は、該非破断橋絡部の横断面積よりは小さいが他
の橋絡部の横断面積よりも大きい強化橋絡部であり、容
器口頸部の開封の際には該他の橋絡部が破断され、次い
で該軸線方向弱化ラインが破断され、これと同時に或い
はその後に該強化橋絡部が破断されるように構成されて
いる、ことを特徴とする容器蓋が提供される。
【0007】
【作用】本発明の容器蓋においては、周方向弱化ライン
において非破断橋絡部と共に強化橋絡部が破断されてる
ことなく維持されており、従ってピルフアープルーフ裾
部が未だ充分に容器口頸部に係止されている間に、軸線
方向弱化ラインが破断され、これと同時或いはその後に
周方向弱化ラインにおける強化橋絡部が破断される。か
くして、周方向弱化ラインにおける非破断橋絡部以外の
橋絡部の破断と共に軸線方向弱化ラインの破断が充分確
実の実現される。
【0008】
【実施例】以下、本発明に従って構成された容器蓋の好
適実施例について、添付図面を参照して更に詳細に説明
する。
【0009】図1は、本発明に従って改良された容器蓋
の好適実施例における容器蓋本体を図示している。ポリ
エチレン又はポリプロピレンの如き適宜の合成樹脂材料
から圧縮成形によって成形することができる、全体を番
号2で示す図示の本体は、円形天面壁4とこの円形天面
壁4の周縁から垂下する円筒状スカート壁6とを有する
。スカート壁6の内周面上端部には、そこから下方に向
って半径方向内方に突出する環状突片8が形成されてい
る。所望ならば、スカート壁6の内周面上端部から突出
する環状突片8を形成することに代えて、スカート壁6
の内周面上端と天面壁4の内面外周縁との境界或いは天
面壁4の内面外周縁部から突出する環状突片8を形成す
ることもできる。
【0010】上記環状突片8に関連して、天面壁4の内
面と環状突片8の上面とを接続する複数個のリブ10が
周方向に間隔をおいて形成されているのが好都合である
。図1と共に図2を参照して説明すると、図示の実施例
においては、周方向に間隔をおいて配設された6個の部
分12a乃至12fの各々において、略三角形状の7個
のリブ10が周方向に間隔をおいて形成されている。 上記6個の部分のうちの1個おきに位置する3個の部分
12a,12c及び12eに形成されているリブ10は
第1の組を構成し、残りの3個の部分12b,12d及
び12fに形成されているリブ10は第2の組を構成す
る。そして、第1の組のリブ10は、半径方向内方に向
って周方向片側に傾斜して(即ち下方から見て時計方向
に傾斜して)延び、第2の組のリブ10は、半径方向外
方に向って周方向反対側に傾斜して(即ち下方から見て
反時計方向に傾斜して)延びている。
【0011】図1を参照して説明を続けると、スカート
壁6には周方向弱化ライン14が形成されており、スカ
ート壁6は周方向弱化ライン14よりも上方の比較的肉
厚の主部16と周方向弱化ライン14よりも下方の比較
的肉薄のピルフアープルーフ裾部18とに区画されてい
る。主部16の内周面には雌螺条20が形成されている
。主部16の外周面には、そこれ指をかける時の滑りを
防止するためのローレット乃至凹凸形状22が形成され
ている。一方、ピルフアープルーフ裾部18の内周面に
は、そこから半径方向内方に突出した適宜の形状でよい
複数個のフラップ片24が周方向に間隔をおいて形成さ
れている。
【0012】上記周方向弱化ライン14は、周方向に間
隔をおいて周方向に延びる複数個(図示の実施例におい
ては8個)のスリット26と、かかるスリット26間に
位置する複数個(図示の実施例においては8個)の橋絡
部28a乃至28hとから構成されている。上記ピルフ
アープルーフ裾部18は橋絡部28a乃至28hによっ
て上記主部16に接続されている。図1と共に図3を参
照して説明すると、複数個の橋絡部28a乃至28hの
うちの1個は横断面積Saが充分に大きい非破断橋絡部
