JPH04211113A - 電子ビーム露光方法 - Google Patents
電子ビーム露光方法Info
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- JPH04211113A JPH04211113A JP3048460A JP4846091A JPH04211113A JP H04211113 A JPH04211113 A JP H04211113A JP 3048460 A JP3048460 A JP 3048460A JP 4846091 A JP4846091 A JP 4846091A JP H04211113 A JPH04211113 A JP H04211113A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
[0001]
【産業上の利用分野】本発明は電子ビーム露光装置に係
り、特に露光パターンのデータ転送制御部を改良した電
子ビーム露光装置に関する。 [0002]電子ビーム露光装置はサブミクロンの線幅
のパターンを有する高速かつ高集積密度の半導体集積回
路(I C)のパターンの転写を目的とする装置である
。 電子ビーム露光装置は精度よく集束された電子ビームに
より半導体ウェハ上に0.3μm以下の線幅のパターン
の転写が可能である。 [0003]
り、特に露光パターンのデータ転送制御部を改良した電
子ビーム露光装置に関する。 [0002]電子ビーム露光装置はサブミクロンの線幅
のパターンを有する高速かつ高集積密度の半導体集積回
路(I C)のパターンの転写を目的とする装置である
。 電子ビーム露光装置は精度よく集束された電子ビームに
より半導体ウェハ上に0.3μm以下の線幅のパターン
の転写が可能である。 [0003]
【従来の技術】電子ビーム露光装置は電子ビームにより
パターンが1回で転写される(いわゆる−筆書き)原理
上の制約から一般的にスループットが低いという問題点
を有する。 [0004] この点を解決するために電子ビーム露光
装置の特に電子光学機構について様々な改良が加えられ
ている。 [0005]図12は特願昭63−275336で出願
された電子ビーム露光装置の光学機構部100を示す。 [0006]同図中、電子銃10で発生した電子ビーム
Bは電子ビーム制御装置11により制御されて開口部1
2を通過し整形される。この電子ビームは4つの電子レ
ンズ14,16.20及び22(電子レンズ部)を通過
し、対物レンズ系24(集束手段)により移動可能なス
テージ28上に保持されたウェハ26(対象物)上に集
束される。この対物レンズ系は電磁偏向式主偏向器24
aと静電偏向式副偏向器24bとより構成されている。 これらの偏向器により電子ビームBをウェハ26の表面
の指定された位置に集束させることができる。スループ
ットの向上を目的として、電子ビーム露光装置は電子レ
ンズ16の内部にマスク34を具備している。このマス
ク34は図13に示す如く所定形状の開口部(アパーチ
ャ)34Aを例えば縦横に形成してなり、これを通過す
る電子ビームの断面形状を整形する。 [0007]電子ビームにより特定のアパーチャを順次
アドレスすることにより、種々の断面形状を有する電子
ビームがウェハ上に露光される。この様に様々なパター
ンを順次転写することによりウェハ26上に複雑な半導
体のパターンが転写される。図13はマスク34上の静
電偏向器(サブデフレクタと称す)30及び電磁偏向器
32の(メインデフレクタと称す)の偏向による電子ビ
ームの走査領域の模式図を示す。ここで3OAはサブデ
フレクタ30の偏向による電子ビームが走査される領域
(サブデフ領域と称す)を示し、32Aはメインデフレ
クタ32の偏向により電子ビームが走査される領域(メ
インデフ領域と称す)を示す。領域32Aは例えば最大
5mmX5mmの大きさであり、電子ビームは最小1μ
mの幅で偏向される。又、領域30Aは例えば最大50
μm×50μmの大きさであり、電子ビームは最小0.
005μmの幅で偏向される。 [0008]マスク34上のアパーチャ34Aを指定す
るために、電子ビームBの光軸の付近にサブデフレクタ
30とメインデフレクタ32が配置される。サブデフレ
クタ(静電偏向器)30は静電偏向器の一般的特性とし
て非常に速い応答を有するが偏向角度を大きくとれない
ためマスク34上の比較的狭い限られた範囲内の電子ビ
ームの偏向に使用される。又、メインデフレクタ(電磁
偏向器)32は電磁偏向器の一般的特性として大きな偏
向角度をとれるが応答が遅いため、マスク34上の広い
領域のアパーチャ群指定に使用される。サブデフレクタ
30による偏向とメインデフレクタ32による偏向によ
り個々のアパーチャの指定がなされる。尚、転写の際、
ステージ29は、図12の矢印で示す如く光軸と垂直な
平面上を移動し、前記の対物レンズ系24との組み合わ
せによりウェハ26上の電子ビームが露光される位置を
指定する。 [00091図14は従来例のサブデフレクタ30とメ
インデフレクタ32の制御システムの構成図を示す。 [00101同図中、CPUl01は磁気テープ装置1
02に格納されたプログラムに従い動作する。CPUl
01は、ウェハ26上に転写しようとする半導体のパタ
ーンの露光データを磁気テープ装置102から読み出し
、バス103を介しデータ管理部104上にこの露光デ
ータを転送する。データ管理部104は磁気テープ10
2から読み出した露光データからメインデフレクタ32
を駆動させるための制御データ及びサブデフレクタ30
を駆動させるための制御データを読み出す。メインデフ
レクタ32の制御データはライン11 を介しメインデ
フメモリ106に転送され、サブデフレクタ30の制御
データはデータ管理部104からライン12 を介しバ
ンドメモリ105へ転送され、バンドメモリ105から
ライン13 を介しサブデフメモリ107に転送される
。バンドメモリ105は露光データからステージ28の
移動速度のデータを取り込むために使用される。 [0011]次に、PG−PC部109にメインデフメ
モリ106及びサブデフメモリ107の制御データが与
えられ、このPG−PG部でメインデフレクタとサブデ
フレクタのデジタル偏向制御信号が形成される。このメ
インデフレクタ32及びサブデフレクタ30のデジタル
偏向制御信号はD/A変換器110及び111の夫々に
よりアナログ信号に変換され、アンプ112,113に
より夫々増幅され、各デフレクタ30.32に与えられ
る。更に露光処理の制御のためにデータ管理部104と
PG−PC部109を制御するシーケンス部108が設
けられている。露光データ処理の中で、シーケンス部1
08はデータ管理部104とPG−PC部109に指示
を出すことにより、データ管理部104がライン11
を介しメインデフメモリ106に格納された偏向データ
を読み出し、PG−PC部109にこの偏向データを転
送する。PG−PC部109は更にメインデフメモリ1
06から読み出した制御データの内容に応じサブデフメ
モリ107に格納された偏向制御データを読み出す。 [0012] PG−PC部109はメモリ106,1
07から読み出した制御データに対応するデジタル偏向
制御信号をD/A変換器110及び111に出力する。 D/A変換器110及び111でアナログ信号に変換さ
れたアナログ偏向制御信号はアンプ112,113によ
り夫々増幅され夫々メインデフレクタ32及びサブデフ
レクタ30に与えられる。これにより電子ビームが偏向
され、マスク34上のアパーチャの指定がなされる。 [0013]図15は従来例のメインデフメモリ106
に格納された偏向制御データの内容及びサブデフメモリ
107の内容を示すデータ表である。 [0014]同図中、メモリ106には、例えばアドレ
ス(0)にはビーム偏向データX及びY座標(0゜0)
、ADR(0)及びopc数(3)というデータが格
納されている。メインデフメモリ106から上記のデー
タを読み取った後、PG−PC部109はサブデフメモ
リ107のアドレス(0)(前記ADR(0)に対応す
る)を指定し、このアドレス(0)に続<(3)個(前
記opc数(3)に対応する)のアドレスの内容を読み
取る。 [0015]サブデフメモリ107の各アドレスにはサ
ブデフレクタ30により偏向され投射方向が設定される
電子ビームの最初の座標データXo + Yo 、及び
サブデフレクタ30の偏向により走査される電子ビーム
の領域幅X+ 、 Ylが格納されている。図16は上
記のデータ(Xo 、 Yo )とデータ(X+ 、
Yl )との平面上の位置関係を示す。このデータ(x
o 、 Yo )は一般的に前述したメインデフレクタ
32により指定される電子ビームの偏向データ(X、
Y) (メモリ106のX、 Yに該当するデータ)
と同一である。各座標データXo。 Yo 、 X+及びYlによりマスク34上を通過する
電子ビームの通過位置が指定され、この座標データに対
応するマスク34上のアパーチャのパターンにより電子
ビームの断面形状が設定される。すなわち前述の図14
のメインデフメモリの最初のアドレスに対し、サブデフ
メモリ107のアドレス0に続く3つのアドレスに格納
された座標データに応じたマスク34上のアパーチャの
パターンが指定される。次にPG−PG部がメインデフ
メモリの第2のデータX、Y (100,100)を読
み取ったときも同様にサブデフメモリ107のアドレス
3(メインデフメモリのADR(3)に対応する)に続
く3個(opc数(3)に対応する)のパターンが指定
される。 [0016]
パターンが1回で転写される(いわゆる−筆書き)原理
上の制約から一般的にスループットが低いという問題点
を有する。 [0004] この点を解決するために電子ビーム露光
装置の特に電子光学機構について様々な改良が加えられ
ている。 [0005]図12は特願昭63−275336で出願
された電子ビーム露光装置の光学機構部100を示す。 [0006]同図中、電子銃10で発生した電子ビーム
Bは電子ビーム制御装置11により制御されて開口部1
2を通過し整形される。この電子ビームは4つの電子レ
ンズ14,16.20及び22(電子レンズ部)を通過
し、対物レンズ系24(集束手段)により移動可能なス
テージ28上に保持されたウェハ26(対象物)上に集
束される。この対物レンズ系は電磁偏向式主偏向器24
aと静電偏向式副偏向器24bとより構成されている。 これらの偏向器により電子ビームBをウェハ26の表面
の指定された位置に集束させることができる。スループ
ットの向上を目的として、電子ビーム露光装置は電子レ
ンズ16の内部にマスク34を具備している。このマス
ク34は図13に示す如く所定形状の開口部(アパーチ
ャ)34Aを例えば縦横に形成してなり、これを通過す
る電子ビームの断面形状を整形する。 [0007]電子ビームにより特定のアパーチャを順次
アドレスすることにより、種々の断面形状を有する電子
ビームがウェハ上に露光される。この様に様々なパター
ンを順次転写することによりウェハ26上に複雑な半導
体のパターンが転写される。図13はマスク34上の静
電偏向器(サブデフレクタと称す)30及び電磁偏向器
32の(メインデフレクタと称す)の偏向による電子ビ
ームの走査領域の模式図を示す。ここで3OAはサブデ
フレクタ30の偏向による電子ビームが走査される領域
(サブデフ領域と称す)を示し、32Aはメインデフレ
クタ32の偏向により電子ビームが走査される領域(メ
インデフ領域と称す)を示す。領域32Aは例えば最大
5mmX5mmの大きさであり、電子ビームは最小1μ
mの幅で偏向される。又、領域30Aは例えば最大50
μm×50μmの大きさであり、電子ビームは最小0.
