JPH04212449A - 半導体メモリ装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体メモリ装置及びその製造方法

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JPH04212449A
JPH04212449A JP3062802A JP6280291A JPH04212449A JP H04212449 A JPH04212449 A JP H04212449A JP 3062802 A JP3062802 A JP 3062802A JP 6280291 A JP6280291 A JP 6280291A JP H04212449 A JPH04212449 A JP H04212449A
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JP
Japan
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charge storage
storage electrode
electrode
polycrystalline
forming
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Application number
JP3062802A
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English (en)
Inventor
Naoto Matsuo
直人 松尾
Shozo Okada
岡田 昌三
Susumu Matsumoto
晋 松本
Yoshiro Nakada
義朗 中田
Toshiki Yabu
俊樹 薮
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体メモリ装置及びそ
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図18は従来のスタック型DRAMのセ
ル構成を示す正面断面図である。19は電荷蓄積電極、
18はプレート電極、8は容量酸化膜、20はスイッチ
ングトランジスタ、4はゲート電極、1はソース領域、
21はビット線である。
【0003】同図において、電荷は電荷蓄積電極19と
、プレート電極18と、これらの電極18,19に挟ま
れた容量酸化膜8よりなる容量に蓄えられる構成である
。そしてスイッチングトランジスタ20のゲート電極4
に印加された電圧により、スイッチングトランジスタ2
0がオン(ON)し、電荷蓄積電極8に蓄積された電荷
がソース領域1とゲート電極4を介してビット線21に
流れ、情報の書込み、読出しを可能にする。ところでD
RAMの高集積化に伴いメモリセルの面積は小さくなり
、それと共に容量領域の平面寸法も小さくなってきてい
る。そこで上記従来例のスタック型DRAMのように、
層間、側壁部分に容量を形成したり、あるいはトレンチ
型DRAMのように、Si基板に形成された溝側壁に容
量を形成することにより、ある大きさ以上の容量値を得
る工夫がなされている(これらの技術に関しては、例え
ば、H.Watanabe et.al.:STach
ed Capacitor Cell for Hig
h−density dynamic RAMs”アイ
・イー・デー・エム  ダイジェスト  オブ  テク
ニカルペーパーズ(IEDM Dig.ofTech.
papers)(1988)P.600に記載されてい
る)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術において
、スタック型DRAMの場合、メモリセルの小面積化に
伴い、容量を形成する層間、側壁部分の面積も小さくな
るため、容量値も小さくなる。そこで容量絶縁膜厚を小
さくすること、高誘電率を持つ絶縁膜を使用することが
考えられるが、信頼性などの面で現状では実現が困難で
