JPH0346331Y2 - - Google Patents

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JPH0346331Y2
JPH0346331Y2 JP11973583U JP11973583U JPH0346331Y2 JP H0346331 Y2 JPH0346331 Y2 JP H0346331Y2 JP 11973583 U JP11973583 U JP 11973583U JP 11973583 U JP11973583 U JP 11973583U JP H0346331 Y2 JPH0346331 Y2 JP H0346331Y2
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nonlinear element
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  • Indication And Recording Devices For Special Purposes And Tariff Metering Devices (AREA)
  • Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は、入力に対して出力が指数関数的に変
化する非線形素子の出力に線形化処理を施す非線
形素子の線形化回路に関する。
背景技術 温度検出用センサとして汎く用いられているサ
ーミスタは、温度に対する抵抗変化が指数関数的
であり、例えば温度上昇に対して指数関数的に抵
抗が減少する負極性のサーミスタでは、高温時ほ
ど温度変化に対する抵抗変化が少なくなるため、
分解能が低下するという宿命があつた。また、サ
ーミスタの抵抗変化を電圧変化に変えてデジタル
表示する場合なども、第1図に示した従来の温度
センサ1にみられるように、サーミスタ2に対し
基準電圧V1,V2,…Vnが指数関数的に変化する
如く設定された複数の比較器31,32,…3nを
接続しなければならず、このため基準電圧V1
V2…Vnの設定及び管理が面倒である等の欠点が
あつた。
さらにまた、サーミスタ2を車輛等の空調用温
度センサが或いは冷却水温度センサ等に適用した
場合、一定の分解能が保証できる温度範囲が狭
く、使用条件の変更等があれば、大幅な設計変更
が要求される等の欠点があつた。
考案の開示 本考案は、上記欠点を除去したものであり、非
線形素子の出力を、この出力の分数関数で表わさ
れる時間幅に変換し、この時間幅期間中積分動作
する積分回路を用いて閉ループを形成した演算回
路により、前記分数関数を線形関数に変換するこ
とにより、非線形素子の入力に対して線形関係に
ある出力を得るようにした非線形素子の線形化回
路を提供することを目的とする。
この目的を達成するため、本考案は入力に対し
て出力が指数関数的に変化する非線形素子と、該
非線形素子を帰還抵抗とした第1の演算増幅回
路、非反転入力端子に充・放電回路が接続された
第2の演算増幅回路、前記第1、第2の演算増幅
回路の出力を比較する比較回路を有し、前記充・
放電回路の放電が開始されてから、前記第1の演
算増幅回路の出力と前記第2の演算増幅回路の出
力が一致するまでの時間に対応した長さのパルス
を出力することにより、前記非線形素子の出力を
該出力の分数関数で表わされるパルス幅の信号に
変換する変換回路と、該パルスの立上りにより動
作するスイツチを介して供給される入力を時間積
分する積分回路、該積分回路の出力とあらかじめ
設定した基準値とを加算して定数倍した信号を前
記スイツチを介して前記積分回路に入力する入力
回路によつて閉ループを形成し、前記分数関数中
の非線形要素を除去し、前記非線形素子の入力に
対して線形関係にある出力を得る演算回路とから
構成したことを要旨とするものである。
本考案によれば、非線形素子の出力をこの出力
の分数関数で表わされる時間幅に変換し、この時
間幅期間中積分動作する積分回路を用いて閉ルー
プを形成した演算回路により、前記分数関数を線
形関数に変換する構成としたから、基本的には変
換回路と演算回路があればよく、入力に対して出
力が指数関数的に変化する非線形素子の出力を、
指数関数の逆関数特性をもつ複雑な変換回路によ
つて変換するのではなく、きわめて簡単な回路構
成で線形化することが、これにより例えば絶対温
度の変化が指数関数的に抵抗値変化となつて表わ
れるサーミスタ等の非線形素子の出力の線形化等
に有効である等の優れた効果を奏する。
発明を実施するための最良の形態 以下、本考案の実施例について第2図以下を参
照して説明する。第2図は、本考案の非線形素子