005μmの幅で偏向される。 [0008]マスク34上のアパーチャ34Aを指定す
るために、電子ビームBの光軸の付近にサブデフレクタ
30とメインデフレクタ32が配置される。サブデフレ
クタ(静電偏向器)30は静電偏向器の一般的特性とし
て非常に速い応答を有するが偏向角度を大きくとれない
ためマスク34上の比較的狭い限られた範囲内の電子ビ
ームの偏向に使用される。又、メインデフレクタ(電磁
偏向器)32は電磁偏向器の一般的特性として大きな偏
向角度をとれるが応答が遅いため、マスク34上の広い
領域のアパーチャ群指定に使用される。サブデフレクタ
30による偏向とメインデフレクタ32による偏向によ
り個々のアパーチャの指定がなされる。尚、転写の際、
ステージ29は、図12の矢印で示す如く光軸と垂直な
平面上を移動し、前記の対物レンズ系24との組み合わ
せによりウェハ26上の電子ビームが露光される位置を
指定する。 [00091図14は従来例のサブデフレクタ30とメ
インデフレクタ32の制御システムの構成図を示す。 [00101同図中、CPUl01は磁気テープ装置1
02に格納されたプログラムに従い動作する。CPUl
01は、ウェハ26上に転写しようとする半導体のパタ
ーンの露光データを磁気テープ装置102から読み出し
、バス103を介しデータ管理部104上にこの露光デ
ータを転送する。データ管理部104は磁気テープ10
2から読み出した露光データからメインデフレクタ32
を駆動させるための制御データ及びサブデフレクタ30
を駆動させるための制御データを読み出す。メインデフ
レクタ32の制御データはライン11 を介しメインデ
フメモリ106に転送され、サブデフレクタ30の制御
データはデータ管理部104からライン12 を介しバ
ンドメモリ105へ転送され、バンドメモリ105から
ライン13 を介しサブデフメモリ107に転送される
。バンドメモリ105は露光データからステージ28の
移動速度のデータを取り込むために使用される。 [0011]次に、PG−PC部109にメインデフメ
モリ106及びサブデフメモリ107の制御データが与
えられ、このPG−PG部でメインデフレクタとサブデ
フレクタのデジタル偏向制御信号が形成される。このメ
インデフレクタ32及びサブデフレクタ30のデジタル
偏向制御信号はD/A変換器110及び111の夫々に
よりアナログ信号に変換され、アンプ112,113に
より夫々増幅され、各デフレクタ30.32に与えられ
る。更に露光処理の制御のためにデータ管理部104と
PG−PC部109を制御するシーケンス部108が設
けられている。露光データ処理の中で、シーケンス部1
08はデータ管理部104とPG−PC部109に指示
を出すことにより、データ管理部104がライン11
を介しメインデフメモリ106に格納された偏向データ
を読み出し、PG−PC部109にこの偏向データを転
送する。PG−PC部109は更にメインデフメモリ1
06から読み出した制御データの内容に応じサブデフメ
モリ107に格納された偏向制御データを読み出す。 [0012] PG−PC部109はメモリ106,1
07から読み出した制御データに対応するデジタル偏向
制御信号をD/A変換器110及び111に出力する。 D/A変換器110及び111でアナログ信号に変換さ
れたアナログ偏向制御信号はアンプ112,113によ
り夫々増幅され夫々メインデフレクタ32及びサブデフ
レクタ30に与えられる。これにより電子ビームが偏向
され、マスク34上のアパーチャの指定がなされる。 [0013]図15は従来例のメインデフメモリ106
に格納された偏向制御データの内容及びサブデフメモリ
107の内容を示すデータ表である。 [0014]同図中、メモリ106には、例えばアドレ
ス(0)にはビーム偏向データX及びY座標(0゜0)
、ADR(0)及びopc数(3)というデータが格
納されている。メインデフメモリ106から上記のデー
タを読み取った後、PG−PC部109はサブデフメモ
リ107のアドレス(0)(前記ADR(0)に対応す
る)を指定し、このアドレス(0)に続<(3)個(前
記opc数(3)に対応する)のアドレスの内容を読み
取る。 [0015]サブデフメモリ107の各アドレスにはサ
ブデフレクタ30により偏向され投射方向が設定される
電子ビームの最初の座標データXo + Yo 、及び
サブデフレクタ30の偏向により走査される電子ビーム
の領域幅X+ 、 Ylが格納されている。図16は上
記のデータ(Xo 、 Yo )とデータ(X+ 、
Yl )との平面上の位置関係を示す。このデータ(x
o 、 Yo )は一般的に前述したメインデフレクタ
32により指定される電子ビームの偏向データ(X、
Y) (メモリ106のX、 Yに該当するデータ)
と同一である。各座標データXo。 Yo 、 X+及びYlによりマスク34上を通過する
電子ビームの通過位置が指定され、この座標データに対
応するマスク34上のアパーチャのパターンにより電子
ビームの断面形状が設定される。すなわち前述の図14
のメインデフメモリの最初のアドレスに対し、サブデフ
メモリ107のアドレス0に続く3つのアドレスに格納
された座標データに応じたマスク34上のアパーチャの
パターンが指定される。次にPG−PG部がメインデフ
メモリの第2のデータX、Y (100,100)を読
み取ったときも同様にサブデフメモリ107のアドレス
3(メインデフメモリのADR(3)に対応する)に続
く3個(opc数(3)に対応する)のパターンが指定
される。 [0016]
【発明が解決しようとする課題】しかるに上記の従来の
電子ビーム露光装置では全ての露光データがデータ管理
部104から転送され、前記メイン及びサブデフメモリ
106.107に格納された後でないと上記メモリ10
6.107から偏向制御データを読み取り露光パターン
の指定をすることができないという問題点がある。これ
は偏向制御データをデータ管理部104からメインデフ
メモリ106に転送し、格納する際に使用されるライン
11 がPG−PC部109が偏向制御データの読み取
る際にも使用されるためである。すなわちライン11が
データのメモリへの格納に使用されている間はメモリの
内容の読み取りができない。 [00171更に、メモリ106に書き込まれたデータ
とメモリ107に書き込まれたデータとの処理プログラ
ム上の論理的関係上、メモリ106からの偏光制御デー
タの読み取りが完了しない内はメモリ107の内容の読
み取りが開始できない。又、PG−PC部109による
メイン及びサブデフレクタ32.30の偏向制御データ
の形成が完了しないと電子ビームBによりウェハ26へ
の露光が開始できない。すなわち、光学機構100は磁
気テープ102からメモリ106,107への露光デー
タの転送及びPG−PG部による偏向制御部データの形
成が全て終了する迄待機する必要がある。上記のデータ
処理工程は各ウェハに対して例えば数10分を要する。 したがって図14に示す従来のシステムは電子ビーム露
光装置の有するいわゆる「−筆書き」の露光方式に起因
する低スループットに加え、更に前記のデータ処理工程
に起因する低スループットの問題を有する。 [0018]更に上記の低スループットの問題に加え、
図14のシステムはライン11,12.13等の様々な
ラインによる複雑なデータ転送経路による問題を有する
。すなわちデータ転送時に生ずる予期せぬ信号の漏話、
反射等の問題である。この問題はシステムの動作速度を
速めるためにデータ転送の効率を高める上で特に解決す
る必要のある重要な問題である。 [0019]本発明は上記の点に鑑みなされたものであ
り、上記の問題点を解決し、高速な露光処理性能を有す
る電子ビーム露光装置を実現することを目的とする。 [00201
電子ビーム露光装置では全ての露光データがデータ管理
部104から転送され、前記メイン及びサブデフメモリ
106.107に格納された後でないと上記メモリ10
6.107から偏向制御データを読み取り露光パターン
の指定をすることができないという問題点がある。これ
は偏向制御データをデータ管理部104からメインデフ
メモリ106に転送し、格納する際に使用されるライン
11 がPG−PC部109が偏向制御データの読み取
る際にも使用されるためである。すなわちライン11が
データのメモリへの格納に使用されている間はメモリの
内容の読み取りができない。 [00171更に、メモリ106に書き込まれたデータ
とメモリ107に書き込まれたデータとの処理プログラ
ム上の論理的関係上、メモリ106からの偏光制御デー
タの読み取りが完了しない内はメモリ107の内容の読
み取りが開始できない。又、PG−PC部109による
メイン及びサブデフレクタ32.30の偏向制御データ
の形成が完了しないと電子ビームBによりウェハ26へ
の露光が開始できない。すなわち、光学機構100は磁
気テープ102からメモリ106,107への露光デー
タの転送及びPG−PG部による偏向制御部データの形
成が全て終了する迄待機する必要がある。上記のデータ
処理工程は各ウェハに対して例えば数10分を要する。 したがって図14に示す従来のシステムは電子ビーム露
光装置の有するいわゆる「−筆書き」の露光方式に起因
する低スループットに加え、更に前記のデータ処理工程
に起因する低スループットの問題を有する。 [0018]更に上記の低スループットの問題に加え、
図14のシステムはライン11,12.13等の様々な
ラインによる複雑なデータ転送経路による問題を有する
。すなわちデータ転送時に生ずる予期せぬ信号の漏話、
反射等の問題である。この問題はシステムの動作速度を
速めるためにデータ転送の効率を高める上で特に解決す
る必要のある重要な問題である。 [0019]本発明は上記の点に鑑みなされたものであ
り、上記の問題点を解決し、高速な露光処理性能を有す
る電子ビーム露光装置を実現することを目的とする。 [00201
【課題を解決するための手段]電子ビームにより対象物
に所定のパターンを描く電子ビーム露光装置であって、
前記電子ビームを発生する電子ビーム発生部と、第1の
偏向制御信号が与えられ第1の偏向制御信号により電子
ビームの方向を第1の領域に偏向する第1の偏向手段と
、第2の偏向制御信号が与えられ第2の偏向制御信号に
より電子ビームを第2の領域に偏向する第2の偏向手段
とよりなり、上記第2の領域が上記第1の領域より小さ
い構成としてなる偏向手段と、前記電子ビームを前記対
象物上へ集束する集束手段と、前記偏向手段に、前記第
1及び第2の偏向制御信号を与え、偏向手段を制御する
制御手段であり、前記対象物上に描こうとするパターン
をパターンデータとして格納するパターンメモリと、前
記パターンメモリから前記パターンデータを受け、パタ
ーンデータから第1のアドレスデータを取り出すデータ
制御手段と、内部のアドレスに該当する前記第1のアド
レスデータと、第2のアドレスデータと、第1の偏向制
御データとを格納し、第1のアドレスデータの指定によ
り第1の偏向制御データと第2のアドレスデータとを出
力する第1の偏向データメモリと、各アドレスに第2の
偏向制御データ(Xo 、 Yo 、 X+ 、 Yl
)を格納し、前記第1の偏向データメモリから読み出
された前記第2のアドレスデータの指定により前記第2
の偏向制御データを出力する第2の偏向データメモリと
、前記第1の偏向制御データを与えられ、第1の偏向制
御データに応じた第1の偏向制御信号を発生し、更に前
記第2の偏向制御データを与えられ、第2の偏向制御デ
ータに応じた第2の偏向制御信号を発生する偏向制御信
号発生手段と、前記データ制御手段と前記第1の偏向デ
ータメモリとを接続し、データ制御手段から第1の偏向
データメモリへ前記第1のアドレスデータを転送し、更
に第1の偏向データメモリと、前記第2の偏向データメ
モリと、偏向制御信号発生手段とを接続し、第1の偏向
データメモリから読み出された前記第1の偏向制御デー
タを偏向制御信号発生手段へ転送し、第1の偏向データ
メモリから第2の偏向データメモリへ第2のアドレスデ
ータを転送し、更に第2の偏向データメモリから読み出
された前記第2の偏向制御データを偏向制御信号発生手
段へ転送するデータバス手段とを具備してなる制御手段
とを具備してなり、前記データ制御手段が前記データバ
ス手段へ前記第1のアドレスを発信する第1のデータ発
信部を具備し、前記第1の偏向データメモリが前記デー
タバス手段から前記第1のアドレスデータを受信する第
1のデータ受信部と、データバス手段へ前記第2のアド
レスデータを発信する第2のデータ発信部と、データバ
ス手段へ前記第1の偏向制御データを発信する第3のデ
ータ発信部とを具備し、前記第2の偏向データメモリが
、前記データバス手段から前記第2のアドレスデータを
受信する第2のデータ受信部と、データバス手段へ前記
第2の偏向制御データを発信する第4のデータ発信部と
を具備し、前記偏向制御信号発生手段が前記第1の偏向
制御データを前記データバス手段から受信する第3のデ
ータ受信部と、データバス手段から前記第2の偏向制御
データを受信する第4のデータ受信部とを具備した。 【0021】更に、前記第2の偏向データメモリ内のア
ドレスであり、第2の偏向データメモリから読み出そう
とする最初のデータのアドレスである初期アドレスと、
初期アドレスに続き読み出されるデータのデータ数とを
前記第2のアドレスデータが具備した。 [0022]更に前記初期アドレスと初期アドレスに続
き読み出されるデータのデータ数とを前記第1のアドレ
スデータから取り出すデータ処理部を前記第2の偏光デ
ータメモリが具備した。 [0023]更に前記制御手段に具備された前記各デー
タ発信部が、互いに実質的に同一の構成としてなり、且
つデータ発信部が、前記データバス手段の使用を要求す
るバス要求信号をデータバス手段に発信するバス要求部
と、前記データバス手段に発信されたデータの転送先を
識別するための装置識別信号を発信する識別信号発信部
と、発信しようとするデータを与えられ、データを前記
データバス手段に発信するデータ入出力部と、前記バス
要求部と、前記識別信号発信部と、前記データ入出力部
を制御する制御部とを具備した。 [00241更に前記制御手段に具備された前記各デー
タ受信部が互いに実質的に同一の構成としてなり、且つ
、データ受信部が、前記データバス手段から前記装置識
別信号を受信し、具備された装置が装置識別信号に該当
する装置であるか否かを識別する識別部と、前記データ
バスからバス要求信号を受信し、具備された装置が前記
装置識別信号に該当する装置であることが前記識別部で
確認されたことに応じ、確認信号を発信する確認部と、
前記データバス手段からデータを受信し、具備された装
置にデータを与えるデータ入出力部と、前記識別部と、
確認部とデータ入出力部とを制御する制御部とを具備し
た。 [00251更に前記データ発信部が前記データバス手
段にデータを発信する時期及びデータの転送先の装置に
具備された前記データ受信器がデータバス手段からデー
タを受信するタイミングを与えるクロックパルスを発生
