JPH0421001A - 比較器回路のオフセットドリフト低減装置 - Google Patents

比較器回路のオフセットドリフト低減装置

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JPH0421001A
JPH0421001A JP12346090A JP12346090A JPH0421001A JP H0421001 A JPH0421001 A JP H0421001A JP 12346090 A JP12346090 A JP 12346090A JP 12346090 A JP12346090 A JP 12346090A JP H0421001 A JPH0421001 A JP H0421001A
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offset
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JP12346090A
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Kanji Shibatani
柴谷 寛治
Masao Hagiwara
萩原 政雄
Masakazu Moritoki
守時 正和
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Komatsu Ltd
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Komatsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は第1の信号を一方の入力端子に入力するととも
に、第2の信号を他方の入力端子に入力してこれら第1
、第2の信号の偏差を出力する比較器を有した比較器回
路に関し、比較器で発生するオフセットドリフトを低減
させることができる装置に関する。
〔従来の技術〕
温度センサから出力された直流電圧と所定の基準温度を
示す直流電圧とをそれぞれ一方の入力端子および他方の
入力端子に入力してこれら直流電圧の偏差を出力する比
較器回路ではオペアンプ(演算増幅器)が使用される。
しかしオペアンプでは通常の場合、オフセット電圧ドリ
フトが発生する。このオフセット電圧ドリフトは汎用の
オペアンプで50μV / ℃m a xであり、たと
えば偏差の増幅度を25倍、温度を0〜40℃の範囲で
考えると、50mVの温度ドリフトになってしまう。こ
のためこうした温度ドリフトを低減すべ〈従来は低温度
ドリフトオペアンプ、たとえばPM1社の0P07等を
使用する例が多い。
第7図に従来の回路例を示す。ここでQ−1はセンサ検
出信号入力用バッファ、Q−3は設定値入力用バッファ
、Q′2は作動アンプである。これらQ−1、Q”2、
Q−3はいずれも上記op07であるものとする。この
回路構成によればセンサ(サーミスタ)R−sて検出さ
れた温度に応じた電圧vsがセンサ検出信号入力用バッ
ファQ′1に入力される。すると、このバッファ(II
ではオフセット電圧v1か発生する。一方、設定ボリュ
ームR−rて設定された所定の基準温度に応じた電圧v
rが設定値入力用バッファQ−3に入力されると、この
バッファ(13ではオフセット電圧v3が発生する。そ
してバッファQlの出力およびバッフ・アQ−3の出力
は作動アンプQ−2に加えられ、バッファQ−3の出力
とバッファQ−1の出力との偏差v0,1が、ゲインを
Gとして(1)式のように出力される。ここでバッファ
Q”2単体のオフセット電圧はv2であるものとする。
Vout −G (V r  V S +v2 +v3
  v’、 )・・・(1) この第(1)式から明らかなように求めたい偏差G(v
r−vs)に加えて、v2 +v3−v、をゲイ26倍
したものがオフセット電圧として出力されているのがわ
かる。しかしこの回路ではオペアンプ(II、Q”2、
Q−3として低温度ドリフトオペアンプ0P07を使用
するようにしているのでこのオフセット電圧G (v 
2 +V 3  V I )が小さく、温度ドリフトが
低減されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、回路をAs1c化しようとしたときに低温度ド
