JPH0421424Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0421424Y2 JPH0421424Y2 JP4142286U JP4142286U JPH0421424Y2 JP H0421424 Y2 JPH0421424 Y2 JP H0421424Y2 JP 4142286 U JP4142286 U JP 4142286U JP 4142286 U JP4142286 U JP 4142286U JP H0421424 Y2 JPH0421424 Y2 JP H0421424Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- doors
- rail
- running
- bodies
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Support Devices For Sliding Doors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
『産業上の利用分野』
本考案は、キヤビネツト等の開口部に少なくと
も二枚のドア相互を、その内側端部で突き合せる
ことにより平面的に閉ドア状態とさせ、この状態
から一方のドアを他方のドアの前面に重なり合う
よう移動させることで、重積状態の開ドア状態と
するようにしたアウトセツト平面閉じ引違いドア
装置に関する。
も二枚のドア相互を、その内側端部で突き合せる
ことにより平面的に閉ドア状態とさせ、この状態
から一方のドアを他方のドアの前面に重なり合う
よう移動させることで、重積状態の開ドア状態と
するようにしたアウトセツト平面閉じ引違いドア
装置に関する。
『従来の技術』
従来の一般的な引違いドアは、ドア間にあつ
て、ドアの厚さ方向に段差が生じて意匠的にも美
観を損ねるので、上記の平面閉じ引違いドアが注
目されつゝあるが、現存する当該ドアは、その構
成上、両ドアの突き合せ端部間に隙間を設けなけ
ればドア相互の重積状態となる開成移動ができな
いことから、完全な閉ドア状態とすることが望め
なかつたり、又、両ドアの突き合せ端部の裏面等
を傾斜状態に面取りしなければ開閉移動ができな
い等の使用上及び製作上並びにコスト上の諸問題
点を有している。
て、ドアの厚さ方向に段差が生じて意匠的にも美
観を損ねるので、上記の平面閉じ引違いドアが注
目されつゝあるが、現存する当該ドアは、その構
成上、両ドアの突き合せ端部間に隙間を設けなけ
ればドア相互の重積状態となる開成移動ができな
いことから、完全な閉ドア状態とすることが望め
なかつたり、又、両ドアの突き合せ端部の裏面等
を傾斜状態に面取りしなければ開閉移動ができな
い等の使用上及び製作上並びにコスト上の諸問題
点を有している。
そこで、上記問題点を解消するため、本願人は
既に左右の両ドアの上下両端部にあつて、ドア幅
方向の内外両端部に二個の走行体を設け、一方、
ドア取付枠の上下両壁に、中央部の直線溝部と、
その左右の両側端部の後方へ曲成した傾斜溝部
と、直線溝部の中央部左右両側にあつて、後方へ
曲成した案内溝部とからなる一本の上壁用ドアレ
ールと、一本の下壁用ドアレールとを並設し、ド
ア幅方向の内外両側端部の走行体が上記両ドアレ
ールの案内溝部と傾斜溝部とに係合されることに
より左右の両ドアは夫々の内側端部が突き合せら
れて平面的閉じ状態に、かつ一方のドアが他方の
ドアの前部に重積状態で閉ドアされるように構成
されたアウトセツト平面閉じ引違いドア装置を提
案している。
既に左右の両ドアの上下両端部にあつて、ドア幅
方向の内外両端部に二個の走行体を設け、一方、
ドア取付枠の上下両壁に、中央部の直線溝部と、
その左右の両側端部の後方へ曲成した傾斜溝部
と、直線溝部の中央部左右両側にあつて、後方へ
曲成した案内溝部とからなる一本の上壁用ドアレ
ールと、一本の下壁用ドアレールとを並設し、ド
ア幅方向の内外両側端部の走行体が上記両ドアレ
ールの案内溝部と傾斜溝部とに係合されることに
より左右の両ドアは夫々の内側端部が突き合せら
れて平面的閉じ状態に、かつ一方のドアが他方の
ドアの前部に重積状態で閉ドアされるように構成
されたアウトセツト平面閉じ引違いドア装置を提
案している。
上述ドア装置では、ドア相互の突き合せ端部を
切欠することなしに、隙間のない完全閉ドアとす
ることができる等、効果的であるが、左右の両ド
アの上下両端部にあつて、ドア幅方向の内外両端
部に夫々二個の走行体を設ける必要があり、その
内側端部側の走行体は、ドアの外側端部から後方
へ延設して外側端部側の走行体が取付けられるブ
ラケツトから、ドア幅方向にあつて、内側端方向
へアーム等を延設して当該アーム等に取付けら
れ、又上下両壁用のドアレールには、中央部の直
線溝部と、その左右の両側端部に後方へ曲成した
傾斜溝部と、直線溝部の左右両側にあつて、後方
へ曲成した案内溝部とを設けなければならないた
め構造的に複雑となつて製作コストがアツプし、
又両ドアをキヤビネツト等の開口部に組み立てる
には、先ず、ドアの上端部側の走行体を上壁用ド
アレールの溝部に係合することによりドアを吊持
