JPH04209647A - フェノール樹脂組成物および銅張積層板 - Google Patents

フェノール樹脂組成物および銅張積層板

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JPH04209647A
JPH04209647A JP40342190A JP40342190A JPH04209647A JP H04209647 A JPH04209647 A JP H04209647A JP 40342190 A JP40342190 A JP 40342190A JP 40342190 A JP40342190 A JP 40342190A JP H04209647 A JPH04209647 A JP H04209647A
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JP
Japan
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resin
resistance
melamine
copper
phenolic resin
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Pending
Application number
JP40342190A
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English (en)
Inventor
Noriko Inmaki
典子 印牧
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Kyocera Chemical Corp
Original Assignee
Toshiba Chemical Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/03Use of materials for the substrate
    • H05K1/0313Organic insulating material
    • H05K1/0353Organic insulating material consisting of two or more materials, e.g. two or more polymers, polymer + filler, + reinforcement

Landscapes

  • Reinforced Plastic Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
[00011
【産業上の利用分野]本発明は、耐トラツキング性、耐
熱性、耐薬品性、低温打抜加工性に優れたフェノール樹
脂組成物および銅張積層板に関する。 [0002] 【従来の技術】近年の電子機器の発達は目覚ましく、ま
た多様化しており、それらに使用される部品材料につい
ても種々の厳しい条件が課せられる。現在、紙基材フェ
ノール樹脂銅張積層板に要求されている特性には、高密
度プリント配線板での低温打抜加工性がよいこと、加工
時の熱あるいは保管時の吸湿に対する寸法安定性がよい
こと、加熱吸湿による電気特性の変化が少ないこと、半
田付時(リフロー半田等を含む)における耐熱性に優れ
ること、反りがないこと等が挙げられ、更にテレビ等の
高電圧用途での火災事故対策として耐トラツキング性向
上の要求が強まっている。これらの要求を満足させるた
め、フェノール樹脂に種々の変性が行われており、例え
ば耐熱性、耐湿性向上のためにエポキシ変性、また耐ト
ラツキング性向上のためにメラミン変性が行われている
。 [0003]
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フェノ
ール樹脂のエポキシ変性は、耐熱性や耐湿性に優れた効
果があるものの、他の要求特性である低温打抜加工性に
対して逆効果をもたらし、打抜加工温度が下らないとい
う欠点がある。また、メラミン変性は、耐トラツキング
性に効果があるものの、打抜加工時に脆さによるクラッ
クが発生しやすくなるという欠点があり、これを解消す
るために多量の可塑剤を配合すると積層板の耐熱性、耐
薬品性が低下するという欠点があった。 [0004]本発明は、上記の欠点を解消するためにな
されたもので、耐トラツキング性、耐熱性、耐薬品性、
低温打抜加工性に優れた、フェノール樹脂組成物及び銅
張積層板を提供することを目的としている。 [0005]
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記の目的
