JPH04135795A - 染料熱転写受像シートの製造方法 - Google Patents

染料熱転写受像シートの製造方法

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JPH04135795A
JPH04135795A JP2255372A JP25537290A JPH04135795A JP H04135795 A JPH04135795 A JP H04135795A JP 2255372 A JP2255372 A JP 2255372A JP 25537290 A JP25537290 A JP 25537290A JP H04135795 A JPH04135795 A JP H04135795A
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sheet
image
layer
molding
paint
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JP2255372A
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Shigeo Hayashi
滋雄 林
Akiko Mitsushiba
晶子 三柴
Masaru Kato
勝 加藤
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Oji Paper Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は染料熱転写画像受像シートの製造方法に関する
ものである。更に詳しく述べるならば、本発明は熱によ
り転写された昇華性染料画像を、優れた濃度および画像
品質をもって、染着・受容することのできる染料熱転写
プリンター用受容シートの製造方法に関するものである
〔従来の技術〕
近年、熱転写言己録方式を用いる高画質のカラーハード
コピーのうちでも、染料転写方式のプリンターの研究が
特に進んでいる。染料転写方式のプリンターは、受像シ
ートに重ね合わされた昇華性の染料層を有する3色(イ
エロー、マゼンタ、シアン)のインクシートにサーマル
ヘッドを接触させ、サーマルヘッドの熱量、および加熱
時間を制御して、各色の染料の転写量を連続的に制御し
、受像シート上にフルカラーの濃度階調画像を形成する
ものである。
現在、染料熱転写プリンター用受像シート(以下受像シ
ートと呼ぶ)には、昇華性染料との親和性の高い飽和共
重合ポリエステルなどの高分子材料を主とする樹脂被覆
層(画像受容層)を設けたものが用いられている。染料
転写方式の発色機構としては“色材、59(10)、 
1986 p607”に記載されているように、比較的
低いガラス転移温度を有するポリエステル樹脂被覆層が
局所的加熱により、その部分の非晶領域の高分子鎖に激
しい分子運動を生じて熔融軟化し、粘性の高い液体とな
る。次に、この液化層中に転写操作により昇華した染料
が飛び込み、冷却によって染料分子は非晶領域に埋め込
まれた状態になってポリエステル樹脂被覆層を染着し、
着色画像を形成する。
画像受容層は、昇華性染料が定着しやすい樹脂、例えば
ポリエチレンテレフタレート樹脂などのようなテレフタ
ル酸と多価アルコール類との重合体、または共重合体を
トルエン、メチルエチルケトンのような溶剤に溶解させ
て染料とし、この塗料を天然パルプを主体とする紙、ポ
リオレフィン系樹脂を主成分とするフィルム、又は合成
紙などのシート状基体上に、バーコード、エアードクタ
ーコート、エアーナイフコート、ブレードコート、リバ
ースロールコート、又はトランスファーコート等の塗工
手段を用いて塗布乾燥することによって、形成されてい
た。ところが、上記ポリエステル樹脂を主成分とする塗
料および上記の塗工方式では、写真印画紙のエナメノペ
マット等の焼き付は仕上げ方式に相当する表面形状を有
する受像シートを得ることができず、この点の改善が望
まれていた。
特開昭62−211195号には、水系ポリエステル樹
脂に顔料を配合した塗料を、キャスト法により紙基材に
塗工し、画像受容層を得ることを提案されている。この
方法は、7エナメル仕上げ相当の画像受容層は得られる
が、水を乾燥する際、キャストドラム上で紙基材背面よ
り水を蒸発させるため、画像受容層表面、および内部に
は水の蒸発による細孔が発生する。この細孔のため、プ
リントされた画像には濃度ムラが多いという欠点があっ
た。
またこの方法ではポリオレフィン樹脂を主成分とするフ
ィルム、および合成紙のような水蒸気または溶剤蒸気の
透過性の低い基材では、基材背面から水または溶剤が蒸
発することができないため、使用可能な基材は紙だけに
限られていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、従来の受像シートが有する上記のような欠点
を解消し、画像受容層の表面1.内面に気泡や空隙を含
まず、しかも、画像受容層表面を写真焼き付は仕上げの
エナメル、マット等の形状に自由にコントロールでき、
且つ、転写される染料画像の濃度が高く、濃度ムラのな