した状態で、ドア下端部側の走行体を下壁用ドア
レールに係合し、次いで、該走行体が取付けられ
たブラケツト及びアーム等をドア下端部に固定す
ることによつて行なうようになるが、当該ドアを
上下方向にガタつくことなく取付けるためには、
ドアの下端部と、走行体取付用のブラケツト及び
アームとの取付位置を上下方向に調整して相互に
固定するが、特に大型、高重量のドアになると上
記取付位置の調整が困難である等、コスト上及び
組み立て上の問題点がある。
切欠することなしに、隙間のない完全閉ドアとす
ることができる等、効果的であるが、左右の両ド
アの上下両端部にあつて、ドア幅方向の内外両端
部に夫々二個の走行体を設ける必要があり、その
内側端部側の走行体は、ドアの外側端部から後方
へ延設して外側端部側の走行体が取付けられるブ
ラケツトから、ドア幅方向にあつて、内側端方向
へアーム等を延設して当該アーム等に取付けら
れ、又上下両壁用のドアレールには、中央部の直
線溝部と、その左右の両側端部に後方へ曲成した
傾斜溝部と、直線溝部の左右両側にあつて、後方
へ曲成した案内溝部とを設けなければならないた
め構造的に複雑となつて製作コストがアツプし、
又両ドアをキヤビネツト等の開口部に組み立てる
には、先ず、ドアの上端部側の走行体を上壁用ド
アレールの溝部に係合することによりドアを吊持
した状態で、ドア下端部側の走行体を下壁用ドア
レールに係合し、次いで、該走行体が取付けられ
たブラケツト及びアーム等をドア下端部に固定す
ることによつて行なうようになるが、当該ドアを
上下方向にガタつくことなく取付けるためには、
ドアの下端部と、走行体取付用のブラケツト及び
アームとの取付位置を上下方向に調整して相互に
固定するが、特に大型、高重量のドアになると上
記取付位置の調整が困難である等、コスト上及び
組み立て上の問題点がある。
『考案が解決しようとする問題点』
本考案は上記問題点を解消しようとするもの
で、左右の両ドアの下端部にあつて、ドア幅方向
の外側端部と、中央部ないしは、中央部から外側
部寄りに夫々一個の走行体を設け、一方、下壁用
ドアレールの案内レール部は中央部の直線溝部
と、その左右両側部の後方へ曲成した傾斜溝部と
で形成し、ドア幅方向の外側端部側の走行体を上
記案内レール部に係合し、一方、ドア中央部の走
行体を下壁用ドアレールの底壁面に突き合せるこ
とにより両ドアを開閉自在に案内可能なるよう支
承する構成となすことによつて、構造を簡素化し
て安価に製造出来るようにするとと共に、ドアの
上下方向のガタつきをなくすことができることに
より、ドア開閉時の振れを防止して、ドア開閉動
作が円滑、かつ軽快に行ない得るようにするの
が、その目的である。
で、左右の両ドアの下端部にあつて、ドア幅方向
の外側端部と、中央部ないしは、中央部から外側
部寄りに夫々一個の走行体を設け、一方、下壁用
ドアレールの案内レール部は中央部の直線溝部
と、その左右両側部の後方へ曲成した傾斜溝部と
で形成し、ドア幅方向の外側端部側の走行体を上
記案内レール部に係合し、一方、ドア中央部の走
行体を下壁用ドアレールの底壁面に突き合せるこ
とにより両ドアを開閉自在に案内可能なるよう支
承する構成となすことによつて、構造を簡素化し
て安価に製造出来るようにするとと共に、ドアの
上下方向のガタつきをなくすことができることに
より、ドア開閉時の振れを防止して、ドア開閉動
作が円滑、かつ軽快に行ない得るようにするの
が、その目的である。
『問題点を解決するための手段』
即ち本考案は、少なくとも左右の両ドアの上下
両端部に走行体等を設け、該各走行体を係合して
両ドアが開閉自在に案内可能なるよう案内レール
部を設けてドア取付枠の上下両壁に並行に敷設さ
れる一本の上壁用ドアレールと、一本の下壁用ド
アレールとを具備し、左右の両ドアは夫々の内側
端部で突き合せられて平面的閉じ状態に、かつ、
一方のドアが他方のドアと重積状態で開ドアされ
るよう設けてなるアウトセツト平面閉じ引違いド
ア装置において、上記両ドアの下端部にあつて、
ドア幅方向の外側端部と、ドア幅方向の中央部も
しくは、それより外側端部寄りに夫々一個の走行
体を設け、一方、上記下壁用ドアレールの案内レ
ール部は、中央部の直線溝部と、その左右両側端
部に後方へ曲成した傾斜溝部とで形成され、両ド
アのドア幅方向外側端部の走行体を上記案内レー
ル部に係合し、一方、ドア幅方向中央部側の走行
体は下壁用ドアレールの底壁面と当接させること
により両ドアを開閉自在なるよう案内可能に支承
して構成し、上記問題点を解決したものである。
両端部に走行体等を設け、該各走行体を係合して
両ドアが開閉自在に案内可能なるよう案内レール
部を設けてドア取付枠の上下両壁に並行に敷設さ
れる一本の上壁用ドアレールと、一本の下壁用ド
アレールとを具備し、左右の両ドアは夫々の内側
端部で突き合せられて平面的閉じ状態に、かつ、
一方のドアが他方のドアと重積状態で開ドアされ
るよう設けてなるアウトセツト平面閉じ引違いド
ア装置において、上記両ドアの下端部にあつて、
ドア幅方向の外側端部と、ドア幅方向の中央部も
しくは、それより外側端部寄りに夫々一個の走行
体を設け、一方、上記下壁用ドアレールの案内レ
ール部は、中央部の直線溝部と、その左右両側端