するクロックパルス発生部を具備し、前記クロックパル
スに対する前記データの発信及び受信のタイミングを各
装置毎に設定することにより該データの誤りの無い受信
を行なう構成とした。更に前記データ入出力部が前記デ
ータバス手段からデータを受信する時期を、前記クロツ
クパルスに対する遅延時間の調整により調整する遅延時
間調整部を前記データ受信部が具備した。 [0026]更に前記データバス手段が、各装置に具備
された前記データ発信部と前記データ受信部とを接続し
、データ転送元の装置に具備されたデータ発信器からデ
ータ転送先の装置に具備されたデータ受信部へデータを
伝送するデータバス部と、各装置に具備された前記デー
タ発信部と前記データ受信部とを接続し、前記データ転
送元の装置に具備された該データ発信部から発信するバ
ス要求信号を伝送し、且つ、前記転送先の装置に具備さ
れたデータ受信部が発信する確認信号を伝送する確認バ
ス部と、各装置に具備された前記データ発信部と前記デ
ータ受信部とを接続し、前記装置識別信号を伝送する識
別バス部と、各装置に具備された前記データ発信部と前
記データ受信部とを接続し、前記クロックパルスを伝送
するクロックパルスバス部とを具備した。 [0027]更に前記データバス手段が前記データ制御
手段と前記第1の偏向データメモリとを接続する第1の
データバスと、前記第1の偏向データメモリと前記第2
の偏向データメモリと前記パターン発生手段とを接続す
る第2のデータバスとを具備した。 [0028]あるいは電子ビームにより対象物に所定の
パターンを描く電子ビーム露光装置であって、前記対象
物を配置するステージと、前記電子ビームを発生する電
子ビーム発生部と、前記電子ビームを前記対象物上へ集
束させる電子レンズ部と、前記電子ビーム発生部と前記
対象物との間に配置され、電子ビームが通過することに
より電子ビームの断面形状を整形する複数の開口部を有
するビーム整形手段と、第1の偏向制御信号が与えられ
第1の偏向制御信号により電子ビームの方向を前記ビー
ム整形手段の第1の領域に偏向する第1の偏向手段と、
第2の偏向制御信号が与えられ第2の偏向制御信号によ
り電子ビームをビーム整形手段の第2の領域に偏向する
第2の偏向手段とよりなり、上記第2の領域が上記第1
の領域より小さい構成としてなる偏向手段と、前記偏向
手段により偏向された電子ビームを前記対象物上へ集束
する集束手段と、前記偏向手段に、前記第1及び第2の
偏向制御信号を与え、偏向手段を制御する制御手段であ
り、前記対象物上に描こうとするパターンをパターンデ
ータとして格納するパターンメモリと、前記パターンメ
モリから前記パターンデータを受け、パターンデータか
ら第1のアドレスデータを取り出すデータ制御手段と、
内部のアドレスに該当する前記第1のアドレスデータと
、第2のアドレスデータと、第1の偏向制御データとを
格納し、第1のアドレスデータの指定により第1の偏向
制御データと第2のアドレスデータとを出力する第1の
偏向データメモリと、各アドレスに第2の偏向制御デー
タを格納し、前記第1の偏向データメモリから読み出さ
れた前記第2のアドレスデータの指定により前記第2の
偏向制御データを出力する第2の偏向データメモリと、
前記第1の偏向制御データを与えられ、該第1の偏向制
御データに応じた第1の偏向制御信号を発生し、更に前
記第2の偏向制御データを与えられ、第2の偏向制御デ
ータに応じた第2の偏向制御信号を発生する偏向制御信
号発生手段と、前記データ制御手段と前記第1の偏向デ
ータメモリとを接続し、データ制御手段から第1の偏向
データメモリへ前記第1のアドレスデータを転送し、更
に第1の偏向データメモリと、前記第2の偏向データメ
モリと、偏向制御信号発生手段とを接続し、第1の偏向
データメモリから読み出された前記第1の偏向制御デー
タを偏向制御信号発生手段へ転送し、第1の偏向データ
メモリから第2の偏向データメモリへ第2のアドレスデ
ータを転送し、更に第2の偏向データメモリから読み出
された前記第2の偏向制御データを偏向制御信号発生手
段へ転送するデータバス手段を具備してなる制御手段と
を具備してなり、前記データ制御手段が前記データバス
手段へ前記第1のアドレスデータを発信する第1のデー
タ発信部を具備し、前記第1の偏向データメモリが前記
データバス手段から前記第1のアドレスデータを受信す
る第1のデータ受信部と、データバス手段へ前記第2の
アドレスデータを発信する第2のデータ発信部と、デー
タバス手段へ前記第1の偏向制御データを発信する第3
のデータ発信部とを具備し、前記第2の偏向データメモ
リが、前記データバス手段から前記第2のアドレスデー
タを受信する第2のデータ受信部と、データバス手段へ
前記第2の偏向制御データを発信する第4のデータ発信
部とを具備し、前記偏向制御信号発生手段が前記第1の
偏向制御データを前記データバス手段から受信する第3
のデータ受信部と、データバス手段から前記第2の偏向
制御データを受信する第4のデータ受信部とを具備した
。 [0029]
に所定のパターンを描く電子ビーム露光装置であって、
前記電子ビームを発生する電子ビーム発生部と、第1の
偏向制御信号が与えられ第1の偏向制御信号により電子
ビームの方向を第1の領域に偏向する第1の偏向手段と
、第2の偏向制御信号が与えられ第2の偏向制御信号に
より電子ビームを第2の領域に偏向する第2の偏向手段
とよりなり、上記第2の領域が上記第1の領域より小さ
い構成としてなる偏向手段と、前記電子ビームを前記対
象物上へ集束する集束手段と、前記偏向手段に、前記第
1及び第2の偏向制御信号を与え、偏向手段を制御する
制御手段であり、前記対象物上に描こうとするパターン
をパターンデータとして格納するパターンメモリと、前
記パターンメモリから前記パターンデータを受け、パタ
ーンデータから第1のアドレスデータを取り出すデータ
制御手段と、内部のアドレスに該当する前記第1のアド
レスデータと、第2のアドレスデータと、第1の偏向制
御データとを格納し、第1のアドレスデータの指定によ
り第1の偏向制御データと第2のアドレスデータとを出
力する第1の偏向データメモリと、各アドレスに第2の
偏向制御データ(Xo 、 Yo 、 X+ 、 Yl
)を格納し、前記第1の偏向データメモリから読み出
された前記第2のアドレスデータの指定により前記第2
の偏向制御データを出力する第2の偏向データメモリと
、前記第1の偏向制御データを与えられ、第1の偏向制
御データに応じた第1の偏向制御信号を発生し、更に前
記第2の偏向制御データを与えられ、第2の偏向制御デ
ータに応じた第2の偏向制御信号を発生する偏向制御信
号発生手段と、前記データ制御手段と前記第1の偏向デ
ータメモリとを接続し、データ制御手段から第1の偏向
データメモリへ前記第1のアドレスデータを転送し、更
に第1の偏向データメモリと、前記第2の偏向データメ
モリと、偏向制御信号発生手段とを接続し、第1の偏向
データメモリから読み出された前記第1の偏向制御デー
タを偏向制御信号発生手段へ転送し、第1の偏向データ
メモリから第2の偏向データメモリへ第2のアドレスデ
ータを転送し、更に第2の偏向データメモリから読み出
された前記第2の偏向制御データを偏向制御信号発生手
段へ転送するデータバス手段とを具備してなる制御手段
とを具備してなり、前記データ制御手段が前記データバ
ス手段へ前記第1のアドレスを発信する第1のデータ発
信部を具備し、前記第1の偏向データメモリが前記デー
タバス手段から前記第1のアドレスデータを受信する第
1のデータ受信部と、データバス手段へ前記第2のアド
レスデータを発信する第2のデータ発信部と、データバ
ス手段へ前記第1の偏向制御データを発信する第3のデ
ータ発信部とを具備し、前記第2の偏向データメモリが
、前記データバス手段から前記第2のアドレスデータを
受信する第2のデータ受信部と、データバス手段へ前記
第2の偏向制御データを発信する第4のデータ発信部と
を具備し、前記偏向制御信号発生手段が前記第1の偏向
制御データを前記データバス手段から受信する第3のデ
ータ受信部と、データバス手段から前記第2の偏向制御
データを受信する第4のデータ受信部とを具備した。 【0021】更に、前記第2の偏向データメモリ内のア
ドレスであり、第2の偏向データメモリから読み出そう
とする最初のデータのアドレスである初期アドレスと、
初期アドレスに続き読み出されるデータのデータ数とを
前記第2のアドレスデータが具備した。 [0022]更に前記初期アドレスと初期アドレスに続
き読み出されるデータのデータ数とを前記第1のアドレ
スデータから取り出すデータ処理部を前記第2の偏光デ
ータメモリが具備した。 [0023]更に前記制御手段に具備された前記各デー
タ発信部が、互いに実質的に同一の構成としてなり、且
つデータ発信部が、前記データバス手段の使用を要求す
るバス要求信号をデータバス手段に発信するバス要求部
と、前記データバス手段に発信されたデータの転送先を
識別するための装置識別信号を発信する識別信号発信部
と、発信しようとするデータを与えられ、データを前記
データバス手段に発信するデータ入出力部と、前記バス
要求部と、前記識別信号発信部と、前記データ入出力部
を制御する制御部とを具備した。 [00241更に前記制御手段に具備された前記各デー
タ受信部が互いに実質的に同一の構成としてなり、且つ
、データ受信部が、前記データバス手段から前記装置識
別信号を受信し、具備された装置が装置識別信号に該当
する装置であるか否かを識別する識別部と、前記データ
バスからバス要求信号を受信し、具備された装置が前記
装置識別信号に該当する装置であることが前記識別部で
確認されたことに応じ、確認信号を発信する確認部と、
前記データバス手段からデータを受信し、具備された装
置にデータを与えるデータ入出力部と、前記識別部と、
確認部とデータ入出力部とを制御する制御部とを具備し
た。 [00251更に前記データ発信部が前記データバス手
段にデータを発信する時期及びデータの転送先の装置に
具備された前記データ受信器がデータバス手段からデー
タを受信するタイミングを与えるクロックパルスを発生
するクロックパルス発生部を具備し、前記クロックパル
スに対する前記データの発信及び受信のタイミングを各
装置毎に設定することにより該データの誤りの無い受信
を行なう構成とした。更に前記データ入出力部が前記デ
ータバス手段からデータを受信する時期を、前記クロツ
クパルスに対する遅延時間の調整により調整する遅延時
間調整部を前記データ受信部が具備した。 [0026]更に前記データバス手段が、各装置に具備
された前記データ発信部と前記データ受信部とを接続し
、データ転送元の装置に具備されたデータ発信器からデ
ータ転送先の装置に具備されたデータ受信部へデータを
伝送するデータバス部と、各装置に具備された前記デー
タ発信部と前記データ受信部とを接続し、前記データ転
送元の装置に具備された該データ発信部から発信するバ
ス要求信号を伝送し、且つ、前記転送先の装置に具備さ
れたデータ受信部が発信する確認信号を伝送する確認バ
ス部と、各装置に具備された前記データ発信部と前記デ
ータ受信部とを接続し、前記装置識別信号を伝送する識
別バス部と、各装置に具備された前記データ発信部と前
記データ受信部とを接続し、前記クロックパルスを伝送
するクロックパルスバス部とを具備した。 [0027]更に前記データバス手段が前記データ制御
手段と前記第1の偏向データメモリとを接続する第1の
データバスと、前記第1の偏向データメモリと前記第2
の偏向データメモリと前記パターン発生手段とを接続す
る第2のデータバスとを具備した。 [0028]あるいは電子ビームにより対象物に所定の
パターンを描く電子ビーム露光装置であって、前記対象
物を配置するステージと、前記電子ビームを発生する電
子ビーム発生部と、前記電子ビームを前記対象物上へ集
束させる電子レンズ部と、前記電子ビーム発生部と前記
対象物との間に配置され、電子ビームが通過することに
より電子ビームの断面形状を整形する複数の開口部を有
するビーム整形手段と、第1の偏向制御信号が与えられ
第1の偏向制御信号により電子ビームの方向を前記ビー
ム整形手段の第1の領域に偏向する第1の偏向手段と、
第2の偏向制御信号が与えられ第2の偏向制御信号によ
り電子ビームをビーム整形手段の第2の領域に偏向する
第2の偏向手段とよりなり、上記第2の領域が上記第1
の領域より小さい構成としてなる偏向手段と、前記偏向
手段により偏向された電子ビームを前記対象物上へ集束
する集束手段と、前記偏向手段に、前記第1及び第2の
偏向制御信号を与え、偏向手段を制御する制御手段であ
り、前記対象物上に描こうとするパターンをパターンデ
ータとして格納するパターンメモリと、前記パターンメ
モリから前記パターンデータを受け、パターンデータか
ら第1のアドレスデータを取り出すデータ制御手段と、
内部のアドレスに該当する前記第1のアドレスデータと
、第2のアドレスデータと、第1の偏向制御データとを
格納し、第1のアドレスデータの指定により第1の偏向
制御データと第2のアドレスデータとを出力する第1の
偏向データメモリと、各アドレスに第2の偏向制御デー
タを格納し、前記第1の偏向データメモリから読み出さ
れた前記第2のアドレスデータの指定により前記第2の
偏向制御データを出力する第2の偏向データメモリと、
前記第1の偏向制御データを与えられ、該第1の偏向制
御データに応じた第1の偏向制御信号を発生し、更に前
記第2の偏向制御データを与えられ、第2の偏向制御デ
ータに応じた第2の偏向制御信号を発生する偏向制御信
号発生手段と、前記データ制御手段と前記第1の偏向デ
ータメモリとを接続し、データ制御手段から第1の偏向
データメモリへ前記第1のアドレスデータを転送し、更
に第1の偏向データメモリと、前記第2の偏向データメ
モリと、偏向制御信号発生手段とを接続し、第1の偏向
データメモリから読み出された前記第1の偏向制御デー
タを偏向制御信号発生手段へ転送し、第1の偏向データ
メモリから第2の偏向データメモリへ第2のアドレスデ
ータを転送し、更に第2の偏向データメモリから読み出
された前記第2の偏向制御データを偏向制御信号発生手
段へ転送するデータバス手段を具備してなる制御手段と
を具備してなり、前記データ制御手段が前記データバス
手段へ前記第1のアドレスデータを発信する第1のデー
タ発信部を具備し、前記第1の偏向データメモリが前記
データバス手段から前記第1のアドレスデータを受信す
る第1のデータ受信部と、データバス手段へ前記第2の
アドレスデータを発信する第2のデータ発信部と、デー
タバス手段へ前記第1の偏向制御データを発信する第3
のデータ発信部とを具備し、前記第2の偏向データメモ
リが、前記データバス手段から前記第2のアドレスデー
タを受信する第2のデータ受信部と、データバス手段へ
前記第2の偏向制御データを発信する第4のデータ発信
部とを具備し、前記偏向制御信号発生手段が前記第1の
偏向制御データを前記データバス手段から受信する第3
