JPH0421488A - 染料熱転写プリンター用画像受容シート - Google Patents

染料熱転写プリンター用画像受容シート

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JPH0421488A
JPH0421488A JP2125446A JP12544690A JPH0421488A JP H0421488 A JPH0421488 A JP H0421488A JP 2125446 A JP2125446 A JP 2125446A JP 12544690 A JP12544690 A JP 12544690A JP H0421488 A JPH0421488 A JP H0421488A
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image
sheet
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meth
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JP2125446A
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Shigeo Hayashi
滋雄 林
Akiko Mitsushiba
晶子 三柴
Takaharu Miura
三浦 喬晴
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Oji Paper Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は染料熱転写プリンター用画像受容シートに関す
るものである。更に詳しく述べるならば、本発明は、熱
により転写された昇華性染料を染着して、濃度及び光沢
に優れた画像を感度よく受容することのできる染料熱転
写プリンター用画像受容シートに関するものである。
〔従来技術〕
昨今、熱転写記録方式を用いる、高画質のカラーハード
コピーのうちでも、染料転写方式のプリンターの研究が
進んでいる。染料転写方式のプリンターにおいては、3
色(イエロー、マゼンタおよびシアン)の昇華性染料層
を有するインクシートから、連続的に制御されたサーマ
ルヘッドの熱量、加熱時間によって、各色の染料の転写
量を連続的に制御しながら、画像受容シート上に転写し
、フルカラーの濃度1m画像の形成が可能になっている
現在、染料熱転写プリンター用画像受容シート(以下受
容シートと呼ぶ)としては、昇華性染料との親和性の高
い飽和共重合ポリエステルなどの重合体樹脂を主成分と
して含む画像受容層をシート状基体上に形成したものが
用いられている。染料転写方式の画像における発色機構
としては、例えば“色材、59 (10)、 1986
 p607°′に記載されているように、先ず、比較的
低いガラス転移温度を有するポリエステル樹脂被覆層が
局所的加熱によリ、その部分の非晶領域の高分子鎖に激
しい分子運動を生じ、溶融軟化して粘性のある液体とな
り、次に、この部分に転写操作により昇華した染料が飛
び込み、この染料分子は冷却によって非晶領域に埋め込
まれた状態になり、それによってポリエステル樹脂被覆
層を染着し、着色画像を形成するものと考えられている
。ここで、染料の昇華温度をTI、転写操作における画
像受容層のピーク温度をT 、加熱時間をtsとすると
、これらの要件と、得られる画像の濃度りとの関係は次
式でモデル化される。
D=(t、(Tp−Ts))I”+D。
(上式中、D、はシート状基体の色濃度)一般に、高品
位の記録画像を得るためには、転写した染料の濃度かた
かく、画像の均一性が良好であることが必要であるが、
このために、顔料と接着用樹脂との混合物を主成分とす
る中間層を、画像受容層とシート状基体の間に設けるこ
とが提案されている。
例えば、特開昭64−27996号には、画像受容層と
シート状基体間に、中空粒子と耐有機溶剤性の重合体を
主成分として含む中間層を設けることが提案されている
。この方法によれば、シート状基体の断熱性が向上し、
転写染料画像の染着濃度が高くなるが、画像受容層を塗
工する際、飽和ポリエステル樹脂とメチルエチルケトン
、トルエン等の有機溶剤からなる塗料を、直接中空粒子
含有中間層上に塗布することができないという欠点があ
った。そのために、実質的には親水性樹脂よりなるバリ
ヤー層を中空粒子含有中間層上に設ける必要があり、こ
のため、この方法は実用的ではなかった。
また、画像受容層の表面を高平滑にして、インクシート
との密着性を改善し、プリントスピードおよび画像品質
を改善する試みがなされている。
例えば、特開昭62−211195号には画像受容層用