部に後方へ曲成した傾斜溝部とで形成され、両ド
アのドア幅方向外側端部の走行体を上記案内レー
ル部に係合し、一方、ドア幅方向中央部側の走行
体は下壁用ドアレールの底壁面と当接させること
により両ドアを開閉自在なるよう案内可能に支承
して構成し、上記問題点を解決したものである。
『実施例』
以下本考案の一実施例を図面に基づいて詳述す
れば、第1図ないし第3図に示したように、左右
の両ドア1,2はそのドア幅方向の内側端部1
a,2aの突き合せることにより平面的に閉ドア
状態となつて、キヤビテイ等のドア取付枠3の上
壁3a、下壁3b及び左右の両側壁3c,3dの
前端面との間に、ほとんど隙間を保有させること
なくアウトセツト状態とすることが可能な縦、横
寸法をもつて同一大きさに形成されていると共
に、夫々の上端部にあつて、ドア幅方向の内側端
部1a,2a側と外側端部1b,2bとにはドア
1,2の外側端部1b,2bから背後方向へ延設
したブラケツト4,5と該各ブラケツト4,5か
らドア1,2の内側端方向へ延設したアーム6,
7とに支持して、二個の案内用の走行体8,8′,
9,9′と、二個の支持走行体10,10′,1
1,11′を、その各走行体8,8′,9,9′は
ドア1,2の縦方向内側に突出し、又各支持走行
体10,10′,11,11′が図示のようにロー
ラーからなる場合は、ドア厚方向に架設した支軸
12,12′,13,13′によりドア幅方向へ回
転自在に夫々設けると共に、両ドア1,2の下端
部にあつて、ドア幅方向の外側端部1b,2b側
と、ドア幅方向の中央部もしくは、それより外側
端部1b,2b寄りとには、ドア1,2の外側端
部1b,2bと中央部から夫々背後方向へ延設し
た各ブラケツト14,14′15,15′に支持し
て、二個の案内用走行体16,16′,17,1
7′が、ドア1,2の内側にあつて、縦方向に突
出して夫々設けられている。
れば、第1図ないし第3図に示したように、左右
の両ドア1,2はそのドア幅方向の内側端部1
a,2aの突き合せることにより平面的に閉ドア
状態となつて、キヤビテイ等のドア取付枠3の上
壁3a、下壁3b及び左右の両側壁3c,3dの
前端面との間に、ほとんど隙間を保有させること
なくアウトセツト状態とすることが可能な縦、横
寸法をもつて同一大きさに形成されていると共
に、夫々の上端部にあつて、ドア幅方向の内側端
部1a,2a側と外側端部1b,2bとにはドア
1,2の外側端部1b,2bから背後方向へ延設
したブラケツト4,5と該各ブラケツト4,5か
らドア1,2の内側端方向へ延設したアーム6,
7とに支持して、二個の案内用の走行体8,8′,
9,9′と、二個の支持走行体10,10′,1
1,11′を、その各走行体8,8′,9,9′は
ドア1,2の縦方向内側に突出し、又各支持走行
体10,10′,11,11′が図示のようにロー
ラーからなる場合は、ドア厚方向に架設した支軸
12,12′,13,13′によりドア幅方向へ回
転自在に夫々設けると共に、両ドア1,2の下端
部にあつて、ドア幅方向の外側端部1b,2b側
と、ドア幅方向の中央部もしくは、それより外側
端部1b,2b寄りとには、ドア1,2の外側端
部1b,2bと中央部から夫々背後方向へ延設し
た各ブラケツト14,14′15,15′に支持し
て、二個の案内用走行体16,16′,17,1
7′が、ドア1,2の内側にあつて、縦方向に突
出して夫々設けられている。
一方、上記各走行体8〜9′,16〜17′と、
支持走行体10〜11′を夫々係合して両ドア1,
2が開閉自在に案内されるよう、上記ドア取付枠
3の上壁3aと、下壁3bの外側面、つまり表面
には、一本の上壁用ドアレール18と、一本の下
壁用ドアレール19が並設させてある。
支持走行体10〜11′を夫々係合して両ドア1,
2が開閉自在に案内されるよう、上記ドア取付枠
3の上壁3aと、下壁3bの外側面、つまり表面
には、一本の上壁用ドアレール18と、一本の下
壁用ドアレール19が並設させてある。
上記両ドアレール18,19は、ドア取付枠3
における開口部3eに近傍にあつて、その開口縁
3fと平行に敷設されることにより、上記両ドア
1,2を支持して平行に走行案内可能なるよう
夫々案内レール部20,21が設けてある。
における開口部3eに近傍にあつて、その開口縁
3fと平行に敷設されることにより、上記両ドア
1,2を支持して平行に走行案内可能なるよう
夫々案内レール部20,21が設けてある。
上壁用ドアレール18の案内レール部20は、
上記各走行体8〜9′を係合して上記両ドア1,
2を平行に案内する中央部の直線溝部20aと、
該直線溝部20aの左右両側端に後方外側へ対称
に曲成して連設される傾斜溝部20b,20b
と、上記直線溝部20aの中央部左右にあつて、
後方外側へ対称に傾斜させて連設される二個の前
後方向とした案内溝部20c,20cと、上記各
支持走行体10〜11′を係合して両ドア1,2
を支持した状態で平行に走行する平面レール部2
0dとで形成されている。
上記各走行体8〜9′を係合して上記両ドア1,
2を平行に案内する中央部の直線溝部20aと、
該直線溝部20aの左右両側端に後方外側へ対称
に曲成して連設される傾斜溝部20b,20b