ある。またトレンチ型DRAMの場合、溝を深くするこ
とにより大きな容量値を取り得るが、Si基板に深いト
レンチを均一に形成する技術は困難であるという問題が
ある。
【0005】本発明の目的は、より高い集積度を確保し
ながら従来のような容量値を確保できる半導体メモリ装
置及びその製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
半導体メモリ装置は、半導体基板上にワード線、ビット
線、電荷蓄積電極、プレート電極を積層した構造を有し
た任意番地の情報書込み読み出し記憶装置において、隣
接する2つのメモリセルの一方のセルAの電荷蓄積電極
A’は広い電極面を前記基板表面に垂直方向に有し、か
つ前記隣接する2つのセル領域と分離領域にまたがり、
隔数に位置するコンタクトを通して基板に接続する構造
を有し、他方のセルBの電荷蓄積電極B’は、前記電荷
蓄積電極A’の周囲に、広い電極面を有しており、前記
コンタクトに隣接するいずれかのコンタクトを通して基
板に接続する構造を有することを特徴とする。
【0007】また、本発明の請求項2記載の半導体メモ
リ装置は、上記構成の電荷蓄積電極A’の平面上長辺の
寸法(l1)が、平面幾何学的に同位置にある2つの電
荷蓄積電極/基板コンタクト間の距離(l2)からリソ
グラィの公称の重ね合せ精度(△L)の2倍に相当する
長さを引いた値より小さく、かつ電荷蓄積電極A’とB
’の層間膜厚と電荷蓄積電極B’の膜厚の和(l3)の
2倍に相当する長さを引いた値より大きい範囲に存在す
ることを特徴とする。
【0008】本発明の請求項4記載の半導体メモリ装置
の製造方法は、半導体基板にワード線、ソース・ドレイ
ンを形成し、更にビット線を形成する工程と、このワー
ド線およびビット線上に層間膜を形成する工程と、この
層間膜をエッチングして電荷蓄積電極と前記ソースのコ
ンタクト穴を形成する工程と、このコンタクト穴に第1
の多結晶Siを充填し、全面に第1の多結晶Siを被着
する工程と、全面に第1の酸化膜を被着後、ドライエッ
チにより、電荷蓄積電極A’形成の為の溝を形成する工
程と、全面に第2の多結晶Siを蒸着後、膜厚相当分を
異方性ドライエッチにより除去する工程と、前記第1の
酸化膜をウエットエッチングにより除去する工程と、全
面に第2の酸化膜を被着後、異方性ドライエッチを行な
い、前記電荷蓄積電極A’が取囲む領域と前記電極A’
の周囲に前記第2の酸化膜を形成する工程と、第3の多
結晶Siを蒸着後、全面にわたり前記第3の多結晶Si
の異方性ドライエッチを行ない、前記第3の多結晶Si
の膜厚相当分除去して電荷蓄積電極B’を形成する工程
と、前記電極A’が取囲む領域と電極A’とB’に挟ま
れた領域に存在する前記第2の酸化膜を除去する工程と
、異方性ドライエッチにより電極A’に囲まれた領域底
部、電極A’B’間底部に存在する前記第1の多結晶S
iを全面にわたり除去する工程を含むことを特徴とする
【0009】本発明の請求項5記載の半導体メモリ装置
の製造方法は、上記構成において、電荷蓄積電極A’形
成時リソグラフィにおいて、重ね合せが{l3−(l2
−l1)/2}以下の場合に、前記多結晶Siの電荷蓄
積電極B’のコンタクト領域にかかる部分を等方性ドラ
イエッチにより除去する工程を含むことを特徴とする。
【0010】
【作用】請求項1記載の半導体メモリ装置の構成により
、2つの隣接するメモリセルの各容量領域が、他方のメ
モリセル領域を相互に含み、かつ、双方の蓄積電極の広
い電極面を基板表面に垂直方向に有し、隣接する2つの
メモリセル領域の周囲を取り囲む構造を呈することにな
り、従来のメモリセルと同一平面上寸法であれば、大き
な容量領域を有することができ、集積度が大きくなり、
メモリセル面積が小さくなっても大きな容量値をとり得
る半導体メモリ装置を提供できる。
【0011】請求項2記載の半導体メモリ装置の構成に
より、電荷蓄積電極A’の平面上長辺の寸法(l1)が
、平面幾何学的に同位置にある2つの電荷蓄積電極/基
板コンタクト間の距離(l2)からリソグラィの公称の