の線形化回路を適用した温度センサの一実施例を
示す概略回路構成図、第3図は、第2図に示した
温度センサの具体的回路図、第4図AないしE
は、それぞれ第2図に示した温度センサの各部の
信号波形図である。
第2,3図中、温度センサ21は、温度変化に
伴なうサーミスタ22の抵抗変化を電圧変化とし
て出力するものであり、温度変化に対する出力電
圧の変化は直線的(線形)である。この温度セン
サ21は、サーミスタ22の温度に対する抵抗変
化から、絶対温度Tに比例するパルス幅の信号を
得る変換回路23と、変換回路23の出力に含ま
れる非線形要素を除去し、温度変化に対応する出
力電圧を得る演算回路24及び、変換回路23と
演算回路24の動作を制御する制御回路25等か
らなる。
変換回路23は、一対の演算増幅回路26,2
7と比較回路28を有している。一方の演算増幅
回路26は、その帰還路にサーミスタ22(抵抗
値RTが介挿してあり、反転入力端子に接続した
入力抵抗29(抵抗値Raとの抵抗比RT/Raに応じ た入力電圧−VAを増幅する構成としてある。従
つて、演算増幅回路26の出力VaはRT/RaVAとな り、サーミスタ22の抵抗値RTに比例する。と
ころで、サーミスタ22の抵抗値RTは、測定温
度が絶対温度でTのとき、サーミスタ定数をBと
すれば、 RT=Roexp{B(1/T−1/To)} で表わされる。ただし、Roは、基準温度Toにお
けるサーミスタ22の抵抗値である。従つて、温
度変化(1/T−1/To)に対する演算増幅回路26 の出力電圧Vaの関係は Va=Ro/RaVAexp{B(1/T−1/To)} となる。
他方の演算増幅回路27は、その非反転入力端
子にコンデンサ30a(容量値C1)と抵抗30b
(抵抗値R1)の並列接続回路にスイツチS1を直列
接続してなる充・放電回路30を介して入力電圧
VAを印加するようにしてある。比較回路28は、
演算増幅回路26,27の出力電圧VaとVbを比
較し、演算増幅回路27の出力電圧Vbが演算増
幅回路26の出力電圧Vaよりも大であるときに、
ハイレベルの信号を出力する。いま、スイツチS1
が閉成してコンデンサ30aが入力電圧VAで充
電されている状態において、スイツチS1を閉成し
た場合、コンデンサ30aに充電されていた電荷
は、抵抗30bを介して放電される。このとき、
演算増幅回路27の出力電圧Vbが電圧Vaに等し
くなるまで電圧降下するに要する時間tは、 t=C1R1lnVA/Va =C1R1lnRa/Ro−C1R1B(1/T−1/To) で表わされる。
ここで、Ra=Roに設定すればC1R1lnR/Roの項 を消すことができ、 t=C1R1B(T−To)/ToT となる。すなわち、変換回路23は、測定温度T
と基準温度Toの差θの分数関数 t=C1R1Bθ/To(To+θ) で表わされる時間幅(パルス幅)をもつ信号を出
力することになる。
演算回路24は、上記変換回路23で得られた
パルス幅がt(=C1R1Bθ/To(To+θ))で表わさ れる信号を、温度差θに正比例する出力電圧Vd
(=VA/Toθ)が得られるような線形化演算を行な う回路であり、スイツチS2を介して接続した一対
の演算増幅回路31,32の後段側から前段側に
負帰還をかける構成としてある。前段の演算増幅
回路31は、入力回路に相当し、非反転入力端子
に抵抗33(抵抗値Rx)を介して入力電圧VA
印加され、また抵抗33と同じ抵抗値Rxを有す
る抵抗34を介して後段の演算増幅回路32の出
力端子にそれぞれ接続してある。この前段の演算
増幅回路31の出力電圧VCは、帰還抵抗35が
抵抗値RYであるとすれば、 VC=−RY/Rx(VA+Vd) で表わされる。但し、Vdは後段の演算増幅回路
32の出力電圧である。
一方、後段の演算増幅回路32は、積分回路に
相当し、反転入力端子がスイツチS2と抵抗36
(抵抗値R2)を介して前段の演算増幅回路31の
出力端子に接続されており、またその帰還路には
抵抗37とスイツチS3が積分コンデンサ38(容
量値C2)に対して並列接続された並列接続回路
が介在させてある。
ところで、スイツチS1とS3は、温度計測の開始
と同時に開成されるのに対し、スイツチS2は、変
換回路23の出力によつて閉成される。従つて、
後段の演算増幅回路32による積分動作は、時間
tの間行なわれることになり、出力電圧Vdは−
Vo/C2R2t,すなわちRY/Rx(Va+Vd)t/C2R2で表 わされることなる。この関係からVdは、帰還回
路に特有の分数式 Vd=RYVA/RxC2R2t/1−RY/RxC2R2t に書き改められ、時間tの分数関数で表わされる
ことになるのである。そして、ここで、