28aである。そして、この非破断橋絡部28aに関連
せしめて、ピルフアープルーフ裾部18には、周方向に
見て非破断橋絡部28aの両側縁の少なくとも一方に隣
接して、図示の場合には両側縁の各々に隣接して、軸線
方向に延びる軸線方向弱化ライン30a及び30bが形
成されている。かかる軸線方向弱化ライン30a及び3
0bは、所謂ミシン目等から構成することもできるが、
肉厚が減少せしめられた所謂スコアから構成されている
のが好都合である。
【0013】本発明によれば、上記非破断橋絡部28a
に対して略直径方向反対側に位置する少なくとも1個の
橋絡部は、上記非破断橋絡部28aの横断面積Saより
は小さいが他の橋絡部の横断面積よりも大きい強化橋絡
部であることが重要である。図3から理解される如く、
図示の実施例においては、上記非破断橋絡部28aに対
して直径方向真反対に位置する橋絡部28eが強化橋絡
部であり、この強化橋絡部28eの横断面積Saは、非
破断橋絡部28aの横断面積Saよりも小さいが、他の
橋絡部28b,28c,28d,28f,28g及び2
8hの横断面積Sb, Sc, Sd, Sf, Sg
及びShより大きくせしめられている(Sa>Se>S
b=Sc=Sd=Sf=Sg=Sh)。所望ならば、橋
絡部28eを強化橋絡部にすることに加えて或いはこれ
に代えて橋絡部28d及び/又は28fを強化橋絡部に
することもできる。
【0014】上記強化橋絡部28eの横断面積Saは、
後に言及する通りにして容器口頸部を開封する際に、最
初に通常の橋絡部28b,28c,28d,28f,2
8g及び28hが破断され、次にピルフアープルーフ裾
部18に形成されている軸線方向弱化ライン30a及び
30bのいずれか一方が破断され、そしてこれと同時に
又はその後に強化橋絡部28eが破断されるように、本
体2の材質特性、軸線方向弱化ライン30a及び30b
の強度等に応じて設定される。参考までに一例を挙げる
と、高密度ポリエチレン製で、スカート壁6におけるピ
ルフアープルーフ裾部18の内径が略27.8mmであ
り、ピルフアープルーフ裾部18に形成されている軸線
方向弱化ライン30a及び30bの最大残留肉厚が約0
.20mmで幅が約1.00mmである本体2において
、       Sa≒5.40平方mm       Se≒0.27平方mm       Sb=Sc=Sd=Sf=Sg=Sh≒0
.24平方mmにせしめると、所期の通りの結果を得る
ことができた。
【0015】図示の実施例においては、上述した容器蓋
本体2の天面壁4の内面に、ライナが型押成形される。 図4を参照して説明すると、上記ライナの型押成形には
、アンビル32と型押工具組立体34とを具備するライ
ナ型押成形装置が使用される。アンビル32は実質上平
坦な上面36を有し、ライナを型押成形すべき本体2は
倒立状態、即ちその天面壁4の外面を下方に向けた状態
でアンビル32の上面36上に載置される。型押工具組
立体34は、支持手段38とこの支持手段38に装着さ
れたセンターパンチ40及び外側スリーブ42を含んで
いる。上記アンビル32の上方に配設されている支持手
段38は、適宜の支持構造(図示していない)によって
昇降自在に装着されており、そしてまた適宜の昇降手段
(図示していない)によって所定通りに昇降動せしめら
れる(支持手段38の昇降動については後に更に言及す
る)。所望ならば、型押工具組立体34の支持手段38
を昇降動せしめることに代えて、アンビル32を昇降動
せしめることもできる。全体として円柱形状であるセン
ターパンチ40は、所定範囲に渡って昇降自在に支持手
段38に装着され、全体として円筒形状でありセンター
パンチ40の外側に位置する外側スリーブ42は支持手
段38に固定されている。更に詳述すると、図示の実施
例においては、支持手段38の下端部には、外側スリー