重ね合せ精度(△L)の2倍に相当する長さを引いた値
より小さく、かつ電荷蓄積電極A’とB’の層間膜厚と
電荷蓄積電極B’の膜厚の和(l3)の2倍に相当する
長さを引いた値より大きい範囲に存在するため、ある大
きさ以上の合せずれが生じた場合、電荷蓄積電極A’が
接続するコンタクトに隣接するいずれかのコンタクトに
のみ電荷蓄積電極B’が接続することになり、電荷蓄積
電極B’/基板コンタクトがセルファラインで形成され
る。
【0012】請求項4記載の半導体メモリ装置の製造方
法により、全面に第1の酸化膜を被着後、電荷蓄積電極
A’形成の為の溝を形成し、全面に第2の多結晶Siを
蒸着後、膜厚相当分を異方性ドライエッチにより除去す
る。その後前記第1の酸化膜を除去した後、全面に第2
の酸化膜を被着後、異方性ドライエッチを行ない、前記
電荷蓄積電極A’が取囲む領域と前記電極A’の周囲に
前記第2の酸化膜を形成する。その後第3の多結晶Si
を蒸着後、全面にわたり前記第3の多結晶Siの異方性
ドライエッチを行ない、前記第3の多結晶Siの膜厚相
当分除去して電荷蓄積電極B’を形成する。さらに前記
電極A’が取囲む領域と電極A’とB’に挟まれた領域
に存在する前記第2の酸化膜を除去した後、異方性ドラ
イエッチにより電極A’に囲まれた領域底部、電極A’
B’間底部に存在する前記第1の多結晶Siを全面にわ
たり除去するため、セルファラインで電荷蓄積電極A’
とB’を形成できる。
【0013】請求項5記載の半導体メモリ装置の製造方
法により、重ね合せが{l3−(l2−l1)/2}以
下の場合に、電荷蓄積電極B’の電極端を除去するため
、1つの電荷蓄積電極B’が2つのコンタクトに接続す
ることを防止できる。
【0014】
【実施例】本発明の半導体メモリの構造は、容量Csを
確保するために、隣接メモリの各容量領域が他方のメモ
リセル領域を相互に含み、かつ双方の電荷蓄積電極(A
’,B’)の広い電極面を基板表面に垂直方向に、又A
’,B’が平行になる様にし、隣接する2つのメモリセ
ル領域の周囲を取り囲む構造にしている。
【0015】図1に本発明の一実施例である半導体メモ
リセルの構造を示す。図1(a)は斜め方向より隣接す
る2つのメモリセルA,Bの2つの電荷蓄積電極A’,
B’を眺めたものである。同図(a)は後述する様に電
荷蓄積電極A’形成のための溝13(製造方法の個所で
詳述する)形成時のリソグラフィの合せ精度が(l3−
△l)より大きくなる様な、層間膜厚、電荷蓄積電極B
’膜厚を有する場合を示す。△l=(l2−l1)/2
とした。図1(b)は同図(a)の平面図である。また
図1(c)は同図(b)のX−Y断面図である。即ち図
1(a),(b),(c)は溝13形成時のリソグラフ
ィの合せ精度が(l3−△l)以上の場合を示す。
【0016】図2は本発明のメモリセルのセルファライ
ンの概念図である。同図において、電荷蓄積電極A’は
コンタクト10Aに接続し、電荷蓄積電極B’はコンタ
クト10B、又はコンタクト10Cに接続する。酸化膜
にトレンチ(製造方法参照)を形成後、電荷蓄積電極A
’がトレンチ内壁に形成される。
【0017】この概念図に示すレイアウトは、説明の為
、トレンチを形成する時のリソグラフィの重ね合せが0
の場合を示す。即、電荷蓄積電極B’はコンタクト10
B及びコンタクト10Cの両方に均等に接続し、電荷蓄
積電極A’とコンタクト10Bの距離と、電荷蓄積電極
A’とコンタクト10Cの距離が等しく△lになる。ま
た斜線部10D,10Eはそれぞれ電荷蓄積電極B’と
コンタクト10B,10Cとの接続領域を示す。
【0018】容量値を大きくとる為、電荷蓄積電極A’
の平面上寸法(l1)を見積る。l1は、l2(コンタ
クト10Bとコンタクト10Cの距離を示し、その値は
設計寸法から決まり、セル面積を1.8μm2とすると
l2は3.6μmになる)、リソグラフィ上のパラメー
タ(△L:トレンチ加工時のリソグラフィの重ね合せの
精度)、及びプロセス上のパラメータl3(電荷蓄積電