リフトオペアンプは配置しにくく、As1c化そのもの
か難しいという欠点を有している。
これはオペアンプ0P071個が汎用オペアンプ4〜5
個分の大きさに相当するので、チップに入り切らないと
いうことによる。このように第7図の(II、Q−2、
Q−3で発生する温度ドリフトは低オフセツトオペアン
プ0PO7を使えば技術的には低減されるか、一方As
1c化が難しいという欠点がある。
本発明はこうした実情に鑑みてなされたものであり、汎
用のオペアンプを使用したとしてもオフセットを低減さ
せることができる回路を提供することをその目的として
いる。
〔課題を解決するための手段〕
そこで本発明では、第1の入力端子に加えられる第1の
信号と第2の入力端子に加えられる第2の信号との偏差
を出力端子から出力する比較器を有した比較器回路にお
いて、前記比較器の出力端子と第1の入力端子とを結ぶ
第1の線路および前記第2の信号を前記第1の入力端子
に加える第2の線路を設けるとともに、前記第1の線路
にその一端が接続されたコンデンサと、前記比較器の第
1の入力端子に対する前記第1および第2の信号の入力
をそれぞれ開閉する第1および第2のスイッチと、前記
比較器の出力端子と前記コンデンサ間の前記第1の線路
を開閉する第3のスイッチと、前記比較器から前記偏差
を取り出す際に、前記第1のスイッチを開とし、かつ前
記第2および第3のスイッチを閉じ、その後前記第1の
スイッチを閉じ、かつ前記第2および第3のスイッチを
開とするよう前記第1、第2および第3のスイッチの開
閉制御を行う手段とを具えるようにしている。
[作用〕 すなわち、かかる構成によれば第1のスイッチが開とさ
れ、第2のスイッチが閉とされると第1および第2の信
号のうち第2の信号のみか比較器の第1の入力端子に加
えられる。この結果、比較器では第2の信号同志の偏差
が出力される。ここで同時に第3のスイッチによって第
1の線路が閉じるようにされているのでコンデンサに上
記偏差を示す電圧が充電、保持される。このコンデンサ
で充電、保持される電圧は比較器のオフセ・ソト電圧を
示す。つぎに第1のスイッチが閉とされ、第2のスイッ
チが開とされると第1および第2の信号のうち第1の信
号のみが比較器の第1の入力端子に加えられる。ここで
同時に第3のスイ・ソチによって第1の線路が開くよう
にされているのでコンデンサの充電電圧が比較器の第1
の入力端子に印加される。比較器では、第2の入力端子
に加えられた第2の信号から第1の入力端子に加えられ
たコンデンサの充電電圧(オフセ・ソト電圧)、第1の
信号を減算して偏差が出力される。このとき比較器では
オフセット電圧か発生するが、このオフセット電圧は第
1の入力端子に加えられたコンデンサの充電電圧(オフ
セット電圧)によって相殺されてオフセットのない偏差
が出力されることになる。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本発明に係る比較器回路のオフセ
ットドリフト低減装置の実施例について説明する。なお
実施例では温度制御回路、たとえば熱電素子(ペルチェ
素子)を温度センサとする制御回路に適用される場合を
想定している。以下、実施例の回路ではその前段に温度
センサかあるものとして説明する。
第1図に本発明に係る回路を概念的に示す。この回路は
比較器5としてのオペアンプを中心にして構成されてい
る。スイッチ1はオンオフに応じて温度センサと加算部
4の間の線路を開閉するアナログスイッチであり、同ス
イッチ1がオンされると温度センサて検出された温度を
示す電圧■が加算部4に印加されるとともに、同スイッ
チ1がオフされると同線路が遮断され、加算部4に電圧
V1が印加されなくなる。スイッチ2はオンオフに応じ
て抵抗Rと加算部4の間の線路を開閉するアナログスイ
ッチであり、同スイッチ2がオンされると、目標温度に
応して電源電圧(図示せすりを抵抗Rによって分圧した
電圧■2か加算部4に印加されるとともに、同スイッチ
2かオフされると同線路が遮断され、加算部4に電圧v
2か印加されなくなる。スイッチ3は一端が接地された
コンデンサCの他方の端子と比較器5の出力端子とを接
続する線路に設けられ、オンオフに応じて該線路を開閉
するアナログスイッチである。さらにコンデンサCの他