水系塗料を、キャスト法によりシート状基体上に塗工し
て、高平滑な画像受容層を設けることが提案されている
。しかし、この方法では、高平滑な画像受容層は得られ
るが、画像受容層を乾燥する際、キャストドラム上で水
を蒸発させるため、画像受容層表面、および内部に水の
蒸発に起因する細孔が発生するため、真に高平滑で均一
性のある画像受容層が得られず、従ってプリントされた
画像には濃度ムラが多いという問題があった。
また、特開昭62−173295号には、放射線で硬化
するラジカル重合性オリゴマー、および/又はモノマー
からなる塗布液をシート状基体上に塗布し、これを電子
線で硬化させる方法が提案されている。
この方法では、平滑度および光沢度の高い画像受容層が
得られるが、画像受容層の架橋密度が高いため、これを
局部的に加熱しても溶融軟化して粘性のある液体を生ず
ることがなく、そのために画像受容層の染料染着受容性
が低く高濃度の画像を得ることが難しいという問題があ
った。
更に、特開昭61−112693号には、シート状基体
として、ポリオレフィンと無機顔料を主成分として含む
二輪延伸フィルムの合成紙を使用することが提案されて
いる。この方法では、画像濃度ムラは改善できるが、シ
ート状基体である合成紙の耐熱性が乏しく、染料熱転写
プリンターにおけるプリントの際の熱によって、画像受
容シートがカールするという問題があった。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、従来の技術の有する上記のような欠点を解消
し、中空粒子含有中間層上に直接画像受容層を設けるこ
とが可能であり、画像受容層表面が平滑で内部に気泡や
空隙を含まず、しかも、活性エネルギー線によって硬化
するラジカル重合性オリゴマー、および/又はモノマー
を用いた場合に生ずる低画像濃度という問題点を改善し
、濃度ムラがなく、プリントの際の耐カール性にも優れ
た染料熱転写プリンター用画像受容シートを提供しよう
とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
シート状基体と、上記シート状基体の少なくとも一面上
に形成され、かつ活性エネルギー線によって硬化された
樹脂からなる画像受容層と、を有し、前記シート状基体
と画像受容層との間に、中空の粒子とO/W型エマルジ
ョンとの混合物から形成された中間層が設けられている
ことを特徴とするものである。
前記活性エネルギー線により硬化される樹脂前駆体は、
分子構造中にロジン成分を有する不飽和(メタ)アクリ
ル化合物であることが好ましい。
また、前記シート状基体は、セルロースを主体とする材
料により形成されていることが好ましい。
本発明により得られる画像受容シートと、従来のものと
の大きな差異は、本発明の画像受容シートは、セルロー
スを主体とする材料からなるシート状基体を使っている
場合でも、平滑度、および光沢度のたかい画像受容層表
面を有し、かつこの画像受容層は均質であって微細孔を
有しないものであるという点にある。また本発明におい
てセルロース性基体を使用している場合、プリント直後
に画像受容シートにカールを発生することがなく、品質
および染着濃度が格段に改善された転写、画像を受ける
ことができる。これらの利点の理由としては、本発明に
使用される塗料組成物は無溶剤塗料なので、その塗工工
程において溶剤の蒸発がなく、このため固化した画像受
容層内部に気泡や空隙を含んでいないことが考えられる
。さらに塗料組成物が無溶剤型塗料なので、これがシー
ト状基体上に設けられた有機系中空粒子に直接接触して
も、この中空粒子を溶解することがなく、その上に画像
受容層を設けることが可能となるなどの極めて実用的な
利点がある。
本発明において使用可能な中空粒子としては、室温以上
のガラス転移温度を有するコアーシェルタイブの水分散
系重合体ミクロスフェア−であって、乾燥時にコアーの
部分に空隙を生ずる中空粒子が好ましい。具体的にはス
チレン−アクリル共重合体を主成分とする中空粒子、例
えばop−84J 、 0P−62J(商標、ロームア
ンドハース社製)、PlooO,PlooI、 P2O
00(商標、大日本インキ社製)等が挙げられる。上記
の中空粒子は0.1〜1.0−の粒子径を有し、コア一
部の径は0.1〜0.3−の径を有しているが、本発明
においては粒子径が0.1〜0.5庫、コア一部の径が
0.1〜0.2−の中空粒子を用いることが好ましい。
しかしこの中空粒子単独では造膜性がないので、中間層
を形成するには、これにバインダーを配合する必要があ
る。
本発明に好適なバインダーとしては、水(Water)
の中に油系物質(Oil)が分散しているO/W型エマ
ルジョンまたはラテックスが好ましく、具体的にはSB