極A’と電荷蓄積電極B’の層間絶縁膜厚と電荷蓄積電
極B’膜厚の和)からその範囲を求める。
【0019】まず電荷蓄積電極A’をコンタクト10B
又は10Cに接触させない条件から(数1)が求まる。
【0020】
【数1】
【0021】次に電荷蓄積電極B’を、少なくともコン
タクト10B又は10Cに接触させる条件から(数2)
が求まる。
【0022】
【数2】
【0023】(数1)及び(数2)より、電荷蓄積電極
A’の平面上寸法l1の範囲を示す(数3)が求まる。
【0024】
【数3】
【0025】電荷蓄積電極A’と電荷蓄積電極B’の層
間絶縁膜厚、電荷蓄積電極B’厚さ、及び△Lを各々0
.1μm,0.05μm,0.1μmとすると(即、l
3=0.15μm)、3.3μm≦l1≦3.4μmと
なる。前記層間絶縁膜、電荷蓄積電極B’が更に薄膜化
するにつれ、又トレンチ加工時のリソグラフィの重ね合
せの精度を小さくする事により、l1を大きくとること
ができる。
【0026】トレンチパターンを形成する時に、リソグ
ラフィの重ね合せが(l3−△l)以上の時、サイドウ
ォールのコンタクトはセルファラインで形成でき、リソ
グラフィの回数は増加しない。例えば、l1を3.35
μmとすると、(l3−△l)は0.025μmになる
。l1を上記範囲内で大きくし、前記層間絶縁膜、電荷
蓄積電極B’が更に薄膜化すると(l3−△l)も更に
小さくなる。ウエハに潜在する、又は、プロセスにより
誘起される反りの為、重ね合せの精度をある大きさ以下
にする事は困難と考えられる。このため(l3−△l)
以上の合せずれが生じた場合、電荷蓄積電極A’が接続
するコンタクト10Aに隣接するいずれかのコンタクト
にのみ電荷蓄積電極B’が接続することになり、電荷蓄
積電極B’/基板コンタクトがセルファラインで形成さ
れる。このセルファラインの概念はl1を上記範囲内で
大きくし、前記層間絶縁膜、電荷蓄積電極B’を薄膜化
して、(l3−△l)を重ね合せの精度以下にする時に
有効になる。
【0027】図1(b),図2において、点線で示す領
域が活性領域、×印は電荷蓄積電極A’,B’のソース
1への引き出し領域を示す。
【0028】図3はリソグラフィの合せ精度>l3−△
lなる場合のメモリセル構造の立体面図である。電荷蓄
積電極B’には、隣接する電極A’,B’の関係がわか
る様に切欠を入れてある。本図は、ワードライン4、ビ
ットライン21を含む層、電荷蓄積電極A’,B’を基
板7との接続をする多結晶Si層11、及び電極A’,
B’を分離するエッチングストッパとなるSiN層6、
更に電荷蓄積電極A’,B’層の3層に分けて描いてい
る。電極A’はコンタクト領域10Aの点線で囲まれた
斜線部で多結晶Si11に接続する。電極B’はコンタ
クト領域10Bの点線で囲まれた斜線部で多結晶Si1
1に接続する。
【0029】次に、電荷蓄積電極A’形成時の、リソグ
ラフィにおける重ね合せ精度が、(l3−△l)以下の
場合を、図4(a)〜(c)に示す。
【0030】図4(a)は、隣接する2つのメモリセル
をA,Bの2つの電荷蓄積電極A’,B’を斜め方向か
ら眺めたものであり、同図(b)は同図(a)の平面図
、同図(c)は同図(b)のX−Y断面図を示す。特に
図4の場合、リソグラフィの重ね合せが0の場合を示し
ており、それぞれ電極A’とコンタクト10B,コンタ
クト10Cの距離が△lになる。この条件では1つの電
荷蓄積電極B’が2つのコンタクト10B,10Cに接
続することを避けるため、電極B’のコンタクト10B
又は10Cと接続する領域を除去する必要があるが、こ
の場合は電極B’のコンタクト10Cと接続する領域を
除去して図4(a)〜(c)の様な電極形状にする。
【0031】また図4(b)において、点線で示す領域
が活性領域、×印は、電荷蓄積電極A’,B’のソース
1への引き出し領域を示す。
【0032】図1(c),図4(c)において、2はド
レイン、3は素子分離膜、4はワード線、5は層間絶縁
膜、6はナイトライド膜、7は基板を示す。
【0033】以上述べた様に、本構造のメリットは、電