方の端子と加算部4の間も線路によって接続されている
。スイッチ3がオンされると比較器5の出力電圧V。が
コンデンサCに印加されるとともに、同スイッチ3がオ
フされるとコンデンサCに印加された出力電圧V。が放
電され、この放電電圧が加算部4に加えられる。加算部
4て加算された電圧は比較器5のマイナス入力端子に加
えられるとともに、上記目標温度を示す電圧v2は比較
器5のプラス入力端子に加えられる。比較器5はプラス
入力端子に加えられた電圧とマイナス入力端子に加えら
れた電圧との偏差をゲインA倍した電圧■。を出力する
これらスイッチ1.2および3は以下のように動作する
。すなわち、計測の前処理時(以下、ゼロ調時という)
においては同図(a)に示すようにスイッチ1はオフさ
れるとともにスイッチ2.3はオンされる。すると加算
部4には抵抗Rて設定された電圧V2のみが加えられ、
結局、比較器5のマイナス、プラス端子にはそれぞれこ
の電圧v2が加えられる。このため比較器5てはこれら
電圧v2同志が減算されて、同比較器5からはオフセッ
トをゲインA倍したオフセット電圧Δv。
のみが出力される。この結果、オフセット電圧Δvnが
コンデンサCに充電、保持される。
その後、計測時において同図(b)に示すようにスイッ
チ1がオンされるとともにスイッチ2.3がオフされる
。するとコンデンサCで充電されたオフセット電圧ΔV
、と温度センサの検出温度を示す電圧v1とが加算部4
において加算され、加算結果■1+ΔVゎが比較器5の
マイナス端子に加えられる。一方、比較器5のプラス端
子には依然として電圧V2が加えられている。このため
比較器5において減算V 2   (V + +ΔV。
)か行われ、このときオフセット電圧ΔV n 41か
発生する。結局、比較器5からは電圧、 Vo−、V2+Δvn+1−(V1+ΔV 、、) −
・・が出力される。ここで、オフセット電圧ΔV、、、
ΔV n + 1はほぼ等しいので事実上オフセットは
キャンセルされることになり、比較器5からはオフセッ
トがほぼ零となる電圧、 V −’;V2  VI −(3) が出力されることになる。さらにゼロ調時から計測時へ
移行する切り替え時間を十分に短くすればオフセット電
圧ΔVo1Δvoや1はほとんと一致するようになるの
でオフセットを零にすることができ温度ドリフトを無く
すことができる。
以下、具体的な回路構成を示して実施例を説明する。
第2図は汎用オペアンプ(例えばμPCl458)Q1
〜Q8を使用した回路を示している。
同図に示す回路においてQl、Q3およびQiはそれぞ
れ第7図の従来回路におけるQ−1、Q゛2およびQ−
3に対応している。すなわちQlはセンサ検出信号入力
用バッファ、Q3は差動増幅器、Qiは設定値入力用バ
ッファである。その他、Q2は非反転加算器、Q5はコ
ンデンサC2を有した計測データホールド回路10のオ
ペアンプ、Q6、Qlは、コンデンサC1を有したオフ
セ・ソトホールド回路20のオペアンプ、Q8はオフセ
ットホールド用バッファをそれぞれ示す。また、Rs、
Rrはそれぞれ温度センサ(サーミスタ)、目標温度設
定用ボリュームを示す。81〜S4はアナログスイッチ
(たとえばCD4066が使用される)である。以下、
vi  (i=1〜8)はQi  (i=1〜8)にお
けるオフセット電圧であるものとして説明する。
ゼロ調時ではスイッチS2、S3はオンとなっており、
他のスイッチS1、S4はオフになっている。すると、
目標温度設定用ボリュームRrて設定された温度を示す
電圧vrのみかバッファQ1のプラス入力端子に加えら
れ、同バッファQ1からは電圧、 va七vr+v、・・ (4) が出力される。
このバッファQ1の出力電圧VaとバッファQ8の出力
電圧vbは加算されて非反転加算器Q2のプラス入力端
子に加えられる。この結果非反転加算器Q2からは電圧
、 v d −v a + v b + v 2− (5)
が出力され、この電圧vdが差動増幅器Q3のマイナス
入力端子に加えられる。設定値入力用ノ<・ソファQ4
からは入力端子vrにオフセ・ソト電圧V4を加えた電
圧v「+v4が出力され、この電圧v r + v 4
 カ差動増幅器Q3のプラス入力端子に加えられる。こ
の結果、差動増幅器Q3においてゲインを61として以