を達成しようと鋭意研究を重ねた結果、フェノール樹脂
を、メラミン樹脂と特定のポリアミド樹脂及びフラン樹
脂で変性することによって上記目的が達成できることを
見いだし1本発明を完成したものである。 [0006]すなわち、本発明は、 (A)フェノール
樹脂、 (B)メラミン樹脂、 (C)ポリアミンと重
合脂肪酸を反応させたポリアミド樹脂及び、 (D)フ
ラン樹脂、を必須成分とすることを特徴とするフェノー
ル樹脂組成物である。また、このフェノール樹脂組成物
を基材に含浸・乾燥させたプリプレグを使用してなるこ
とを特徴とする銅張積層板である。 [00071以下、本発明の詳細な説明する。 [00081本発明に用いる(A)フェノール樹脂とし
ては、通常積層板用として使用されるすべてのフェノー
ル樹脂が広く包含され、使用することができる。また、
フェノール樹脂は、変性されていてもよく、特に油変性
フェノール樹脂が打抜加工特性上好ましく使用できる。 これらのフェノール樹脂は単独又は2種以上混合するこ
とができる。 [00091本発明に用いる(B)メラミン樹脂として
は、メラミン又はホルムグアナミン、アセトグアナミン
、ベンゾグアナミン等のグアナミン類とアルデヒドを縮
合させてメチロール基を含有した樹脂を指し、そのメチ
ロール基をメタノール、ブタノール等でエーテル化した
メチル化メラミン樹脂、ブチル化メラミン樹脂等を含む
ことができる。これらのメラミン樹脂は、単独又は2種
以上混合して使用することができる。メラミン樹脂の配
合割合は、固形分としてフェノール樹脂組成物に対して
5〜30重量%含有するように配合することが望ましい
。その割合が5重量%未満では耐トラツキング性に効果
なく、また、30重量%を超えると低温打抜性に劣り好
ましくない。また、フェノール樹脂とメラミン樹脂との
割合と同様な割合で変性したメラミン変性フェノール樹
脂を、フェノール樹脂及びメラミン樹脂の替わりに使用
することもできる。 [00101本発明に用いる(C)ポリアミド樹脂とし
ては、ポリアミンと重合脂肪酸との縮合反応によって得
られるポリアミド樹脂で、具体的なものとして、例えば
SUNMIDE305,310,330,325 (三
相化学工業社製、商品名)等が挙げられ、これらは単独
又は2種以上混合して使用することができる。ポリアミ
ド樹脂の配合割合は、フェノール樹脂組成物に対して5
〜40重量%含有するように配合することが望ましい。 この割合が5重量%未満では、低温打抜加工性に効果な
く、また、40重量%を超えると紙基材への含浸性に劣
り、耐熱性、耐湿性等が低下し好ましくない。 [0011]本発明に用いる(D)フラン樹脂としては
、フラン環を含む樹脂でフェノール−フルフラール樹脂
、フルフリルアルコール樹脂等が挙げられる。なかでも
耐トラツキング性向上のためにフルフリルアルコール樹
脂が好ましく使用することができる。フルフリルアルコ
ール樹脂の具体的なものとして、例えばヒタフラン30
2.303 (日立化成工業社製、商品名)等が挙げら
れ、これらは単独又は2種以上混合して使用することが
できる。フラン樹脂の配合割合は、フェノール樹脂組成
物に対して3〜30重量%含有するように配合すること
が望ましい。この割合が3重量%未満では耐熱性、耐薬
品性に効果なく、また30重竜%を超えると低温打抜性
が劣り好ましくない。 [0012]メラミン樹脂とポリアミド樹脂とフラン樹
脂との合計量の配合割合は、フェノール樹脂組成物に対
し15〜70重1%含有するように配合することが望ま
しい。この割合が15重量%未満では耐トラツキング性
、耐熱性、耐薬品性及び低温打抜加工性に効果がなく、
また、70重量%を超えると低温打抜加工性が悪く、ま
た紙基材への含浸性が劣るため、積層板の耐熱性、耐湿
性が低下し好ましくない。 [0013]本発明のフェノール樹脂組成物は、フェノ
ール樹脂、メラミン樹脂、特定のポリアミド樹脂および
フラン樹脂を必須成分とするが、本発明の目的に反しな
い限度において、難燃剤その他の成分を添加配合するこ
とができる。フェノール樹脂組成物は、必須成分その他
を添加配合して容易に製造することができる。また、こ
うして得られたフェノール樹脂組成物を紙基材に塗布・
含浸・乾燥させてプリプレグをつくる。このプリプレグ
の複数枚を重ね合わせた少なくとも片面に銅箔を重ねて
加熱加圧一体に成形して銅張積層板を製造することがで
きる。 [0014]
【作用】本発明のフェノール樹脂組成物および銅張積層
板は、フェノール樹脂、メラミン樹脂、特定のポリアミ
ド樹脂およびフラン樹脂を必須成分とすることによって