のデータ受信部と、データバス手段から前記第2の偏向
制御データを受信する第4のデータ受信部とを具備した
。 [0029]
【作用】データバス手段が多数の装置間を接続すること
によりデータの並列処理ができシステムの待ち時間を減
らすことができるとともに上記データバス手段を上記の
多数の装置の共有としたことによりデータバスのライン
数を減らすことができ、データバスで生ずる漏話、反射
等による弊害を減らすことができる。
によりデータの並列処理ができシステムの待ち時間を減
らすことができるとともに上記データバス手段を上記の
多数の装置の共有としたことによりデータバスのライン
数を減らすことができ、データバスで生ずる漏話、反射
等による弊害を減らすことができる。
【0030】具体的にはデータバス手段でデータ制御手
段から第1のアドレスデータを第1の偏向データメモリ
へ転送すると並列に第1及び第2の偏向データメモリか
ら偏向制御信号発生手段に夫々第1及び第2の偏向制御
データを転送することができる。 [0031]又、更に上記処理と並列にデータバス手段
で第1の偏向データメモリから第2の偏向データメモリ
に第2のアドレスデータを転送することができる。 [0032]又、第2の偏向データメモリがデータ処理
部を具備することにより第2の偏向データメモリに関わ
る上記の並列処理が実現できる。 [0033]又、データ制御手段がデータ発信部を具備
し、第1及び第2の偏向データメモリが夫々データ受信
部及びデータ発信部とを具備することによりこれらの装
置に関わる上記の並列処理が実現できる。 [0034]又、上記の夫々のデータ発信部がバス要求
部と、識別信号発信部とデータ入出力部と制御部とを具
備することにより上記の並列処理のうち発信処理が効率
良く実現できる。 [0035]又、上記夫々のデータ受信部が識別部と確
認部と、データ入出力部と制御部を具備することにより
、上記の並列処理のうち受信処理が効率良く実現できる
。 [0036]又、上記の夫々のデータ発信部がクロック
パルス発生部を具備し、データ受信部が遅延時間調整部
を具備することにより、データの発信と受信のタイミン
グを調整し、データの確実な受信が実現できる。 [0037]又、前記データバス手段がデータバス部と
、確認バス部と、識別バス部と、クロックパルスバス部
とを具備することにより、データバスのデータ伝送が確
実に効率良く実現できる。 [0038]
段から第1のアドレスデータを第1の偏向データメモリ
へ転送すると並列に第1及び第2の偏向データメモリか
ら偏向制御信号発生手段に夫々第1及び第2の偏向制御
データを転送することができる。 [0031]又、更に上記処理と並列にデータバス手段
で第1の偏向データメモリから第2の偏向データメモリ
に第2のアドレスデータを転送することができる。 [0032]又、第2の偏向データメモリがデータ処理
部を具備することにより第2の偏向データメモリに関わ
る上記の並列処理が実現できる。 [0033]又、データ制御手段がデータ発信部を具備
し、第1及び第2の偏向データメモリが夫々データ受信
部及びデータ発信部とを具備することによりこれらの装
置に関わる上記の並列処理が実現できる。 [0034]又、上記の夫々のデータ発信部がバス要求
部と、識別信号発信部とデータ入出力部と制御部とを具
備することにより上記の並列処理のうち発信処理が効率
良く実現できる。 [0035]又、上記夫々のデータ受信部が識別部と確
認部と、データ入出力部と制御部を具備することにより
、上記の並列処理のうち受信処理が効率良く実現できる
。 [0036]又、上記の夫々のデータ発信部がクロック
パルス発生部を具備し、データ受信部が遅延時間調整部
を具備することにより、データの発信と受信のタイミン
グを調整し、データの確実な受信が実現できる。 [0037]又、前記データバス手段がデータバス部と
、確認バス部と、識別バス部と、クロックパルスバス部
とを具備することにより、データバスのデータ伝送が確
実に効率良く実現できる。 [0038]
【実施例】図1は本発明による一実施例の電子ビーム露
光装置の制御システム(制御手段)の構成図である。 [0039]同図のシステムは従来例で示した図11の
電子ビーム露光装置の光学機構部100対応したもので
ある。同図中、CPU221は図11のCPUl01に
該当し、図11の磁気テープ装置102に該当する磁気
テープ装置222 (CPU221と磁気テープ装置2
22でパターンメモリを構成する)からウェハ26上に
転写しようとするパターンデータを読み出し、汎用デー
タバス223にこのパターンデータを与える。ここで上
記パターンデータは圧縮されて磁気テープに書き込まれ
てあり、CPU221はこの圧縮されたデータを拡張し
元のパターンデータに戻す。このパターンデータに加え
CPU221はバス223に様々な命令、制御信号を与
える。このバス223には図13のシーケンス部108
に該当するシーケンス部228、データ管理部104に
該当するデータ管理部224(データ制御手段)、メイ
ンデフメモリ106に該当するメインデフメモリ226
(第1の偏向データメモリ)、サブデフメモリ107に
該当するサブデフメモリ227(第2の偏向データメモ
リ)、バンドメモリ105に該当するバンドメモリ22
5等が接続されている。 (00401更に第1の高速データバス231a (第
1のデータバス)がデータ管理部224、メインデフメ
モリ226、バンドメモリ225、及びサブデフメモリ
227に接続されており、この間のデータ転送に使用さ
れる。更に第2の高速データバス231b (第2のデ
ータバス)がデータ管理部224、メインデフメモリ2
26、サブデフメモリ227、及びシーケンス部228
に接続されており、この間のデータ転送に使用される。 更にPG−PC部109に該当するパターン発生手段P
G部229がこの第2の高速データバス231bに接続
されておりメインデフメモリ226とサブデフメモリ2
27の夫々からメイン及びサブデフメモリの偏向制御デ
ータ(第1及び第2の偏向制御データ)が発信される。 更にPG部229が第2の高速データバス231bから
この偏向制御データを取り込みこれに対応するデジタル
偏向制御信号(第1及び第2の偏向制御信号)を形成す
る。このデジタル偏向制御信号はメイン及びサブデフレ
クタ32.30に印加される電気的エネルギーの大きさ
を示す。メモリ226,227に書き込まれ、且つここ
から読み出される偏向制御データの内容については従来
例の図15の説明と同一であるので、その説明を省略す
る。
光装置の制御システム(制御手段)の構成図である。 [0039]同図のシステムは従来例で示した図11の
電子ビーム露光装置の光学機構部100対応したもので
ある。同図中、CPU221は図11のCPUl01に
該当し、図11の磁気テープ装置102に該当する磁気
テープ装置222 (CPU221と磁気テープ装置2
22でパターンメモリを構成する)からウェハ26上に
転写しようとするパターンデータを読み出し、汎用デー
タバス223にこのパターンデータを与える。ここで上
記パターンデータは圧縮されて磁気テープに書き込まれ
てあり、CPU221はこの圧縮されたデータを拡張し
元のパターンデータに戻す。このパターンデータに加え
CPU221はバス223に様々な命令、制御信号を与
える。このバス223には図13のシーケンス部108
に該当するシーケンス部228、データ管理部104に
該当するデータ管理部224(データ制御手段)、メイ
ンデフメモリ106に該当するメインデフメモリ226
(第1の偏向データメモリ)、サブデフメモリ107に
該当するサブデフメモリ227(第2の偏向データメモ
リ)、バンドメモリ105に該当するバンドメモリ22
5等が接続されている。 (00401更に第1の高速データバス231a (第
1のデータバス)がデータ管理部224、メインデフメ
モリ226、バンドメモリ225、及びサブデフメモリ
227に接続されており、この間のデータ転送に使用さ
れる。更に第2の高速データバス231b (第2のデ
ータバス)がデータ管理部224、メインデフメモリ2
26、サブデフメモリ227、及びシーケンス部228
に接続されており、この間のデータ転送に使用される。 更にPG−PC部109に該当するパターン発生手段P
G部229がこの第2の高速データバス231bに接続
されておりメインデフメモリ226とサブデフメモリ2
27の夫々からメイン及びサブデフメモリの偏向制御デ
ータ(第1及び第2の偏向制御データ)が発信される。 更にPG部229が第2の高速データバス231bから
この偏向制御データを取り込みこれに対応するデジタル
偏向制御信号(第1及び第2の偏向制御信号)を形成す
る。このデジタル偏向制御信号はメイン及びサブデフレ
クタ32.30に印加される電気的エネルギーの大きさ
を示す。メモリ226,227に書き込まれ、且つここ
から読み出される偏向制御データの内容については従来
例の図15の説明と同一であるので、その説明を省略す
る。
【0041】このデジタル偏向制御信号は図14のPG
・PC部109に該当するPC部230に与えられ図1
1のビーム経路上で生ずる様々な歪みに対する補正のた
めに偏向角度に所定の補正を施す。pc部で上記の処理
を受けた後、デジタル偏向制御信号はD/A変換器21
0.211でアナログ偏向制御信号に変換され(PG部
229、pc部230、D/A変換器210,211よ
り偏向制御信号発生手段が構成され)アンプ212,2
13により増幅され、メイン及びサブデフレクタ32゜
30(偏向手段)の夫々に与えられ、電子ビームを偏向
する。 [00421更に図11の対物レンズ系24の偏向器2
4a、24bを駆動するための偏向制御部251がバス
231bに接続されており、CPU221からパターン
データを受は取り、又、シーケンス部228から制御命
令を受は取る。これにより偏向制御部251は各偏向器
24a、24bを駆動する駆動信号を形成する。偏向器
24aの駆動信号はアンプ252を介し出力され、25
aの駆動信号はアンプ253を介し出力される。 [0043]又、ステージ28を駆動するためにステー
ジコントローラ254が設けられており、CPU221
からバス223を介しパターンデータが与えられ、又、
シーケンス部228からバス231bを介し制御命令が
与えられる。偏向制御部251及びステージコントロー
ラ254の構成は従来の装置と実質的に同一であるので
これ以上の説明を省略する。 [00441次に上記構成の制御システムの動作説明を
行う。データ管理部224はバス223からパターンデ
ータを取り込みこれをメインデフメモリに格納すメイン
デフ制御データとサブデフメモリに格納するサブデフ制
御データに拡張し、バス231aへ発信する。同時にデ
ータ管理部は上記のメイン及びサブデフ制御データの夫
々が格納されるメインデフメモリとサブデフメモリの夫
々を指定するアドレスデータをメイン及びサブデフメモ
リがバス231aから夫々メイン及びサブデフ制御デー
タを取り込むようにという命令とともにバス223へ発
信する。バス223上へ発信された上記の命令とアドレ
スデータを受け、メイン及びサブデフメモリはバス23
1a上の夫々メイン及びサブデフ制御データを取り込む
。 [0045]更にステージ28の移動速度を示すデータ
をバス231a上から取り込むようにという命令をデー
タ管理部224がバンドメモリ225に対してバス22
3に発信してもよい。 [0046]又、上記の動作を行うために、シーケンス
部228が、メモリ226,227にすでに格納された
内容の読み取りを開始するための命令を発生する。更に
この命令はデータをそのアドレスから読み取るためのメ
インデフメモリ226の格納アドレスのデータをも含ん
でいる。シーケンス部228のこの命令は、バス223
を介し転送され、メモリ226,227からの読み取り
動作を可能とする。 [0047] この命令を受け、メモリ226は指定さ
れた格納アドレス(第1のアドレスデータ)に格納され
た内容を出力する。図14の説明で示した如く、メモリ
226に格納された内容はメインデフレクタ32により
偏向される電子ビームの位置を示すX、 Y座標のデー
タ(第1の偏向制御データ)に加えメモリ227内の格
納アドレスADR(初期アドレス)とOPC数(ADR
とOPC数で第2のアドレスデータを構成する)とを含
み、このアドレスADRからメインデフ制御データが読
み取られ、引き続き読み取るデータのデータ数を示すO
PC数に示されたデータ数のデータが読み出される。こ
のデータはバス231aを介しメモリ227に転送され
、これによりメモリ227のアドレスデータADRに格
納されたデータと引き続きOPC数に示されたデータ数
のデータにより転写パターンが指定され、メモリ227
はバス231bを介しデータXo 、 Yo 、 X+
及びYl (第2の偏向制御データ)をPG部229に
発信する。更にバンドメモリ225はデータ管理部22
4からバス231aにパターンデータが出力されたこと
を検知し、これに応じバス231bを介しパターン発生
部229に対しステージ28の移動速度のデータを出力
し且つ上記移動速度のデータをバス223を介しシーケ
ンス部228に対し出力する。この与えられたデータに
応じて、PG部は前記デジタル制御信号を出力する。 [0048]次に各データバス232,231a、23
1bのより詳細な構成の説明を、特に機能ブロック(装
置)、データ管理部224、メモリ225〜227、シ
ーケンス部228及びパターン発生部229等を構成す
る装置とともに説明する。 [0049] このバスはデータ管理部224の送信及
び受信の如く、複数の機能のために共通に使用されるた
め、このバスはこの様な方式のデータ転送を行うに適し
た構成をもつものである必要がある。 [00501図2は、各機能ブロック及び各データバス
231a、231b及び232の構成を示す構成図であ
る。このバスは変換すべきデータを伝送するデータ転送
バス341 (データバス部)と例えばデータが転送さ
れる転送先の機能ブロック、例えばサブデフメモリ22
7等のブロックの照合に使用される機番コード(装置識
別信号)を発信する機番コードライン342(識別バス
部)とバス341上のデータを取り込むタイミングを与
えるデータフェッチクロック(クロックパルス)を伝送
するクロックバス343 (クロックパルスバス部)と
データバス341の使用を要求するバスリクエスト信号
(バス要求信号)及びバスリクエスト信号を受は取った
事を確認するアクルッジ信号(確認信号)を伝送するア
ービトレーションライン344(確認バス部)とバス3
41上のデータと同期したストローブ信号を伝送するス
トローブライン345との各要素により構成されている
。 [0051]バス341を介してデータの送信、受信を
するために、例えばデータ管理部224、メインデフメ
モリ226、サブデフメモリ227等の各ブロックは図
2に示すようにデータをバス341に送信するためのマ
スタモジュール351(データ発信部)及びバス341