い受容層を提供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の染料熱転写受像シートは、シート状基体の一表
面に活性エネルギー線硬化樹脂を主成分として含有する
塗料組成物を塗布して塗料層を形成し、 前記塗料層の表面に、成形材料の、JIS B 060
1に規定された中心線平均粗さ(Ra)が、下記に示す
範囲: Ra = 0.05〜1.0 M にある成形面を押し当てながら、前記塗料組成物に、前
記シート状基体または前記表面粗さ指数を有する成形材
料を通して活性エネルギー線を照射してこれを硬化し、 前記操作によって得られた硬化樹脂層から、前記成形材
料を剥離して、前記シート状基体上に結着され、かつ前
記成形材料の成形表面に対応する表面形状を有する染料
画像受容層を形成する、ことを特徴とするものである。
本発明の受像シートと従来のものとの主要な差は、表面
形状を自由にコントロールでき、且つ、均一な画像受容
層が得られる点にあり、このため画像品質、染着濃度が
優れた受像シートが得られる。その理由としては、本発
明に使用される塗料組成物は、−船釣な活性エネルギー
線硬化染料と同様に無溶剤なので、その硬化工程におい
て溶剤の蒸発がなく、そのため、均質な画像受容層が得
られる。また、たとえ塗料の粘度調整のために溶剤を配
合したとしても、この塗料液層が成形面に接触する前に
溶剤を蒸発除去すれば、溶剤蒸発後も塗工層は粘弾性を
持つ流体であるので、その表面を成形面に押し当てて塗
工層表面の形状をコントロールすることが可能である。
つまり、受像シート上に成形面表面のレプリカを取るこ
とが可能である。
また活性エネルギー線硬化塗料は、活性エネルギー線硬
化により揮発性物質を副生ずることがないので、得られ
る硬化物層は気孔、または空孔を含まず極めて均質な組
織を有し、基材も紙基材またはポリオレフィン樹脂を主
成分とするフィルム、合成紙を使うことが可能である。
本発明に用いられる塗料組成物は電子線、紫外線などの
活性エネルギー線の照射により硬化される。電子線を活
性エネルギー線として用いる場合は、比較的安価で大出
力が得られるカーテンビーム方式の電子線加速器が利用
できる。このカーテンビーム方式においては加速電圧が
100−3000Kvであり、吸収線量は、0.5−1
0M5−1Oであることが好ましい。又照射時における
雰囲気中の酸素濃度は、500ppm以下であることが
好ましく 、500ppmより大きい場合、酸素が重合
の遅延剤として働き、硬化が不十分になることがある。
紫外線を活住エネルギー線として用いる場合は、樹脂被
覆組成物全量に対して0.1−10重量%の光開始剤を
配合する必要がある。光開始剤の具体例としては、ベン
ゾフェノン系化合物とアミン化合物の混合物、チオキサ
ントン系化合物とアミン化合物の混合物、アセトフェノ
ン系化合物、ケタール系化合物、ベンゾインエーテル系
化合物等があげられる。
基材中への透過力を考えた場合、活性エネルギー線のう
ちでも、透過力の強い電子線を用いるのが塗料組成物を
硬化するのに有利である。
以下、図面に従って本発明の製造方法について説明する
第1図に示された方法において、シート状基体1をコー
ティング装置2に供給する。コーティング装置2は、電
子線照射によって硬化する塗料組成物3を収容している
容器3aと、矢印の方向に回転する1対のコーティング
ロール4a、4bとを有するもので、下部ロール4bの
周面上に塗料組成物3が層状に付着し、これが上部ロー
ル4aによりシート状基材の下面に押し当てられ、塗布
される。塗料層を担持したシート状基体1は、ガイドロ
ール5を通って、矢印の方向に回転する成形ドラム60
周面上に供給される。この成形ドラムの成形面(周面)
は表面粗さ指数Ra=0.05〜1.0pを有し、これ
に塗料層表面が押し当てられる。同時にこの塗料層に対
し、電子線照射装置7から、シート状基体1を透過して
、電子線が照射され、これを硬化する。すると、シート
状基体1に結着された硬化体層が形成される。このよう
にして形成された積層成形品は、ガイドロール8に案内
されて、成形ドラム6の周面から剥離される。
すると、前記硬化体からなる熱転写画像受容層を有する
受像シート9が得られ、この受像シート9はロール10
に巻き取られる。
また、表面粗さ指数Ra 〜0.05〜1.0−を有す
る成形ドラム6に塗料組成物3を塗布し、これにシート
状基体1を押し当てながらシート状基体1を通して塗料
層に電子線を照射してもよい。
第2図に示された方法において、シート状基体1をコー
ティング装置2に供給する。コーティング装置2は、電
子線照射によって硬化する塗料組成物3を収容している
容器3aと、矢印の方向に回転する1対のコーティング
ロール4a、4bとを有するもので、下部ロール4bの
周面上に塗料組成物3が層状に付着し、これが上部ロー
ル4aによりシート状基材の下面に押し当てられ、塗布
される。塗料層を担持するシート状基体1は、ニップロ
ール5a、5bに供給される。それと同時にロール6a
からニップロール5a、5bに供給される成形シー)6
bの成形表面は表面粗さ指数Ra = 0.05〜1.