と、上記直線溝部20aの中央部左右にあつて、
後方外側へ対称に傾斜させて連設される二個の前
後方向とした案内溝部20c,20cと、上記各
支持走行体10〜11′を係合して両ドア1,2
を支持した状態で平行に走行する平面レール部2
0dとで形成されている。
一方、下壁用ドアレール19の案内レール部2
1は、上記両走行体16,17を係合して上記両
ドア1,2を平行に案内する中央部の直線溝部2
1aと、該直線溝部20aの左右両端部に後方外
側へ対称に、かつ、上記上壁用ドアレール18の
傾斜溝部20b,20bと実質的に同一傾斜角度
をもつて曲成連設される傾斜溝部21b,21b
とで形成されていると共に、該下壁用レール19
の底壁面19aは、他方の走行体16′,17′を
当接して両ドア1,2を平行に案内可能なるよう
平滑面に形成されている。
1は、上記両走行体16,17を係合して上記両
ドア1,2を平行に案内する中央部の直線溝部2
1aと、該直線溝部20aの左右両端部に後方外
側へ対称に、かつ、上記上壁用ドアレール18の
傾斜溝部20b,20bと実質的に同一傾斜角度
をもつて曲成連設される傾斜溝部21b,21b
とで形成されていると共に、該下壁用レール19
の底壁面19aは、他方の走行体16′,17′を
当接して両ドア1,2を平行に案内可能なるよう
平滑面に形成されている。
上記上下両壁用ドアレール18,19における
案内レール部20,21の傾斜溝部20b,20
b,21b,21bは、左右のドア1,2相互が
開閉時、ドア外側端部1b,2b側の走行体8,
9,16,17を支点として回動傾斜し、互いの
干渉が阻止されるために設けられ、一方、上壁用
ドアレール18の案内溝部20c,20cは左右
の各ドア1,2が開閉時、上記回動と、互いのド
ア1,2の引違い移動とを可能にすべく、ドア内
側端部1a,2a側の走行体8′,9′がドアの斜
め前後方向に移動自在なるよう係合案内される如
く直線溝部20aと連通して形成されている。
案内レール部20,21の傾斜溝部20b,20
b,21b,21bは、左右のドア1,2相互が
開閉時、ドア外側端部1b,2b側の走行体8,
9,16,17を支点として回動傾斜し、互いの
干渉が阻止されるために設けられ、一方、上壁用
ドアレール18の案内溝部20c,20cは左右
の各ドア1,2が開閉時、上記回動と、互いのド
ア1,2の引違い移動とを可能にすべく、ドア内
側端部1a,2a側の走行体8′,9′がドアの斜
め前後方向に移動自在なるよう係合案内される如
く直線溝部20aと連通して形成されている。
又、上記走行体8〜9′,16,17はドア1,
2の重量を受けることなく、該ドア1,2の開閉
と平行移動を案内するよう第4図、第5図に明示
した如く両ドアレール18,19の各溝部20
a,20b,20b,20c,20c,21a,
21b,21bの左右両側壁に係合案内されるよ
う形成されているが、上記支持走行体10〜1
1′は、ドア1,2を安定性良く支持して走行移
動可能に、ドア厚方向において、各走行体8〜
9′よりもドア側の位置に軸支させてある。
2の重量を受けることなく、該ドア1,2の開閉
と平行移動を案内するよう第4図、第5図に明示
した如く両ドアレール18,19の各溝部20
a,20b,20b,20c,20c,21a,
21b,21bの左右両側壁に係合案内されるよ
う形成されているが、上記支持走行体10〜1
1′は、ドア1,2を安定性良く支持して走行移
動可能に、ドア厚方向において、各走行体8〜
9′よりもドア側の位置に軸支させてある。
又、上記支持走行体10〜11′は、図示のロ
ーラーに限るものではなく、ドア重量を支持して
安定的、かつ円滑にドア1,2を走行移動させ得
るものであればよいから、他にボールキヤスタ
ー、コロ等を用いることもできる。
ーラーに限るものではなく、ドア重量を支持して
安定的、かつ円滑にドア1,2を走行移動させ得
るものであればよいから、他にボールキヤスタ
ー、コロ等を用いることもできる。
一方、ドア下端部に設けられる他方の走行体1
6′,17′は下壁用ドアレール19の底壁面19
aと第7図に明示した如く当接させることによ
り、両ドア1,2の開閉移動時における振れを防
止して、当該ドア1,2の開閉移動が円滑に行な
い得るようにするものであるから、図示例のよう
に突軸形状に設ける場合は、そのレール底壁面1
9aと当接する面を平滑面に形成すると共に、そ
の周縁にアールを形成して、上記底壁面19aと
滑り易くする。
6′,17′は下壁用ドアレール19の底壁面19
aと第7図に明示した如く当接させることによ
り、両ドア1,2の開閉移動時における振れを防
止して、当該ドア1,2の開閉移動が円滑に行な
い得るようにするものであるから、図示例のよう
に突軸形状に設ける場合は、そのレール底壁面1
9aと当接する面を平滑面に形成すると共に、そ
の周縁にアールを形成して、上記底壁面19aと
滑り易くする。
又、図示例の突軸形状にかえてボールキヤスタ
ー、又はコロ等を使用するようにしてもよい。
ー、又はコロ等を使用するようにしてもよい。
更に上記両ドア1,2が開き動作時前方へ引き
出され、閉じ動作時後方へ押し込み移動されるこ