極A’形成の為の溝形成時のリソグラフィの合せ精度が
(l3−△l)よりも大きくなるような電極間層間絶縁
膜厚、電極B’膜厚を持つとき、セルファラインで電極
を形成できることである。勿論、重ね合せが小さい場合
でも、前述の様に、電極端をエッチング除去することに
より電極を形成できる。
【0034】図5(a),(b)はセルアレー内におけ
る、電荷蓄積電極の2通りの並び方を示す。長方形で示
す領域50に、隣接する電極A’,B’は含まれている
。また2セルで1つのビット線/基板コンタクト構造を
有する。 本構造を有すると、メモリセル面積を1.8μm2とし
て電荷蓄積電極A’の高さを0.5μmとすると、電荷
蓄積電極A’のCsは41fF、電荷蓄積電極B’は4
5fFとなった。なお、容量絶縁膜8厚は6nmとした
【0035】以下、図6〜図12に本発明の半導体メモ
リ装置の製造方法を示す。図6(a)の断面図は、図6
(b)に示す平面図のXY断面を示すものである。
【0036】図6では、半導体基板7上に素子分離膜3
を形成後、ワード線4、ソース1、ドレイン2を形成し
、更にビット線(不図示)を形成する。更にワード線4
およびビット線上に層間膜5、ナイトライド膜6(10
0nm)を順次堆積する。ナイトライド膜6及び層間膜
5をエッチングして電荷蓄積電極A’,B’とソース1
のコンタクト穴10(特に電荷蓄積電極A’に接続する
穴を10A,電荷蓄積電極B’に接続する穴を10B,
10Cとする)を形成後、全面に第1の多結晶Si11
を蒸着する。その後、第1の多結晶Si11にエッチバ
ック処理を施すことにより、このコンタクト穴10に第
1の多結晶Si11を充填し、0.1μmの厚さにする
。コンタクト穴10の寸法は0.4μm□である。
【0037】次に、全面に第1の酸化膜となるHTO膜
12(High Temperature Oxide
膜の略)を0.7μm形成後、図6(b)の実線9で示
す領域をレジストマスク(不図示)を用いてドライエッ
チにより除去し、メモリセルAの電荷蓄積電極A’形成
の為の溝13を形成する。この時、電荷蓄積電極A’形
成の為の溝13の長さ(l1:マスク上寸法)は隔数に
(1つおきに)存在するコンタクト10B,10Cの距
離(l2)より、リソグラフィの重ね合せ精度(△L)
の2倍(2・△L)だけ短い。本実施例の場合、溝13
の長さ(l1)は3.35μmであり、△lは0.12
5μmである。
【0038】次に図7では、全面に第2の多結晶Si1
4を50nm蒸着後、膜厚相当分を異方性ドライエッチ
により除去し、前記溝13の側壁に第2の多結晶Si1
4を残す。勿論、この時溝13底部にも第1の多結晶S
i11は形成されている。
【0039】図8では、全面のHTO膜12をウエット
エッチングにより除去する。この場合、多結晶Si膜1
1をエッチングストッパーとする。
【0040】図9では、全面に第2の酸化膜となるHT
O膜15を0.1μm蒸着後、全面にわたり、異方性ド
ライエッチを行ない、セルAの電荷蓄積電極A’の周囲
及び、電極A’に囲まれてた領域にHTO膜15を形成
する。
【0041】図10では、第3の多結晶Si膜16を5
0nm蒸着後、全面にわたり多結晶Si16の異方性ド
ライエッチを行ない、多結晶Si16の膜厚相当分除去
してセルBの電荷蓄積電極B’を形成する。
【0042】図11(a)では、多結晶Siをエッチン
グストッパとしてウエットエッチにより電極A’が取囲
む領域と電極A’とB’に挟まれた領域に存在するHT
O膜15を除去した後、異方性ドライエッチにより電極
A’に囲まれた領域底部、電極A’B’間底部に存在す
る多結晶Si11を全面にわたり0.1μm除去して、
セルA、セルBの電荷蓄積電極A’,B’を完全に分離
する。図11(a)は溝13が0.1μm合せずれを生
じた場合を示す。また、セルAの電荷蓄積電極A’の引
き出し領域は、図11(b)のZW断面図に示す様にな
る。
【0043】図6(a)の溝13形成時に合せずれを生
じなかった場合、又は合せずれを生じても0.025μ