Rラテックス、NBRラテックス、アクリル−酢ビエマ
ルジョン、アクリルエマルジョン等を挙げることができ
る。中空粒子とバインダーとの固形分重量比は、中空粒
子/バインダー−9515〜70/30であることが好
ましく、かつ、中間層の重量(乾燥)としては2〜80
g/rrfであることが好ましい。
本発明の画像受容シートにおいて、上記のような中空粒
子は、中間層を構成する必須の成分として使用されるが
、通常の画像受容層をこの中間層上に設けるには、中間
層と画像受容層との間に、画像受容層形成の際、溶剤と
して使用されるメチルエチルケトン、トルエン等に対す
るバリヤー層を設ける必要がある。このようなバリヤー
層を設けない場合は、画像受容層の塗工時に、画像受容
層形成の際に用いられる溶剤、すなわちメチルエチルケ
トン、トルエン等によって中空粒子のシェル部が溶解し
てしまうという問題を生ずる。本発明においては、画像
受容層を、無溶剤で、活性エネルギー線硬化性樹脂前駆
体を利用して形成するので、バリヤー層を設けなくても
、中間層上に、その中の中空粒子を破壊することなく、
画像受容層を直接形成することが可能である。
本発明の画像受容層は、分子構造中にロジン成分を有し
、活性エネルギー線で硬化可能な不飽和(メタ)アクリ
ル化合物を使用して形成することができる。−船釣な活
性エネルギー線硬化性樹脂前駆体は、1分子中に少なく
とも1個以上のアクリロイル基を有するポリエステルア
クリレート、ウレタンアクリレート、エポキシアクリレ
ート等から選ぶことができる。これらの化合物に電子線
のような活性エネルギー線を照射すると、化合物中に活
性種を生じ、瞬時に重合して耐熱性、耐摩純性に優れ、
且つ、高光沢なネットワークポリマーを形成する。これ
らのネットワークポリマーを画像受容層の形成に応用し
た場合、ネットワークポリマーの分子鎖が高架橋のため
、高温時でも分子鎖の運動が抑制され、このため溶融軟
化して粘性のある液体を形成しない。従って、インクシ
ートから昇華された染料がネットワークポリマー層中に
飛び込みにくく、染料画像の濃度が低いという欠点があ
った。また架橋を抑制して染料分子のネットワークポリ
マー層中への染着性を改善すると、得られる画像受容層
の耐熱性が悪化し、光沢度が低下し、インクシートとの
ブロッキングをひきおこしやすくなるなどの問題を生じ
ていた。
本発明者らは、種々の活性エネルギー線で硬化可能な不
飽和(メタ)アクリル化合物から得られた硬化体の染着
性、および耐熱性を検討した結果、分子構造中にロジン
成分を有する不飽和(メタ)アクリル化合物を主成分と
して含む樹脂前駆体から得られた硬化体の、熱転写画像
特性および画像保存性が優れていることを見出した。
上記ロジン成分を有する不飽和(メタ)アクリル化合物
は、(メタ)アクリル酸とロジングリシジルエステルと
の反応物(以下、(a)成分という)と、ジイソシアネ
ート類(以下、 (b)成分という)と、および(メタ
)アクリル酸とエポキシ化合物との反応物、または水酸
基を有するアクリルエステル化合物(以下、(c)成分
という)とから得られる放射線硬化可能なオリゴマーで
あることが好ましい。
前記(a)成分は、(メタ)アクリル酸と、ロジングリ
シジルエステルとの反応物であり、例えば、一般式(1
) %式%(1) (上式(1)中、R,は不均化あるいは/および水素化
したロジン残基を表わし、R2は水素原子またはメチル
基を表わす) で表される反応物を挙げることができる。ここに使用さ
れるロジン類としては、水添化ロジン、および不均化ロ
ジンなどの共役二重結合を安定化処理したロジンを用い
ることが適当である。
前記(b)成分としては、ジイソシアネートaが用いら
れ、従来から公知のジイソシアネート化合物をもそのま
ま使用することができる。これらの具体例としてはジフ
ェニルメタンジイソシアネート、イソホロンジイソシア
ネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、フェニレン
ジイソシアネート、トリレンジイソシアネートをあげる
ことができる。
前記(c)成分としては、(メタ)アクリル酸とジエボ
キシド類との反応物を用いることができ、例えば一般式
(2) (上式(2)中、R3は水素原子またはメチル基を表わ
し、Dは CI。
0−(CHICIO)、 −(nは1〜4の整数)、0
CO−(CH2)、−COO−(nは2〜14の整数)
又は、 を表わす) で表わされる反応物がら選ぷことができる。
また前記(c)成分として、水酸基を有するアクリルエ
ステル化合物を用いることができる。その具体例きして
は、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−
ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、あるいは一
般式(3)、 (4) :R4 %式% (上式(3)中、R4は水素またはメチル基を表わし、
nは0〜5の整数を表わす) 〔上式(4)中、R1は水素原子またはメチル基を表わ
し、R1は下記の構造: (上式中、Rは水素原子またはメチル基を表わす)を有
する二価グループから選ばれた1員を表わす〕の化合物
などをあげることができる。
本発明では、上記ロジン成分を有する不飽和(メタ)ア
クリル化合物の他に、下記一般式(5):(式(5)中
、nおよびmは1以上の整数であって、但しn+mは2
〜4である) で表わされるような、ビスフェノールA骨格、エチレン
グリコール骨格、および(メタ)アクリル酸エステル骨
格を有する不飽和(メタ)アクリル化合物を併用するこ
とが好ましい。具体的には市販品として、日本化薬社製
のR−551,AKZORESIN社製の八M546 
、およびAM548などを挙げることができる。
本発明においては、画像受容層用塗料の粘度を低下させ
るために、下記に挙げる単官能(メタ)アクリレートモ
ノマーを、ロジン成分を有する不飽和(メタ)アクリル
化合物と、ビスフェノールA骨格、エチレングリコール
骨格、および(メタ)アクリル酸エステル骨格を有する
不飽和(メタ)アクリル化合物との混合物に、更に配合
してもよい。このようなモノマーとしては、具体的には
、イソプロピル(メタ)アクリレート、イソブチル(メ
タ)アクリレート、t−ブチル(メタ)アクリレート、
シクロヘキシル(メタ)アクリレート、β−ヒドロキシ
エチルアクリレート、ポリエチレングリコール(メタ)
アクリレート、β−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリ
レート、2−シアノエチル(メタ)アクリレート、β−
エトキシ(メタ)アクリレート、ベンゾイルオキシエチ
ル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレー
ト、フェノキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒド
ロキシ−3−フェノキシプロピル(メタ)アクリレート
、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、イソ
ボルニル(メタ)アクリレート、およびジシクロペンテ
ニルオキシエチル(メタ)アクリレートなどから選ぶこ
とができる。
本発明の画像受容層の形成に用いられる、ロジン成分を
有する不飽和(メタ)アクリル化合物(^)、ビスフェ
ノールA骨格、エチレングリコール骨格、および(メタ
)アクリル酸エステル骨格を有する不飽和(メタ)アク
リル化合物(B)、および単官能(メタ)アクリレート
モノマー(C)の混合割合は、用いられる各々の種類に
応じて調整されるが、−船釣には固形分比率で、(^)
 : ((B) + (C))=60:40〜94:6
であることが好ましく、より好ましくは(A) : (
(B) + (C))=70 : 30〜90 : 1
0である。尚、(^)の配合比率が全量に対し94%を
超えると得られる塗料の粘度が高くなり、塗工の際に問
題を起こしやすくなる。また、それが60%より少ない
と、得られる画像濃度が低下し、あるいは硬化速度が遅
くなるなどの問題を引き起こす。また、CB)と(C)
の混合割合は、(B) : (C) = 100 : 
0〜0:100の範囲で選択される。
画像受容層用塗料組成物には、活性エネルギー線で硬化
可能なシリコーン化合物を2重量%〜15重量%の割合
で配合することが好ましい。この配合量が2重量%未満
ではプリント時にインクシートとのブロッキングに問題
があり、15重量%をこえると剥離及びブロッキング改
善の効果が飽和するので、それ以上配合してもコスト的
に不経済である。活性エネルギー線で硬化可能なシリコ
ーン化合物としては、 (1)シロキサンとアクリル酸の反応物。
(2)シロキサン、イソシアネート、アクリル酸の反応
物。
(3)ビニル基含有シロキサンとメルカプト基含有シロ
キサンの混合物。
等が挙げられる。
これらのシリコーン化合物は、その主鎖にCH。
/ 5i−0− \ CH。
で表される構造を含み、且つ、その主鎖の少なくとも一
末端に(メタ)アクリロイル基又はビニル基又はメルカ
プト基を有する活性エネルギー線硬化型シリコーン化合
物である。具体的には、1゜3−ビス(3−メタクリロ
キシプロピル)−1゜1.3.3−テトラメチルジシロ
キサン、α、ωビス(メルカプトメチル)ポリジメチル
シロキサン、α、ω−ビス(ビニル)ポリジメチルシロ
キサン、1.3−ビス(メルカプトメチル)−1゜1.