ブ42の内径に対応した外径を有する円柱状突出部44
が形成され、かかる突出部44に外側スリーブ42の上
端部が被嵌され、そして複数本の止めねじ46によって
外側スリーブ42の上端部が突出部44に固定され、か
くして支持手段38に外側スリーブ42が固定されてい
る。一方、センターパンチ40は、支持手段38の下方
で外側スリーブ42内に配置されている。外側スリーブ
42には、周方向に間隔をおいて複数個の開口48(図
4には2個の開口48を図示している)が形成されてお
り、これに対応して、センターパンチ40には半径方向
外方に突出して上記開口48に位置する複数本のピン5
0(図4には2個のピン50を図示している)が螺着さ
れている。かくして、センターパンチ40は、上記ピン
50が上記開口48の下端に当接する下限位置、即ち図
4に図示する位置と、上記ピン50が上記開口48の上
端に当接する上限位置との間を昇降動自在に、外側スリ
ーブ42を介して支持手段38に装着されている。 支持手段38とセンターパンチ40との間には、比較的
大きな力でセンターパンチ40を上記下限位置に偏倚す
るためのばね51が介在せしめられている。所望ならば
、ばね51に代えて、適宜の流体圧手段によってセンタ
ーパンチ40を上記下限位置に偏倚することもできる。
【0016】本体2の天面壁4の内面にライナを型押成
形する際には、図4に図示する如く、アンビル32の上
面36上の所定位置に本体2が倒立状態で載置される。 そして、適宜の供給手段(図示していない)によって、
軟化溶融状態のライナ素材52が天面壁4の内面上に供
給される。ライナ素材は、軟質ポリエチレンの如き比較
的軟質の合成樹脂であるのが好都合である。次いで、図
5に図示する如く、型押工具組立体34が下降され、か
くしてライナ素材52がセンターパンチ40の下面及び
外側スリーブ42の下面によって押圧されて所要形状の
ライナ54に型押成形される。図5から理解される如く
、型押工具組立体34は、外側スリーブ42の下端外周
縁が本体2の環状突片8に当接する位置まで下降せしめ
られ、かくして環状突片8内の領域においてライナ54
が形成される。ライナ54の中央領域はセンターパンチ
40の下面によって規定され、ライナ54の周縁領域は
外側スリーブ42の下面によって規定される。
【0017】上述した通りのライナ54の型押成形に関
しては、次の点が注目されるべきである。第1に、ライ
ナ54を型押成形する際には、上述した如く外側スリー
ブ42の下端外周縁が本体2の環状突片8に当接せしめ
られ、それ故に、環状突片8には相当な力が加えられる
。然るに、図1及び図2を参照して説明した如く、図示
の本体2においては環状突片8と天面壁4を接続してい
る複数個のリブ10が周方向に間隔を置いて形成されて
おり、かかる複数個のリブ10によって環状突片8が補
強されている。それ故に、環状突片8に加えられる上記
力によって環状突片8に望ましくない変形が生ずること
が回避乃至抑制される。
【0018】第2に、ライナ54を型押成形する際にラ
イナ素材52は半径方向外方に流動して、上記複数個の
リブ10間に流入する。従って、ライナ54が型押成形
されると、上記複数個のリブ10がライナ54内に突入
した状態になる。かくして、本体2に対してライナ54
が相対的に回転することが確実に阻止される。
【0019】第3に、本体2の天面壁4の内面に供給さ
れるライナ素材52の量を著しく精密に所定値にせしめ
ることは不可能ではないにしても極めて困難であり、通
常、供給されるライナ素材52の量は若干の範囲内で変
動する。図4及び図5を比較参照することによって理解
される如く、図示のライナ型押成形装置においては、セ
ンターパンチ40がばね51の偏倚作用に抗して支持手
段38及び外側スリーブ42に対して相対的に上昇する
ことによって、従って型押成形されるライナ54の中央