からデータを受信するためのスレーブモジュール352
.352“ (データ受信部)を有する。各ブロックは
後述する方式によりマスク及びスレーブモジュールとの
データの送受信を行なう。 [00521図2中、マスタモジュール351は、他の
ブロックのマスタモジュール351からデータバス34
1に発信されたデータを受信するデータ人出力バッファ
(データ入出力部)366とクロック(データフェッチ
クロック)を発生し、この信号をクロックバス343へ
送信するクロック発生器(クロックパルス発信部)36
2と、バスリクエスト信号を発生し、この信号をアービ
トレーションライン344に送信するりクエスタ363
(バス要求部)と、ストローブ信号を発生し、この信号
をストローブライン345に送信するストローブ発生器
364と、機番コードを発信、この信号をバス342に
送信する機番発生器365(識別信号発信部)とより構
成される。 [0053]更に、マスタモジュール351はマスクコ
ントローラ361 (制御部)を有し、このマスクコン
トローラは同様にマスタモジュール351を有する他の
ブロックからデータを受け、これに応じクロック発生器
362、リクエスタ363、ストローブ発生器364、
機番発生器365を制御する。 [0054]同様に各ブロックはスレーブモジュール3
52を有し、このスレーブモジュール352は、データ
バス341上のデータとバス345上のストローブ信号
を受信し、このストローブ信号に呼応し、受信したデー
タをこのスレーブモジュール352が属するブロックの
データ部への発信するデータ人出力バッファ371(デ
−タ入出力部)と、アービトレーションバス344から
バスリクエスト信号を受信しバッファ371をストロー
ブ信号に呼応できる状態にするアクイジション368(
確認部)と、バス342から機番コードを受信する機番
照合器369(識別部)とを有する。 [0055]更にスレーブモジュール352は機番照合
器369により受信された機番コードに呼応して人出力
バッファ371とアクイジション368とを制御するス
レーブコントローラ370 (制御部)を有する。 [0056]更に、バスによるデータ転送の際生ずる時
間遅れを補償する目的でバスの構成要素341〜345
、並びにスレーブモジュール352の関連ユニット36
8.369及び371の間を接続した遅延調整器367
(遅延時間調整部)が設けられている。 [0057]図1中の機能ブロックのうち例えばデータ
管理部224、メインデフメモリ226、サブデフメモ
リ227等は前記マスタモジュール351と前記スレー
ブモジュール352の双方を有し、例えばバンドメモリ
等はスレーブモジュールのみを有す。又、1のブロック
がバス231a及びバス231bの相方からデータを受
信するために複数のスレーブモジュール352,352
“等を有する場合がある。 [0058]図3は図2に示した構成の動作タイミング
チャートである。同図中、データ管理部224等はブロ
ックからデータが発信された時、マスクコントローラ3
61の制御により、バス341にブロック224のマス
タモジュール351の機番発生器365が81に示す機
番コードを発信する。この機番コードは例えばメインデ
メフメモリ226等を指名するコードである。 [0059]更に、マスタモジュール351のクロック
発生器363はバス343にS2に示すクロックを発信
する。 [00601次にリクエスタ363がアービトレーショ
ンライン344を構成する第1のラインに83に示すリ
クエストを発信し、機番照合コードにより指名されたブ
ロック例えばメインデフメモリ226のスレーブモジュ
ールからの応答がアービトレーションライン344の第
2のラインに発信されるのを待つ。 [0061]あらかじめ決められた時間内に応答が無い
時、すなわちそれは機番コードで指名した転送先のブロ
ックが存在しないことを意味し、その時はりクエスタ3
63は論理レベルを反転し、応答が無いことをマスクコ
ントローラ361に知らせる信号を発信する。この信号
によりマスクコントローラ361はデータ転送を取り消
す。 [0062]他方、転送先のメインデフメモリ226の
スレーブモジュールはアービトレーションライン344
のリクエストを受けた時、メモリ226すなわち自己を
指名する機番コードがバス343上に有った場合、S4
に示す確認信号のアクノリツジ1をバス344の第2の
ラインに発信する。 [0063] この動作のために転送先メインデフメモ
リ226のスレーブモジュール352のスレーブコント
ローラ370は、機番照合器369により受信した機番
コードを照合し、受信した機番コードがメインデフメモ
リ226すなわち自己の機番コードと合致した時、アク
イジション368から上記アクノリツジ1を発信するよ
う制御する。この時、受信したコードと合致する機番コ
ードを有するブロックが存在しない場合は、各ブロック
のスレーブコントローラ370はアクイジション368
からアクノリツジ1を発信しないように制御する。 [00641更に、スレーブコントローラはデータ人出
力バッファ371を準備状態にすることとともにメモリ
226のデータ部の格納の準備をし、バス341を介し
たデータ受は入れの準備をする。 [0065]上記の準備が完了した時、スレーブコント
ローラ370は再度アクイジション368からバス34
4の第3のラインに85に示す確認信号、アクノリツジ
2を発信するよう制御する。このアクノリツジ2はデー
タ転送の転送先のデータ管理部のマスタモジュール35
1のリクエスタ363により検知され、これに呼応し、
マスクコントローラ361はストローブ発生器364か
ら発生されたストローブと同期してデータ管理部224
のデータ部からデータを発信する。マスクコントローラ
361はストローブライン345に出力されたS7に示
すストローブと同期して上記のデータ管理部から発信し
たデータを人出力バッファ366を介し、S6に示すよ
うにデータバス341に発信する。 [0066] これに呼応し引き続き転送先メインデフ
メモリ226のスレーブモジュール352はバス345
のストローブに同期してデータバス341からデータを
受信し、メインデフメモリ226のデータ部にデータを
格納する。この転送を中断する必要が生じた時は、転送
先のメモリ226のスレーブモジュール352のスレー
ブコントローラ370がアクイジション368を介して
アクノリツジ2の論理レベルを反転させ、このアクノリ
ツジ2の反転がアービトレーションライン344の監視
しているリクエスタ363により検知されることにより
、マスタモジュール351がデータの発信を中断する。 この中断はバス344のアクノリツジ2の論理レベルが
元に戻る迄継続する。 [0067]ストローブライン345のストローブS7
のパルスは、データバス341のデータが有効な論理レ
ベルであるタイミングを示している。すなわち図3に示
すストローブのレベルの下がるタイミングに同期して転
送先のメインデフメモリのスレーブモジュール352が
バス341のデータを読み取る。一方、転送先のメイン
デフメモリがストローブのレベルが下がったことを検知
し、これに応じスレーブモジュール352が受は入れ準
備を開始し、データを受信できる安定した状態になる迄
に若干の時間を要する。 [0068部図4に示すように、ストローブのレベルが
下がった時からスレーブモジュール352が安定する迄
の時間△tだけ遅れた時Aからデータが読まれた場合、
正しいデータの受信が行なわれる。他方、これがBのタ
イミングでデータが読まれた場合は、正しいデータの受
信は行なわれない。電子ビーム露光装置のスループット
の向上を目指すためにはこのストローブのパルス幅を極
力短くすることが必要であるがこのためにはスレーブモ
ジュールがトリガを受けてから安定する迄に要する時間
を縮めることがどうしても必要である。 [0069]又、図5に示すようにバス341上のデー
タS21はデータ転送時に生ずる信号の複雑な反射等の
影響により複雑な波形をしている。従って822に示す
ストローブのパルスの間にデータを読み取るのに適した
タイミングAが存在するがタイミングCでは波形がレベ
ルの低い方へオーバーシュートした状態であり誤ったデ
ータの読み取りとなる。 [00701この問題の解決は、図2の構成が図3の8
7に示すストローブに加えて図3の82に示すデータフ
ェッチクロック(クロック)を利用することによりなさ
れる。図6の331〜33は夫々データストローブ及び
クロックの関係を示したタイミングチャートであるがこ
こでクロックがストローブに先んじて与えられ、データ
の読み取りをクロックパルスの立ち上がりからへT遅れ
たタイミングで行なう。この遅れ八Tは各スレーブモジ
ュール毎に△Tの値を設定する遅延調整器367により
与えられる。この方式により装置の高速動作のためにス
トローブのパルス幅を短くした場合で確実な誤りの無い
データ転送が実現できる。 [00711尚、上述のデータ転送方式の構成と動作は
図1中の他のブロックについても適用される。 [0072]従って図1の他のブロックの組み合わせに
対する図2に示したマスタモジュール、スレーブモジュ
ール及びバスの説明は省略する。 [0073部図7はデータ転送元のブロック例えばサブ
デフメモリ227のマスタモジュール351の一部の回
路を示す。尚、サブデフメモリ227のマスタモジュー
ル351はメモリ227のデータ部に格納された内容を
バス231bに発信することに使用される。前述した如
く、発信されるメモリ227のデータ内容はビーム偏向
の座標データXo 、 Yo 、 Xl、 Yl であ
り、メインデフメモリ226の内容により設定されるo
pc数に従い複数回読み出しがなされる。 [0074部図7中、制御回路381は図2で示したり
クエスタ363、マスクコントローラ361及びストロ
ーブ発生器364により構成されている。クロック発生
器362と機番発生器365は図2と同じ符号を付しで
ある。クロック発生器362は25KHzの基準クロッ
ク信号を発生する発信回路と、この25KHzでのクロ
ック信号から10KHzのクロックCLKを発生する分
周回路とより構成される。このブロックCLKは図2の
82に示すデータフェッチクロックに使用される。前述
の如く、データフェッチクロックはデータ及びストロー
ブとの関係において、データ及びストローブより先んじ
ており、例えば数1ons(nsは10−9秒)進んで
いる。 この進み時間はデータが転送される転送先進の伝送路上
で発生する遅れ時間に応じて調整される。すなわち、こ
の進み時間の調整は各スレーブモジュールの遅延調整器
367により与えられる遅れ量に対応してなされる。機
番発生器365は機番コードレジスタ(図示しない)を
有し、この機番コードレジスタで、データ転送先のスレ
ーブモジュールの機番コードが転送元のマスタモジュー
ル351により設定される。図7中、この機番コードは
RAM (2: O)で示される。 [0075]更に制御回路381は前記リクエスト(図
3の83)に応じアービトレーションライン344の第
1のラインに*MREQ信号を出力し、確認された信号
としてアービトレションライン344の第2及び第3の
ラインから*5REC信号と*5REQ信号を受信する
。更に制御回路381はストローブライン345に*M
STRB信号を発信し、且つ、データバス341に*o
pcs信号を発信する。このopcs信号は前記アドレ
スADRから読み出しを始めるパターン数(opc数)
を示す。 [00761図8は図7の動作タイミングを示す。動作
は基本的には図3の81〜S7と同一である。但し、図
8は新たなデータ群の最初に印を付すためにデータバス
341に発信される*opcs信号を含む。*opcs
信号は新たなアドレスADRからの読み出し開始時毎に
発信される。図8の横軸はns(nsは10−9秒)で
示された経過時間を示す。 [00771図9はデータ転送先のブロックのスレーブ
ジュール352の1部の回路図を示す。ここでスレーブ
モジュール352は例えば前記データ転送元サブデフメ
モリ227から発信されたデータを受信する。同図中、
図2で示した部分と同一構成部分には同一符号を付し、
その説明を省略する。 [0078部図9に示す回路には遅延調整器367を介
しバス343からデータフェッチクロックCLKが与え
られる。同様に機番照合器369は機番コードライン3
42より前記機番コードEAM (2: 0)信号を受
信し、スレーブコントローラ370に、EAM (2:
O)信号を受信したことを通知する信号を送る。機番
照合器369は例えばあらかじめデイツプスイッチの設
定等により機番コードを、設定しておき、機番照合器3
69はその自己の機番コードと機番照合器369が受信
した機番コードが合致したとき、アクイジション368
を準備状態とする。更にアクイジション368は前記ア
クノレツジ1とアクノレツジ2に該当する*5RECと
*SREQを発生する。尚、図9に示すスレーブモジュ
ールの回路がメインデフメモリ又はサブデフメモリに使
用された場合、バス341を介して送られて来るデータ
の流れを中断するためにはしばしば上記のメモリから待
機を要求する信号WAITが発信されることになる。こ
の様な待機の要求は例えばメモリがリフレッショ動作を
行なっている状態で発生する。この様な場合、アービト
レーションライン344の第2及び第3のラインに*5
REC信号及び5REQ信号を出力しているアクイジシ
ョン368は図10の中程に示す如<*5REQ信号の
論理レベルを反転させる。この*5REQ信号の反転に
応じ、データを発信中のマスタモジュールはストローブ
MSTRB信号を反転させる。このように図10は図3
に該当する。 [0079]図11は図1の構成の一部を構成するIC
を有するサーキットボード上の接続ブロック図を示す。 同図中、MMBはメインデフメモリ226、SMBはサ
ブデフメモリ227、SPMCはサブデフメモリ227
の管理部、BMBはバンドメモリ225、Iloはシー
ケンス部228のインターフェイス部に該当する。サー
キットボードを示すCPUは図1に示したデータ管理部
224に該当するサーキットボードを示す。同図の各ボ
ードの中で、Mはマスタモジュール351を示し、Sは
スレーブモジュール352を示し、MEMはデータ部に
該当するメモリICを示す。サーキットボードは端子A
〜Hを有し、このうち端子A、 B及びCはバス223
に接続する端子を示し、端子り及びEはバス231aに
接続する端子、端子F〜Hはバス231bに接続する端
子を示す。 [00801次に上記の構成のブロック図の動作につい
て説明する。データ管理部224からの命令は図11中
バス233の■に示す経路に沿いバンドメモリ225、
メインデフメモリ226及びサブデフメモリ227に転
送される。前述の如く、バンドメモリ225はメインデ
フメモリ226に格納されているデータから必要な前記
ステージの移動速度のデータを読み取るのに使用される
。 [00811デ一タ管理部224が拡張した露光データ