0 pを有し、この成形面に、塗料組成物層をニップロ
ール5a、5bて押し当てる。
次にこの塗料層に対し、電子線照射装置7から、成形シ
ート6bを透過して、電子線を照射し、これを硬化する
。すると、シート状基体1に結着された硬化体層が形成
される。このようにして得られた積層体は、ガイドロー
ル8a、8bに案内され、受像シート9は成形シー)6
bから剥離され、すると、前記硬化体からなる熱転写画
像受容層を有する受像シート9が得られる。この受像シ
ート9は、ロール10に巻き取られ、成形シート6bは
ロール11に巻き取られる。
また、表面粗さ指数Ra = 0.05〜1. OIM
を有する成形シー)6bに塗料組成物3を塗布し、これ
にシート状基体1を押し当てながら成形シート6bを通
して塗料層に電子線を照射してもよい。
本発明方法において、塗料組成物をシート状基体上に塗
布し、この塗料組成物層を成形材料の成形面に押し当て
ながら塗料組成物層に活性エネルギー線を照射して塗料
組成物を硬化させる。成形材料の表面は、JIS B 
0601に規定された中心線平均粗さRaが、0.05
〜1.0−の範囲にする必要がある。この範囲内の中心
線平均粗さを有する成形面を使用すれば、成形材料表面
に対応する表面形状を有する画像受容層が得られ、エナ
メル、マット仕上げされた写真印画紙に相当する受像シ
ートが得られる。成形材料表面の中心線平均粗さが1、
OIsを越えると、塗料粘弾性等の問題の為か、成形材
料の成形表面と同じ形状を有する画像受容層表面を得る
ことが難しくなり、受像シートの表面を粗面化すること
よりプリント画像が悪化する。
成形材料表面の中心線平均粗さが0.05J!mより小
さくなると、もはや画像受容層表面の形状は殆ど変化し
ない。
本発明に用いられ、中心線平均粗さRaが0.05〜1
.0−の範囲内にある成形表面を有する成形材料として
は、キャストドラム、ポリエチレンテレフタレートフィ
ルムのような透明フィルムまたは、表面を加工したポリ
エチレンテレフタレートフィルム、ポリブチレンテレフ
タレートフィルム、アセテートフィルム、ウレタンシー
ト、ポリオレフィンフィルム、ポリカーボネートフィル
ム、ボリアリレートフィルム、あるいは合成皮革製造用
の工程用剥離紙等を用いることが出来る。
本発明の構成要素の一つとして用いられ、かつ染料染着
性を有する活性エネルギー線硬化性樹脂とは、 (1)(a)(メタ)アクリル酸とロジングリシジルエ
ステルの反応生成物と、(b)ジイソシアネート化合物
と、(C〉(メタ)アクリル酸ジエボキシド化合物との
反応生成物、または水酸基を有する(メタ)アクリル酸
エステル化合物と、の反応生成物からなるロジン変性ウ
レタンアクリレート (2)脂肪族、脂環族、芳香脂肪族の1−6価のアルコ
ール及びポリアルキレングリコールの(メタ)アクリレ
ート (3)脂肪族、脂環族、芳香脂肪族の1−6価のアルコ
ールにアルキレンオキサイドを付加させて得られた(メ
タ)アクレート (4)ポリ (メタ)アクリロイルアルキルリン酸エス
テル (5)カルボン酸、ポリオール、(メタ)アクリル酸の
反応物 (6)イソシアネート、ポリオール、(メタ)アクリル
酸の反応物 (7)エポキシ化合物と(メタ)アクリル酸の反応物 (8)エポキシ化合物、ポリオール、(メタ)アクリル
酸の反応物 (9)メラミンと(メタ)アクリル酸の反応物の以上が
挙げられる。
上記活性エネルギー線硬化樹脂には、更に活性エネルギ
ー線で硬化するシリコン化合物と、および/または、イ
ソシアネートにより反応するシリコンオイルを配合する
のが好ましい。
活性エネルギー線で硬化されるシリコン化合物としては
、 主鎖が下記構造; □ 5i−0− (但し、上式中Rは水素又はメチル基を表わし、nは1
以上の整数を表わす)で表される繰り返し単位からなり
、且つ該主鎖の少なくとも一方の末端にアクリロイル基
又はメタクリロイル基を有するシリコン化合物を用いる