m以下の場合、図12に示す様に、多結晶Si16のセ
ルBの電荷蓄積電極B’のコンタクト領域10Cにかか
る部分を等方性ドライエッチにより除去する。一点鎖線
17内は等方性ドライエッチを行なう場合の対象領域を
示す。但し、本工程が必要な条件は、前述の様に溝13
形成時のコンタクト10Bからの合せずれが0.025
μm以下の場合に限る。また合せずれが0.025μm
以上生じた場合、電荷蓄積電極B’は隔数に(1つおき
に)存在する2つのコンタクト10B,10Cのいずれ
か1つにのみ接続し、電荷蓄積電極B’/基板コンタク
トがセルファラインで形成される。リソグラフィ工程数
に関しては、図18で示すところの、従来のスタック型
DRAMと同じになり、非常に画期的なプロセスになる
【0044】なお本実施例では、HTO膜12,15の
代わりに、常圧CVDにより形成した酸化膜、減圧CV
Dにより形成した酸化膜を用いても良いことは言うまで
もない。
【0045】本発明のセルは、前述のセルファラインの
利点以外に隣接セル領域へ、互いに拡張することから、
以下に述べる利点を有する。以下、本発明のセルを、S
VC(Spread−Vertical−Cell)、
標準的なセルをSTC(Stacked Cell)と
記述する。
【0046】図13は、SVCとSTCのセル容量値(
Cs)とセル面積の関係を示す。挿入図はSTCの断面
図を示す。但し、蓄積電極のみを示し、容量膜、プレー
ト電極は示されてはいない。
【0047】SVCは容量値がH×(2セルに渡るキャ
パシタ平面領域の周辺長)に比例し、STCはキャパシ
タ平面領域の面積に比例する。本図に示す様にSTCを
64MdRAMから256MdRAMにシュリンクする
と、STCの容量値は面積に比例して小さくなる。ここ
で、256MdRAMの容量値の64MdRAMのそれ
に対する比率を容量値縮小率と定義する。STCの容量
値縮小率が0.35になり、正確に0.25(面積縮小
率)にならないのは蓄積電極の側壁の容量の増加が加味
されるからである。SVCの容量値はシェリンク前のS
TCの容量値にほぼ等しくなる。なお、SVCの容量値
縮小率は0.4であり、STCより若干大きくなる。こ
れは、SVCの容量値が前述の様に、周辺長に比例する
からである。このように、SVCはセルの周辺長を効率
よく利用する為、従来のSTCの約3倍の容量値を有す
る。
【0048】以下、本発明のキャパシタを作製・特性評
価した結果を図14〜図17に示す。セル面積は1.8
μm2、容量絶縁膜はONO(Oxide−Nitvi
de−Oxide)膜(7nmSiO2相当)である。
【0049】図14は、SVCとSTCのリーク電流−
セルプレート電圧特性を示す。SVCのリーク電流はS
TCと同程度であり、又1セル当りのリーク電流を5f
Aとすると、動作範囲(1.65V)では問題ない。
【0050】図15は、SVCの耐圧分布を示す。ブレ
ークダウン電圧は8.5Vであり良好である。
【0051】図16は、SVCのC−V特性を示す。プ
レート電圧が+2V〜−2Vで、容量変化は5%以下で
あり問題ない。
【0052】図17は、セル容量値Cs−キャパシタの
高さの関係を示す。セル容量値Csはキャパシタの高さ
により制御される。
【0053】以上、本発明のセルSVCは、特性的にも
良好であり、STCに比べて遜色が無いことがわかる。
【0054】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の半導体メモ
リ装置の構成によれば、2つの隣接するメモリセルの各
容量領域が、他方のメモリセル領域を相互に含み、かつ
、双方の蓄積電極の広い電極面を基板表面に垂直方向に
有し、隣接する2つのメモリセル領域の周囲を取り囲む
構造を呈することになり、従来のメモリセルと同一平面
上寸法であれば、大きな容量領域を有することができ、
集積度が大きくなり、メモリセル面積が小さくなっても
大きな容量値をとり得る半導体メモリ装置を提供できる
【0055】請求項2記載の半導体メモリ装置の構成に