領域の厚さを変化せしめることによって、供給されるラ
イナ素材52の量の変動が補償される。而して、後の説
明からも明らかになる如く、容器蓋の密封特性にとって
は、ライナ54の周縁領域の形状及び寸法が重要であり
、ライナ54の中央領域の厚さは容器蓋の密封特性に特
に悪影響を及ぼさない。従って、図示のライナ型押成形
装置によれば、供給されるライナ素材52の供給量が変
動しても、所要の密封特性を有するライナ54を型押成
形することができる。
【0020】図6を参照して説明すると、本体2及びラ
イナ54から成る容器蓋56は、容器の口頸部58に適
用される。口頸部58は円筒状外周面を有し、この外周
面には、雄螺条60とこの雄螺条60の下方に位置する
係止あご部62とが形成されている。
【0021】口頸部58を容器蓋56によって閉塞する
際には、口頸部58に容器蓋56を被嵌し、容器蓋2を
閉方向、即ち図6において上方から見て時計方向に回転
せしめる。かくすると、容器蓋56の本体2に形成され
ている雌螺条20が口頸部58に形成されている雄螺条
60に螺合され、これによって容器蓋56は回転と共に
軸線方向下方に移動せしめられる。容器蓋56が下方に
移動せしめられると、容器蓋56の本体2に形成されて
いるフラップ片24は、口頸部58に形成されている雄
螺条60を通過し、そして更に係止あご部62を通るこ
とになるが、係止あご部62を通る際には、係止あご部
62に干渉されることによって係止フラップ片24は半
径方向外方へ弾性的に撓まされる。容器蓋56の本体2
に形成されている雌螺条20を口頸部58の雄螺条60
に充分に螺合せしめると、図6に図示する如く、係止フ
ラップ片24は係止あご部62を完全に通過して、係止
あご部62に干渉されなくなり、係止フラップ片24は
元の状態に向けて弾性的に復元し、係止あご部62の下
面に係止せしめられる。また、ライナ54の周縁領域が
口頸部58の上端部に密接せしめられ、かくして口頸部
58が確実に密封される。
【0022】以上の通りにして口頸部58に装着された
容器蓋56を、口頸部58から離脱せしめて口頸部58
を開封する際には、容器蓋56を装着時における回転方
向に対して逆方向、即ち図6において上方から見て反時
計方向に回転せしめる。かくすると、容器蓋56の本体
2に形成されている雌螺条20が口頸部58に形成され
ている雄螺条60に沿って移動せしめられる故に、容器
蓋56は軸線方向上方に移動せんとする。しかしながら
、容器蓋56の本体2におけるピルフアープルーフ裾部
18の内面に形成されているフラップ片24が口頸部5
8の係止あご部62の下面に係止せしめられている故に
、ピルフアープルーフ裾部18の軸線方向上方への移動
は阻止される。かくして、周方向弱化ライン14、更に
詳しくは橋絡部28a乃至28hに応力が生成されると
共に、軸線方向弱化ライン30a及び30bに応力が生
成される。そして、かかる応力に起因して、最初に、橋
絡部28a乃至28hのうちの、非破断橋絡部28a及
び強化橋絡部28c以外の通常の橋絡部28b,28c
,28d,28f,28g及び28hが破断される。 次に、軸線方向弱化ライン30a及び30bのいずれか
一方が破断される。そして、これと同時に又はその後に
強化橋絡部28eが破断される。かくして、ピルフアー
プルーフ裾部18が環状から帯状に展開されると共に、
非破断橋絡部28aの部分を除いてピルフアープルーフ
裾部18が本体2のスカート壁6の主部16から分離さ
れ、これによって口頸部58の係止あご部62に対する
ピルフアープルーフ裾部18の係止が充分に解消される
。従って容器蓋56の全体が図7に図示する通りの状態
で口頸部58から離脱される。この際、上述した如くラ
イナ54は本体2の天面壁4に対して相対的に回転する
ことが阻止されている故に、充分確実に口頸部58から
離されて本体2と共に離脱される。図7に図示する状態