とにより、上記走行体16′,17′もドア1,2
と一体的に前方へ、又は後方へ直線溝部21aを
乗り越えて夫々移動されるが、この時、走行体1
6′,17′が上記直線溝部21aに引掛かつた
り、落ち込んだのではドア開閉動作が不円滑とな
つたり、又ドア開閉動作が不能になつてしまうか
ら、このような不具合が生じないようにするため
には、上記走行体16′,17′の直径Lを上記直
線溝部21aの幅l′よりも適当寸法だけ大きく形
成するようにするか、又はその直径Lを直線溝部
21aの幅l′より小さく形成した場合や、図示例
の如く、略同等に形成した場合には、幅lを、上
記直線溝部21aの幅l′より適当寸法だけ広幅に
形成した略U字形状のクリツプ22を上記ブラケ
ツト14′,15′にあつて、走行体16′,1
7′のドア側に挟着する等して、上記直線溝部2
1aに対する引掛かりや落ち込みを防止すればよ
い。
出され、閉じ動作時後方へ押し込み移動されるこ
とにより、上記走行体16′,17′もドア1,2
と一体的に前方へ、又は後方へ直線溝部21aを
乗り越えて夫々移動されるが、この時、走行体1
6′,17′が上記直線溝部21aに引掛かつた
り、落ち込んだのではドア開閉動作が不円滑とな
つたり、又ドア開閉動作が不能になつてしまうか
ら、このような不具合が生じないようにするため
には、上記走行体16′,17′の直径Lを上記直
線溝部21aの幅l′よりも適当寸法だけ大きく形
成するようにするか、又はその直径Lを直線溝部
21aの幅l′より小さく形成した場合や、図示例
の如く、略同等に形成した場合には、幅lを、上
記直線溝部21aの幅l′より適当寸法だけ広幅に
形成した略U字形状のクリツプ22を上記ブラケ
ツト14′,15′にあつて、走行体16′,1
7′のドア側に挟着する等して、上記直線溝部2
1aに対する引掛かりや落ち込みを防止すればよ
い。
又、両ドア1,2の下端部側の走行体16〜1
7′を支持するブラケツト14〜15′には、第4
図ないし第7図に明示したようにL字形状のもの
を使用し、その平面部に走行体16〜17′を固
定し、該平面部から直角に曲成した立上り部にビ
ス孔23と、上下方向に長い長孔24を設け、予
めドア1,2の下端部内面の打ち込み部材25を
打ち込んでおき、該打ち込み部材25と長孔24
を嵌合しておいて、この状態でブラケツト14〜
15′を上下にスライドして走行体16,17を
案内レール部21に係合すると共に、他方の走行
体16′,17′をドアレール19の底壁面19a
と適当な接触圧をもつて当接させた後、ビス孔2
3からビス26を挿入してドア1,2と固定する
ようにすると、下壁用ドアレール19と、上記各
走行体16〜17′との取付け位置関係を容易に
所望位置に調整して取付けることができる。
7′を支持するブラケツト14〜15′には、第4
図ないし第7図に明示したようにL字形状のもの
を使用し、その平面部に走行体16〜17′を固
定し、該平面部から直角に曲成した立上り部にビ
ス孔23と、上下方向に長い長孔24を設け、予
めドア1,2の下端部内面の打ち込み部材25を
打ち込んでおき、該打ち込み部材25と長孔24
を嵌合しておいて、この状態でブラケツト14〜
15′を上下にスライドして走行体16,17を
案内レール部21に係合すると共に、他方の走行
体16′,17′をドアレール19の底壁面19a
と適当な接触圧をもつて当接させた後、ビス孔2
3からビス26を挿入してドア1,2と固定する
ようにすると、下壁用ドアレール19と、上記各
走行体16〜17′との取付け位置関係を容易に
所望位置に調整して取付けることができる。
尚、第1図、第2図において、27,28はド
ア1,2の内側部に設けた取手を夫々示す。
ア1,2の内側部に設けた取手を夫々示す。
次に、上記構成のものにつき、そのドアの開閉
動作を第1図ないし第7図に基づいて以下説明す
る。
動作を第1図ないし第7図に基づいて以下説明す
る。
左右のドア1,2は第1図、第2図に実線で示
した如く、夫々の内側端部1a,2aを突き合せ
た状態で平面的に閉じられており、この閉ドア状
態は図示しないストツパーにより保持され、これ
により両ドア1,2は平面状に連装され、又この
状態では走行体8,9,16,17は当然のこと
ながらドアレール18,19の各傾斜溝部20
b,20b,21b,21bと係合し、他方の走
行体8′9′は案内溝部20c,20cに係合し、
一方、支持走行体10〜11′は、上壁用ドアレ
ール18の平面レール部20d上に係合してドア
1,2の重量を受けており、他方の走行体16′,
17′は、下壁用ドアレール19の底壁面19a
に接触して両ドア1,2が縦方向にガタを生じる
ことなく閉ドアが保持されている。
した如く、夫々の内側端部1a,2aを突き合せ
た状態で平面的に閉じられており、この閉ドア状
態は図示しないストツパーにより保持され、これ
により両ドア1,2は平面状に連装され、又この
状態では走行体8,9,16,17は当然のこと
ながらドアレール18,19の各傾斜溝部20
b,20b,21b,21bと係合し、他方の走
行体8′9′は案内溝部20c,20cに係合し、
一方、支持走行体10〜11′は、上壁用ドアレ
ール18の平面レール部20d上に係合してドア