、本発明の目的を達成することができたものである。 すなわち、フェノール樹脂中のフェノール核は炭化され
やすく、炭化されると耐トラツキング性が低下する。−
方メラミン樹脂中のメラミン核は、耐トラツキング性を
向上させるものの硬く、脆くなるため打抜加工性を低下
させる。これを改良するには、多量の可塑剤を必要とす
るが、可塑剤を多量に添加すると積層板の耐熱性、耐薬
品性が悪化する。これらを防止するためにフラン樹脂を
導入し、耐熱性、耐薬品性を維持させるとともに、樹脂
組成物中のフェノール核の割合を減少させて、耐トラツ
キング性を向上させる。それと同時に、耐トラツキング
性、低温打抜加工性に効果のある特定のポリアミド樹脂
を配合することにより、優れた耐トラツキング性、低温
打抜加工性を有するとともに、耐熱性、耐薬品性等の相
反する特性をバランスよく保持するフェノール樹脂組成
物および銅張積層板を得ることができた。 [0015]
【実施例】次に、本発明を実施例によって具体的に説明
するが、本発明は以下の実施例によって限定されるもの
ではない。 [0016]  [A]フェノール樹脂の製造コンデン
サ付四つロフラスコにフェノール250 g、クレゾー
ル340g、ノニルフェノール300 g、桐油350
 g及び37%ホルマリン720gを仕込み、モノメチ
ルアミンを添加してpH=6に調整し、攪拌しながら1
00℃に加熱して3時間反応させた。その後、減圧脱水
してトルエン/メタノ−ルーフ/3混合溶媒で希釈し、
樹脂固形分55重量%、粘度243ポアズ(25℃)、
ゲル化時間2分10秒(150℃)の油変性フェノール
樹脂溶液を製造した。 [0017]  [B]メラミン樹脂の製造コンデンサ
付四つ目フラスコにメラミン310g及び37%ホルマ
リン1200gを仕込みモノエチルアミンを添加してp
H=7に調整し、攪拌しながら80℃加熱して4時間反
応させた。その後減圧脱水してメタノールで希釈し樹脂
固形分55重量%、粘度1.0ポアズ(25℃)、ゲル
化時間1分50秒(150℃)のメラミン樹脂溶液を製
造した。 [0018]実施例表1に示した組成に配合してフェノ
ール樹脂組成物を製造した。 [0019]比較例1〜2表1に示した組成に配合して
フェノール樹脂組成物を製造した。 [00201実施例及び比較例1〜2で製造したフェノ
ール樹脂組成物を用いて10ミルスのクラフト紙に塗布
含浸し、樹脂含有量50重量%、レンジフロー8%のプ
リプレグをつくった。次いでこのプリプレグ8枚と厚さ
35μmの接着剤付銅箔を重ね、170℃、 100 
kg/cm2の条件で75分間加熱加圧一体に成形して
厚さ1.6mmの銅張積層板を製造した。 [00211この銅張積層板について、吸水率、絶縁抵
抗、半田耐熱性、耐燃性、耐トラツキング性、打抜加工
性、耐薬品性の各試験を行った。それらの結果を表1に
示したが本発明の特性はいずれも優れており一1本発明
の効果が確認された。 [0022]
【表1】 (単位)゛ [0023]
【発明の効果】以上の説明および表1から明らかなよう
に、本発明のフェノール樹脂組成物および銅張積層板は
、耐トラツキング性、耐熱性、耐薬品性、低温打抜加工
性に優れ、その他の特性も損われることなくバランスの
とれたものである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)フェノール樹脂、(B)メラミン樹
    脂、(C)ポリアミンと重合脂肪酸を反応させたポリア
    ミド樹脂及び、(D)フラン樹脂を必須成分とすること
    を特徴とするフェノール樹脂組成物。
  2. 【請求項2】(A)フェノール樹脂、(B)メラミン樹
    脂、(C)ポリアミンと重合脂肪酸を反応させたポリア
    ミド樹脂及び、(D)フラン樹脂を必須成分とするフェ
    ノール樹脂組成物を基材に含浸・乾燥させたプリプレグ
    を使用してなることを特徴とする銅張積層板。
JP40342190A 1990-12-03 1990-12-03 フェノール樹脂組成物および銅張積層板 Pending JPH04209647A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108410314A (zh) * 2018-02-05 2018-08-17 东莞市大兴化工有限公司 防锈涂料、制备方法及其应用
CN109627408A (zh) * 2018-10-26 2019-04-16 山东金宝电子股份有限公司 一种用于高Tg无卤覆铜板的含氮酚醛树脂的制备方法

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