よれば、電荷蓄積電極A’の平面上長辺の寸法(l1)
が、平面幾何学的に同位置にある2つの電荷蓄積電極/
基板コンタクト間の距離(l2)からリソグラィの公称
の重ね合せ精度(△L)の2倍に相当する長さを引いた
値より小さく、かつ電荷蓄積電極A’とB’の層間膜厚
と電荷蓄積電極B’の膜厚の和(l3)の2倍に相当す
る長さを引いた値より大きい範囲に存在するため、ある
大きさ以上の合せずれが生じた場合、電荷蓄積電極A’
が接続するコンタクトに隣接するいずれかのコンタクト
にのみ電荷蓄積電極B’が接続することになり、電荷蓄
積電極B’/基板コンタクトがセルファラインで形成さ
れる。
【0056】請求項4記載の半導体メモリ装置の製造方
法によれば、全面に第1の酸化膜を被着後、電荷蓄積電
極A’形成の為の溝を形成し、全面に第2の多結晶Si
を蒸着後、膜厚相当分を異方性ドライエッチにより除去
する。その後前記第1の酸化膜を除去した後、全面に第
2の酸化膜を被着後、異方性ドライエッチを行ない、前
記電荷蓄積電極A’が取囲む領域と前記電極A’の周囲
に前記第2の酸化膜を形成する。その後第3の多結晶S
iを蒸着後、全面にわたり前記第3の多結晶Siの異方
性ドライエッチを行ない、前記第3の多結晶Siの膜厚
相当分除去して電荷蓄積電極B’を形成する。さらに前
記電極A’が取囲む領域と電極A’とB’に挟まれた領
域に存在する前記第2の酸化膜を除去した後、異方性ド
ライエッチにより電極A’に囲まれた領域底部、電極A
’B’間底部に存在する前記第1の多結晶Siを全面に
わたり除去するため、セルファラインで電荷蓄積電極A
’とB’を形成できる。
【0057】請求項5記載の半導体メモリ装置の製造方
法によれば、重ね合せが{l3−(l2−l1)/2}
以下の場合に、電荷蓄積電極B’の電極端を除去するた
め、1つの電荷蓄積電極B’が2つのコンタクトに接続
することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電荷蓄積電極A’形成時の、リソグラフィにお
ける重ね合せ精度が(l3−△l)以上の場合の半導体
メモリ装置を示す構造図である。
【図2】本発明のメモリセルのセルファラインの概念図
である。
【図3】リソグラフィの合せ精度>l3−△lなる場合
のメモリセル構造の立体面図である。
【図4】電荷蓄積電極A’形成時の、リソグラフィにお
ける重ね合せ精度が(l3−△l)以下の場合の半導体
メモリ装置を示す構造図である。
【図5】本発明による半導体メモリ装置の一実施例を示
す構造図である。
【図6】本発明の半導体メモリ装置の製造方法を示す部
分工程図である。
【図7】本発明の半導体メモリ装置の製造方法を示す部
分工程図である。
【図8】本発明の半導体メモリ装置の製造方法を示す部
分工程図である。
【図9】本発明の半導体メモリ装置の製造方法を示す部
分工程図である。
【図10】本発明の半導体メモリ装置の製造方法を示す
部分工程図である。
【図11】本発明の半導体メモリ装置の製造方法を示す
部分工程図である。
【図12】本発明の半導体メモリ装置の製造方法を示す
部分工程図である。
【図13】SVCとSTCのセル容量値(Cs)とセル
面積の関係図である。
【図14】SVCとSTCのリーク電流−セルプレート
電圧特性図である。
【図15】SVCの耐圧分布を示す図である。
【図16】SVCのC−V特性を示す図である。
【図17】セル容量値Cs−キャパシタの高さの関係を
示す図である。
【図18】従来例の正面断面図である。
【符号の説明】
1  ソース 2  ドレイン 3  素子分離膜 4  ワード線 5  層間膜 6  SiN 7  基板 8  容量絶縁膜 9  溝形成の為のドライエッチ領域 A’  セルAの電荷蓄積電極 B’  セルBの電荷蓄積電極

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板上にワード線、ビット線、電荷
    蓄積電極、プレート電極を積層した構造を有した任意番