1,2の重量を受けており、他方の走行体16′,
17′は、下壁用ドアレール19の底壁面19a
に接触して両ドア1,2が縦方向にガタを生じる
ことなく閉ドアが保持されている。
この閉ドア状態では、上記支持走行体10〜1
1′が上記直線溝部20aをの乗り越えた位置に
あり、一方、ドア下端部の中央部側の走行体1
6′,17′も、上記直線溝部21aを乗り越えた
第6図中実線で示した位置に保持されており、両
ドア1,2はドア取付枠3における開口部3eの
開口縁3fと隙間なく開口部3eを閉成してい
る。
1′が上記直線溝部20aをの乗り越えた位置に
あり、一方、ドア下端部の中央部側の走行体1
6′,17′も、上記直線溝部21aを乗り越えた
第6図中実線で示した位置に保持されており、両
ドア1,2はドア取付枠3における開口部3eの
開口縁3fと隙間なく開口部3eを閉成してい
る。
上述閉ドア状態から、今、左側のドア1を開く
時は、先ずドア1の取手27を持つて、内側端部
1aを図中矢印aが示す斜め前方へ引き出すと、
ドア1を介して走行体8′と支持走行体10′は前
方へ力が作用されるので、ドア1は、外側端部1
bの走行体8,16が支点となつて時計回り方向
へ回動し、これにより走行体8′は案内溝部20
cから前方へ脱出し、直線溝部20aに図中破線
で示した如く係合し、これと同時に支持走行体1
0′,11′と走行体16′は前方へ引き出される。
時は、先ずドア1の取手27を持つて、内側端部
1aを図中矢印aが示す斜め前方へ引き出すと、
ドア1を介して走行体8′と支持走行体10′は前
方へ力が作用されるので、ドア1は、外側端部1
bの走行体8,16が支点となつて時計回り方向
へ回動し、これにより走行体8′は案内溝部20
cから前方へ脱出し、直線溝部20aに図中破線
で示した如く係合し、これと同時に支持走行体1
0′,11′と走行体16′は前方へ引き出される。
従つて、直線溝部20a,21aを乗り越え、
図中破線で示した如く、支持走行体10′は平面
レール部20dに、一方、走行体16′はドアレ
ール底壁面19aを摺動して、その前方部位まで
移動する。
図中破線で示した如く、支持走行体10′は平面
レール部20dに、一方、走行体16′はドアレ
ール底壁面19aを摺動して、その前方部位まで
移動する。
又、上記案内溝部20c,20cは傾斜形成さ
れているので、外側端部1b側の走行体8,16
は傾斜溝部20b,21b内を僅かに前方へ移動
し、同時に支持走行体10も僅かに前方へ移動
し、ドア1は、内側端部1aが前方へ移動して第
1図、第2図に破線で示した如く斜めになる。
れているので、外側端部1b側の走行体8,16
は傾斜溝部20b,21b内を僅かに前方へ移動
し、同時に支持走行体10も僅かに前方へ移動
し、ドア1は、内側端部1aが前方へ移動して第
1図、第2図に破線で示した如く斜めになる。
次いで、ドア1を図において矢印bが示す右方
向へ移動させると、走行体8′は直線溝部20a
に係合しており、一方、走行体8,16は両ドア
レール18,19の傾斜溝部20b,21bに係
合しているので、当初は斜めの状態でスタートす
るが、右方向へ移動するにつれて、走行体8′を
支点としてドア1は反時計回り方向に回転し、走
行体8,16が直線溝部20a,21aに至ると
ドア1はドア取付枠3の開口縁3fと平行とな
り、それ以後は横向き状態で開きエンドまで直線
移動し、第1図、第2図中二点破線で示した如
く、他方のドア2の前側に重装された状態に開か
れる。
向へ移動させると、走行体8′は直線溝部20a
に係合しており、一方、走行体8,16は両ドア
レール18,19の傾斜溝部20b,21bに係
合しているので、当初は斜めの状態でスタートす
るが、右方向へ移動するにつれて、走行体8′を
支点としてドア1は反時計回り方向に回転し、走
行体8,16が直線溝部20a,21aに至ると
ドア1はドア取付枠3の開口縁3fと平行とな
り、それ以後は横向き状態で開きエンドまで直線
移動し、第1図、第2図中二点破線で示した如
く、他方のドア2の前側に重装された状態に開か
れる。
この時、ドア重量を支持走行体10,10′が
受け、同走行体10,10′がドアレール18の
平面レール部20d上に係合して転動されること
により、ドア1は開き方向に移動されると共に、
ドア下端部の中央部側の走行体16′はドアレー
ル19の底壁面19aに接触して摺動されるの
で、ドア1は前後左右方向及び上下方向並びに各
走行体8,8′,16を縦軸とする回転方向等に
振れることなく平行に開き方向へ移動される。
受け、同走行体10,10′がドアレール18の
平面レール部20d上に係合して転動されること
により、ドア1は開き方向に移動されると共に、
ドア下端部の中央部側の走行体16′はドアレー
ル19の底壁面19aに接触して摺動されるの
で、ドア1は前後左右方向及び上下方向並びに各
走行体8,8′,16を縦軸とする回転方向等に
振れることなく平行に開き方向へ移動される。
又、上記ドア1の開き時、右側のドア2の走行
体9,17は傾斜溝部20b,21bに、走行体
9′は案内溝部20cに、支持走行体11,1
1′は直線溝部20aを乗り越えた位置に、下端