3.3−テトラメチルジシロキサン、α、ω−ビス(3
−メルカプトプロピル)ポリジメチルシロキサンなどが
挙げられる。
画像受容層用塗料組成物は、顔料、染料、充填剤、その
他を混合し、又は混合せずに使用できる。
本発明に用いられるシート状基体としては上質紙、コー
ト紙を用いることができる。このシート状基体の厚さは
20〜250 ta、その坪量は20〜250g/rd
であることが好ましい。シート状基体としてセルロース
基材を使用している場合は、得られる画像受容シートは
耐熱性に優れ、プリント直後にカールの発生がないとい
う利点を有する。そのうえ、画像受容層として活性エネ
ルギー線硬化樹脂を利用しているため、画像受容層の平
滑度、光沢度が高く、かつ画像受容層内部に空隙がない
ために転写画像の欠陥である白抜は等は起こさない。
更に、シート状基体と画像受容層との間に中空粒子含有
中間層を設けているので、本発明の画像受容シートは断
熱性に優れ、セルロース基体を使用している場合でも染
着濃度がたかいという利点を有する。
本発明の画像受容層の形成に用いられる組成物は、電子
線、紫外線などの活性エネルギー線で硬化される。活性
エネルギー線として電子線を用いる場合は、比較的安価
で大出力が得られるカーテンビーム方式の電子線加速器
が利用できる。このカーテンビーム方式においては加速
電圧が100〜300Kvであり、吸収線量は0.5〜
10Mradである。
又照射時における雰囲気中の酸素濃度は500ppm以
下であることが好ましく、500ppmより大きい場合
、酸素が重合の遅延剤として働き、硬化が不十分になる
ことがある。活性エネルギー線として紫外線を用いる場
合は、組成物中に樹脂被覆組成物全量に対して0.1〜
10重量%の光開始剤を配合する必要がある。光開始剤
の具体例としては、ベンゾフェノン系化合物とアミン化
合物の混合物、チオキサントン系化合物とアミン化合物
の混合物、アセトフェノン系化合物、ケタール系化合物
等が挙げられる。
シート状基体に塗料組成物を塗布する方法としては、例
えばバーコード、エアードクターコート、プレートコー
ト、スクイズコート、エアーナイフコート、リバースロ
ールコート、トランスファーコート等を用いる方法があ
る。また、上記塗工方法で塗料を基体に塗布した後、塗
工層をキャストドラムに押圧して活性エネルギー線を基
体背面から照射してもよい。この特待られる画像受容層
の厚さは、活性エネルギー線硬化後、2〜20−となる
ようにすることが好ましい。
画像受容層の厚さが2−未満のときは、画像の濃度及び
感度が低下し、塗工精度の制限から画像の均一性が悪く
なる。またそれが20−よりも厚くなると画像の濃度及
び感度が飽和し不経済である。
〔実施例〕
以下実施例により本発明の詳細な説明するが、本発明は
これによって制限されるものではない。
(^)ロジン  を する   アクリレートデヒドロ
アビエチン酸31.6重量部、エピクロルヒドリン63
.3重量部、及び塩化ベンジルトリメチルアンモニウム
0.03重量部を反応容器中に仕込み、攪拌下に溶解さ
せた後、反応混合液を80℃に昇温しこの温度で4時間
反応させた。この反応液にさらに粒状の水酸化ナトリウ
ム5.07重量部を分割添加し、攪拌下に100℃で2
時間更に反応させた。
反応液から析出した食塩を濾過除去後、ロータリエバポ
レーターで濾液中の未反応のエピクロルヒドリンを留去
し、さらに2m+Hg、120℃の条件下で揮発成分を
完全に除去し、ロジングリシジルエステルを得た。
上記ロジングリシジルエステル2568重量部(5,8
1モル)を、98%(重量%、以下同様)アクリル酸4
27重量部(5,81モル)と、エステル化触媒として
ベンジルトリメチルアンモニウムクロライドを3.0重
量部(全仕込み量に対し101000ppと、重合禁止
剤として4−メトキシフェノール3.0重量部と、フェ
ノチアジン3.0重量部とに混合し、この反応混合液を
窒素気流化で105〜110″Cで6時間かけて反応を
完結させ、アクリル酸とロジングリシジルエステルとの
反応物を得た。
上記方法で得たアクリル酸とロジングリシジルエステル
との反応物(成分(a))2178.8部(4,20モ
ル)に、イソホロンジイソシアネート(成分(b))9
33.6部(4,20モル)と、2−ヒドロキシエチル
アクリレート(2−HEAトイう)487.8部(4,
20モル)と、希釈剤としてフェノキシエチルアクリレ
