JPH0421234Y2 - - Google Patents

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JPH0421234Y2
JPH0421234Y2 JP1984184083U JP18408384U JPH0421234Y2 JP H0421234 Y2 JPH0421234 Y2 JP H0421234Y2 JP 1984184083 U JP1984184083 U JP 1984184083U JP 18408384 U JP18408384 U JP 18408384U JP H0421234 Y2 JPH0421234 Y2 JP H0421234Y2
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JP
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terminal
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heat
heat dissipation
insert
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JP1984184083U
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Description

【考案の詳細な説明】 <考案の分野> この考案は電磁継電器などの電器機器におい
て、端子をベースにインサート成形した端子装置
に関するものである。
<従来技術とその問題点> 従来、この種の端子装置として第4図に示すも
のが知られている。図において、10は板状の端
子で合成樹脂製のベース11にインサート成形に
よつて固定され、この内部側12がケース13内
に突出し、外部側14がベース11の外方に突出
している。上記内部側12は外部側14よりも幅
広に形成され、その内端部に固定接点15を取り
付けている。また幅狭の外部側14の外端部にリ
ード先端16が半田などのろう付け17によつて
電気的に接続されている。
端子10のベース11へのインサート部10A
には、端子10の固定強度と機械的強度を強くす
るために、内部側12よりもさらに幅広に形成し
た幅広部18を設けている。
しかし、上記従来の端子装置では、外部側14
の外端部にリード線16をろう付け17する場合
のろう付け熱が、インサート部10Aの幅広部1
8に対して熱伝導によつて直線的に伝達され、幅
広部18を高温化させ、幅広部18が熱膨張す
る。同時に端子10のインサート部10A側から
ベース11側に熱伝導によつて熱が伝達されてベ
ース11を熱膨張させるが、端子10とベース1
1との熱膨張差によつて端子10の幅広部18と
ベース11との接合面に幅方向のずれが生じ、幅
広部18がベース11から剥離して密封効果を低
下させる問題を有している。なお、実開昭58−
113941号公報には、上記端子10の内部側12に
これよりも幅広の放熱部を設け、電磁継電器の動
作中に固定接点15に発生する熱を上記放熱部に
より放熱させた端子装置が開示されている。
ところが、上記構成では、端子10の外部側1
4の外端部にリード線16をろう付け17すると
きは、このろう付け熱が上記端子10の外部側か
らインサート部10Aの幅広部18に対して熱伝
導によつて直線的に伝達される。特にインサート
部10Aの下側(外部側)部分は熱源に近接して
高温化しやすいが、上記放熱部ではこの部分の高
温化を抑制することはできないので、上記端子装
置では、インサート部10Aの下側部分が熱膨張
しベース11から剥離して密封効果を低下させ
る。
<考案の目的> この考案は上記従来の問題を解決するためにな
されたもので、ろう付け熱による端子とベースと
の接合面の剥離を防止し、密封効果が低下するお
それのない端子装置を提供することを目的とす
る。
<考案の構成と効果> この考案にかかる端子装置は、ベースにインサ
ートされている端子のインサート部分に、端子の
外部側のつけ根部の幅よりも深く幅方向に切れ込
んだ切込凹所を形成するとともに、この切込凹所
の反対側に放熱部を突設したことに特徴を有す
る。
したがつて、この考案によれば、端子の外部側
にリード線をろう付けする場合のろう付け熱は、
従来のように直線的にしかも短い距離を経て幅広
部に伝達されることなく、切込凹所を迂回する長
い距離を経て放熱部に伝達され、かつ放熱部の放
熱効果によつて高温化が阻止されるので熱膨張が
抑制され、端子のインサート部とベースとの接合
面の剥離を防止して密封効果を保持することがで
きる。
<実施例の説明> 以下、この考案の実施例を図面にしたがつて説
明する。
第1図はこの考案にかかる端子装置の一実施例
を示す縦断正面図で、第4図と同一部分には同一
符号を付してその詳しい説明を省略する。図にお
いて、19は切込凹所で、端子10のインサート
部10Aに形成され、その切込寸法W1は端子1
0の外部側14のつけ根部の幅寸法W2よりも大
きく形成されている。つまり切込凹所19はつけ
根部の幅W2よりも深く端子10の幅方向に切込
み形成されている。
20は放熱部で、上記切込凹所19の反対側、
すなわちこの実施例では切込凹所19の左側に突
設されている。したがつて、端子10の外部側1
4にリード線16をろう付け17する場合のろう
付け熱は、切込凹所19の下側を迂回する長い距
離、つまり切込凹所19の下辺部21を経て放熱
部20に伝達されるから、放熱部20への熱伝達
量が少なく放熱部20の高温化が抑制される。
しかも、放熱部20の面積を従来の幅広部18
よりも相当大きく確保して放熱効果を高めている
ので、より一層放熱部20の高温化が抑制され熱
膨張を抑えることができる。したがつて、放熱部
20とベース11との接合面に剥離が起らず、密
封効果を保持できる。
また、ろう付け熱は放熱効果の高い放熱部20
から切込凹所19の上側を迂回する長い距離、つ
まり切込凹所19の上辺部22を介して内部側1
2に伝達されることになるが、実際上、放熱部2
0はその放熱効果によつて高温化されないため、
上記上辺部22と内部側12への熱伝達量がきわ
めて少なく、両者12,22の熱膨張を極力小さ
く抑えることができ、両者12,22とベース1
1との接合面にずれが生じないので密封効果を損
うおそれがない。
第2図および第3図はこの考案の他の実施例を
示し、これらの図において放熱部20は後方へ折
曲して形成している。このように後方へ折曲した
放熱部20を設けても、上記実施例と同様の効果
を奏するとともに、端子10の固定強度と機械的
強度がされに向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案にかかる端子装置の一実施例
を示す縦断正面図、第2図は他の実施例を示す縦
断正面図、第3図は同縦断側面図、第4図は従来
の端子装置を示す縦断正面図である。 10……端子、10A……インサート部、11
……ベース、14……外部側、19……切込凹
所、20……放熱部、W2……つけ根部の幅。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 端子をベースにインサート成形して固定した端
    子装置において、上記端子のインサート部分に端
    子の外部側のつけ根部の幅よりも深く幅方向に切
    れ込んだ切込凹所を形成するとともに、この切込
    凹所の反対側に放熱部を突設したことを特徴とす
    る端子装置。
JP1984184083U 1984-12-04 1984-12-04 Expired JPH0421234Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984184083U JPH0421234Y2 (ja) 1984-12-04 1984-12-04

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JP1984184083U JPH0421234Y2 (ja) 1984-12-04 1984-12-04

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Publication Number Publication Date
JPS6199344U JPS6199344U (ja) 1986-06-25
JPH0421234Y2 true JPH0421234Y2 (ja) 1992-05-14

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ID=30741571

Family Applications (1)

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JP1984184083U Expired JPH0421234Y2 (ja) 1984-12-04 1984-12-04

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2515656Y2 (ja) * 1990-06-29 1996-10-30 株式会社高見澤電機製作所 電磁継電器

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5414752A (en) * 1977-07-06 1979-02-03 Toshiba Corp Heat sensitive recorder

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49106830U (ja) * 1972-12-30 1974-09-12
JPS58113941U (ja) * 1982-01-29 1983-08-04 株式会社 三ツ葉電機製作所 電磁継電器

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5414752A (en) * 1977-07-06 1979-02-03 Toshiba Corp Heat sensitive recorder

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Publication number Publication date
JPS6199344U (ja) 1986-06-25

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