部中央部側の走行体17′は直線溝部21aを乗
り越えた位置に夫々保持されているので、ドア1
の開きに際して、その走行体8,8′,16,1
6′と支持走行体10,10′の移動を妨げること
はなく、上述のようにドア1は開かれる。
体9,17は傾斜溝部20b,21bに、走行体
9′は案内溝部20cに、支持走行体11,1
1′は直線溝部20aを乗り越えた位置に、下端
部中央部側の走行体17′は直線溝部21aを乗
り越えた位置に夫々保持されているので、ドア1
の開きに際して、その走行体8,8′,16,1
6′と支持走行体10,10′の移動を妨げること
はなく、上述のようにドア1は開かれる。
又、ドア1を閉じる場合は、図中二点破線で示
した開ドア状態からドア1を左方向へ移動する
と、各走行体8,8′,16,16′と支持走行体
10,10′は上述開ドア時と反対方向、図にお
いて左方向に移動し、一方の走行体8,16が傾
斜溝部20b,21bに至ると、ドア1は時計回
り方向に回動しながら移動し、次いで他方の走行
体8′が案内溝部に係合されるので、ドア1は平
行状態となつて閉じられ、他方のドア2と同一平
面上にあつて、相互に内側端部1a,2aが突き
合せられた状態に閉ドアされると共に、両ドアレ
ール18、19の直線溝部20a,21aは、他
方のドア2の開きのために準備される。
した開ドア状態からドア1を左方向へ移動する
と、各走行体8,8′,16,16′と支持走行体
10,10′は上述開ドア時と反対方向、図にお
いて左方向に移動し、一方の走行体8,16が傾
斜溝部20b,21bに至ると、ドア1は時計回
り方向に回動しながら移動し、次いで他方の走行
体8′が案内溝部に係合されるので、ドア1は平
行状態となつて閉じられ、他方のドア2と同一平
面上にあつて、相互に内側端部1a,2aが突き
合せられた状態に閉ドアされると共に、両ドアレ
ール18、19の直線溝部20a,21aは、他
方のドア2の開きのために準備される。
又、他方のドア2を開閉する場合も、上述ドア
1の開閉と同一であるから、その説明は省略す
る。
1の開閉と同一であるから、その説明は省略す
る。
『考案の効果』
本考案に係るアウトセツト平面閉じ引違いドア
装置は、上述のように構成されたものであるか
ら、左右の両ドア1,2の上下両端部に走行体等
を設け、該走行体を係合して両ドア1,2が開閉
自在に案内可能なるよう案内レール部20,21
を設けた一本の上壁用ドアレール18と、一本の
下壁用ドアレール19を、ドア取付枠3の上下両
壁に並設してなるアウトセツト平面閉じ引違いド
ア装置において、両ドア1,2の下端部にあつ
て、ドア幅方向の外側端部に、略中央部もしく
は、中央部より外側端部寄りとに走行体16,1
7,16′,17′を設け、その外側端部の走行体
16,17を下壁用ドアレール19の案内レール
部21と係合し、中央部側の走行体16′,1
7′を上記ドアレール19の底壁面19に沿つて
移動可能に当接するようにしたので、下壁用ドア
レール19には、上記一方の走行体16,17を
係合してドア1,2を係合してドア1,2を開閉
自在に案内移動する直線溝部21aと、その左右
両側端部に後方へ曲成した傾斜溝部21b,21
bを設けるだけでよいから、構造的に簡略化でき
ることにより安価に製作でき、しかも、上記走行
体16′,17′がドアレール19の底壁面19a
と当接することにより、ドア開閉時における前後
左右方向及び上下方向並びに他方の走行体16,
17を縦軸とする回転方向の動きは阻止され、こ
のことによつてドア開閉時のぶれやガタつきがな
くなるから、ドア1,2の開閉動作を円滑、かつ
軽快に行なうことが可能となり、更に、上下両壁
用ドアレール18,19に対する両ドア1,2の
縦方向の寸法精度のバラつきは、上記中央部側の
走行体16′,17′を、その取付用ブラケツト1
4′,15を調整して吸収でき、他の走行体8〜
9′,16,17等を一切調整等する必要がない
から、ドア1,2の組み込みも容易な操作によつ
て簡単かつ短時間に行なうことができる等の効果
がある。
装置は、上述のように構成されたものであるか
ら、左右の両ドア1,2の上下両端部に走行体等
を設け、該走行体を係合して両ドア1,2が開閉
自在に案内可能なるよう案内レール部20,21
を設けた一本の上壁用ドアレール18と、一本の
下壁用ドアレール19を、ドア取付枠3の上下両
壁に並設してなるアウトセツト平面閉じ引違いド
ア装置において、両ドア1,2の下端部にあつ
て、ドア幅方向の外側端部に、略中央部もしく
は、中央部より外側端部寄りとに走行体16,1
7,16′,17′を設け、その外側端部の走行体
16,17を下壁用ドアレール19の案内レール
部21と係合し、中央部側の走行体16′,1
7′を上記ドアレール19の底壁面19に沿つて
移動可能に当接するようにしたので、下壁用ドア
レール19には、上記一方の走行体16,17を
係合してドア1,2を係合してドア1,2を開閉
自在に案内移動する直線溝部21aと、その左右
両側端部に後方へ曲成した傾斜溝部21b,21
bを設けるだけでよいから、構造的に簡略化でき
ることにより安価に製作でき、しかも、上記走行
体16′,17′がドアレール19の底壁面19a
