JPH0328351Y2 - - Google Patents

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JPH0328351Y2
JPH0328351Y2 JP1985082325U JP8232585U JPH0328351Y2 JP H0328351 Y2 JPH0328351 Y2 JP H0328351Y2 JP 1985082325 U JP1985082325 U JP 1985082325U JP 8232585 U JP8232585 U JP 8232585U JP H0328351 Y2 JPH0328351 Y2 JP H0328351Y2
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JP
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temperature
sensor
temperature sensor
sensor cap
cap
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  • Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は電子体温計のセンサキヤツプの形状に
関するものである。
〔従来の技術〕
近年、温度センサを用いて体温を測定し電子回
路によつて温度情報を制御して体温を表示する電
子体温計が急速に普及してきている。
第2図に電子体温計のシステムブロツク図を示
す。サーミスタ等の温度センサ1で検出した温度
情報、例えばサーミスタでは抵抗値の変化は、電
子回路2に伝達され、電子回路2に含まれる発振
回路の発振周波数の変化を検出し、電子回路2に
含まれる基準発振回路の基準周波数と比較演算さ
れ液晶等の表示素子3に温度として表示される。
第3図はケースに収納された電子体温計の従来
の外観図である。温度センサ1を収納し腋下や口
中の検温部へ当接させて温度を検出する感温部
4、電子回路2や表示素子3を収納するケース
5、電源スイツチ6から構成される。
この電子体温計の感温部であるセンサキヤツプ
はその応答速度を速くするため、熱容量が小さい
こと、温度センサへの熱伝導が良いこと、温度セ
ンサ部からセンサキヤツプを保持する電子体温計
ケース等への熱伝導が小さいことが要求される。
従来電子体温計の温度センサを収納するセンサ
キヤツプの形状は、先端が半球状をなし、半球の
直径と同一の直径の円筒部分を介して電子回路側
のケースと係合されていた。
第4図は従来例の感温部4の構造を示す断面図
である。温度センサ1はケース5に収納された電
子回路(図示せず)と導線8によつて電気的に結
合されており、熱伝導性の良い金属製のセンサキ
ヤツプ7の中に挿入され、接着剤9でうめ込み固
定されている。センサキヤツプ7は先端部が直径
Aの半球状となつており直径Aの円筒部を介して
ケース5と係合されている。この直径Aは一般に
は3φmm程度で温度センサ1の外径約1.5φmmに対
しセンサキヤツプ7の外周はかなり太く形成され
ていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
以上の如く従来技術では温度センサに対しセン
サキヤツプの外径はかなり太く、従つてセンサキ
ヤツプ内に充てんされる接着剤の量が多くなり温
度センサへの熱伝導をさまたげたりセンサキヤツ
プからケースへの熱伝導が大きく、また感温部全
体の熱容量が大きくなるため温度センサの応答時
間が長くなり測定に時間がかかる等の問題があつ
た。
そこで、温度センサの外径に従つてセンサキヤ
ツプの外径を細くする構成が考えられる。
しかしながら電子体温計のセンサキヤツプ部は
人間が腋下や口中に入れて検温するものであるた
め、センサキヤツプを単純に細くしたのでは先端
が鋭くなつてしまい、特に幼児等が不注意に使用
すると皮膚を痛めたり口中に刺したり等大きな危
険があつて細くするに際して有効な手段を見出す
ことができなかつた。また単純に細くしたりする
と、コストの高い体温計しか得ることができな
い。
本考案はかかる欠点を除去し、安全でしかも熱
応答を速くし、しかもコストの安い電子体温計を
提供するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するための本考案の要旨は、温
度センサと、該温度センサの信号を演算し温度に
変換する電子回路と、温度を表示する表示素子、
および前記温度センサを収納するセンサキヤツプ
と、該センサキヤツプを保持し前記電子回路や前
記表示素子を収納するケースとより構成された電
子体温計に於いて、前記センサキヤツプは同一部
材にて一体に形成されており、その形状は内周に
前記温度センサを収納するほぼストレートでメク
ラの穴で形成され、外周は先端部の断面積に比べ
て前記電子回路側に断面積の小さい部分を有する
とともに、前記ケースへの保持部が形成されてい
ることを特徴とするものである。
〔実施例〕
以下本考案の実施例を図面に基づいて詳述す
る。尚、電子体温計の電子回路や表示素子を収納
するケース側については従来技術と全く同一なの
で説明は省略し感温部側について説明する。
第1図は本考案の第1の実施例を示す断面図で
ある。センサキヤツプ10は同一部材にて一体に
形成されており、材質としては従来技術と同じも
のを用いても可であり、また温度センサ1の外径