においては、帯状に展開されたピルフアープルーフ裾部
18は、破断されることなく維持され続けている非破断
橋絡部28aによってスカート壁6の主部16に接続さ
れ続けており、そして帯状に展開されたピルフアープル
ーフ裾部18自体の重量等に起因して非破断橋絡部28
aから周方向に離れるに従って螺旋状に下方に変位して
いる。
【0023】而して、図示の容器蓋56の本体2におい
ては、上述した通り強化橋絡部28eの横断面積Seが
比較的大きくせしめられており、非破断橋絡部28aの
みならず強化橋絡部28eも破断されることなく維持さ
れ、従ってピルフアープルーフ裾部18と係止あご部6
2との相互係止が未だ相当程度に確保されている間に、
ピルフアープルーフ裾部18に形成されている軸線方向
弱化ライン30a及び30bのいずれか一方の破断が開
始されるようにせしめている。それ故に、軸線方向弱化
ライン30a及び30bのいずれか一方は、容器蓋56
の雌螺条20と口頸部58の雄螺条60との螺合が完全
に解除される前に、確実に破断される。
【0024】これに対して、従来の容器蓋においては、
強化橋絡部が存在せず、唯1個の非破断橋絡部を除く全
ての橋絡部が破断された後に、ピルフアープルーフ裾部
に形成されている軸線方向弱化ラインが破断されること
を意図していた。かような従来の容器蓋においては、唯
1個の非破断橋絡部を除く全ての橋絡部が破断され、従
ってピルフアープルーフ裾部と係止あご部の下面との相
互係止が大部分解除された後に、軸線方向弱化ラインを
破断することを意図している故に、軸線方向弱化ライン
が破断されることなく維持されたままでピルフアープル
ーフ裾部が係止あご部を越えて軸線方向上方に移動して
しまうことが少なくなかった。特に、ピルフアープルー
フ裾部が合成樹脂材料製の場合には、ピルフアープルー
フ裾部の弾性変形等に起因してこの傾向が大きい。かか
る場合には、ピルフアープルーフ裾部が帯状に開かれず
、従って口頸部が一旦開封されたことの明示が不充分に
なり、ピルフアープルーフ裾部が毀損される虞がある。 また、消費者が口頸部から離脱されたところの容器蓋に
おけるピルフアープルーフ裾部以外の部分を引張ること
によって、非破断橋絡部が破断され、かくしてスカート
壁の主部から完全に離脱されたピルフアープルーフ裾部
を環状のままで口頸部に残留せしめてしまうことになる
【0025】而して、口頸部58への容器蓋56の装着
及び口頸部58からの容器蓋56の離脱についての上記
説明から理解される如く、口頸部58へ容器蓋56を装
着する際には、非破断橋絡部28a及び強化橋絡部28
eのみならず通常の橋絡部28b,28c,28d,2
8f,28g及び28hも破断されることなく維持され
、そして口頸部58から容器蓋56を離脱する際には、
通常の橋絡部28b,28c,28d,28f,28g
及び28hと共に強化橋絡部28eが確実に破断される
ことが重要である。かような要件を確実に充足するため
に、所望ならば、図8に図示する如く、通常の橋絡部2
8b,28c,28d,28f,28g及び28h(並
びに強化橋絡部28e)を、口頸部58に容器蓋56を
装着する際の容器蓋56の回転方向に傾斜して下方に延
びる形態にせしめることができる。かくすると、口頸部
58に容器蓋56を装着する際に橋絡部28b,28c
,28d,28f,28g及び28h(並びに28e)
に作用する力は矢印64で示す方向である故に、橋絡部
28b,28c,28d,28f,28g及び28h(
並びに28e)の望ましくない破断が抑制される。 また、口頸部58から容器蓋56を離脱する際に橋絡部
28b,28c,28d,28f,28g及び28h(
並びに28e)に作用する力は矢印66で示す方向であ
る故に、橋絡部28b,28c,28f,28g及び2
8h(並びに28e)の破断が促進される。