と当接することにより、ドア開閉時における前後
左右方向及び上下方向並びに他方の走行体16,
17を縦軸とする回転方向の動きは阻止され、こ
のことによつてドア開閉時のぶれやガタつきがな
くなるから、ドア1,2の開閉動作を円滑、かつ
軽快に行なうことが可能となり、更に、上下両壁
用ドアレール18,19に対する両ドア1,2の
縦方向の寸法精度のバラつきは、上記中央部側の
走行体16′,17′を、その取付用ブラケツト1
4′,15を調整して吸収でき、他の走行体8〜
9′,16,17等を一切調整等する必要がない
から、ドア1,2の組み込みも容易な操作によつ
て簡単かつ短時間に行なうことができる等の効果
がある。
第1図は本考案に係るアウトセツト平面閉じ引
違いドア装置の一実施例を示した平面図、第2図
は同実施例の底面図、第3図は第1図における
−線矢視縦断側面図、第4図、第5図は同実施
例におけるドア下端部の外側端部走行体と下壁用
ドアレールの一部を夫々拡大して示した底面図と
縦断側面図、第6図、第7図は同実施例における
ドア下端部の中央部側走行体と下壁用ドアレール
の一部を夫々拡大して示した底面図と縦断側面図
である。 1,2……ドア、1a,2a……ドアの内側端
部、1b,2b……ドアの外側端部、3……ドア
取付枠、8,8′,9,9′,16,16′,17,
17′……走行体、18……上壁用ドアレール、
19……下壁用ドアレール、19a……底壁面、
20,21……案内レール部、20a,21a…
…中央部の直線溝部、20b,21b……傾斜溝
部。
違いドア装置の一実施例を示した平面図、第2図
は同実施例の底面図、第3図は第1図における
−線矢視縦断側面図、第4図、第5図は同実施
例におけるドア下端部の外側端部走行体と下壁用
ドアレールの一部を夫々拡大して示した底面図と
縦断側面図、第6図、第7図は同実施例における
ドア下端部の中央部側走行体と下壁用ドアレール
の一部を夫々拡大して示した底面図と縦断側面図
である。 1,2……ドア、1a,2a……ドアの内側端
部、1b,2b……ドアの外側端部、3……ドア
取付枠、8,8′,9,9′,16,16′,17,
17′……走行体、18……上壁用ドアレール、
19……下壁用ドアレール、19a……底壁面、
20,21……案内レール部、20a,21a…
…中央部の直線溝部、20b,21b……傾斜溝
部。
Claims (1)
- 少なくとも左右の両ドアの両端部に走行体等を
設け、該各走行体を係合して両ドアが開閉自在に
案内可能なるよう案内レール部を設けてドア取付
枠の上下両壁に並行に敷設される一本の上壁用ド
アレールと、下壁用ドアレールとを具備し、左右
の両ドアは夫々の内側端部で突き合せられて平面
的閉じ状態に、かつ一方のドアが他方のドアと重
積状態で開ドアされるよう設けてなるアウトセツ
ト平面閉じ引違いドア装置において、上記両ドア
の下端部にあつて、ドア幅方向の外側端部と、ド
ア幅方向の中央部もしくは、それより外側端部寄
りに夫々一個の走行体を設け、一方、上記下壁用
ドアレールの案内レール部は、中央部の直線溝部
と、その左右両側端部に後方へ曲成される傾斜溝
部とで形成され、両ドアのドア幅方向外側端部の
走行体を上記案内レール部に係合し、一方、ドア
幅方向中央部側の走行体は下壁用ドアレールの底
壁面と当接させることにより両ドアを開閉自在な
るよう案内可能に支承してなるアウトセツト平面
閉じ引違いドア装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4142286U JPH0421424Y2 (ja) | 1986-03-20 | 1986-03-20 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4142286U JPH0421424Y2 (ja) | 1986-03-20 | 1986-03-20 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62154178U JPS62154178U (ja) | 1987-09-30 |
JPH0421424Y2 true JPH0421424Y2 (ja) | 1992-05-15 |
Family
ID=30856408
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4142286U Expired JPH0421424Y2 (ja) | 1986-03-20 | 1986-03-20 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0421424Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-03-20 JP JP4142286U patent/JPH0421424Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62154178U (ja) | 1987-09-30 |
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