下の電圧、 vemG、(v r+v3+v4−vd)−(6)か出
力される。ここで(6)式に(5)式を代入してvdを
消去すると電圧veは、 ve−G1 (vr+v3 +V、−Va−vbV2)
・・・(7) となる。さらに(7)式に(4)式を代入してVa、v
rを消去すると電圧veは、 ve−GI  (VI−V、−vb−V2 +v4 )
・・・(8) となる。一方、オペアンプQ6の出力電圧は、vc=v
6+ve−0°(9) であり、バッファQ8の出力電圧vbは、オペアンプQ
7のゲインを62として、 y b−に2 (v7 +v c)+v8− (10)
であるから、この(10)式に(9)式を代入してvc
を消去すると電圧vbは、 vb−G2  (v6 +V7 +V e) +vs 
・= (1となる。(8)式に(11)式を代入してv
bを消去すると、電圧veは、 ve−G1 (v3 +v、−Vl −V2  G2(
v6+v7 +ve) −Vg ) = G +  い13 +v4−Vg −Vl −v2
 ) −GG2    (v  6  +v7   +
ve)   =G+    (V  3  +V4Vs
  VI  V2)  GI G2  (V6  V7
)G、G2v e−= (12) となる。ゆえに (1+GI G2 ) V e−GI  (VI + 
V4  V8V+      V2   )     
GI   G2    (V6   +V7   )−
(1と変形されて、この結果、電圧veは、v e−(
Gl  (V3 +V4  vs  VI −V2 )
 −GI G2  (V6 +V7 ) l / (1
+Cz G2)・・ (14) となる。(9)式にこの(14)式を代入してVeを消
去すると、 vc−ve+v6− (Gl  (V3 +V4  V
s  VI  V2)  GI G2  (V6 +V
7)+(1+c、G2)V6)/ (1+GI G2)
−fG+  (V3 +V4  Ve  VI  V2
 )+VbGI G2 V71 /(1+GI G2 
)−(15)となる。したがってオフセットホールド回
路20のコンデンサC1にはこの(15)式で示される
電圧vc、つまりオフセット電圧が充電、保持されるこ
とになる。
つぎに計測時ではスイッチS1、S4はオンに、スイッ
チS2、S3はオフに切り替えられる。すると、サーミ
スタRsの検出温度を示す電圧vsがバッファQ1のプ
ラス入力端子に加えられ、同バッファQ1から電圧、 va−vs+v、・・・(16) が出力される。そして非反転加算器Q2のプラス入力端
子にはバッファQ1の出力電圧vaとバッファQ8の出
力電圧vbとを加算したものか加えられ、結局電圧、 vd−va+vb+v2 =vs+v、+vb+■2・
・(17) が出力される。この電圧vdは差動増幅器Q3のマイナ
ス入力端子に加えられる。設定値入力用バッファQ4か
らは入力電圧vrにオフセット電圧v4を加えた電圧v
r−4−v4が出力され、この電圧vr+v4か差動増
幅器Q3のプラス入力端子に加えられる。この結果、差
動増幅器Q3においてゲインをG、として以下の演算(
前記(6)式)%式%) が実行され、電圧veか出力される。ここで(17)式
からvdを消去できて、電圧veは、ve−Gl  (
vr−vs−1−v3 +v4−vV2  V b) 
=・(18) となる。一方、バッファQ8の出力電圧vbは前記(1
0)式より、 vb−G2  (vc+v7)+vB となる。ここで前記(15)式からコンデンサC1の充
電電圧vcを消去すると、 vb= [(Gl  (V3 +v4−VQ−v、−v
2 ) ”V6  GI G2 V7 + (1+GI
 G2 ) v7 1   /  (1+GI  G2
  )  コ  + Vs−(19)となる。したがっ
て(18)式にこの(19)式を代入してvbを消去す
ると、 vemG、(vr−vs)+G、(v3 +v4VI 
  V2 )  GI  [fG2Gl  (V3 +
V4Vs  VI  V2 ) + G2 V6  G
I G2 G2V7 +G2  (1+GI G2 )
V7 )/ (1+G+G2 ) + G2 Ve ]
 −(20)を得る。
ここでG、>>1、G2−1とすると、G、G2 / 
(1+GI G2 )’=1なのて、v、   V2、
V3、V4の項はほぼ消える。したがって(20)式は