は図11中バス231aの経路■に沿いメモリ226と
メモリ227に転送され、各メモリに格納される。上記
メモリの内容を読み出す時、最初にメモリ226の内容
がバス231bに発信され、図11中経路■に沿い、マ
スタモジュールM及びシーケンス部228のI10イン
タフェイスを通過する。 [0082]次にバス231bに発信されたデータが、
メモリ227のデータ管理部SPMCのスレーブモジュ
ールSにより受信され又、前記アドレスADRとOPC
がバス231bからSPMCにより取り込まれる。この
SPMCに取り込まれたデータはメモリ227を構成す
るサーキットボードを経路■に沿い通過し、メモリ22
7のメモリMEMに送られ、ここでアドレスデータとし
て使用される。更にメモリのメモリMEMで読み出され
たデータは経路■に沿いマスタモジュールMを介しバス
231bへ出力される。 [0083]上述の動作が前述の図1で説明した内容に
該当する。 [0084]
・PC部109に該当するPC部230に与えられ図1
1のビーム経路上で生ずる様々な歪みに対する補正のた
めに偏向角度に所定の補正を施す。pc部で上記の処理
を受けた後、デジタル偏向制御信号はD/A変換器21
0.211でアナログ偏向制御信号に変換され(PG部
229、pc部230、D/A変換器210,211よ
り偏向制御信号発生手段が構成され)アンプ212,2
13により増幅され、メイン及びサブデフレクタ32゜
30(偏向手段)の夫々に与えられ、電子ビームを偏向
する。 [00421更に図11の対物レンズ系24の偏向器2
4a、24bを駆動するための偏向制御部251がバス
231bに接続されており、CPU221からパターン
データを受は取り、又、シーケンス部228から制御命
令を受は取る。これにより偏向制御部251は各偏向器
24a、24bを駆動する駆動信号を形成する。偏向器
24aの駆動信号はアンプ252を介し出力され、25
aの駆動信号はアンプ253を介し出力される。 [0043]又、ステージ28を駆動するためにステー
ジコントローラ254が設けられており、CPU221
からバス223を介しパターンデータが与えられ、又、
シーケンス部228からバス231bを介し制御命令が
与えられる。偏向制御部251及びステージコントロー
ラ254の構成は従来の装置と実質的に同一であるので
これ以上の説明を省略する。 [00441次に上記構成の制御システムの動作説明を
行う。データ管理部224はバス223からパターンデ
ータを取り込みこれをメインデフメモリに格納すメイン
デフ制御データとサブデフメモリに格納するサブデフ制
御データに拡張し、バス231aへ発信する。同時にデ
ータ管理部は上記のメイン及びサブデフ制御データの夫
々が格納されるメインデフメモリとサブデフメモリの夫
々を指定するアドレスデータをメイン及びサブデフメモ
リがバス231aから夫々メイン及びサブデフ制御デー
タを取り込むようにという命令とともにバス223へ発
信する。バス223上へ発信された上記の命令とアドレ
スデータを受け、メイン及びサブデフメモリはバス23
1a上の夫々メイン及びサブデフ制御データを取り込む
。 [0045]更にステージ28の移動速度を示すデータ
をバス231a上から取り込むようにという命令をデー
タ管理部224がバンドメモリ225に対してバス22
3に発信してもよい。 [0046]又、上記の動作を行うために、シーケンス
部228が、メモリ226,227にすでに格納された
内容の読み取りを開始するための命令を発生する。更に
この命令はデータをそのアドレスから読み取るためのメ
インデフメモリ226の格納アドレスのデータをも含ん
でいる。シーケンス部228のこの命令は、バス223
を介し転送され、メモリ226,227からの読み取り
動作を可能とする。 [0047] この命令を受け、メモリ226は指定さ
れた格納アドレス(第1のアドレスデータ)に格納され
た内容を出力する。図14の説明で示した如く、メモリ
226に格納された内容はメインデフレクタ32により
偏向される電子ビームの位置を示すX、 Y座標のデー
タ(第1の偏向制御データ)に加えメモリ227内の格
納アドレスADR(初期アドレス)とOPC数(ADR
とOPC数で第2のアドレスデータを構成する)とを含
み、このアドレスADRからメインデフ制御データが読
み取られ、引き続き読み取るデータのデータ数を示すO
PC数に示されたデータ数のデータが読み出される。こ
のデータはバス231aを介しメモリ227に転送され
、これによりメモリ227のアドレスデータADRに格
納されたデータと引き続きOPC数に示されたデータ数
のデータにより転写パターンが指定され、メモリ227
はバス231bを介しデータXo 、 Yo 、 X+
及びYl (第2の偏向制御データ)をPG部229に
発信する。更にバンドメモリ225はデータ管理部22
4からバス231aにパターンデータが出力されたこと
を検知し、これに応じバス231bを介しパターン発生
部229に対しステージ28の移動速度のデータを出力
し且つ上記移動速度のデータをバス223を介しシーケ
ンス部228に対し出力する。この与えられたデータに
応じて、PG部は前記デジタル制御信号を出力する。 [0048]次に各データバス232,231a、23
1bのより詳細な構成の説明を、特に機能ブロック(装
置)、データ管理部224、メモリ225〜227、シ
ーケンス部228及びパターン発生部229等を構成す
る装置とともに説明する。 [0049] このバスはデータ管理部224の送信及
び受信の如く、複数の機能のために共通に使用されるた
め、このバスはこの様な方式のデータ転送を行うに適し
た構成をもつものである必要がある。 [00501図2は、各機能ブロック及び各データバス
231a、231b及び232の構成を示す構成図であ
る。このバスは変換すべきデータを伝送するデータ転送
バス341 (データバス部)と例えばデータが転送さ
れる転送先の機能ブロック、例えばサブデフメモリ22
7等のブロックの照合に使用される機番コード(装置識
別信号)を発信する機番コードライン342(識別バス
部)とバス341上のデータを取り込むタイミングを与
えるデータフェッチクロック(クロックパルス)を伝送
するクロックバス343 (クロックパルスバス部)と
データバス341の使用を要求するバスリクエスト信号
(バス要求信号)及びバスリクエスト信号を受は取った
事を確認するアクルッジ信号(確認信号)を伝送するア
ービトレーションライン344(確認バス部)とバス3
41上のデータと同期したストローブ信号を伝送するス
トローブライン345との各要素により構成されている
。 [0051]バス341を介してデータの送信、受信を
するために、例えばデータ管理部224、メインデフメ
モリ226、サブデフメモリ227等の各ブロックは図
2に示すようにデータをバス341に送信するためのマ
スタモジュール351(データ発信部)及びバス341
からデータを受信するためのスレーブモジュール352
.352“ (データ受信部)を有する。各ブロックは
後述する方式によりマスク及びスレーブモジュールとの
データの送受信を行なう。 [00521図2中、マスタモジュール351は、他の
ブロックのマスタモジュール351からデータバス34
1に発信されたデータを受信するデータ人出力バッファ
(データ入出力部)366とクロック(データフェッチ
クロック)を発生し、この信号をクロックバス343へ
送信するクロック発生器(クロックパルス発信部)36
2と、バスリクエスト信号を発生し、この信号をアービ
トレーションライン344に送信するりクエスタ363
(バス要求部)と、ストローブ信号を発生し、この信号
をストローブライン345に送信するストローブ発生器
364と、機番コードを発信、この信号をバス342に
送信する機番発生器365(識別信号発信部)とより構
成される。 [0053]更に、マスタモジュール351はマスクコ
ントローラ361 (制御部)を有し、このマスクコン
トローラは同様にマスタモジュール351を有する他の
ブロックからデータを受け、これに応じクロック発生器
362、リクエスタ363、ストローブ発生器364、
機番発生器365を制御する。 [0054]同様に各ブロックはスレーブモジュール3
52を有し、このスレーブモジュール352は、データ
バス341上のデータとバス345上のストローブ信号
を受信し、このストローブ信号に呼応し、受信したデー
タをこのスレーブモジュール352が属するブロックの
データ部への発信するデータ人出力バッファ371(デ
−タ入出力部)と、アービトレーションバス344から
バスリクエスト信号を受信しバッファ371をストロー
ブ信号に呼応できる状態にするアクイジション368(
確認部)と、バス342から機番コードを受信する機番
照合器369(識別部)とを有する。 [0055]更にスレーブモジュール352は機番照合
器369により受信された機番コードに呼応して人出力
バッファ371とアクイジション368とを制御するス
レーブコントローラ370 (制御部)を有する。 [0056]更に、バスによるデータ転送の際生ずる時
間遅れを補償する目的でバスの構成要素341〜345
、並びにスレーブモジュール352の関連ユニット36
8.369及び371の間を接続した遅延調整器367
(遅延時間調整部)が設けられている。 [0057]図1中の機能ブロックのうち例えばデータ
管理部224、メインデフメモリ226、サブデフメモ
リ227等は前記マスタモジュール351と前記スレー
ブモジュール352の双方を有し、例えばバンドメモリ
等はスレーブモジュールのみを有す。又、1のブロック
がバス231a及びバス231bの相方からデータを受
信するために複数のスレーブモジュール352,352
“等を有する場合がある。 [0058]図3は図2に示した構成の動作タイミング
チャートである。同図中、データ管理部224等はブロ
ックからデータが発信された時、マスクコントローラ3
61の制御により、バス341にブロック224のマス
タモジュール351の機番発生器365が81に示す機
番コードを発信する。この機番コードは例えばメインデ
メフメモリ226等を指名するコードである。 [0059]更に、マスタモジュール351のクロック
発生器363はバス343にS2に示すクロックを発信
する。 [00601次にリクエスタ363がアービトレーショ
ンライン344を構成する第1のラインに83に示すリ
クエストを発信し、機番照合コードにより指名されたブ
ロック例えばメインデフメモリ226のスレーブモジュ
ールからの応答がアービトレーションライン344の第
2のラインに発信されるのを待つ。 [0061]あらかじめ決められた時間内に応答が無い
時、すなわちそれは機番コードで指名した転送先のブロ
ックが存在しないことを意味し、その時はりクエスタ3
63は論理レベルを反転し、応答が無いことをマスクコ
ントローラ361に知らせる信号を発信する。この信号
によりマスクコントローラ361はデータ転送を取り消
す。 [0062]他方、転送先のメインデフメモリ226の
スレーブモジュールはアービトレーションライン344
のリクエストを受けた時、メモリ226すなわち自己を
指名する機番コードがバス343上に有った場合、S4
に示す確認信号のアクノリツジ1をバス344の第2の
ラインに発信する。 [0063] この動作のために転送先メインデフメモ
リ226のスレーブモジュール352のスレーブコント
ローラ370は、機番照合器369により受信した機番
コードを照合し、受信した機番コードがメインデフメモ
リ226すなわち自己の機番コードと合致した時、アク
イジション368から上記アクノリツジ1を発信するよ
う制御する。この時、受信したコードと合致する機番コ
ードを有するブロックが存在しない場合は、各ブロック
のスレーブコントローラ370はアクイジション368
からアクノリツジ1を発信しないように制御する。 [00641更に、スレーブコントローラはデータ人出
力バッファ371を準備状態にすることとともにメモリ
226のデータ部の格納の準備をし、バス341を介し
たデータ受は入れの準備をする。 [0065]上記の準備が完了した時、スレーブコント
ローラ370は再度アクイジション368からバス34
4の第3のラインに85に示す確認信号、アクノリツジ
2を発信するよう制御する。このアクノリツジ2はデー
タ転送の転送先のデータ管理部のマスタモジュール35
1のリクエスタ363により検知され、これに呼応し、
マスクコントローラ361はストローブ発生器364か
ら発生されたストローブと同期してデータ管理部224
のデータ部からデータを発信する。マスクコントローラ
361はストローブライン345に出力されたS7に示
すストローブと同期して上記のデータ管理部から発信し
たデータを人出力バッファ366を介し、S6に示すよ
うにデータバス341に発信する。 [0066] これに呼応し引き続き転送先メインデフ
メモリ226のスレーブモジュール352はバス345
のストローブに同期してデータバス341からデータを
受信し、メインデフメモリ226のデータ部にデータを
格納する。この転送を中断する必要が生じた時は、転送
先のメモリ226のスレーブモジュール352のスレー
ブコントローラ370がアクイジション368を介して
アクノリツジ2の論理レベルを反転させ、このアクノリ
ツジ2の反転がアービトレーションライン344の監視
しているリクエスタ363により検知されることにより
、マスタモジュール351がデータの発信を中断する。 この中断はバス344のアクノリツジ2の論理レベルが
元に戻る迄継続する。 [0067]ストローブライン345のストローブS7
のパルスは、データバス341のデータが有効な論理レ
ベルであるタイミングを示している。すなわち図3に示
すストローブのレベルの下がるタイミングに同期して転
送先のメインデフメモリのスレーブモジュール352が
バス341のデータを読み取る。一方、転送先のメイン
デフメモリがストローブのレベルが下がったことを検知
し、これに応じスレーブモジュール352が受は入れ準
備を開始し、データを受信できる安定した状態になる迄
に若干の時間を要する。 [0068部図4に示すように、ストローブのレベルが
下がった時からスレーブモジュール352が安定する迄
の時間△tだけ遅れた時Aからデータが読まれた場合、
正しいデータの受信が行なわれる。他方、これがBのタ
イミングでデータが読まれた場合は、正しいデータの受
信は行なわれない。電子ビーム露光装置のスループット
の向上を目指すためにはこのストローブのパルス幅を極
力短くすることが必要であるがこのためにはスレーブモ
ジュールがトリガを受けてから安定する迄に要する時間
を縮めることがどうしても必要である。 [0069]又、図5に示すようにバス341上のデー
タS21はデータ転送時に生ずる信号の複雑な反射等の
影響により複雑な波形をしている。従って822に示す
ストローブのパルスの間にデータを読み取るのに適した
