JPH0421100Y2 - - Google Patents

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JPH0421100Y2
JPH0421100Y2 JP1985172796U JP17279685U JPH0421100Y2 JP H0421100 Y2 JPH0421100 Y2 JP H0421100Y2 JP 1985172796 U JP1985172796 U JP 1985172796U JP 17279685 U JP17279685 U JP 17279685U JP H0421100 Y2 JPH0421100 Y2 JP H0421100Y2
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  • Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、電極法によつて液体のイオン濃度、
ORP,PH,DO等を測定する電極、とくに温度補
償その他の目的で測温素子を備えた測定電極に関
する。
〔従来の技術〕
液体のイオン濃度、ORP,PH,DO等を電極法
で測定する場合に使用する、測温素子を備えた測
定電極として、たとえば第5図に示した測定電極
が知られている。
図において、1はエポキシなどの合成樹脂で形
成された棒状の支持体で、その一端に感応部2が
設けられている。3は支持体1の周面部に設けら
れた凹部で、この凹部3内に測温素子4をはめ込
み、かつ合成樹脂製の接着剤からなる充填材5を
充填して、測温素子4を支持体1の表層部に固定
している。6はリード線である。
この電極は、水などの被測定液中に挿入して使
用されるもので、感応部2の出力信号によつて被
測定液のイオン濃度その他を測定し、同時に被測
定液で加温(または加冷)された測温素子4で被
測定液の温度を検出して温度補償をおこなう。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、上記のように、測温素子4による被
測定液の温度測定にあつては、その測温素子4が
支持体1と一体となつていることから、被測定液
に温度変化があつた場合に、その温度変化を測温
素子4で検出するためには、支持体1のほぼ全体
が被測定液の温度に等しくならなければならな
い。
しかし、支持体1は堅牢で軽量であり、かつ酸
やアルカリにも侵されにくいなどの特性を要する
ことから、合成樹脂で形成されており、その合成
樹脂は熱伝導性が悪く、かつ電極全体の熱容量が
大きい。そのため、被測定液に温度変化があつた
場合等には、その温度変化に対応して支持体1の
温度が変化するまでに時間を要し、測温素子が良
好な温度応答性を得られないという問題がある。
本考案は上記のような問題を解決するためにな
されたもので、測温素子の温度応答性が良好な測
定電極を得ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の測定電極は、合成樹脂製の支持体に感
応部が設けられるとともに、前記支持体の周部に
埋設した測温素子が被測定液に臨むように配置さ
れた測定電極にあつて、前記測温素子の内側全体
を覆うように、その測温素子の内側に断熱材を密
接させて配置したことを特徴としている。
〔作用〕
測温素子が被測定液に臨んでいるため、その被
測定液から直ちに測温素子に熱を伝達させること
ができ、かつその測温素子から支持体の内部への
熱の伝達が、その測温素子の内側全体を覆うよう
にその内側に密接配置されている断熱材によつて
効果的に阻止される。したがつて、測温素子の温
度が被測定液の温度に追従しやすくなり、測温素
子の温度応答性が格段に向上する。
〔実施例〕
本考案の測定電極の第1の実施例を第1〜第2
図に基づいて説明する。
図において、1はエポキシ、塩化ビニル、
ABSなど合成樹脂で棒状に形成された支持体で、
その先端に被測定液10のイオン濃度やORP,
PH,DO等を測定するための感応部2が設けられ
ている。3は支持体1の周面部に設けられた縦長
矩形状の凹部で、その底部側にシート状の断熱材
8を敷設し、その断熱材8に密接させて測温素子
4がはめ込まれ、かつその凹部3内に合成樹脂製
の充填材5であるラムダイト(電気化学工業株式
会社製品)を充填して測温素子4を断熱材8とと
もに凹部3内に固定し、かつその凹部3の凹みを
なくしている。つまり、支持体1の周部に埋設し
た測温素子4を被測定液10に臨ませ、その測温
素子4の内側全体を覆うように、その内側に断熱
材8を密接させて配置している。なお、6はその
測温素子4に接続されたリード線、9は支持体1
の上部に取り付けたキヤツプである。
上述の断熱材8としては、断熱性を有する任意
の材料、たとえばポリエチレン、スチロールその
他の合成樹脂やゴムの発泡体、またはセラミツク
スやガラスの発泡体または珪藻土などを用いるこ
とができる。
上記構成において、被測定液10からの熱が、
その被測定液10に臨んで配置されている測温素
子4に直ちに伝達されるが、その測温素子4の内
側に密接させてシート状の断熱材8が配置されて
いることから、その断熱材8によつて測温素子4
から支持体1の内部へ熱が伝達されるのが阻止さ