    地の情報書込み読み出し記憶装置において、隣接する2
    つのメモリセルの一方のセルAの電荷蓄積電極A’は広
    い電極面を前記基板表面に垂直方向に有し、かつ前記隣
    接する2つのセル領域と分離領域にまたがり、隔数に位
    置するコンタクトを通して基板に接続する構造を有し、
    他方のセルBの電荷蓄積電極B’は、前記電荷蓄積電極
    A’の周囲に、広い電極面を有しており、前記コンタク
    トに隣接するいずれかのコンタクトを通して基板に接続
    する構造を有することを特徴とする半導体メモリ装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の電荷蓄積電極A’の平面上
    長辺の寸法(l1)が、平面幾何学的に同位置にある2
    つの電荷蓄積電極/基板コンタクト間の距離(l2)か
    らリソグラィの公称の重ね合せ精度(△L)の2倍に相
    当する長さを引いた値より小さく、かつ電荷蓄積電極A
    ’とB’の層間膜厚と電荷蓄積電極B’の膜厚の和(l
    3)の2倍に相当する長さを引いた値より大きい範囲に
    存在することを特徴とする半導体メモリ装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載のリソグラフィの公称の合せ
    精度(△L)が{l3−(l2−l1)/2}より大き
    くなるような、層間膜厚、電荷蓄積電極B’膜厚を有す
    ることを特徴とする半導体メモリ装置。
  4. 【請求項4】半導体基板にワード線、ソース・ドレイン
    を形成し、更にビット線を形成する工程と、このワード
    線およびビット線上に層間膜を形成する工程と、この層
    間膜をエッチングして電荷蓄積電極と前記ソースのコン
    タクト穴を形成する工程と、このコンタクト穴に第1の
    多結晶Siを充填し、全面に第1の多結晶Siを被着す
    る工程と、全面に第1の酸化膜を被着後、ドライエッチ
    により、電荷蓄積電極A’形成の為の溝を形成する工程
    と、全面に第2の多結晶Siを蒸着後、膜厚相当分を異
    方性ドライエッチにより除去する工程と、前記第1の酸
    化膜をウエットエッチングにより除去する工程と、全面
    に第2の酸化膜を被着後、異方性ドライエッチを行ない
    、前記電荷蓄積電極A’が取囲む領域と前記電極A’の
    周囲に前記第2の酸化膜を形成する工程と、第3の多結
    晶Siを蒸着後、全面にわたり前記第3の多結晶Siの
    異方性ドライエッチを行ない、前記第3の多結晶Siの
    膜厚相当分除去して電荷蓄積電極B’を形成する工程と
    、前記電極A’が取囲む領域と電極A’とB’に挟まれ
    た領域に存在する前記第2の酸化膜を除去する工程と、
    異方性ドライエッチにより電極A’に囲まれた領域底部
    、電極A’B’間底部に存在する前記第1の多結晶Si
    を全面にわたり除去する工程を含むことを特徴とする半
    導体メモリ装置の製造方法。
  5. 【請求項5】請求項4記載において、電荷蓄積電極A’
    形成時リソグラフィにおいて、重ね合せが{l3−(l
    2−l1)/2}以下の場合に、前記多結晶Siの電荷
    蓄積電極B’のコンタクト領域にかかる部分を等方性ド
    ライエッチにより除去する工程を含むことを特徴とする
    半導体メモリ装置の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0595360A1 (en) * 1992-10-30 1994-05-04 Nec Corporation Method of manufacturing a semiconductor device having a cylindrical electrode
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