RY/RxC2R2=To/BC1R1のように定数を決め、t= C1R1Bθ/To(To+θ)を用いて上式をさらに書き 改めれば、 Vd=VA/Toθ の如く、出力電圧Vdと温度差θが基準温度Toと
入力電圧VAの比を定数とする線形関係で結ばれ
ることになる。
制御回路25は、上記変換回路23と演算回路
24中に設けられた3個のスイツチS1,S2,S3
開閉成を制御するものであり、計測開始信号と変
換回路23の出力とが入力端子に供給されるナン
ドゲート回路39と、計測開始信号とハイレベル
の定電圧信号Vccを入力するとナンドゲート回路
40及び、ナンドゲート回路39の出力とハイレ
ベルの定電圧信号Vccを入力とするナンドゲート
回路41とから構成され、ナンドゲート回路40
の出力がハイレベルであるときに、スイツチS1
S3が閉成し、ナンドゲート回路41の出力がハイ
レベルであるときに、スイツチS2が閉成する。
従つて、計測開始とともに温度センサ21の電
源を投入すると、計測開始信号によりナンドゲー
ト回路41の出力がハイレベルとなり、ナンドゲ
ート回路39と40の出力はともにローレベルと
される。その結果、第4図AないしEに示した如
く、スイツチS1とS3が開成し、スイツチS2が閉成
する。
これにより、出力電圧Vbは電圧降下を開始し、
出力電圧Vbが電圧Vaに等しくなつたときに、ナ
ンドゲート回路39の出力がローレベルとなつて
ナンドゲート回路41の出力がハイレベルとなる
ため、スイツチS2が閉成する。その結果、出力電
圧Vdは、スイツチS2の閉成期間中前述の計算式
Vd=VA/Toθに従つて上昇することになる。
このように、温度センサ21によれば、絶対温
度Tに対して抵抗値RTが指数関数的に変化する
非線形素子であるサーミスタ22の出力変化を、
変換回路23と演算回路24の演算機能によつて
線形化し、基準温度Toとの温度差に比例した出
力電圧Vdを得ることができる。
以上説明したように、上記構成になる温度セン
サ21によれば、非線形素子であるサーミスタ2
2の出力をこの出力の分数関数で表わされる時間
幅に変換し、この時間幅期間中積分動作する演算
増幅回路32を用いて閉ループを形成した演算回
路24により、前記分数関数を線形関数に変換す
る構成としたから、基本的には変換回路23と演
算回路24があればよく、入力に対して出力が指
数関数的に変化する。サーミスタ22の出力を、
指数関数の逆関数特性をもつ複雑な変換回路によ
つて変換するのではなく、きわめて簡単な回路構
成で線形化することができる。
なお、非線形素子としては、サーミスタ22に
限らず、入力に対して出力が非線形に変化するも
のであれば、他の素子でもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来の温度センサの一例を示す概略
回路構成図、第2図は、本考案の非線形素子の線
形化回路を適用した温度センサの一実施例を示す
概略回路構成図、第3図は、第2図に示した温度
センサの具体的回路図、第4図AないしEは、そ
れぞれ第2図に示した温度センサの各部の信号波
形図である。 21……温度センサ、22……サーミスタ、2
3……変換回路、24……演算回路、25……制
御回路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 入力に対して出力が指数関数的に変化する非線
    形素子と、 該非線形素子を帰還抵抗とした第1の演算増幅
    回路、非反転入力端子に充・放電回路が接続され
    た第2の演算増幅回路、前記第1、第2の演算増
    幅回路の出力を比較する比較回路を有し、前記
    充・放電回路の放電が開始されてから、前記第1
    の演算増幅回路の出力と前記第2の演算増幅回路
    の出力が一致するまでの時間に対応した長さのパ
    ルスを出力することにより、前記非線形素子の出
    力を該出力の分数関数で表わされるパルス幅の信
    号に変換する変換回路と、 該パルスの立上りにより動作するスイツチを介
    して供給される入力を時間積分する積分回路、該
    積分回路の出力とあらかじめ設定した基準値とを
    加算して定数倍した信号を前記スイツチを介して
    前記積分回路に入力する入力回路によつて閉ルー
    プを形成し、前記分数関数中の非線形要素を除去
    し、前記非線形素子の入力に対して線形関係にあ
    る出力を得る演算回路とからなる非線形素子の線
    形化回路。
JP11973583U 1983-07-31 1983-07-31 非線形素子の線形化回路 Granted JPS6027519U (ja)

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