、 ve−Gl   (vr   vs)    GI  
 [f   G2GV8    G2  V6    
GI  G2  G2  V7  +G2  (]+C
y+ G2 ) V7 ) / (1+G、 G2 )
 十G2 vs]”’G+  (vr   vs)  
 GI  [(G2GIVa    G2  V6  
  GI  G2  G2  V7  +G2  V7
  ]+c、G2G2V7 +G、G2 G2v8+G
2vs、  )  /  (l  +GI  G2  
)  ]  ・・ (21)となる。ここで、G2−1
を代入して整理すると、ve−Gl  (vr−vs)
−G、(V7+V8)/ (1+(:y、 ) l −
(22)を得る。さらにここてCz / (]+G、)
”=lであるから結局差動増幅器Q3の出力電圧veは
、ve=G1  (vr−vs) −(v6 +v7 
+v8)となる。ここで第2項の(v6+v7+v8)
はゲイン倍されていない。オフセットはフィードバック
ループにおけるオペアンプのオフセット分(V6 +v
、+v8)のみとなり、極めて小さい。
Q1〜Q4の分はキャンセルされる。さらにオペアンプ
Q7のゲインG2−1であるからバソファQ8は不要と
なる。また差動増幅器Q3は低出力インピーダンスであ
るものとすると、オペアンプQ6も不要となる。したが
って第2図からバッファQ6、オペアンプQ8を省略し
た回路を第3図のごとく得る。この第3図の回路では差
動増幅器Q3の出力電圧veは、 v6’−G、(v r−VS)−V7− (24)とな
る。
以下、この第3図の回路構成において各部の出力電圧の
変化の様子を説明する。
同図において発振器30はたとえばオペアンプを使用し
たCR発振醤てあり、所定の周期で+5Vの電圧、−5
vの電圧を交互にスイッチング信号STIとして出力す
る。このスイッチング信号ST1はスイッチS1と84
に加えられる。一方スイツチング信号STIはインバー
タ31を介してスイッチング信号ST2に反転されてス
イッチS2と83に加えられる。これらスイッチ81〜
S4はスイッチング信号STI、5T2(7)+5Vレ
ベル入力、−5vレベル入力に応じてオン、オフされる
。すなわち、第4図のタイムチャートに示すように区間
F1ではスイッチS2、S3がオンされるとともにスイ
ッチS1、S4がオフされる(ゼロ調時)。このとき差
動増幅器Q3からは(14)式に示す電圧ve、つまり
オフセット値が出力される。ただし、(14)式におい
てオフセット電圧V6、VBは零である。つぎの区間F
2(計測時)ではスイッチS1、S4がオンされるとと
もにスイッチS2、S3がオフされる。このとき差動増
幅器Q3からは(24)式に示す電圧ve、つまり計測
値が出力される。ただしく24)式における電圧第2項
のオフセット電圧v7はほとんど零と考えてよい。
区間F2ではスイッチS4かオンされているので差動増
幅器Q3の出力ve−G+  (vr−vs)がオペア
ンプQ5のプラス入力端子に加えられ、これが同オペア
ンプQ5から計測値v0.とじて出力される。一方、区
間F1ではスイッチS4がオフされている。このため、
前回の区間F2においてコンデンサC2に充電、保持さ
れた電圧G(vr−vs)が放電されてオペアンプQ5
のプラス入力端子に加えられ、これが同オペアンプQ5
から計肺J値v0゜1として出力される。このようにし
てオペアンプQ5からはオフセット分を含まない計測値
V6ul−G、(vr−vs)が常時出力されることに
なる。
以上説明した実施例では差動増幅器Q3のプラス入力端
子前においてスイッチによる切り替えを行わずに常時同
じ電圧(v r十v4 )を加えるようにしている。こ
の利点について説明する。第5図は差動増幅器AMPの
プラス入力端子前においてスイッチによる切り替えを行
う回路を示す。
同図に示す回路では第6図のタイムチャートに示すよう
に区間H1においてスイッチS11、S14がオンされ
るとともにスイッチS12.813がオフされる。また
区間H2ではスイッチS11、S14がオフされるとと
もにスイッチS12.313がオンされる。このため差
動増幅器AMPのマイナス入力端子2点における電圧は
区間H2から区間H1に変化するときOVからVA(入
力A)に変化する。そして差動増幅器AMPのプラス入