ことが好ましい。これらの化合物の具体例を示せば、 (1)ジメチルポリシロキサンとT−メタクリロプロビ
ルトリメトキシシラン及びヘキシルアルコールの反応物
、 (2)ジメチルポリシロキサンと2.4トルエンジイソ
シアネート及び2−ヒドロキシエチルメタクリレート又
は2−ヒドロキシエチルアクリレートの反応物、 (3)ジメチルポリシロキサンと4,4メチレンジフエ
ニルジイソシアネート及び2−ヒドロキシエチルメタク
リレート又は2−ヒドロキンエチルアクリレートの反応
物、 等の化合物があげられる。
インシアネート化合物により硬化可能なシリコーンオイ
ルとしては、アミン変性シリコンオイノベカルボキシ変
性シリコンオイノペシリコンアミン、アルコール変性シ
リコンオイル等があげられる。
インシアネート化合物としては従来から公知のものをそ
のまま使用しうる。その具体例としてはジフェニルメタ
ンジイソシアネート、インホロンジイソシアネート、フ
ェニレンジイソシアネート等があげられる。
本発明に用いられるシート状基体としては上質紙、コー
ト紙、ポリオレフィンと無機顔料を主成分とした2軸遠
伸フイルムの合成紙など各種プラスチイックフィルム、
またはそれらを組合せた積層シートなどを用いることが
出来る。本発明に用いられる基体の厚さには特に制限は
ないが、加速電子線が基体を透過する必要があるため、
20〜250p、坪量は20〜250g/m’が好まし
い。
シート状基体に塗料組成物を塗布する方法としては、例
えばバーコード、エアードクターコート、ブレードコー
ト、スクイズコート、エアーナイフコート、リバースロ
ールコート、トランスファーコートなどを用いる方法が
ある。そして塗料組成物をシート基材に塗布後、成形材
料に押圧し、これに活性エネルギー線照射を施す。この
時得られる画像受理層の厚さは活性エネルギー線硬化後
、2〜40庫とするのが好ましい。画像受容層の厚さが
2−未満であると、画像の濃度及び感度が低下し、塗工
精度の制限から画像の均一性が悪くなる。
また成形面からの樹脂被覆層の剥離に支障が生じること
もある。画像受容層の厚さが407−をこえて厚くなる
と画像の濃度及び感度が飽和して不経済である。
〔実施例〕
以下実施例により本発明の詳細な説明するが、本発明は
これによって制限されるものではない。
実施例1 1)活性エネルギー線で硬化する樹脂Aの調製デヒドロ
アビエチン酸31.6重量部、エピクロルヒドリン63
.3重量部、および塩化ベンジルトリメチルアンモニウ
ム0103重量部を仕込み、撹拌下に溶解させた後、8
0℃に昇温し同温度で4時間反応させた。さらに粒状の
水酸化ナトリウム5.07重量部を分割添加し、撹拌下
に100℃で2時間反応を行った。反応混合物から析出
した食塩を濾過後、ロークリエバポレーターで濾液中の
未反応のエピクロルヒドリンを留去し、さらに2 mm
Hg 1120℃の条件下で揮発成分を完全に除去し、
ロジングリシジルエステルを得た。
上記ロジングリシジルエステル2568重量部(5,8
1モル)に、98%(重量%、以下同様)のアクリル酸
427重量部(5,81モル)と、エステル化触媒とし
てベンジルトリメチルアンモニウムクロライド3,0重
量部(全仕込み量に対し101000ppと、重合禁止
剤として4−メトキシフェノール3.0重量部と、フェ
ノチアジン3.0重量部とを混合し、この反応混合物を
窒素気流化で105〜110℃で6時間かけて反応を完
結させ、アクリル酸とロジングリシジルエステルとの反
応物を得た。
上記方法で得たアクリル酸とロジングリシジルエステル
との反応物2178.8部(4,20モル)に、イソホ
ロンジイソシアネート933.6N (4,20モル)
と、2−ヒドロキシエチルアクリレ−) (2−HEA
という)487.8部(4,20モル)と、希釈剤とし
てフェノキシエチルアクリレート189.7部と、重合
禁止剤として4−メトキシフェノール(以下MEHQと
いう)3.6部(1000ppm)とを混合し、得られ