【0026】以上の添付図面を参照して本発明の好適実
施例について詳細に説明したが、本発明はかかる実施例
に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱するこ
となく種々の変形乃至修正が可能であることは多言を要
しない。
【0027】
【発明の効果】本発明の容器蓋においては、容器口頸部
を開封する際には、容器蓋の所要部位、即ちスカート壁
に形成されている周方向弱化ラインにおける非破断橋絡
部を除く橋絡部と共に、ピルフアープルーフ裾部に形成
されている軸線方向弱化ラインが所要通りに確実に破断
され、かくしてピルフアープルーフ特性が毀損されるこ
となく確保され、そしてまた容器口頸部にピルフアープ
ルーフ裾部を残留せしめることが確実に回避される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成された容器蓋における本体
の一実施例を、一部を断面で示す側面図。
【図2】図1の線イ−イにおける断面図。
【図3】図1に示す本体における橋絡部を示す簡略断面
図。
【図4】図1に示す本体における天面壁の内面にライナ
を成形する様式を説明するための簡略断面図。
【図5】図4と同様に図1に示す本体における天面壁の
内面にライナを成形する様式を説明するための簡略断面
図。
【図6】図1に示す本体の天面壁の内面にライナを型押
成形することによって完成された容器蓋を、容器口頸部
に装着した状態で一部を断面で示す側面図。
【図7】図6に示す容器蓋を容器口頸部から離脱した後
の状態で示す側面図。
【図8】橋絡部の形態の変形例を示す部分断面図。
【符号の説明】
2:容器蓋本体 4:天面壁 6:スカート壁 14:周方向弱化ライン 18:ピルフアープルーフ裾部 28a乃至28h:橋絡部 28a:非破断橋絡部 28e:強化橋絡部 30a及び30b:軸線方向弱化ライン54:ライナ 56:容器蓋 58:容器口頸部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  天面壁と該天面壁の周縁から垂下する
    筒状スカート壁とを含み、該スカート壁には周方向に間
    隔をおいて周方向に延びる複数個のスリットと該スリッ
    ト間に位置する複数個の橋絡部とから成る周方向弱化ラ
    インが形成されていて、該スカート壁は該周方向弱化ラ
    インよりも上方の主部と該弱化ラインよりも下方のピル
    フアープルーフ裾部とに区画されており、該複数個の橋
    絡部のうちの1個は横断面積が充分に大きい非破断橋絡
    部であり、該非破断橋絡部の両側縁の少なくとも一方に
    隣接して該ピルフアープルーフ裾部には軸線方向に延び
    る軸線方向弱化ラインが形成されている容器蓋において
    、該複数個の橋絡部のうちの、非破断橋絡部に対して略
    直径方向反対側に位置する少なくとも1個は、該非破断
    橋絡部の横断面積よりは小さいが他の橋絡部の横断面積
    よりも大きい強化橋絡部であり、容器口頸部の開封の際
    には該他の橋絡部が破断され、次いで該軸線方向弱化ラ
    インが破断され、これと同時に或いはその後に該強化橋
    絡部が破断されるように構成されている、ことを特徴と
    する容器蓋。
  2. 【請求項2】  該非破断橋絡部の両側縁の各々に隣接
    して該ピルフアープルーフ裾部には軸線方向に延びる該
    軸線方向弱化ラインが形成されており、容器口頸部の開
    封の際には該軸線方向弱化ラインのいずれか一方が破断
    される、請求項1記載の容器蓋。
  3. 【請求項3】  合成樹脂製である、請求項1又は2記
    載の容器蓋。
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