タイミングAが存在するがタイミングCでは波形がレベ
ルの低い方へオーバーシュートした状態であり誤ったデ
ータの読み取りとなる。 [00701この問題の解決は、図2の構成が図3の8
7に示すストローブに加えて図3の82に示すデータフ
ェッチクロック(クロック)を利用することによりなさ
れる。図6の331〜33は夫々データストローブ及び
クロックの関係を示したタイミングチャートであるがこ
こでクロックがストローブに先んじて与えられ、データ
の読み取りをクロックパルスの立ち上がりからへT遅れ
たタイミングで行なう。この遅れ八Tは各スレーブモジ
ュール毎に△Tの値を設定する遅延調整器367により
与えられる。この方式により装置の高速動作のためにス
トローブのパルス幅を短くした場合で確実な誤りの無い
データ転送が実現できる。 [00711尚、上述のデータ転送方式の構成と動作は
図1中の他のブロックについても適用される。 [0072]従って図1の他のブロックの組み合わせに
対する図2に示したマスタモジュール、スレーブモジュ
ール及びバスの説明は省略する。 [0073部図7はデータ転送元のブロック例えばサブ
デフメモリ227のマスタモジュール351の一部の回
路を示す。尚、サブデフメモリ227のマスタモジュー
ル351はメモリ227のデータ部に格納された内容を
バス231bに発信することに使用される。前述した如
く、発信されるメモリ227のデータ内容はビーム偏向
の座標データXo 、 Yo 、 Xl、 Yl であ
り、メインデフメモリ226の内容により設定されるo
pc数に従い複数回読み出しがなされる。 [0074部図7中、制御回路381は図2で示したり
クエスタ363、マスクコントローラ361及びストロ
ーブ発生器364により構成されている。クロック発生
器362と機番発生器365は図2と同じ符号を付しで
ある。クロック発生器362は25KHzの基準クロッ
ク信号を発生する発信回路と、この25KHzでのクロ
ック信号から10KHzのクロックCLKを発生する分
周回路とより構成される。このブロックCLKは図2の
82に示すデータフェッチクロックに使用される。前述
の如く、データフェッチクロックはデータ及びストロー
ブとの関係において、データ及びストローブより先んじ
ており、例えば数1ons(nsは10−9秒)進んで
いる。 この進み時間はデータが転送される転送先進の伝送路上
で発生する遅れ時間に応じて調整される。すなわち、こ
の進み時間の調整は各スレーブモジュールの遅延調整器
367により与えられる遅れ量に対応してなされる。機
番発生器365は機番コードレジスタ(図示しない)を
有し、この機番コードレジスタで、データ転送先のスレ
ーブモジュールの機番コードが転送元のマスタモジュー
ル351により設定される。図7中、この機番コードは
RAM (2: O)で示される。 [0075]更に制御回路381は前記リクエスト(図
3の83)に応じアービトレーションライン344の第
1のラインに*MREQ信号を出力し、確認された信号
としてアービトレションライン344の第2及び第3の
ラインから*5REC信号と*5REQ信号を受信する
。更に制御回路381はストローブライン345に*M
STRB信号を発信し、且つ、データバス341に*o
pcs信号を発信する。このopcs信号は前記アドレ
スADRから読み出しを始めるパターン数(opc数)
を示す。 [00761図8は図7の動作タイミングを示す。動作
は基本的には図3の81〜S7と同一である。但し、図
8は新たなデータ群の最初に印を付すためにデータバス
341に発信される*opcs信号を含む。*opcs
信号は新たなアドレスADRからの読み出し開始時毎に
発信される。図8の横軸はns(nsは10−9秒)で
示された経過時間を示す。 [00771図9はデータ転送先のブロックのスレーブ
ジュール352の1部の回路図を示す。ここでスレーブ
モジュール352は例えば前記データ転送元サブデフメ
モリ227から発信されたデータを受信する。同図中、
図2で示した部分と同一構成部分には同一符号を付し、
その説明を省略する。 [0078部図9に示す回路には遅延調整器367を介
しバス343からデータフェッチクロックCLKが与え
られる。同様に機番照合器369は機番コードライン3
42より前記機番コードEAM (2: 0)信号を受
信し、スレーブコントローラ370に、EAM (2:
O)信号を受信したことを通知する信号を送る。機番
照合器369は例えばあらかじめデイツプスイッチの設
定等により機番コードを、設定しておき、機番照合器3
69はその自己の機番コードと機番照合器369が受信
した機番コードが合致したとき、アクイジション368
を準備状態とする。更にアクイジション368は前記ア
クノレツジ1とアクノレツジ2に該当する*5RECと
*SREQを発生する。尚、図9に示すスレーブモジュ
ールの回路がメインデフメモリ又はサブデフメモリに使
用された場合、バス341を介して送られて来るデータ
の流れを中断するためにはしばしば上記のメモリから待
機を要求する信号WAITが発信されることになる。こ
の様な待機の要求は例えばメモリがリフレッショ動作を
行なっている状態で発生する。この様な場合、アービト
レーションライン344の第2及び第3のラインに*5
REC信号及び5REQ信号を出力しているアクイジシ
ョン368は図10の中程に示す如<*5REQ信号の
論理レベルを反転させる。この*5REQ信号の反転に
応じ、データを発信中のマスタモジュールはストローブ
MSTRB信号を反転させる。このように図10は図3
に該当する。 [0079]図11は図1の構成の一部を構成するIC
を有するサーキットボード上の接続ブロック図を示す。 同図中、MMBはメインデフメモリ226、SMBはサ
ブデフメモリ227、SPMCはサブデフメモリ227
の管理部、BMBはバンドメモリ225、Iloはシー
ケンス部228のインターフェイス部に該当する。サー
キットボードを示すCPUは図1に示したデータ管理部
224に該当するサーキットボードを示す。同図の各ボ
ードの中で、Mはマスタモジュール351を示し、Sは
スレーブモジュール352を示し、MEMはデータ部に
該当するメモリICを示す。サーキットボードは端子A
〜Hを有し、このうち端子A、 B及びCはバス223
に接続する端子を示し、端子り及びEはバス231aに
接続する端子、端子F〜Hはバス231bに接続する端
子を示す。 [00801次に上記の構成のブロック図の動作につい
て説明する。データ管理部224からの命令は図11中
バス233の■に示す経路に沿いバンドメモリ225、
メインデフメモリ226及びサブデフメモリ227に転
送される。前述の如く、バンドメモリ225はメインデ
フメモリ226に格納されているデータから必要な前記
ステージの移動速度のデータを読み取るのに使用される
。 [00811デ一タ管理部224が拡張した露光データ
は図11中バス231aの経路■に沿いメモリ226と
メモリ227に転送され、各メモリに格納される。上記
メモリの内容を読み出す時、最初にメモリ226の内容
がバス231bに発信され、図11中経路■に沿い、マ
スタモジュールM及びシーケンス部228のI10イン
タフェイスを通過する。 [0082]次にバス231bに発信されたデータが、
メモリ227のデータ管理部SPMCのスレーブモジュ
ールSにより受信され又、前記アドレスADRとOPC
がバス231bからSPMCにより取り込まれる。この
SPMCに取り込まれたデータはメモリ227を構成す
るサーキットボードを経路■に沿い通過し、メモリ22
7のメモリMEMに送られ、ここでアドレスデータとし
て使用される。更にメモリのメモリMEMで読み出され
たデータは経路■に沿いマスタモジュールMを介しバス
231bへ出力される。 [0083]上述の動作が前述の図1で説明した内容に
該当する。 [0084]
【発明の効果】上記の如く本発明によれば、データバス
手段の各々が多数の装置間を接続することによりデータ
の並列処理ができシステムの待ち時間を減らすことがで
きるとともに上記データバス手段を上記の多数の装置の
共有としたことによりデータバスのライン数を減らすこ
とができ、データバスで生ずる漏話、反射等による弊害
を減らすことができる。 [0085]具体的にはデータバス手段でデータ制御手
段から第1のアドレスデータを第1の偏向データメモリ
へ転送すると並列に第1及び第2の偏向データメモリか
ら偏向制御信号発生手段に夫々第1及び第2の偏向制御
データを転送することができる。 [0086]又、更に上記処理と並列にデータバス手段
で第1の偏向データメモリから第2の偏向データメモリ
に第2のアドレスデータを転送することができる。 [0087]又、第2の偏向データメモリがデータ処理
部を具備することにより第2の偏向データメモリに関わ
る上記の並列処理が実現できる。 [0088]又、データ制御手段がデータ発信部を具備
し、第1及び第2の偏向データメモリが夫々データ受信
部及びデータ発信部とを具備することによりこれらの装
置に関わる上記の並列処理が実現できる。 [0089]又、上記の夫々のデータ発信部がバス要求
部と、識別信号発信部とデータ入出力部と制御部とを具
備することにより上記の並列処理のうち発信処理が効率
良く実現できる。 [00901又、上記夫々のデータ受信部が識別部と確
認部と、データ入出力部と制御部を具備することにより
、上記の並列処理のうち受信処理が効率良く実現できる
。 【0091]又、上記の夫々のデータ発信部がクロック
パルス発生部を具備し、データ受信部が遅延時間調整部
を具備することにより、データの発信と受信のタイミン
グを調整し、データの確実な受信が実現できる。 [0092]又、前記データバス手段がデータバス部と
、確認バス部と、識別バス部と、クロックパルスバス部
とを具備することにより、データバスのデータ伝送が確
実に効率良く実現できる。
手段の各々が多数の装置間を接続することによりデータ
の並列処理ができシステムの待ち時間を減らすことがで
きるとともに上記データバス手段を上記の多数の装置の
共有としたことによりデータバスのライン数を減らすこ
とができ、データバスで生ずる漏話、反射等による弊害
を減らすことができる。 [0085]具体的にはデータバス手段でデータ制御手
段から第1のアドレスデータを第1の偏向データメモリ
へ転送すると並列に第1及び第2の偏向データメモリか
ら偏向制御信号発生手段に夫々第1及び第2の偏向制御
データを転送することができる。 [0086]又、更に上記処理と並列にデータバス手段
で第1の偏向データメモリから第2の偏向データメモリ
に第2のアドレスデータを転送することができる。 [0087]又、第2の偏向データメモリがデータ処理
部を具備することにより第2の偏向データメモリに関わ
る上記の並列処理が実現できる。 [0088]又、データ制御手段がデータ発信部を具備
し、第1及び第2の偏向データメモリが夫々データ受信
部及びデータ発信部とを具備することによりこれらの装
置に関わる上記の並列処理が実現できる。 [0089]又、上記の夫々のデータ発信部がバス要求
部と、識別信号発信部とデータ入出力部と制御部とを具
備することにより上記の並列処理のうち発信処理が効率
良く実現できる。 [00901又、上記夫々のデータ受信部が識別部と確
認部と、データ入出力部と制御部を具備することにより
、上記の並列処理のうち受信処理が効率良く実現できる
。 【0091]又、上記の夫々のデータ発信部がクロック
パルス発生部を具備し、データ受信部が遅延時間調整部
を具備することにより、データの発信と受信のタイミン
グを調整し、データの確実な受信が実現できる。 [0092]又、前記データバス手段がデータバス部と
、確認バス部と、識別バス部と、クロックパルスバス部
とを具備することにより、データバスのデータ伝送が確
実に効率良く実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる一実施例の制御システムを示す構
成図である。
成図である。
【図2】本発明になる一実施例の各機能ブロックと各デ
ータバスの構成を示す構成図である。
ータバスの構成を示す構成図である。
【図3】図2の構成の動作を示すタイミングチャートで
ある。
ある。
【図4】ストローブとデータの関係を示すタイミングチ
ャートである。
ャートである。
【図5】ストローブとデータの関係を示すタイミングチ
ャートである。
ャートである。
【図6】データ、ストローブ、クロックの関係を示すタ
イミングチャートである。
イミングチャートである。
【図7】データ転送元のブロックのマスタモジュールの
1部を示す回路図である。
1部を示す回路図である。
【図8】図7の回路の動作タイミングを示すタイミング
チャートである。
チャートである。
【図9】データ転送先のブロックのスレーブモジュール
の1部を示す回路図である。
の1部を示す回路図である。
【図10】図8のタイミングチャートの途中−時停止モ
ードを示すタイミングチャートである。
ードを示すタイミングチャートである。
【図11】図1の構成の1部のサーキットボード上の接
続ブロック図である。
続ブロック図である。
【図12】従来例の光学機構部を示す構成図である。
【図13】マスク上のメインデフレクタとサブデフレク
タの偏向による電子ビームの走査領域を示す模式図であ
る。
タの偏向による電子ビームの走査領域を示す模式図であ
る。
【図14】従来例のサブデフレクタとメインデフレクタ
の制御システムを示す構成図である。
の制御システムを示す構成図である。
【図15】メインデフメモリとサブデフメモリに格納さ
れたデータを示すデータ表である。
れたデータを示すデータ表である。
【図16】サブデフメモリに格納されたデータXo 、
Yo 、 X+ 、 Y+ の平面上の位置関係を示
す模式図である。
Yo 、 X+ 、 Y+ の平面上の位置関係を示
す模式図である。
228 シーケンス部
224 データ管理部
226 メインデフメモリ
227 サブデフメモリ
229 PG部
23OPC部
223 汎用データバス
231a、231b 高速データバス100 光学機
構部 30 サブデフメモリ 32 メインデフメモリ 34 マスク 341 データ転送バス 342 機番コードライン 343 クロックバス 344 アービトレーションライン 351 マスタモジュール 352.352” スレーブモジュール361 マスタ
コントローラ 362 クロック発生器 363 リクエクタ 365 機番発生器 367 遅延調整器 368 アクイジション 369 機番照合器 370 スレーブコントローラ
構部 30 サブデフメモリ 32 メインデフメモリ 34 マスク 341 データ転送バス 342 機番コードライン 343 クロックバス 344 アービトレーションライン 351 マスタモジュール 352.352” スレーブモジュール361 マスタ
コントローラ 362 クロック発生器 363 リクエクタ 365 機番発生器 367 遅延調整器 368 アクイジション 369 機番照合器 370 スレーブコントローラ