た反応混合物を撹拌しながら徐々に加熱し、75℃まで
昇温し、75〜80℃で2時間反応させた。さらにこれ
にウレタン化触媒としてオクチル酸第−スズ1.4部(
400pIl1m)を添加し、75〜80℃で5時間保
温し、ロジン成分を有する不飽和アクリレート樹脂Aと
フェノキシエチルアクリレートの混合物を得2)画像受
容層塗料組成物の調製 下記組成の組成物を調製した。
フェノキシエチルアクリレート      10部活性
エネルギー線硬化シリコン      5部(商標: 
EBECRYL350.ダイセルIIcB社製)3〉画
像受容層の形成 塗工基体として厚さ150声の合成紙(玉子油化合成紙
社製)を用い、その1面上に、上記画像受容層塗料組成
物を60℃に加熱して塗工バーを用いて塗布量が101
Mになるように塗布した。ついでこの塗布液層上に中心
線平均粗さが0.097−の成形面を有するポリエチレ
ンテレフタレートフィルム(商標;ルミラー、東し製)
を圧着させ、ポリエチレンテレフタレートフィルム裏側
から、電子線を4 Mraclの吸収線量になるように
照射して塗布層を硬化させた後、ポリエチレンテレフタ
レートフィルムを硬化樹脂層からひきはがし、画像受容
層を有する受像シートを得た。
4)性能評価 試販の染料熱転写プリンター(日立VY−50)を用い
てプリント評価した。プリント性能の評価は染着濃度、
染着の均一性、染着の鮮明度について行った。評価結果
を5段階評価で行ない、結果を第1表に示した。染着濃
度はマクベス濃度計で測定した。染着の均一性、染着の
鮮明度は官能評価し5段階でなした。
5段階評価 5:優秀である。
4;良好である。
3:普通程度である。
2:やや不良である(実用上やや問題がある)。
1;不良である(重大な欠点がある)。
実施例2 実施例1と同じ操作を行なった。但し、塗工基体として
合成紙の代わりに、坪量104.7 g / rn’の
コート紙(玉子製紙製)を使用した。
テスト結果を第1表に示す。
実施例3 実施例1と同じ操作を行なった。但し、画像受容層塗料
組成物を、中心線平均粗さが0.09−の成形面を有す
るポリエチレンテレフタレートフィルム上に塗布し、そ
の上に厚さ150Jsの合成紙を圧着させた。
テスト結果を第1表に示す。
実施例4 実施例1と同じ操作を行なった。但し、中心線平均粗さ
が0.09−の成形面を有するポリエチレンテレフタレ
ートフィルムの代わりに、中心線平均粗さが0.651
1Inの成形面を存する表面加工ポリエチレンテレフタ
レートフィルム(商標:ルミマット、東し製)を使用し
た。
テスト結果を第1表に示す。
実施例5 実施例1と同じ操作を行なった。但し、中心線平均粗さ
が0.097−の成形面を有するポリエチレンテレフタ
レートフィルムの代わりに、中心線平均粗さが0.95
−の成形面を有する下記工程用剥離紙を使用した。
テスト結果を第1表に示す。
上記工程用剥離紙の製法 コート紙上に、下北組成を有する塗料Iを塗布量が20
g/m’になるように塗布乾燥し、カレンダー処理を施
した。次に下記組成を有する塗料■を塗布量が2 g 
/ m’になるように塗布乾燥し、さらに下記組成を有
する塗料■を塗布量が0.2g/m’になるように塗布
乾燥し、中心線平均粗さが0.95廊の成形面を有する
工程用剥離紙を得た。
塗料■ 成    分               量HTク
レー             40重量部塗料■ 水 塗料■ 60重量部 水 90重量部 トルエン              90重量部実施
例6 実施例2と同じ操作を行なった。但し、中心線平均粗さ
が0.09Jaの成形面を有するポリエチレンテレフタ
レートフィルムの代わりに、中心線平均粗さが0.05
1!mの成形面を有する写真印画紙乾燥用フェロタイプ
板を使用し、電子線をコート紙背面から照射した。
テスト結果を第1表に示す。
実施例7 実施例1と同じ操作を行なった。但し、画像受容層用塗
料組成物Bとして下記組成のものを使用した。画像受容