よりもわずかに大きい内径でほぼストレートで且
つ穴底を有するメクラ穴があけられており、該穴
の中に接着剤9によつて温度センサ1が接着固定
されている。センサキヤツプ10の先端は皮膚に
当つても痛めない程度の直径Bの球状をなしてお
り、先端部以外のケース5までの部分の直径はセ
ンサキヤツプの強度が保てる程度の細い直径Cに
なつている。従つて温度センサ1の周囲はわずか
な接着剤がセンサキヤツプ7との間にあるだけで
あり、直径Bのほとんどが熱伝導の良い金属部分
であるため従来例に比較して温度センサ1への熱
伝導が速くなる。また直径Cが最小限に細く出来
るため感温部からケース5への熱伝導が最小限に
おさえられ熱流出が少なくなる。従つて温度セン
サ1の応答時間は非常に短くなり短時間での検温
が可能となる。尚、センサキヤツプ10の温度セ
ンサ1配置部の反対側にはケース5への保持部が
形成されている。
第5図は他の実施例の平面図であり第6図は第
5図のD−D断面図である。センサキヤツプ11
の先端は平面図で略円形、断面図で矩形に近い形
をしており、第1図の実施例より温度センサ1の
周囲のセンサキヤツプ11の肉厚が薄くて応答速
度を速くすることが出来る。
〔考案の効果〕
以上の説明で明らかなように、本考案によれば
(イ)感温部全体の熱容量を小さく出来る。(ロ)温度セ
ンサ周辺の接着剤を少なく出来るため熱伝導が良
くなる。(ハ)温度センサの部分からケースへの熱伝
導量を小さく出来る。(ニ)センサキヤツプは一体で
形成されているので穴形状も含めて加工が非常に
容易であり、コストも安く出来る。従つて検温時
間を短縮出来ると同時に先端の断面積を広くして
あるので皮膚を痛める等の危険性が無く、安全で
しかもコストの安い体温計が実現出来る効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例を示す断面図で
あり、第2図は電子体温計のシステムブロツク図
であり、第3図は電子体温計の外観平面図であ
り、第4図は従来例の感温部の構造を示す断面図
であり、第5図は本考案の第2の実施例を示す平
面図であり、第6図は第5図の実施例のD−D断
面図である。 1……温度センサ、2……電子回路、3……表
示素子、7,10,11……センサキヤツプ、4
……感温部、5……ケース、9……接着剤。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 温度センサと、該温度センサの信号を演算し温
    度に変換する電子回路と、温度を表示する表示素
    子、および前記温度センサを収納するセンサキヤ
    ツプと、該センサキヤツプを保持し前記電子回路
    や前記表示素子を収納するケースとより構成され
    た電子体温計に於いて、前記センサキヤツプは同
    一部材にて一体に形成されており、その形状は内
    周に前記温度センサを収納するほぼストレートで
    メクラの穴で形成され、外周は先端部の断面積に
    比べて前記電子回路側に断面積の小さい部分を有
    するとともに、前記ケースへの保持部が形成され
    ていることを特徴とする電子体温計。
JP1985082325U 1985-05-31 1985-05-31 Expired JPH0328351Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985082325U JPH0328351Y2 (ja) 1985-05-31 1985-05-31

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985082325U JPH0328351Y2 (ja) 1985-05-31 1985-05-31

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61197529U JPS61197529U (ja) 1986-12-10
JPH0328351Y2 true JPH0328351Y2 (ja) 1991-06-18

Family

ID=30629938

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985082325U Expired JPH0328351Y2 (ja) 1985-05-31 1985-05-31

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JP (1) JPH0328351Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58190734A (ja) * 1982-04-30 1983-11-07 Matsushita Electric Works Ltd 電子式体温計のプロ−ブ

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58190734A (ja) * 1982-04-30 1983-11-07 Matsushita Electric Works Ltd 電子式体温計のプロ−ブ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61197529U (ja) 1986-12-10

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