【図1】
【図4】
【図16】
【図2】
【図3】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
Claims (10)
- 【請求項1】 電子ビームにより対象物(26)に所定
のパターンを描く電子ビーム露光装置であって、前記電
子ビームを発生する電子ビーム発生部(10,11)と
、第1の偏向制御信号が与えられ該第1の偏向制御信号
により該電子ビームの方向を第1の領域(32A)に偏
向する第1の偏向手段(32)と、第2の偏向制御信号
が与えられ該第2の偏向制御信号により該電子ビームを
第2の領域(30A)に偏向する第2の偏向手段(30
)とよりなり、上記第2の領域が上記第1の領域より小
さい構成としてなる偏向手段(30,32)と、前記電
子ビームを前記対象物上へ集束する集束手段(24)と
、前記偏向手段に、前記第1及び第2の偏向制御信号を
与え、該偏向手段を制御する制御手段であり、前記対象
物上に描こうとするパターンをパターンデータとして格
納するパターンメモリ(221,222)と、前記パタ
ーンメモリから前記パターンデータを受け、該パターン
データから第1のアドレスデータ(A1)を取り出すデ
ータ制御手段(224)と、内部のアドレスに該当する
前記第1のアドレスデータと、第2のアドレスデータ(
ADR,0PC)と、第1の偏向制御データ(X。 Y)とを格納し、該第1のアドレスデータの指定により
該第1の偏向制御データ(x、 y)と該第2のアドレ
スデータ(ADR,0PC)とを出力する第1の偏向デ
ータメモリ (226)と、各アドレスに第2の偏向制
御データ(Xo 、 Yo 、 X+ 、 Y+ )を
格納し、前記第1の偏向データメモリから読み出された
前記第2のアドレスデータの指定により前記第2の偏向
制御データを出力する第2の偏向データメモリ(227
)と、前記第1の偏向制御データを与えられ、該第1の
偏向制御データに応じた第1の偏向制御信号を発生し、
更に前記第2の偏向制御データを与えられ、該第2の偏
向制御データに応じた第2の偏向制御信号を発生する偏
向制御信号発生手段(229,230)と、前記データ
制御手段(224)と前記第1の偏向データメモリ(2
26)とを接続し、該データ制御手段から該第1の偏向
データメモリへ前記第1のアドレスデータ(A1)を転
送し、更に該第1の偏向データメモリと、前記第2の偏
向データメモリと、偏向制御信号発生手段(229,2
30)とを接続し、該第1の偏向データメモリから読み
出された前記第1の偏向制御データを該偏向制御信号発
生手段へ転送し、該第1の偏向データメモリから該第2
の偏向データメモリへ該第2のアドレスデータを転送し
、更に該第2の偏向データメモリから読み出された前記
第2の偏向制御データを該偏向制御信号発生手段へ転送
するデータバス手段(231a、231b)とを具備し
てなる制御手段とを具備してなり、前記データ制御手段
が前記データバス手段へ前記第1のアドレスを発信する
第1のデータ発信部(351)を具備し、前記第1の偏
向データメモリ(226)が前記データバス手段から前
記第1のアドレスデータを受信する第1のデータ受信部
(352)と、該データバス手段へ前記第2のアドレス
データ(ADR,0PC)を発信する第2のデータ発信
部(351)と、該データバス手段へ前記第1の偏向制
御データ(x、 y)を発信する第3のデータ発信部(
351)とを具備し、前記第2の偏向データメモリ(2
27)が、前記データバス手段から前記第2のアドレス
データ(ADR,0PC)を受信する第2のデータ受信
部(352)と、該データバス手段へ前記第2の偏向制
御データ(Xo 。 Yo 、 X+ 、 Y+ )を発信する第4のデータ
発信部(351)とを具備し、前記偏向制御信号発生手
段(229,230)が前記第1の偏向制御データを前
記データバス手段から受信する第3のデータ受信部(3
52)と、該データバス手段から前記第2の偏向制御デ
ータを受信する第4のデータ受信部(352”)とを具
備してなることを特徴とする電子ビーム露光装置。 - 【請求項2】 前記第2の偏向データメモリ内のアドレ
スであり、該第2の偏向データメモリから読み出そうと
する最初のデータのアドレスである初期アドレス(AD
R)と、該初期アドレスに続き読み出されるデータのデ
ータ数(OPC)とを前記第2のアドレスデータが具備
してなることを特徴とする請求項1記載の電子ビーム露
光装置。 - 【請求項3】 前記初期アドレス(ADR)と該初期ア
ドレスに続き読み出されるデータのデータ数(OPC)
とを前記第1のアドレスデータから取り出すデータ処理
部(SPMC)を前記第2の偏光データメモリ(227
)が具備してなることを特徴とする請求項2記載の電子
ビーム露光装置。 - 【請求項4】 前記制御手段に具備された前記各データ
発信部(351)が、互いに実質的に同一の構成として
なり、且つ該データ発信部が、前記データバス手段の使
用を要求するバス要求信号を該データバス手段に発信す
るバス要求部(363)と、前記データバス手段に発信
されたデータの転送先を識別するための装置識別信号を
発信する識別信号発信部(365)と、発信しようとす
るデータを与えられ、該データを前記データバス手段に
発信するデータ入出力部(366)と、前記バス要求部
と、前記識別信号発信部と、前記データ入出力部を制御
する制御部(361)とを具備してなることを特徴とす
る請求項1記載の電子ビーム露光装置。 - 【請求項5】 前記制御手段に具備された前記各データ
受信部(352,352”)が互いに実質的に同一の構
成としてなり、且つ、該データ受信部が、前記データバ
ス手段から前記装置識別信号を受信し、具備された装置
が該装置識別信号に該当する装置であるか否かを識別す
る識別部(369)と、前記データバスからバス要求信
号を受信し、具備された装置が前記装置識別信号に該当
する装置であることが前記識別部で確認されたことに応
じ、確認信号を発信する確認部(368)と、前記デー
タパス手段(231a、231b)からデータを受信し
、具備された装置に該データを与えるデータ入出力部(
371)と、前記識別部と、前記確認部と前記データ入
出力部とを制御する制御部(370)とを具備してなる
ことを特徴とする請求項4記載の電子ビーム露光装置。 - 【請求項6】 前記データ発信部(351)が、前記デ
ータバス手段にデータを発信する時期、及び該データの
転送先の装置に具備された前記データ受信器が該データ
バス手段から該データを受信するタイミングを与えるク
ロックパルスを発生するクロックパルス発生部を具備し
、前記クロックパルスに対する前記データの発信及び受
信のタイミングを各装置毎に設定することにより該デー
タの誤りの無い受信を行なう構成としてなることを特徴
とする請求項4記載の電子ビーム露光装置。 - 【請求項7】 前記データ入出力部(371)が前記デ
ータバス手段からデータを受信する時期を、前記クロッ
クパルスに対する遅延時間の調整により調整する遅延時
間調整部(367)を前記データ受信部(352,35
2”)が具備してなることを特徴とする請求項5記載の
電子ビーム露光装置。 - 【請求項8】 前記データバス手段(231a、231
b)が、各装置に具備された前記データ発信部(351
)と前記データ受信部(352,352”)とを接続し
、データ転送元の装置に具備された該データ発信器から
データ転送先の装置に具備された該データ受信部へデー
タを伝送するデータバス部(341)と、各装置に具備
された前記データ発信部と前記データ受信部とを接続し
、前記データ転送元の装置に具備された該データ発信部
から発信するバス要求信号を伝送し、且つ、前記転送先
の装置に具備された該データ受信部が発信する確認信号
を伝送する確認バス部(344)と、各装置に具備され
た前記データ発信部と前記データ受信部とを接続し、前
記装置識別信号を伝送する識別バス部(342)と、各
装置に具備された前記データ発信部と前記データ受信部
とを接続し、該データ発信部の前記クロックパルス発生
部より発生された前記クロックパルスを伝送するクロッ
クパルスバス部(343)とを具備してなることを特徴
とする請求項7記載の電子ビーム露光装置。 - 【請求項9】 前記データバス手段(231a、231
b)が前記データ制御手段と前記第1の偏向データメモ
リとを接続する第1のデータバス(231a)と、前記
第1の偏向データメモリと前記第2の偏向データメモリ
と前記偏向制御信号発生手段とを接続する第2のデータ
バス(23l b)とを具備してなることを特徴とする
請求項1記載の電子ビーム露光装置。 - 【請求項10】 電子ビームにより対象物(26)に
所定のパターンを描く電子ビーム露光装置であって、前
記対象物(26)を配置するステージ(28)と、前記
電子ビームを発生する電子ビーム発生部(10,11)
と、前記電子ビームを前記ステージ上の前記対象物上へ
集束させる電子レンズ部(14,16,20,22)と
、前記電子ビーム発生部と前記対象物との間に配置され
、前記電子ビームが通過することにより該電子ビームの
断面形状を整形する複数の開口部(34A)を有するビ
ーム整形手段(34)と、第1の偏向制御信号が与えら
れ該第1の偏向制御信号により前記電子ビームの方向を
前記ビーム整形手段の第1の領域(32A)に偏向する
第1の偏向手段(32)と、第2の偏向制御信号が与え
られ該第2の偏向制御信号により該電子ビームを該ビー
ム整形手段の第2の領域(30A)に偏向する第2の偏
向手段(30)とよりなり、上記第2の領域が上記第1
の領域より小さい構成としてなる偏向手段(30,32
)と、前記偏向手段により偏向された前記電子ビームを
前記対象物上へ集束する集束手段(24,24a、
24b)と、前記偏向手段に、前記第1及び第2の偏向
制御信号を与え、該偏向手段を制御する制御手段であり
、前記対象物上に描こうとするパターンをパターンデー
タとして格納するパターンメモリ(221,222)と
、前記パターンメモリから前記パターンデータを受け、
該パターンデータから第1のアドレスデータ(AI)を
取り出すデータ制御手段(224)と、内部のアドレス
に該当する前記第1のアドレスデータと、第2のアドレ
スデータ(ADR,0PC)と、第1の偏向制御データ
(x、 y)とを格納し、該第1のアドレスデータの指
定により該第1の偏向制御データ(x、 y)と該第2
のアドレスデータ(ADR,0PC)とを出力する第1
の偏向データメモリ(226)と、各アドレスに第2の
偏向制御データ(Xo 、 Yo 、 X+ 、 Y+
)を格納し、前記第1の偏向データメモリから読み出
された前記第2のアドレスデータの指定により前記第2
の偏向制御データを出力する第2の偏向データメモリ(
227)と、前記第1の偏向制御データを与えられ、該
第1の偏向制御データに応じた第1の偏向制御信号を発
生し、更に前記第2の偏向制御データを与えられ、該第
2の偏向制御データに応じた第2の偏向制御信号を発生
する偏向制御信号発生手段(229,230)と、前記
データ制御手段(224)と前記第1の偏向データメモ
リ(226)とを接続し、該データ制御手段(224)
から該第1の偏向データメモリへ前記第1のアドレスデ
ータ(AI)を転送し、更に該第1の偏向データメモリ
と、前記第2の偏向データメモリと、偏向制御信号発生
手段(229,230)とを接続し、該第1の偏向デー
タメモリから読み出された前記第1の偏向制御データを
該偏向制御信号発生手段へ転送し、該第1の偏向データ
メモリから該第2の偏向データメモリへ該第2のアドレ
スデータを転送し、更に該第2の偏向データメモリから
読み出された前記第2の偏向制御データを該偏向制御信
号発生手段へ転送するデータバス手段(231a、23
1b)とを具備してなる制御手段とを具備してなり、前
記データ制御手段が前記データバス手段へ前記第1のア
ドレスデータを発信する第1のデータ発信部(351)
を具備し、前記第1の偏向データメモリが前記データバ
ス手段から前記第1のアドレスデータを受信する第1の
データ受信部(352)と、該データバス手段へ前記第
2のアドレスデータ(ADR,0PC)を発信する第2
のデータ発信部(351)と、該データバス手段へ前記
第1の偏向制御データ(x、 y)を発信する第3のデ
ータ発信部(351)とを具備し、前記第2の偏向デー
タメモリ(227)が、前記データバス手段から前記第
2のアドレスデータ(ADR,0PC)を受信する第2
のデータ受信部(352)と、該データバス手段へ前記
第2の偏向制御データ(Xo 、 Yo 、 X+ 、
Y+ )を発信する第4のデータ発信部(351)と
を具備し、前記偏向制御信号発生手段(229,230
)が前記第1の偏向制御データを前記データバス手段か
ら受信する第3のデータ受信部(352)と、該データ
バス手段から前記第2の偏向制御データを受信する第4
のデータ受信部(352“)とを具備してなることを特
徴とする電子ビーム露光装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4846091A JP2607761B2 (ja) | 1990-03-14 | 1991-03-13 | 電子ビーム露光方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2-63289 | 1990-03-14 | ||
JP6328990 | 1990-03-14 | ||
JP4846091A JP2607761B2 (ja) | 1990-03-14 | 1991-03-13 | 電子ビーム露光方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04211113A true JPH04211113A (ja) | 1992-08-03 |
JP2607761B2 JP2607761B2 (ja) | 1997-05-07 |
Family
ID=26388734
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4846091A Expired - Fee Related JP2607761B2 (ja) | 1990-03-14 | 1991-03-13 | 電子ビーム露光方法 |
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JP (1) | JP2607761B2 (ja) |
-
1991
- 1991-03-13 JP JP4846091A patent/JP2607761B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JP2607761B2 (ja) | 1997-05-07 |
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