層塗料組成物を合成紙に塗布後、トルエンを乾燥蒸発さ
せ、中心線平均粗さが0.09pのポリエチレンテレフ
タレートフィルムヲ圧着させた。
テスト結果を第1表に示す。
トルエンを蒸発乾燥させ受像シートを得た。
テスト結果を第1表に示す。
活性エネルギー線硬化シリコン    5重量部(商標
:εBECRYL350、ダイセルLICB社製)トル
エン             100重量部比較例1 実施例1と同じ操作を行なった。但し、成形材料を使用
することなく、塗工層に直接電子線を照射した。
テスト結果を第1表に示す。
比較例2 比較例1と同じ操作を行なった。但し、画像受容層用塗
料組成物Cとして下記組成のものを使用した。画像受容
層塗料組成物Cを合成紙に塗布後、トルエン     
        3000重量部比較例3 実施例1と同じ操作を行なった。但し、中心線平均粗さ
が0.09−の成形面を有するポリエチレンテレフタレ
ートフィルムの代わりに、中心線平均粗さが1.051
!mの成形面を有する下記工程用剥離紙を使用した。
テスト結果を第1表に示す。
工程用剥離紙の製法 上質紙上に、下記組成を有する塗料■を、塗布量が20
g/m’になるように塗布乾燥した、ついで、下記組成
の塗料Vを塗布量が2 g / m’になるように塗布
乾燥した。さらに下記組成の塗料■を塗布量が0.2g
/m’になるように塗布乾燥した。
塗料■ 塗料■ 成    分 重質炭酸カルシウム SBRラテックス (商標: 0619、日本合成ゴム製)量 40重量部 1重量部 トルエン 水 塗料V 成 分 PVA (商標: PVA−C3T、 クラレ製) 60重量部 量 3重量部 微粉ケイ酸 (商a:P526、水沢化学製) 10重量部 水 90重量部 〔発明の効果〕 本発明の染料熱転写受像シートは、画像受容層として活
性エネルギー線硬化性樹脂を用い、その硬化の際、特定
の中心線平均粗さを有する成形面に活性エネルギー線硬
化性樹脂層を押し当てながら硬化させることより、画像
品質、染着濃度等が格段に優れた受像シートが得られる
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施するための装置の一実施態様を示
す説明図である。 第2図は、本発明を実施するたtの装置の他の実施態様
を示す説明図である。 1・・・シート状基体、   2・・・コーティング装
置、3・・・塗料組成物、    6・・・成形ドラム
、6b・・・成形シート、  7・・・電子線照射装置
、9・・・受像シート。 90重量部

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、シート状基体の一表面に、活性エネルギー線硬化性
    樹脂を主成分として含有する塗料組成物を塗布して塗料
    層を形成し、 前記塗料層の表面に、成形材料のJISB0601に規
    定された中心線平均粗さ(Ra)が下記のRa=0.0
    5〜1.0μm にある成形面を押し当てながら、前記塗料組成物に、前
    記シート状基体、または前記表面粗さ指数を有する成形
    材料を通して活性エネルギー線を照射してこれを硬化し
    、 前記操作によって得られた硬化樹脂層から、前記成形材
    料を剥離して、前記シート状基体上に結着され、かつ前
    記成形材料の成形面に対応する表面形状を有する染料画
    像受容層を形成する、ことを特徴とする、染料熱転写受
    像シートの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7990822B2 (en) 2002-08-21 2011-08-02 Yamaha Corporation Sound recording/reproducing method and apparatus

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