れる。よつて、測温素子4からの熱損失がなく、
その測温素子4の温度が短時間で被測定液10の
温度に等しくなり測温素子4の温度応答性が格段
に向上する。従つて、被測定液10に温度変化が
生じても、測温素子4の温度がすぐに等しくな
り、良好な応答特性が得られる。
このように、支持体1の周面部に設けた凹部3
内に断熱材8と測温素子4を置き、それらを充填
材5で固定した場合、その充填材5に熱伝導性の
よい合成樹脂を使用することにより、上述した断
熱材8による支持体1の内部への断熱効果との相
乗作用により、測温素子4の応答に要する時間を
より一層短縮化することができる。
なお、この実施例では、断熱材8を凹部3の底
部のみに配置したが、凹部3の周囲に熱断材を配
置することも可能である。すなわち、第3図に示
す第2の実施例のように、断熱材8を一方に開口
する箱状体に形成し、その内部に測温素子4を入
れるようにしてもよい。この場合、断熱材8の開
口部を支持体1の周面に位置させて被測定液10
に臨ませるようにする。このようにすれば、断熱
材8が測温素子4の周囲から支持体1の内部への
熱伝導量を一層少なくすることができるから、測
温素子4の応答時間をさらに短くすることができ
る。なお、測温素子4と断熱材8とは互いに接触
した状態に配置しても、互いに間隔をおいて配置
してもよい。この場合にも、両者4,8間には前
実施例と同様に熱伝導性のよい充填材5を介在さ
せることが望ましい。
第4図は第3の実施例の一部破断正面図であ
る。この場合、棒状の合成樹脂製の支持体1の軸
線方向にキヤツプ9(第1図参照)側の端部に開
口した縦長の凹部3内に、測温素子4とその内側
に密接させた断熱材8とを挿入配置し、これらを
充填材5で固定している。
なお、支持体1を合成樹脂で成形するときに、
その所定の位置に測温素子4と断熱材8とを密接
させてインサートしてもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案の測定電極は、支
持体の周部に埋設した測温素子の内側全体を覆う
ようにその内側に断熱材を密接させて配置し、測
温素子から支持体の内部への熱の伝達量を少なく
したから、測温素子の温度応答性を格段に向上さ
せることができ、たとえ被測定液に温度変化があ
つた場合においても、短時間で測温素子の温度を
被測定液の温度に等しくすることができ、信頼性
の高い温度補償をおこなうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の測定電極の第1の実施例を示
す一部破断正面図、第2図は第1の実施例におけ
る測温素子の分解組立斜視図、第3図は第2の実
施例における箱状体に形成した断熱材に測温素子
を挿入した状態を示す斜視図、第4図は第3の実
施例を示す一部破断正面図、第5図は従来の測定
電極を示す一部破断正面図である。 1……支持体、2……感応部、4……測温素
子、8……断熱材、10……被測定液。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 合成樹脂製の支持体に感応部が設けられるとと
    もに、前記支持体の周部に埋設した測温素子が被
    測定液に臨むように配置された測定電極におい
    て、前記測温素子の内側全体を覆うように、その
    測温素子の内側に断熱材を密接させて配置したこ
    とを特徴とする測定電極。
JP1985172796U 1985-11-09 1985-11-09 Expired JPH0421100Y2 (ja)

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JP1985172796U JPH0421100Y2 (ja) 1985-11-09 1985-11-09

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Publication Number Publication Date
JPS6281053U JPS6281053U (ja) 1987-05-23
JPH0421100Y2 true JPH0421100Y2 (ja) 1992-05-14

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60186751A (ja) * 1984-03-06 1985-09-24 Ohkura Electric Co Ltd pH計
JPS60186752A (ja) * 1984-03-06 1985-09-24 Ohkura Electric Co Ltd 信号変換形pH検出器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5971164U (ja) * 1982-11-02 1984-05-15 横河電機株式会社 溶存酸素計の隔膜式電極

Patent Citations (2)

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JPS6281053U (ja) 1987-05-23

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