ート189.7部と、重合禁止剤として4−メトキシフ
ェノール(以下MEHQという)3.6部(1000p
pm)とを混合し、この反応混合液を攪拌しながら徐々
に加熱し、75℃まで昇温し、75〜80℃で2時間反
応させた。さらにウレタン化触媒としてオクチル酸第−
スズ1.4部(400ppm)を添加し、この反応混合
液を75〜80℃で5時間保温し、ロジン成分を有する
不飽和アクリレート樹脂Aとフェノキシエチルアクリレ
ートの混合物を得た。尚、不飽和アクリレート樹脂Aと
フェノキシエチルアクリレートの重量比は9515であ
った。
(B)百  舎  S   のa 下記組成の塗料を調製した。
ロジン成分を有するアクリレート樹脂A   86部フ
ェノキシエチルアクリレート       4部(1)
中間層の形成 下記組成の塗料を調製した。
成       分 重量 次に、上記塗料組成物を、厚さ100Inaの顔料塗工
紙(玉子製紙製)の−面上に、塗工バーを用いて、乾燥
後の塗布量が5g/n(になるように塗布し、乾燥して
中空粒子含有中間層を形成した。
(2)画像受容層の形成 前記画像受容層塗料組成物を60°Cに加温し、前記中
空粒子含有中間層上に、塗工バーを用いて塗布量が10
g/rrfになるように塗布した。次に塗布層に電子線
を4 Mradの吸収線量になるように照射して塗布層
を硬化させ、昇華性染料で染着可能な画像受容層を形成
した。
(3)性能テスト カラーパー信号発生器(商標: C13A2 、株式会
社シバゾク製)によりステップパターンを染料熱転写プ
リンター(商標: GZPII 、シャープ製)でプリ
ントした(イエロー、マゼンタ、シアンの重ね合わせの
黒でプリント)。第1表にステップパターンの16階調
めの濃度結果およびプリント直後のカール程度の官能評
価を示す。
プリント濃度はマクベス濃度計(商標:RD−914゜
Kollmorgen Corp、製)を用いて測定し
た。
スmえ 実施例1と同じ操作を行った。但し、 下記組成の塗料を用いて形成した。
中間層用塗料の組成 中間層を テストの結果を第1表に示す。
北較曇土 実施例1と同じ操作を行った。但し、基体と画像受容層
との間に中間層を設けなかった。
テストの結果を第1表に示す。
北較1 実施例1と同じ操作を行った。但し、基体として合成紙
を用い、中間層を設けなかった。
テストの結果を第1表に示す。
第1表 (註) O:カールの発生なし ×:カールを発生した 〔発明の効果〕 本発明の画像受容シートは熱転写の際に転写抜けを発生
することがなく、且つ得られる画像の染着濃度および光
沢度が高く、更に熱転写操作中にカール発生のないもの
であって、実用的価値のすぐれたものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、シート状基体と、 上記シート状基体の少なくとも一面上に形成され、かつ
    活性エネルギー線によって硬化された樹脂からなる画像
    受容層を有し、 前記シート状基体と画像受容層との間に、中空の粒子と
    O/W型エマルジョンとの混合物から形成された中間層
    が設けられていることを特徴とする染料熱転写プリンタ
    ー用画像受容シート。
JP2125446A 1990-05-17 1990-05-17 染料熱転写プリンター用画像受容シート Pending JPH0421488A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3028866A1 (de) 2014-12-05 2016-06-08 Schoeller Technocell GmbH & Co. KG Aufzeichnungsmaterial für thermische Druckverfahren
CN113668286A (zh) * 2021-09-07 2021-11-19 常州卡顿包装科技有限公司 一种基于水性油墨的包装盒绿色印刷工艺

Cited By (3)

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CN113668286B (zh) * 2021-09-07 2022-07-05 深圳云创文化科技有限公司 一种基于水性油墨的包装盒绿色印刷工艺

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