力端子1点における電圧は区間H2から区間H1に変化
するときOVからVa(入力B)に変化する。このよう
にP点における電圧の立ち上がり(DIにて示す)とT
点における電圧の立ち上がり(D2にて示す)に起因し
てEに示すように区間H1の初めの部分で差動増幅器A
MPの出力voに、アナログスイッチの立ち上がり時間
遅れに起因したハザードが生じてしまうことになる。
また区間H1から区間H2に変化するときも同様であり
、ハザードが生じてしまう。このため差動増幅器AMP
の本来の出力V o = Rf / Ro  (VBV
A)を正確に得ることができないことになる。しかし、
前述した実施例では差動増幅器のプラス入力端子前にお
いてスイッチによる切り替えを行わないようにしている
のでこのようなハザードは発生せず、差動増幅器から所
期の計測値を正確に得ることかできるという効果を得て
いる。
なお実施例では温度制御回路に適用される場合について
説明したが本発明としてはこれに限定されることなく入
力される2種類の信号の偏差を出力する比較器回路であ
れば任意に適用可能である。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば汎用のオペアンプを
使用したとしてもオフセットドリフトを低減させること
ができる。したがってAs1c化が容易で、かつオフセ
ットドリフトを大幅に低減することができる比較器回路
が実現される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る比較器回路のオフセットドリフト
低減装置の実施例の構成を概念的に示す回路図、第2図
は本発明に係る比較器回路のオフセットドリフト低減装
置の実施例の具体的な構成を示す回路図、第3図は第2
図に示す回路を簡略化した回路構成を示す回路図、第4
図は第3図に示す回路の各部の変化の様子を示すタイム
チャート、第5図は実施例の効果を説明するために用い
た図で、差動増幅器のプラス入力端子の手前においてア
ナログスイッチによる切り替えを行う回路を示す回路図
、第6図は第5図に示す回路の各部の変化の様子を示す
タイムチャート、第7図は従来の比較器回路の構成を示
す回路図である。 1.2.3、Sl、S2、s3、s4 スイッチ、C,
CI、C2・= ]ンデンサ、R,Rr・設定用ボリュ
ーム、Rs・・温度センサ、Q1〜Q8・・・オペアン
プ。 (a) (b) 第1図 第4図 第5図 唱

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  第1の入力端子に加えられる第1の信号と第2の入力
    端子に加えられる第2の信号との偏差を出力端子から出
    力する比較器を有した比較器回路において、 前記比較器の出力端子と第1の入力端子とを結ぶ第1の
    線路および前記第2の信号を前記第1の入力端子に加え
    る第2の線路を設けるとともに、前記第1の線路にその
    一端が接続されたコンデンサと、 前記比較器の第1の入力端子に対する前記第1および第
    2の信号の入力をそれぞれ開閉する第1および第2のス
    イッチと、 前記比較器の出力端子と前記コンデンサ間の前記第1の
    線路を開閉する第3のスイッチと、前記比較器から前記
    偏差を取り出す際に、前記第1のスイッチを開とし、か
    つ前記第2および第3のスイッチを閉じ、その後前記第
    1のスイッチを閉じ、かつ前記第2および第3のスイッ
    チを開とするよう前記第1、第2および第3のスイッチ
    の開閉制御を行う手段と を具えたことを特徴とする比較器回路のオフセットドリ
    フト低減装置。
JP12346090A 1990-05-14 1990-05-14 比較器回路のオフセットドリフト低減装置 Pending JPH0421001A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013251657A (ja) * 2012-05-31 2013-12-12 New Japan Radio Co Ltd ボルテージフォロア入力型差動増幅器

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